JP2004082348A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RF−ID等の素子を内蔵する記録媒体に記録動作と素子へのデータ書き込みしようとすると素子が不良の場合に判別が難しいこと、用紙ジャム時、及び用紙終了時の正確な判定がしにくい為に、しばしば用紙の無駄使いを生じていた。
【課題を解決するための手段】RF−IDタグ内に有するユニークID(固有の識別子)を読み取りその結果を解析することによって記録媒体の搬送不良、用紙エンド、内部素子不良を正確に判別できる様にした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は素子を有する記録媒体に対し、素子への情報の読み書き、記録媒体への記録を行なう記録装置に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
例えば非接触で情報を書き込み/読み出し可能である集積回路チップとアンテナを備えたRF−ID素子が開発されているが、通常このRF−ID素子は、カット紙、ラベル、タグ紙や、ICカード等の記録媒体に内蔵されている。
【0003】
RF−IDライタ内蔵の記録装置として、これまでは熱転写方式や感熱方式の記録装置が使用されてきたが、記録ヘッドを記録媒体に押し付けて記録を行う方式である為に、記録媒体に内蔵しているRF−ID素子が記録時に壊れてしまうと言う問題が有り、記録媒体と非接触で記録が出来るインクジェット記録装置が注目されている。
【0004】
インクジェット記録装置は種々の方法により、インクの吐出液滴を形成し、これを用紙等の被記録媒体に付着させて、記録媒体とは非接触で印刷を行う。特に吐出液滴形成のためのエネルギーとして熱を利用するインクジェット記録装置は、複数の吐出口を高密度に配置することが容易であり、また、この高密度化により高解像度、高画質の画像が高速度に得られ、しかもカラー化も容易であるという優れた特徴を有している。
【0005】
この種のインクジェット記録装置において、ラインヘッドを搭載したものは、固定されたヘッドの下部を記録媒体が搬送することにより記録を行なう記録手段を具備する。
【0006】
このような記録装置では、通常記録媒体の搬送状態はセンサによって検出する。
【0007】
記録媒体が台紙上に貼られた複数のラベルである場合、一般的には透過型フォトインタラプタなどを用い、ラベル部と台紙部との光の透過率の差を監視することによって記録媒体の状態を監視する。
【0008】
また、記録媒体が長尺紙に一定間隔ごとにマークを付したタグ紙である場合、反射型フォトインタラプタなどを用い、タグ紙部とマーク部との光の反射率の差を監視することによって記録媒体の状態を監視する。
【0009】
ラベル紙を例に記録媒体の監視を説明すると、ホストコンピュータなどにより設定されるラベル紙のサイズと記録時の搬送速度より、ラベル紙がセンサ上を通過する時間が求められる。
【0010】
これに対し、記録動作時のラベル紙部の検知時間が同等である場合、ラベル紙は正常に搬送されていると判断される。
【0011】
逆に、ラベル紙部の検知時間が大きく異なる場合、ラベル紙の搬送異常であると判断し、記録動作を即停止し、エラーを通知する。
【0012】
同様に、ラベル紙とラベル紙との間の台紙部分であるギャップに関しても、ホストコンピュータなどにより設定されるギャップ幅のサイズと記録時の搬送速度より、ギャップ部がセンサ上を通過する時間を求められる。
【0013】
これに対し、記録動作時のギャップ部(台紙部)の検知時間が同等である場合、ラベル紙は正常に搬送されていると判断される。
【0014】
逆に、ギャップ部の検知時間が大きく異なる場合、ラベル紙の搬送異常であると判断し、記録動作を即停止し、エラーを通知する。
【0015】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記のような方式で記録媒体の状態検出を行った場合、記録媒体の終端がセンサ上を通過する所謂、用紙無しの状態を、ギャップ部の検知時間が大きいと判断し、エラー(例えばラベルの剥がれ)となる為、記録媒体の終端を検知することが難しい。
【0016】
従って、用紙無し時に搬送異常エラーで即停止してしまうことになり、記録ヘッド下で記録途中の記録媒体が無駄になってしまう。
【0017】
このような問題を回避する為には、▲1▼前述したセンサとは別に、用紙無しを検知する為の専用のセンサを設ける。▲2▼記録媒体の搬送状態をエンコーダーなどで直接監視する。▲3▼ギャップ部の検知によるエラーを出さず用紙なしと判断する。又はエラー発生までのマージンを大きくとる。等の方法がある。
【0018】
