JP6221423B2 - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、及び、この印刷装置の制御方法に関する。
従来、印刷装置において、印刷媒体に設けられた切り込みや位置識別部等の被検出部を検出して、位置合わせを行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の装置は、ファンフォールド紙やロール紙等の連続用紙の繋ぎ目に設けられたミシン目やスリットを、搬送路に設けられた光センサーによって検出する。光センサーによる検出後は、検出位置を基準として、例えば印刷後のラベルをカットする位置をミシン目の位置に合わせる動作が行われる。
また、この種の印刷装置は正方向と逆方向とに搬送を行うことが可能なものが多いが、搬送方向を逆方向に反転する場合に、バックラッシュにより位置ずれを生じることがある。そこで、従来、バックラッシュ量を測定して補正するものが提案された(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−22861号公報 特開2004−276396号公報
ところで、印刷媒体の搬送時には、バックラッシュ以外に、搬送量のずれを生じることがある。例えば、印刷媒体を搬送する搬送機構の構造に起因して、特定の搬送方向に搬送する場合にすべりを生じることがある。この種のすべりは、特定の搬送方向に印刷媒体を搬送した場合に、印刷媒体を搬送する動作を行った搬送量と、実際に印刷媒体が搬送された(移動した)量が異なる。このように搬送方向によって実際の搬送量に差があると、この差が、意図した搬送量と実際の搬送量とのずれを招く。このため、印刷媒体の位置を合わせるように制御を行っても、印刷媒体の実際の位置がずれてしまうことがあった。このようなずれは、バックラッシュのように搬送方向を切り換える毎に必ず、同じ量だけ発生するとは限らないので、正確に測定することは難しかった。
このような、搬送方向毎の搬送量の差の影響を排除する方法としては、搬送方向の切換を行わずに、一方向にのみ搬送して位置合わせを行う方法が考えられる。この場合、印刷媒体を戻すことができないため、目標の位置に達するまでの印刷媒体の搬送量が多く、無駄を生じるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷媒体の搬送時に発生する搬送量と実際の印刷媒体の移動量とのずれを正確に補正できる印刷装置、及び、印刷装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、印刷媒体を第1方向及び前記第1方向と反対方向の第2方向に搬する搬送手段と、前記搬送手段を制御して前記印刷媒体を搬送させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記印刷媒体の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へ切り換える第1の切換動作と、前記搬送方向を前記第2方向から前記第1方向へ切り換える、前記第1の切換動作と同回数の第2の切換動作と、前記印刷媒体を前記第1方向へ所定搬送量だけ搬送する第1の搬送と、前記第2方向へ前記所定搬送量だけ搬送する第2の搬送とを含むシーケンスを実行させ、前記第1の搬送における前記搬送手段の動作量と前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量とに基づいて、前記搬送手段を所定量だけ動作させた場合に、前記印刷媒体が前記第1方向に搬送される搬送量と、前記第2方向に搬送される搬送量との搬送量の差を求めること、を特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体を正方向に搬送する場合と逆方向に搬送する場合とですべりの発生状態が異なること等により、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の搬送量の差を、正確に、かつ容易に求めることができる。このため、搬送方向を切り換えた場合に発生する搬送量の差、すなわち搬送量のずれを正確に補正できる。例えば、異なる搬送方向への搬送動作を組み合わせて行い、所望の位置に印刷媒体を搬送できる。さらに、搬送量の差を求めるシーケンスは正方向から逆方向への切換と逆方向から正方向への切換とを同数含むので、バックラッシュによるずれを相殺できる。このため、バックラッシュ以外の原因によって、搬送方向を反転させる場合に生じるずれを、より適切に補正できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記印刷媒体に設けられた位置識別部を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記第1の搬送として、前記印刷媒体を、前記検出手段により前記位置識別部が検出された位置から前記所定搬送量を搬送させ、前記第2の搬送として、前記印刷媒体を前記検出手段が前記位置識別部を検出するまで搬送させることを特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体に設けられた位置識別部を基準として、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の搬送量の差を、より正確に求めることができ、搬送方向を反転させることにより生じるずれ、より適切に補正できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御手段は、前記第1方向の初期搬送を実行させた後に前記シーケンスを実行させ、前記シーケンスとして、前記初期搬送後に前記第1の切換動作を実行させ、前記第1の切換動作の後に前記第2の搬送を実行させ、前記第1の搬送後に前記第2の切換動作を実行させ、前記第2の切換動作後に前記第1の搬送を実行させることを特徴とする。
この場合、シーケンスの最初に、初期搬送から第1の搬送に移行する搬送方向の切り換えが行われ、シーケンスの開始前の初期搬送の方向と、第2の搬送の搬送方向とが一致する。このため、例えば、シーケンスの最後に正方向の第2の搬送を行えば、シーケンスの終了後に搬送方向を切り換えることなく速やかに正方向に印刷媒体を搬送できる。このように、ずれ量を求めるシーケンスの内容を、シーケンスの実行後の搬送方向に合わせることで、より効率よくずれ量を求めるとともに、シーケンス終了後の動作を速やかに実行できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御手段は、前記第1方向の初期搬送を実行させた後に、前記シーケンスを実行させ前記シーケンスとして、前記初期搬送の後に前記第1の搬送を実行させ、前記第1の搬送後に前記第1の切換動作を実行させ、前記第1の切換動作に前記第2の搬送を実行させ、前記第2の搬送後に前記第2の切換動作を実行させ前記シーケンスに含まれる前記第2の切換動作後に前記印刷媒体を前記第1方向に搬送する第3の搬送を実行させることを特徴とする。
