JP2010023386A - プリンタにおける記録紙の切断方法およびプリンタ - Google Patents

プリンタにおける記録紙の切断方法およびプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の種類に応じて切断目標位置を適切に決定できるプリンタおよびその制御方法を提案すること。
【解決手段】プリンタ1は、複数種類の記録紙12aの中から択一的に選択された用紙に印刷する。プリンタ1は、記録紙12a上のブラックマーク12cやラベル端部などの位置合わせ基準を、反射型フォトセンサ26などのセンサで検出する。プリンタ1には、各用紙種類に、記録紙12a上の位置合わせ基準や切断目標位置Eなどを対応付けた設定データが予め記憶されている。印刷ジョブ実行時には、印刷データに含まれる用紙情報に基づいて予め記憶している位置合わせ基準や切断目標位置Eを読み出し、当該読み出した内容に基づいて記録紙12aを搬送し、切断位置Bに位置決めする。切断目標位置Eの位置設定を適宜行うことにより、用紙種類が異なっていても余白寸法を同一にすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、長尺状の記録紙に印刷するプリンタに関し、特に、複数種類の用紙を択一的に使用することが可能なプリンタ、および、当該プリンタにおける記録紙の切断方法に関する。
従来から、長尺の台紙上に一定間隔でラベルを貼り付けたラベル用紙や、一定間隔で所定のマークが付されたマーク付き連続紙などの複数種類の記録紙を択一的にセットして印刷することが可能なプリンタが知られている。この種のプリンタでは、印刷ヘッドによる印刷位置や切断機構による切断位置に記録紙の所定部分を位置合わせするために、記録紙の搬送中に記録紙上にあるラベルの先端やマークなどの位置合わせ基準となる部分を検出する検出動作を行い、その検出結果に基づいて記録紙上の印刷領域や切断目標位置などの各部分の搬送位置を把握して位置合わせを行っている。
例えば、特許文献1には、台紙付きのラベル用紙あるいは一定間隔でマークが付いたタグ用紙(マーク付き連続紙)を択一的に装着して印刷するプリンタが記載されている。このプリンタでは、台紙付きラベル用紙に印刷するときは透過型センサでラベルを検出し、タグ用紙を用いる場合には、マークが付された面に向けて配置された反射型センサの検出結果によってマークを検出して、記録紙上の位置合わせ基準となる部分の搬送位置を把握している。このように、特許文献1では、用紙の種類に応じて透過型センサによる検出方法と反射型センサによる検出方法などの異なる検出方法を使い分けて、各記録紙の位置合わせ基準となる部分を検出している。
特開2000−71548号公報
ここで、台紙付きのラベル用紙にラベルの間隔に合わせてマークを付したマーク付きラベル用紙を用いる場合には、マーク付き連続紙と同様にマークを位置合わせ基準として用いることにより、この記録紙上の切断目標位置を、プリンタ内の切断位置に位置合わせすることも可能である。台紙付きのラベル用紙は、印刷後にラベル間のギャップの部分で切断されるため、切断後のラベル用紙の先端側と後端側には、ラベル間のギャップの長さに対応する数mm程度の台紙のみの部分が形成される。また、ラベルに印刷する場合には、ラベルの先頭ぎりぎりの位置から印刷を開始すると、搬送誤差や部品や組立て時の誤差などにより、例えばインクジェットプリンタの場合、ラベル外の台紙の上にインクが吐出してしまうことがあり、このはみ出たインクが乾く前に印刷機構や搬送機構などに付着してしまうことがあるため、ラベルの先端部分に数mm程度の余白を設けている。
図9は従来例のプリンタによる記録紙の余白寸法の説明図である。従来のプリンタでラベル用紙に印刷する場合には、図9(a)に示すように、その搬送方向前方側のラベル間ギャップ部分にある切断目標位置Eからラベル上の印刷開始位置Dまでの長さが、切断目標位置Eからラベルの先端までの台紙のみの部分の寸法Laと、ラベルの先端から印刷開始位置Dまでの余白寸法Lbとの合計寸法になる。これに対し、タグ用紙などマーク付き連続紙の設定に基づいた場合(Lcのみ設定)にはラベル間ギャップの部分がないため、図9(b)に示すように、そのままでは切断目標位置Eから印刷開始位置Dまでの長さLcが、切断後のマーク付き連続紙における先端側の余白寸法となり、マーク付きラベル用紙の場合La分がなく、ラベル端ぎりぎりとなってしまう。また、マーク付き連続紙とマーク付きラベル用紙のそれぞれについてマークから同じ位置関係となるように印刷開始位置Dと切断目標位置Eを決定してしまうと、マーク付きラベル用紙の設定に基づいた場合(La、Lbの設定)には、印刷領域の先頭側の余白寸法が、ラベル間のギャップの寸法Laの分だけマーク付き連続紙の方が長くなってしまい、余白を同一にすることができないという問題点がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、用紙の種類(マーク付きラベル用紙、マーク無しラベル用紙、マーク付き連続紙など)に応じて位置合わせ基準や切断目標位置を適切に決定して記録紙を位置決めすることができ、これにより、用紙種類が異なっていても余白の寸法を同一にすることが可能なプリンタおよびプリンタにおける記録紙の切断方法を提案することにある。
