JP2009107305A - プリンタおよびプリンタの剥離方法 - Google Patents

プリンタおよびプリンタの剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】台紙にラベルを貼着させている糊が強い場合や腰の弱い紙質のラベルを剥離発行モードで印字させる場合にも、確実に台紙からラベルを剥離させることができるプリンタおよびプリンタの剥離方法を提供することにある。
【解決手段】剥離発行を行う場合に、ラベル12bの腰が弱い場合や台紙12aとラベル12bとの接着性が強い場合には、ラベル12bが剥離バー20で剥離されないで、台紙12aと共に鋭角に折り曲げられてフィードされる。この場合には、剥離センサ21に到達する距離までラベル12bをフィードさせても剥離センサ21で検出されないので、剥離バー20の後方までバックフィードさせてから再フィードを行う。従って、確実にラベル12bを台紙12aから剥離させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙のラベルに印字した後に剥離発行させる場合に、ラベルを台紙から確実に剥離させて剥離発行を行うことができるプリンタおよびプリンタの剥離方法に関するものである。
長尺状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙にプリンタで印字を行う場合、通常、プリンタは、印字手段によってラベルに印字された後に、ラベルが台紙に仮着された状態で連続してラベル発行口から発行される通常発行モードと、ラベルが印字された後に剥離手段によってラベルが台紙から剥離されて、それぞれラベル発行口と台紙発行口とに分離されて発行される剥離発行モードとを有している。
剥離発行モードで発行される場合は、印字されたラベルと台紙が一体となって下流側に移送され、鋭角に屈曲された剥離手段によって台紙が折り返される。一方、ラベルは、それ自身の腰の強さによって台紙から剥離されてラベル発行口の方へ移送され、作業者によって排出されたラベルが取り出される。また、剥離手段の下流側に剥離されたラベルの有無を検出する剥離センサが配置され、作業者が排出されたラベルを取り出すと、これを剥離センサが検出して、次のラベルが自動的に剥離されてラベル発行口から排出される。
しかしながら、台紙にラベルを仮着させている糊が強い場合や腰の弱い紙質のラベルの場合は、剥離手段で剥離されないで台紙と一緒に巻き込まれてジャミングしてしまうことがある。図7に、ラベル12bが台紙12aから剥離されないでジャミングした状態の断面図を示す。従来、このような欠点を解消するものとして、印字されたラベルの先端が剥離手段の手前に到達すると、記録紙のフィード速度を低下させることによって、確実に台紙からラベルを剥離させるプリンタが提案されている。
また、本発明と技術分野が異なるが、ラベル貼付き防止方法に関するもので、ラベルの印字待ち状態が高温・高湿度下で長時間続いた場合に、ラベルが印字手段に張り付くことを防止するためにラベルを前後に等しい距離だけ小刻みに搬送させるしごき動作を数回行うことにより、印字再開時に紙詰まりやラベルの位置ずれを発生させることのないプリンタも提案されている。
特開2006−232499号公報 特開2006−334858号公報
しかしながら、特許文献1において、印字されたラベルの先端が剥離手段の手前に到達すると、記録紙のフィード速度を低下させることによって剥離信頼性を向上させているが、確実に剥離をさせるものではなかった。また、印字されたラベルの先端が剥離手段の手前に到達すると、記録紙のフィード速度を低下させているので、印字効率が低下してしまうという問題があった。また、特許文献2においては、印字待ち状態が高温・高湿度下で長時間続いた場合に、ラベルが印字手段に張り付くことを防止するものであり、剥離発行の信頼性に関するものでなかった。
本発明の目的は、この点を鑑みて、台紙にラベルを貼着させている糊が強い場合や腰の弱い紙質のラベルを剥離発行モードで印字させる場合にも、確実に台紙からラベルを剥離させることができるプリンタおよびプリンタの剥離方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載のプリンタは、帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタにおいて、前記剥離センサによって前記ラベルの有無を検出して前記記録紙の移送を制御する移送制御部とを備え、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記剥離センサによって前記ラベルが無しと検出されたときに、前記移送制御部によって前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うことである。
また、上記の課題を解決するために、請求項2に記載のプリンタの剥離方法は、帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタの剥離方法において、前記ラベルの有無を検出するステップと、前記記録紙を移送するステップと、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記ラベルが無しと検出されたときに、前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うステップとを備えていることである
