JP2002273993A - プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラム - Google Patents
プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラムInfo
- Publication number
- JP2002273993A JP2002273993A JP2001081879A JP2001081879A JP2002273993A JP 2002273993 A JP2002273993 A JP 2002273993A JP 2001081879 A JP2001081879 A JP 2001081879A JP 2001081879 A JP2001081879 A JP 2001081879A JP 2002273993 A JP2002273993 A JP 2002273993A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printer
- quality
- print medium
- host
- command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Color, Gradation (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造ロット毎に生じる印刷媒体の品質バラツ
キがあっても、所望の印刷結果が得られるようにする。 【解決手段】 プリンタ30には、カット紙に付されて
いるバーコードを読み取るバーコードリーダ45が設け
られている。このバーコードが示す情報には、カット紙
の色品質情報等が含まれており、この情報がホスト10
へ送られる。ホスト10のルックアップテーブル変更部
65は、この色品質情報等に基づいて、色変換ルックア
ップテーブル66を変更する。色変換処理部62は、変
更された色変換ルックアップテーブル66を参照して、
RGBイメージデータをCMYKイメージデータに変換
する。このCMYKイメージデータは、プリンタ制御コ
マンドに変換された後、プリンタ30へ送られる。
キがあっても、所望の印刷結果が得られるようにする。 【解決手段】 プリンタ30には、カット紙に付されて
いるバーコードを読み取るバーコードリーダ45が設け
られている。このバーコードが示す情報には、カット紙
の色品質情報等が含まれており、この情報がホスト10
へ送られる。ホスト10のルックアップテーブル変更部
65は、この色品質情報等に基づいて、色変換ルックア
ップテーブル66を変更する。色変換処理部62は、変
更された色変換ルックアップテーブル66を参照して、
RGBイメージデータをCMYKイメージデータに変換
する。このCMYKイメージデータは、プリンタ制御コ
マンドに変換された後、プリンタ30へ送られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙等の印刷
媒体に印刷するプリンタ、これを制御するプリンタホス
ト、及びプリンタホストの動作プログラムに関する。
媒体に印刷するプリンタ、これを制御するプリンタホス
ト、及びプリンタホストの動作プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】あるサイズの印刷用紙にドキュメントを
印刷する際には、まず、ユーザがこのサイズの印刷用紙
をプリンタにセットし、プリンタホストからドキュメン
トに関するプリンタ制御コマンドをプリンタが受信し
て、セットされている印刷用紙にドキュメントの印刷を
行っている。
印刷する際には、まず、ユーザがこのサイズの印刷用紙
をプリンタにセットし、プリンタホストからドキュメン
トに関するプリンタ制御コマンドをプリンタが受信し
て、セットされている印刷用紙にドキュメントの印刷を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、印刷用紙
は、同一規格のものであっても、製造ロット毎に色や、
インクの受容能力等が僅かに異なっている。しかしなが
ら、従来技術では、このような印刷用紙の品質バラツキ
をプリンタ制御コマンド等に反映さておらず、色等の再
現性が不十分である等、ユーザが希望した印刷結果を得
ることができないという問題点がある。
は、同一規格のものであっても、製造ロット毎に色や、
インクの受容能力等が僅かに異なっている。しかしなが
ら、従来技術では、このような印刷用紙の品質バラツキ
をプリンタ制御コマンド等に反映さておらず、色等の再
現性が不十分である等、ユーザが希望した印刷結果を得
ることができないという問題点がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
し、印刷媒体に品質バラツキがあっても、ユーザが希望
した印刷結果を得ることができるプリンタ、プリンタホ
スト、及びプリンタホストの動作プログラムを提供する
ことを目的とする。
し、印刷媒体に品質バラツキがあっても、ユーザが希望
した印刷結果を得ることができるプリンタ、プリンタホ
スト、及びプリンタホストの動作プログラムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の第一のプリンタは、印刷媒体の品質を検知する品質検
知手段と、前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体
の品質を前記プリンタホストへ送信する送信手段と、を
備えていることを特徴とするものである。
の第一のプリンタは、印刷媒体の品質を検知する品質検
知手段と、前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体
の品質を前記プリンタホストへ送信する送信手段と、を
備えていることを特徴とするものである。
【0006】また、前記目的を達成するための第二のプ
リンタは、印刷媒体の品質を検知する品質検知手段と、
プリンタ制御コマンドから制御信号を生成する過程で、
前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体の品質に基
づいて該制御信号を生成し、該制御信号を印刷機構へ送
る制御信号生成手段と、を備えていることを特徴とする
ものである。
リンタは、印刷媒体の品質を検知する品質検知手段と、
プリンタ制御コマンドから制御信号を生成する過程で、
前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体の品質に基
づいて該制御信号を生成し、該制御信号を印刷機構へ送
る制御信号生成手段と、を備えていることを特徴とする
ものである。
【0007】ここで、前記品質検知手段は、前記印刷媒
体が品質情報の付されているものである場合には、この
印刷媒体に付されている品質情報を読み取る品質情報読
取手段を有しているものであってもよい。また、前記品
質検知手段は、前記印刷媒体に光を照射する発光手段
と、該印刷媒体からの反射光を受光する受光手段と、該
受光手段が受光した該反射光の特徴に基づいて、該印刷
媒体の品質を判断する品質判断部と、を有するものであ
ってもよい。
