JP5108653B2 - ラベル発行装置 - Google Patents

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本発明は、ライナレスラベルに印刷を行ってラベルを発行するラベル発行装置に関する。
近年、片面が粘着面でライナ(剥離台紙)の無いライナレスラベルに印刷を行ってラベルを発行するラベル発行装置が開発されている(例えば、特許文献1)。ライナレスラベルは、ラベルを印刷発行してもライナ(剥離台紙)が残らず無駄なゴミが発生することがないため、環境問題の観点から注目されている。
このようなラベル発行装置では、ライナレスラベルの粘着面は、サーマルヘッドに対向配置されているプラテンに接触することになる。このプラテンの表面は、粘着面がくっつきにくいようシリコンゴム等の素材で形成され、プラテンが回転してもライナレスラベルがプラテンに巻きつかないようになっている。しかし、ライナレスラベルがサーマルヘッドに押圧されて長い間ライナレスラベルとプラテンとが密着している状態が続くと、ライナレスラベルの粘着面がプラテンから剥がれにくくなり、このままラベルの印刷発行を行うと、ライナレスラベルがプラテンに巻き付いてしまう。
この点、特許文献1には、サーマルヘッドに次のラベル印字の印字データを出力した後にプラテンローラを制御して切断位置から印刷手段(サーマルヘッド)へのバック搬送を行うことで、台紙無しラベルの先端がプラテンローラに巻き付くことを防止するラベルプリンタの制御方法が記載されている(特許文献1の段落番号0026参照)。
特開2001−278515公報
しかしながら、特許文献1に記載のラベルプリンタの制御方法のように、ライナレスラベルをバック搬送するようプラテンを回転駆動しても、ライナレスラベルがプラテンに貼り付いたままではライナレスラベルがプラテンの上流側で撓んでしまい、プラテンに貼り付いたまま剥がれず、依然としてラベルの印刷発行時にライナレスラベルがプラテンに巻き付いてしまうおそれが残る。
本発明の目的は、ライナレスラベルがプラテンに巻き付かないようにすることである。
実施形態のラベル発行装置は、粘着面を内側にしてロール状に巻回されたライナレスラベルを収納する収納部と印刷済のライナレスラベルを排出する排出部とを連絡する搬送経路の途中に配置されるプラテンと、前記搬送経路上のライナレスラベルを挟んで前記プラテンに対向配置され、当該プラテンとともにライナレスラベルを挟持しその印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、前記プラテンに対し前記搬送経路の上流側に配置され、ライナレスラベルを前記搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、前記プラテンを回転駆動する第1駆動部と、前記搬送機構を駆動する第2駆動部と、各部を制御する制御部と、前記制御部が、印刷処理を開始するトリガの入力を判定した場合、前記第1駆動部を駆動させずに前記第2駆動部を駆動させて前記ライナレスラベルを前記プラテンの外周面に沿って滑らせ、次に前記第1駆動部を駆動させて前記ライナレスラベルを前記搬送経路の上流側に搬送するよう前記プラテンとともに前記搬送機構を駆動し、続いて、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御して前記ライナレスラベルを前記搬送経路の下流側に搬送するよう前記プラテン及び前記搬送機構の両方を駆動しながら前記印刷ヘッドを制御して当該ライナレスラベルの印刷面に印刷を行う手段と、を備える。
本発明によれば、ライナレスラベルが搬送経路の上流側に引っ張られてプラテンから剥がされ、その後にライナレスラベルに対する印刷が行われるため、ライナレスラベルがプラテンに巻き付かないようにすることができる。
本発明の実施の一形態について、図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は、ラベル発行装置101の全体を示す外観斜視図である。ラベル発行装置101は、略直方体形状の外観を有している。このラベル発行装置101は熱転写式のものであり、印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド103(図2参照)等の各部はハウジング102によってラベル発行装置101の内部に収納されている。ハウジング102は、上面が開口している略直方体形状の下ハウジング105と、この下ハウジング105を開閉する略直方体形状の上ハウジング106とにより構成されている。また、下ハウジング105の奥側上部には、ラベル発行装置101の幅方向に向けて水平に回動軸107(図2参照)が取り付けられている。上ハウジング106は、下ハウジング105を閉じる形状を有しており、その奥側下部は回動軸107と回動自在に接続している。