また、本発明の他の課題は、プリンタ側で位置合わせ基準や切断目標位置などの設定データを保持しておき、用紙種類に応じて必要なデータを読み出して切断位置を調整することが可能なプリンタおよびプリンタにおける記録紙の切断方法を提案することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、長尺状の複数の用紙種類の記録紙を、切断装置を配置した搬送経路に沿って搬送するプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、前記記録紙上の位置合わせ基準に基づく前記切断装置による切断目標位置を設定した設定データを記憶しておき、
前記記録紙を搬送するときには、前記搬送経路に配置した検出手段により前記位置合わせ基準標を検出し、
前記用紙種類を特定する情報に基づき、前記設定データから、前記切断目標位置を読み出して前記位置合わせ基準に基づき位置決めし、前記記録紙を切断することを特徴としている。
また本発明において、前記搬送経路は印刷ヘッドを配置したものであり、
前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、前記記録紙上の前記位置合わせ基準に基づき前記印刷ヘッドによる印刷開始位置を設定した前記設定データを予め記憶しておき、
前記記録紙を印刷するときには、
前記用紙種類を特定する情報に基づき、前記設定データから前記印刷開始位置を読み出して前記位置合わせ基準に基づき位置決めし、印刷することを特徴としている。
本発明では、このように、複数種類の記録紙について、記録紙上の位置合わせ基準に基づき、切断目標位置および印刷開始位置を記録紙の用紙種類に対応付けて予め設定して記憶しておくので、ホスト装置から受け取った用紙種類の情報、または、プリンタ自身が判定した用紙種類の情報に基づいて、この設定データから適切なデータを読み出して、各種類の記録紙の位置合わせ基準を検出し、当該記録紙を適切な位置に位置決めして切断し、印刷することができる。これにより、各種類の記録紙について、切断目標位置から印刷領域までの間の余白部分の寸法が適切になるように記録紙を切断し、印刷することができ、記録紙を節約することができる。また、予めプリンタ側に記録紙上の位置合わせ基準に基づき、印刷開始位置および切断目標位置の設定データを記憶させておくことにより、ホスト装置側で用紙種類ごとに印刷開始位置および切断目標位置を算出して印刷データを作成する必要がなくなる。よって、ホスト装置側の処理負担を軽減できる。
本発明において、前記複数の用紙種類は、目印が所定の間隔で付されている長尺の目印付き連続紙と、長尺の台紙にラベルが所定の間隔で貼り付けられているラベル用紙を含み、前記目印付き連続紙の場合、前記目印に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、前記ラベル用紙の場合、前記ラベルの位置に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、前記ラベル用紙における前記切断目標位置を、前記ラベル間ギャップの部分とした場合、前記目印付き連続紙における前記切断目標位置から前記印刷開始位置までの距離と、前記ラベル用紙における各ラベルの先端位置から当該ラベル上の前記印刷開始位置までの距離とが同一になるように、それぞれの前記切断目標位置と前記印刷開始位置を設定し設定データとして記憶するとよい。このようにすれば、ラベル用紙の場合にはラベル間ギャップ分のマージンの分だけ余白が短くなることを考慮して切断目標位置を設定でき、切断後のラベル用紙におけるラベル部分の余白寸法と、切断後の目印付き連続紙の余白寸法を同一にすることができる。
ここで、前記ラベル用紙は、前記台紙上に所定の間隔で目印が付されている目印付きラベル用紙を含み、前記目印付きラベル用紙の場合、前記目印に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、前記目印が付されていないラベル用紙と、前記目印付きラベル用紙における前記切断目標位置を、いずれも前記ラベル間ギャップの部分としたことを特徴とする。前記目印付きラベル用紙については、位置合わせ基準およびその検出方法を目印付き連続紙と共通化でき、また目印に付されていないラベル用紙とも共通化できる。
また、本発明において、複数の給紙経路の中から択一的に選択された給紙経路から前記記録紙を給紙可能とし、当該択一的に選択された給紙経路を特定する給紙経路情報を、前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、設定し前記設定データに記憶しておき、前記記録紙に印刷するときには、前記用紙種類に基づき、前記設定データから、前記給紙経路情報および当該用紙種類に対応付けられた前記位置合わせ基準および前記切断目標位置を読み出すとよい。このようにすれば、異なる給紙経路を用いる記録紙を含む、複数種類の記録紙に対しても適切な位置で印刷や切断を行うことができる。
