JP2001341368A - 記録媒体後端検出方法及び記録装置 - Google Patents
記録媒体後端検出方法及び記録装置Info
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Abstract
刷データより用紙が搬送方向に対して短い場合におい
て、用紙後端の余白量を軽減することを目的とする。 【解決手段】 上述の目的を達成するために、本発明に
係る用紙後端検出方法においては、用紙の後端通過によ
り揺動する通過検出レバー7と、用紙後端の通過により
揺動する通過検出レバー7が所定位置に戻ったことを検
出する検出センサ15と、を有する用紙後端検出方法に
おいて、用紙搬送量を特定周期ごとに検出し、前記用紙
搬送量の履歴を記憶しておき、用紙後端が通過検出レバ
ーを通過した後、該通過検出レバー7が検出センサ15
により検出されるまでの物理戻り時間を考慮し、記憶し
ておいた前記用紙搬送量の履歴に基づいて、用紙後端の
位置を検出することを特徴とする。
Description
記録媒体の後端を検出する記録媒体後端検出方法及び記
録装置に関する。
ェットプリンタ等の記録装置において、記録媒体である
用紙を検出する手段として、記録ヘッドよりも所定距離
上流側の用紙搬送路上に、用紙の有無により揺動する揺
動式の通過検出レバーと、その動作を検出する光学式等
による検出センサが搭載されている。検出センサが通過
検出レバーの動作を検出した時点で、制御手段が用紙の
位置管理を行い、記録ヘッドにより記録を行う位置から
用紙後端までの残領域の長さに基づいて、印刷データが
残領域よりも長いデータ部分を切り捨てて印刷を行う。
しかしながら、このような機械駆動式の用紙検出手段に
おいては、通過検出レバーの揺動に伴なう用紙検出の遅
れが生じることになる。この用紙検出の遅れ時間は同一
であるが、この時間中の搬送量は用紙搬送速度によって
異なるため、用紙搬送速度の最大値に基づいて、用紙後
端の位置を判断したり、特開平10−058801のよ
うに用紙搬送速度により用紙後端の位置を検出する方法
が用いられていた。
記録装置においては、用紙搬送量は印刷の内容によって
異なっており、用紙搬送量が少なかったり、搬送が停止
する直前で通過検出レバーが作動した場合には、搬送が
停止している位置で検出センサにより検出が行われる。
このとき、記録ヘッドによる記録位置から用紙後端まで
の残領域の長さの検出が不確かな状態でばらつくため、
位置の調整を行わない場合には、プラテン部への吐出を
防ぐために設計誤差を積み上げ、余白量を最大にして印
刷を行っていた。
印刷データより記録媒体が搬送方向に対して短い場合に
おいて、記録媒体後端の余白量を軽減することを目的と
する。
めに、本発明に係る記録媒体後端検出方法においては、
記録媒体の後端通過により揺動する通過検出レバーと、
記録媒体後端の通過により揺動した通過検出レバーを検
出する検出センサと、を有する記録媒体後端検出方法に
おいて、記録媒体搬送量を特定周期ごとに検出し、該記
録媒体搬送量の履歴を記憶しておき、記録媒体後端が通
過検出レバーを通過した後、該通過検出レバーを検出セ
ンサが検出するまでの物理戻り時間を考慮し、記憶して
おいた前記記録媒体搬送量の履歴に基づいて、記録媒体
後端の位置を検出することを特徴とする。
の記録装置の構成では、記録ヘッドにより記録媒体に記
録を行う記録装置において、記録媒体搬送量を特定周期
ごとに検出し、前記記録媒体搬送量の履歴を記憶する記
憶手段と、記録媒体の後端通過により揺動する通過検出
レバーと、記録媒体後端の通過により揺動した通過検出
レバーを検出する検出センサと、記録媒体後端が通過検
出レバーを通過した後、該通過検出レバーを検出センサ
が検出するまでの物理戻り時間を考慮し、記録媒体後端
の位置を判断する制御手段と、を有することを特徴とす
る。
録装置へ搭載した実施形態を詳細に説明する。尚、以下
の説明では、記録装置として、信号に応じてインクを吐
出することで記録を行うインクジェット記録方式のプリ
ンタを例示して説明する。
タの断面図を示し、50は画像形成部51を有する記録
装置、60は用紙搬送装置である。この用紙搬送装置6