▲1▼▲2▼に関してはセンサ等部品をさらに必要とする為製造コストのアップという問題がある。▲3▼に関しては、搬送異常発生時にエラー検知を行わない。
【0019】
又はエラー検出が大きく遅れることになり、記録媒体はもちろんのこと、記録装置に対してもダメージをあたえかねない。
【0020】
【課題を解決する為の手段】
本発明は、記録媒体に設けられた素子に対して情報の読み出し及び書き込みを行なうライタを搭載し、記録媒体に対し画像の記録を行なう記録装置において、記録媒体に設けられた素子との通信結果により、記録媒体の状態を判断する判断手段を有し、判断手段の判断結果に応じて記録動作を制御することを特徴とする。
【0021】
【作用】
本発明は、記録装置において、記録媒体の状態、特に用紙無しと用紙の搬送異常を、記録媒体に設けられた素子を利用して正確に判断することにより、記録媒体の無駄を無くすことができる。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の記録装置に係わる実施例について詳細に説明する。
【0023】
(第1の実施例)
本発明を実施したRF−IDリーダ/ライタ内蔵記録装置(100)の正面図と上断面図を図1に示す。
【0024】
記録装置(100)には画像を形成する記録部(105)、記録媒体(103)を記録部に給紙するロール紙ホルダ(106)、記録媒体に装着されたRF−IDタグ(101)へのデータの書き込み/読み込みを行なうRF−IDリーダ/ライタ、通信アンテナ(112)等を備える。
【0025】
記録部(105)では、先端検知センサ(104)にて検出したラベル(102)の先端位置を基準に、各記録ヘッド(108から111)から記録データに応じて例えばブラック、シアン、マジェンタ、イエローのインクを選択的に吐出させ、カラー記録する。
【0026】
RF−IDタグが設けられた記録媒体の模式図を図2に示す。
【0027】
記録媒体(103)は台紙(201)と台紙上に貼られた複数のラベル(102)からなり、各ラベルにはRF−IDタグ(101)が設けられている。
【0028】
RF−IDタグ(101)はアンテナ部(203)と無線通信機能をもつ素子(202)からなり、記録装置内のRF−IDリーダ/ライタから通信アンテナ(112)を介してデータの読み込み、書き込みが行なわれる。
【0029】
また、各RF−ID素子(202)はユニークIDと呼ぶ固有のIDを持っており、RF−IDリーダ/ライタからの情報の読み込み/書き込みは指定したユニークIDのRF−ID素子に対し行われる。
【0030】
本発明を実施したRF−IDライタ内蔵の記録装置(100)にホストコンピュータを接続した構成図を図3に示す。
【0031】
記録装置(100)と、ホストコンピュータ(300)がプリンタケーブル(301)で接続されている。
【0032】
記録装置(100)の給紙部であるロール紙ホルダ(106)に記録媒体(103)がセットされている。
【0033】
記録媒体(103)上の各ラベル(102)への記録データ、及びラベル(102)に内蔵するRF−IDタグ(101)への書き込みデータはホストコンピュータ(300)から記録装置(100)に転送される。
【0034】
記録装置(100)上には動作状態や警報を表示するディスプレイや電源のON/OFF、用紙の設定等、複数の操作キーをもつオペレーションパネル(302)を備えている。
【0035】
本発明を実施した記録装置(100)の電気的なブロック図を図4に示す。
【0036】
ホストコンピュータ(ホストPC)(300)は、記録媒体(103)上のラベル(102)に記録する記録データ、及び内蔵するRF−IDタグ(101)への書き込みデータを記録装置(100)のインタフェースコントローラ(401)に転送して記録開始を指示する。
【0037】
CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)(400)は記録データの受信、記録動作、RF−ID(Radio Frequency Identification)リーダ/ライタ(406)の制御、そして記録媒体(103)のハンドリング等、全般の制御を掌る演算処理装置である。
【0038】
CPU(400)はホストPC(300)から受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ(403)にビットマップ展開して描画する。
【0039】
記録前の動作処理としてCPU(400)は入出力ポート(407)、駆動部(408)を介してキャッピングモータ(413)と記録ヘッドU/Dモータ(412)を駆動し、記録ヘッド(108〜111)を図示しないキャッピング機構によるキャッピング位置(待機位置)から記録位置に移動させる。
【0040】