次に、本発明のプリンタは、上記のプリンタにおける記録紙の切断方法や印刷方法により、印刷対象の前記記録紙の用紙種類に対応付けられた前記切断目標位置において前記記録紙を切断することや、印刷開始位置で印刷することを特徴としている。
本発明によれば、記録紙上の位置合わせ基準および切断目標位置を記録紙の用紙種類に対応付けて予め設定して記憶しておくので、ホスト装置から受け取った用紙種類の情報に基づいてこの設定データから適切なデータを読み出して、各種類の記録紙を適切な位置で切断し印刷することができる。これにより、各種類の記録紙について、切断目標位置から印刷領域までの間の余白部分の寸法が適切になるように記録紙を切断し印刷することができ、記録紙を節約することができる。また、予めプリンタ側に切断目標位置や印刷開始位置の設定データを記憶させておくことにより、ホスト装置側で用紙種類ごとに切断目標位置や印刷開始位置を算出して印刷データを作成する必要がなくなる。よって、ホスト装置側の処理負担を軽減できる。
以下に、図面を参照して、本発明のプリンタの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット方式のプリンタの外観斜視図であり、図2はプリンタの開閉蓋を全開にした状態の外観斜視図である。プリンタ1は、全体としてほぼ直方体形状をしたプリンタ本体2と、当該プリンタ本体2の前面に取り付けた開閉蓋3を有している。プリンタ本体2の外装ケース2aの前面には所定幅の排出口4が形成されている。排出口4の下側には排紙ガイド5が前方に突出しており、当該排紙ガイド5の側方には蓋開閉レバー6が配置されている。外装ケース2aにおける排紙ガイド5および蓋開閉レバー6の下側には、ロール紙出し入れ用の矩形の開口部2bが形成されており、この開口部2bが開閉蓋3の蓋ケース3aによって封鎖されている。
蓋開閉レバー6を操作すると開閉蓋3のロックが解除される。ロック解除後、排紙ガイド5を前方に引くと、開閉蓋3はその下端部を中心として前方に旋回し、ほぼ水平となるまで開く。開閉蓋3が開くと、図2に示すように、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部11が開放状態となり、同時に、ロール紙収納部11から排出口4に到る搬送路A(図3参照)が開放状態となる。なお、図2では蓋ケース3aおよび蓋開閉レバー6を省略してある。
図3はプリンタ1の内部の概略構成を示す説明図である。ロール紙収納部11には、ロール紙12が、プリンタ幅方向に向いた横置き状態で転動可能に収納されている。ロール紙12は、一定幅の長尺状の連続した記録紙12aをロール状に巻き付けたものである。ロール紙収納部11には、複数種類の記録紙12aの中から択一的に選択したものが装着される。
ここで、図4はロール紙収納部11に装着可能な記録紙12aの用紙種類の説明図である。記録紙12aとしては、例えば、図4(a)〜(c)の各図に示すように、長尺状の連続紙12bの表面あるいは裏面に一定間隔でブラックマーク12c(目印)が付されたマークつき連続紙P1(目印付き連続紙)、長尺状の剥離台紙12dの上にラベル12eが一定間隔で剥離可能な状態で貼り付けられているラベル用紙P2、ブラックマーク12cを付したマーク付きラベル12fが剥離台紙12dの上に一定間隔で剥離可能な状態で貼り付けているマーク付きラベル用紙P3(目印付きラベル用紙)、などがある。
再び、図3を参照して説明すると、ロール紙収納部11の上側には、プリンタ本体フレーム10の上端に水平に取り付けられたヘッドユニットフレーム13が配置されている。ヘッドユニットフレーム13には、インクジェットヘッド14(印刷ヘッド)、インクジェットヘッド14を搭載しているキャリッジ15、キャリッジ15のプリンタ幅方向への移動をガイドするキャリッジガイド軸16が配置されている。インクジェットヘッド14は、インクノズル面14aが下向きになるようにキャリッジ15に搭載されている。また、ヘッドユニットフレーム13には、キャリッジ15をキャリッジガイド軸16に沿って往復移動させるためのキャリッジモータ17およびタイミングベルト18を備えたキャリッジ搬送機構が配置されている。
インクジェットヘッド14の下側には、プリンタ幅方向に水平に延びるプラテン19がインクノズル面14aと一定のギャップを隔てて対向配置されており、プラテン19によってインクジェットヘッド14の印刷位置が規定されている。プラテン19の後端には、下方に湾曲しているテンションガイド20が取り付けられている。
プラテン19の後側(搬送方向の上流側)には、後側紙送りローラ21および後側紙押えローラ22がプリンタ幅方向に水平に架け渡されている。後側紙送りローラ21には、記録紙12aを介して後側紙押えローラ22が上側から所定の押圧力で押し付けられている。また、プラテン19の前端側(搬送方向の下流側)には、前側紙送りローラ23および前側紙押えローラ24が配置されている。前側紙送りローラ23には、記録紙12aを介して前側紙押えローラ24が上側から押し付けられている。後側紙送りローラ21および前側紙送りローラ23は、プリンタ本体フレーム10に搭載されている紙送りモータ25によって同期して回転駆動される。