このため、ラベル発行装置101は、使用者が上ハウジング106を持ち上げて回動軸107の軸回り方向に回動させラベル発行装置101の前方部分を開くことで、その内部にライナレスラベル104(図2参照)を投入することができるようになっている。また、上ハウジング106が閉じている状態で、ハウジング102の前方部分で下ハウジング105と上ハウジング106との間には、ラベル発行装置101の幅方向に細長い開口部分が形成されている。この開口部分からは、印刷済のライナレスラベル104が排出される。すなわち、この開口部分は、排出部113として機能する。また、下ハウジング105の背面には、情報処理機器(図示せず)との間でラベル発行装置101がデータ通信を行うためのケーブル110(図2参照)を接続するコネクタ111(図2参照)が設けられている。また、上ハウジング106の前面には、ディスプレイ108と、各種の操作ボタン109とが配置されている。
図2は、ラベル発行装置101の内部構造を概略的に示す模式図である。下ハウジング105の内部であってラベル発行装置101の正面から見て奥側には、ロール状のライナレスラベル104を収納可能な収納部112が形成されている。この収納部112に収納されるライナレスラベル104は、一方の面が熱を印加されることで発色する印刷面114であり、他方の面が粘着剤を塗布された粘着面115である繋ぎ目のない長尺のラベルであり、この粘着面115を内側にしてロール状に巻回されているものである。
また、ラベル発行装置101の内部には、サーマルヘッド103と、プラテン116と、搬送機構としての駆動ローラ117と、従動ローラ118とが配置されている。これら各部はいずれもラベル発行装置101の幅方向に水平に向けられて、サーマルヘッド103及び従動ローラ118は上ハウジング106に、プラテン116及び駆動ローラ117は下ハウジング105にそれぞれ取り付けられている。また、プラテン116には第1ステッピングモータ154(図3参照)が、駆動ローラ117には第2ステッピングモータ156(図3参照)が、それぞれギア列(図示せず)を介して接続されている。そして、プラテン116は、第1ステッピングモータ154が駆動しその動力がギア列によって伝達されることで、正逆両方向に回転することができる。すなわち、第1ステッピングモータ154及びギア列(図示せず)は、プラテン116を回転駆動する第1駆動部としての役割を果たす。また、駆動ローラ117は、第2ステッピングモータ156が駆動しその動力がギア列によって伝達されることで、正逆両方向に回転することができる。すなわち、第2ステッピングモータ156及びギア列(図示せず)は、駆動ローラ117を回転駆動する第2駆動部としての役割を果たす。ここで、プラテン116や駆動ローラ117の回転における「正方向」とは、ライナレスラベル104を排出部113に向けて送り出すプラテン116や駆動ローラ117、従動ローラ118の回転方向をいうものとする。また、「逆方向」とは、ライナレスラベル104を収納部112に向けて送り出すプラテン116や駆動ローラ117、従動ローラ118の回転方向をいうものとする。
サーマルヘッド103及びプラテン116は、搬送経路121を挟んで対向配置されている。また、従動ローラ118及び駆動ローラ117は、サーマルヘッド103やプラテン116よりも正面から見て奥側で収納部112よりも手前側に位置付けられて、搬送経路121を挟んで対向配置されている。このように配置された各部に対し、収納部112に収納されたライナレスラベル104は、収納部112から引き出されて、従動ローラ118と駆動ローラ117との間、サーマルヘッド103とプラテン116との間に挿通され、プラテン116及び駆動ローラ117の回転によって排出部113まで搬送される。すなわち、駆動ローラ117と従動ローラ118とサーマルヘッド103とプラテン116とは、収納部112と排出部113とを連絡する搬送経路121を形成する。なお、プラテン116及び駆動ローラ117の各表面はシリコンゴム等の素材で形成されており、搬送経路121に沿って搬送されるライナレスラベル104の粘着面115が接触しても、粘着面115がくっつきにくくなっている。また、従動ローラ118と駆動ローラ117との対向間隔、及び、サーマルヘッド103とプラテン116との対向間隔はいずれもライナレスラベル104の厚さと同等である。このため、サーマルヘッド103及びプラテン116は、それらの間に挿通されるライナレスラベル104を挟持することができる。同様に、駆動ローラ117及び従動ローラ118からなるローラ対も、それらの間に挿通されるライナレスラベル104を挟持することができる。
