JP4480882B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙からなるシート材である台紙に担持されたラベルまたはタグ用紙などに記録を行う記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、連続紙からなるシート材である台紙と、この台紙に担持されたラベルまたはタグ用紙などの被記録媒体を搬送し、記録ヘッドにより記録を施すラベルプリンタにおいて、記録開始時や、記録中断後の再開時等に白紙ラベルをなくすために被記録媒体を記録時とは逆方向に搬送した後、記録が行われる。また、逆搬送ボタンが押下された場合等のユーザの指示によっても逆搬送が行われる。また、給紙部など他に被記録媒体の搬送手段がある場合は、これも同時に記録時とは逆方向に搬送を行ってきた。
【0003】
このような逆搬送制御における被記録媒体の移動量は、搬送開始位置から搬送停止位置までの機械的設計値をベースに、各記録ヘッドの取付け位置のずれを調整するレジストレーション調整値や、搬送停止位置調整値等を加減算し、算出していた。特に、レジストレーションの調整にあたっては、ユーザが装置を操作してレジストレーション調整用画像をテスト的に被記録媒体に記録し、その記録画像からレジストレーション調整値を求め、その後、操作パネルや記録装置を接続したホストコンピュータなどから、その調整値を記録装置に送信し設定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の逆搬送の移動量算出では、記録時の用紙検知センサの読み取り誤差や機械的な取付け誤差などにより、搬送量と逆搬送量を正確に一致させることは困難である。特に、被記録媒体が用紙認識マークのない連続紙(マーク無し用紙)である場合、逆搬送停止位置精度は用紙間の余白に直接影響するため、大きな問題となる。
【0005】
また、機械的設計値は、ラベル用紙とタグ用紙で、搬送開始位置センサの取付け位置が異なる場合には、用紙の種類に応じて使い分ける必要があった。
【0006】
さらに、逆搬送量の算出には、各ヘッド間のレジストレーション調整値や搬送停止位置調整値、さらに用紙の種類や排紙口にカッターなどのオプション有無など、いくつもの要因を考慮する必要があり、算出に要する処理時間や算出誤差も問題である。特に、レジストレーション調整は、ユーザが被記録媒体に記録されたレジストレーション調整画像を目視で判断して、レジストレーション調整値を求め、それらの調整値を記録装置に反映していたので、レジストレーション調整という作業は、操作面でユーザにとって大きな負担となっていた。さらに、その後も反映した調整値が正確であったか否かを確認するため、再びレジストレーション調整画像を印刷する必要があるので、ユーザの負担をさらに増やすものとなっていた。
【0007】
このように、従来の記録装置においては、正確な逆搬送量を確保するには手間がかかるため、簡易に安定した出力結果を得るのが困難となる場合があった。
【0008】
そこで、本発明は、シート材の逆搬送量の算出が簡易、かつ、正確に実現できることによって、安定した出力結果を得ることができる録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
複数の小シート材を担持するシート材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シート材に対して記録を行う記録手段と、
記録すべき前記複数の小シート材のうちの最後のシート材の後端部、または記録が終了した前記複数の小シート材のうちの最後の前記小シート材に続いて記録がなされる前記シート材の前端部を検知する検知手段と、
前記シート材第1の方向への搬送において前記最後の前記小シート材の後端部、または前記最後の前記小シート材に続いて記録がなされる前記小シート材の前端部の前記検知手段による検知に応じてカウントを開始し、前記最後の前記小シート材への前記記録手段による記録の終了に応じて前記カウントを終了するカウント手段と、
前記シート材を、前記最後の前記小シートへの記録動作が終了した時点の位置から前記カウント手段によカウント値に応じた搬送量だけ、前記第1の方向と逆方向である第2の方向に搬送して、前記シート材を戻すように前記搬送手段を制御する制御手段と、を有する。
【0010】
上記の通り構成された本発明の記録装置は、検知手段が記録すべき各小シート材のうちの最後の小シート材の後端部、または記録が終了した各小シート材のうちの最後の小シート材に続いて記録がなされる各小シート材の前端部を検知する。そして、カウント手段により、シート材の搬送量に関連するカウント可能な信号をカウントし、制御手段がこのカウント値に基づき、シート材を、搬送された搬送量だけ戻すように搬送手段を制御する。このため、記録がなされていない小シート材に記録を行うためのシート材の逆搬送量の算出を、シート材搬送装置の機械的設計値や、シート材のマークの有無に影響されることなく行うことができる。
【0015】