請求項1に係るプリンタによれば、帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタにおいて、前記剥離センサによって前記ラベルの有無を検出して前記記録紙の移送を制御する移送制御部とを備え、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記剥離センサによって前記ラベルが無しと検出されたときに、前記移送制御部によって前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うので、確実にラベルを台紙から剥離させることができる。
また、請求項2に係るプリンタの剥離方法によれば、帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタの剥離方法において、前記ラベルの有無を検出するステップと、前記記録紙を移送するステップと、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記ラベルが無しと検出されたときに、前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うステップとを備えているので、一層確実にラベルを台紙から剥離させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。本実施の形態は、外部機器としてのハンディターミナルから無線通信によって通信コマンドを受信して記録紙のラベルに印字させるモバイルプリンタについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る記録紙が排出されていない状態のモバイルプリンタの全体斜視図である。図1において、モバイルプリンタ1は、主としてプリンタ本体2と、プリンタ本体2の後端に設けられた枢軸4a、4b(4aの反対側にあって、隠れて見えない)回りに回動自在に枢着されたプリンタカバー3とで構成されている。このプリンタカバー3の上面には、剥離フレーム5が一端をプリンタカバー3に対して回動自在に設けられている。また、剥離フレーム5には、左右に対向するように解除レバー6a,6bが設けられ、それぞれの解除レバー6a,6bはそれぞれモバイルプリンタ1の中央に向かって若干スライドする機構となっている。この解除レバー6a,6bをモバイルプリンタ1の中央に向かってスライドさせると、解除レバー6a,6bの係止部(図示なし)がプリンタカバー3から解除されて、剥離フレーム5の一端回りに剥離フレーム5がプリンタカバー3に対して回動するようになっている。一方、剥離フレーム5の前後のプリンタカバー3の上面には、それぞれ台紙発行口8とラベル発行口9とが開口している。
プリンタカバー3の右端には、自動で剥離発行させるか手動で剥離発行させるかを切り換える切り換えスイッチ11が設けられている。また、プリンタカバー3の回動端には、プリンタカバー3とともに回動する覗き窓7が設けられ、この覗き窓7によって後述する記録紙12の収納状況を確認することができる。一方、プリンタ本体2の平面部の後側には、電源スイッチ10a、モバイルプリンタ1の状態を表示する各種LED10b、各種操作キー10cおよび液晶パネル10dが設けられている。
図2は、本発明の実施の形態に係る記録紙が正常に剥離発行された状態のモバイルプリンタの断面図である。また、図2では、プリンタカバー3がプリンタ本体2に閉じられた状態を示しているとともに、剥離フレーム5もプリンタカバー3に閉じられた状態を示している。図2において、モバイルプリンタ1は、プリンタ本体2とプリンタカバー3との間に形成された空間に記録紙12を収納することができる収納部13を有している。ここで、記録紙12は、帯状の台紙12aに一定間隔をおいてラベル12bが仮着された状態で巻回されている。
図2のようにプリンタカバー3が閉じられた状態にあると、サーマルヘッド15に対向するようにプラテン16がプリンタカバー3に設けられ、プリンタカバー3とともに回動されるようになっている。このプラテン16の一端には、伝達装置(図示なし)を介して後述するステッピングモータ54に連結され、このステッピングモータ54によってプラテン16が回転駆動される。また、サーマルヘッド15の後面にはサーマルヘッド押さえ18がコイルバネ19によってサーマルヘッド15を押圧することによって、プラテン16とサーマルヘッド15とが弾接されている。一方、プリンタ本体2の底板には、バッテリーを収納するバッテリーフレーム14が形成され、このバッテリーフレーム14にサーマルヘッド15の下端が回動自在に枢着されている。
印字手段は、サーマルヘッド15とプラテン16との間に記録紙12を挟持した状態で、後述するように制御信号がサーマルヘッド15に供給されることによって構成されている。また、この状態で印字手段により挟持された記録紙12のラベル12bが印字されながら、プラテン16がステッピングモータ54によって回転駆動されて記録紙12が台紙発行口8又はラベル発行口9の方向に移送される。
