JP6901861B2 - ラベル発行装置及びその制御方法 - Google Patents

ラベル発行装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6901861B2
JP6901861B2 JP2017007251A JP2017007251A JP6901861B2 JP 6901861 B2 JP6901861 B2 JP 6901861B2 JP 2017007251 A JP2017007251 A JP 2017007251A JP 2017007251 A JP2017007251 A JP 2017007251A JP 6901861 B2 JP6901861 B2 JP 6901861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
printing
print data
error
label issuing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017007251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018115014A (ja
Inventor
八重樫 侯一
侯一 八重樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2017007251A priority Critical patent/JP6901861B2/ja
Publication of JP2018115014A publication Critical patent/JP2018115014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6901861B2 publication Critical patent/JP6901861B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Description

本発明は、ラベル発行装置及びその制御方法に関する。
特許文献1には、コンベアで搬送される多数の物品に対して、各物品に対応する内容が印字されたラベルを貼付するラベル発行装置が開示されている。
上記のラベル発行装置では、ラベル連続体における搬送方向の最も下流側に位置するラベルに印字が行われ、印字後のラベルは、ラベル連続体から単離されてエアシリンダのピストンロッドの先端に設けられた吸着板に保持される。そして、エアシリンダを伸長させて吸着板を被着体に接近させた状態で吸着板から空気を噴出させて、ラベルを被着体に貼付する。
特開2014−234169号公報
上記のようなラベル発行装置では、印字エラーや貼付エラーが発生した場合は、例えば、リセットボタン等の特定の操作部を操作するとエラー状態が解除される。
ここで、ラベルの貼付エラーが発生した場合に、エラー状態を解除してそのまま印字を再開すると、エラー発生時のラベル貼付対象である被着体に対して、その次のラベル貼付対象である被着体に対応する内容が印字されたラベルが貼付されることになる。つまり、ラベルと被着体との対応関係がずれるという問題がある。これは、印字データに基づくラベルへの印字が完了した時点で、当該印字データに対して、印字が完了したという情報が紐付けされてしまうからである。
このような事態は、ラベル発行装置の記憶装置に記憶された印字データを消去して、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データをデータ送信用のコンピュータから再度受信することで回避できる。
これに対して、印字データを消去するためのラベル発行装置の操作は煩雑であることから、ラベル発行装置にエラーが発生した場合は、ラベル発行装置の電源を一旦切って印字データを消去することが考えられる。
しかしながら、近年では、ラベル発行装置の高機能化に伴って起動時の処理タスクが増加しており、印字データを消去するためにラベル発行装置の電源を切ってしまうと、再起動に時間がかかって速やかに作業を再開できないという問題がある。
本発明は、ラベル発行装置にエラーが発生した場合に、ラベルと被着体との対応関係がずれることを防止しつつ速やかに作業を再開できるようにすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、ラベル発行装置であって、コンピュータから受信した印字データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記印字データに基づいてラベルに印字を行う印字装置と、前記印字装置で印字された前記ラベルを被着体に貼付する貼付装置と、前記印字装置の印字エラー及び前記貼付装置の貼付エラーのうち少なくとも一方が検出されると、前記ラベル発行装置をエラー状態にするエラー処理手段と、前記エラー状態で特定の操作部に対して単一操作がなされると、前記エラー状態を解除