JP5910319B2 - プリンターおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、連続用紙に印刷を行うプリンターに関する。
従来から、長尺の連続用紙を装填して、受信した情報を順次自動印刷する自動記録用のプリンターが用いられている。例えば、船舶用プリンターとして、気象情報や遭難信号などを受信した順に連続用紙に自動印刷するものが用いられている。また、入退場管理記録用のプリンターや、防災管理記録用のプリンターなどにも同様のものがある。この種の自動記録用プリンターを用いる場合、自動印刷された内容をオペレーターが必要なタイミングで適宜確認している。オペレーターは、印刷結果を確認する毎にその末尾に手作業でマーキングを行い、次回の確認作業の時には前回のマーキング箇所よりも後ろに印刷された情報のみを確認している。
上記のような自動記録用プリンターでは、印刷結果の末尾がプリンターの外装ケース(プリンターカバー)に隠れて見えないため、印刷結果を末尾まで確認してそこにマーキングを行うためには、印刷結果の末尾がプリンターの外部に出るまで紙送りを行う必要があった。このため、プリンターにプレビュースイッチが設けられ、プレビュースイッチの操作に基づき、印刷結果の末尾がプリンターの外部に出るまで紙送り(順送り)を行い、オペレーターの確認作業およびマーキング作業後に元の位置まで連続用紙を逆送りする動作(プレビュー動作)を行っていた。
ここで、特許文献1には、印刷した画像を確認できる状態になるまで連続用紙を紙送りするプリンターが開示されている。特許文献1のプリンターは、プリンターに対して行った操作が有効に反映されたか否かを確認するため、操作スイッチが操作されたとき、操作内容に対応する画像を印刷すると共に、その画像を印刷した部分が排紙口から排出されて視認可能となるまで連続用紙を紙送りする。
特開2011−93138号公報
従来の自動記録用プリンターを用いる場合、上記のように手作業で確認位置のマーキングを行わなければならないため、印刷結果の確認業務が面倒であった。また、オペレーターがマーキングを忘れる恐れがあり、手作業でのマーキングでは信頼性に疑問が残るという問題点があった。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、プリンターにおける印刷結果の確認業務の負担を軽減できると共に、確認業務の信頼性を向上させることのできるプリンターおよびその制御方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、記録紙を搬送して、当該記録紙に印刷を行うプリンターの制御方法であって、予め設定したプレビュー操作が行われたことを検出すると、前記記録紙上の印刷結果の末尾の位置を特定するための目印を前記記録紙に印刷するプレビュー位置記録動作、および、前記記録紙における前記印刷結果の末尾の位置がプリンターの外部に排出されるまで前記記録紙を紙送りするプレビュー動作を行うことを特徴としている。
本発明では、このように、プレビュー操作が行われたことに基づき、印刷結果の末尾が印刷された記録紙の部分をプリンターの外部に排出するプレビュー動作を行うだけでなく、このプレビュー動作に連動して、印刷結果の末尾の位置を特定するための目印を記録紙に印刷するプレビュー位置記録動作を行う。このような目印をプレビュー動作に連動して自動で印刷すると、手動で印刷結果の確認位置をマーキングする必要がないため、印刷結果の確認作業の負荷を軽減できる。また、印刷結果の確認位置が正確に記録されるため、確認作業の信頼性を向上させることができ、確認漏れや重複確認を抑制できる。
本発明において、印刷実行中に前記プレビュー操作が行われたことを検出した場合には、前記プレビュー位置記録動作および前記プレビュー動作の実行を保留して、印刷が終了した後に前記プレビュー位置記録動作および前記プレビュー動作を実行することが望ましい。このようにすると、印刷完了後にプレビュー操作を再度行う必要がなく、操作負担を軽減できる。また、印刷完了後に自動でプレビュー動作が開始されるため、最新の印刷データを迅速に確認できる。
また、本発明において、印刷実行中に前記プレビュー操作が行われたことを検出した場合には、当該検出結果に拘わらず印刷を継続することが望ましい。このようにすると、プレビュー動作によって実行中の印刷を中断させることがないため、最新の印刷データを最後まで印刷完了させることができる。
