JPH08318663A - プリンタ制御方法 - Google Patents

プリンタ制御方法

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JPH08318663A
JPH08318663A JP7128257A JP12825795A JPH08318663A JP H08318663 A JPH08318663 A JP H08318663A JP 7128257 A JP7128257 A JP 7128257A JP 12825795 A JP12825795 A JP 12825795A JP H08318663 A JPH08318663 A JP H08318663A
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JP
Japan
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print
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printing
printed
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JP7128257A
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Inventor
Hiroshi Kato
洋 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタで印字した直後のアラーム情報の印
字内容をオペレータが容易に視認できるようにする。 【構成】 プリンタ制御処理ではアラーム印字要求があ
ったとき用紙送りフラグがF=ONであるかを判定し、
F=ONのとき用紙戻しコードCRを送信した後、異常
監視処理での印字情報の格納状況を表すライトポインタ
WPとプリンタ制御処理での読み出し状況を表すリード
ポインタRPとが等しくなるまで所定の印字領域から印
字情報を読み出してプリンタ7に送信し、これらポイン
タ値が等しくなったとき用紙送りコードCSをプリンタ
7に送信し、プリンタ7では紙戻しコードCRを入力し
たとき紙送りモータを逆回転させて所定の紙送り量SL
分だけプリンタ用紙を巻き戻し、その後入力される文字
コード及び制御信号に基づいて所定の印字を行い、用紙
送りコードCSを入力したとき紙送りモータを回転させ
て所定の紙送り量SL分だけプリンタ用紙を紙送りす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプロセス監視装
置等においてアラーム発生時にそのアラーム情報を逐次
印字するプリンタのプリンタ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定のプロセス処理を行うプロセ
ス処理装置等の作動監視を、例えば、複数の機器、或い
はセンサを用いて行うプロセス監視装置等においては、
センサ等からの検出信号によって監視対象装置の異常を
検出した場合には、例えば、その異常発生時刻、異常内
容、異常発生箇所等、所定のアラーム情報をCRTディ
スプレイ等の表示装置に表示すると共に、プリンタに印
字させるようになされている。そして、これら表示装置
への表示、或いはプリンタでの印字は異常発生毎に逐次
行うようになされ、オペレータは表示装置の表示画面、
或いはプリンタの印字データを見ることによって異常発
生時刻、異常発生箇所等のアラーム情報を認識するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にプリンタでのア
ラーム情報の印字は、異常の発生箇所、発生時刻等の異
常発生状況が一目で認識できるように、例えば、行の先
頭からアラーム情報の印字を開始し、所定のアラーム情
報を全て印字したら改行し、次のアラーム情報は前回の
アラーム情報を印字した次の行の先頭から印字する、と
いうようになされている。
【0004】しかしながら、一般にプリンタでは、印字
ヘッドが奥まった箇所に配設され、外部からは見えにく
い構造に形成されているため、プロセス監視装置におい
て監視対象装置の異常を検出し、図3(a)に示すよう
にプリンタでそのアラーム情報を印字した場合でも、1
0件程前に発生したアラーム情報の印字内容は容易に視
認することができるが、図3(b)に示すように印字直
後の印字データは外部からは見えにくく、プリンタカバ
ーを開けて上から覗き込むとか、或いは、印字データが
見える位置まで用紙送りを行ってアラーム情報を読み取
ることになり、アラーム情報を容易に視認することがで
きないという未解決の課題がある。また、用紙送りを行
った場合には再度元の状態まで用紙を戻す必要があり、
この場合、確実に前回印字したアラーム情報の次の行の
位置までプリンタ用紙を戻さないと、前回のアラーム情
報に重ね書きをすることになったり、必要以上に空白行
があいたりするという問題もある。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
課題に着目してなされたものであり、プリンタでの印字
直後の印字内容を容易に視認することのできるプリンタ
制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るプリンタ制御方法は、上位プログラ
ムから印字要求があったときのみプリンタを行送り作動
させながら印字要求データを印字するようにしたプリン
タ制御方法において、前記印字要求データを印字終了
後、紙送り手段によって前記印字要求データが視認可能