するとともに前記記憶装置に記憶されている前記印字データを消去するキャンセル処理手段と、を備え、前記キャンセル処理手段は、前記ラベル発行装置が前記貼付エラーにより前記エラー状態になった場合は、前記エラー状態の解除及び前記印字データの消去を行うとともに、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、ラベル発行装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、コンピュータから受信した印字データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記印字データに基づいてラベルに印字を行う印字装置と、前記印字装置で印字された前記ラベルを被着体に貼付する貼付装置と、を備えるラベル発行装置の制御方法であって、前記印字装置の印字エラー及び前記貼付装置の貼付エラーのうち少なくとも一方が検出されると、前記ラベル発行装置をエラー状態にし、前記ラベル発行装置が前記貼付エラーにより前記エラー状態になった場合は、特定の操作部に対して単一操作がなされると、前記エラー状態の解除及び前記記憶装置に記憶されている前記印字データの消去を行うとともに、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、ラベル発行装置の制御方法が提供される。
これらの態様によれば、エラー状態を解除するために特定の操作部に対して単一操作がなされると、記憶装置に記憶されている印字データが消去される。このため、貼付エラーが発生した場合に、そのまま印字が再開されて、エラー発生時のラベル貼付対象である被着体に対して、その次のラベル貼付対象である被着体に対応する内容が印字されたラベルが貼付されることがない。よって、ラベルと被着体との対応関係がずれることを防止きる。また、印字データを消去するためにラベル発行装置を再起動する必要がないので、速やかに作業を再開できる。
本発明の実施形態に係るラベル発行装置を示す模式図である。 印字エラーが発生した場合の処理を示すフローチャートである。 貼付エラーが発生した場合の処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るラベル発行装置100について説明する。
ラベル発行装置100は、コンベア(図示せず)で搬送される多数の被着体としての物品Aに対して、各物品Aに対応する内容が印字されたラベルLを貼付する装置である。
ラベル発行装置100は、図1に示すように、ラベル連続体MのラベルLに印字を行う印字装置10と、印字装置10で印字されたラベルLを印字装置10から受け取って物品Aに貼付する貼付装置20と、ラベル発行装置100の前面に取り付けられた操作パネル30と、これらに接続されるコントローラ40と、を備える。印字装置10によるラベルLへの印字は、コントローラ40の記憶装置41に記憶された印字データに基づいて行われる。
ラベル連続体Mは、例えば、長尺帯状の台紙S上に複数のラベルLを一列に等間隔で仮着したものである。ラベルLの印字面には、予め決められた温度領域に達すると特定の色に発色する感熱発色層が形成されている。
印字装置10は、発熱素子を有するサーマルヘッド11aと、ラベルLに印字を行う印字部11をサーマルヘッド11aとともに構成するプラテンローラ11bと、印字部11に供給されるラベル連続体Mをロール状に保持する供給軸12と、印字部11で印字されたラベルLを台紙Sから剥離する剥離機構13と、ラベル連続体Mの位置を検出する位置センサ14と、を備える。
ラベル連続体Mは、ガイド軸15、16により規定された搬送経路を通って供給軸12から印字部11に供給される。
ラベル連続体Mは、対向位置に配置されたサーマルヘッド11aとプラテンローラ11bとの間に挟持されるとともに、プラテンローラ11bを駆動モータ(図示せず)により回転駆動することで搬送方向(実線の矢印の方向)に搬送される。このとき、サーマルヘッド11aに設けられた発熱体(図示せず)が選択的に発熱することによって、ラベルLの感熱発色層が発色させられて、文字、記号等が印字される。なお、以下の説明では、ラベル連続体Mを搬送方向下流側に搬送することを単に「フィード」と称し、搬送方向上流側に搬送することを「バックフィード」と称する。
剥離機構13は、印字されたラベルLを台紙Sから剥離する剥離板13aと、台紙Sを巻き取って回収する巻取軸13bと、を備える。
剥離機構13では、剥離板13aの先端において台紙Sの搬送方向のみが転向されることによって、ラベルLの端部が台紙Sから浮き上がる。これによりラベルLが台紙Sから剥離される。
ラベルLが剥離された台紙Sは、ガイド軸17により規定された搬送経路を通って、駆動モータ(図示せず)により回転駆動される巻取軸13bによって巻き取られる。なお、巻取軸13bは、プラテンローラ11bから巻取軸13bまでの間で台紙Sに弛みが発生したり張力がかかって破れたりしないように、プラテンローラ11bと同期して回転する。