この場合、第1及び第3の搬送と、第2の搬送とにおいて、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の実際の印刷媒体の搬送量の差を求めることで、効率よくずれ量を求めることができる。この手順では、シーケンスの開始前の初期搬送の方向と、シーケンスの最後に行われる第3の搬送の搬送方向とを同方向にすることができる。このため、例えば、シーケンスの最初に正方向の搬送をしたい場合に、シーケンスの最後の搬送方向を正方向にすることができる。つまり、シーケンスの終了後に搬送方向を切り換えることなく速やかに正方向に印刷媒体を搬送できる。このため、ずれ量を求めるシーケンスの内容を、シーケンスの実行後の搬送方向に合わせることで、より効率よくずれ量を求めるとともに、シーケンス終了後の動作を速やかに実行できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御手段は、前記シーケンスにおいて、前記第1の搬送で所定の動作量だけ前記搬送手段を動作させ、前記第2の搬送で、前記印刷媒体が前記第1の搬送開始前の位置に戻るまで前記搬送手段を動作させ、前記所定の動作量及び前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量の差をもとに、前記搬送量の差を求めることを特徴とする。
この場合、第1の搬送における搬送手段の動作量と、実際の印刷媒体の搬送量が第1の搬送と同じになるように、反対方向に搬送した場合の搬送手段の動作量との差から、搬送方向毎の印刷媒体の搬送量の差を求める。これにより、実際の印刷媒体の搬送量を基準として、搬送方向を切り換えた場合に発生するずれを正確に求め、補正できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御手段は、前記搬送手段を制御して、前記印刷媒体を前記シーケンスの実行により求めた前記搬送量の差に基づき算出される搬送量を搬送させ、前記印刷媒体の先端を印刷開始位置に合わせることを特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体の搬送方向を切り換えて搬送を行い、印刷媒体の位置を正確に合わせることができる。これにより、例えば印刷媒体の先端に近い位置で印刷位置を合わせるといった制御が可能になるので、印刷媒体の無駄をなくすことができる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記制御手段は、前記印刷媒体の先端を前記印刷開始位置に合わせる場合、前記印刷媒体を前記印刷開始位置で停止させる直前の搬送方向を、前記印刷媒体に印刷する場合の搬送方向と同じ方向とすることを特徴とする。
本発明によれば、印刷開始位置に合わせた印刷媒体に印刷をする際に、搬送方向を切り換える必要がないので、印刷動作を開始する際にバックラッシュに起因するずれが発生しない。このため、位置合わせを行った後に、正確に、かつ速やかに印刷を実行できる。
また、本発明は、上記印刷装置において、前記印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドとともに前記印刷媒体を挟んで搬送するプラテンローラーと、を備え、前記印刷ヘッドは、前記印刷媒体を逆方向に搬送する場合に前記プラテンローラーから離れる側に移動可能であることを特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体が印刷ヘッドとプラテンローラーとの間に挟まれて搬送される構成において、逆方向に搬送する際に印刷ヘッドの移動により印刷ヘッドから印刷媒体が引き離され、印刷媒体が固着しても、この固着を解除できる。この構成では印刷媒体を逆方向に搬送する際に印刷媒体を挟む力が解除されるためすべりを生じやすい。つまり、逆方向の搬送中にプラテンローラーの回転量と印刷媒体の搬送量とのずれが生じ易く、正方向に搬送する場合はずれを生じにくいので、搬送方向による搬送量の差を生じる。本発明によれば、上記のように印刷媒体の固着を解除可能な構成において、搬送方向による搬送量の差を正確に求めることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の印刷装置の制御方法は、印刷媒体を第1方向及び前記第1方向と反対方向の第2方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に設けられた被検出部を検出するセンサーを有する印刷装置の制御方法であって前記印刷媒体の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へ切り換える第1の切換動作と、前記搬送方向を前記第2方向から前記第1方向へ切り換える、前記第1の切換動作と同回数の第2の切換動作と、前記印刷媒体を前記第1方向へ所定搬送量だけ搬送する第1の搬送と、前記第2方向に前記所定搬送量だけ搬送する第2の搬送とを含むシーケンスを実行、前記第1の搬送における前記搬送手段の動作量と前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量とに基づいて、前記搬送手段を所定量だけ動作させた場合に、前記印刷媒体が前記第1方向に搬送される搬送量と、前記第2方向に搬送される搬送量との搬送量の差を求め、求めた前記搬送量の差を補正する補正量を加味して、前記印刷媒体の先端を指定位置に合わせる先端合わせ動作を行うこと、を特徴とする。
本発明によれば、印刷媒体を正方向に搬送する場合と逆方向に搬送する場合とですべりの発生状態が異なること等により、搬送方向毎の搬送量の差を、正確に、かつ容易に求めることができる。このため、搬送方向を切り換えた場合に発生する搬送量の差、すなわち搬送量のずれを正確に補正できる。例えば、異なる搬送方向への搬送動作を組み合わせて行い、所望の位置に印刷媒体を搬送できる。さらに、搬送量の差を求めるシーケンスは正方向から逆方向への切換と逆方向から正方向への切換とを同数含むので、バックラッシュによるずれを相殺できる。このため、バックラッシュ以外の原因によって、搬送方向を反転させる場合に生じるずれを、より正確に補正できる。
本発明によれば、印刷媒体を搬送する場合に、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の印刷媒体の搬送量の差を容易に求め、補正できる。
