JP2020138825A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の輪郭における端部を信頼性高く把握して、種別等の入力操作を必要とすることなく、所望位置に画像を記録形成可能な画像記録装置を提供すること。【解決手段】搬送するロールシートPの搬送方向端部を検出して当該ロールシートに画像を記録形成するプリンタ100であって、ロールシートの搬送方向端部を光学的に検出する反射型のシート有無センサ125、透過型のシート端部センサ126および反射型のシート端部センサ127を含むセンサ群と、これらの検出情報に基づいてロールシートの形態を判断して搬送と共に画像記録形成の制御処理を実行する制御ユニットと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
搬送する記録媒体の搬送方向の先端部を検出して画像を所望の位置に記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、近年、多種多様な形状の記録媒体に画像を記録する必要がある。例えば、切り欠きが形成されているシートの場合には、その形状に合わせて画像を記録する制御処理を実施するのに加えて、その切り欠きの検出によりシート無し、と誤検知をしてしまうことを回避する必要がある。
その一例としては、パンチ穴の形成されているシートに画像を記録する場合、そのパンチ穴が検出部を通過する期間中は端部検出を回避することによって、誤検知を未然に防止するように、画像記録の制御処理を実行する画像記録装置が特許文献1に開示されている。
特開2016−88686号公報
しかしながら、この特許文献1に記載のような画像記録装置にあっては、予めパンチ穴の有無等のシートの種別を入力してパンチ穴の位置などを把握可能にしておく必要がある。このため、画像記録処理の準備では、シートの種別を調べるなど煩雑な作業をしなければならず、また、入力を間違った場合には、不適切な位置に画像が記録されてしまうおそれもある。
そこで、本発明は、端部に切り欠きが有る記録媒体であっても、シートの種別等の入力操作を必要とすることなく、所望位置に画像を記録可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する画像記録装置の発明の一態様は、搬送される記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、搬送される記録媒体に光を照射することで光学的に検出する透過型光学センサおよび反射型光学センサと、記録媒体の搬送方向端部を検出して当該記録媒体の有無を検出する有無検出センサと、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの検出情報に基づいて、前記有無検出センサによる記録媒体の有無の検出結果を使用せずに画像の記録に関する制御処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、端部に切り欠きが有る記録媒体であっても、シートの種別等の入力操作を必要とすることなく、所望位置に画像を記録可能な画像記録装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置を適用したプリンタの一例を示す図であり、その要部構成を示す概念レイアウト図である。 図2は、制御ユニットを示すブロック図である。 図3は、記録媒体の輪郭形状を示す平面図である。 図4は、図3と異なる記録媒体の輪郭形状を示す平面図である。 図5は、記録媒体のセット時の制御処理を説明するフローチャートである。 図6は、記録媒体に画像記録する前準備の制御処理を説明するフローチャートである。 図7は、記録媒体に画像記録する制御処理を説明するフローチャートである。 図8は、図3に示す記録媒体の搬送処理を説明するタイミングチャートである。 図9は、図8に示す搬送処理時に記録媒体切れが発生したときのタイミングチャートである。 図10は、図4に示す記録媒体の搬送処理を説明するタイミングチャートである。 図11は、図10に示す搬送処理時に記録媒体切れが発生したときのタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図11は本発明の一実施形態に係る画像記録装置の一例を適用したプリンタを示す図である。