プラテン16の上側には、若干の隙間を空けて剥離バー20がプリンタカバー3に設けられ、図2のようにプリンタカバー3と共に剥離フレーム5が閉じられた状態にあると、剥離フレーム5の下端の剥離ローラ17がプラテン16と弾接されるように剥離フレーム5に配設されている。従って、プラテン16が回転駆動されると剥離ローラ17も従動し回転される。ここで、剥離手段は、剥離バー20と剥離ローラ17とで構成されている。また、剥離バー20は、このような形状に限定されるものでなく、鋭角を有する形状であれば任意な形状とすることができる。
プリンタ本体2の平面部の先端側が折り曲げられてサーマルヘッド15の上部まで垂下した剥離センサ取り付け部25が形成され、この剥離センサ取り付け部25に剥離センサ21が剥離バー20よりも上方に配設されている。この剥離センサ21は、剥離手段によってラベル12bが剥離されてラベル発行口9から排出されているかどうかを検出する。なお、剥離センサ21は、透過型センサでも反射型センサのいずれでも構わない。
収納部13に収納された記録紙12を印字手段まで移送する移送経路の途中に、記録紙12を下側からガイドする下側移送ガイド22がバッテリーフレーム14に設けられている。また、下側移送ガイド22に対向するように記録紙12の厚さより若干の隙間をもって上側移送ガイド24がプリンタカバー3に設けられている。一方、対向する下側移送ガイド22と上側移送ガイド24の途中には、ラベルセンサ23が設けられている。たとえば、台紙12aに一定間隔をおいて仮着されたラベル12bの記録紙12を使用する場合は、ラベル12bと次のラベル12bとのギャップの位置を検出するために、透過型のラベルセンサ23が設けられ、一方、台紙12aの裏面に一定間隔をおいて線状のアイマークが印刷された記録紙12を使用する場合は、反射型のラベルセンサ23が設けられる。このような検出をすることによって、それぞれのラベル12bの位置を検出している。本発明の実施の形態においては、透過型のラベルセンサ23が設けられた場合について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るモバイルプリンタ1の移送制御部のブロック図である。図3において、モバイルプリンタ1は移送制御部50によって制御される。ここで、移送制御部50について詳述する。CPU51は、ROM52に記憶されているモバイルプリンタ1の各部を制御する制御プログラムや各種処理を行うためのアプリケーションプログラムによって、モバイルプリンタ1の各部を制御したり各種処理を行ったりする。RAM53は、CPU51が各種処理を実行する上で、印字データなどの必要なデータを一時的に記憶する。
サーマルヘッド15は、列状に複数の発熱抵抗体が配列されており、印字コントローラ55によって入力された印字データに対応して生成された制御信号がサーマルヘッド15の各発熱抵抗体に供給されることによって発熱してラベル12bに印字を行う。モータコントローラ56は、パルス信号をステッピングモータ54に供給してプラテン16を正逆回転させる。すなわち、ステッピングモータ54が正回転した場合は、プラテン16とサーマルヘッド15に挟持された記録紙12がフィードされて移送が制御され、一方、ステッピングモータ54が逆回転した場合は、バックフィードされて記録紙12の移送を制御する。センサコントローラ57は、ラベル12bと次のラベル12bとのギャップを検出するラベルセンサ23や剥離センサ21などの各種センサからの検出信号をバスライン58を介してCPU51に供給する。通信インターフェース59は、ハンディターミナル63と無線通信をすることによって通信コマンドを受信し、受信した通信コマンドがROM52に記憶されたアプリケーションプログラムによって解読されてRAM53に印字データとして展開される。また、移送制御部50の各部は、バスライン58を介してCPU51に接続されている。
操作部61は、電源スイッチ10aと各種操作キー10cとで構成され、インターフェース60を介してバスライン58を経由して入力データをCPU51に供給する。表示部62は、各種LED10bと液晶パネル10dとで構成され、CPU51からバスライン58を経由してインターフェース60を介して表示データを表示する。
先ず、剥離発行モードによって剥離発行が正常に行われた場合について、図4に基づいて説明する。図4は、正常に剥離発行された状態の要部断面図であって、図(a)は、ラベルが印字開始位置にフィードされた状態の要部断面図であり、図(b)は、ラベルが正常に剥離されて剥離センサで検出された状態の要部断面図であり、図(c)は、ラベルが剥離位置までフィードされた状態の要部断面図である。図4(a)において、ラベル12bが剥離された状態の台紙12aが、剥離バー20で鋭角に折り曲げられて剥離ローラ17とプラテン16に挟持されるように装着され、一方、ラベル12bが、プラテン16とサーマルヘッド15に挟持されないように装着された後、各種操作キー10cを押すと最初のラベル12bが、予め設定された印字開始位置にフィードされる。この状態でハンディターミナル63から印字開始信号の通信コマンドを受信すると、アプリケーションプログラムによって展開された印字データに基づいてモータコントローラ56から所定のパルス信号だけステッピングモータ54に供給され、プラテン16が正回転(時計方向)させられる。すると、プラテン16とサーマルヘッド15に挟持された記録紙12のラベル12bが印字されながら、ラベル発行口9の方向にフィードされる。