また、本発明の記録装置のカウント手段は、シート材の第1の方向への搬送が終了して、搬送手段が停止するまで信号をカウントするものであってもよいし、搬送手段を制御する搬送部制御手段から搬送手段に対して出力される制御パルスをカウントするものであってもよいし、第1および第2の方向である副走査方向に交差する、主走査方向の同期基準を示す主走査同期信号をカウントするものであってもよいし、さらに記録すべき各小シート材のうちの、最後の小シート材への記録が終了するまで信号をカウントするものであってもよい。
【0016】
また、本発明の記録装置の検知手段は、記録すべき各小シート材のうちの、最後の小シート材の後端部を検知するものであってもよいし、記録が終了した各小シート材のうちの最後の小シート材に続いて記録がなされる各小シート材の前端部を検知するものであってもよい。
【0017】
さらに、本発明の記録装置は、台紙であるシート材上に担持された、ラベルまたはタグ用紙である各小シート材に記録手段により記録を行うものであってもよい。
【0018】
また、本発明の記録装置の記録手段は、インクの吐出を行う、少なくとも1つの記録ヘッド部を有するものであってもよいし、特に、複数の記録ヘッドによりフルカラーで記録を行うものであってもよく、記録ヘッドは、小シート材の幅に相当する記録幅を有するフルライン記録ヘッドであってもよい。
また、搬送手段は、シート材として、ロール状に巻かれている連続紙を搬送するものであってもよいし、あるいは、シート材として、Z状に折り重ねられているファンフォールド紙を搬送するものであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の記録装置に係わる実施形態について詳細に説明する。
【0020】
図1に、本発明の記録装置における実施形態の一例であるカラーラベルプリンタを含むカラープリンタシステムの斜視図を、図2に、図1に示したカラーラベルプリンタおよびロールユニットの側断面図をそれぞれ示す。
【0021】
ホストコンピュータ等の外部処理装置2とケーブル4で接続されているカラーラベルプリンタ1は、外部処理装置2からケーブル4を介して転送されてきた画像情報やデータを、ロールユニット3から搬送されてきた被記録媒体6であるロール紙に対して記録を行う。
【0022】
カラーラベルプリンタ1は、ロールユニット3と、搬送モータ12により回転駆動される搬送手段となる、搬送ベルト13やローラ対等を含む搬送ユニット7とにより副走査方向(図2で矢印a’で示す方向、および矢印a’とは逆搬送の方向である矢印b’で示す方向)に搬送される被記録媒体6に対し、記録手段となる複数色分の記録ヘッド10により画像情報に応じた複数色分の記録画像をフルカラーで記録するようになっている。
【0023】
ロールユニット3は巻回された被記録媒体6を回転可能に保持するとともに該被記録媒体6の内径部に固定して設けられた図示しない回転軸がロールモータにより回転駆動されることで被記録媒体6を記録する方向(図2に、矢印aで示す反時計回り方向)に搬送したり、あるいはこれと反対方向である矢印bの方向に巻き戻したりされるようになっている。
【0024】
なお、本実施形態では、図4等に示すような、長尺状のシート材である台紙からなる剥離紙6d上に担持された小シート材であるラベルやタグ用紙(値札)等の記録ラベルを被記録媒体6の一例として説明するが、この被記録媒体6はこれに限定されるものではなく、用紙認識マークのない連続紙(マーク無し用紙)であってもよいし、さらに、Z状に折り重ねられたファンフォールド紙が用いられるものであってもよいし、切り取り可能にミシン目の入った連続紙や名刺、カード等をプリント媒体に用いるもの、あるいは券売機形態のもの、さらには、紙以外の合成樹脂等、種々の形態を採り得るのは勿論である。
【0025】
本実施形態の記録ヘッド10は被記録媒体6の幅に対応する記録幅を有するフルライン記録ヘッドであり、信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式を用いている。
【0026】
すなわち、この記録ヘッド10は微細な液体吐出口(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けられるエネルギ作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギを発生するエネルギ発生手段を備えている。
【0027】
このようなエネルギを発生するエネルギ発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギ発生手段を用いた記録方法等がある。その中でも熱エネルギによって液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッド10は、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、電気熱変換体によって印加される熱エネルギにより、インクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口より吐出して記録を行うように構成されている。この電気熱変換体を有する記録ヘッド10は、液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。さらに、この電気熱変換体をエネルギ発生手段として用いた記録ヘッド10は、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利である。