図1において、プリンタ100は、ロールシートPをロール状に巻かれているロール101がセットされており、搬送ユニット110により記録位置Arに搬送されるロールシートPに記録ユニット130がインクジェット記録方式により画像を記録して印刷する。このプリンタ100は、例えば、PCなどのホスト装置H(図2を参照)から送られてくる画像データを制御ユニット150が受け取って記録ユニット130に備える記録ヘッド131の不図示のノズルから各色インクを吐出させることにより画像形成する。ここで、本実施形態では、記録媒体の一例として、ロール状のロールシートPを用いて説明するが、これに限るものではなく、例えば、所定のサイズにカット済みのカットシートなど他の形態であってもよい。また、シート以外の記録媒体に画像形成するプリンタに適用してもよいことは言うまでもない。
簡単に説明すると、搬送ユニット110は、ロール101から引き出されるロールシートPを搬送ベルト111が従動ローラ112との間に挟み込んで回転することにより、そのロールシートPをプラテン115上の記録ヘッド131による記録位置Arに送って搬出する。なお、搬送ベルト111は、搬送ローラ116や従動ローラ117などに巻き掛けられており、その搬送ローラ116がモータ駆動することにより回転される。また、搬送ベルト111は、従動ローラ117に設置されて一体回転されるエンコーダ121により回転量(搬送量)が検出されるようになっている。
記録ユニット130は、ヒータ駆動によりノズルからインク滴を吐出する、所謂、サーマル方式のインクジェット記録方式を採用する各色毎の複数の記録ヘッド131を備えて構築されている。記録ヘッド131は、上下動可能なキャリッジ135に収納されて、プラテン115上のロールシートPにノズル形成面131aを近接対面させつつ画像データに応じた駆動信号で駆動されて各色インク滴を吐出することによりロールシートPに画像形成する。なお、記録ヘッド131は、ロールシートPの搬送方向と直交する紙幅方向の全幅を画像形成領域としてカバーするように、複数個のノズルが整列されている、所謂、フルラインヘッドの長尺形態に形成されている。また、記録ヘッド131は、サーマル方式に限らず、例えば、圧電素子(ピエゾ素子)によりノズルからインク滴を吐出させる所謂、ピエゾ方式を採用してもよいことはいうまでもない。
この記録ユニット130は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色インク毎に別個の記録ヘッド131Y、131M、131C、131Kを備えている。この記録ユニット130では、ロールシートPの搬送方向の上流側から下流側に向かって画像形成に適した順位で記録ヘッド131から各色インクを選択的に吐出することによりロール紙Pの一面側にモノクロ画像やフルカラー画像を記録形成する。
制御ユニット150は、図2に示すように、CPU151に、プログラムROM152と、ワークRAM153と、イメージRAM154と、が各種情報をやり取り可能に接続された状態で不図示のメインコントロール基板上に形成されている。CPU151は、プログラムROM152内の制御プログラムを実行し、ワークRAM153に一時記憶する後述の各種センサ情報やホスト装置Hなどからの各種入力設定指示情報などに基づいて記録ヘッド131などの駆動部を統括制御する。これにより、CPU151は、ホスト装置Hから受け取る画像データをロールシートPにインクジェット記録方式により記録する画像形成処理を実施する。なお、イメージRAM154や記録ヘッド131など駆動部は、後述のASIC161を介してCPU151に接続されている。また、プログラムROM152は、その後述のASIC161とCPU151とに接続されて、インクの補充交換手順などを実行する各種処理プログラムや、所要の固定データを格納する各種テーブルや、装置各部の履歴情報等が不揮発に格納されている。ワークRAM153には、ホスト装置Hから送られてくる画像データと共にコマンド情報などが一時記憶される。イメージRAM154には、ASIC161がワークRAM153内の画像データに基づいて生成する記録ヘッド131用の記録データが一時記憶される。