本発明の実施形態に係るプリンターの要部側面視図である。 プリンターの要部拡大断面図である。 プリンターの要部拡大断面図である。 プリンターの制御系の機能ブロック図である。 プリンターの構成部と連続紙の位置との関係を示す模式図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。 プリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1(印刷装置)の構成を示す要部側面視図である。この図1にはプリンター1の本体ケース10内部の構成を側面視で示している。図1の左側が、プリンター1の前側に相当する。
プリンター1は、略箱形の本体ケース10の内部に、プラテンローラー11、印刷ヘッド12、オートカッター13、及び手動カッター14等の各種の機能部を備えている。プリンター1は、プラテンローラー11の回転により、印刷媒体としての連続紙Mを搬送し、印刷ヘッド12によって、連続紙Mの印刷面に文字や画像を印刷する。印刷された連続紙Mは、本体ケース10の前面に開口する排紙口16から排出される。
連続紙Mは、本体ケース10内の後部に設けられた用紙収容部(図示略)または本体ケース10の外部において後方に設けられた用紙集積部(図示略)に収められている。連続紙Mは、ファンフォールド紙やロール紙等の連続紙であり、紙以外に合成樹脂製のシートであってもよいし、表面加工が施されていてもよい。
本実施形態の連続紙Mは、一例として、指定された長さの帳票が長手方向に繋がった連続紙とする。この連続紙Mは、指定された長さ毎にミシン目が形成されており、このミシン目が上記帳票の繋ぎ目となっている。ミシン目の上には、帳票のつなぎ目であることを示す位置識別部として、後述する長穴が穿設されている。また、連続紙Mはミシン目で折り畳まれたファンフォールド紙となっている。連続紙Mは感熱紙であり、印刷ヘッド12により熱せられて発色する。
印刷ヘッド12は、本体ケース10の略中央にプラテンローラー11とともに配置されている。印刷ヘッド12は、金属板等からなるベース21に取り付けられ、ベース21は本体ケース10の左右両端に配置された一対のサイドフレーム(図示略)に、後述するように移動可能に支持される。
印刷ヘッド12は、連続紙Mの搬送経路を挟んでプラテンローラー11に対向するように配置されている。また、プラテンローラー11は、一対のサイドフレーム(図示略)に掛け渡され、回転可能に支持されている。
印刷ヘッド12のベース21と、本体ケース10の上部に位置する上部フレーム31との間にはバネ22が配置されている。バネ22は圧縮コイルバネであり、一端が上部フレーム31に固定されている。このため、バネ22がベース21をプラテンローラー11に向けて押しており、このバネ22の力によって、プラテンローラー11と印刷ヘッド12とが密着する。
プラテンローラー11は、本体ケース10内部に配置された搬送モーター32に、図示しない駆動輪列を介して連結されている。プラテンローラー11は、搬送モーター32により駆動されて回転する。
プラテンローラー11は、上記のように印刷ヘッド12と密着しており、この印刷ヘッド12とプラテンローラー11との間に連続紙Mが挟まれる。搬送モーター32の動作によりプラテンローラー11が回転すると、連続紙Mは、プラテンローラー11の回転に伴って搬送される。プラテンローラー11の表面は、エラストマー等の、弾性を有し摩擦係数の高い材料で覆われている。プラテンローラー11と印刷ヘッド12とがバネ22の力により押圧されていることと合わせて、連続紙Mは、プラテンローラー11によってすべり無く搬送される。
搬送モーター32は、後述する制御部の制御により、回転方向を正転と逆転とに切り換えて、回転可能である。このため、プラテンローラー11は、図中に矢印FRで示す正方向と、矢印RRで示す逆方向とに回転する。プラテンローラー11が正方向(FR)に回転すると、連続紙Mは図中Fで示す正方向に搬送される。また、プラテンローラー11が逆方向(RR)に回転すると、連続紙Mは図中Rで示す逆方向に搬送される。プラテンローラー11の正方向(FR)、及び、連続紙Mの正方向(F)は、連続紙Mに印刷を行う場合の搬送方向である。
プラテンローラー11及び印刷ヘッド12の後方には、連続紙Mを印刷ヘッド12に向けてガイドする一対の紙案内25、26が配置されている。紙案内25は連続紙Mの搬送路の下方に位置し、紙案内26は連続紙Mの搬送路の上方に位置する。連続紙Mは、印刷ヘッド12の後方から、紙案内25、26の間を通ってプラテンローラー11と印刷ヘッド12との間に送られ、プラテンローラー11と印刷ヘッド12とに挟まれて(ニップされて)搬送される。
また、紙案内25、26には、用紙センサー28(検出手段)が設けられている。用紙センサー28は、反射型または透過型の光センサーであり、紙案内25、26間における連続紙Mの有無に対応して検出値が変化する。このため、用紙センサー28の検出値に基づいて、紙案内25、26の位置における連続紙Mの有無を検出できる。本実施形態では、用紙センサー28を透過型の光センサーとして説明する。
印刷ヘッド12には連続紙Mの印刷面が接する。印刷ヘッド12は、連続紙Mの幅方向に並ぶ複数の発熱素子(図示略)を有し、これら発熱素子を適宜発熱させて連続紙Mの印刷面を加熱し、文字や画像等を印刷する。
プラテンローラー11の前方、即ち搬送経路において下流側には、連続紙Mの下方に位置する紙案内27が配置され、さらに前方にはオートカッター13が配置されている。オートカッター13は、連続紙Mの下方に固定された固定刃41と、連続紙Mの上方に位置する可動刃42と、可動刃42を動かすカッター駆動モーター(図示略)とを備える。後述する制御部によって、カッター駆動モーター(図示略)が回転すると、可動刃42が連続紙Mに向けて回動し、連続紙Mを切断する。
オートカッター13の前方には、手動カッター14が配置されている。手動カッター14は、排紙口16の内部にあり、連続紙Mの上方から下向きに突出する刃である。手動カッター14は、オートカッター13を使わずに連続紙Mを手動でカットするために設けられる。排紙口16から排出された連続紙Mを、プリンター1を操作するオペレーターが手に持ち、手動カッター14に当たるように持ち上げると、連続紙Mが手動カッター14によりカットされる。
図2及び図3は、プリンター1の要部拡大断面視図であり、印刷ヘッド12及びその近傍の構成を示している。
プリンター1は、連続紙Mの印刷面が印刷ヘッド12に密着する構成となっているため、連続紙Mを搬送せず停止した状態が続くと、連続紙Mが印刷ヘッド12に貼り付いてしまい、連続紙Mが印刷ヘッド12の表面で滑らなくなることがある。プリンター1は、この貼り付きを解消するための構造を備えている。