体が品質情報の付されているものである場合には、この
印刷媒体に付されている品質情報を読み取る品質情報読
取手段を有しているものであってもよい。また、前記品
質検知手段は、前記印刷媒体に光を照射する発光手段
と、該印刷媒体からの反射光を受光する受光手段と、該
受光手段が受光した該反射光の特徴に基づいて、該印刷
媒体の品質を判断する品質判断部と、を有するものであ
ってもよい。
【0008】前記目的を達成するためのプリンタホスト
は、プリンタから印刷媒体の品質情報を受信する受信手
段と、描画コマンドからプリンタへ送信するプリンタ制
御コマンドを生成する過程で、前記品質情報に基づいて
該プリンタ制御コマンドを作成するコマンド作成手段
と、前記コマンド作成手段で作成された前記プリンタ制
御コマンドを前記プリンタへ送信する送信手段と、を備
えていることを特徴とするものである。
は、プリンタから印刷媒体の品質情報を受信する受信手
段と、描画コマンドからプリンタへ送信するプリンタ制
御コマンドを生成する過程で、前記品質情報に基づいて
該プリンタ制御コマンドを作成するコマンド作成手段
と、前記コマンド作成手段で作成された前記プリンタ制
御コマンドを前記プリンタへ送信する送信手段と、を備
えていることを特徴とするものである。
【0009】また、前記目的を達成するためのプリンタ
ホストの動作プログラムは、プリンタから印刷媒体の品
質情報を受信する受信ステップと、描画コマンドからプ
リンタへ送信するプリンタ制御コマンドを生成する過程
で、前記品質情報に基づいて該プリンタ制御コマンドを
作成するコマンド作成ステップと、前記コマンド作成手
段で作成された前記プリンタ制御コマンドを前記プリン
タへ送信する送信ステップと、を有することを特徴とす
るものである。
ホストの動作プログラムは、プリンタから印刷媒体の品
質情報を受信する受信ステップと、描画コマンドからプ
リンタへ送信するプリンタ制御コマンドを生成する過程
で、前記品質情報に基づいて該プリンタ制御コマンドを
作成するコマンド作成ステップと、前記コマンド作成手
段で作成された前記プリンタ制御コマンドを前記プリン
タへ送信する送信ステップと、を有することを特徴とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタシス
テムの各種実施形態について、図面を用いて説明する。
テムの各種実施形態について、図面を用いて説明する。
【0011】まず、図1〜図3を用いて、本発明に係る
プリンタシステムの第一の実施形態について説明する。
プリンタシステムの第一の実施形態について説明する。
【0012】本実施形態のプリンタシステムは、図1に
示すように、プリンタホスト10と、このプリンタホス
ト10から出力されたプリンタ制御コマンドに基づいて
印刷するカラーインクジェットプリンタ30と、を備え
ている。
示すように、プリンタホスト10と、このプリンタホス
ト10から出力されたプリンタ制御コマンドに基づいて
印刷するカラーインクジェットプリンタ30と、を備え
ている。
【0013】プリンタホスト10は、ホスト本体11
と、ディスプレイ装置12と、キーボード13と、を備
えている。ホスト本体11は、各種プログラムを実行す
るCPU20と、各種データや各種プログラムが記憶さ
れているROM21と、各種データや各種プログラムが
一時的に記憶されるRAM22と、ディスプレイ装置1
2を制御するディスプレイコントローラ23と、キーボ
ード13を制御するキーボードコントローラ24と、フ
ロッピー(登録商標)ディスクドライブ25と、ハード
ディスクドライブ26と、CD−ROMドライブ27
と、インタフェース28と、を有している。
と、ディスプレイ装置12と、キーボード13と、を備
えている。ホスト本体11は、各種プログラムを実行す
るCPU20と、各種データや各種プログラムが記憶さ
れているROM21と、各種データや各種プログラムが
一時的に記憶されるRAM22と、ディスプレイ装置1
2を制御するディスプレイコントローラ23と、キーボ
ード13を制御するキーボードコントローラ24と、フ
ロッピー(登録商標)ディスクドライブ25と、ハード
ディスクドライブ26と、CD−ROMドライブ27
と、インタフェース28と、を有している。
【0014】プリンタ30は、印刷機構40と、これら
を制御する印刷制御部31と、を有している。印刷制御
部31は、各種プログラムを実行するCPU32と、各
種データや各種プログラムが記憶されているROM33
と、各種データや各種プログラムが一時的に記憶される
RAM34と、モニタ37を制御するモニタコントロー
ラ35と、インタフェース36と、モニタ37と、を有
している。
を制御する印刷制御部31と、を有している。印刷制御
部31は、各種プログラムを実行するCPU32と、各
種データや各種プログラムが記憶されているROM33
と、各種データや各種プログラムが一時的に記憶される
RAM34と、モニタ37を制御するモニタコントロー
ラ35と、インタフェース36と、モニタ37と、を有
している。
【0015】プリンタ30の印刷機構40は、複数のイ
ンクノズルが設けられている印刷ヘッド41と、印刷用
紙が入れられる給紙カセット42と、印刷された印刷用
紙の排紙場所となる排紙トレイ43と、給紙カセット4
2内の印刷用紙を印刷ヘッド41を経て排紙トレイ43
まで送る搬送機構44と、給紙トレイ42内の印刷用紙
に付されているバーコードを読み取るバーコードリーダ
(品質検知手段)45と、を有している。
ンクノズルが設けられている印刷ヘッド41と、印刷用
紙が入れられる給紙カセット42と、印刷された印刷用
紙の排紙場所となる排紙トレイ43と、給紙カセット4
2内の印刷用紙を印刷ヘッド41を経て排紙トレイ43
まで送る搬送機構44と、給紙トレイ42内の印刷用紙
に付されているバーコードを読み取るバーコードリーダ
(品質検知手段)45と、を有している。
【0016】プリンタホスト10の本体11は、機能的
には、図2に示すように、アプリケーション50と、オ
ペレーティングシステム51と、プリンタドライバ55
と、を有している。プリンタドライバ55は、アプリケ
ーション50からの描画コマンドをプリンタ30が解釈
できるプリンタ制御コマンドに変換するコマンド生成部
60と、このプリンタ制御コマンドをプリンタ30へ送
る送受信部56と、印刷条件等をキーボード13等から
受け付けたり印刷条件等をディスプレイ装置12に表示
させたりするユーザインタフェース57と、を有してい
る。このプリンタドライバ55のコマンド生成部60
は、アプリケーション50で作成された描画コマンドを
RGBイメージデータに変換するラスタライズ処理部6
1と、このRGBイメージデータをインク色対応のCM
YKイメージデータに変換する色変換処理部62と、こ
のCMYKイメージデータにハーフトーン処理を施すハ
ーフトーン処理部63と、ハーフトーン処理が施された
CMYKイメージデータをプリンタ制御コマンドに変換
するマイクロウィーブ処理部64と、色変換処理部62
で色変換する際のルールが記憶されている色変換ルック
アップテーブル66と、印刷用紙の色品質やインク滲み
品質に応じて色変換ルックアップテーブル66を変更す
るルックアップテーブル変更部65と、印刷用紙の厚さ
品質に応じてマイクロウィーブ処理部64で定めるイン