さらに、駆動部(408)を介してRF−IDタグ内蔵の記録媒体(103)を繰り出す給紙モータ(415)、及び記録装置本体の搬送部(107)を駆動する搬送モータ(416)等を駆動し記録媒体(103)を記録部に搬送する。
【0041】
定速度で搬送される記録媒体(103)への記録タイミングを決定するために、先端検知センサ(104)で各ラベル(102)の先端、又は後端位置を検出する。
【0042】
その後、搬送モータ(416)による用紙搬送に同期して、CPU(400)はイメージメモリ(403)から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路(409)を介して、記録ヘッド(108〜111)に順次データ転送し、各記録ヘッドが持つ多数のノズルから選択的にインクを吐出させ、カラー記録する。
【0043】
本実施例の記録装置(100)の各記録ヘッド(108〜111)はラインヘッドであり、記録動作中用紙(記録媒体)(103)は予め決められた一定速度、例えば100[mm/sec]で搬送される。
【0044】
上記記録動作と並行して、CPU(400)は記録媒体(103)に内蔵するRF−IDタグ(101)上の素子(202)にデータの書き込み制御する。
【0045】
CPU(400)の制御下で、RF−IDリーダ/ライタ(406)がアンテナ(112)を介してデータの書き込みを行い、且つRF−IDタグ(101)から送信されたデータの読み込みを行なう。
【0046】
CPU(400)とRF−IDリーダ/ライタ(406)とは例えば非同期のシリアルインタフェースやバス形式の入出力(I/O)にて接続される。
【0047】
CPU(400)の動作はプログラムROM(402)に記憶された処理プログラムに基づき、実行される。
【0048】
プログラムROM(402)には(後述の)図8、図14に示す制御フローに対応した処理プログラム及び参照用テーブル等が記憶されている。
【0049】
CPU(400)は各処理を実行する際、作業用のメモリとしてワークRAM(404)を使用する。
【0050】
EEPROM(405)は不揮発性のメモリで、記録ヘッド相互の微小記録位置調整等、装置固有のパラメータを記憶する。
【0051】
インク満タン検知センサ(410)は図示しないサブタンク内に備えたセンサで、インクの色毎に独立して検知する。
【0052】
サブタンクはインクを補給するインクカートリッジからインクを受け、一旦貯蔵するバッファの役目をし、ポンプモータ(414)の動作によるインク補給時に、もしサブタンク内の満タン検知センサ907が一定時間内に検知しなければ、インクカートリッジが”空”と判断し、該当する色のインクカートリッジ交換を促す。
【0053】
CPU(400)は色毎にインク満タン検知センサ(410)の出力をADコンバータ(411)で読み取ることが出来る。
【0054】
図5〜7は本実施例における用紙検知とRF−ID情報の書き込み処理を示す模式図である。
【0055】
CPU(400)の制御により、RF−IDリーダ/ライタ(406)はラベル(102)内のRF−IDタグ(101)からユニークID(各RF−IDタグ固有の識別子)の読み取りを周期的に行なう。
【0056】
読み取り周期はラベル(102)1枚が通信アンテナ(112)との通信可能エリアを通過する時間よりも短い時間で行なわれ、ユニークIDの読み取り結果により、ラベル紙の有無、或いは搬送異常の検知が行われる。
【0057】
図5に示すように、ラベル(102)が正常に搬送されている場合、通信アンテナ(112)とRF−IDタグ(101)が通信可能状態となった時に、ユニークIDを読み取ることができ、前回読み取ったユニークIDと比較して異なっていたなら、新たなラベル(102)が到達したと判断し、該当のRF−IDタグ(101)に対しデータの書き込みを行なう。
【0058】
その後、記録部にてラベル(102)に画像を記録する。
【0059】
図6のようなロール紙に巻かれた記録媒体(103)が全て給紙され、最終ラベル(102)が既に通過済み(用紙無し)の場合、ユニークIDの読み取りを複数回行なってもRF−IDタグ(101)は確認されない。
【0060】
このような場合、用紙無しと判断し、最後にユニークIDを検知したラベル(102)まで記録を行った後、記録動作を中断し、用紙無しエラーを通知する。
【0061】
図7のように記録媒体(103)の搬送異常が発生した場合、通信アンテナ(112)との通信可能エリア内のラベル(102)は移動しなくなり、ユニークIDの読み取り結果は同一内容が繰り返される。
【0062】
このような場合、用紙搬送異常と判断し、即記録動作を停止し、用紙JAMエラーを通知する。
【0063】
RF−IDタグのユニークID読み取り〜書き込み処理のフローチャートを図8に示す。
【0064】