この場合に、前記目印は、印刷結果の末尾の部分を印刷するときの搬送位置から前記記録紙を移動させることなく印刷可能な形態に設定されていることが望ましい。例えば、前記目印を、印刷結果の末尾の行に付されるアンダーライン、または、当該末尾の行の行頭に付される行頭マークにすることができる。このようにすると、目印を挿入するために次の印刷データの印刷位置を後方にずらす必要がなく、リスト印刷の場合においては行間のスペースを変更する必要がない。従って、目印を印刷するために印刷データの印刷位置を調整する必要がなく、印刷結果への影響を最小限にすることができる。
あるいは、前記目印を、印刷結果の末尾の行の後ろに印刷されるタイムスタンプにすることができる。このようにすると、確認作業の実施時刻を自動記録できる。
ここで、本発明において、前記プレビュー動作を行った場合には、前記記録紙における前記印刷結果の末尾の位置がプリンターの外部に排出された状態で前記記録紙を停止させて、前記プレビュー操作が再び行われるか否かを監視する待機状態に移行し、当該待機状態において再び前記プレビュー操作が行われるか、あるいは、新たな印刷データを受信すると、前記プレビュー動作による前記記録紙の搬送量と同じ寸法だけ前記記録紙を逆送することが望ましい。このようにすると、確認作業が終了したときに手動操作(2回目のプレビュー操作)によって前回の印刷結果の後ろに余分なスペースを空けずに印刷を再開可能な状態に復帰させることができるため、次の印刷データを迅速に印刷できる。また、印刷データを受信すると自動で記録紙を復帰させることができるため、復帰のための操作を忘れても印刷を自動で再開できる。
次に、本発明のプリンターは、
印刷ヘッドと、
当該印刷ヘッドによる印刷位置を経由して記録紙を搬送する搬送手段と、
予め設定したプレビュー操作を行うための操作手段と、
当該操作手段の操作結果に基づき、上記のプリンターの制御方法による制御を行うことを特徴としている。
本発明によれば、プレビュー操作が行われたことに基づき、印刷結果の末尾が印刷された記録紙の部分をプリンターの外部に排出するプレビュー動作を行うだけでなく、このプレビュー動作に連動して、印刷結果の末尾の位置を特定するための目印を記録紙に自動で印刷するため、手動で印刷結果の確認位置をマーキングする必要がなく、印刷結果の確認作業の負荷を軽減できる。また、印刷結果の確認位置が正確に記録されるため、確認作業の信頼性を向上させることができ、確認漏れや重複確認を抑制できる。
本発明の実施の形態に係るプリンターの外観斜視図である。 プリンターの要部の構成を示す概略断面図である。 プリンターの制御系を示す概略ブロック図である。 確認マークの説明図である。 印刷制御およびプレビュー動作制御を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明のプリンターおよびその制御方法の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明の実施の形態に係るプリンターの外観斜視図であり、図2はプリンターの要部の構成を示す概略断面図である。図1に示すように、本例のプリンター1は全体として直方体形状をしたプリンター本体2と、プリンター本体2の後方に設けられたロール紙ホルダー3と、プリンター本体2の上面におけるプリンター前後方向の中程の位置から斜め後方に突出している用紙ガイド4を備えている。プリンター本体2の前端部分には操作パネル5が設けられている。操作パネル5は、プリンター1のステータスを表示するLED群6および操作スイッチ群7を備えている。
操作スイッチ群7は4つのスイッチ7a〜7dから構成されている。右端のスイッチ7aは、プリンター1の動作モードを、外部の機器から供給される印刷データを逐次に印刷するオンラインモードと、外部の機器からの印刷データの受け付けを停止するオフラインモードの間で切り替えるためのスイッチである。また、左端のスイッチ7d(操作手段)は、プリンター1がオンラインモードのときは後述するプレビュー動作を実行させるためのプレビュースイッチとして機能し、オフラインモードのときは後述するティアオフ動作を実行させるためのティアオフスイッチとして機能する。