位置センサ14は、ラベル連続体Mの裏面に予め印刷されている位置検出用のアイマークを検出する反射型光電センサであり、サーマルヘッド11a及び剥離板13aに対するラベル連続体Mの位置を検出するために利用される。
貼付装置20は、ラベル連続体Mの搬送方向における剥離板13aの下流側に設けられ、印字装置10で印字されたラベルLを印字装置10から受け取って物品Aに貼付する装置である。
貼付装置20は、エアシリンダ21と、エアシリンダ21のピストンロッド21aの先端に取り付けられた吸着板22と、エアシリンダ21及び吸着板22と接続される圧力制御回路23と、を備える。
圧力制御回路23は、複数の流路及び複数のソレノイドを備えて構成され、外部の圧力発生器(図示せず)と接続される。圧力発生器は、正圧及び負圧を生成可能な装置である。
吸着板22の下面には、圧力制御回路23と繋がる複数の給排孔22aが設けられる。吸着板22は、圧力制御回路23を作動させて圧力発生器から負圧を供給することで、給排孔22aから空気を吸引してラベルLを下面に吸着できるようになっている。
エアシリンダ21は、圧力制御回路23を作動させて圧力発生器から正圧を供給することで、伸縮させることができる。これにより、吸着板22を、剥離機構13でラベル連続体Mから単離されたラベルLを吸着する吸着位置(実線で示す位置)と、ラベルLを物品Aに貼付する貼付位置(二点鎖線で示す位置)と、に移動させることができる。
物品AにラベルLを貼付する際は、吸着板22を貼付位置に移動させた後に、圧力制御回路23を作動させて圧力発生器から吸着板22に正圧を供給する。これにより、給排孔22aから空気が噴出し、空気圧によりラベルLが物品Aに貼付される。
なお、物品Aに吸着板22が直接当接するようにエアシリンダ21のストロークを設定すれば、給排孔22aから空気を噴出させることなくラベルLを物品Aに貼付することが可能である。
操作パネル30は、各種操作キーで構成される操作キー群31と、各種情報を表示するディスプレイ32と、エラー発生時等に作動するブザー33と、を備える。
操作キー群31は、ラベル発行装置100の設定変更を行う場合やエラー状態を解除する場合等に用いられる。また、ディスプレイ32には、ラベル発行装置100の作動状態等が表示される。
コントローラ40は、マイクロプロセッサ、ROMやRAM等の記憶装置41、入出力インターフェース、これらを接続するバス等で構成される。コントローラ40は、入出力インターフェースを介して、サーマルヘッド11a、プラテンローラ11bの駆動モータ、巻取軸13bの駆動モータ、位置センサ14及び各種検出センサ(図示せず)、圧力制御回路23、操作パネル30、通信ネットワーク200等と接続される。通信ネットワーク200は、例えば、インターネットやイントラネットである。
コントローラ40は、記憶装置41に格納されている各種プログラムをマイクロプロセッサによって実行し、サーマルヘッド11a、各駆動モータ、圧力制御回路23、ディスプレイ32、ブザー33等の作動を制御する。また、コントローラ40は、位置センサ14及び各種検出センサからの信号等に基づいて、ラベル発行装置100に印字エラーや貼付エラーが発生した場合はこれを検出する。
また、記憶装置41には、通信ネットワーク200を介して外部のコンピュータ300から送信された印字データが記憶される。
ラベル発行装置100は、例えば、多数の物品Aに対して、全て同じ印字内容のラベルLを貼付する場合は、1つの印字データに基づいて繰り返し印字を行うように設定できる。また、多数の物品Aに対して予め決定された順序で様々な印字内容のラベルLを貼付する場合は、様々な印字内容に対応する印字データをコンピュータ300から受信する。
コンピュータ300からラベル発行装置100への印字データの送信は、1つの物品AへのラベルLの貼付が完了すると次の物品Aに対応する印字データをコンピュータ300が逐次送信する設定と、多数の物品Aに対応する様々な内容の印字データをコンピュータ300から一括で送信する設定と、を変更可能である。
ラベル発行装置100は上記のように構成され、物品Aが図1に示す所定のラベル貼付位置まで搬送されると、ラベル連続体Mにおける搬送方向の最も下流側に位置するラベルLに、記憶装置41に記憶された印字データに基づいて、印字装置10が印字を行う。
印字装置10で印字されたラベルLは、剥離機構13によってラベル連続体Mから剥離されて貼付装置20の吸着板22に保持される。そして、貼付装置20によって物品Aに貼付される。
なお、図1は、ラベル連続体MからラベルLが剥離されてラベルLが吸着板22に吸着された状態を示しており、貼付装置20による物品AへのラベルLの貼付が完了するまでは、印字装置10は、図1の状態で待機するようになっている。
そして、貼付装置20による物品AへのラベルLの貼付が完了すると、印字装置10は、ラベル連続体Mを印字開始位置までバックフィードして、次のラベルLへの印字を開始する。