ク突出タイミングを変更するマイクロウィーブ処理変更
部67と、を有している。
には、図2に示すように、アプリケーション50と、オ
ペレーティングシステム51と、プリンタドライバ55
と、を有している。プリンタドライバ55は、アプリケ
ーション50からの描画コマンドをプリンタ30が解釈
できるプリンタ制御コマンドに変換するコマンド生成部
60と、このプリンタ制御コマンドをプリンタ30へ送
る送受信部56と、印刷条件等をキーボード13等から
受け付けたり印刷条件等をディスプレイ装置12に表示
させたりするユーザインタフェース57と、を有してい
る。このプリンタドライバ55のコマンド生成部60
は、アプリケーション50で作成された描画コマンドを
RGBイメージデータに変換するラスタライズ処理部6
1と、このRGBイメージデータをインク色対応のCM
YKイメージデータに変換する色変換処理部62と、こ
のCMYKイメージデータにハーフトーン処理を施すハ
ーフトーン処理部63と、ハーフトーン処理が施された
CMYKイメージデータをプリンタ制御コマンドに変換
するマイクロウィーブ処理部64と、色変換処理部62
で色変換する際のルールが記憶されている色変換ルック
アップテーブル66と、印刷用紙の色品質やインク滲み
品質に応じて色変換ルックアップテーブル66を変更す
るルックアップテーブル変更部65と、印刷用紙の厚さ
品質に応じてマイクロウィーブ処理部64で定めるイン
ク突出タイミングを変更するマイクロウィーブ処理変更
部67と、を有している。
【0017】プリンタドライバ55の各機能構成要素
は、いずれも、各種プログラムが記憶されているRAM
22と、このRAM22に記憶されているプログラムを
実行するCPU20とを有して構成される。すなわち、
以上の各機能構成要素は、以上の各機能を実現するため
のプログラムであるプリンタドライバ55が記憶されて
いるCD−ROM17(図1に示す)をCD−ROMド
ライブ27で再生し、これらをハードディスドライブ2
6にインストールし、さらにこのプログラム55をRA
M22にロードして、これをCPU20が実行すること
で機能する。また、ここでは、以上の各機能を実現する
ためのプログラム55は、CD−ROM17により供給
されることを前提としているが、DVD等の他の記憶媒
体により供給されてもよいし、インターネット回線を介
して所定のサーバから供給されるようにしてもよい。
は、いずれも、各種プログラムが記憶されているRAM
22と、このRAM22に記憶されているプログラムを
実行するCPU20とを有して構成される。すなわち、
以上の各機能構成要素は、以上の各機能を実現するため
のプログラムであるプリンタドライバ55が記憶されて
いるCD−ROM17(図1に示す)をCD−ROMド
ライブ27で再生し、これらをハードディスドライブ2
6にインストールし、さらにこのプログラム55をRA
M22にロードして、これをCPU20が実行すること
で機能する。また、ここでは、以上の各機能を実現する
ためのプログラム55は、CD−ROM17により供給
されることを前提としているが、DVD等の他の記憶媒
体により供給されてもよいし、インターネット回線を介
して所定のサーバから供給されるようにしてもよい。
【0018】また、プリンタ30の印刷制御部31は、
図2に示すように、プリンタホスト10からのプリンタ
制御コマンドを受信する送受信部71と、送受信部71
が受信したプリンタ制御コマンドに基づいて印刷機構4
0の動作を制御する制御信号を作成する制御信号作成部
72と、を有している。
図2に示すように、プリンタホスト10からのプリンタ
制御コマンドを受信する送受信部71と、送受信部71
が受信したプリンタ制御コマンドに基づいて印刷機構4
0の動作を制御する制御信号を作成する制御信号作成部
72と、を有している。
【0019】以上で説明したプリンタシステムで印刷す
る印刷用紙は、図3に示すようにカット紙1である。本
実施形態では、包装紙4に包まれているカット紙1の束
3のうち、両端に位置しているカット紙1の包装紙に接
する面に、バーコード2が付されている。このバーコー
ド2が示している情報は、このカット紙1のサイズ、カ
ット紙の束を構成しているカット紙の枚数、厚さ、単
価、色品質、インク滲み品質、厚さ品質等の情報であ
る。これらの情報のうち品質に関しては、同一規格のカ
ット紙の基準品質に対して、どの程度の差があるかを示
している。
る印刷用紙は、図3に示すようにカット紙1である。本
実施形態では、包装紙4に包まれているカット紙1の束
3のうち、両端に位置しているカット紙1の包装紙に接
する面に、バーコード2が付されている。このバーコー
ド2が示している情報は、このカット紙1のサイズ、カ
ット紙の束を構成しているカット紙の枚数、厚さ、単
価、色品質、インク滲み品質、厚さ品質等の情報であ
る。これらの情報のうち品質に関しては、同一規格のカ
ット紙の基準品質に対して、どの程度の差があるかを示
している。
【0020】通常、印刷用紙は、同一規格のものであっ
ても、製造ロット毎に色等が僅かに異なっている。そこ
で、この実施形態では、同一ロットで製造された印刷用
紙の品質を調べて、この情報を印刷用紙に付すようにし
ている。
ても、製造ロット毎に色等が僅かに異なっている。そこ
で、この実施形態では、同一ロットで製造された印刷用
紙の品質を調べて、この情報を印刷用紙に付すようにし
ている。
【0021】具体的に、色品質に関しては、例えば、イ
ンクジェットプリンタが使用する各インク色によって表
される紙の基準色を、C(シアン):0、M(マゼン
タ):0、Y(イエロー):0、K(ブラック):0と
し、同一製造ロットの印刷用紙が基準色よりもシアン側
にズレている場合には、ズレの程度を5段階で、C:+
2等で表している。また、インク滲み品質に関しては、
例えば、インクの滲みの程度を5段階で表している。ま
た、厚さ品質に関しては、基準厚さからのズレ量を具体
的な寸法で表している。
ンクジェットプリンタが使用する各インク色によって表
される紙の基準色を、C(シアン):0、M(マゼン
タ):0、Y(イエロー):0、K(ブラック):0と
し、同一製造ロットの印刷用紙が基準色よりもシアン側
にズレている場合には、ズレの程度を5段階で、C:+
2等で表している。また、インク滲み品質に関しては、
例えば、インクの滲みの程度を5段階で表している。ま
た、厚さ品質に関しては、基準厚さからのズレ量を具体
的な寸法で表している。
【0022】次に、本実施形態におけるプリンタシステ
ムの動作について説明する。
ムの動作について説明する。
【0023】まず、このプリンタシステムの基本的な動
作について簡単に説明する。
作について簡単に説明する。
【0024】アプリケーション50で作成された描画コ
マンドは、プリンタドライバ55のラスタライズ処理部
61で、RGBイメージデータに変換される。このRG
Bイメージデータは、色変換処理部62で、インク色対
応のCMYKイメージデータに変換される。この際、色
変換処理部62は、色変換ルールが記憶されている色変
換ルックアップテーブル66を参照して、RGBイメー
ジデータをCMYKイメージデータに変換する。このC
MYKイメージデータは、ハーフトーン処理部63でハ