(S0800)にて周期的にRF−ID素子のユニークIDの確認が行われ、結果、(S0801)により所定回数N回連続して確認できない場合、用紙無しエラーと判断し(S0806)報知して終了する。
【0065】
また、(S0800)にてユニークIDの確認がなされ、(S0802)により、前回確認したユニークIDと比較し、異なる場合、用紙有りと判断し、該当のRF−ID素子に対しデータの書き込みを行なう(S0804)。
【0066】
また、S0802にて前回確認したユニークIDと同じで、且つ所定回数同じユニークIDが確認されたならば、用紙JAMと判断(S0805)、報知して終了する。
【0067】
(第2の実施例)
以下に説明する第2実施例のように、RF−IDタグとの通信結果と搬送部上のセンサ出力により用紙の状態を判断するものでも良い。
【0068】
第2実施例によるRF−IDリーダ/ライタ内蔵の記録装置(100)の正面図と上断面図を図9に示す。
【0069】
基本的な構成は第1実施例と類似しているので異なる点について説明する。
【0070】
本実施例では記録媒体103上のラベル102の先端(或いは後端)を検知する先端検知センサ(104)が通信用アンテナ(112)に対して記録媒体搬送方向上流側に配置される。
【0071】
本実施例における電気的なブロック図は第1実施例にて説明した図4と同じ構成で可能であるが、後述するようにプログラムROM(402)に記憶する処理プログラム、及び参照用テーブルが異なる。
【0072】
図10〜13は本実施例における用紙検知とRF−ID情報の書き込み処理を示す模式図である。
【0073】
先端検知センサ(104)にて検知したラベル(102)に内蔵されたRF−IDタグ(101)に対し、RF−IDリーダ/ライタはCPU(400)の制御下で、通信アンテナ(112)を介してユニークIDの読み取りを行なう。
【0074】
また、先端検知センサ(104)にてラベルを未検知であってもRF−IDタグの読み取りタイミングとなった場合にはユニークIDの読み取りを実行する。
【0075】
ユニークID読み取りタイミングは、先端検知センサ(104)にてラベル後端の通過を検知した時点、または、前回RF−ID素子に対しユニークIDの読み取りを行ってからラベル1枚分通過したと見なすタイミングであり、先端検知センサ(104)の検知状態とユニークIDの読み取り結果により、ラベルの有無、搬送異常、又はRF−IDタグとの通信エラー検知が行なわれる。
【0076】
図10のようにラベル(102)が正常に搬送されている場合、先端検知センサ(104)にてラベル(102)の検知が行われ、該ラベル紙内のRF−IDタグ(101)に対し、RF−IDリーダ/ライタは通信アンテナ(112)を介してユニークIDの読み取りを行い、正常に読み取ったユニークIDのRF−IDタグ(101)に対しデータの書き込みを行なう。
【0077】
その後ラベル紙(102)上に画像を記録する。
【0078】
一方、図11の如くロール紙に巻かれた記録媒体(103)が全て給紙され、最終ラベル(102)が既に通過済み(用紙無し)の場合、先端検知センサ(104)ではラベルを検知できない用紙なし状態が続き、前回のRF−IDタグ(101)の読み取りタイミングからラベル1枚分搬送した後、新たなユニークIDの読み取りを実行しても、RF−IDタグは確認されない。
【0079】
この場合、用紙無しと判断し、最後にユニークIDを検知したラベル(102)まで記録を行った後、動作を中断し、用紙無しエラーを通知する。
【0080】
次に、図12ではラベル(102)が正常に搬送されてはいるが、RF−IDタグ(101)内部素子の故障等が発生した場合を示す。
【0081】
まず、先端検知センサ(104)にてラベル(102)が検知され、該ラベル紙内のRF−IDタグ(101)に対し、RF−IDリーダ/ライタ(406)はユニークIDの読み取りを行なうが、ユニークIDは読み取れない。
【0082】
このような場合、RF−IDタグとの通信異常と判定し、最後にユニークIDを検知したラベルまで記録を行った後、動作中断し、通信エラーを通知する。
【0083】
図13のように記録媒体(103)の搬送異常が発生している場合、先端検知センサ(104)付近のラベル(102)は移動出来なくなり、先端検知センサ(104)の出力が変化しないまま、前回のRF−IDタグ(101)の読み取りタイミングからラベル1枚分搬送した時間が経過し、新たな読み取りを行なうと前回読み取ったRF−IDタグ(101)と同じユニークIDが確認される。
【0084】
このような場合、記録媒体(103)の搬送異常と判断し、即記録動作を停止し、用紙JAMエラーを通知する。
【0085】
本実施例における用紙検知とRF−IDタグへの書き込み処理のフローチャートを図14に示す。
【0086】