この制御ユニット150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)161がCPU151による統括制御の下、協働して制御処理を実行することでプログラムROM152内のプログラム等の各種データに基づく各種高速処理が実現されている。ASIC161は、搬送ローラ116の駆動モータが駆動制御可能に接続されていると共に、搬送ユニット110および記録ユニット130に設置されている各センサが各種情報を取得可能に接続されている。そして、CPU151は、そのプログラムROM152内のプログラムや装置各部の履歴情報やワークRAM153内のコマンドや画像等の一時記憶データに基づいてASIC161を含む装置全体を統括制御するようになっている。
ASIC161は、例えば、ロールシートPの搬送量や搬送速度を検出するエンコーダ121に加えて、ロールシートPの有無を検出するシート有無センサ125やその端部を検出するシート端部センサ126、127などの各種センサがそれぞれ接続されている。シート有無センサ125は、搬送ベルト111よりも上流のロール101に近接する上部側に設置される、発光素子と受光素子が一体の反射型光学センサである。このシート有無センサ125は、ロール101から引き出されるロールシートPに向けて出射(発光)される出射光の反射光の受光量から、そのロールシートPの有無を検知可能にする。シート端部センサ126は、シート有無センサ125よりも下流に設置される発光素子126aおよび受光素子126bからなる透過型光学センサである。このシート端部センサ126は、プラテン115に向けて発光素子126aから出射される出射光の直接またはロールシートPを透過して受光される受光素子126bの受光量から、搬送ベルト111により搬送されるロールシートPの端部を検出可能にする。シート端部センサ127は、シート端部センサ126よりもさらに下流でキャリッジ135(記録ヘッド131)よりも上流側の下部に設置される、発光素子と受光素子が一体の反射型光学センサである。このシート端部センサ127も、記録位置Arに送り出されるロールシートPが反射する出射光の反射光の受光量から、そのロールシートPにおける端部を検出可能にする。すなわち、シート有無センサ125が有無検出センサを、シート端部センサ126が透過型光学センサを、シート端部センサ127が反射型光学センサを構成している。なお、ASIC161は、これらシートセンサ125〜127から受け取るセンサ信号をA(アナログ)/D(デジタル)変換してCPU151が利用可能に調整して受け渡しており、これらセンサ信号からロールシートPを検知可能にしている。
このASIC161は、イメージRAM154に一時記憶する画像データに基づいて各色インクの駆動信号を生成して記録ユニット130の記録ヘッド131を駆動制御し、記録位置Arに搬送されるロールシートPに各色インクを適宜に吐出させて画像形成する。このとき、ASIC161は、記録位置Arに搬入されるロールシートPを検出するシートセンサ125〜127の各種センサ情報に基づいて記録ヘッド131の各色インクの吐出タイミングや搬送ローラ116の駆動を制御するようになっている。
ところで、プリンタ100は、所望の画像を記録形成する各種形態のロールシートPに対応して処理できるように作製されており、例えば、切り離しシート、ラベルシート、黒マーク付きシート、穴付きシートなどのロールシートPに画像を記録形成することができる。図3に示すように、切り離しシートは、両側辺Ps側に切欠部Pbが形成されて、その切欠部Pb間にミシン目Pfが形成されているロールシートPBである。図4に示すように、ラベルシートは、台紙(搬送部材)Mの上面側に画像形成するラベルLが剥離可能に間隔Wの隙間を介して連続的に貼付されているロールシートPLである。なお、不図示の黒マーク付きシートは、バインダシートなどのような穴あけ位置を黒塗りにした黒マークが下面側に形成されて、利用者が必要な場合にその黒マークを目印にしてパンチなどにより穴あけ可能なロールシートPである。また、不図示の穴付きシートは、そのバインダシートなどのように貫通穴の開口しているロールシートPである。