ーフトーン処理が施された後、マイクロウィーブ処理部
64で、マイクロウィーブ処理が施され、プリンタ30
が解釈できるプリンタ制御コマンドに変換される。この
マイクロウィーブ処理では、どのドットをどのノズルで
印刷するか、ノズルからのインク突出タイミング等が定
められる。このプリンタ制御コマンドは、送受信部56
からオペレーティングシステム51を介して、インクジ
ェットプリンタ30へ送信される。
マンドは、プリンタドライバ55のラスタライズ処理部
61で、RGBイメージデータに変換される。このRG
Bイメージデータは、色変換処理部62で、インク色対
応のCMYKイメージデータに変換される。この際、色
変換処理部62は、色変換ルールが記憶されている色変
換ルックアップテーブル66を参照して、RGBイメー
ジデータをCMYKイメージデータに変換する。このC
MYKイメージデータは、ハーフトーン処理部63でハ
ーフトーン処理が施された後、マイクロウィーブ処理部
64で、マイクロウィーブ処理が施され、プリンタ30
が解釈できるプリンタ制御コマンドに変換される。この
マイクロウィーブ処理では、どのドットをどのノズルで
印刷するか、ノズルからのインク突出タイミング等が定
められる。このプリンタ制御コマンドは、送受信部56
からオペレーティングシステム51を介して、インクジ
ェットプリンタ30へ送信される。
【0025】プリンタ30の送受信部71がプリンタ制
御コマンドを受信すると、制御信号作成部72がこれを
解釈して、印刷機構40を動作させるための制御信号を
作成し、この制御信号を印刷機構40へ出力して、印刷
機構40に印刷を実行させる。
御コマンドを受信すると、制御信号作成部72がこれを
解釈して、印刷機構40を動作させるための制御信号を
作成し、この制御信号を印刷機構40へ出力して、印刷
機構40に印刷を実行させる。
【0026】次に、図3を用いて前述したカット紙の束
3を給紙カセット42にセットしたときの動作について
説明する。
3を給紙カセット42にセットしたときの動作について
説明する。
【0027】まず、図3に示すように、包装紙4を開け
て、所定のサイズのカット紙の束3を取り出し、このカ
ット紙の束3を給紙カセット42にセットすると、この
カット紙の束3の最も下に位置しているカット紙1に付
されているバーコード2がバーコードリーダ45で読み
取られる。この読み取られた情報は、図2に示すよう
に、送受信部71からプリンタホスト10へ送られる。
て、所定のサイズのカット紙の束3を取り出し、このカ
ット紙の束3を給紙カセット42にセットすると、この
カット紙の束3の最も下に位置しているカット紙1に付
されているバーコード2がバーコードリーダ45で読み
取られる。この読み取られた情報は、図2に示すよう
に、送受信部71からプリンタホスト10へ送られる。
【0028】プリンタホスト10の送受信部56がこの
情報を受信すると、この情報のうち、色品質の情報及び
インク滲み品質の情報をルックアップテーブル変更部6
5へ送り、厚さ品質の情報をマイクロウィーブ処理変後
部67へ送る。
情報を受信すると、この情報のうち、色品質の情報及び
インク滲み品質の情報をルックアップテーブル変更部6
5へ送り、厚さ品質の情報をマイクロウィーブ処理変後
部67へ送る。
【0029】ルックアップテーブル変更部65は、プリ
ンタ30から送られてきた色品質の情報及びインク滲み
品質の情報に基づいて、色変換ルックアップテーブル6
6に記憶されている色変換ルールを変更する。具体的に
は、カット紙1の色品質の情報として、「C:+2」が
送られてきた場合には、カット紙1の色が基準色よりも
シアン側に+2だけズレていることを意味しているの
で、この+2に相当する分だけ、シアンインクのドット
数が少なくなるよに、色変換ルールを変更する。また、
インク滲み品質として、「4」が送られてきた場合に
は、比較的インク滲みが多いことを意味しているので、
この4に相当する分だけ、各インク色のドット数が少な
くなるように、色変換ルールを変更する。
ンタ30から送られてきた色品質の情報及びインク滲み
品質の情報に基づいて、色変換ルックアップテーブル6
6に記憶されている色変換ルールを変更する。具体的に
は、カット紙1の色品質の情報として、「C:+2」が
送られてきた場合には、カット紙1の色が基準色よりも
シアン側に+2だけズレていることを意味しているの
で、この+2に相当する分だけ、シアンインクのドット
数が少なくなるよに、色変換ルールを変更する。また、
インク滲み品質として、「4」が送られてきた場合に
は、比較的インク滲みが多いことを意味しているので、
この4に相当する分だけ、各インク色のドット数が少な
くなるように、色変換ルールを変更する。
【0030】したがって、色変換処理部62は、以上の
ように変更された色変換ルックアップテーブル66を参
照して、RGBイメージデータをCMYKイメージデー
タに変換すると、このCMYKイメージデータは、CM
YKの各ドット数が少なくなり、Cのドット数がより少
なくなる。このため、このCMYKイメージデータに基
づく印刷では、たとえ、色が基準色よりもシアン側にズ
レており、且つ比較的インク滲みが多いカット紙1であ
っても、基準の印刷用紙に印刷した際と同様の印刷結果
が得られる。
ように変更された色変換ルックアップテーブル66を参
照して、RGBイメージデータをCMYKイメージデー
タに変換すると、このCMYKイメージデータは、CM
YKの各ドット数が少なくなり、Cのドット数がより少
なくなる。このため、このCMYKイメージデータに基
づく印刷では、たとえ、色が基準色よりもシアン側にズ
レており、且つ比較的インク滲みが多いカット紙1であ
っても、基準の印刷用紙に印刷した際と同様の印刷結果
が得られる。
【0031】また、マイクロウィーブ処理変更部67
は、プリンタ30から送られてきた厚さ品質情報に基づ
いて、マイクロウィーブ処理部64でのマイクロウィー
ブ処理を変更し、マイクロウィーブ処理部64で厚さ品
質情報を加味したプリンタ制御コマンドを作成させる。
具体的には、カット紙1の厚さが基準厚さよりも厚い場
合には、プリンタ30のノズルから噴射されたインクが
予定より早めにカット紙1に到着することになり、目的
の位置からズレることになるので、予定より早く到着す
る時間分だけ、インクの突出タイミングが遅くなるプリ
ンタ制御コマンドを作成する。このため、カット紙1の
厚さが基準厚さより厚くても、ノズルから噴射されたイ
ンクは目的の位置に到達するので、基準の印刷用紙に印
刷した際と同様の印刷結果が得られる。
は、プリンタ30から送られてきた厚さ品質情報に基づ
いて、マイクロウィーブ処理部64でのマイクロウィー
ブ処理を変更し、マイクロウィーブ処理部64で厚さ品
質情報を加味したプリンタ制御コマンドを作成させる。
具体的には、カット紙1の厚さが基準厚さよりも厚い場
合には、プリンタ30のノズルから噴射されたインクが
予定より早めにカット紙1に到着することになり、目的
の位置からズレることになるので、予定より早く到着す
る時間分だけ、インクの突出タイミングが遅くなるプリ
ンタ制御コマンドを作成する。このため、カット紙1の
厚さが基準厚さより厚くても、ノズルから噴射されたイ
ンクは目的の位置に到達するので、基準の印刷用紙に印
刷した際と同様の印刷結果が得られる。