プリンター1の上面において用紙ガイド4の前側に隣接する位置には、プリンター幅方向に延びる排紙口9が設けられている。用紙ガイド4の側方には操作レバー10が設けられている。操作レバー10はプリンター本体2の上面部分から上方に突出しており、プリンター前後方向に移動可能となっている。また、プリンター本体2の側面部分には回転式の操作ノブ11が設けられている。更に、排紙口9の近傍には、排紙口9の縁に沿ってプリンター幅方向に延びるカッター12(図2参照)が固定されている。
図2に示すように、ロール紙ホルダー3の内部には、ロール紙15が転動可能な状態で装填されるロール紙装填部20が設けられている。ロール紙15は筒状の巻芯17に長尺の記録紙16を巻き付けたものであり、巻芯17の中心軸線をプリンター幅方向に向けた状態でロール紙装填部20に装填される。ロール紙ホルダー3は、ロール紙15から繰り出される記録紙16に所定の張力を付与するためのテンションローラー21を備えている。
プリンター本体2の内部には、プラテンローラー26(搬送手段)および印刷ヘッド27が配置されている。プラテンローラー26は回転中心軸線をプリンター幅方向に向けた姿勢で配置されており、印刷ヘッド27による印刷位置Aを規定している。プラテンローラー26には紙送りモーター32からの駆動力が駆動力伝達機構34を介して伝達される。ここで、操作ノブ11はプラテンローラー26に連結されている。紙送りモーター32へ電力が供給されていない状態では、操作ノブ11を操作することによってプラテンローラー26を回転させることができる。
プラテンローラー26における印刷位置Aよりも上方の部位には、第1押圧ローラー28が所定の付勢力で押し付けられている。一方、印刷位置Aよりも下方には、プラテンローラー26と対向するように第2押圧ローラー29が配置されている。第2押圧ローラー29は、プラテンローラー26に所定の付勢力で押し付けられるニップ位置29Aと、プラテンローラー26の間に空間を開けた開放位置29Bの間を移動可能に取り付けられている。ここで、第2押圧ローラー29は、押圧ローラー移動機構30を介して操作レバー10に連結されている。押圧ローラー移動機構30は、操作レバー10の操作に連動して、第2押圧ローラー29をニップ位置29Aおよび開放位置29Bに移動させるように構成されている。
印刷ヘッド27はプラテンローラー26よりもプリンター前方に配置されている。印刷ヘッド27は、そのヘッド面27aを後方に向けてプラテンローラー26に対峙させた状態でキャリッジ33に搭載されている。印刷ヘッド27はインクリボンに記録ワイヤーを打ち当ててインクリボンのインクを印刷媒体に付着させて印刷を行うシリアル・インパクト・ドット・マトリクス・プリントヘッドである。キャリッジ33は、プリンター幅方向に延びるキャリッジガイド軸35に支持されており、キャリッジモーター36の駆動によってキャリッジガイド軸35に沿ってプリンター幅方向に移動する。
ロール紙装填部20に装填されたロール紙15から繰り出される記録紙16は、テンションローラー21、第2押圧ローラー29とプラテンローラー26の間、印刷位置A、第1押圧ローラー28とプラテンローラー26の間を経由して排紙口9に至る搬送路37に沿って搬送される。第2押圧ローラー29をニップ位置29Aに移動させ、搬送路37に沿って引き出された記録紙16を第2押圧ローラー29とプラテンローラー26に挟み込んだ状態で紙送りモーター32が駆動されると、プラテンローラー26が図2の時計回り方向CWに回転して、記録紙16が搬送路37に沿って排紙口9に向かって搬送される。排紙口9からプリンター1の外部に露出された記録紙16は、用紙ガイド4に沿って上方に排出される。
記録紙16を搬送路37に沿って引き出して、第2押圧ローラー29をニップ位置29Aに移動させると、プリンター1は印刷可能な状態となる。この状態で外部の機器から印刷データが供給されると、プリンター1は印刷を開始する。すなわち、プリンター1は、紙送りモーター32の駆動によってプラテンローラー26を回転駆動させて記録紙16を搬送路37に沿って排紙口9に向かう方向に紙送りする紙送り動作と、印刷ヘッド27をキャリッジガイド軸35に沿って移動させながら駆動して記録紙16に印刷を施す印刷動作を交互に繰り返して、記録紙16に印刷データを印刷する。