印字されたラベル12bの先端が剥離バー20を通り過ぎると、ラベル12bの腰が強い場合や台紙12aとラベル12bとの接着性が強くない場合は、ラベル12bは剥離バー20で鋭角に折り曲げられることなく台紙12aから剥離されて、図4(b)のように剥離センサ21を通過して印字されながらフィードされる。剥離センサ21を通過するときに、剥離センサ21によってラベル12bが検出されると後述する移送制御部によって剥離発行が正常に行われていると判断され、ラベル12bの所定の印字終了位置まで印字されながらフィードされる。従って、ラベル12bを台紙12aから確実に剥離発行させることができる。
印字終了後さらにラベル12bの後端を剥離バー20の近傍までさらにフィードさせ、図4(c)のようにラベル12bの後端が台紙に仮着された剥離位置で停止させる。このようにラベル12bを剥離位置までフィードさせることによって、作業者がラベル12bを取り出し易くなっている。図2におけるラベル12bの剥離状態と図4(c)は同じ状態を示している。この状態で、切り換えスイッチ11が手動モードに設定されているときは、ラベル12bを作業者が取り除いても、各種操作キー10cを作業者が操作しない限り、次のラベル12bが剥離発行されない。一方、切り換えスイッチ11が自動モードに設定されているときは、ラベル12bを作業者が取り除ぞくと、剥離センサ21がラベル12bが無くなったことを検出して自動的に次のラベル12bが剥離位置まで剥離発行される。
次に、剥離発行モードによって剥離発行が正常に行われなかった場合について、図5に基づいて説明する。図5は、正常に剥離発行されなかった状態の要部断面図であって、図(a)は、ラベルが印字開始位置にフィードされた状態の要部断面図であり、図(b)は、ラベルが剥離発行が正常に行われなかった状態の要部断面図であり、図(c)は、ラベルをバックフィードさせた状態の要部断面図であり、図(d)は、ラベルが正常に剥離されて剥離センサで検出された状態の要部断面図であり、図(e)は、ラベルが剥離位置までフィードされた状態の要部断面図である。ここで、図5(a)は、図4(a)と同じ状態を示し、図5(d)は、図4(b)と同じ状態を示し、図5(e)は、図4(c)と同じ状態を示しているので、図5(a)、図5(d)、図5(e)の説明を省略する。
図5(a)のラベル12bの印字開始位置から、図5(a)の状態におけるラベル12bの先端が剥離センサ21に到達する距離までラベル12bを印字させながらフィードさせても、ラベル12bの腰が弱い場合や台紙12aとラベル12bとの接着性が強い場合は、図5(b)のようにラベル12bは台紙12aと共に剥離バー20で鋭角に折り曲げられてフィードされ、剥離センサ21によってラベル12bが検出されない。すると、後述する移送制御部によって、ラベル12bが正常に剥離発行されていないと判断して、図5(c)のようにラベル12bと台紙12aとを剥離バー20の後方までバックフィードさせてから、再度フィードさせる。すると今度は、ラベル12bは剥離バー20で鋭角に折り曲げられることなく台紙12aから剥離されて、図5(d)のように剥離センサ21を通過して印字されながらフィードされる。前述したように剥離センサ21を通過すると、剥離センサ21によってラベル12bが検出されるので、図5(e)のようにラベル12bの所定の印字終了位置まで印字されながらフィードされる。従って、ラベル12bを台紙12aから確実に剥離発行させることができる。
図5(b)の状態から図5(c)の状態までの1回の動作の繰り返しでは、図5(d)のように正常に剥離発行されない場合は、図5(b)の状態から図5(c)の状態までの動作を複数回繰り返すように移送制御部によって判断させることもできる。この場合は、ラベル12bを台紙12aから一層確実に剥離発行させることができる。
図6は、記録紙の移送を制御するフローチャートである。図6のフローチャートに基づいて、移送制御部について詳述する。ラベル12bが剥離された状態の台紙12aが、剥離バー20で鋭角に折り曲げられて剥離ローラ17とプラテン16に挟持されるように装着され、一方、ラベル12bが、プラテン16とサーマルヘッド15に挟持されないように装着された後、各種操作キー10cを押すと、ラベルセンサ23がラベル12b間のギャップを検出して(S1)、制御プログラムによって最初のラベル12bが、予め設定された印字開始位置にフィードされる(S2)。この状態が図4(a)で示されている。この状態において、ハンディターミナル63から印字開始信号の通信コマンドを受信すると、アプリケーションプログラムによって展開された印字データに基づいてモータコントローラ56から所定のパルス信号だけステッピングモータ54に供給され、プラテン16が正回転(時計方向)させられる。すると、プラテン16とサーマルヘッド15に挟持された記録紙12のラベル12bが印字されながら、ラベル発行口9の方向にフィードされる。