図2には、プラテンローラー11が正方向(FR)に回転する状態を示している。つまり、プラテンローラー11の正方向(FR)への回転中、及び、正方向(FR)への回転が停止した後には、図2に示す状態となる。印刷ヘッド12は、上述のように板状のベース21に取り付けられる。ベース21と、その上方の上部フレーム31との間にはバネ22が配置されて、ベース21を下方に押している。ベース21の左右の両端には、それぞれ、プリンター1のサイドフレームに沿って支持板34が形成されている。図2は断面視図であるため、ベース21の右端に形成された支持板34を示している。支持板34の後部には、切欠部34Aが形成され、この切欠部34Aには、サイドフレームに立設されたピン35が入り込んでいる。ピン35は切欠部34Aの縁に当接して、支持板34を下方から支持している。このため、支持板34は、バネ22の付勢力で上から押され、プラテンローラー11及びピン35によって下から支えられて、適切な位置を保っている。
切欠部34Aはピン35よりも大きく形成されているため、ピン35が切欠部34A内を動く方向であれば、支持板34を動かすことが可能である。図2に示す状態では、ピン35が切欠部34Aの後端34Bに当たっているので、これよりも支持板34を前方に動かすことはできないが、図2に示す位置よりも後方に支持板34を動かすことは可能である。プラテンローラー11が正方向(FR)に回転すると、連続紙Mの動きに伴い、支持板34には印刷ヘッド12とともに前方へ引っ張る力が作用する。このように印刷ヘッド12は、ピン35が後端34Bに当接し、プラテンローラー11が回転することで、前後方向においても適切な位置を保つ。
プラテンローラー11が逆方向(RR)に回転すると、印刷ヘッド12、ベース21及び支持板34は一体となって後方に移動し、図3に示す状態に移行する。
図3に示す状態では、ピン35が切欠部34A内の前部に位置しており、支持板34の後端に設けられた当接部34Cが、ピン36に当接している。ピン36は、ピン35よりも後方において、ピン35と同様にサイドフレームに立設されている。ピン36は、支持板34が後方に移動しないよう規制するので、支持板34は、図3のようにピン36に当接部34Cが当たった位置より後方に動かない。プラテンローラー11が逆方向(RR)に回転すると、印刷ヘッド12、ベース21及び支持板34に対して、後方へ移動させる向きの力が加わる。この力によりベース21及び支持板34が後方に移動し、当接部34Cにピン36が当たると、その後は図3に示す位置で安定する。
さらに、切欠部34Aの上端は斜面となっていて、この斜面には、バネ22の付勢力によってピン35が常に当接している。このため、支持板34が後方に移動する場合には、斜面に当接するピン35によって上方に押し上げられる。このため、図3に示すように、後方に移動した支持板34は、ピン35により押し上げられて斜め上方に傾いている。従って、印刷ヘッド12は、支持板34とともに後方かつ上方に移動することにより、プラテンローラー11から離れる側に移動している。さらに、図2に示した状態ではバネ22の力はプラテンローラー11と印刷ヘッド12のニップ部に向いていたのに対し、図3に示す状態では、バネ22が傾いているため、バネ22の力がプラテンローラー11からずれた方向に向いている。このため、印刷ヘッド12が後方に移動することで、プラテンローラー11と印刷ヘッド12とを密着させる力は弱くなる。
図2に示す状態で連続紙Mの印刷面が印刷ヘッド12に貼り付いた場合、プラテンローラー11が逆方向(RR)に回転すると、貼り付きが解除される。すなわち、プラテンローラー11の逆回転によって、印刷ヘッド12がプラテンローラー11から離れる方向に移動するので、印刷ヘッド12とプラテンローラー11との密着が弱まり、連続紙Mが印刷ヘッド12から剥がれやすくなる。これに加えて、連続紙Mは、逆方向(R)の搬送力により、紙案内26によって下向きに案内される。その結果、印刷ヘッド12から離れるように搬送される。
このように、プリンター1では、プラテンローラー11を逆方向(RR)に回転させることで、印刷ヘッド12と連続紙Mの貼り付きを容易に解消できる。言い換えれば、貼り付きを解消できるようにするため、プラテンローラー11が逆方向(RR)に回転すると、印刷ヘッド12がプラテンローラー11から離れる方向に動き、密着力が弱まる構成となっている。このため、連続紙Mを逆方向(R)に搬送する場合は、正方向(F)に搬送する場合よりも連続紙Mに作用する密着力が小さいため、すべりを生じやすい。このため、連続紙Mを正方向(F)に搬送した場合の搬送量と、連続紙Mを逆方向(R)に搬送した場合の搬送量とを比較すると、プラテンローラー11を回転させる量が等しくても、実際に連続紙Mが搬送される(移動する)量は異なる。つまり、搬送方向によって連続紙Mの搬送量の差が生じてしまう。そこで、プリンター1は、連続紙Mの搬送時に発生するずれ量を正確に検出して、この搬送量の差、すなわち搬送のずれを補正する。
図4は、プリンター1の制御系の機能ブロック図である。
プリンター1は、各部を制御する制御部101(制御手段)を備えている。制御部101は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えて構成され、制御プログラムを実行することにより、各部を制御して、例えば連続紙Mに印刷を行う。
制御部101には、センサー駆動回路102、ヘッドドライバー103、モータードライバー104、外部I/F110、及び操作パネル111の各部が接続されている。センサー駆動回路102は、用紙センサー28及びBMセンサー29に接続され、用紙センサー28及びBMセンサー29の検出値を取得して制御部101に出力する。BMセンサー29は、連続紙Mの裏面(印刷面の裏側の面)に付されたブラックマーク(BM)を検出する反射型の光センサーである。BMセンサー29は、たとえば、連続紙Mの搬送経路において用紙センサー28よりも下流側に配置される。すなわち、BMセンサー29の検出位置は、用紙センサー28よりも下流にあり、例えば用紙センサー28の検出位置と印刷ヘッド12との間である。BMセンサー29は、連続紙Mの幅方向の端に設けられたブラックマークを検出するので、ブラックマークに限らず、連続紙Mの端に切り欠き等が形成されている場合には、この切り欠きを検出できる。
ヘッドドライバー103は、印刷ヘッド12に接続され、制御部101の制御に従って印刷ヘッド12が備える各発熱素子に駆動電流を供給して発熱させる。
モータードライバー104は、搬送モーター32及びカッター駆動モーター33に接続されている。搬送モーター32及びカッター駆動モーター33は、例えば、パルスモーターで構成されている。モータードライバー104は、制御部101の制御に従って、搬送モーター32及びカッター駆動モーター33に対し、駆動電流と駆動パルスとを出力する。また、モータードライバー104は、制御部101の制御に従って、搬送モーター32及びカッター駆動モーター33に出力する駆動電流の電圧を反転させることができる。これにより、搬送モーター32及びカッター駆動モーター33は、制御部101の制御に従って、指定された回転方向に指定された回転量だけ回転する。搬送モーター32は、プラテンローラー11、及び、プラテンローラー11と搬送モーター32とをつなぐ輪列(図示略)等とともに、搬送手段として機能する。
