JP2007008509A - 台紙レスラベルプリンタ、及び台紙レスラベル用紙の切断方法 - Google Patents

台紙レスラベルプリンタ、及び台紙レスラベル用紙の切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンパクト且つ構造が簡単であり、しかも活性化部のサーマルヘッドに悪影響を及ぼすことがない台紙レスラベルプリンタを提供する。
【解決手段】 印字されて搬送されてきたラベル用紙3に対しサーマルヘッド6aが直ちに(用紙を滞留させずに)粘着活性化を施し、印字完了後、所定のラベル長に用紙をカットするための切断箇所がカッタ部5に到達する直前に前記の粘着活性化が停止され、さらに前記切断箇所がカッタ部5に到達した時にラベル用紙3の搬送が停止される。そして、ラベル用紙3がカッタ5により切断されて印字済みのラベルが分離された後、サーマルヘッド6aが動作を再開して前記のラベル(の未活性部分)に対してさらに粘着活性化を行い、ラベルを発行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、商品に貼付するラベルに印字を行うラベルプリンタに係り、特に台紙のない台紙レスラベル用紙を使用するラベルプリンタに関する。
熱によって粘着性が活性化する感熱粘着層を一方の面に設けた台紙レスラベル用紙を用いて、商品に貼付するラベルを印字して発行するラベルプリンタが知られている(例えば特許文献1参照)。同プリンタでは、用紙に印字をした後に所定のラベルの大きさに用紙をカットし、さらに感熱粘着層を加熱して粘着活性化させることによって、ラベルを作成している。
従来、上記の用紙カットを行う方法として、次に示すようないくつかの方法が考えられている。
1−a) 印字されて送られてきた用紙を弛ませることによって粘着活性化部(以下、活性化部という)の上流側に滞留させ、印字終了後に用紙搬送を一旦止めて滞留状態のままカットする。
1−b) 印字された用紙を途中で滞留させることなく随時活性化部へ送って加熱処理をし、印字が終わった時点で搬送を一旦止めて用紙をカットする。
2) 用紙の搬送と同期して回転する回転体の外周面に刃が取り付けられたロータリカッタを用いて、搬送を止めることなく用紙をカットする。
特許第3329246号公報
ところが、上記の用紙カットの方法には以下の問題がある。
まず、1−a)の方法では、用紙を滞留させるためのスペースを設けなければならないため、プリンタが大型化してしまう。また、1−b)の方法では、用紙を切断するため搬送を停止している間で、感熱粘着層の粘着剤が融解した後に粘着剤のかす等が活性化部のサーマルヘッドに付着してしまい、事実上、用紙カットをすることができない。
一方、上記2)の方法では、ロータリカッタの構造が複雑であるためプリンタの装置価格が高くなってしまう。
この発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンパクト且つ構造が簡単であり、しかも活性化部のサーマルヘッドに悪影響を及ぼすことがない台紙レスラベルプリンタを提供することにある。また、該台紙レスラベルプリンタにおいて台紙レスラベル用紙を切断する方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、表面に印字面を備え、裏面に感熱粘着面を備えた台紙レスラベル用紙の前記印字面に印字を行い、さらに前記感熱粘着面を発熱素子が加熱して粘着性を発生させることによって商品等の対象物に貼付するラベルを発行する台紙レスラベルプリンタにおいて、前記印字面に印字を行うサーマルヘッドに対向して設けられた第1のプラテンローラおよび前記発熱素子に対向して設けられた第2のプラテンローラからなり、前記台紙レスラベル用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されてきた台紙レスラベル用紙の前記感熱粘着面を前記発熱素子により加熱する粘着活性化手段と、前記台紙レスラベル用紙を、その紙面に略垂直な面内で刃を変位させることによって切断する切断手段と