【0032】以上のように、本実施形態では、印刷用紙
に品質バラツキがあっても、この品質バラツキを検知
し、これをプリンタ制御コマンドに反映させているの
で、ユーザが希望した印刷結果を得ることができる。
に品質バラツキがあっても、この品質バラツキを検知
し、これをプリンタ制御コマンドに反映させているの
で、ユーザが希望した印刷結果を得ることができる。
【0033】ところで、以上の実施形態では、カット紙
1の束3を給紙カセット42にセットした際、一番下の
カット紙1の裏面と一番上のカット紙1の表面にバーコ
ード2が付されていることになるので、カット紙1の束
3の一枚目は、印刷せずに排紙することが好ましい。こ
のため、バーコード2には、一枚目を排出する旨のコマ
ンド情報を含ませておくとよい。なお、本実施形態にお
いて、カット紙1の束3の両端に位置しているカット紙
1,1にバーコード3,3を付したのは、カット紙1の
束3のいずれの側を下側にしても、バーコード3を読み
取れるようにするためのである。
1の束3を給紙カセット42にセットした際、一番下の
カット紙1の裏面と一番上のカット紙1の表面にバーコ
ード2が付されていることになるので、カット紙1の束
3の一枚目は、印刷せずに排紙することが好ましい。こ
のため、バーコード2には、一枚目を排出する旨のコマ
ンド情報を含ませておくとよい。なお、本実施形態にお
いて、カット紙1の束3の両端に位置しているカット紙
1,1にバーコード3,3を付したのは、カット紙1の
束3のいずれの側を下側にしても、バーコード3を読み
取れるようにするためのである。
【0034】また、本実施形態では、印刷用紙の品質情
報の他に、印刷用紙にサイズや厚さや単価等の情報も、
印刷用紙に付しているが、この情報は、プリンタ30か
らプリンタホスト10へ送られ、プリンタドライバ55
が管理している印刷条件の一部となる。
報の他に、印刷用紙にサイズや厚さや単価等の情報も、
印刷用紙に付しているが、この情報は、プリンタ30か
らプリンタホスト10へ送られ、プリンタドライバ55
が管理している印刷条件の一部となる。
【0035】次に、本発明に係るプリンタシステムの第
二の実施形態について、図4を用いて説明する。
二の実施形態について、図4を用いて説明する。
【0036】本実施形態のプリンタシステムは、プリン
タホスト10aと、このプリンタホスト10aから出力
されたプリンタ制御コマンドに基づいて印刷するカラー
レーザプリンタ30aと、を備えている。
タホスト10aと、このプリンタホスト10aから出力
されたプリンタ制御コマンドに基づいて印刷するカラー
レーザプリンタ30aと、を備えている。
【0037】プリンタホスト10aのホスト本体11a
は、機能的に、アプリケーション50と、オペレーティ
ングシステム51と、プリンタドライバ55aと、を有
している。プリンタドライバ55aは、第一の実施形態
と同様に、アプリケーション50からの描画コマンドを
プリンタ30aが解釈できるプリンタ制御コマンドに変
換するコマンド生成部60aと、このプリンタ制御コマ
ンドをプリンタ30へ送る送受信部56aと、ユーザイ
ンタフェース57aと、を有している。このプリンタド
ライバ55aのコマンド生成部60aは、第一の実施形
態のように、ラスタライズ処理や色変換処理等を行う機
能がなく、単に、アプリケーション50からの描画コマ
ンドをプリンタ30aが解釈できるプリンタ制御コマン
ドに変換するものである。したがって、この実施形態で
は、ラスタライズ処理や色変換処理等は、プリンタ側で
行われる。なお、本実施形態のプリンタホスト10a
は、ハードウェアー的には、第一の実施形態と同様であ
る。
は、機能的に、アプリケーション50と、オペレーティ
ングシステム51と、プリンタドライバ55aと、を有
している。プリンタドライバ55aは、第一の実施形態
と同様に、アプリケーション50からの描画コマンドを
プリンタ30aが解釈できるプリンタ制御コマンドに変
換するコマンド生成部60aと、このプリンタ制御コマ
ンドをプリンタ30へ送る送受信部56aと、ユーザイ
ンタフェース57aと、を有している。このプリンタド
ライバ55aのコマンド生成部60aは、第一の実施形
態のように、ラスタライズ処理や色変換処理等を行う機
能がなく、単に、アプリケーション50からの描画コマ
ンドをプリンタ30aが解釈できるプリンタ制御コマン
ドに変換するものである。したがって、この実施形態で
は、ラスタライズ処理や色変換処理等は、プリンタ側で
行われる。なお、本実施形態のプリンタホスト10a
は、ハードウェアー的には、第一の実施形態と同様であ
る。
【0038】カラーレーザプリンタ30aは、印刷機構
40aと、これらを制御する印刷制御部31aと、を有
している。この印刷機構40aは、感光ドラム41a
と、感光ドラム41aにレーザ光を照射するレーザヘッ
ド47と、トナーカートリッジ48と、印刷用紙に付着
したトナーを定着させる定着器49と、給紙カセット4
2と、排紙トレイ43と、給紙カセット42内の印刷用
紙を感光ドラム41aを経て排紙トレイ43まで送る搬
送機構44aと、給紙トレイ42内の印刷用紙に付され
ているバーコードを読み取るバーコードリーダ(品質検
知手段)45と、を有している。
40aと、これらを制御する印刷制御部31aと、を有
している。この印刷機構40aは、感光ドラム41a
と、感光ドラム41aにレーザ光を照射するレーザヘッ
ド47と、トナーカートリッジ48と、印刷用紙に付着
したトナーを定着させる定着器49と、給紙カセット4
2と、排紙トレイ43と、給紙カセット42内の印刷用
紙を感光ドラム41aを経て排紙トレイ43まで送る搬
送機構44aと、給紙トレイ42内の印刷用紙に付され
ているバーコードを読み取るバーコードリーダ(品質検
知手段)45と、を有している。
【0039】このプリンタ30aの印刷制御部31a
は、機能的には、プリンタホスト10aからのプリンタ
制御コマンドを受信する送受信部71と、送受信部71
が受信したプリンタ制御コマンドを一時的に蓄えておく
バッファ79と、プリンタ制御コマンドに基づいて印刷
機構40aの動作を制御する制御信号を作成する制御信
号作成部72aと、を有している。この制御信号作成部
72aは、プリンタ制御コマンドをRGBイメージデー
タに変換するラスタライズ処理部73と、このRGBイ
メージデータをインク色対応のCMYKイメージデータ
に変換する色変換処理部74と、このCMYKイメージ
データにハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部7
5と、ハーフトーン処理が施されたCMYKイメージデ
ータを制御信号に変換する制御信号変換部76と、色変
換処理部74で色変換する際のルールが記憶されている
色変換ルックアップテーブル77と、印刷用紙の色品質
に応じて色変換ルックアップテーブル66を変更するル
ックアップテーブル変更部78と、を有している。な
お、この印刷制御部31aは、ハードウェアー的には、
第一の実施形態と同様に、CPU、ROM、RAM等を
有して構成されている。
は、機能的には、プリンタホスト10aからのプリンタ
制御コマンドを受信する送受信部71と、送受信部71
が受信したプリンタ制御コマンドを一時的に蓄えておく