(制御系)
図3はプリンター1の制御系を示す概略ブロック図である。プリンター1の制御系はCPUおよびメモリーを備える制御部41を中心に構成されている。制御部41の入力側には、通信インターフェースを備える通信部42、操作スイッチ群7を構成するスイッチ7a〜7d、および、記録紙を検出するためのセンサー(図示省略)などが接続されている。制御部41の出力側には、紙送りモーター32、キャリッジモーター36、印刷ヘッド27、LED群6を構成する各LEDが、それぞれデバイスドライバー(不図示)を介して接続されている。
制御部41は、LED群6によるプリンター1のステータスの表示を司る表示制御部43と、プリンター1が受信した印刷データの印刷動作を司る印刷制御部44と、プリンター1の動作モードをオンラインモードとオフラインモードの間で切り替える動作モード切り替え部45と、オンラインモードのときにスイッチ7dの操作に基づいてプレビュー動作およびプレビュー位置記録動作を行うプレビュー動作制御部46と、オフラインモードのときにスイッチ7dの操作に基づいてティアオフ動作を行うティアオフ動作制御部47を備えている。
表示制御部43は、LED群6における各LEDの点灯、点滅、消灯などにより、プリンター1のステータスを表示する。表示されるステータスとしては、動作モードのステータス、ティアオフのステータス、記録紙16の有無のステータスなどがある。表示制御部43は、オンラインモードでは、LED群6を構成する複数のLEDのうち、右下のLED6aを点灯状態にする。また、オフラインモードでは、このLED6aを消灯状態にする。
印刷制御部44は、通信部42を介して受信した印刷データを一時的に保持する印刷バッファーを備えている。印刷制御部44は、紙送りモーター32、キャリッジモーター36および印刷ヘッド27を駆動制御して、印刷バッファーに保持された印刷データを逐次に印刷するとともに、印刷が済んだ印刷データを印刷バッファーから逐次に消去する。
動作モード切り替え部45は、プリンター1の動作モードを、外部から供給される印刷データを逐次に印刷するオンラインモードと、外部からの印刷データの受け付けを停止するオフラインモードの間で切り替える。動作モード切り替え部45は、プリンター1の起動時に異常が検出されなければ動作モードをオンラインモードとする。また、動作モード切り替え部45は、動作モード切り替え指令に基づき、プリンター1の動作モードをオンラインモードとオフラインモードの間で切り換える。ここで、動作モード切り替え指令は、外部からの入力やスイッチ7aの操作に基づいて入力可能である。
プレビュー動作制御部46は、プリンター1の動作モードがオンラインモードのとき、スイッチ7dの操作の有無を監視する。オンラインモードの状態においてスイッチ7dが操作されたことを検出すると、プレビュー動作制御部46は、外部から供給された印刷データの印刷実行中であるか否かを確認し、印刷実行中でなければ、紙送りモーター32、キャリッジモーター36および印刷ヘッド27を駆動制御して、記録紙16上に印刷されている印刷結果の末尾の位置を特定可能な目印である確認マークM(図4参照)を印刷するプレビュー位置記録動作を実行する。しかる後に、プレビュー動作制御部46は、紙送りモーター32を駆動制御して、予め設定した長さだけ記録紙16を搬送するプレビュー動作を実行する。プレビュー動作における記録紙16の搬送量は、記録紙16上に印刷されている印刷結果の末尾の部分を排紙口9の外側に出すことが可能な長さに設定されている。
一方、プレビュー動作制御部46は、オンラインモードの状態においてスイッチ7dの操作が検出されたものの、外部から供給された印刷データの印刷実行中であるときには、スイッチ7dの操作が検出された旨の検出結果に拘わらずプレビュー位置記録動作およびプレビュー動作を実行しない。