ASIC161は、各センサ125〜127の検出位置におけるロールシートPの形態に応じた輪郭端部等によって受け取る受光量(透過率や反射率)が変動することにより存否等を判断することになり、切欠部PbやラベルLなどの有無を判定することができる。この各センサ125〜127の検出(設置)位置SP(図3を参照)は、特に、ロールシートPBの切欠部Pbの形成されている輪郭端部位置を検出可能に、その切欠部Pbを搬送方向に縦断する位置に設定されている。このため、図3に示すロールシートPB(切り離しシート)の場合、各センサ125〜127は切欠部Pbから搬送方向端部Pe(記録領域ArB)の切り換りに応じた受光量の変動で、その搬送方向端部Pe(輪郭位置)を判別可能なセンサ信号を出力する。図4に示すロールシートPL(ラベルシート)の場合、シート端部センサ126は上面のラベルLの存否に応じて透過する受光量の変動で、台紙MからラベルLの搬送方向端部Le(記録領域ArL)を判定可能なセンサ信号を出力する。なお、ロールシートPLの場合、シート端部センサ127は下面側の変動の少ないセンサ信号を出力する。また、シート有無センサ125の場合、ラベルLと台紙Mの反射光のため受光量の変動は小さいことからロールシートPLの最先端と最後端とを検知してロールシートPLの有無の判定に利用される。
同様に、貫通穴の並列されているバインダシートの場合、シート有無センサ125やシート端部センサ126、127のいずれも貫通穴の存否に応じた受光量(透過率、反射率)の変動によりその存否を判定可能なセンサ信号を出力する。黒マーク付きシートの場合、シート有無センサ125やシート端部センサ126は変動の少ないセンサ信号を出力し、シート端部センサ127は下面の黒マークの存否に応じた受光量(反射率)の変動により黒マーク位置か非黒マーク位置かを判定可能なセンサ信号を出力する。
そして、ASIC161は、エンコーダ121や各シートセンサ125〜127から受け取るセンサ信号に基づいてロールシートPの搬送位置や搬送速度等を精度良く把握して、搬送ローラ116や記録ヘッド131の駆動を制御して画像形成を高精度に実行する。このとき、ASIC161は、ロールシートPの搬送状況に応じた割込信号をCPU151に送って各種制御処理を実行させ、例えば、ワークRAM153の画像データから記録用データを生成してイメージRAM154に転送し記録ヘッド131を動作させる。なお、CPU151は、そのASIC161からの割込信号を監視しつつ、そのASIC161を含む装置各部の各種制御処理を実行して動作させる。なお、ASIC161は、ここでは特に説明していないが、記録ヘッド131の利用する不図示のインクタンク内のインク残量やアクチュエータなどの動作など装置各部を同様に監視してCPU151と情報交換するようになっている。
具体的に、プリンタ100は、ホスト装置Hから受け取る画像データを記録形成する記録媒体として、所定の一定幅で連続する、例えば、前述した図3や図4に図示するロールシートPB、PLがロール状に巻かれているロール101をセットされている。それらロールシートPB、PLは、画像を記録形成する所定幅かつ所定長さの記録領域ArB、ArLを備える所望の形態に作製されている。
図3に示すロールシートPBは、両側辺Ps側から内方に向かうスリット形状の切欠部Pbが一定間隔WBを開けて連続するように形成されており、その切欠部Pb間には容易に切り離し可能にするミシン目Pfが形成されている。このロールシートPBは、両側辺Ps側の切欠部Pb同士を繋げるミシン目Pf間が所定幅ArBWかつ所定長さArBLの記録領域ArBとして準備されている。このロールシートPBは、例えば、POP(Point Of Purchase advertising)広告や名札などのデザイン文字や氏名等の画像データがその記録領域ArBに記録印刷された後に、そのミシン目Pfで切欠部Pb毎に切り離されて利用される。
図4に示すロールシートPLは、両側辺Psを有する台紙Mの上面内方に剥離可能なラベルLが所定隙間間隔Wを開けて一定間隔WL内で連続的に貼付されており、そのラベルLは、所定幅ArLWかつ所定長さArLLの記録領域ArLを備えている。このロールシートPLは、例えば、POP広告や名札などのデザイン文字や氏名等の画像データがラベルLの記録領域ArLに記録印刷された後に、そのラベルLを台紙Mから剥して利用される。