0は、用紙Sを収納する用紙収納部20と、この用紙収
納部20に収納された用紙S1を給紙する給紙ローラ3
と、用紙収納部20の給紙方向下流側に設けられ、給紙
ローラ3により給送された用紙Sを分離する分離爪4
と、分離爪4により分離された用紙S1を画像形成部5
1に搬送する搬送部21とを備えている。
積載すると共に不図示の回動軸を支点として回動自在な
給紙圧板1を備えている。なお、この給紙圧板1は圧板
ばね2によって給紙ローラ3側に付勢されている。
欠かれた略半月形状を有したものであり、給紙後の待機
時には不図示のロック機構により切り欠き部分が用紙S
に対向する状態で停止している。なお、この待機時にお
いて、給紙圧板1も不図示のカム機構により、給紙ロー
ラ3から離れる側に押し下げられた状態で停止してお
り、これより給紙ローラ3と用紙Sとは非接触状態とな
っている。
送ガイド6と共に用紙搬送路Rを形成するピンチローラ
フォルダ5と、不図示の駆動機構により矢印81又は8
2方向に回転可能な用紙搬送ローラ8と、ピンチローラ
フォルダ5の先端部にピンチローラ軸10を介して回転
自在に保持されたピンチローラ9とを備えている。
記録装置50のシャーシ11に揺動軸5aを介して揺動
自在に軸支されると共に、シャーシ11とピンチローラ
フォルダ5間にかけられたねじりコイル12により、ピ
ンチローラ9を所定の圧力で用紙搬送ローラ8に圧接さ
せる方向に付勢されている。
aと、この記録ヘッド51aを保持して用紙搬送方向と
直交する方向に移動するキャリッジ51bを備えてい
る。そして、矢印81方向に回転する用紙搬送ローラ8
により記録位置まで搬送された用紙S1に対してキャリ
ッジ51bを移動させながら記録ヘッド51aにより記
録を行う。
シャーシ11に揺動軸7bを介して揺動自在に軸支され
ると共に、一端部7aを用紙搬送路内に突出させ、用紙
Sの有無を検出する。検出センサ15は該通過検出レバ
ー7の他端部7cを検出する検出センサである。
1が用紙搬送路Rを通過する際に、この用紙S1により
一端部7aが押圧されると、同図に示すように揺動軸7
bを支点として時計回りの方向に揺動するようになって
いる。そして、通過検出レバー7が揺動すると他端部7
cも移動し、この移動を検出した検出センサ15は検出
信号を、後述する駆動機構を制御する制御手段(図4参
照)に出力されるように構成されている。
14はこの排紙ローラ13に圧接する拍車であり、記録
後の用紙S1は、この排紙ローラ13及び拍車14によ
り不図示の排紙トレイへと排紙される。
が小さく、記録後の用紙面に接触しても該用紙の記録像
を乱すことがないように構成したものである。
における印刷のための用紙の送り方について図面を参照
して説明する。
に、記録ヘッドの幅が、図中の矢印の大きさBで印刷可
能な場合、記録位置Aに用紙を搬送し、の部分を印刷
し、再び搬送モータを駆動し、記録ヘッドの印刷可能な
幅Bと同じ搬送量T1(T1=B)だけ搬送を行い、
の部分を印刷する。
記録ヘッドにおけるノズル間の吐出位置のばらつきを補
正するために、同じ位置に対して複数回印刷を行う。図
3は同じ位置に2回印刷を行う方法を示している。な
お、同じ位置に2回印刷を行う場合、記録ヘッド幅Bに
対して、用紙の搬送量はT2(T2<T1)となる。
「あいうえお」という印刷を行う際に、記録位置Aに用
紙を搬送し、の部分に2回で画像が完成されるように
マスクをかけて印刷を行い、矢印の大きさT2だけ用紙
を搬送する。の部分では、の部分の残りの部分と
の部分の下部を再びマスクをかけて印刷を行い、の部
分、の部分と、印刷と搬送を繰り返すことにより印刷
を完成させる。
法を説明したが、より高品位な印刷を行う場合には、さ
らに多くの回数によって印刷を行うことがあり、その場
合はより少ない搬送量で用紙の搬送が行われる。
図4のブロック図により示す。15は用紙の通過により
揺動する通過検出レバー7を検出する検出センサであ
る。101は特定時間のタイマ割り込みを行うタイマを
含み、各割り込み時間における用紙搬送量を記憶する記
憶手段である。100は検出センサによる検出時点と記
憶手段による用紙搬送量に基づいて、実際の用紙後端検