ところで、上述したように、コントローラ40は、ラベル発行装置100に印字エラーや貼付エラーが発生した場合に、これを検出するようになっている。また、コントローラ40は、エラーを検出すると、ラベル発行装置100をエラー状態にする。エラー状態については後述する。
ラベル発行装置100では、操作キー群31の中の特定の操作部としてのリセットキー31aを操作すると、エラー状態が解除される。なお、特定の操作部は適宜変更可能であって、例えば、操作レバーやディスプレイ32に表示した操作ボタン等とすることもできる。
ここで、従来のラベル発行装置では、ラベルの貼付エラーが発生した場合に、エラー状態を解除してそのまま印字を再開すると、エラー発生時のラベル貼付対象である物品に対して、その次のラベル貼付対象である物品に対応する内容が印字されたラベルが貼付されるという問題がある。これは、印字データに基づくラベルへの印字が完了した時点で、当該印字データに対して、印字が完了したという情報が紐付けされてしまうからである。
このような事態は、ラベル発行装置の記憶装置に記憶された印字データを消去して、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データをデータ送信用のコンピュータから再度受信することで回避できる。
これに対して、印字データを消去するためのラベル発行装置の操作が煩雑であることから、エラーが発生した場合は、ラベル発行装置の電源を一旦切って印字データを消去することが考えられる。
しかしながら、近年では、ラベル発行装置の高機能化に伴って起動時の処理タスクが増加しており、印字データを消去するためにラベル発行装置の電源を切ってしまうと、再起動に時間がかかって速やかに作業を再開できないという問題がある。
このため、本実施形態に係るラベル発行装置100のコントローラ40は、ラベル発行装置100にエラーが発生した場合に、ラベルLと物品Aとの対応関係がずれることを防止しつつ速やかに作業を再開できるようにするべく、図2、図3に示すフローチャートの処理を行うようになっている。
まず、図2を参照しながら、印字装置10で印字エラーが発生した場合の処理について説明する。
印字エラーには、例えば、ラベル連続体Mが無くなったことを示すエラー、サーマルヘッド11aに故障が発生したことを示すエラー、各駆動モータに過負荷が発生したことを示すエラー等が含まれる。
つまり、印字装置10がラベルLに印字を行うための動作を開始してから剥離機構13によるラベルLの剥離が完了するまでの間に発生し得る様々なエラーが印字エラーである。
なお、剥離機構13によるラベルLの剥離が完了したかは、例えば、ラベルLの先端が所定の位置まで移動したことを検出するセンサを設けることで判定できる。
コントローラ40は、印字エラーを検出すると、ラベル発行装置100をエラー状態にする。具体的には、コントローラ40は、ラベル発行装置100の動作を停止するとともにディスプレイ32に印字エラーが発生したことを示すエラー情報を表示させる。また、エラーが発生したことを作業者に知らせるために、ブザー33をONにする(ステップS11)。
ステップS12では、コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたか判定する。
コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたと判定すると、処理をステップS13に移行する。また、リセットキー31aが操作されていないと判定すると、ステップS12の処理を繰り返し行う。
ステップS13では、コントローラ40は、ブザー33をOFFにする。
ステップS14では、コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたか判定する。
コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたと判定すると、処理をステップS15に移行する。また、リセットキー31aが操作されていないと判定すると、ステップS14の処理を繰り返し行う。
ステップS15では、コントローラ40は、データキャンセル機能が有効か判定する。
データキャンセル機能は、エラー状態を解除するために特定の操作部としてのリセットキー31aに対して単一操作がなされた場合に、エラー状態を解除するとともに記憶装置41に記憶された印字データを消去する機能である。ラベル発行装置100では、データキャンセル機能を有効にする設定と無効にする設定とを選択可能となっている。なお、本実施形態では、リセットキー31aが一度でも押下された場合に、特定の操作部に対して単一操作がなされたものとする。
コントローラ40は、データキャンセル機能が有効の場合は、処理をステップS16に移行する。また、データキャンセル機能が無効の場合は、処理をステップS19に移行する。ステップS19については後述する。