そして、このプリンタ100は、ロールシートPBの片側の側辺Psに位置する切欠部Pbがシート有無センサ125およびシート端部センサ126、127による検出位置SPに設定されている。シート有無センサ125は、ロール101に最も近接する搬送ベルト111の直前位置に設置されて、ロールシートPの側辺Psにおける反射率の変動を反映したセンサ情報をCPU151(ASIC161)に受け渡す。シート端部センサ127は、ロール101から離隔して記録ヘッド131に最も近接する位置に設置されて、搬送ベルト111上のロールシートPの側辺Psにおける反射率の変動を反映したセンサ情報をCPU151(ASIC161)に受け渡す。シート端部センサ126は、シート有無センサ125とシート端部センサ127との間に設置されて、搬送ベルト111上のロールシートPの側辺Psにおける透過率の変動を反映したセンサ情報をCPU151(ASIC161)に受け渡す。
要するに、CPU151は、シート有無センサ125やシート端部センサ127からロールシートPの側辺Psで変動する反射率に応じたセンサ情報を受け取って記録媒体の形態(輪郭端部)や有無を取得する。すなわち、これら反射型のセンサ125、127のセンサ情報に基づいて、CPU151は、ロールシートPBの切欠部Pbと共に、隣接する記録領域ArBの搬送方向端部Peの位置や、ロールシートPB、PLの有無を取得する。
また、CPU151は、シート端部センサ126からロールシートPの側辺Psで変動する透過率に応じたセンサ情報を受け取って記録媒体の形態(輪郭端部)や有無を取得する。すなわち、反射型のセンサ126のセンサ情報に基づいて、CPU151は、ロールシートPBの切欠部Pbやその搬送方向端部Peに加え、ロールシートPLのラベルLと台紙Mの隙間位置と共に、隣接するラベルLの記録領域ArLの搬送方向端部Leの位置を取得する。このとき、透過型のセンサ126のセンサ情報に基づいて、CPU151は、ロールシートPB、PLの有無を取得することになる。
このCPU151は、これらシート有無センサ125およびシート端部センサ126、127のセンサ情報に基づいてロール101から引き出されて画像を記録形成する記録媒体の形態(輪郭端部)を判断して搬送制御処理および画像記録形成処理などを実行する。要するに、CPU151は、これらセンサ情報に基づいて、切欠部Pbを有するロールシートPBか、ラベルLを台紙Mに貼付されたロールシートPLであるかの形態判断をして各種制御処理を実行する。すなわち、CPU151が制御手段を構成している。なお、ラベルLや切欠部PbなどのないプレーンのロールシートPに画像を記録印刷する機能を有する場合などのように、受光量の変動を取得できないときには、そのプレーンのロールシートPと判断するようにしてもよい。
詳細には、CPU151は、ホスト装置Hから画像の記録印刷指示を受け取ると、図5〜図7のフローチャートに示す制御処理に従って、記録位置Arに高品質にロールシートP(PB、PL)を搬送可能にした後に画像の記録印刷を実行する。ここでは、図5、図6に示す制御処理を、図8〜図11に示すタイミングチャートを適宜に利用しつつ説明する。なお、図8、図9はロールシートPBを搬送する場合、図10、図11はロールシートPLを搬送する場合を図示している。
<ロールシート形態確認準備>
まず、図5に示すように、CPU151は、シート有無センサ125の検出する反射光の受光量が予め設定されているロールシートP(PB、PL)の存在時の閾値を超えているか否かに応じてロールシートPの有無を判断する処理を繰り返し実行する(ステップS11)。ステップS11においてロールシートPの存在を確認したCPU151は、搬送ローラ116を正転駆動させることによりロールシートPを送り出す方向への搬送を開始する(ステップS12)。
次いで、CPU151は、シート端部センサ126、127の検出する透過光や反射光の受光量が予め設定されている閾値を超えて変動したか否か、言い換えると搬送方向端部Pe、Leを有するロールシートPか否かを確認する(ステップS13)。ステップS13においてロールシートPの搬送方向端部Pe、Leを確認できないCPU151は、ステップS14に進んで、制御処理を継続する。また、ステップS13においてロールシートPの搬送方向端部Pe、Leを確認したCPU151は、ステップS15に進んで、制御処理を継続する。このとき、CPU151は、シート端部センサ126、127からロールシートPBの切欠部Pbとその隣接記録領域ArB付近とに応じて受光量の変動するセンサ情報を受け取った場合に搬送方向端部Peが存在すると判断する。また、CPU151は、特に、シート端部センサ126からロールシートPLのラベルLと台紙Mとに応じて受光量の変動するセンサ情報を受け取った場合にそのラベルLの搬送方向端部Leが存在すると判断する。