図4は確認マークMの説明図である。本例では、プリンター1の用途の一例として船舶用プリンターを想定している。船舶用プリンターとして用いる場合、通信部42を介して受信する印刷データとして、気象情報や救難信号などの印刷データが想定される。この場合、図4に示すように、印刷制御部44は、受信した気象情報や救難信号の印刷データを記録紙16にリスト印刷する。プレビュー動作制御部46は、印刷結果の末尾の部分、すなわち、印刷済みのデータリストの最終行の行頭部分の下側に、確認マークMとしてアンダーラインを印刷する。確認マークMは、プレビュー位置記録動作が行われる毎に記録紙16に印刷される。図4の例では、最新の確認マークM(Ma)よりも前に、前回の確認マークM(Mb)が印刷された例が示されている。プレビュー動作が実行されると、最新の確認マークM(Ma)が付されている最終行までが排紙口9の外側に出た状態になる。ユーザーは、前回の確認マークM(Mb)よりも後ろの印刷結果のみを確認すればよい。
プレビュー動作制御部46は、プレビュー動作の実行後はスイッチ7dの操作が再び行われるか否かを監視しながら待機しており、2回目のスイッチ7dの操作を検出すると、紙送りモーター32を逆送り方向に駆動制御して、プレビュー動作による搬送量と同じ寸法だけ記録紙16を逆送りする復帰動作を行う。これにより、直前のプレビュー動作が行われる前の搬送位置まで記録紙16が復帰し、印刷結果の末尾の部分の後ろに余分なスペースを開けずに次の印刷を再開可能な状態になる。ここで、プレビュー動作の実行後、2回目のスイッチ7dの操作を検出する前に新たな印刷データが外部から供給されたときには、プレビュー動作制御部46は、2回目のスイッチ7dの操作を検出した場合と同様に記録紙16の復帰動作を行う。
ティアオフ動作制御部47は、プリンター1の動作モードがオフラインモードのとき、スイッチ7dの操作の有無を監視する。すなわち、本例では、スイッチ7dをプレビュー用の専用スイッチとせず、ティアオフ用スイッチとして兼用している。オフラインモードの状態においてスイッチ7dが操作されたことを検出すると、ティアオフ動作制御部47は、予め設定した長さだけ記録紙16を搬送するティアオフ動作を実行する。ティアオフ動作における記録紙16の搬送量は、印刷結果の末尾よりも後方に設定されている記録紙16の切断位置がカッター12によるカット位置に位置決めされる長さに設定されている。本例では、プレビュー動作における搬送量をLp、ティアオフ動作における搬送量をLtとしたとき、LtとLpが異なる寸法になっている。
ティアオフ動作が完了すると、表示制御部43は、ティアオフのステータス表示を変更する。具体的には、操作パネル5の左上に配置されているLED6bを点滅状態にしてユーザーに記録紙16の切断を促す。記録紙16が切断されると、ティアオフ動作制御部47は、記録紙16を搬送量Ltよりも少ない搬送量だけ逆送することにより、記録紙16の頭出し動作を行う。
(印刷制御およびプレビュー動作制御)
図5はプリンター1における印刷制御およびプレビュー動作制御を示すフローチャートである。プリンター1は、電源が投入されると異常の有無を判定し、異常がなければオンラインモードとされる。印刷制御部44は、通信部42を介して印刷データの供給を受けると(ステップS1)、受信した印刷データを印刷バッファーに保持し、逐次に印刷を行う(ステップS2)。プリンター1は、受信した印刷データの印刷が完了すると、オンラインモードのままで待機する。上述したように、オンラインモードでは、LED6aが点灯状態になっている。
ユーザーは、印刷実行中あるいは印刷待機状態(すなわち、オンラインモードの状態)のときに印刷結果の確認作業を行う場合には、プレビュー動作を実行させるため、スイッチ7dの操作を行う。プレビュー動作制御部46は、スイッチ7dの操作を検出すると(ステップS3)、印刷実行中か否かを判定し(ステップS4)、印刷実行中でなければ(ステップS4:No)、プレビュー位置記録動作およびプレビュー動作を実行する(ステップS5、S6)。一方、印刷実行中の場合には(ステップS4:Yes)、スイッチ7dの検出結果に拘わらず、プレビュー位置記録動作およびプレビュー動作を行うことなく実行中の印刷を継続する。
ステップS5では、プレビュー動作制御部46が紙送りモーター32、キャリッジモーター36および印刷ヘッド27が駆動制御して、記録紙16上に印刷されている印刷結果の末尾の位置に確認マークMを印刷する。続いて、ステップS6では、プレビュー動作制御部46は、紙送りモーター32を駆動制御して、予め設定した長さだけ記録紙16を搬送する。これにより、確認マークMが付された印刷結果の末尾の部分が排紙口9の外側に出た状態になるため、ユーザーが印刷結果を確認可能になる。