ロール紙収納部11内のロール紙12から繰り出される長尺状の記録紙12aは、テンションガイド20によって所定の張力が付与された状態で、プラテン19上の印刷位置を経由する搬送路A(図3に示す太い一点鎖線)に沿って搬送され、排出口4から引き出された状態にセットされる。この状態で紙送りモータ25が駆動制御されると、後側紙送りローラ21および前側紙送りローラ23が回転し、記録紙12aが所定量だけ送り出される。そして、排出口4の近傍に配置されているオートカッタ28によって記録紙12aの先端部分を切断した後、記録紙12aを所定の搬送量だけ搬送することにより、切断後の記録紙12aの先頭部分にある印刷領域の先端位置である印刷開始位置D(図4参照)を、インクジェットヘッド14による印刷位置Cに位置決めする。
印刷指令を受けると、記録紙12aは一定の搬送量ずつ間欠的に送り出され、これに同期してインクジェットヘッド14が駆動され、印刷位置Cを通過する記録紙12a上の印刷領域に印刷が施される。その後、記録紙12a上の切断目標位置E(図4参照)をオートカッタ28による切断位置Bに位置合わせすると共に、記録紙12aの印刷済みの部分が排出口4から排出された状態で記録紙12aの搬送が停止し、オートカッタ28によって記録紙12aの切断目標位置Eの部分が幅方向に切断される。これにより、1枚の印刷済みのカットシートや剥離台紙付きラベルなどが発行される。
プリンタ1は、記録紙12a上の各印刷領域に対応して付されているブラックマーク12cやラベル端部などの位置合わせ基準を検出するための検出手段として、反射型フォトセンサ26および透過型フォトセンサ27を備えている。
図5(a)は搬送路Aにおける記録紙12a、反射型フォトセンサ26および透過型フォトセンサ27の取付位置を説明するための側面図であり、図5(b)はその平面図である。図5では、記録紙12aの例としてマーク付きラベル用紙P3を示している。
反射型フォトセンサ26は、インクジェットヘッド14と後側紙送りローラ21との間で、搬送路Aの下側に配置されている。また、反射型フォトセンサ26の平面位置は、搬送路Aにおけるブラックマーク12cの通過領域内とされている。反射型フォトセンサ26は発光素子および受光素子を備えており、下方から搬送路Aに向けて照射した検査光の下方への反射光の有無を検出して、記録紙12aの裏面に付されたブラックマーク12cを検出することができる。反射型フォトセンサ26の発光素子および受光素子を上下逆に配置すれば、上方から搬送路Aに向けて照射した検査光の上方への反射光の有無を検出し、記録紙12aの表面に付されたブラックマーク12cを検出することができる。
透過型フォトセンサ27は、反射型フォトセンサ26よりも搬送路Aの上流側であって、後側紙送りローラ21とテンションガイド20との間に配置されている。また、透過型フォトセンサ27の平面位置は、搬送路Aにおけるラベル12eあるいはマーク付きラベル12fの通過領域内とされている。透過型フォトセンサ27は、搬送路Aを挟んで上側に配置した発光素子と下側に配置した受光素子を備えており、上方から搬送路Aに向けて照射した検査光の下方への透過光の有無に基づいて記録紙12a上のラベル12e、12fの先端あるいは後端などの透過率が異なる部分の端部を検出できる。ここで、透過型フォトセンサ27の発光素子および受光素子を搬送路を挟んで上下逆に配置してもよい。
なお、透過型フォトセンサ27をブラックマーク12cの通過範囲内に配置して、透過型フォトセンサ27によってブラックマーク12cとラベル12eあるいはマーク付きラベル12fの端部の両方を検出できるように構成すれば、反射型フォトセンサ26を省略することも可能である。
(制御系)
図6は、プリンタ1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンタ1の制御系は、CPUおよびROM、RAMなどの記憶部を備えた制御部29を中心に構成されている。制御部29には、図示しない送受信部を介して、ホスト装置30などの上位機器から印刷データやコマンドなどが供給される。制御部29は、ホスト装置30などからの印刷データに基づき、ロール紙からラベル用紙を送り出す紙送り機構やキャリッジ搬送機構などの各部の駆動を制御して、紙送り動作および印刷動作を実行する。
制御部29の入力側には、反射型フォトセンサ26および透過型フォトセンサ27が接続されている。制御部29は、反射型フォトセンサ26および透過型フォトセンサ27の検出出力を所定の閾値と比較することにより、搬送路A上におけるブラックマーク12cの位置や、ラベル12eあるいはマーク付きラベル12fの位置を判定しながら、プリンタ1の各部を制御することができる。