ステップS14において、CPU151は、エンコーダ121の検出情報に基づいてロールシートPの搬送量が搬送方向端部Pe、Leの有無の判断処理に必要な予め設定されている閾値を超えたか否か確認する。ステップS14において搬送方向端部Pe、Leの確認の前にロールシートPの搬送量が閾値を超えたことを確認できないCPU151は、そのままステップS13に戻って同様の処理を繰り返す。また、ステップS14において搬送方向端部Pe、Leの確認の前にロールシートPの搬送量が閾値を超えたことを確認したCPU151は、搬送しているロールシートPが搬送方向端部Pe、Leを持たない連続したプレーンのロールシートであると判断し、次のステップS18に進み、ロールシートPの搬送を停止する。
ステップS15において、CPU151は、エンコーダ121の検出情報に基づいてロールシートPの記録領域ArB、ArL毎の搬送方向の両端部Pe、Leの位置を収集して、その離隔間隔WB、WLを算出取得して設定保持する。このとき、CPU151は、ステップS14で確認するロールシートPの搬送中の前後いずれの端部Pe、Le間距離を離隔間隔WB、WLとしてもよく、あるいは、その中心を算出して特定してもよく、その形態としてロールシートPB、PLの種別を設定してもよい。
次いで、CPU151は、搬送方向端部Peの有無を確認するシート端部センサ126、127の受光量の変動に基づいてその形態がロールシートPB、PLのいずれかであるかを判別して設定保持する(ステップS16)。このとき、ロールシートPBの場合、シート端部センサ126、127の受光量は切欠部Pbまたは記録領域ArBの透過率や反射率に応じて実質的に0/1となって判別することができる。また、ロールシートPLの場合、シート端部センサ126の受光量は、ラベルLと台紙Mとの透過率の変動になり、シート端部センサ127の受光量は、ラベルLの裏面側の台紙Mの反射率で変動なしになって判別することができる。
次いで、CPU151は、エンコーダ121の検出情報に基づいてロールシートPの搬送量が記録領域ArB、ArL毎の搬送方向端部Pe、Leの離隔間隔を特定する設定処理に必要な予め設定されている閾値を超えたか否かを繰り返し確認する(ステップS17)。ステップS17においてロールシートPの搬送量が閾値を超えたことを確認したCPU151は、ロールシートPの搬送を停止する(ステップS18)。
<画像形成開始準備>
次いで、図6に示すように、CPU151は、シート有無センサ125の検出する反射光の受光量が上記のロールシートPの存在時の設定閾値を超えない、言い換えると、ロールシートPのないシート切れの判定状況が発生してるか否かを確認する(ステップS21)。このとき、ロールシートPの不存在(シート切れ)だけでなく、シート有無センサ125が切欠部Pbを検出する際にも、その受光量はロールシートPの存在時の設定閾値を超えないことから、その確認が必要になる。
ステップS21においてロールシートPのシート切れ発生を確認できないCPU151は、そのままステップS31に進んで、この制御処理を継続する(図8、図10に図示)。また、ステップS21においてロールシートPにシート切れ発生を確認したCPU151は、ロールシートPの搬送を再開した後に(ステップS22)、シート有無センサ125の受光量に基づいて切欠部Pbを有するロールシートPBか否かを確認する(ステップS23)。このとき、搬送方向端部Peを検出する場合には切欠部Pbを有するロールシートPB(記録領域ArB)を確認することになり、搬送方向端部Peを検出できない場合にはシート切れの発生を確認することになる。
ステップS23においてシート有無センサ125の受光量から切欠部Pbを有するロールシートPBであること確認したCPU151は、そのロールシートPの再搬送を停止した後に(ステップS24)、ステップS31に進んで、この制御処理を継続する(図8に図示)。また、ステップS23においてシート有無センサ125の受光量から切欠部Pbを有するロールシートPBを確認できないCPU151は、ロールシートPBの搬送送方向の両端部Pe間の設定離隔間隔WBの半分だけ再開後に搬送したか否か確認する(ステップS25)。このステップS25でロールシートPBの搬送送方向両端部Pe間の離隔間隔WBの半分だけ搬送するのは、ロールシートPBであればその間に確実に切欠部Pbが通過して検出されるからである。