な位置まで印字用紙の紙送りを行うことを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項2に係るプリンタ制御方法
は、請求項1の紙送り手段は、前記上位プログラムから
連続して印字要求があるか否かを検出する検出手段を有
し、該検出手段で連続して印字要求があることを検出し
たとき連続する全ての印字要求に対する複数の印字要求
データを印字終了後、該複数の印字要求データが視認可
能な位置まで印字用紙の紙送りを行うことを特徴として
いる。
【0008】また、請求項3に係るプリンタ制御方法
は、上位プログラムから印字要求があったとき、前記紙
送り手段によって印字用紙の紙送りが行われている状態
である場合には、紙戻し手段によって前記紙送り手段で
紙送りした量と同量の印字用紙を巻き戻すことを特徴と
している。さらに、請求項4に係るプリンタ制御方法
は、印字要求データはアラーム情報であることを特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1に係るプリンタ制御方法は、上位プロ
グラムから印字要求があったときのみプリンタを行送り
作動させながら印字要求データを印字し、印字終了後、
紙送り手段によって印字した印字要求データが視認可能
な位置まで印字用紙の紙送りを行う。
【0010】また、請求項2に係るプリンタ制御方法
は、複数回連続して上位プログラムから印字要求があっ
たことを検出手段で検出したとき、連続する全ての印字
要求に対する複数の印字要求データを印字終了後に印字
用紙の紙送りを行う。また、請求項3に係るプリンタ制
御方法は、上位プログラムから印字要求があったとき紙
送り手段によって印字用紙の紙送りが行われている状態
であるときには、紙戻し手段によって紙送り手段で行っ
た紙送り量と同量の印字用紙を巻き戻すことによって、
紙送り手段で紙送りを行う以前と同一状態に印字用紙を
戻し、前回印字した印字要求データの次の行から印字を
行う。
【0011】さらに、請求項4に係るプリンタ制御方法
は、印字要求データとしてアラーム情報を印字するの
で、緊急度の高いアラーム情報を印字直後に、紙送り手
段によって印字用紙の紙送りを行うことによって、アラ
ーム情報の印字内容をオペレータにより早く認識させる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。この実施例は、例えば、プロセス処理装置等の
作動監視を行うプロセス監視装置で使用するプリンタに
適用したものである。図1は、このプロセス監視装置1
0の構成を示したものであり、プロセス監視装置10
は、内部バス4を介して中央処理装置1とROM、RA
M等の記憶装置2と入出力インタフェース部3とが接続
され、この入出力インタフェース部3を介してCRTデ
ィスプレイ等の表示装置6,ラインプリンタ等のドット
プリンタからなるプリンタ7,監視対象のプロセス処理
装置等の作動状態を検出するセンサ、計測装置等の外部
機器8と中央処理装置1とが接続されている。
【0013】そして、プリンタ7には、トラクタフィー
ダが取り付けられ、連続用紙がセットされ、複数のアラ
ーム情報を印字することができるようになっている。そ
して、中央処理装置1では、外部機器8からの監視対象
装置の作動状態を検出する検出信号をもとに上位プログ
ラムとしての異常監視処理を実行し、異常検出時には、
例えば、警報音を発生させ、異常発生時刻、異常発生箇
所等の所定の、印字要求データとしてのアラーム情報を
表示装置6に表示する。また、プリンタ7でアラーム情
報を印字するための、印字データ,その印字位置を指定
する位置情報等からなる印字情報を形成し、これを記憶
装置2の予め設定した印字領域に格納し、プリンタ制御
処理に対してアラーム印字要求を行う。ここで、印字領
域はプリンタ7で印字する1ページ分の印字情報を格納
可能に形成され、例えば、1ページ62行とすると、各
行毎に対応する格納領域、すなわち、62行それぞれに
対応する所定の格納領域が形成されている。そして、例
えば、1行目に印字させるアラーム情報の印字情報は、
印字領域に形成された1行目に印字する印字情報格納領
域に、2行目に対応する印字情報は、印字領域に形成さ
れた2行目に印字する印字情報格納領域に格納され、と
いうようになされている。
【0014】そして、異常監視処理では、1行目から順
に、各行に対応する印字情報格納領域に印字させるアラ
ーム情報の印字情報を格納すると共に、印字情報を格納
した領域を表すライトポインタWPを更新し、例えば、
2行目の印字情報格納領域に格納した場合にはライトポ
インタWP=2、3行目の印字情報格納領域に格納した
場合にはライトポインタWP=3として記憶装置2に形
成されたライトポインタ領域に格納する。そして、異常
検出時にはこの異常内容を表すアラーム情報を形成して
ライトポインタWPで指定されている次の行に対応する
印字情報格納領域に格納し、そして、ライトポインタW
PをWP=WP+1により更新し、以後同様にして印字
情報を格納する毎にライトポインタ領域のライトポイン
タWPを更新する。ここで、異常監視処理では、予め設
定した所定行数分の印字情報格納領域に印字情報を格納
した場合には、次の印字情報は“1行目”に対応する印
字情報格納領域に格納し以後、順次印字情報を格納する
ものとする。
【0015】図2はプリンタ制御処理の処理手順を示す
フローチャートであり、このプリンタ制御処理は、異常
監視処理によってアラーム印字要求があったとき起動さ
れる。そして、まず、ステップS1で、記憶装置2の予
め設定した用紙送りフラグ領域に格納されている用紙送
りフラグFを参照し、F=ONであるか否かを判定す