制御部29の出力側には、ヘッドドライバ14bを介してインクジェットヘッド14が接続されており、制御部29は、ヘッドドライバ14bを介してインクジェットヘッド14を駆動制御する。また、制御部29の出力側には、モータドライバ17aおよびモータドライバ25aを介してキャリッジモータ17および紙送りモータ25が接続されており、制御部29は、モータドライバ25a,17aを介して紙送りモータ25およびキャリッジモータ17を駆動制御する。制御部29は、紙送りモータ25を送り出し方向に駆動制御するステップ数あるいは回転量を積算することにより、記録紙12aの搬送量を把握して、記録紙12a上の各部分の搬送位置を把握することができる。
制御部29の記憶部には、記録紙12aとして用いられる用紙種類の各々に対応付けて、記録紙12a上の位置合わせ基準およびその検出モードと、検出した位置合わせ基準に基づいて決定される記録紙12a上の印刷領域や切断目標位置Eなどの配置情報をマトリクス状に並べた設定データが予め設定され、記憶されている。なお、記録紙12a上の印刷領域や切断目標位置Eを印刷位置Cや切断位置Bに位置決めするための搬送量を設定データとして記憶しておいてもよい。
位置合わせ基準およびその検出モードについての設定は、以下の通りである。各印刷領域に対応してブラックマーク12cが付されているマークつき連続紙P1やマーク付きラベル用紙P3に対しては、ブラックマーク12cを検出するブラックマーク検出モードが対応付けられており、ブラックマーク12cの先端位置を記録紙12a上の位置合わせ基準として取り扱う。そして、ブラックマーク12cとの位置関係によって、マークつき連続紙P1の各部分やマーク付きラベル用紙P3上の各部分の搬送位置を把握する。一方、ブラックマーク12cが付されていないラベル用紙P2に対しては、ラベル12eの端部を検出するラベル検出モードが対応付けられており、ラベル12eの先端位置を記録紙12a上の位置合わせ基準として取り扱う。そして、ラベル12eとの位置関係によってラベル用紙P2上の各部分の搬送位置を把握する。
また、印刷領域や切断目標位置Eについての設定は、以下の通りである。図4の各図に示すように、マークつき連続紙P1については、ブラックマーク12cの先端位置から寸法L1だけ用紙の先頭側(搬送方向下流側)に移動した位置が切断目標位置Eであり、ブラックマーク12cの先端位置から寸法L2だけ用紙の後方側(搬送方向上流側)に移動した位置が、印刷領域の先端位置すなわち印刷開始位置Dである。このようにすると、マークつき連続紙P1を切断して形成されるカットシートの上端側の余白寸法は、L1+L2となる。
一方、ラベル用紙P2については、ラベル12eの先端位置から寸法L3だけ用紙の先頭側に移動した位置が切断目標位置Eであり、ラベル12eの先端位置から寸法L4だけ用紙の後方側に移動した位置が、印刷領域の先端位置すなわち印刷開始位置Dである。このようにすると、ラベル用紙P2を切断して形成される剥離台紙付きラベルにおけるラベル部分の上端側の余白寸法は、L4となる。
そして、マーク付きラベル用紙P3については、マーク付きラベル12fの先端位置と切断目標位置Eおよび印刷開始位置Dとの位置関係はラベル用紙P2と同一であるが、位置合わせ基準であるブラックマーク12cの先端位置は、マーク付きラベル12fの先端位置から寸法L5だけ用紙の後方側に移動した位置であり、さらに寸法L2だけ用紙の後方側に移動した位置が印刷開始位置Dである。
本実施形態では、寸法L1〜L5を、プリンタ1から発行されるカットシートや剥離台紙付きラベルにおける印刷開始位置Dよりも上側(図4における用紙前方側)の余白が、用紙種類が異なっていても一定の寸法になるように設定している。そのため、ラベル用紙P2およびマーク付きラベル用紙P3の場合には、ラベル間ギャップGの分だけ余白寸法が小さくなることを考慮して各寸法を決定している。具体的には、マークつき連続紙P1における先端側の余白寸法であるL1+L2を、ラベル用紙P2あるいはマーク付きラベル用紙P3におけるラベル先端側の余白寸法L4と同一にしている。そして、マーク付き連続紙P1については、マーク付きラベル用紙P3やラベル用紙P2を用いた場合よりも、印刷開始位置Dと切断目標位置Eとの間の寸法をL3+L5−L1だけ短くしている。
このように各位置を設定しているため、オートカッタ28による切断位置Bへの位置決めの際には、各用紙におけるブラックマーク12cあるいはラベル先端などの位置合わせ基準と切断目標位置Eとの位置関係に応じて、搬送量の調整を行う必要がある。
(用紙種類に基づく切断目標位置の判定処理)
次に、プリンタ1の印刷ジョブ実行時に行われる印刷対象の記録紙12aの切断目標位置の判定処理について説明する。プリンタ1の制御部29は、ホスト装置30などから印刷データを受信すると、当該印刷データを解析して印刷データに含まれている用紙種類の情報を取得する。そして、印刷動作に先立って、予め用紙種類に対応付けて記憶されている設定データを参照して、印刷対象の記録紙12aにおける位置合わせ基準およびその検出モードを判定すると共に、印刷対象の記録紙12a上の印刷開始位置Dや切断目標位置Eを判定するための処理を行う。