バッファ79と、プリンタ制御コマンドに基づいて印刷
機構40aの動作を制御する制御信号を作成する制御信
号作成部72aと、を有している。この制御信号作成部
72aは、プリンタ制御コマンドをRGBイメージデー
タに変換するラスタライズ処理部73と、このRGBイ
メージデータをインク色対応のCMYKイメージデータ
に変換する色変換処理部74と、このCMYKイメージ
データにハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部7
5と、ハーフトーン処理が施されたCMYKイメージデ
ータを制御信号に変換する制御信号変換部76と、色変
換処理部74で色変換する際のルールが記憶されている
色変換ルックアップテーブル77と、印刷用紙の色品質
に応じて色変換ルックアップテーブル66を変更するル
ックアップテーブル変更部78と、を有している。な
お、この印刷制御部31aは、ハードウェアー的には、
第一の実施形態と同様に、CPU、ROM、RAM等を
有して構成されている。
【0040】本実施形態では、プリンタ30aのバーコ
ードリーダ45で読み取られたカット紙の色品質は、プ
リンタ30a制御信号生成部72aに送られる。制御信
号生成部72aのルックアップテーブル変更部78は、
バーコードリーダ45から送られてきた色品質の情報に
基づいて、第一の実施形態と同様に、色変換ルックアッ
プテーブル66に記憶されている色変換ルールを変更す
る。この結果、色変換処理部74は、変更された色変換
ルックアップテーブル77を参照して、RGBイメージ
データをCMYKイメージデータに変換することにな
る。
ードリーダ45で読み取られたカット紙の色品質は、プ
リンタ30a制御信号生成部72aに送られる。制御信
号生成部72aのルックアップテーブル変更部78は、
バーコードリーダ45から送られてきた色品質の情報に
基づいて、第一の実施形態と同様に、色変換ルックアッ
プテーブル66に記憶されている色変換ルールを変更す
る。この結果、色変換処理部74は、変更された色変換
ルックアップテーブル77を参照して、RGBイメージ
データをCMYKイメージデータに変換することにな
る。
【0041】以上のように、本実施形態でも、第一の実
施形態と同様に、印刷用紙に品質バラツキがあっても、
この品質バラツキを検知し、これを制御信号に反映させ
ているので、ユーザが希望した印刷結果を得ることがで
きる。すなわち、本発明は、第一の実施形態のようにイ
ンクジェットプリンタでも、第二の実施形態のようにレ
ーザプリンタでも、適用することができる。また、本発
明は、第一の実施形態のように、プリンタホスト側で色
変換処理等を行うものでも、プリンタ側で色変換処理等
を行うものでも、適用することができる。
施形態と同様に、印刷用紙に品質バラツキがあっても、
この品質バラツキを検知し、これを制御信号に反映させ
ているので、ユーザが希望した印刷結果を得ることがで
きる。すなわち、本発明は、第一の実施形態のようにイ
ンクジェットプリンタでも、第二の実施形態のようにレ
ーザプリンタでも、適用することができる。また、本発
明は、第一の実施形態のように、プリンタホスト側で色
変換処理等を行うものでも、プリンタ側で色変換処理等
を行うものでも、適用することができる。
【0042】なお、以上の各実施形態では、いずれも、
カット紙1にバーコード3を付したが、これを包んでい
る包装紙にバーコードを付してもよい。また、以上で
は、カット紙1を対象にしているが、ロール紙を対象に
しても何ら問題はない。この場合、品質情報はロール紙
の端部に付すことになる。
カット紙1にバーコード3を付したが、これを包んでい
る包装紙にバーコードを付してもよい。また、以上で
は、カット紙1を対象にしているが、ロール紙を対象に
しても何ら問題はない。この場合、品質情報はロール紙
の端部に付すことになる。
【0043】次に、品質検知手段の第二の実施形態につ
いて、図5を用いて説明する。
いて、図5を用いて説明する。
【0044】この実施形態の品質検知手段は、カット紙
1の光に対する特性を検知する光センサ45aと、この
光センサ45aが受けた光の特徴に基づいてカット紙1
の色品質を判断する品質判断部46とを有している。光
センサ45aは、特定のスペクトル光をカット紙1に対
して照射する発光部45cと、カット紙1からの反射光
を受けて、これを分光して各波長毎の光強度を判断部4
6に送る受光部45cとを有している。また、判断部4
6は、各種用紙の基準反射光特性が記憶されている記憶
部46aと、受光部45cから送られてきた反射光特性
と記憶部46a内に記憶されている反射光特性とを比較
する比較部46bと、を有している。判断部46の比較
部46bは、受光部45cから送られてきた反射光特性
と、記憶部46aに記憶されている複数の反射光特性の
うち、これから印刷するカット紙1の基準反射光特性と
を比較し、そのズレを出力する。ここでは、各波長の光
強度を比較し、どの波長が基準値に対してどの程度ズレ
ているかを求め、この各波長毎のズレ量を前述したよう
にインク色対応表示に変換して、出力する。
1の光に対する特性を検知する光センサ45aと、この
光センサ45aが受けた光の特徴に基づいてカット紙1
の色品質を判断する品質判断部46とを有している。光
センサ45aは、特定のスペクトル光をカット紙1に対
して照射する発光部45cと、カット紙1からの反射光
を受けて、これを分光して各波長毎の光強度を判断部4
6に送る受光部45cとを有している。また、判断部4
6は、各種用紙の基準反射光特性が記憶されている記憶
部46aと、受光部45cから送られてきた反射光特性
と記憶部46a内に記憶されている反射光特性とを比較
する比較部46bと、を有している。判断部46の比較
部46bは、受光部45cから送られてきた反射光特性
と、記憶部46aに記憶されている複数の反射光特性の
うち、これから印刷するカット紙1の基準反射光特性と
を比較し、そのズレを出力する。ここでは、各波長の光
強度を比較し、どの波長が基準値に対してどの程度ズレ
ているかを求め、この各波長毎のズレ量を前述したよう
にインク色対応表示に変換して、出力する。
【0045】このように、本実施形態では、カット紙1
に品質情報が付されていないものでも、対応することが
できる。
に品質情報が付されていないものでも、対応することが
できる。
【0046】なお、ここでは、一つの光センサ45aし
か設けていないが、検出精度を高めるために、複数の光
センサを設けてもよい。この場合、各光センサの発光部
は、異なるスペクトル特性の光を発光する。
か設けていないが、検出精度を高めるために、複数の光
センサを設けてもよい。この場合、各光センサの発光部
は、異なるスペクトル特性の光を発光する。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、印刷媒体に品質バラツ
キがあっても、この品質バラツキを検知し、これを印刷
処理の際の反映させているので、ユーザが希望した印刷
結果を得ることができる。
キがあっても、この品質バラツキを検知し、これを印刷
処理の際の反映させているので、ユーザが希望した印刷
結果を得ることができる。
【図1】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの回路ブロック図である。