また、ラベル発行装置101の内部で排出部113の近傍には、可動刃119及び固定刃120が配置されている。可動刃119は、刃を下方に向けてラベル発行装置101の幅方向にスライド自在に上ハウジング106に取り付けられており、カッタモータ158(図3参照)の駆動によってラベル発行装置101の幅方向に往復する。この可動刃119は、排出部113を構成する上ハウジング106の前端部分近傍に配置される。また、固定刃120は、刃を上方に向けて下ハウジング105に取り付けられ、排出部113を構成する下ハウジング105の前端部分近傍に配置される。可動刃119と固定刃120とは、ハウジング102が閉じている状態では、対向配置する位置に位置付けられる。そして、可動刃119及び固定刃120の間にライナレスラベル104が位置付けられた状態でカッタモータ158が駆動すると、可動刃119がスライド移動してライナレスラベル104の幅方向に摺動してライナレスラベル104を切断し、単票ラベル122(図5(d)参照)を分離生成する。
図3は、ラベル発行装置101の電気的構成を示すブロック図である。ラベル発行装置101は、各種の情報処理を実行するマイクロコンピュータ150を備えている。マイクロコンピュータ150は、各種演算を行うCPU151と、各種の固定データを記憶するROM152と、可変データを書換自在に記憶しワークエリアとして利用されるRAM153とにより構成されている。ROM152には、マイクロコンピュータ150が実行する印刷処理(図4に基づいて後述)を含む各種の情報処理の処理内容を記述した制御プログラムが記憶されている。
マイクロコンピュータ150は、第1モータドライバ155と、第2モータドライバ157と、カッタモータドライバ159と、ヘッドコントローラ160とに接続している。第1モータドライバ155は、第1ステッピングモータ154を駆動制御してプラテン116を正逆両方向に回転駆動させる。第2モータドライバ157は、第2ステッピングモータ156を駆動制御して駆動ローラ117を正逆両方向に回転駆動させる。カッタモータドライバ159は、カッタモータ158を駆動制御して可動刃119をライナレスラベル104の幅方向にスライド移動させる。ヘッドコントローラ160は、サーマルヘッド103が有する発熱体(図示せず)を発熱駆動してライナレスラベル104に対する印加を行う。また、マイクロコンピュータ150は、出力コントローラ161を介してディスプレイ108に、入力コントローラ162を介して操作ボタン109に、それぞれ接続している。また、マイクロコンピュータ150は、通信インタフェイス163及び画像メモリ164にも接続している。通信インタフェイス163は、ラベル発行装置101と、コネクタ111及びケーブル110を介して接続されている情報処理装置(図示せず)との間のデータ通信を実現する。
マイクロコンピュータ150は、情報処理装置から送信された印刷データを受信した場合、この印刷データをドットパターンからなる画像データに変換して画像メモリ164に展開する。また、マイクロコンピュータ150は、印刷処理(図4に基づいて後述)を実行する中で、画像メモリ164に展開された画像データから1ライン毎のデータをヘッドコントローラ160に出力し、ヘッドコントローラ160を制御して各ラインのドットパターンに対応するサーマルヘッド103に備わる発熱体(図示せず)を発熱駆動させ、ライナレスラベル104に対して印加を行うことで、ライナレスラベル104の印刷面114に印刷を行う。
このように、マイクロコンピュータ150と第1モータドライバ155と第2モータドライバ157とカッタモータドライバ159とヘッドコントローラ160と出力コントローラ161と入力コントローラ162とは、ラベル発行装置101の各部を制御する制御部165としての役割を果たす。
図4は、ラベル発行装置101で行われる印刷処理の流れを示すフローチャートである。ラベル発行装置101のマイクロコンピュータ150は、ラベル発行装置101の起動中、ROM152に記憶されている制御プログラムに従った処理を実行し、操作ボタン109の押下を待機し(ステップS101)、その押下を判定した場合(ステップS101のY)、マイクロコンピュータ150は処理をステップS102に進める。この場合、操作ボタン109の押下が印刷処理を開始するトリガとしての役目を果たす。なお、この場合には、サーマルヘッド103に出力される画像データが画像メモリ164に予め記憶されている必要がある。
なお、操作ボタン109の押下を判定する代わりに、マイクロコンピュータ150が情報処理装置(図示せず)から送信される印刷開始命令の受信を待機し、その受信をもって処理をステップS102に進めるようにしてもよい。
また、ステップS101において、情報処理装置(図示せず)から送信された印刷データをマイクロコンピュータ150が受信し、その印刷データの受信を完了したことをもって、処理をステップS102に進めるようにしてもよい。この場合には、印刷データの受信完了が印刷処理を開始するトリガとしての役目を果たす。
ステップS101に続くステップS102において、マイクロコンピュータ150は、第2ステッピングモータ156を駆動制御し、駆動ローラ117のみを逆方向に回転する(ステップS102)。ここで重要なのは、マイクロコンピュータ150は、プラテン116を回転駆動するような第1ステッピングモータ154の駆動制御を行わないという点である。