、前記搬送手段による前記台紙レスラベル用紙の搬送を所定位置で停止させ、前記切断手段を動作させる第1の制御手段と、少なくとも前記切断を行う際には前記発熱素子による加熱を停止させる第2の制御手段と、を設けたことを特徴とする台紙レスラベルプリンタである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の台紙レスラベルプリンタにおいて、発行される前記ラベルのラベル長を設定する設定手段を備え、前記第1の制御手段は、前記設定手段により設定されたラベル長に従って前記切断箇所を決定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の台紙レスラベルプリンタにおいて、前記台紙レスラベル用紙が搬送される上流側から、前記第1のプラテンローラ、前記切断手段、前記第2のプラテンローラの順に配設されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、表面に印字面を備え、裏面に感熱粘着面を備えた台紙レスラベル用紙の前記印字面に印字を行って該用紙を下流に搬送するステップと、搬送されてきた台紙レスラベル用紙をさらに下流に搬送しながら、前記感熱粘着面を発熱素子が加熱して粘着性を発生させるステップと、前記台紙レスラベル用紙の切断箇所がカッタの位置に到達した時点で該用紙の搬送を停止させるとともに、該搬送停止と同時若しくは停止前に前記発熱素子による加熱を停止させた上で、該用紙をその紙面に略垂直な面内でカッタが変位することによって切断するステップと、からなることを特徴とする台紙レスラベル用紙の切断方法である。
請求項1および請求項4に記載の発明によれば、用紙カットの際にはラベル用紙の搬送と感熱粘着層の加熱が停止されるので、活性化部のサーマルヘッドが用紙カット時に接触している部分は粘着化されていない。そのため、紙面に対し垂直方向に動かして切断をする簡単な構造のカッタを用いて、サーマルヘッドに粘着剤を付着させることなくラベル用紙をカットすることが可能である。また、活性化部へ送られてきた用紙を滞留させず直ちに粘着活性化しているので、ラベルプリンタをコンパクトにすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、設定されたラベル長に対応してラベル用紙の切断箇所が決められるので、様々な種類のラベルを作成することができ、例えば発行されたラベルの余白の大きさを調整することも可能である。
また、請求項3に記載の発明によれば、ラベル用紙を粘着化する活性部より上流側にカッタを設けているので、カッタの刃が当たる部分は常に非粘着部分である。そのため、当該カッタにも粘着剤が付着することはない。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の一実施形態によるラベルプリンタの印字機構部1の構成を示す図である。この印字機構部1は、用紙ロール2から引き出されたラベル用紙3の印字面3aに印字をする印字部4と、ラベル用紙3を所定の長さに切断して一片のラベルとするためのカッタ5と、ラベル用紙3の粘着面3bを加熱することによって粘着性を活性化する活性化部6とを備えている。
用紙ロール2は、ラベル用紙3がロール状に何重にも巻かれたものであり、芯部分が軸となって回転し、ラベル用紙3が印字部4の側へ引き出されるようになっている。
ラベル用紙3は、印字面3aには加熱によって発色する感熱記録層が、粘着面3bには加熱によって粘着性が活性化する感熱粘着層が、それぞれ設けられた帯状の用紙であって、粘着面3bが外側になるようにして用紙ロール2を形成している。また、粘着面3bの感熱粘着層に塗布された粘着剤が加熱されてから融解するまでには、一定のディレイタイムがある。そのため、ラベル用紙3を搬送しながら粘着面3bを加熱する場合には、融けた粘着剤がサーマルヘッド(後述)に付着することはないが、搬送を止めた状態で加熱を行うと、サーマルヘッドに粘着剤が付着することになる。
印字部4は、印字面3a側に設けられた第1サーマルヘッド4aおよび粘着面3b側に設けられた第1プラテンローラ4bによって構成されている。