先端検知センサ(104)にてラベル(102)の後端を検知すると(S1400)、RF−IDタグ(101)の確認としてユニークIDの読み取りを行い(S1401)、結果、ユニークIDの読み取りができたならば(S1401−Yes)、用紙有りと判断し、確認したユニークIDのRF−IDタグに対しデータの書き込みを行なう(S1402)。
【0087】
また、ユニークIDの読み取りができず、RF−ID素子を確認できないならば(S1401−No)、RF−IDエラーと判定、報知する(S1403)。
【0088】
S1400で先端検知センサ(104)にてラベルの後端を検知していない場合であっても(S1400−No)、前回のRF−IDタグの読み取りタイミングからラベル1枚分搬送した時間が経過し、新たなRF−IDタグの読み取りタイミングとなれば(S1404−Yes)、RF−IDタグの確認としてユニークIDの読み取りを行い、結果、ユニークIDの読み取りができたならば(S1405−Yes)、用紙JAMエラーと判断する(S1406)。
【0089】
また、ユニークIDの読み取りができず、RF−ID素子を確認できないならば(S1405−No)、用紙無しエラーと判断する(S1407)。
【0090】
以上説明したように、本発明の記録装置によれば、記録媒体の状態、特に用紙無し(用紙END)と用紙の搬送異常を正確に判断することができ、記録媒体の無駄を減らす事が出来る。
【0091】
前記実施例では、「ラベル」に記録する「ラベルプリンタ」を、例として説明したが、記録媒体の形態に限定されるものではなく(カット紙等)、また、記録媒体の材質は紙に限定されるものではなく(プラスチックカード等)、非接触ICはRF−IDに限定されるものでなく、RF−IDリーダ/ライタは記録装置の入口側に限定されるものでなく(出口、記録装置内部等)、記録装置の記録方式はインクジェット方式に限定されるものではない(熱転写方式、シリアルスキャン方式等)。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、記録媒体に設けられた素子との通信結果により、記録媒体の状態を正確に判断できる記録装置を提供することができる。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例におけるRF−IDライタ内蔵の記録装置の正面図と上断面図である。
【図2】RF−ID素子内蔵記録媒体の模式図である。
【図3】RF−IDリーダ/ライタ内蔵の記録装置にホストコンピュータを接続した構成図である。
【図4】RF−IDライタ内蔵の記録装置の電気回路ブロック図である。
【図5】第一の実施例における用紙有り検知とRF−ID情報の書き込み処理を示す模式図である。
【図6】第一の実施例における用紙無し検知処理を示す模式図である。
【図7】第一の実施例における用紙JAM検知処理を示す模式図である。
【図8】第一の実施例における用紙検知とRF−ID情報の書き込み処理のフローチャートである。
【図9】第二の実施例におけるRF−IDライタ内蔵の記録装置の正面図と上断面図である。
【図10】第二の実施例における用紙有り検知とRF−ID情報の書き込み処理を示す模式図である。
【図11】第二の実施例における用紙無し検知処理を示す模式図である。
【図12】第二の実施例におけるRF−ID通信異常検知処理を示す模式図である。
【図13】第二の実施例における用紙JAM検知処理を示す模式図である。
【図14】第二の実施例における用紙検知とRF−ID情報の書き込み処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 記録装置
101 RF−IDタグ
102 ラベル
103 記録媒体
104 先端検知センサ
105 記録部
106 ロール紙ホルダ
107 搬送部
108 記録ヘッド(ブラック)
109 記録ヘッド(シアン)
110 記録ヘッド(マジェンタ)
111 記録ヘッド(イエロー)
112 通信アンテナ
201 台紙
202 RF−ID素子
203 アンテナ
400 CPU(Central Processing Unit)
401 インタフェースコントローラ
402 プログラムROM
403 イメージメモリ
404 ワークRAM
405 EEPROM
406 RF−IDリーダ/ライタ
407 入出力ポート(I/O)
408 駆動部
409 記録ヘッド制御回路

Claims (19)

  1. 記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体に設けられた素子と通信する通信手段と、
    前記素子との通信結果により前記記録媒体の状態を判定する判定手段を有し、前記判定手段の判定結果に応じて記録動作を制御する制御手段を有することを
    特徴とする記録装置。