ステップS102の処理が行われることによって、駆動ローラ117及び従動ローラ118の間に挟まれているライナレスラベル104の上流側の部分は搬送経路121の上流側に搬送され、ライナレスラベル104のプラテン116と駆動ローラ117との間の部分は搬送経路121の上流側に引っ張られる。この引っ張りによって、サーマルヘッド103及びプラテン116の間に挟まれているライナレスラベル104の下流側の部分は、搬送経路121の上流側に動こうとする。しかし、プラテン116は、第1ステッピングモータ154から動力を受けておらず、回転することなく静止している状態にある。この状態でライナレスラベル104が上流側に引っ張られてプラテン116が回転しようとすると、プラテン116と第1ステッピングモータ154とを連結しているギア列(図示せず)に摩擦抵抗が発生する。そして、この摩擦抵抗がプラテン116の回転に対する負荷となり、プラテン116は回転しない。このため、ライナレスラベル104のプラテン116と駆動ローラ117との間の部分には張力が発生し、サーマルヘッド103とプラテン116との間に挟まれているライナレスラベル104の下流側の部分は、プラテン116の外周面を滑って動くことになる。
このようなステップS102の処理を、マイクロコンピュータ150は、第2ステッピングモータ156を所定ステップ駆動するまで続ける(ステップS103のN)。このときに駆動すべき第2ステッピングモータ156のステップ数は、プラテン116と駆動ローラ117との間で張力を有するライナレスラベル104が搬送経路121の上流方向にニップ幅程度プラテン116の上を滑らす程度に駆動ローラ117を逆方向に回転するステップ数である。
第2ステッピングモータ156のみを所定ステップ数だけ駆動した後(ステップS103のY)、マイクロコンピュータ150は、第1ステッピングモータ154も駆動制御してプラテン116及び駆動ローラ117をともに逆方向に回転させ、ライナレスラベル104を5mm〜10mm程度バックフィードさせて、ライナレスラベル104における印刷開始位置を搬送経路121上のサーマルヘッド103による印刷位置に位置付ける(ステップS103a)。続く処理として、マイクロコンピュータ150は、第1ステッピングモータ154及び第2ステッピングモータ156をともに駆動制御してプラテン116及び駆動ローラ117をともに正方向に回転させながら画像メモリ164内の画像データをサーマルヘッド103に順次送信し、サーマルヘッド103を駆動制御して画像データを1ラインずつライナレスラベル104の印刷面114に印刷する(ステップS104)。マイクロコンピュータ150は、サーマルヘッド103に送信した画像データをライナレスラベル104に全て出力するまでステップS104の処理を繰り返す(ステップS105のN)。ライナレスラベル104に対する印刷が終了した場合(ステップS105のY)、マイクロコンピュータ150は、第1ステッピングモータ154及び第2ステッピングモータ156をともに駆動制御してプラテン116及び駆動ローラ117をともに正方向に回転させて印刷終端位置を搬送経路121途中の可動刃119の位置に位置付け、カッタモータ158を駆動してライナレスラベル104を切断する切断処理を行う(ステップS106)。続いて、マイクロコンピュータ150は、第1ステッピングモータ154及び第2ステッピングモータ156をともに駆動制御してプラテン116及び駆動ローラ117をともに逆方向に回転させてライナレスラベル104を搬送経路121の上流側に搬送し、ライナレスラベル104の先端位置をサーマルヘッド103から2〜3mm程度下流側に位置付ける後処理を行い(ステップS107)、一連の処理を終了する。
図5は、印刷処理におけるプラテン116及び駆動ローラ117(搬送機構)の動きを示す模式図である。使用者は、ラベル発行装置101に接続している情報処理装置(図示せず)を操作し、ラベル発行装置101に印刷出力させたい印刷内容を含んだ印刷データをラベル発行装置101に送信する。ラベル発行装置101では、送信された印刷データが画像メモリ164に画像データとして展開される。
続いて、使用者は、ラベル発行装置101の操作ボタン109を押下する。この押下によって、ラベル発行装置101では、ライナレスラベル104に対するサーマルヘッド103の印加に先立って駆動ローラ117が逆方向に回転する(図5(a))。ここで重要なのは、プラテン116は回転せずサーマルヘッド103とともにライナレスラベル104の下流側の部分を挟持しつつ、駆動ローラ117のみが逆方向に回転することにより、ライナレスラベル104の上流側が搬送経路121の上流側に引っ張られて、プラテン116に貼り付いたライナレスラベル104の粘着面115がプラテン116から引き剥がされる、という点である。