第1サーマルヘッド4aは、多数の微細な薄膜発熱素子がラベル用紙3の搬送方向(以下、用紙搬送方向という)に対して垂直な方向にアレイ状に配設した発熱体であり、当接したラベル用紙3の印字面3aを所定の温度に加熱することで感熱記録層を発色させるものである。
第1プラテンローラ4bは、外周表面が凹凸のない弾性部材で覆われた円柱状のローラであり、円柱軸は第1サーマルヘッド4aの発熱素子配列方向と平行に保持されて、その円柱軸の周りにステッピングモータ(図2参照)で回転駆動されるようになっている。
ここで、第1サーマルヘッド4aと第1プラテンローラ4bは互いに適度な圧力で圧接されており、これらの間に用紙ロール2から引き出されたラベル用紙3が挟み込まれて第1プラテンローラ4bの回転駆動によって搬送されながら、第1サーマルヘッド4aの発熱素子が個々に発熱して印字面3aを所望の文字パターンに発色させていく。こうしてラベル用紙3への印字が行われる。なお、印字領域の位置決めは第1プラテンローラ4bの正転または逆転により調節される。
カッタ5は、発行するラベルの長さ分をラベル用紙3から切断して分離するためのものであり、その全長はラベル用紙3の幅よりも長く、長手方向が用紙幅方向と一致するように配設されている。そして、切断時にはカッタ駆動部(図2参照)により駆動され、紙面に対して垂直方向に往復することによりラベル用紙3を一度の往復動作でカットする。なお、滑らかに切断をするため、その刃は長手方向中央部で凹み両端部で飛び出した山型形状をしている。このように本カッタ5は、特段に複雑な構成によるものではないので、その製造コストは安価である。
活性化部6は、粘着面3b側に設けられた第2サーマルヘッド6aと、印字面3a側に設けられた第2プラテンローラ6bと、ラベル用紙3を第2サーマルヘッド6aと第2プラテンローラ6bとの間に案内するガイド6cと、用紙搬送方向下流側の末端に設けられた2本のローラからなるラベル受け6dとによって構成されている。
第2サーマルヘッド6aは、第1サーマルヘッド4aと同様の発熱素子からなる発熱体であり、当接したラベル用紙3の粘着面3bを加熱することによって同表面に粘着力を発現させるものである。
第2プラテンローラ6bは、第1プラテンローラ4bと同様のローラである。
ガイド6cは、用紙搬送方向に対して上流側がラベル用紙3の反対側に向けて湾曲し、また下流側端部が第2プラテンローラ6bと近接対向するように設けられている。この構造により、印字部4を経て供給されてくるラベル用紙3を第2サーマルヘッド6aと第2プラテンローラ6bとの間に確実に案内し、且つ下流側端部と第2プラテンローラ6bとでラベルをしっかり挟み込んで搬送することを可能にしている。
図2は、上述の印字機構部1を有するラベルプリンタにおける制御系の構成を示したブロック図である。
CPU10はROM11上のプログラムを実行して本ラベルプリンタの動作を統括する中央演算処理装置であり、ROM11は本ラベルプリンタの制御プログラムや制御用データ等を記憶する読み出し専用メモリである。RAM12は、ラベル印字用の各種商品データが定義された商品ファイル(図3参照)やラベル印字のフォーマットが定義された書式ファイル(図4参照)のほか、各種の設定データや一時データを記憶する随時書き込み読み出しメモリであり、電源オフ時も商品ファイルや書式ファイルを保持するようバッテリでバックアップされている。
操作部13は本ラベルプリンタの操作を行うための入力装置であり、表示部14と一体に構成されたタッチパネルになっている。表示部14は各種のメニュー画面やデータを表示する液晶ディスプレイである。
インタフェース15は、CPU10等と後述する各駆動部やモータとの間でデータの入出力を行う。
サーマルヘッド駆動部16・17は、それぞれ第1および第2サーマルヘッド4a・6aを駆動する駆動回路であり、CPU10の指令に基づいて各サーマルヘッドの各発熱素子へ電流を供給する。
カッター駆動部18はカッター5を駆動する駆動回路である。