外部I/F(インターフェース)110は、プリンター1の外部の装置に接続されるコネクターや無線通信部を備えている。外部I/F110は、例えばホストコンピューター2に接続され、ホストコンピューター2から印刷指示コマンドや印刷データを受信して、制御部101に出力する。
操作パネル111はオペレーターが操作する各種スイッチやプリンター1の動作状態を示す表示部を備える。この表示部は、LEDインジケーターや液晶表示パネル等により構成される。操作パネル111は、スイッチの操作を示す操作信号を制御部101に出力し、制御部101の制御に従って表示部により表示を行う。
制御部101は、センサー駆動回路102から入力される用紙センサー28の検出値に基づいて、連続紙Mの有無を判定する。また、制御部101は、モータードライバー104で搬送モーター32を回転させ、連続紙Mを搬送させる。この搬送中に、用紙センサー28の検出値が変化した場合、この検出値の変化に基づいて、制御部101は連続紙Mの先端位置、後端位置、及び、連続紙Mのつなぎ目を検出する。
制御部101は、プリンター1に新しい連続紙Mがセットされた場合、この連続紙Mのつなぎ目の位置を検出する。制御部101は、検出したつなぎ目の位置を基準として、予め設定された連続紙Mの帳票の長さをもとに、先端を印刷開始位置に合わせる位置合わせ動作を実行する。
図5は、連続紙Mの位置検出と位置合わせに関する制御の様子を示す説明図である。(A)〜(F)は、それぞれプリンター1の搬送路上における連続紙Mの位置を示す。(A)〜(F)に共通して示す破線P1〜P5は、プリンター1の搬送路上の特定の位置を示している。位置P1は用紙センサー28の検出位置であり、位置P2はBMセンサー29の検出位置であり、位置P3はプラテンローラー11と印刷ヘッド12が連続紙Mを挟むニップ部の位置である。位置P4はオートカッター13のカット位置であり、位置P5は手動カッター14のカット位置である。これらの各位置間の距離や連続紙Mの帳票の長さ等は、例えば、制御部101が備えるROMに記憶されている。
図5には、プリンター1に連続紙Mがセットされた直後の状態を示している。連続紙Mの先頭の帳票をM1とし、2番目の帳票をM2とし、3番目の帳票をM3として示す。また、帳票の境界には上述のようにミシン目が形成されていて、ミシン目上には長穴MHが形成されている。長穴MHは、連続紙Mの帳票の境界を光学的または機械的に検出できるように、連続紙Mの幅方向のほぼ中央に穿設された穴である。長穴MHは、連続紙Mの幅方向に長い穴となっている。さらに、連続紙Mの帳票の境界では幅方向両端部が丸く切り落とされ、切欠MEが形成されている。切欠MEは、連続紙Mを切り離して帳票とした場合の角を丸くするために形成された部分であるが、BMセンサー29によって切欠MEを検出することが可能である。
図5の(A)は、プリンター1に連続紙Mがセットされた状態を示す。連続紙Mをセットする場合、連続紙Mの先端がプリンター1の後方から紙案内25、26(図1)に沿って挿入され、プラテンローラー11と印刷ヘッド12のニップ位置に突き当たって止まる。従って、連続紙Mの先頭の帳票M1の先端がプラテンローラー11のニップ位置にあり、用紙センサー28は帳票M1を検出する。(A)の状態で、制御部101は、連続紙Mを検出しているが、連続紙Mの位置が搬送経路上のどの位置にあるかを特定していない。
制御部101は、搬送モーター32を動かして連続紙Mを正方向(F)に搬送させ、用紙センサー28により長穴MHを検出したとき、すなわち(B)の位置で搬送モーター32を停止させる。
図5の(B)の位置では、帳票M1と帳票M2との境界を示す長穴MHが、用紙センサー28の検出位置P1にある。制御部101は、(B)の位置まで連続紙Mを搬送することで、連続紙Mのプリンター1上の正確な位置を初めて特定できる。
また、プリンター1の電源投入直後も、制御部101は用紙センサー28が長穴MHを検出するまで連続紙Mを正方向(F)に搬送し、(B)のように、最初の長穴MHを用紙センサー28が検出したところで停止する。
一方、図5の(D)は印刷開始位置(待機位置)を示す。印刷開始位置では連続紙Mの先端が位置P5にある。帳票M1が印刷されて手動カッター14によりカットされると、次の帳票M2の先端が位置P5に位置する。このように、連続紙Mの帳票の印刷が完了して次の帳票の印刷を待機する間は、(D)のように連続紙Mの先端が位置P5に位置する。
(B)で、連続紙Mの最初の長穴MHを検出した位置から、(D)の印刷開始位置まで連続紙Mを搬送するため、制御部101は、2通りの動作のいずれかを実行する。2通りの動作とは、[1]先頭の帳票M1の先端を位置P5に合わせる動作、及び、[2]2番目の帳票M2の先端を位置P5に合わせる動作である。
[1]の動作では(B)にL1で示す長さだけ、連続紙Mが逆方向(R)に搬送される。[1]の動作では連続紙Mを逆方向(R)に搬送する。このため、上述のように印刷ヘッド12が移動して印刷ヘッド12とプラテンローラー11とが連続紙Mを把持する把持力が弱くなって、すべりに起因するずれが生じる可能性があり、正確に先端を位置P5に合わせることは容易ではない。
これに対し、[2]の動作では(B)にL2で示す長さだけ連続紙Mが正方向(F)に搬送され、(C)に示す状態となる。この場合、搬送方向が正方向(F)のみとなるためすべりの影響は無い。一方で、(C)に示すように先頭の帳票は位置P5より下流になってしまい、印刷されずに破棄され、無駄になる。
本実施形態では、制御部101の制御により[1]の動作を実行する。制御部101は、逆方向(R)に搬送する際に発生するずれ、言い換えれば、正方向(F)と逆方向(R)の搬送量の差を補正することで、正確な位置合わせを可能とする。
図6は、プリンター1の動作を示すフローチャートであり、特に、制御部101の制御によりずれ量を求めるずれ量検出処理を示す。
ずれ量を検出するための動作に先立ち、制御部101は、連続紙Mを正方向(F)に搬送して、用紙センサー28が長穴MHを検出したところで停止する(ステップS11)。このステップS11の動作は初期搬送に相当する。この動作により連続紙Mは(B)の位置に達する。
制御部101は、搬送方向を正方向(F)から逆方向(R)に切り換える(ステップS12)。搬送方向の切換は、モータードライバー104が搬送モーター32に出力する電圧を逆にすることであり、搬送モーター32の実際の動作を伴わない。この切り換えは、第1の切換動作に相当する。
制御部101は、(B)の位置から、連続紙Mを逆方向(R)に、予め設定された量だけ搬送させ(ステップS13)、(E)の位置で停止する(ステップS14)。このステップS13の動作は第1の搬送に相当する。この場合の搬送量は、(E)にL3で示す長さであり、長さL3が位置P1から位置P3までの長さを超えると、先頭の帳票M1がプラテンローラー11と印刷ヘッド12のニップ部から脱落する可能性があるため、それ以下の長さに設定される。この長さL3の搬送中における搬送モーター32の動作ステップ数を、αとする。