ライナレスラベル104がプラテン116から引き剥がされた後、ラベル発行装置101では、ライナレスラベル104がバックフィードされてライナレスラベル104における印刷開始位置が搬送経路121上のサーマルヘッド103による印刷位置に位置付けられる(図5(b))。続いて、ラベル発行装置101では、このライナレスラベル104が搬送経路121の下流側に搬送されつつ、その印刷面114に対して印刷が行われる(図5(c))。このように、ラベル発行装置101では、ライナレスラベル104の粘着面115がプラテン116から一旦剥がされた後に印刷面114に対して印刷が行われるため、ライナレスラベル104が印刷の過程で搬送経路121の下流側に搬送される際にプラテン116に貼り付くことなくプラテン116が回転し、ライナレスラベル104がプラテン116に巻きつかないようにすることができる。その後、ラベル発行装置101では、印刷が終了すると、ライナレスラベル104がさらに搬送経路121の下流側に搬送され、ライナレスラベル104は可動刃119及び固定刃120によって切断され、印刷済の単票ラベル122が排出部113から排出される(図5(d))。
なお、本実施の形態では、ライナレスラベル104の上流側の部分が搬送経路121の上流側に引っ張られる際、ギア列(図示せず)の摩擦抵抗による負荷によってプラテン116の回転が規制されているが、別の実施の形態として、印刷処理(図4)のステップS102において、マイクロコンピュータ150が第1モータドライバ155を駆動制御して第1ステッピングモータ154に駆動電流を流し続けて第1ステッピングモータ154の回転位置を維持する駆動を行い、ライナレスラベル104が搬送経路121の上流側に引っ張られることによるプラテン116の回転を一層強固に規制することもできる。
また、本実施の形態では、プラテン116と駆動ローラ117とをそれぞれ独立に駆動させるために、第1ステッピングモータ154及び第2ステッピングモータ156という二つのステッピングモータを用いているが、別の実施の形態として、ステッピングモータを一つのみ用い、ステッピングモータと駆動ローラ117との間をギア列(図示せず)で連結するとともに、電磁クラッチを介してこのステッピングモータとプラテン116とを連結して、電磁クラッチによってステッピングモータの動力の伝達のオン/オフを切り替えることによって、プラテン116と駆動ローラ117とを別個独立に回転駆動するようにしてもよい。
ラベル発行装置の全体を示す外観斜視図である。 ラベル発行装置の内部構造を概略的に示す模式図である。 ラベル発行装置の電気的構成を示すブロック図である。 ラベル発行装置で行われる印刷処理の流れを示すフローチャートである。 印刷処理におけるプラテン及び駆動ローラ(搬送機構)の動きを示す模式図である。
符号の説明
101…ラベル発行装置、103…サーマルヘッド(印刷ヘッド)、104…ライナレスラベル、112…収納部、113…排出部、115…粘着面、116…プラテン、117…駆動ローラ(搬送機構)、121…搬送経路、154…第1ステッピングモータ(第1駆動部)、156…第2ステッピングモータ(第2駆動部)、165…制御部

Claims (2)

  1. 粘着面を内側にしてロール状に巻回されたライナレスラベルを収納する収納部と印刷済のライナレスラベルを排出する排出部とを連絡する搬送経路の途中に配置されるプラテンと、
    前記搬送経路上のライナレスラベルを挟んで前記プラテンに対向配置され、当該プラテンとともにライナレスラベルを挟持しその印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記プラテンに対し前記搬送経路の上流側に配置され、ライナレスラベルを前記搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、
    前記プラテンを回転駆動する第1駆動部と、
    前記搬送機構を駆動する第2駆動部と、
    各部を制御する制御部と、
    前記制御部が、印刷処理を開始するトリガの入力を判定した場合、前記第1駆動部を駆動させずに前記第2駆動部を駆動させて前記ライナレスラベルを前記プラテンの外周面に沿って滑らせ、次に前記第1駆動部を駆動させて前記ライナレスラベルを前記搬送経路の上流側に搬送するよう前記プラテンとともに前記搬送機構を駆動し、続いて、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御して前記ライナレスラベルを前記搬送経路の下流側に搬送するよう前記プラテン及び前記搬送機構の両方を駆動しながら前記印刷ヘッドを制御して当該ライナレスラベルの印刷面に印刷を行う手段と、
    を備えるラベル発行装置。
  2. 前記搬送機構は、前記搬送経路上のライナレスラベルを挟持し、少なくとも一方が前記駆動部によって回転駆動されるローラ対である、請求項1記載のラベル発行装置。
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