センサ19は、第2サーマルヘッド6aに対する粘着面3bの当接位置を検出する検出器であり、第2サーマルヘッド6a付近に設けられている。
ステッピングモータ20・21は、所定の印字位置若しくは加熱位置へラベル用紙3が搬送されるよう、それぞれ第1および第2プラテンローラ4b・6bを回転駆動する。
図3は、RAM12に記憶された商品ファイルの一例を示したものである。このファイルには商品番号、商品名、値段、バーコード、印字フォーマットといった各項目が記録されている。
ここで“商品番号”は商品名と一対一に対応して付与された通し番号であり、バーコードは各商品固有の13桁の数字である。
また、“印字フォーマット”は次に述べる書式ファイル中の“フォーマット番号”を指定するデータであり、商品毎に適切な書式でラベル印字をするためのものである。
図4は、RAM12に記憶された書式ファイルの一例および同ファイル内の各パラメータの説明を示したものである。同図(a)に示すように、このファイルには、ラベルに印字する商品名と値段のそれぞれについて印字開始位置および印字幅がxy座標(原点は搬送方向を上にしたとき用紙先端の左端とする)で指定されており、また、発行するラベルの長さを表す数値としてラベル長も指定されている。また同図(b)には、上記各パラメータと発行されたラベルの印字との関係が示されている。
このように本ラベルプリンタでは、書式ファイルにあらかじめ印字フォーマットを登録しておくことで、様々なサイズや書式でラベルを作成できるようになっている。
次に、上述したラベルプリンタの動作を図5に示すフローチャートおよび図6に示す工程図を参照しながら説明する。図6の工程図は、ラベル用紙3に印字と粘着活性化が順次施されていく様子を示したものである。
まず、オペレータが操作部13を操作することによってRAM12から商品ファイルを呼び出して、その内容を表示部14に表示させる。そして、これからラベルを作成しようとする商品を選び、操作部13のタッチパネルにより入力を行う。すると、当該選択された商品に関連付けられた印字フォーマットがRAM12内の書式ファイルから呼び出されて、当該フォーマットにしたがって商品名や値段の文字・数字が整形され、印字データとしてRAM12の一時記憶エリアに書き込まれる(ステップS1)。
次に、オペレータが操作部13によりラベルの発行を指示すると、印字部4がラベル用紙3の印字面3aへ印字を開始する(ステップS2)。ここで、ラベル用紙3は初期状態ではその先端部分がカッター5の位置にある(図6(a))。そして、第1サーマルヘッド4aが印字面3aを所定の文字形状(ステップS1でRAM12の一時記憶エリアに書き込まれた印字データ)に加熱して発色させることで印字を行うとともに、第1プラテンローラ4bが回動してラベル用紙3を前方(下流)へと搬送していく(図6(b))。
印字が進んでラベル用紙3の先端が活性化部6へ到達(図6(c))したことがセンサ19によって検知されると、活性化部6は粘着面3bへの粘着活性化を開始する(ステップS3)。すなわち、第2サーマルヘッド6aが発熱することで当接部分の感熱粘着層を構成している粘着剤が融解し、粘着面3bに粘着性が発現する。この時、ステップS2と同様に第2プラテンローラ6bが回動してラベル用紙3を前方へ搬送している(図6(d))。よって、前述したように粘着剤が完全に融解するのは第2サーマルヘッド6aの僅か下流に進んだところである。そのため、この工程では第2サーマルヘッド6aに粘着剤が付着してしまうことはない。
なお、活性化部6が動作を開始した時、印字部4による印字が完了しているか否かは印字データの量に依存する。すなわち、短いラベルを作成する場合は印字量が少ないので、印字部4が停止(ただし第1プラテンローラ4bは回動を続ける)したあとにラベル用紙3が活性化部6へ到達する。反対に、長いラベルに多くの印字をする場合には、活性化部6が粘着活性化を始めた時にもまだ印字部4は印字を継続していることになる。本実施形態では、後者の場合を想定して説明を行うものとする。
次に、印字部4がRAM12の一時記憶エリア内の印字データを全て印字し終わると(図6(e))、第1サーマルヘッド4aが発熱を停止する(ステップS4)。なお、第1プラテンローラ4bおよび活性化部6はそのまま動作を継続する。
