JP4907398B2 - カッター付きプリンタ - Google Patents

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本発明は、印字媒体である用紙に所定の情報を印字し、印字後の用紙を完全に切り離すフルカットおよび用紙の一部を切残すパーシャルカットが可能なカッター付きプリンタおよび切断方法に関する。
用紙に印字する装置として長尺状の印字媒体に印字するサーマルヘッドと、印字媒体をサーマルヘッドに向けて搬送するプラテンローラを備えたプリンタが知られている。印字方式としてインクが塗布された長尺フィルム状のインクリボンのインクをサーマルヘッドの熱で印字媒体に転写する熱転写方式や、熱により発色する感熱発色層を備えるサーマル紙を印字媒体として印字する感熱方式やインクを付着させるインクジェット方式等がある。いずれかの方式により印字が施された印字媒体は、プリンタに設けられたカッターにより1枚毎または1組毎に切断されるのが一般的である。カッターとしては、板状の固定刃に対し、同じく板状の可動刃が固定刃に対して進退動することで切断するギロチンカッターや、板状の固定刃に沿って往復動する円盤状の可動刃を有するサークルカッターや、ロータリーカッター等様々なカッター装置がある。このようなカッターを備えたプリンタは、印字した後に切断するためサーマルヘッドの下流側の位置にカッターを設けた構成となっており、例えば印字媒体としてのラベルの1枚目にサーマルヘッドで印字を施し、印字後のラベルの後端をカッター位置まで搬送させて切断動作を行う。このような動作において1枚目のラベルの後端がカッター位置に来たときに2枚目のラベルの先端がサーマルヘッドの位置を過ぎてしまうため、2枚目のラベルの印字頭だしのために、1枚目のラベルの切断後に2枚目のラベルの先端をサーマルヘッドの位置まで逆搬送(バックフィード)させる制御方法が知られている(特許文献1参照)。
また、各種カッターによって印字媒体を完全に切り離すフルカットと印字媒体の一部を切残して切断するパーシャルカットを可能としたカッターを備えたプリンタがあり、ギロチンカッターにより印字媒体の中央の一部を切残すパーシャルカットとフルカットを可能としたプリンタが知られている(特許文献2参照)。
また、サークルカッターの動作を印字媒体の端部に到達する手前で停止させることで印字媒体の端部を切残すパーシャルカットとフルカットを可能としたプリンタが知られている(特許文献3参照)。
特開昭60−082375号公報 特開2002−128378号公報 特開2000−317884号公報
特許文献2および3に開示されるように印字媒体にパーシャルカットを行うと、用紙の一部のみを切残し、大部分を切断してしまうので用紙のコシが弱くなり、切残しで繋がった1枚目のラベルが重力によって下方に垂れ下がってしまう。このような状態で特許文献1のように2枚目のラベルの頭だしのために逆搬送(バックフィード)を行うと、プリンタ筐体内のカッターやその他のプリンタ筐体内の部品に切残しで繋がった1枚目のラベルが引っかかってしまい、ラベルが千切れたり、用紙ジャムを引き起こす恐れがあった。
本発明のこのような事情に鑑みてなされたもので、印字媒体に対してパーシャルカットを行い、かつ、バックフィードが可能なカッター付きプリンタおよび切断方法を提供することを課題とする。
本発明に係るカッター付きプリンタは、長尺状の台紙に複数のラベルが仮着されたラベル連続体に印字を施す印字部と、用紙を下流側および上流側に向かって搬送可能な搬送部と、印字部の下流側に配置され、用紙のカット予定位置で用紙の一部を切残すパーシャルカットが可能なカッターと、ラベル連続体のラベルと次のラベルの間の台紙位置であるカット予定位置がカッターの位置を超えるまでラベルへの印字と下流側への搬送を継続し、カット予定位置がカッターの位置を超えたときにラベルに印字中であればそのラベルへの印字が終わるまで印字と搬送を継続した後に一旦停止させ、搬送部により上流側へラベル連続体を搬送してカット予定位置をカッターの位置に合わせ、ラベル連続体にパーシャルカットを行わせる制御部と、を有することを特徴とする。