【0028】
また、カラーラベルプリンタ1は、ブラック10a、シアン10b、淡シアン10c、マゼンタ10d、淡マゼンタ10e、イエロー10fの6つのフルライン方式の記録ヘッド10を副走査方向に並列して有しいるとともに、各記録ヘッド10a〜10fに供給するための各色のインクを内部に収納した6つのカートリッジ11a〜11fを着脱可能に保持している。
【0029】
搬送ユニット7は、不図示のプラテン上に搬送面を形成する搬送ベルト13と、搬送ベルト13を駆動する搬送モータ12と、被記録媒体6への記録を開始するためのトリガの出力、および被記録媒体6の後端、すなわち、後述する、最終記録ラベル6cの後端部30を検知する被記録媒体検知センサ8とを有する。被記録媒体検知センサ8はフォトインタラプタ等により構成されているものであってもよい。
【0030】
搬送ベルト13は、プラテンの下流側と上流側とにそれぞれ配設された回転軸14および15間に張設されている。
【0031】
ロールユニット3から送られてきた被記録媒体6は、ピンチローラ16に挟持されて、搬送ベルト13によりカラーラベルプリンタ1本体内へと搬送される。
【0032】
カッタユニット5は、内部に不図示の切断刃を有し、記録が終了し、カラーラベルプリンタ1本体から排出された被記録媒体6を切断するものである。
【0033】
次に、図3に、図1に示したカラーラベルプリンタの制御ブロック図を示す。
【0034】
本実施形態のカラーラベルプリンタ1の制御系は、カラーラベルプリンタ1全体の動作を制御するCPUである制御部20と、制御部20が実行する制御プログラムを格納するROM21と、記録信号や記録ヘッド10に供給される記録データ等の各種データを保存しておくRAM22と、外部処理装置2から入力された記録ヘッド10に対する記録データを入力するインターフェース26と、記録ヘッド10を駆動するためのヘッドドライバ25と、搬送モータ12を駆動するためのモータドライバ23と、モータドライバ23が出力する、搬送モータ12の駆動パルス数、あるいは、ヘッドドライバ25からの、インクの吐出制御を管理しているHSYNC、すなわち、副走査方向に交差する主走査方向の同期基準を示す主走査同期信号等の割り込み数をカウントするカウンタ24とを有する。
【0035】
次に、本実施形態のカラーラベルプリンタによる搬送量カウントおよびカウントされた搬送量カウントに基づく被記録媒体の逆搬送に関して説明する。
【0036】
図4に、図1に示したカラーラベルプリンタによる搬送量カウントを説明するための側断面図を、図5に搬送量カウントのカウント工程を説明するフローチャートを、図6に、カウントされた搬送量カウントに基づく被記録媒体の逆搬送を説明するための側断面図をそれぞれ示す。なお、図4および図6では、簡単のため、カッタユニット5は省略している。
【0037】
図4(a)は、記録ヘッド10により記録がなされた記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cとが搬送ユニット7により搬送され、被記録媒体検知センサ8により最終記録ラベル6cの後端部30が検出された状態を示している。なお、ここでは、一旦、記録ラベル6aから最終記録ラベル6cまでの記録がなされた後、被記録媒体6を逆搬送して再び記録を行う例に関して説明する。
【0038】
カラーラベルプリンタ1内に搬送された記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cへの記録が開始される(ステップ101)。
【0039】
制御部20は、被記録媒体検知センサ8からの入力により、現在記録を行っている記録ラベルが最終記録ラベル6cかどうかを判定する(ステップ102)。なお、最終記録ラベル6cかどうかを判定するための情報は、被記録媒体検知センサ8からの入力に限定されるものではなく、他の検出手段によるものであってもよい。最終記録ラベル6cであると判断された場合は、さらに、最終記録ラベル6cの後端部30が被記録媒体検知センサ8により検出されたかどうかを判定する(ステップ103)。
【0040】
ステップ103で後端部30が検出されると、これをトリガとしてカウンタ24により被記録媒体6の搬送量カウントが開始される(ステップ104)。ここで、被記録媒体6の搬送量として、カウンタ24は、モータドライバ23が出力する、搬送モータ12の駆動パルス数をカウントする。なお、上述したように、搬送量カウントとして、ヘッドドライバ25からの、インクの吐出制御を管理しているHSYNC等の割り込み数をカウントするものであってもよいし、あるいは、被記録媒体6の搬送に関連するカウント可能な信号をカウントするものであってもよい。