制御部101は、搬送方向を正方向(F)に切り換えて(ステップS15)、プラテンローラー11を正方向(FR)に回転させて連続紙Mを搬送するとともに、搬送中の搬送量をカウントする(ステップS16)。このステップS15の切り換えは、第2の切換動作に相当し、ステップS16の動作は第2の搬送に相当する。その後、制御部101は、用紙センサー28により長穴MHが検出されたところで搬送を停止させる(ステップS17)。ステップS17で搬送を停止したとき、連続紙Mは(B)の位置に戻っている。制御部101は、ステップS16〜S17の搬送中における搬送モーター32の動作ステップ数を搬送量としてカウントし、このカウント値をβとして取得する(ステップS18)。
制御部101は、(B)から(E)まで搬送した場合の搬送モーター32の動作ステップ数(α)と、(E)から(B)までの搬送中にカウントした搬送モーター32の動作ステップ数(β)とを比較する(ステップS19)。搬送モーター32の動作ステップ数(搬送手段の動作量)は、制御部101が搬送させた制御上の搬送量であり、実際に連続紙Mの搬送量を測定した値そのものではない。しかしながら、αとβは、用紙センサー28が長穴MHを検出した(B)の位置を基準として求めた値であるから、αとβの差は、連続紙Mが実際に搬送された搬送量の差を反映している。このため、αとβの差を、正方向(F)と逆方向(R)に同じ搬送量だけ連続紙Mを搬送した場合の搬送量の差とみなすことができる。この搬送量の差(ずれ)は、逆方向(R)の搬送中における連続紙Mのすべりが原因である。従って、αとβとの差を求めることで、逆方向(R)の搬送を行った場合のすべりに起因する搬送量の差を求めることができる。このため、例えば連続紙Mを逆方向(R)に搬送する場合、予定の搬送量(ステップ数)に、正方向(F)に搬送した場合との差に相当する搬送量を加える補正を行うことで、予定通りの量だけ連続紙Mを実際に移動させることが可能となる。
この図6のステップS12〜S19に示した一連のシーケンスでは、搬送方向を切り換えているため、バックラッシュに起因するずれが発生する。この「ずれ」とは、制御部101が搬送モーター32を動作させた動作量と、実際に連続紙Mが搬送された搬送量とのずれである。搬送方向の切換はステップS12、S15の2回行われ、ステップS13で搬送を開始した直後、及び、ステップS16の搬送を開始した直後にバックラッシュによるずれが発生する。つまり、ステップS13の搬送のステップ数αと、ステップS15〜S16の搬送のステップ数βは、いずれもバックラッシュの影響を含んでいる。従って、αとβとの差を求める演算を行うと、バックラッシュの影響は相殺され、バックラッシュ以外の要因による搬送量の差を求めることが可能となる。
図6の動作の別の例として、(B)の位置から正方向(F)に連続紙Mを搬送し、その後に逆方向(R)に搬送する動作においても、同様に搬送量の差を求めることができる。
この動作で、まず、制御部101は、長穴MHが位置P1よりも下流になる位置まで搬送して、連続紙Mを逆方向(R)に搬送し(初期搬送)、用紙センサー28が長穴MHを検出する位置、すなわち(B)の位置に合わせる。
ここで、制御部101は搬送方向を逆方向(R)から正方向(F)に切り換えて(第1の切換動作)、(F)の位置まで正方向(F)に連続紙Mを搬送する(第1の搬送)。この場合の搬送量は、予め設定された長さL4とする。その後、制御部101は、搬送方向を正方向(F)から逆方向(R)に切り換えて(第2の切換動作)、長穴MHを検出するまで連続紙Mを搬送する(第2の搬送)。制御部101は、(B)の位置で長穴MHが検出されたところで連続紙Mを停止し、この停止までの搬送量(搬送モーター32の動作ステップ数)をカウントする。そして、(B)の位置から(F)の位置までの長さL4に相当する動作ステップ数と、(F)の位置から(B)の位置までの動作ステップ数との差に基づき、ずれ量を算出する。この場合、搬送方向が反転しているだけで、一連のシーケンスに含まれる搬送方向の切換及び搬送の回数は変わらないため、同様の効果が得られる。
図6の動作のさらに別の例として、シーケンスを開始する前に連続紙Mを(B)の位置に合わせる搬送(初期搬送)を、正方向(F)に行うこともできる。
この動作で、まず、制御部101は、長穴MHが位置P1よりも上流に位置する状態から連続紙Mを正方向(F)に搬送し(初期搬送)、用紙センサー28が長穴MHを検出する位置、すなわち(B)の位置に合わせる。
ここで、制御部101は搬送方向を逆方向(R)から正方向(F)に切り換えて(第1の切換動作)、(F)の位置まで正方向(F)に連続紙Mを搬送する(第1の搬送)。この場合の搬送量は、予め設定された長さL4とする。その後、制御部101は、搬送方向を正方向(F)から逆方向(R)に切り換えて(第1の切換動作)、予め設定された量だけ連続紙Mを搬送する(第2の搬送)。この第2の搬送の搬送量は、例えば、L4+L3の長さに設定されており、制御部101は(E)の位置まで連続紙Mを搬送する。続いて、制御部11は搬送方向を逆方向(R)から正方向(F)に切り換えて(第2の切換動作)、(B)位置で長穴MHが検出されるまで正方向(F)に連続紙Mを搬送して停止する(第3の搬送)。ここで、制御部101は、(B)から(F)まで、及び、(E)から(B)までの正方向の搬送中の動作ステップ数と、(F)から(E)までの動作ステップ数との差を求め、この差に基づき、ずれ量を算出する。
この場合、初期搬送からシーケンスの終了までの搬送動作は1回増加するが、上記の動作例と同様に、ずれ量を算出できる。また、連続紙Mを(B)の位置まで搬送する初期搬送を、正方向(F)にして、かつ、シーケンスが終了する直前の搬送を正方向(F)とすることができる。
図7は、プリンター1の動作を示すフローチャートであり、図6に示したずれ量検出処理とともに、検出したずれ量を補正して位置合わせを行う動作を示す。
制御部101は、図6で説明したずれ量検出処理を実行して(ステップS21)、ずれ量、すなわち搬送量の差を取得する(ステップS22)。
制御部101は、連続紙Mの先端を位置P5に合わせる位置合わせ処理を開始する(ステップS23)。制御部101は、位置合わせのために(B)の位置から連続紙Mを搬送する方向が正方向(F)であるか否かを判定する(ステップS24)。たとえば、連続紙Mの帳票の長さが、位置P1から位置P5までの距離より短い場合、帳票の先端を位置P5に合わせるために正方向(F)の搬送が行われる。これとは反対に、帳票の長さが位置P1から位置P5までの距離以上の場合、帳票の先端を位置P5に合わせるために逆方向(R)の搬送が行われる。