ステップS16では、コントローラ40は、エラー状態を解除するとともに記憶装置41に記憶されている印字データを消去する。また、印字エラーにより印字が完了しなかった印字データ以降の印字データの送信をコンピュータ300に要求する。なお、印字エラーが発生したということは、印字が完了しなかったということである。
ステップS17では、コントローラ40は、コンピュータ300から印字データを受信したか判定する。
コントローラ40は、コンピュータ300から印字データを受信したと判定すると、処理をステップS18に移行する。また、コンピュータ300から印字データを受信していないと判定すると、ステップS17の処理を繰り返し行う。
ステップS18では、コントローラ40は、プラテンローラ11b及び巻取軸13bを回転駆動させてラベル連続体Mの位置を印字開始位置にして、ラベル発行装置100を印字待機状態にする。
ステップS19では、コントローラ40は、エラー状態の解除のみを行い、処理をステップS18に移行する。
よって、ラベル発行装置100のデータキャンセル機能が無効になっている場合は、印字を再開すると、印字エラーにより印字が完了しなかった印字データに基づいて再度印字が行われる。
これにより、例えば、多数の物品Aに全て同じ印字内容のラベルLを貼付する場合、つまり、1つの印字データに基づいて繰り返し印字を行う場合は、データキャンセル機能を無効にしておくことで、エラー発生時に速やかに作業を再開できる。
続いて、図3を参照しながら、貼付装置20で貼付エラーが発生した場合の処理について説明する。
貼付エラーには、例えば、吸着板22がラベルLを吸着していないことを示すエラー、エアシリンダ21が正常に作動しないことを示すエラー、物品AにラベルLが正常に貼付されていないことを示すエラー等が含まれる。
つまり、貼付装置20が物品AにラベルLを貼付するための動作を開始してから物品AへのラベルLの貼付が完了するまでの間に発生し得る様々なエラーが貼付エラーである。
なお、吸着板22がラベルLを吸着したか、又、物品AにラベルLが正常に貼付されたかは、例えば、圧力制御回路23内の圧力変動を検出することで判定できる。
コントローラ40は、貼付エラーを検出すると、ラベル発行装置100をエラー状態にする。具体的には、コントローラ40は、ラベル発行装置100の動作を停止するとともにディスプレイ32に印字エラーが発生したことを示すエラー情報を表示させる。また、ブザー33をONにする(ステップS21)。
ステップS22では、コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたか判定する。
コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたと判定すると、処理をステップS23に移行する。また、リセットキー31aが操作されていないと判定すると、ステップS22の処理を繰り返し行う。
ステップS23では、コントローラ40は、ブザー33をOFFにする。
ステップS24では、コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたか判定する。
コントローラ40は、リセットキー31aが操作されたと判定すると、処理をステップS25に移行する。また、リセットキー31aが操作されていないと判定すると、ステップS24の処理を繰り返し行う。
ステップS25では、コントローラ40は、データキャンセル機能が有効か判定する。
コントローラ40は、データキャンセル機能が有効の場合は、処理をステップS26に移行する。また、データキャンセル機能が無効の場合は、処理をステップS29に移行する。ステップS29については後述する。
ステップS26では、コントローラ40は、エラー状態を解除するとともに記憶装置41に記憶されている印字データを消去する。また、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信をコンピュータ300に要求する。
ステップS27では、コントローラ40は、コンピュータ300から印字データを受信したか判定する。
コントローラ40は、コンピュータ300から印字データを受信したと判定すると、処理をステップS28に移行する。また、コンピュータ300から印字データを受信していないと判定すると、ステップS27の処理を繰り返し行う。
ステップS28では、コントローラ40は、プラテンローラ11b及び巻取軸13bを回転駆動させてラベル連続体Mの位置を印字開始位置にして、ラベル発行装置100を印字待機状態にする。
このように、データキャンセル機能が有効になっている場合は、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データをコンピュータ300から受信する。よって、印字を再開すると、貼付エラー発生時のラベル貼付対象である物品Aに対応する内容が改めてラベルLに印字され、物品Aに貼付される。これによれば、ラベルLと物品Aとの対応関係がずれることがない。
ステップS29では、コントローラ40は、エラー状態の解除のみを行い、処理をステップS28に移行する。