【0041】
なお、上述した、ステップ102で、最終記録ラベル6cではない、あるいはステップ103で、後端部30ではないと判定された場合には、被記録媒体6の逆搬送のための搬送量カウントは開始されない。
【0042】
次に、記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cの記録が終了したかどうかを判定する(ステップ105)。記録が終了していなければ、記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cの記録が全て終了するまで記録を行い、記録が終了したなら、カウンタ24による搬送量カウントを終了する(ステップ106)。すなわち、図4(b)に示すように、記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cが記録ヘッド10による記録領域を完全に通過するまで搬送量カウントは行われる。
【0043】
なお、上述したように、搬送量のカウントの終了は、記録が記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cの記録が全て終了するまでとしてもよいが、これに限定されるものではなく、記録が終了して、記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cがカラーラベルプリンタ1本体から排紙されるまでとしてもよい。すなわち、最終記録ラベル6cの後端部30の検知から、最終記録ラベル6cが排紙されて搬送ユニット7が搬送動作を停止までをカウントするものであってもよい。
【0044】
このようにして、記録ラベル6a、6bおよび最終記録ラベル6cへの記録が終了すると、図6(a)に示すように白紙ラベル6eが記録ヘッド10の下に位置することとなる。すなわち、白紙ラベル6eは、記録ヘッド10による記録動作がなされない状態で記録ヘッド10の下を通過したため、このまま、連続して記録が開始されると、白紙ラベル6eには、所望の画像を形成することができず、無駄となる。このような無駄を解消するため、本実施形態では、上述のようにして、カウンタ24によりカウントした駆動パルス数、あるいはHSYNC等の割り込み数等の搬送量分だけ、搬送モータ12を逆回転させて、搬送ユニット7の搬送ベルト13を矢印b’の方向に駆動させる。この逆搬送の際、被記録媒体6に弛みを生じさせないため、ロールモータもカウンタ24によりカウントされた搬送量に基づき、矢印bの方向に回転する。これにより、図6(b)に示すように、被記録媒体6は、弛みを生じることなく、最終記録ラベル6cの後端部30が被記録媒体検知センサ8の位置まで、逆搬送される。そして、白紙ラベル6eに所望の画像を形成可能な状態とすることができる。
【0045】
なお、被記録媒体6の逆搬送量の微調整のために、カウンタ24によりカウントされた駆動パルス数、あるいはHSYNC等の割り込み数に、所望の規定値を加減算した値を逆搬送量としてもよい。この規定値は、固定値として、ROM21に書き込まれているものであってもよいし、あるいは、ユーザが設定してもよい。
【0046】
さらに、本実施形態では、被記録媒体検知センサ8により検出された最終記録ラベル6cの後端部30を、カウンタ24によるカウント開始のトリガとして採用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、白紙ラベル6eの先端部31をカウンタ24によるカウント開始のトリガとして採用するものであってもよい。
【0047】
以上説明したように、本実施形態の記録装置によれば、被記録媒体6の逆搬送を、カウンタ24によりカウントした搬送モータ12の駆動パルス数、あるいはHSYNC等の割り込み数といった搬送量に基づいて行う。このため、被記録媒体6が、用紙の位置の基準となるマークが設けられていないマーク無し用紙の場合でも、被記録媒体6の特性に左右されることなく、正確な量の逆搬送を行うことができる。
【0048】
また、本実施形態の場合、搬送開始位置センサの取付け位置に基づく機械的設計値から逆搬送量を算出するものではないため、従来のラベルプリンタのように、ラベル用紙とタグ用紙とで機械的設計値を変更する必要もない。
【0049】
さらに、本実施形態の場合、カウントした駆動パルス数分だけ搬送モータ12を逆転させるのみで、被記録媒体6の逆搬送を実行できるので、記録ヘッド10間のレジストレーション調整値や搬送停止位置調整値、さらにカッタユニット5などのオプション有無等など、いくつもの要因の考慮を必要とする従来の逆搬送量の算出に要する処理時間や算出誤差といった問題も生じない。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シート材の逆搬送量の算出を、シート材搬送装置の、搬送距離やセンサ取付け位置等の機械的設計値や、シート材のマークの有無に影響されることなく行うことができるため、逆搬送量の算出が簡易かつ正確に実現できることとなる。