正方向(F)の搬送を行う場合(ステップS24;Yes)、制御部101は、帳票の長さと、位置P1から位置P5までの距離とに基づいて、帳票の先端を位置P5に合わせるための搬送量を算出する(ステップS25)。そして、制御部101は、算出した搬送量だけ連続紙Mを搬送して停止し(ステップS26)、位置合わせを終了する。
一方、逆方向(R)の搬送を行う場合(ステップS24;No)、制御部101は、必要な搬送量を算出する(ステップS27)。この搬送量は、帳票の長さと位置P1から位置P5までの距離とから求められる搬送量に、ステップS22で取得したずれ量を補正するための補正量、及び、位置P5を過ぎた位置に搬送するための余分の搬送量を含む。制御部101は、ステップS27で算出した搬送量だけ連続紙Mを逆方向(R)に搬送して停止する(ステップS28)。この時点で、連続紙Mの先端は位置P5より上流側にある。制御部101は、搬送方向を逆方向(R)から正方向(F)に反転し、ステップS27で加えた余分の搬送量を戻す分だけ、正方向(F)に連続紙Mを搬送し(ステップS29)、位置合わせを終了する。このステップS27〜S29の動作により、連続紙Mの先端は位置P5に重なる。また、搬送モーター32及びプラテンローラー11を含む搬送機構は、正方向(F)の搬送を停止した状態となっている。このため、次に連続紙Mを正方向(F)に搬送する場合、例えば印刷を実行する場合に、バックラッシュの影響を受けないという利点がある。
以上説明したように、プリンター1は、連続紙Mを正方向(F)及び逆方向(R)に切り換えて搬送可能な搬送手段としてのプラテンローラー11及び搬送モーター32と、搬送モーター32を制御して連続紙Mを搬送させる制御部101と、を備えている。制御部101は、一連のシーケンスを実行させて、搬送モーター32を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の連続紙Mの搬送量の差を求める。このシーケンスは、正方向(F)から逆方向(R)への切換と、この切換と同回数の逆方向(R)から正方向(F)への切換とを含む。また、連続紙Mの正方向(F)または逆方向(R)への第1の搬送と、第1の搬送とは反対方向への第2の搬送とを含む。図6に示した例では第1の搬送は逆方向(R)であり、第2の搬送は正方向(F)である。これにより、連続紙Mを正方向(F)に搬送する場合と逆方向(R)に搬送する場合とで、すべりの発生状態が異なること等により発生する搬送方向毎の搬送量の差を、正確に、かつ容易に求めることができる。このため、搬送方向を切り換えた場合に、バックラッシュ以外の要因で発生するずれを、適切に補正できる。
プリンター1は、連続紙Mに設けられた位置識別部としての長穴MHを検出する用紙センサー28を備えている。制御部101は、用紙センサー28により長穴MHが検出された位置から第1の搬送を開始し、第1の搬送では連続紙Mを所定量搬送させ、第2の搬送では、用紙センサー28が長穴MHを検出するまで連続紙Mを搬送させる。このため、連続紙Mに設けられた長穴MHを基準として、正方向(F)と逆方向(R)との搬送量の差を、より適切に補正できる。
また、制御部101は、シーケンスの開始前に連続紙Mを搬送する初期搬送を実行させてもよい。この初期搬送は、図6の例ではステップS11に示したように、第1の搬送とは反対方向であり、第2の搬送と同方向である。
すなわち、制御部101は、正方向または逆方向の初期搬送と、この初期搬送後に搬送方向を切り換える第1の切換動作と、第1の切換動作の後に連続紙Mを搬送する第1の搬送と、第1の搬送後に搬送方向を切り換える第2の切換動作と、第2の切換動作後に連続紙Mを搬送する第2の搬送と、を実行させて、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の連続紙Mの搬送量の差を求める。
この場合、例えば、初期搬送の搬送方向を正方向(F)とすれば、シーケンスの最後に正方向(F)の第2の搬送を行うことになる。このため、シーケンスの終了後に搬送方向を切り換えることなく速やかに正方向(F)に連続紙Mを搬送して印刷等を行える。
また、制御部101は、初期搬送と、この初期搬送と同じ方向に連続紙Mを搬送する第1の搬送と、第1の搬送後に搬送方向を切り換える第1の切換動作と、第1の切換動作後に連続紙Mを搬送する第2の搬送と、第2の搬送後に搬送方向を切り換える第2の切換動作と、第2の切換動作後に連続紙Mを搬送する第3の搬送と、を実行させて、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の搬送方向毎の連続紙Mの搬送量の差を求めてもよい。
この場合、第1及び第3の搬送と、第2の搬送とにおいて、搬送手段を同じ量だけ動作させた場合の実際の印刷媒体の搬送量の差を求めることで、効率よくずれ量を求めることができる。この手順では、例えば、初期搬送の搬送方向を正方向(F)とし、第1の搬送を正方向(F)とし、シーケンスの最後に正方向(F)の第3の搬送を行うことになる。このため、第1の搬送を開始する位置を合わせるまで正方向の搬送を行い、かつ、シーケンスの最後に正方向の搬送を行ってシーケンスを終了することができる。この場合、シーケンスの終了後に搬送方向を切り換えることなく速やかに正方向(F)に連続紙Mを搬送して印刷等を行える。
このように、ずれ量を求めるシーケンスの内容を、シーケンスの実行後の搬送方向に合わせて、シーケンス終了後の動作に速やかに移行できる。
また、制御部101は、シーケンスの実行により求めた搬送モーター32の動作量に対する連続紙Mの搬送量の差を加味して、搬送モーター32を動作させ、連続紙Mを搬送させ、連続紙Mの先端を印刷開始位置に合わせる。これにより、連続紙Mの位置を正確に合わせることができる。また、印刷時の搬送方向とは逆の方向(R)に連続紙Mを搬送しても、正確に位置合わせを行えるので、連続紙Mの無駄をなくすことができる。
さらに、制御部101は、連続紙Mの先端を印刷開始位置に合わせる動作において、ステップS27〜S29に示したように、連続紙Mを印刷開始位置で停止させる直前の搬送方向を、連続紙Mに印刷する場合と同じ正方向(F)とする。このため、位置合わせ後に連続紙Mに印刷するため、正方向(F)に搬送する場合に、搬送方向を切り換える必要がない。このため、印刷開始時にバックラッシュに起因するずれが発生しないので正確に、かつ速やかに印刷を実行できる。