よって、ラベル発行装置100のデータキャンセル機能が無効になっている場合は、印字を再開すると、最後に印字が完了した印字データの次の印字データに基づいてラベルLに印字が行われる。
以上述べたように、本実施形態のラベル発行装置100は、コンピュータ300から受信した印字データを記憶する記憶装置41と、記憶装置41に記憶された印字データに基づいてラベルLに印字を行う印字装置10と、印字装置10で印字されたラベルLを物品Aに貼付する貼付装置20と、を備え、コントローラ40は、印字装置10の印字エラー及び貼付装置20の貼付エラーが検出されると、ラベル発行装置100をエラー状態にし、エラー状態でリセットキー31aに対して単一操作がなされると、エラー状態を解除するとともに記憶装置41に記憶されている印字データを消去する。
これによれば、エラー状態を解除するためにリセットキー31aに対して単一操作がなされると、記憶装置41に記憶されている印字データが消去される。このため、貼付エラーが発生した場合に、そのまま印字が再開されて、エラー発生時のラベル貼付対象である物品Aに対して、その次のラベル貼付対象である物品Aに対応する内容が印字されたラベルLが貼付されることがない。つまり、一度の簡単な操作でエラー状態の解除及び印字データの消去を行うことができ、ラベルLと物品Aとの対応関係がずれることを防止きる。また、印字データを消去するためにラベル発行装置100を再起動する必要がないので、速やかに作業を再開できる。
また、コントローラ40は、ラベル発行装置100が印字エラーによりエラー状態になった場合は、エラー状態の解除及び印字データの消去を行うとともに、印字エラーにより印字が完了しなかった印字データ以降の印字データの送信をコンピュータ300に要求する。
これによれば、印字エラーが発生した場合に、データキャンセル機能を有効にしたままであっても、速やかに作業を再開できる。
また、コントローラ40は、ラベル発行装置100が貼付エラーによりエラー状態になった場合は、エラー状態の解除及び印字データの消去を行うとともに、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信をコンピュータ300に要求する。
これによれば、印字を再開すると、貼付エラー発生時のラベル貼付対象である物品Aに対応する内容が改めてラベルLに印字され、物品Aに貼付される。
また、ラベル発行装置100は、記憶装置41に記憶されている印字データを消去するデータキャンセル機能を有効にする設定と無効にする設定とを選択可能である。
これによれば、ラベル発行装置100の使用状況に応じて印字データを消去する設定と消去しない設定とを選択できるので便利である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、印字装置10が供給軸12を備えているが、ラベル連続体Mとしてファンフォールド紙、タグ等のロール状でないものを用いる場合は、供給軸12を備えなくともよい。
また、上記実施形態では、印字装置10を、感熱媒体であるラベルLを熱して印字する感熱方式の装置として説明しているが、印字装置10は、インクリボンを熱してインクリボン上のインクを印字媒体に転写して印字する熱転写方式の装置としてもよい。
また、上記実施形態では、コントローラ40の記憶装置41に印字データが記憶されているが、印字データを記憶する記憶装置を別途設けてもよい。
また、図2のフローチャートにおけるステップS12及びステップS13の処理を廃止して、ステップS14でリセットキー31aが操作されると、ステップS16、或いはステップS19の処理とともにブザー33がOFFになるようにしてもよい。図3のフローチャートにおいても同様である。
また、ブザー33を作動させない設定とすることも可能である。この場合は、ステップS12及びステップS13の処理を廃止するのみでよい。図3のフローチャートにおいても同様である。
また、上記実施形態では、印字装置10がラベルLに印字を行うための動作を開始してから剥離機構13によるラベルLの剥離が完了するまでの間に発生し得る様々なエラーが印字エラーであると説明した。しかしながら、印字装置10で用いる印字媒体をいわゆるライナーレスラベルとした場合は、印字装置10がラベルに印字を行うための動作を開始してから印字されたラベルがラベル連続体から単離されるまでの間に発生し得る様々なエラーが印字エラーである。なお、この場合は、印字装置10には、剥離機構13に代えて、ラベルをラベル連続体から切断する切断機構が設けられる。
また、上記実施形態では、通信ネットワーク200を介してコンピュータ300がラベル発行装置100と接続されている。しかしながら、コンピュータ300とラベル発行装置100とを、通信ネットワーク200を介さずに接続してもよい。
また、上記実施形態では、リセットキー31aが一度でも押下された場合に、特定の操作部に対して単一操作がなされたものとしているが、単一操作は任意の操作内容として設定可能である。
10 印字装置
11 印字部