  2. 前記判定手段は、通信結果が正常である場合、
    記録媒体有りと判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判定手段は、通信結果が異常である場合、
    記録媒体なしと判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体に設けられた素子と通信する通信手段と、
    前記搬送手段により連続的に搬送される記録媒体に設けられた素子と所定間隔毎に通信を行ない、所定間隔毎に新たな素子との通信に移行したか否かを判別する判別手段を有することを特徴とする記録装置。
  5. 前記判別手段による判別した結果、所定間隔後、新たな素子との通信に移行した場合、動作を継続する動作継続手段を有することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記判別手段による判別した結果、所定間隔後、新たな素子との通信に移行しない場合、動作を中断し報知する報知手段を有することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  7. 前記判別手段による判別した結果、
    所定間隔後新たな素子との通信に移行しない場合、
    前記報知手段は前記搬送手段による搬送動作異常を報知することを特徴とする
    請求項4に記載の記録装置。
  8. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体に内蔵された無線通信素子と通信する無線通信手段と、
    前記搬送手段により連続的に搬送される前記記録媒体内の第1の無線通信素子と通信を行ない、
    所定間隔後、前記第1の無線通信素子との通信が継続されているか、
    又は第2の無線通信素子との通信に移行したか、
    それとも無線通信素子との通信が途切れたかを判別する判別手段を有することを特徴とする記録装置。
  9. 前記判別手段による判別結果、
    前記第1の無線通信素子との通信が継続されている場合、
    前記搬送手段による搬送動作異常を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記判別手段による判別結果、
    前記第2の無線通信素子との通信に移行した場合、
    動作を継続する動作継続手段を有することを特徴とする
    請求項8に記載の記録装置。
  11. 前記判別手段による判別結果、
    無線通信素子との通信が途切れた場合、
    記録媒体の終了を報知する報知手段を有することを特徴とする
    請求項8に記載の記録装置。
  12. 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体を検知する検知手段と、前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録媒体に内蔵された無線通信素子と通信する無線通信手段とを備え、
    前記検知手段で記録媒体を検知した後、
    前記無線通信手段により前記無線通信素子と通信することを特徴とする記録装置
  13. 前記検知手段で記録媒体を検知した後、
    前記無線通信手段により前記無線通信素子と通信出来ない場合、
    無線通信素子が異常と判定する判定手段を有することを特徴とする
    請求項12に記載の記録装置
  14. 前記検知手段で記録媒体を検知せず、且つ前記無線通信手段により前記無線通信素子と通信出来ない場合、
    前記記録媒体が終了と判定し報知する報知手段を有することを特徴とする
    請求項12に記載の記録装置
  15. 前記検知手段で新たな記録媒体を検知せず、
    且つ前記無線通信手段により新たな無線通信素子と通信出来ない場合、
    前記搬送手段による搬送動作異常を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  16. 前記検知手段は前記無線通信手段と前記無線通信素子との通信可能範囲より搬送方向上流に配置されていることを特徴とする
    請求項12から15に記載の記録装置。
  17. 前記無線通信素子とはRF−ID(Radio Frequency Identification)素子であることを特徴とする請求項1から16に記載の記録装置。
  18. 前記記録媒体とは複数のラベルが仮付けされた長尺紙であることを特徴とする請求項1から16に記載の記録装置。
  19. 前記記録媒体とは紙、又は樹脂、金属を含むカードであることを特徴とする請求項1から16に記載の記録装置。
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