本発明のカッター付きプリンタにおいて用紙のカット予定位置が切断部の位置を超えると印字と搬送を一旦停止させ、搬送部により上流側へ用紙を搬送してカット予定位置を切断部に合わせ、用紙に対してパーシャルカットを行わせることによって、パーシャルカットを施した後の用紙が切断部から上流側に向けて搬送されることがないので、プリンタ筐体内の切断部やその他のプリンタ筐体内の部品に切残しで繋がった用紙が引っかかることがなく、用紙が千切れたり、用紙ジャムを引き起こすことがない。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るカッター付きプリンタの斜視図で、図2はカバーを閉めた状態のプリンタの概略側断面図で、図3はカバーを開けた状態のプリンタの概略側断面図である。
図1に示すようにカッター付きプリンタ1(以下、プリンタという)は、プリンタ筐体2に対して回動(開閉)可能なカバー3を有する。また、図2に示すようにプリンタ1は、主として供給部4と、センサ5と、印字部6と、カッターとしての切断部7と、入力部8と、を有している。尚、説明上供給部4側を上流側、切断部7側を下流側とする。プリンタ筐体2側には、供給部4と、センサ5と、印字部6を構成するプラテンローラ14と、切断部7を構成する可動刃17と、入力部8が設けられ、カバー3側には印字部6を構成するサーマルヘッド13と、切断部7を構成する固定刃16が設けられている。プリンタ筐体2に対してカバー3を閉めるとサーマルヘッド13がプラテンローラ14に当接し、固定刃16が可動刃17に対向する位置に位置決めされる。
供給部4は、プリンタ筐体2に設けられ、ロール紙60を収容する収容空間11と、収容空間11に設けられたロール紙ガイド12(図1参照)から構成されている。ロール紙60は、長尺状の台紙61に対し複数のラベル62(62a〜62e)が長手方向に仮着されたラベル連続体63(図6参照)をロール状に巻回したものである。ロール紙ガイド12は、収容空間11に収容されたロール紙60を回転可能に支持し、ロール紙60の両側面を規制する左ガイド12aと右ガイド12bを備えている。また、左ガイド12aおよび右ガイド12bは、それぞれラックギアが一体成型され、左ガイド12aと右ガイド12bの中心に位置するピニオンギアに接続され、左ガイド12aおよび右ガイド12bを互いに近接する方向と離反する方向に可動とし、様々な幅のラベルに対応可能としている。
センサ5は、印字部6の上流側近傍に位置し、ラベル連続体63の台紙61に印刷された図示しない検出マークを検出することによりラベル62の位置を検出する。また、ラベル連続体63を挟んで対向位置に発光部と受光部を設け、台紙61とラベル62の透過率の違いによってラベル62の位置を検出する光透過型のセンサであっても良い。
印字部6は、ラベル62に設けられた感熱発色層に熱を加えることで印字を行うサーマルヘッド13と、サーマルヘッド13の対向位置に配置されるプラテンローラ14を有している。プラテンローラ14は、プリンタ筐体2側に設けられ、図示しないステッピングモータに接続して回転駆動することによってラベル連続体63を搬送可能に構成されている。また、サーマルヘッド13は、カバー3側に支持され、カバー3を閉めた状態においてサーマルヘッド13をプラテンローラ14側に所定の圧力をかける図示しない圧接ばねが設けられている。また、サーマルヘッド13側には、一対の溝を備える位置決め部材15が設けられており、位置決め部材15の溝をプラテンローラ14の軸受に係合させることで、サーマルヘッド13とプラテンローラ14との相対的な位置決めを可能としている。尚、サーマルヘッド13をプリンタ筐体2側に、プラテンローラ14をカバー3側に設けても良い。
切断部7は、カバー3側に設けられた固定刃16と、プリンタ筐体2側に設けられ固定刃16に対して進退動可能な可動刃17を有している。固定刃16は、切断するラベル連続体63の幅方向と平行で真っ直ぐな板形状の刃先を有し、可動刃17は幅方向の中央部が一番谷となった凹部を有するV字状形状の刃先を有する。可動刃17は、図示しないモータに接続されて固定刃16方向に動き、可動刃17の中央部(凹部)のみを固定刃16に当接させない位置まで進出動作させることでラベル連続体の中央部分のみを切残すパーシャルカット動作を行う。また、可動刃17の中央部(凹部)を含む刃先全体を固定刃16に当接させる位置に動作させることでフルカット動作を行う。パーシャルカット動作における切残し位置をラベル連続体63の幅方向中央ではなく、端部やその他の位置であっても良く、切断部7もギロチンカッターではなくロータリーカッターやサークルカッターであっても良い。パーシャルカットは、可動刃または固定刃の形状(凹部の位置)を変更したり、可動刃の動作を途中で停止させたりする等公知の方法で行われる。また、プリンタ筐体2にはカッターカバー18が開閉自在に設けられており、可動刃17を露出可能とすることで刃先の清掃を容易とする構造になっている。