ステップS25において離隔間隔WB/2のロールシートPの搬送を確認できなかったCPU151は、そのままステップS23に戻って、同様の処理を繰り返す。また、ステップS25において離隔間隔WB/2のロールシートPの搬送を確認したCPU151は、後続のロールシートPがないと判断してロールシートPの搬送を停止させ、不図示の表示部にシート切れエラーを表示出力し(ステップS90)、この制御処理を終了する(図9、図11に図示)。なお、ロールシートPLの判定済み場合には、これらステップS22〜S25を経ることなく、ステップS21のシート切れ発生の確認時点でそのままステップS90に進んで表示出力するようにしてもよい。
ステップS31において、CPU1511は、ステップS21、S23においてロールシートPにシート切れが発生していないことを確認した後に、ロールシートPの逆方向への搬送を開始する(図8、図10に図示)。
次いで、CPU151は、ロールシートPの逆方向搬送によって、その最先端が画像の記録印刷の開始基準位置まで戻ったか否かを繰り返し確認して(ステップS32)、確認できたタイミングにロールシートPの逆方向搬送を停止する(ステップS33)。
<画像の記録形成処理>
次いで、図7に示すように、CPU151は、先のステップS16でロールシートPBが設定されている場合、シート有無センサ125によるシート有無の検出タイミングが検出位置SPの切欠部Pbをパスするシート切れ判定処理を選択実行する(ステップS41)。これにより、CPU151がロールシートPBへの画像形成処理中に切欠部Pbの検出毎にシート切れ発生と誤認してしまうことを未然に回避することができる。なお、ステップS41においてロールシートPBが設定されていない場合には、CPU151はロールシートPの搬送中にシート有無センサ125のセンサ情報を常時利用するシート切れ判定処理を選択実行することになる。
次いで、CPU151は、ロールシートPの搬送を開始する(ステップS42)。次いで、CPU151は、そのロールシートPの記録領域ArB、ArLの先行側搬送方向端部Pe、Leの有無を繰り返し確認する(ステップS43)。次いで、CPU151は、ロールシートPの搬送方向端部Pe、LeのステップS43での確認タイミングからロールシートPが所定量(時間)だけ搬送されて記録領域ArB、ArLが記録ヘッド131の記録位置Arに達したか繰り返し確認する(ステップS44)。
この後に、CPU151は、ホスト装置Hから受け取る画像データに基づいて記録ヘッド131から各色インクを吐出させてロールシートPの記録領域ArB、ArL毎の枚数分の画像を順次に記録印刷する制御処理を実行する(ステップS45)。このとき、CPU151は、ロールシートPの搬送方向端部Pe、Leの確認タイミング毎に所定量の搬送を行って切欠部Pb間やラベルL毎の記録領域ArB、ArLへの画像データの記録印刷を実行する。
次いで、CPU151は、ホスト装置Hから続けて記録印刷する次ぎの画像データを受け取っているか否か確認して(ステップS46)、受け取っている場合にはステップS45に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS46において次ぎの画像データがないことを確認したCPU151は、ロールシートPの印刷済みの記録領域ArB、ArLの後行側搬送方向端部Pe、Leの検出タイミングに基づいて印刷済み分をプリンタ100外まで搬出する(ステップS47)。
この後に、CPU151は、記録ヘッド131のノズル形成面131aを清浄にするなどの終了処理を実行し(ステップS48)、この制御処理を終了する。
したがって、CPU1511は、ロールシートPの種別等を特に入力設定する操作を必要とすることなく、シート有無センサ125やシート端部センサ126、127のセンサ情報に基づいてロールシートPB、PLのいずれかを搬送準備中に判別して取得することができる。この結果、ロール101をセットするだけで、ロールシートPB、PLの記録領域ArB、ArLに高品質な画像を信頼性高く記録印刷することができる。