ユーザーが印刷結果の確認作業が終えると、記録紙16を元に戻すため、2回目のスイッチ7aの操作を行う。プレビュー動作制御部46は、プレビュー動作の実行後に2回目のスイッチ7dの操作を検出すると(ステップS7)、紙送りモーター32を逆送り方向に駆動制御して、記録紙16の復帰動作を行う(ステップS8)。その後、新たな印刷データが供給されると、ステップS2に戻り、印刷制御部44の制御に従って印刷が行われる。
ここで、印刷結果の確認作業の実施中あるいはその後に、2回目のスイッチ7aの操作よりも前に新たな印刷データの供給が開始されると(ステップS9)、プレビュー動作制御部46は、ステップS8に進み、2回目のスイッチ7dの操作を検出した場合と同様に記録紙16の復帰動作を行う。しかる後に、ステップS2に戻り、印刷制御部44の制御に従って印刷が行われる。
(作用効果)
以上のように、本例のプリンター1では、ユーザーがプレビュー動作用のスイッチ7dを操作すると、この操作に基づき、記録紙16に印刷された印刷結果の末尾を確認できる状態になるまで記録紙16を紙送りするだけでなく、印刷結果の末尾に確認マークMが自動で印刷される。従って、ユーザーが印刷結果の確認作業を行う際に手動で印刷結果の確認位置をマーキングする必要がなくなり、作業負荷が軽減される。また、確認マークMが印刷結果の末尾に確実に印刷されるため、確認位置を正確に記録できる。よって、確認作業の信頼性が向上し、確認漏れや重複確認を抑制できる。
また、本例では、印刷実行中にスイッチ7dが操作された場合には、実行中の印刷の完了を優先させてプレビュー動作を行わないようにしているため、最新の印刷データを最後まで印刷完了させることができ、その後にプレビュー動作を行うことができるため、最新のデータの確認作業が後回しになることがない。また、プレビュー動作後、2回目のスイッチ7dを操作が行われなくても新たな印刷データを受信すれば復帰動作を行うため、確認作業の途中で受信した印刷データの確認作業が後回しになることがなく、仮に復帰のための操作を忘れても新たな印刷データの印刷を自動で再開できる。
更に、本例では、確認マークMとして最終行にアンダーラインを印刷するため、最終行を印刷したときと同じ記録紙16の搬送位置で確認マークMを印刷でき、記録紙16の搬送動作を行うことなく確認マークMを印刷できる。よって、確認マークMを印刷するために行ピッチや行数を調整する必要がなく、後方の印刷データへの影響を最小限にすることができる。また、プレビュー動作と復帰動作における記録紙16の搬送量を同一にすることができる。
(改変例)
(1)上記実施形態では、確認マークMとしてアンダーラインを印刷するように設定したが、他のマークを印刷することもできる。例えば、アンダーラインと同様に後方の印刷データを後ろへずらす必要のないマークの形態としては、最終行の行頭の余白部分に任意の行頭マーク(例えば、「>」などの記号)を印刷したり、最終行の行末尾の余白部分に任意のマークを印刷するなどの形態が可能である。あるいは、最終行の後ろに1行分のスペースを使ってタイムスタンプを印刷することもできる。タイムスタンプを印刷すれば、確認作業の実施時刻を正確に記録できる。
(2)上記実施形態では、印刷実行中にスイッチ7dの操作を検出した場合には、この検出結果に拘わらずプレビュー動作を行わないようにしていたが、印刷実行中にスイッチ7dの操作を検出した場合には印刷が完了するまでプレビュー位置記録動作およびプレビュー動作の実行を保留し、印刷完了後にプレビュー位置記録動作およびプレビュー動作を行うようにしてもよい。このようにすると、印刷完了後に再度スイッチ7dを操作する必要がなくなるため、操作負担を軽減できる。また、印刷完了後に自動でプレビュー動作が開始されるため、最新の印刷データを迅速に確認できる。
(3)上記実施形態では、プレビュー動作およびプレビュー位置記録動作をプリンター1に行わせるための操作手段として、ティアオフ用スイッチと兼用のスイッチ7dを用いているが、専用のスイッチを設けてもよいし、スイッチ以外の操作手段を用いることもできる。また、本例では動作モードによって同一のスイッチを2つの用途に使い分けているが、操作方法によって使い分けるようにしてもよい。例えば、プレビュー操作として、複数のスイッチを同時に操作したり、長押しを行うようにしてもよい。
(他の実施形態)