出時(用紙後端の通過検出レバー通過時)を判断する制
御手段である。
検出時点と記憶手段による用紙搬送量に基づいて、実際
の用紙後端検出時を判断し、これによって得られた情報
に基づいて、用紙を搬送する用紙搬送ローラ8等を駆動
する用紙搬送モータ102及び記録ヘッド51aの駆動
制御を行う。
後端検出の時点について図面を参照して説明する。図5
は用紙搬送量の多い場合の用紙後端検出の時点に関する
一例である。縦軸は用紙搬送モータの回転速度を示し、
横軸は経過時間を示す。図面の中で用紙搬送モータが駆
動している最中、aの時点において用紙後端が通過検出
レバーを越えると、通過検出レバーが揺動し、略一定の
物理戻り時間が経過すると、検出レバーの他端部を、b
の時点で検出センサが検出する。ここで、物理戻り時間
とは、用紙後端が通過検出レバーの一端部を通過した
後、通過検出レバーの他端部を検出センサが検出するま
での時間をいう。一方、特定時間のタイマ割り込みによ
って破線で示されている各時点t1、t2、t3、t
4、t5における用紙搬送量の値を記憶しておく。割り
込みの間隔が10msecとし、用紙後端通過から検出
までの物理戻り時間が30msecだと仮定すると、セ
ンサにより検出された時点のt5から3つ前の値である
t2を参照して用紙後端と判断する。
る検出が用紙搬送停止よりも遅れた場合の用紙後端検出
の時点に関する一例である。図5と同様にaの時点で用
紙の後端が通過検出レバーを越えると、物理戻り時間経
過後のbの時点で、検出センサによる検出が行われる。
検出された時点では、既に搬送は終了しているので、搬
送量はcの値が検出されてしまい、従来のモータの速度
等による検出方法ではaの値を推測することが不可能で
あった。
検出センサが検出レバーの他端部を検出した時点で、既
に搬送が停止している場合においても、t5の時点から
3つ前の値であるt2を参照して用紙の後端と判断して
いる。
刷可能位置の距離とによって、現在印刷している位置か
らどのくらい印刷可能かを判断し、印刷領域を決定す
る。
を記憶しておいたが、この特定間隔割り込みの分解能を
高くすることによって、より正確な用紙後端位置が検出
可能となる。
期ごとの記録媒体搬送量の履歴を記憶しておき、検出セ
ンサにより通過検出レバーが検出された時点で、記録媒
体検出にかかる物理戻り時間を考慮し、実際に記録媒体
が通過検出レバーを作動させた位置を履歴から呼び出
し、その位置により記録媒体の後端を特定し、記録を行
うため、記録媒体よりも搬送方向に対して大きい記録デ
ータが送られてきた場合にも、記録不可能な余白量を軽
減することができる。
の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 記録媒体の後端通過により揺動する通過
検出レバーと、記録媒体後端の通過により揺動した通過
検出レバーを検出する検出センサと、を有する記録媒体
後端検出方法において、 記録媒体搬送量を特定周期ごとに検出し、該記録媒体搬
送量の履歴を記憶しておき、記録媒体後端が通過検出レ
バーを通過した後、該通過検出レバーを検出センサが検
出するまでの物理戻り時間を考慮し、記憶しておいた前
記記録媒体搬送量の履歴に基づいて、記録媒体後端の位
置を検出することを特徴とする記録媒体後端検出方法。 - 【請求項2】 記録ヘッドにより記録媒体に記録を行う
記録装置において、 記録媒体搬送量を特定周期ごとに検出し、前記記録媒体
搬送量の履歴を記憶する記憶手段と、 記録媒体の後端通過により揺動する通過検出レバーと、 記録媒体後端の通過により揺動した通過検出レバーを検
出する検出センサと、 記録媒体後端が通過検出レバーを通過した後、該通過検
出レバーを検出センサが検出するまでの物理戻り時間を
考慮し、記録媒体後端の位置を判断する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
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2001
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