図7は、印刷対象の記録紙の切断目標位置の判定処理のフローチャートである。まず、制御部29は、ステップS1において、用紙種類の情報に基づき、位置合わせ基準の検出モードをブラックマーク検出モードとするか否かの決定を行う。用紙種類がブラックマーク付きの用紙(例えば、マーク付き連続紙P1や、マーク付きラベル用紙P2など)であった場合には、ブラックマーク検出モードとし、ステップS2側に進む。また、ブラックマークが付いていない用紙(例えば、ラベル用紙P2)であった場合には、ラベル検出モードとし、ステップS4側に進む。
ステップS2では、印刷対象の記録紙12aの用紙種類がラベル付きの用紙であるか否かの判定を行い、ラベル付きの用紙でない場合(例えば、マーク付き連続紙P1)には、ステップS3に進む。一方、ラベル付きの用紙(例えば、マーク付きラベル用紙P3)である場合にはステップS4側に進む。
ステップS3に進んだ場合には、記録紙12a(マーク付き連続紙P1)上の印刷開始位置Dと切断目標位置Eの配置情報(寸法L1、L2など)を設定データを参照して取得する。一方、ステップS4に進んだ場合には、記録紙12a(ラベル用紙P2、マーク付きラベル用紙P3)上の印刷開始位置Dと切断目標位置Eの配置情報(寸法L3〜L5など)を設定データを参照して取得する。これにより、各記録紙12a上の位置合わせ基準に対する印刷開始位置Dおよび切断目標位置Eの配置を判定することができ、印刷開始位置Dと切断目標位置Eを、それぞれ、搬送路A上の印刷位置Cと切断位置Bに位置決めするための搬送量を判定できる。
以上の処理を行った後、プリンタ1は、ステップS1、S2によってブラックマーク検出モードが選択された場合には、印刷動作において、反射型フォトセンサ26の検出出力を用いてブラックマーク12cの検出を行い、記録紙12a上の各部分の搬送位置を把握する。一方、ステップS1、S2によってラベル検出モードが選択された場合には、印刷動作において、透過型フォトセンサ27の検出出力を用いてラベルの端部を検出し、記録紙12a上の各部分の搬送位置を把握する。
そして、上記処理により確定した印刷開始位置Dおよび切断目標位置Eの配置や位置決め用の搬送量などに基づいて、印刷開始位置Dをインクジェットヘッド14による印刷位置Cに位置決めするようにプリンタ1の各部を制御する。また、切断目標位置Eを、オートカッタ28による切断位置Bに位置決めするようにプリンタ1の各部を制御する。そして、適切な位置に位置決めされた記録紙12aに対して、印刷動作や切断動作を行う。
本実施形態では、このように、予めプリンタ側に切断目標位置の設定データを記憶させておくので、プリンタ側で用紙種類に応じて必要なデータを読み出して切断位置を調整することができ、ホスト装置32側で用紙種類ごとに切断目標位置Eを算出して印刷データを作成する必要がなくなる。よって、ホスト装置32の処理負担を軽減できる。
ここで、マーク付き連続紙P1に対しては、マーク付きラベル用紙P3やラベル用紙P2を用いた場合よりも、印刷開始位置Dと切断目標位置Eとの間の寸法をL3+L5−L1だけ短くするように設定されているので、ラベル付きの用紙ではラベル間ギャップGの寸法分だけ余白寸法が短くなるのに対応して、マーク付き連続紙P1における印刷領域の前方側の余白寸法が短くなる。また、ラベル用紙P2における余白L4が、マーク付き連続紙P1の余白寸法L1+L2と等しくなる。これにより、3種類の用紙における印刷領域の上側の余白寸法を一定にすることができ、無駄な余白が発生しないようにして記録紙12aを節約することができる。また、プリンタ1による印刷および切断の終了後に別途余分な余白を切断するなどの作業を行う必要もなくなる。
なお、以上の説明では、切断済みのカットシートあるいは切断済みの剥離台紙付きラベルの上端側(搬送方向下流側)の余白の寸法について説明したが、下端側(搬送方向下流側)の余白についても、同様の方法により一定にすることができる。すなわち、印刷終了位置と切断目標位置Eとの配置を用紙の種類に対応させて予め適宜設定しておき、印刷ジョブ実行時には設定データに基づいて適切な位置決めを行うことにより、用紙の種類に関係なく下端側の余白を一定にすることが可能である。
(改変例)
(1)上記実施形態のプリンタ1におけるロール紙収納部11に加えて、長尺状の記録紙12aにミシン目を形成して折り畳んだ状態の連続帳票(ファンフォールド紙)を供給可能なトラクタフィーダなどの連続帳票供給部を、プリンタ1の適宜箇所に取り付けることも可能である。連続帳票の用紙種類としては、上記のマークつき連続紙P1、ラベル用紙P2、マーク付きラベル用紙P3などの用紙を用いることができる。この場合、用紙の種類は、連続帳票とロール紙の2形態のそれぞれについて3種類ずつとなるので、合計6種類になる。よって、6種類の用紙データに対応する設定データを制御部29に予め記憶させておく。
プリンタ1内の給紙経路は、プリンタ1本体の設定スイッチを操作するなどの方法によって、ロール紙収納部11側と連続帳票紙供給部側との間で切り換えることができる。そして、給紙経路の設定情報は制御部29に供給されて記憶保持される。例えば、プリンタ本体に設けられたDIPスイッチなどによって給紙経路の設定を行っておき、プリンタ1の電源投入時に、給紙経路の設定情報を読み込んで制御部29に記憶保持させる。