11a サーマルヘッド
11b プラテンローラ
12 供給軸
13 剥離機構
13a 剥離板
13b 巻取軸
14 位置センサ
15 ガイド軸
16 ガイド軸
17 ガイド軸
20 貼付装置
21 エアシリンダ
21a ピストンロッド
22 吸着板
22a 給排孔
23 圧力制御回路
30 操作パネル
31 操作キー群
31a リセットキー(特定の操作部)
32 ディスプレイ
33 ブザー
40 コントローラ(エラー処理手段、キャンセル処理手段)
41 記憶装置
100 ラベル発行装置
200 通信ネットワーク
300 コンピュータ
A 物品(被着体)
L ラベル
M ラベル連続体
S 台紙

Claims (5)

  1. ラベル発行装置であって、
    コンピュータから受信した印字データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された前記印字データに基づいてラベルに印字を行う印字装置と、
    前記印字装置で印字された前記ラベルを被着体に貼付する貼付装置と、
    前記印字装置の印字エラー及び前記貼付装置の貼付エラーのうち少なくとも一方が検出されると、前記ラベル発行装置をエラー状態にするエラー処理手段と、
    前記エラー状態で特定の操作部に対して単一操作がなされると、前記エラー状態を解除するとともに前記記憶装置に記憶されている前記印字データを消去するキャンセル処理手段と、
    を備え
    前記キャンセル処理手段は、前記ラベル発行装置が前記貼付エラーにより前記エラー状態になった場合は、前記エラー状態の解除及び前記印字データの消去を行うとともに、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、
    ラベル発行装置。
  2. 請求項1に記載のラベル発行装置であって、
    前記キャンセル処理手段は、前記ラベル発行装置が前記印字エラーにより前記エラー状態になった場合は、前記エラー状態の解除及び前記印字データの消去を行うとともに、前記印字エラーにより印字が完了しなかった印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、
    ラベル発行装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラベル発行装置であって、
    前記キャンセル処理手段は、前記記憶装置に記憶されている前記印字データを消去する設定と消去しない設定とを選択可能である、
    ラベル発行装置。
  4. コンピュータから受信した印字データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された前記印字データに基づいてラベルに印字を行う印字装置と、
    前記印字装置で印字された前記ラベルを被着体に貼付する貼付装置と、
    を備えるラベル発行装置の制御方法であって、
    前記印字装置の印字エラー及び前記貼付装置の貼付エラーのうち少なくとも一方が検出されると、前記ラベル発行装置をエラー状態にし、
    前記ラベル発行装置が前記貼付エラーにより前記エラー状態になった場合は、特定の操作部に対して単一操作がなされると、前記エラー状態の解除及び前記記憶装置に記憶されている前記印字データの消去を行うとともに、最後に印字が完了した印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、
    ラベル発行装置の制御方法。
  5. 請求項4に記載のラベル発行装置の制御方法であって、
    前記ラベル発行装置が前記印字エラーにより前記エラー状態になった場合は、前記特定の操作部に対して単一操作がなされると、前記エラー状態の解除及び前記記憶装置に記憶されている前記印字データの消去を行うとともに、前記印字エラーにより印字が完了しなかった印字データ以降の印字データの送信を前記コンピュータに要求する、
    ラベル発行装置の制御方法。
JP2017007251A 2017-01-19 2017-01-19 ラベル発行装置及びその制御方法 Active JP6901861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017007251A JP6901861B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 ラベル発行装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017007251A JP6901861B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 ラベル発行装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018115014A JP2018115014A (ja) 2018-07-26