また、プリンター1は、連続紙Mに接触して印刷を行う印刷ヘッド12と、印刷ヘッド12とともに連続紙Mを挟んで搬送するプラテンローラー11と、を備えている。この印刷ヘッド12は、連続紙Mを逆方向(R)に搬送する場合にプラテンローラー11から離れる側に移動可能である。この構成では、逆方向(R)に搬送する際に印刷ヘッド12の移動により印刷ヘッド12から連続紙Mが引き離され、連続紙Mが固着してもこの固着を解除できる。この構成では連続紙Mを逆方向(R)に搬送する際に連続紙Mを挟む力が解除されるためすべりを生じやすいが、プリンター1では、搬送方向によるすべりの発生状態に起因するずれを正確に求め、適切に補正できる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した好ましい一態様を例示したものであり、本発明はこれに限定されない。上記実施形態では、連続紙Mにおいて帳票の境界及び先端を示す位置識別部として長穴MHが穿設された例を示したが、位置識別部は、長穴MHや切欠MEのように連続紙Mに形成された形状であっても、ブラックマーク等の有色の記号であってもよい。また、シールや別の付着物を位置識別部としてもよい。また、連続紙Mはロール紙であっても良い。さらに、連続紙Mがラベル用紙のように分離可能な剥離紙や台紙を有する構成である場合に、この剥離紙や台紙に位置識別部を付してもよい。また、上記実施形態では位置識別部としての長穴MHを光学式の用紙センサー28により検出する構成としたが、例えばBMセンサー29により検出してもよい。さらに、長穴MHや切欠MEに嵌合して動くメカニカルスイッチセンサーを用いて、連続紙Mの有無および長穴MHや切欠MEの位置を検出してもよい。また、プリンター1は、感熱紙である連続紙Mに印刷を行うサーマルプリンターに限定されず、インクジェット式プリンターであってもよいし、レーザープリンターやドットインパクトプリンター等に本発明を適用することも可能である。さらに、プリンター1に、エラーを報知するためのブザーや発光部、表示画面等を設けてもよく、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
1…プリンター(印刷装置)、2…ホストコンピューター、11…プラテンローラー、12…印刷ヘッド、13…オートカッター、14…手動カッター、16…排紙口、22…バネ、25、26、27…紙案内、28…用紙センサー(検出手段)、29…BMセンサー、32…搬送モーター(搬送手段)、101…制御部(制御手段)、102…センサー駆動回路、104…モータードライバー、M…連続紙(印刷媒体)、ME…切欠、MH…長穴(位置識別部)。

Claims (6)

  1. 印刷媒体を第1方向及び前記第1方向と反対方向の第2方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段を制御して前記印刷媒体を搬送させる制御手段と、
    前記印刷媒体に設けられた位置識別部を検出する検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1方向の初期搬送を実行させた後に、前記印刷媒体を、前記検出手段により前記位置識別部が検出された位置から前記第1方向へ所定搬送量だけ搬送する第1の搬送を実行させ、前記第1の搬送の後に前記印刷媒体の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へ切り換える第1の切換動作を実行させ、前記第1の切換動作を実行した後に前記第2方向へ搬送させる第2の搬送を実行させ、前記第2の搬送の後に前記搬送方向を前記第2方向から前記第1方向へ切り換える、前記第1の切換動作と同回数の第2の切換動作を実行させ、前記第2の切換動作の後に前記検出手段が前記位置識別部を検出するまで前記印刷媒体を前記第1方向に搬送する第3の搬送を実行させるシーケンスを実行させ、
    前記第1の搬送における前記搬送手段の動作量と前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量とに基づいて、前記搬送手段を所定量だけ動作させた場合に、前記印刷媒体が前記第1方向に搬送される搬送量と、前記第2方向に搬送される搬送量との搬送量の差を求めること、
    を特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記シーケンスにおいて、前記第1の搬送で所定の動作量だけ前記搬送手段を動作させ、前記第2の搬送で、前記印刷媒体が前記第1の搬送開始前の位置に戻るまで前記搬送手段を動作させ、
    前記所定の動作量及び前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量の差をもとに、前記搬送量の差を求めることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記搬送手段を制御して、前記印刷媒体を前記シーケンスの実行により求めた前記搬送量の差に基づき算出される搬送量を搬送させ、前記印刷媒体の先端を印刷開始位置に合わせることを特徴とする請求項記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記印刷媒体の先端を前記印刷開始位置に合わせる場合、前記印刷媒体を前記印刷開始位置で停止させる直前の搬送方向を、前記印刷媒体に印刷する場合の搬送方向と同じ方向とすることを特徴とする請求項記載の印刷装置。
  5. 前記印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドとともに前記印刷媒体を挟んで搬送するプラテンローラーと、を備え、
    前記印刷ヘッドは、前記印刷媒体を逆方向に搬送する場合に前記プラテンローラーから離れる側に移動可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 印刷媒体を第1方向及び前記第1方向と反対方向の第2方向に搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に設けられた被検出部を検出するセンサーを有する印刷装置の制御方法であって、
    前記第1方向の初期搬送を実行させた後に、前記印刷媒体を、前記センサーにより前記被検出部が検出された位置から前記第1方向へ所定搬送量だけ搬送する第1の搬送を実行させ、前記第1の搬送の後に前記印刷媒体の搬送方向を前記第1方向から前記第2方向へ切り換える第1の切換動作を実行させ、前記第1の切換動作を実行した後に前記第2方向へ搬送させる第2の搬送を実行させ、前記第2の搬送の後に前記搬送方向を前記第2方向から前記第1方向へ切り換える、前記第1の切換動作と同回数の第2の切換動作を実行させ前記第2の切換動作の後に前記センサーが前記被検出部を検出するまで前記印刷媒体を前記第1方向に搬送する第3の搬送を実行させるシーケンスを実行させ、
    前記第1の搬送における前記搬送手段の動作量と前記第2の搬送における前記搬送手段の動作量とに基づいて、前記搬送手段を所定量だけ動作させた場合に、前記印刷媒体が前記第1方向に搬送される搬送量と、前記第2方向に搬送される搬送量との搬送量の差を求め、
    求めた前記搬送量の差を補正する補正量を加味して、前記印刷媒体の先端を指定位置に合わせる先端合わせ動作を行うこと、
    を特徴とする印刷装置の制御方法。
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