【0051】
よって、本発明のシート材搬送装置を有する記録装置によると、ユーザに負担をかけることなく、簡易かつ正確に所望の量だけシート材を逆搬送量するため、小シート材間余白を精度良く確保できることとなり、その結果、小シート材に対して安定した記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置における実施形態の一例であるカラーラベルプリンタを含むカラープリンタシステムの斜視図である。
【図2】図1に示したカラーラベルプリンタおよびロールユニットの側断面図である。
【図3】図1に示したカラーラベルプリンタの制御ブロック図である。
【図4】図1に示したカラーラベルプリンタによる搬送量カウントを説明するための側断面図である。
【図5】搬送量カウントのカウント工程を説明するフローチャートである。
【図6】カウントされた搬送量カウントに基づく被記録媒体の逆搬送を説明するための側断面図である。
【符号の説明】
1 カラーラベルプリンタ
2 外部処理装置
3 ロールユニット
4 ケーブル
5 カッタユニット
6 被記録媒体
6a、6b 記録ラベル
6c 最終記録ラベル
6d 剥離紙
6e 白紙ラベル
7 搬送ユニット
8 被記録媒体検知センサ
10、10a〜10f 記録ヘッド
11、11a〜11f カートリッジ
12 搬送モータ
13 搬送ベルト
14、15 回転軸
16 ピンチローラ
20 制御部
21 ROM
22 RAM
23 モータドライバ
24 カウンタ
25 ヘッドドライバ
26 インターフェース
30 後端部
31 先端部

Claims (10)

  1. 複数の小シート材を担持するシート材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シート材に対して記録を行う記録手段と、
    記録すべき前記複数の小シート材のうちの最後のシート材の後端部、または記録が終了した前記複数の小シート材のうちの最後の前記小シート材に続いて記録がなされる前記シート材の前端部を検知する検知手段と、
    前記シート材第1の方向への搬送において前記最後の前記小シート材の後端部、または前記最後の前記小シート材に続いて記録がなされる前記小シート材の前端部の前記検知手段による検知に応じてカウントを開始し、前記最後の前記小シート材への前記記録手段による記録の終了に応じて前記カウントを終了するカウント手段と、
    前記シート材を、前記最後の前記小シート材への記録動作が終了した時点の位置から前記カウント手段によカウント値に応じた搬送量だけ、前記第1の方向と逆方向である第2の方向に搬送して、前記シート材を戻すように前記搬送手段を制御する制御手段と、を有する記録装置。
  2. 前記記録装置に前記複数の小シート材を担持するシート材を搬送するロールユニットを備え、
    前記ロールユニットは、前記搬送手段が前記シート材を前記第2の方向に搬送する際、前記カウント手段によるカウント値に応じた搬送量だけ前記シート材を前記第2の方向に搬送することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記カウント手段は、前記搬送手段を制御する搬送部制御手段から前記搬送手段に対して出力される制御パルスをカウントする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記カウント手段は、前記第1および第2の方向である副走査方向に交差する、主走査方向の同期基準を示す主走査同期信号をカウントする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 台紙である前記シート材上に担持された、ラベルまたはタグ用紙である前記各小シート材に前記記録手段により記録を行う請求項1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記記録手段は、インクの吐出を行う、少なくとも1つの記録ヘッド部を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 複数の前記記録ヘッドによりフルカラーで記録を行う請求項に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドは、前記小シート材の幅に相当する記録幅を有するフルライン記録ヘッドである請求項またはに記載の記録装置。
  9. 前記搬送手段は、前記シート材として、ロール状に巻かれている連続紙を搬送する請求項1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記搬送手段は、前記シート材として、Z状に折り重ねられているファンフォールド紙を搬送する1ないしのいずれか1項に記載の記録装置。
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