入力部8は、ラベル連続体63を強制的に搬送させる指示をあたえるフィードスイッチやプリンタ1の電源をオンまたはオフする電源スイッチ等から構成されている。また、表示部としてLEDが設けられており、LEDの点灯や点滅によって各種エラーやプリンタの状態を表すことができる。
プリンタ1は、制御部を備え、図4に示すプリンタ1の制御部20の制御ブロック図に基づき説明する。
制御部20は、所定の制御プログラムを記憶するROM21と、ROM21に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU22と、CPU22が動作する上で必要となる各種データを記憶するRAM23と、駆動モータにパルス信号を供給し、プラテンローラ14によるラベル連続体63の搬送を制御する搬送制御部24と、CPU22から供給される印字すべき文字、図形などの印字データに対応する制御信号を生成してサーマルヘッド13に供給し、印字動作を行わせる印字制御部25と、CPU22の制御下、センサ5の発光部を制御し、印字媒体に向かって光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルのデータに変換してCPU22に供給するラベル検出部26と、可動刃17を固定刃16に向かって動作させ、ラベル連続体63に対してフルカットあるいはパーシャルカットを行う切断制御部27と、現在の日時を計時するカレンダIC28と、プリンタ1の各種設定情報などを記憶するフラッシュROM29と、入力部8を接続するインタフェース30と、ハンディスキャナやホストコンピュータ等と接続し、印字データを受信する外部インタフェース31と、を有している。
これら各部は、データバス32を介してCPU22に接続され、CPU22の管理下、外部インタフェース31から受信した印字データに従ってサーマルヘッド13によりラベル62に印字を行う。
以上のように構成したプリンタ1における印字動作及び切断動作について説明する。図5は、印字動作および切断動作を示すフローチャート図で、図6は比較的長いピッチの3枚のラベルの印字切断動作を例として説明する説明図である。また、図6において右方向を供給部4のある上流側で左方向を切断部7のある下流側として説明する。
外部インタフェース31に接続されたホストコンピュータから印字指令コマンドを含む印字データを受信し(ステップS1)、図6(a)に示すように先頭のラベル62aに対して印字が施される(ステップS2)。印字データは、パーシャルカット動作を行わせるコマンドと、印字枚数を指定するコマンドと、連番を印字させるコマンドと、「No.0001 size M」の文字データと、バーコードデータを含んでおり、これらの情報がRAM23に記憶され、設定される。
図6(a)はラベル62aに対して印字が終了した時点の搬送位置を示し、ここでラベル連続体63のカット予定位置64が切断部7の位置を通過または到達したか否かを判断する(ステップS3)。すなわち、カット予定位置64とは、先頭のラベル62aと次のラベル62bの間の台紙位置であり、このカット予定位置64が切断部7の位置に到達または通過したか否かを判断する。センサ5から切断部7の距離は、プリンタ1の機構上決まった値nであり、センサ5で検出してからプラテンローラ14に接続されたステッピングモータが何ステップ回転したかによってラベル連続体63の搬送距離が分かり、値nとステップ数から算出される搬送距離を比較することでラベル連続体63のカット予定位置64が切断部7の位置に到達または通過したか否かを判断することができる。
図6(a)においてラベル62aとラベル62bの境界であるカット予定位置64が切断部7の位置まで搬送されていないのでステップS6に進み印字終了か否かを判断する。ステップS1でラベル3枚への印字を指定し、図6(a)に示すように1枚のラベル62aへの印字しか終了していないのでステップS2へ進み、ラベル62bに対して印字が施される。図6(b)は、ラベル62bに対して印字が終了した時点の搬送位置を示し、ラベル62bの印字途中においてカット予定位置64が切断部7の位置に到達(または通過)したと判断し(ステップS3)、ラベル62bの印字終了後にラベル連続体63の搬送を一旦停止する。ラベル62bへの印字搬送途中でカット予定位置64が切断部7の位置に到達するが、到達したときに印字中であれば印字を優先させて継続させ、ラベル62bへの印字終了後に搬送を停止させる。これは1枚のラベルへの印字中にラベル連続体63の搬送を一旦停止して、再度同じラベルへの印字を再開すると印字抜け(文字やバーコード等に印字されていない白スジ)が発生する恐れがあるためである。