JP6901861B2 true JP6901861B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=62984607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017007251A Active JP6901861B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 ラベル発行装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6901861B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01199840A (ja) * 1988-02-04 1989-08-11 Kansai Nippon Denki Software Kk ラベル貼付システム
JPH11321034A (ja) * 1998-05-18 1999-11-24 Canon Inc 印刷システムおよび印刷方法並びに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP2001055214A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Sato Corp ラベル貼付装置
JP4641380B2 (ja) * 2004-03-30 2011-03-02 株式会社サトー ラベル印字貼付装置
JP4600210B2 (ja) * 2005-08-19 2010-12-15 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2014133314A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP5955820B2 (ja) * 2013-09-24 2016-07-20 東芝テック株式会社 表示制御装置
JP2017007241A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社沖データ 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018115014A (ja) 2018-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101081664B1 (ko) 감열성 점착 시트용 프린터
JP2003316265A (ja) 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ
JP2007008509A (ja) 台紙レスラベルプリンタ、及び台紙レスラベル用紙の切断方法
KR101018954B1 (ko) 감열성 점착 시이트용 열활성화장치
JP4889542B2 (ja) 印字装置
JP2010082915A (ja) ラベルプリンタ
US7478956B2 (en) Printer for printing on both a heat-sensitive adhesive label and an ordinary label
WO2019167492A1 (ja) プリンタ
JP7514977B2 (ja) プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム
JP2005001151A (ja) プリンタ装置
JP6901861B2 (ja) ラベル発行装置及びその制御方法
JP2009107305A (ja) プリンタおよびプリンタの剥離方法
JP5823426B2 (ja) ラベルプリンタ
JP6625769B2 (ja) パラメータ設定システムおよびパラメータ端末
JP4245143B2 (ja) 感熱性粘着シートの印字および熱活性化装置と、印字および熱活性化方法
JP5329490B2 (ja) 印字装置
JP6463933B2 (ja) 印字装置
JP4412638B2 (ja) 感熱性粘着シート用熱活性化装置、感熱性粘着シート用プリンタ
JP2011046156A (ja) サーマルプリンタおよび印刷方法
JP4755895B2 (ja) ラベル貼付システム
JP4073827B2 (ja) プリンタ
WO2023037668A1 (ja) プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム
JP2002255139A (ja) 商品情報印字装置
JP2004359416A (ja) 感熱性粘着シート用プリンタ
JP5901274B2 (ja) 印刷装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6901861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250