その後、第1プラテンローラ4bによるラベル用紙3の総搬送距離がラベル長L(図4の書式ファイルの設定値)に等しくなる直前で第2サーマルヘッド6aを停止させ(ステップS5)、等しくなった時点(図6(f))で第1プラテンローラ4bと第2プラテンローラ6bをそれぞれ停止させる(ステップS6)。
ここで、第2サーマルヘッド6aを先に停止させることにより、ラベル用紙3の粘着面3bには僅かながら粘着活性化されない領域が形成されることになるが、商品に貼付する際のラベル全体の接着力に影響を与えるほどではない。その一方で、このように停止のタイミングをずらすことによって、ステップS6でラベル用紙3の搬送が止まった時には第2サーマルヘッド6aの表面温度は室温にまで低下しているため、用紙搬送を停止した状態において同ヘッド6aに粘着剤が付着することが防止されている。なお、第2サーマルヘッド6aを第1プラテンローラ4bおよび第2プラテンローラ6bと同時に停止させるようにしてもよい。
次に、カッタ5が動作してラベル用紙3を切断し、ラベル片を分離させる(ステップS7)。なおこの時、切断される部分はまだ粘着化がされていないので、カッタ5に粘着剤が付着することはない。
ラベルの切断後、活性化部6(第2サーマルヘッド6aおよび第2プラテンローラ6b)が動作を再開して、上記ステップで形成された非活性領域の上流側の粘着面3bがさらに粘着活性化されていく(ステップS8、図6(g))。そして、センサ19によってラベルの上流側先端部が検知されると、活性化部6(第2サーマルヘッド6aおよび第2プラテンローラ6b)が停止させられて、完成したラベルがラベル受け6dへ排出される(ステップS9、図6(h))。
こうして1枚のラベルが発行されると、表示部14にラベル発行を終了するか否かを選択する案内が表示される(ステップS10)。そしてオペレータが“No”を選択した場合にはステップS1からの処理が繰り返される。
このように、上記の実施形態によれば、ラベル用紙3の先端が第2プラテンローラ6bの位置に達した後に第1および第2プラテンローラ4b・6bが同期して該ラベル用紙3を搬送し、該ラベル用紙3の切断箇所がカッタ5の位置に到達した時点で用紙搬送が停止させられてからカッタ5が動作し、その切断の際には第2サーマルヘッド6aの発熱が停止するように制御が行われる。すなわち、印字されて搬送されてきたラベル用紙3に対しサーマルヘッドが直ちに(用紙を滞留させずに)粘着活性化を施し、印字完了後、所定のラベル長に用紙をカットするための切断箇所がカッタ部に到達する直前に前記の粘着活性化が停止され、さらに前記切断箇所がカッタ部に到達した時にラベル用紙の搬送が停止される。そして、用紙が簡易な構成のカッタにより切断されて印字済みのラベルが分離された後、サーマルヘッドが動作を再開して前記のラベル(の未活性部分)に対してさらに粘着活性化を行うことによって、ラベルを発行している。
したがって、サーマルヘッドが用紙カット時に接触している部分は粘着化されていないので、同サーマルヘッドに粘着剤を付着させずに前記簡易な構成のカッタでラベル用紙を切断することができるようになっている。また、印字と粘着活性化を同時に処理しているので、ラベル発行のスピードが速いという利点もある。
また、活性化部の上流側に印字後のラベル用紙を滞留させるスペースが不要なため、ラベルプリンタを小型化することが可能である。
さらに、商品ファイルと書式ファイルを利用してラベル長を設定するようにしているので、様々なラベルや印字書式に対応することができる。
また、カッタは活性化部よりも上流側に位置しているため、同カッタに粘着剤が付着することがないようになっている。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上記実施形態における印字部4は、第1サーマルヘッド4aにより印字面3aの感熱記録層を発色させて印字を行う熱転写式であるが、その他の方式の印字機構により印字部4を構成することもできる。例えば、インクジェット方式やドットインパクト方式やレーザー方式等を適用してもよい。