印字データが生成されると、最初のラベル12bの先端の位置と剥離センサに到達する距離が演算され、最初のラベル12bは少なくともこの距離だけ印字されながらフィードされる(S3)。剥離センサ21に到達したときに、剥離センサ21によってラベル12bが検出されると制御プログラムによって剥離発行が正常に行われていると判断される(S4)。この状態が図4(b)で示されている。その場合は、続けて印字データに基づいてラベル12bの所定の印字終了位置まで印字されながらフィードされ(S5)、印字終了後さらに剥離停止位置までフィードされる(S6)。この状態が図4(c)で示されている。
剥離センサに到達したときに、剥離センサ21によってラベル12bが検出されないと制御プログラムによって剥離発行が正常に行われていないと判断される(S4)。この状態が図5(b)で示されている。その場合は、ラベル12bと台紙12aとを剥離バー20の後方までバックフィードさせる(S7)。この状態が図5(c)で示されている。この状態から再度フィードさせるとラベル12bの腰が弱くなり、また接着性も弱くなり、ラベル12bは剥離バー20で鋭角に折り曲げられることなく台紙12aから剥離されて、予め演算されたバックフィードの位置と剥離センサ間の距離だけフィードされる(S3)。今度は、剥離センサ21に到達したときに、剥離センサ21によってラベル12bが検出されるので制御プログラムによって剥離発行が正常に行われていると判断される(S4)。この状態が図5(d)で示されている。以降は、前述のように同じ動作を繰り返す。
本発明の実施の形態に係る記録紙が排出されていない状態のモバイルプリンタの全体斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録紙が正常に剥離発行された状態のモバイルプリンタの断面図である。 本発明の実施の形態に係るモバイルプリンタの移送制御部のブロック図である。 正常に剥離発行された状態の要部断面図であって、図(a)は、ラベルが印字開始位置にフィードされた状態の要部断面図であり、図(b)は、ラベルが正常に剥離されて剥離センサで検出された状態の要部断面図であり、図(c)は、ラベルが剥離位置までフィードされた状態の要部断面図である。 正常に剥離発行されなかった状態の要部断面図であって、図(a)は、ラベルが印字開始位置にフィードされた状態の要部断面図であり、図(b)は、ラベルが剥離発行が正常に行われなかった状態の要部断面図であり、図(c)は、ラベルをバックフィードさせた状態の要部断面図であり、図(d)は、ラベルが正常に剥離されて剥離センサで検出された状態の要部断面図であり、図(e)は、ラベルが剥離位置までフィードされた状態の要部断面図である。 記録紙の移送を制御するフローチャートである。 従来のラベルが台紙から剥離しないでジャミングした状態の断面図である。
符号の説明
1 モバイルプリンタ
2 プリンタ本体
3 プリンタカバー
4a、4b 枢軸
5 剥離フレーム
6a、6b 解除レバー
7 覗き窓
8 台紙発行口
9 ラベル発行口
10a 電源スイッチ
10b 各種LED
10c 各種操作キー
10d 液晶パネル
11 切り換えスイッチ
12 記録紙
12a 台紙
12b ラベル
13 収納部
14 バッテリーフレーム
15 サーマルヘッド
16 プラテン
17 剥離ローラ
18 サーマルヘッド押さえ
19 コイルバネ
20 剥離バー
21 剥離センサ
22 下側移送ガイド
23 ラベルセンサ
24 上側移送ガイド
25 剥離センサ取り付け部
50 移送制御部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 ステッピングモータ
55 印字コントローラ
56 モータコントローラ
57 センサコントローラ
58 バスライン
59 通信インターフェース
60 インターフェース
61 操作部
62 表示部
63 ハンディターミナル

Claims (2)

  1. 帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタにおいて、
    前記剥離センサによって前記ラベルの有無を検出して前記記録紙の移送を制御する移送制御部とを備え、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記剥離センサによって前記ラベルが無しと検出されたときに、前記移送制御部によって前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うことを特徴とするプリンタ。
  2. 帯状の台紙に一定間隔をおいてラベルが仮着された記録紙と、該ラベルに印字させる印字手段と、該印字手段による印字後に前記台紙と前記ラベルとを剥離させる剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの移送経路に剥離センサとが設けられたプリンタの剥離方法において、
    前記ラベルの有無を検出するステップと、前記記録紙を移送するステップと、前記ラベルを少なくとも前記剥離センサに到達する距離だけ移送しても前記ラベルが無しと検出されたときに、前記記録紙を前記剥離手段の後方までバックフィードを行ってから再フィードを行うステップとを備えていることを特徴とするプリンタの剥離方法。
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