システムの回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの機能ブロック図である。
システムの機能ブロック図である。
【図3】本発明に係る第一の実施形態におけるバーコー
ドリーダとカット紙との関係を示す説明図である。
ドリーダとカット紙との関係を示す説明図である。
【図4】本発明に係る第二の実施形態におけるプリンタ
システムの機能ブロック図である。
システムの機能ブロック図である。
【図5】本発明に係る第二の実施形態としての品質検知
手段の構成を示す説明図である。
手段の構成を示す説明図である。
1…カット紙 2…バーコード 10,10a…プリンタホスト 11,11b…ホスト本体 12…ディスプレイ装置 13…キーボード 17…CD−ROM 20,32…CPU 21,33…ROM 22,34…RAM 30…カラーインクジェットプリンタ 30a…カラーレーザプリンタ 31,31a…印刷制御部 37…モニタ 40,40a…印刷機構 41…印刷ヘッド 41a…感光ドラム 42…給紙カセット 45…バーコードリーダ 45a…光センサ 46…判断部 47…レーザヘッド 50…アプリケーション 55,55a…プリンタドライバ 60,60a…コマンド生成部 61,73…ラスタライズ処理部 62,74…色変換処理部 63,75…ハーフトーン処理部 64…マイクロウィーブ処理部 65,78…ルックアップテーブル変更部 66,78…色変換ルックアップテーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA09 EA11 EB13 EB45 EC07 EC42 EE03 HA58 2C061 AP01 AQ05 AR01 AS02 HJ01 HJ10 HK11 HN09 HP00 2C262 AA02 AA05 AA24 AB13 AC07 BA02 BA09 BC01 EA03 EA04 EA11 5B021 AA01 BB01 BB10 LG07 LG08
Claims (9)
- 【請求項1】プリンタホストからの印刷制御コマンドに
基づいて、印刷媒体に印刷するプリンタにおいて、 前記印刷媒体の品質を検知する品質検知手段と、 前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体の品質を前
記プリンタホストへ送信する送信手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項2】プリンタホストからのプリンタ制御コマン
ドに基づいて制御信号を生成し、該制御信号に基づいて
印刷機構を動作させて、印刷媒体に印刷するプリンタに
おいて、 前記印刷媒体の品質を検知する品質検知手段と、 前記プリンタ制御コマンドから前記制御信号を生成する
過程で、前記品質検知手段で検知された前記印刷媒体の
品質に基づいて該制御信号を生成し、該制御信号を前記
印刷機構へ送る制御信号生成手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載のプ
リンタにおいて、 前記印刷媒体には、該印刷媒体の品質に関する情報が予
め付されており、 前記品質検知手段は、前記印刷媒体に付されている品質
に関する情報を読み取る品質情報読取手段を有してい
る、 ことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項4】請求項1及び2のいずれか一項に記載のプ
リンタにおいて、 前記品質検知手段は、前記印刷媒体に光を照射する発光
手段と、該印刷媒体からの反射光を受光する受光手段
と、該受光手段が受光した該反射光の特徴に基づいて、
該印刷媒体の品質を判断する品質判断部と、を有する、 ことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項5】描画コマンドに基づいて、プリンタに送信
するプリンタ制御コマンドを作成するプリンタホストに
おいて、 前記プリンタから印刷媒体の品質情報を受信する受信手
段と、 前記描画コマンドから前記プリンタ制御コマンドを生成
する過程で、前記品質情報に基づいて該プリンタ制御コ
マンドを作成するコマンド作成手段と、 前記コマンド作成手段で作成された前記プリンタ制御コ
マンドを前記プリンタへ送信する送信手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタホスト。 - 【請求項6】描画コマンドに基づいて、プリンタに送信
するプリンタ制御コマンドを作成するプリンタホストの
動作プログラムにおいて、 前記プリンタから印刷媒体の品質情報を受信する受信ス
テップと、 前記描画コマンドから前記プリンタ制御コマンドを生成
する過程で、前記品質情報に基づいて該プリンタ制御コ
マンドを作成するコマンド作成ステップと、 前記コマンド作成手段で作成された前記プリンタ制御コ
マンドを前記プリンタへ送信する送信ステップと、 を有することを特徴とするプリンタホストの動作プログ
ラム。 - 【請求項7】請求項6に記載のプリンタホストの動作プ
ログラムにおいて、 各種色のインクを印刷媒体に噴射して、該印刷媒体に印
刷するカラーイングジェットプリンタに対するプリンタ
ホストの動作プログラムであって、 前記品質情報には、前記印刷媒体の色品質を含み、 前記コマンド生成ステップは、色変換ルールに従って前
記描画コマンドをインク色対応データに変換する色変換
ステップと、前記色品質に応じて該色変換ルールを変更
する色変換ルール変更ステップと、を有する、 ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラム。 - 【請求項8】請求項6に記載のプリンタホストの動作プ
ログラムにおいて、 各種色のインクを印刷媒体に噴射して、該印刷媒体に印
刷するカラーイングジェットプリンタに対するプリンタ
ホストの動作プログラムであって、 前記品質情報には、前記印刷媒体のインク滲み品質を含
み、 前記コマンド生成ステップは、色変換ルールに従って前
記描画コマンドをインク色対応データに変換する色変換
ステップと、前記インク滲み品質に応じて該色変換ルー
ルを変更する色変換ルール変更ステップと、を有する、 ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラム。 - 【請求項9】品質情報が付されていることを特徴とする
印刷媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081879A JP2002273993A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081879A JP2002273993A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273993A true JP2002273993A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18937903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001081879A Pending JP2002273993A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002273993A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255910A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Seiko Epson Corp | 測色補助装置、チャート印刷測色システム、色修正装置、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラム |
US8830507B2 (en) | 2011-02-03 | 2014-09-09 | Seiko Epson Corporation | Printing system including a code reader for reading code printed on a recording medium |
DE102019119507A1 (de) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Drucker zum Bedrucken von Histologielabor-Verbrauchsartikeln |
DE102019119500A1 (de) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Drucker zum Bedrucken von Histologielabor-Verbrauchsartikeln |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001081879A patent/JP2002273993A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255910A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Seiko Epson Corp | 測色補助装置、チャート印刷測色システム、色修正装置、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラム |
JP4529743B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2010-08-25 | セイコーエプソン株式会社 | 測色補助装置、チャート印刷測色システム、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラム |
US8830507B2 (en) | 2011-02-03 | 2014-09-09 | Seiko Epson Corporation | Printing system including a code reader for reading code printed on a recording medium |
US9230199B2 (en) | 2011-02-03 | 2016-01-05 | Seiko Epson Corporation | Printing system and printing method |
DE102019119507A1 (de) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Drucker zum Bedrucken von Histologielabor-Verbrauchsartikeln |
DE102019119500A1 (de) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Drucker zum Bedrucken von Histologielabor-Verbrauchsartikeln |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3168887B2 (ja) | 画像印刷装置 | |
US7196714B2 (en) | Printer, print control unit, print control method and print control program product | |
JPH0969960A (ja) | 印刷出力装置 | |
JP2004046339A (ja) | 複数の印刷装置の制御 | |
JP2006192636A (ja) | 液体吐出システム、液体吐出装置、液体吐出方法、プログラム、および液体吐出制御装置 | |
JP2006335070A (ja) | インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法、及びインクジェットプリンタ | |
JP2008012828A (ja) | 紙面予備吐方法、印刷装置およびプリンタドライバ | |
JP2006062333A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
US20070109583A1 (en) | Image processing method and apparatus | |
JP2012071532A (ja) | バーコード印刷制御装置 | |
JP6135045B2 (ja) | 印刷装置、補正値取得方法、及び、印刷装置の製造方法 | |
JP2001105632A (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
US8567891B2 (en) | Inkjet recording head and inkjet recording method | |
JP2002273993A (ja) | プリンタ、これを制御するプリンタホスト、及びプリンタホストの動作プログラム | |
JP2002292856A (ja) | 印刷媒体の変形を考慮した印刷 | |
JP2018015987A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP6039442B2 (ja) | 記録制御装置、記録制御方法および記憶媒体 | |
US6945718B2 (en) | Print system which analyzes processing speed and a method for keeping track of printing process status | |
JP5887905B2 (ja) | 色補正方法、印刷方法、色補正装置、及びプログラム | |
JP2010120219A (ja) | プリンタおよびプリンタのキャリブレーション方法 | |
JP2007102328A (ja) | 印刷システム、印刷方法及びプログラム | |
JP2007008704A (ja) | 媒体認識装置 | |
JP2006102987A (ja) | 印刷システム、印刷データ生成用プログラム及び記憶媒体 | |
JP2020138825A (ja) | 画像記録装置 | |
JP7419774B2 (ja) | 印刷装置の生産方法および印刷装置 |