また、用紙ロール2は粘着面3bが外側になるようにしてラベル用紙3が巻かれたものとして説明したが、粘着面3bが内側(印字面3aが外側)になるように巻かれたものでもよい。ただしこの場合は、印字部4および活性化部6内においてラベル用紙3に対する第1・第2サーマルヘッド4a・6aと第1・第2プラテンローラ4b・6bの上下位置関係を逆にし、第1サーマルヘッド4aと第2プラテンローラ6bを粘着面3bに、第1プラテンローラ4bと第2サーマルヘッド6aを印字面3aに、それぞれ当接するように配置する必要がある。
この発明の一実施形態によるラベルプリンタにおける印字機構部の構成を示す図である。 図1の印字機構部を有するラベルプリンタにおける制御系の構成を示したブロック図である。 商品ファイルの一例を示した図である。 書式ファイルの一例および各パラメータの説明を示した図である。 図1の印字機構部を有するラベルプリンタの動作を示すフローチャートである。 ラベル用紙に印字と粘着活性化が順次施されていく様子を示した工程図である。
符号の説明
1…印字機構部 2…用紙ロール 3…ラベル用紙 3a…印字面 3b…粘着面 4…印字部 4a…第1サーマルヘッド 4b…第1プラテンローラ 5…カッタ 6…活性化部 6a…第2サーマルヘッド 6b…第2プラテンローラ 6c…ガイド 6d…ラベル受け 10…CPU 11…ROM 12…RAM 13…操作部 14…表示部 15…インタフェース 16・17…サーマルヘッド駆動部 18…カッタ駆動部 19…センサ 20・21…ステッピングモータ

Claims (4)

  1. 表面に印字面を備え、裏面に感熱粘着面を備えた台紙レスラベル用紙の前記印字面に印字を行い、さらに前記感熱粘着面を発熱素子が加熱して粘着性を発生させることによって商品等の対象物に貼付するラベルを発行する台紙レスラベルプリンタにおいて、
    前記印字面に印字を行うサーマルヘッドに対向して設けられた第1のプラテンローラおよび前記発熱素子に対向して設けられた第2のプラテンローラからなり、前記台紙レスラベル用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されてきた台紙レスラベル用紙の前記感熱粘着面を前記発熱素子により加熱する粘着活性化手段と、
    前記台紙レスラベル用紙を、その紙面に略垂直な面内で刃を変位させることによって切断する切断手段と、
    前記搬送手段による前記台紙レスラベル用紙の搬送を所定位置で停止させ、前記切断手段を動作させる第1の制御手段と、
    少なくとも前記切断を行う際には前記発熱素子による加熱を停止させる第2の制御手段と、
    を設けたことを特徴とする台紙レスラベルプリンタ。
  2. 発行される前記ラベルのラベル長を設定する設定手段を備え、
    前記第1の制御手段は、前記設定手段により設定されたラベル長に従って前記切断箇所を決定することを特徴とする請求項1に記載の台紙レスラベルプリンタ。
  3. 前記台紙レスラベル用紙が搬送される上流側から、前記第1のプラテンローラ、前記切断手段、前記第2のプラテンローラの順に配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の台紙レスラベルプリンタ。
  4. 表面に印字面を備え、裏面に感熱粘着面を備えた台紙レスラベル用紙の前記印字面に印字を行って該用紙を下流に搬送するステップと、
    搬送されてきた台紙レスラベル用紙をさらに下流に搬送しながら、前記感熱粘着面を発熱素子が加熱して粘着性を発生させるステップと、
    前記台紙レスラベル用紙の切断箇所がカッタの位置に到達した時点で該用紙の搬送を停止させるとともに、該搬送停止と同時若しくは停止前に前記発熱素子による加熱を停止させた上で、該用紙をその紙面に略垂直な面内でカッタが変位することによって切断するステップと、
    からなることを特徴とする台紙レスラベル用紙の切断方法。

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