上記実施形態は、気象情報や救難信号などを自動記録する船舶用プリンターに本発明を適用したものであったが、本発明は、入退場管理記録用のプリンターや防災管理記録用のプリンターなどの他の用途のプリンターにも適用できる。
1…プリンター、2…プリンター本体、3…ロール紙ホルダー、4…用紙ガイド、5…操作パネル、6…LED群、6a…LED、6b…LED、7…操作スイッチ群、7a…スイッチ、7b…スイッチ、7c…スイッチ、7d…スイッチ(操作手段)、9…排紙口、10…操作レバー、11…操作ノブ、12…カッター、15…ロール紙、16…記録紙、17…巻芯、20…ロール紙装填部、21…テンションローラー、26…プラテンローラー(搬送手段)、27…印刷ヘッド、27a…ヘッド面、28…押圧ローラー、29…押圧ローラー、29A…ニップ位置、29B…開放位置、30…押圧ローラー移動機構、32…紙送りモーター、33…キャリッジ、34…駆動力伝達機構、35…キャリッジガイド軸、36…キャリッジモーター、37…搬送路、41…制御部、42…通信部、43…表示制御部、44…印刷制御部、45…動作モード切り替え部、46…プレビュー動作制御部、47…ティアオフ動作制御部、A…印刷位置、M、Ma、Mb…確認マーク(目印)

Claims (8)

  1. 記録紙を搬送して、当該記録紙に印刷を行うプリンターの制御方法であって、
    予め設定したプレビュー操作が行われたことを検出すると、
    前記記録紙上の印刷結果の末尾の位置を特定するための目印を前記記録紙に印刷するプ
    レビュー位置記録動作、および、前記記録紙における前記印刷結果の末尾の位置がプリン
    ターの外部に排出されるまで前記記録紙を搬送するプレビュー動作を行うことを特徴とす
    るプリンターの制御方法。
  2. 請求項1において、
    印刷実行中に前記プレビュー操作が行われたことを検出した場合には、前記プレビュー
    位置記録動作および前記プレビュー動作の実行を保留して、印刷が終了した後に前記プレ
    ビュー位置記録動作および前記プレビュー動作を実行することを特徴とするプリンターの
    制御方法。
  3. 請求項1において、
    印刷実行中に前記プレビュー操作が行われたことを検出した場合には、当該検出結果に
    拘わらず印刷を継続することを特徴とするプリンターの制御方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかの項において、
    前記目印は、印刷結果の末尾の部分を印刷するときの搬送位置から前記記録紙を移動さ
    せることなく印刷可能な形態に設定されていることを特徴とするプリンターの制御方法。
  5. 請求項4において、
    前記目印は、印刷結果の末尾の行に付されるアンダーライン、または、当該末尾の行の
    行頭に付される行頭マークであることを特徴とするプリンターの制御方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれかの項において、
    前記目印は、印刷結果の末尾の行の後ろに印刷されるタイムスタンプであることを特徴
    とするプリンターの制御方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかの項において、
    前記プレビュー動作を行った場合には、前記記録紙における前記印刷結果の末尾の位置
    がプリンターの外部に排出された状態で前記記録紙を停止させて、前記プレビュー操作が
    再び行われるか否かを監視する待機状態に移行し、
    当該待機状態において再び前記プレビュー操作が行われるか、あるいは、新たな印刷デ
    ータを受信すると、前記プレビュー動作による前記記録紙の搬送量と同じ寸法だけ前記記
    録紙を逆送することを特徴とするプリンターの制御方法。
  8. 印刷ヘッドと、
    当該印刷ヘッドによる印刷位置を経由して記録紙を搬送する搬送手段と、
    予め設定したプレビュー操作を行うための操作手段と、
    当該操作手段の操作結果に基づき、請求項1ないし7のいずれかの項に記載のプリンタ
    ーの制御方法による制御を行うことを特徴とするプリンター。
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