印刷ジョブ実行時には、印刷動作に先立って、制御部29が記憶保持している給紙経路の設定情報に基づき、今回の印刷ジョブの際に用いられる給紙経路の情報を取得する。そして、給紙経路の判定情報と、印刷データに含まれている用紙種類の情報との組み合わせによって6種類の用紙種類を判別できるようにして、各用紙種類について適切な位置合わせ基準の検出モードを選択できるようにすると共に、適切な印刷開始位置Dおよび切断目標位置Eの配置を決定できるようにする。
図8は、改変例における用紙種類に基づく切断目標位置等の判定処理のフローチャートである。本例では、まず、ステップS11において給紙経路を判定し、ロール紙を供給する給紙経路が選択されている場合には、ステップS12において上記説明したステップS1〜S4の処理を行う。すなわち、本例では、図7の処理全体を、図8に示す処理の一部としてステップS12で行う。同様に、3種類のファンフォールド紙に対応させて、用紙の種類に関係なく余白の寸法を一定にするための設定データを予め作成しておき、ステップS13において、ファンフォールド紙に対応する設定データに基づき、ステップS1〜S4と同様な処理を行う。
これにより、ロール紙あるいはファンフォールド紙の形態で供給される6種類の記録紙12aのそれぞれへの印刷動作中に適切な搬送制御を行い、予め設定した位置に記録紙12aを位置決めして印刷動作や切断動作を行うことができる。よって、予め適切な設定データを記憶させておけば、用紙の種類に関係なく余白の寸法を一定にすることも可能である。
(2)上記実施形態では、記録紙12a上に目印としてブラックマーク12cを付していたが、他の目印を位置合わせ基準として用いてもよい。例えば、連続紙の側端辺に一定間隔で形成した切り欠きをブラックマーク12cの代わりに用いて、透過型フォトセンサあるいは反射型フォトセンサによって切り欠きを検出して搬送位置を把握してもよい。
(3)上記実施形態の3種類の用紙種類に加えて、ブラックマーク12cなどの目印が形成されていない長尺状の連続紙を記録紙12aとして用いても良い。この場合には、記録紙12aの搬送位置を把握するために、印刷開始時に記録紙12aの用紙先端などを検出し、この用紙先端を位置合わせ基準とすることが可能である。そして、用紙先端からの紙送り量を積算しながら記録紙12aを搬送することにより、予め設定した各印刷領域の先端位置である印刷開始位置Dをインクジェットヘッド14による印刷位置Cに位置決めしたり、各印刷領域の搬送方向前方側の切断目標位置Eを、オートカッタ28による切断位置Bに位置決めすることができる。連続紙の場合には、印刷開始位置Dと切断目標位置Eの配置をマーク付き連続紙P1と同一に設定することにより、他の3種類の用紙と同一の余白にすることが可能である。
本発明を適用したプリンタの外観斜視図である。 プリンタの開閉蓋を開けた状態を示す外観斜視図である。 プリンタの内部構造を示す縦断面図である。 記録紙の用紙種類および余白寸法の説明図である。 搬送路における記録紙、反射型フォトセンサおよび透過型フォトセンサの側面図および平面図である。 プリンタの制御系を示す概略ブロック図である。 用紙種類に基づく切断目標位置の判定処理のフローチャートである。 改変例における用紙種類に基づく切断目標位置の判定処理のフローチャートである。 従来例のプリンタによる記録紙の余白寸法の説明図である。
符号の説明
1…プリンタ、2…プリンタ本体、2a…外装ケース、2b…開口部、3…開閉蓋、3a…蓋ケース、4…排出口、5…排紙ガイド、6…蓋開閉レバー、10…プリンタ本体フレーム、11…ロール紙収納部、12…ロール紙、12a…記録紙、12b…連続紙、12c…ブラックマーク(目印/位置合わせ基準)、12d…剥離台紙、12e…ラベル、12f…マーク付きラベル、13…ヘッドユニットフレーム、14…インクジェットヘッド(印刷ヘッド)、14a…インクノズル面、14b…ヘッドドライバ、15…キャリッジ、16…キャリッジガイド軸、17…キャリッジモータ、17a…モータドライバ、18…タイミングベルト、19…プラテン、20…テンションガイド、21…後側紙送りローラ、22…後側紙押えローラ、23…前側紙送りローラ、24…前側紙押えローラ、25…紙送りモータ、25a…モータドライバ、26…反射型フォトセンサ(検出手段)、27…透過型フォトセンサ、28…オートカッタ、29…制御部、30…ホスト装置、A…搬送路、C…印刷位置、D…印刷開始位置、E…切断目標位置、G…ラベル間ギャップ、La〜Lc、L1〜L4…寸法、P1…マーク付き連続紙(目印付き連続紙)、P2…ラベル用紙、P3…マーク付きラベル用紙(目印付きラベル用紙)

Claims (7)

  1. 複数の用紙種類の記録紙を、切断装置を配置した搬送経路に沿って搬送するプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
    前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、前記記録紙上の位置合わせ基準に基づく前記切断装置による切断目標位置を設定した設定データを記憶しておき、