ステップS3でカット予定位置64の通過(または到達)を検出するとステップS4に進み、カット予定位置64を切断部7の位置にあわせるためプラテンローラ14を逆回転させることでラベル連続体63の逆搬送(バックフィード)が行われる(ステップS4)。尚、搬送を一旦停止させた位置がちょうど切断部7の位置にあるときは逆搬送が省略され、ステップS5に進む。図6(c)に示すようにラベル連続体63のカット予定位置64が切断部7の位置に位置決めされると可動刃17のV字形状の刃先の中央部(凹部)のみが固定刃16に当接しない位置まで可動刃17を固定刃16に対して進出動作させ、ラベル連続体63の幅方向中央部の一部分を切残すパーシャルカットが施される(ステップS5)。
パーシャルカット後にステップS1で指定した印字枚数3枚のラベルをすべて印字し終えたか否かを判断し(ステップS6)、図6(c)においては2枚のラベル62a、62bしか印字していないためステップS2に戻り、図6(d)に示すようにラベル62cに対して印字が施される。ステップS3において、図6(d)に示すようにラベル62bとラベル62cの境界であるカット予定位置65が切断部7を通過した場合、カット予定位置65を切断部7に合わせるためにラベル連続体63のバックフィードが行われ(ステップS4)、図6(e)に示すようにカット予定位置65でラベル連続体63に対してパーシャルカットが行われる(ステップS5)。
ステップS6において、図6(e)に示すようにステップS1で指定した印字枚数である3枚のラベル62a、62b、62cに対して印字が完了しているので印字終了と判断しステップS7に進む。ステップS7では、全てのパーシャルカット動作を終えたかどうかを判断、すなわちカット予定位置64、65に対してパーシャルカットを行ったかどうかを判断し、図6(e)の状態においてカット予定位置64、65に対してパーシャルカットを行っているのでステップS8に進む。
ラベル62cおよびラベル62dの境界であるカット予定位置66を切断部7に合わせるために順方向に搬送(フィード)して(ステップS8)、可動刃17の刃先が全て固定刃16と当接する位置まで進出動作させフルカットを行う(ステップS9)。
以上の動作によって、ラベル間にパーシャルカットが施された3枚1組のラベルができる。
図7は比較的短いピッチのラベルにおける4枚のラベルの印字切断動作である第二の実施の形態を説明する説明図であり、短いピッチのラベルにおける印字、切断動作について図5および図7に基づき説明する。
外部インタフェース31に接続されたホストコンピュータから印字指令コマンドを含む印字データを受信する(ステップS1)。印字データは、パーシャルカット動作を行わせるコマンドと、印字枚数を指定するコマンドと、連番を印字させるコマンドと、「No.0001」の文字データと、バーコードデータを含んでおり、第二の実施の形態では印字枚数を4枚とした例について説明する。
印字データを受信すると先頭のラベル70aに対して印字を行い(ステップS2)、先頭のラベル70aと次のラベル70bの境界であるカット予定位置71が切断部7に到達または通過していないと判断し(ステップS3)、ステップS6においてテップS1で指定した印字枚数4枚のラベルをすべて印字し終えていないと判断し、ステップS2に進み図7(a)に示すようにラベル70bに対して印字が施される(ステップS2)。
図7(a)における(ラベル70aおよび70bに印字した)状態でもカット予定位置71が切断部7の位置に到達していないので再度ステップS6からステップS2へと進み、ラベル70cに対して印字が施される。図7(b)は、ラベル70a、70b、70cに対して印字が施された状態を示し、この状態においてカット予定位置71が切断部7の位置を通過していると判断し(ステップS3)、ステップS4に進む。
カット予定位置71を切断部7の位置にあわせるためにプラテンローラ14を逆回転させ、ラベル連続体75の逆搬送(バックフィード)が行われ(ステップS4)、図7(c)に示すようにカット予定位置71でパーシャルカットが施される(ステップS5)。