このように本実施形態のプリンタ100においては、予め設定入力することなく、シート有無センサ125やシート端部センサ126、127によりロールシートPの搬送方向端部Pe、Leを検知することで、その記録媒体の形態を信頼性高く判別することができる。このため、ロールシートPが切り離しシートPBかラベルシートPLかに応じた画像記録の制御処理を高品質かつ効率よく実行して、その搬送方向端部Pe、Le(輪郭)を精度良く把握して、所望の位置にホスト装置Hから受け取った画像を記録印刷することができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
100……プリンタ
111……搬送ベルト
115……プラテン
121……エンコーダ
125……シート有無センサ
126、127……シート端部センサ
131……記録ヘッド
151……CPU
152……プログラムROM
153……ワークRAM
154……イメージRAM
161……ASIC
Ar……記録位置
ArB、ArL……記録領域
H……ホスト装置
L……ラベル
Le、Pe……搬送方向端部
M……台紙
P、PB、PL……ロールシート
Pb……切欠部
Pf……ミシン目
Ps……側辺
SP……検出位置

Claims (8)

  1. 搬送される記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、
    搬送される記録媒体に光を照射することで光学的に検出する透過型光学センサおよび反射型光学センサと、
    記録媒体の搬送方向端部を検出して当該記録媒体の有無を検出する有無検出センサと、
    前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの検出情報に基づいて、前記有無検出センサによる記録媒体の有無の検出結果を使用せずに画像の記録に関する制御処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの双方が記録媒体を検出せずから検出するに変化する場合に、前記記録媒体が当該検出箇所に切り欠き形状を有する制御処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの一方が記録媒体を検出し、あるいは、その双方が記録媒体を検出しない場合に、前記記録媒体が当該検出箇所に切り欠き形状を有しない制御処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの検出情報に基づいて前記有無検出センサの検出情報を利用する前記記録媒体の検出位置を選択して当該記録媒体の有無を判断して前記制御処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御手段は、搬送される記録媒体が切り欠き形状を有すると判断した場合に、予め設定されている前記有無検出センサの検出情報に基づいて当該記録媒体の有無を検出する制御処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサの双方の検出情報に基づいて記録媒体の搬送方向における前記切り欠き形状の間隔を取得した後に、前記有無検出センサが前記記録媒体の搬送方向端部を検出するときに、少なくとも当該切り欠き形状の搬送方向の間隔未満で前記記録媒体を搬送して当該有無検出センサの検出情報に基づいて該記録媒体の存否を判断することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記有無検出センサは、前記記録媒体の存在を機械的あるいは光学的に検出して当該記録媒体の搬送方向端部を検出可能に構成され、前記透過型光学センサおよび前記反射型光学センサよりも当該記録媒体の搬送方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記透過型光学センサは、所定光を出射する発光部と当該所定光を受光する受光部とを記録媒体の搬送経路を挟むように設置されて構築され、当該記録媒体の有無に応じた光の受光量の変化に基づいて当該記録媒体を検出し、
    前記反射型光学センサは、所定光を出射する発光部と当該所定光を受光する受光部とを記録媒体の搬送経路の片側に設置されて構築され、前記記録媒体の有無に応じた光の受光量の変化に基づいて当該記録媒体を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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