    前記記録紙を搬送するときには、
    前記搬送経路に配置した検出手段により前記位置合わせ基準標を検出し、
    前記用紙種類を特定する情報に基づき、前記設定データから前記切断目標位置を読み出して前記位置合わせ基準に基づき位置決めし、前記記録紙を切断することを特徴とするプリンタにおける記録紙の切断方法。
  2. 請求項1に記載のプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
    前記搬送経路は印刷ヘッドを配置したものであり、
    前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、前記記録紙上の前記位置合わせ基準に基づき前記印刷ヘッドによる印刷開始位置を設定した前記設定データを予め記憶しておき、
    前記記録紙を印刷するときには、
    前記用紙種類を特定する情報に基づき、前記設定データから前記印刷開始位置を読み出して前記位置合わせ基準に基づき位置決めし、印刷することを特徴とするプリンタにおける記録紙の切断方法。
  3. 請求項1または2に記載のプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
    前記複数の用紙種類は、
    所定の間隔で目印が付されている長尺の目印付き連続紙と、
    長尺の台紙にラベルが所定の間隔で貼り付けられているラベル用紙を含み、
    前記目印付き連続紙の場合、前記目印に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、
    前記ラベル用紙の場合、前記ラベルの位置に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、
    前記ラベル用紙における前記切断目標位置を、前記ラベル間ギャップの部分とした場合、
    前記目印付き連続紙における前記切断目標位置から前記印刷開始位置までの距離と、前記ラベル用紙における各ラベルの先端位置から当該ラベル上の前記印刷開始位置までの距離とが同一になるように、それぞれの前記切断目標位置と前記印刷開始位置を設定し設定データとして記憶することを特徴とするプリンタにおける記録紙の切断方法。
  4. 請求項3に記載のプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
    前記ラベル用紙は、前記台紙上に所定の間隔で目印が付されている目印付きラベル用紙を含み、
    前記目印付きラベル用紙の場合、前記目印に基づき前記位置合わせ基準を設定し前記設定データとして記憶し、
    前記目印が付されていないラベル用紙と、前記目印付きラベル用紙における前記切断目標位置を、いずれも前記ラベル間ギャップの部分としたことを特徴とするプリンタにおける記録紙の切断方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの項に記載のプリンタにおける記録紙の切断方法であって、
    複数の給紙経路の中から択一的に選択された給紙経路から前記記録紙を給紙可能とし、
    当該択一的に選択された給紙経路を特定する給紙経路情報を、前記複数の用紙種類のそれぞれに対応付けて、設定し前記設定データに記憶しておき、
    前記記録紙に印刷するときには、
    前記用紙種類に基づき、前記設定データから、前記給紙経路情報および当該用紙種類に対応付けられた前記位置合わせ基準および前記切断目標位置を読み出すことを特徴とする記録紙の切断方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかの項に記載のプリンタにおける記録紙の切断方法により、印刷対象の前記記録紙の用紙種類に対応付けられた前記切断目標位置において前記記録紙を切断することを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項6に記載のプリンタにおいて、印刷対象の前記記録紙の用紙種類に対応付けられた前記印刷開始位置において前記記録紙を印刷することを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014156077A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Seiko Epson Corp プリンターおよび記録紙の紙送り量補正方法
KR101751648B1 (ko) * 2016-11-03 2017-07-11 (주)바이텍테크놀로지 다중 겐추리를 이용한 플랫베드 타입 커터
JP2018069579A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 シチズン時計株式会社 プリンタ

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