パーシャルカット後にステップS1で指定した印字枚数4枚を印字し終えたか否かを判断し(ステップS6)、図7(c)においては3枚しか印字していないのでステップS2に戻り、図7(d)に示すようにラベル70dに対して印字が施される。また例えば、ステップS1において印字枚数を3枚と指定した場合は、ラベル70dに対して印字を行わず、カット予定位置72でパーシャルカットをした後カット予定位置73でフルカット動作が行われる。
ステップS3において、図7(d)に示すようにラベル70bとラベル70cの境界であるカット予定位置72が切断部7に到達または通過した場合、カット予定位置72を切断部7に合わせるためにラベル連続体63のバックフィードが行われ(ステップS4)、図7(e)に示すようにカット予定位置72でラベル連続体63に対してパーシャルカットが行われる(ステップS5)。
ステップS6において、図7(e)に示すようにステップS1で指定した印字枚数である4枚のラベル70a、70b、70c、70dに対して印字が完了しているので印字終了と判断しステップS7に進む。
ステップS7では、全てのパーシャルカット動作を終えたかどうかを判断、すなわちカット予定位置71、72、73に対してパーシャルカットを行ったかどうかを判断し、図7(e)の状態においてカット予定位置73にパーシャルカットが行われていないので、ステップS4に進む。
ラベル70cおよびラベル70dの境界であるカット予定位置73を順方向に搬送(フィード)してカット予定位置73を切断部7に合わせ(ステップS4)、図7(f)に示すように可動刃17を固定刃に対して進出動作させパーシャルカットを行い(ステップS5)、ステップS6で印字終了と判断し、ステップS7に進む。
図7(f)の状態においてカット予定位置71、72、73にパーシャルカットが行われているので、ステップS8に進みラベル70dおよびラベル70eの境界であるカット予定位置74を切断部7に合わせるために順方向に搬送(フィード)して(ステップS8)、図7(g)に示すようにカット予定位置74でフルカットを行う(ステップS9)。
以上の動作によって、ラベル間にパーシャルカットが施された4枚1組のラベルができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの斜視図。 カバーを閉めた状態のプリンタの概略側断面図。 カバーを開けた状態のプリンタの概略側断面図。 プリンタの制御部の制御ブロック図。 印字動作および切断動作を示すフローチャート図。 比較的長いピッチの3枚のラベルの印字切断動作を例として説明する説明図。 比較的短いピッチの4枚のラベルの印字切断動作を例として説明する説明図。
符号の説明
1 プリンタ
2 プリンタ筐体
3 カバー
4 供給部
5 センサ
6 印字部
7 切断部
8 入力部
11 収容空間
12 ロール紙ガイド
13 サーマルヘッド
14 プラテンローラ
15 位置決め部材
16 固定刃
17 可動刃
18 カッターカバー
20 制御部
21 ROM
22 CPU
23 RAM
24 搬送制御部
25 印字制御部
26 ラベル検出部
27 切断制御部
28 カレンダIC
29 フラッシュROM
30 インタフェース
31 外部インタフェース
32 データバス
60 ロール紙
61 台紙
62 ラベル
63 ラベル連続体
64、65、66、67 カット予定位置
70 ラベル
71、72、73、74 カット予定位置
75 ラベル連続体

Claims (1)

  1. 長尺状の台紙に複数のラベルが仮着されたラベル連続体に印字を施す印字部と、
    用紙を下流側および上流側に向かって搬送可能な搬送部と、
    印字部の下流側に配置され、用紙のカット予定位置で用紙の一部を切残すパーシャルカッ
    トが可能なカッターと、
    ラベル連続体のラベルと次のラベルの間の台紙位置であるカット予定位置がカッターの位置を超えるまでラベルへの印字と下流側への搬送を継続し、カット予定位置がカッターの位置を超えたときにラベルに印字中であればそのラベルへの印字が終わるまで印字と搬送を継続した後に一旦停止させ、搬送部により上流側へラベル連続体を搬送してカット予定位置をカッターの位置に合わせ、ラベル連続体にパーシャルカットを行わせる制御部と、
    を有することを特徴とするカッター付きプリンタ。
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