る。F=ONである場合には、前回処理時に用紙送りを
行ったものとしてステップS2に移行する。そして、こ
のステップS2では、記憶装置2の予め設定した用紙戻
しコード領域に格納されている所定の用紙戻しコードC
Rを読み出し、これをプリンタ7に出力する。ここで、
プリンタ7は用紙戻しコードCRを入力すると、予め設
定した所定の紙送り量SLだけ印字用紙としてのプリン
タ用紙を巻き戻すように、紙送りモータを逆回転させ、
プリンタ用紙を紙送り量SLだけ後退させるものとす
る。
【0016】次いで、ステップS3に移行し、記憶装置
2の用紙送りフラグ領域に格納されている用紙送りフラ
グFをF=OFFにリセットし、ステップS4に移行す
る。一方、前記ステップS1で用紙送りフラグF=OF
Fである場合にはそのままステップS4に移行する。こ
のステップS4では、記憶装置2の予め設定したリード
ポインタ領域に格納されているリードポインタRPで設
定されている行の次の行に対応する、記憶装置2の印字
情報格納領域から印字情報を読み出し、例えば、これら
をもとに文字コードと制御信号とを形成しプリンタ7に
出力する。そして、記憶装置2のリードポインタ領域に
格納されているリードポインタRPをRP=RP+1に
より更新する。ここで、リードポインタRPは何行目の
印字情報まで読み出したかを表すものであり、1ページ
の行数分、すなわち、印字情報格納領域の数分までカウ
ントした場合には、リードポインタRP=0に設定する
ものとする。
【0017】次いで、ステップS5に移行し、記憶装置
2のライトポインタ領域及びリードポインタ領域に格納
されているライトポインタWPとリードポインタRPと
を読み出して比較し、WP=RPであるならば、異常監
視処理からのアラーム印字要求はないものとしてステッ
プS6に移行する。そして、ステップS5でWP=RP
でない場合には、異常監視処理からのアラーム印字要求
があるものとしてステップS4に戻り、上記と同様に印
字処理及びリードポインタの更新を行う。
【0018】前記ステップS6では、記憶装置2の用紙
送りフラグ領域に格納されている用紙送りフラグFをF
=ONに設定し、ステップS7に移行して、記憶装置2
の予め設定した用紙送りコード領域に格納している所定
の用紙送りコードCSを読み出してこれをプリンタ7に
送信する。ここで、プリンタ7は、用紙送りコードCS
を入力したとき、予め設定した所定の紙送り量SL分だ
けプリンタ用紙の紙送りを行うように紙送りモータを回
転させるものとする。このとき、紙送り量SLは、例え
ば、図3(c)に示すように印字した文字がトラクタフ
ィーダの内部から外部に出る位置等、紙送りによって印
字直後の印字データを外部から視認可能な位置まで移動
させる紙送り量が設定される。
【0019】ここで、ステップS1〜S3が紙戻し手段
に対応し、ステップS5が検出手段に対応し、ステップ
S6及びS7が紙送り手段に対応している。次に、上記
実施例の動作を説明する。今、例えば、監視対象装置に
何の異常も発生しておらず、プリンタ用紙にはアラーム
情報が何も印字されていない状態であるものとする。こ
の状態から、監視対象装置の異常をセンサ等の外部機器
8によって検出し検出信号を異常としてプロセス監視装
置10に送信したものとする。
【0020】プロセス監視装置10では、入出力インタ
フェース部3、内部バス4を介して中央処理装置1に検
出信号を入力し、この検出信号に基づき異常監視処理に
よってプロセス制御装置の異常を検出すると、異常監視
処理では、警報音等を発生させ、表示装置にその異常発
生時刻、異常発生箇所等の所定のアラーム情報A1を表
示させる。また、記憶装置2のライトポインタ領域のラ
イトポインタWPを参照して、現在設定されている行の
次の行、すなわちこの場合、WP=0が設定されている
ことから“1行目”に対応する印字領域の印字情報格納
領域に、プリンタ7に印字するアラーム情報A1を形成
する印字データ及び印字する位置情報等からなる印字情
報を格納し、ライトポインタWPをWP=1に更新す
る。そして、プリンタ制御処理に対してアラーム印字要
求を行う。
【0021】プリンタ制御処理では、アラーム印字要求
されたことによって起動し、記憶装置2の所定領域に格
納している用紙送りフラグFを参照し、F=ONである
か否かを判定する。この場合、F=OFFであり、用紙
送りが行われていない状態であることから、記憶装置2
のリードポインタ領域のリードポインタRPを参照し、
この場合、リードポインタRPには初期設定値としてR
P=0が設定されていることから、リードポインタRP
で指定する次の行に対応する行、すなわち、“1行目”
に対応する印字情報を印字領域の“1行目”の印字情報
を格納している印字情報格納領域から読み出し、所定の
文字コード及び制御信号を形成してプリンタ7に送信す
る。そして、リードポインタRPのポインタ値を更新
し、RP=1に設定する。
【0022】そして、記憶装置2の所定領域に格納して
いるリードポインタRPとライトポインタWPのポイン
タ値を比較し、このとき、異常監視処理において次の異
常を検出していないものとすると、RP=WP=1で、
これらポインタ値は等しくなる。よってこの時点では印
字すべきアラーム情報はないので、記憶装置2に格納し
ている用紙送りフラグFをF=ONに設定し、記憶装置
2に格納している用紙送りコードCSを読み出してこれ
をプリンタ7に送信する。
【0023】プリンタ7では、中央処理装置1から文字
コード及び制御信号を入力すると、図3(a)に示すよ
うに制御信号に基づいて文字コードに応じた所定の印字
を行う。この状態では図3(b)に示すように、外部か
らは印字したアラーム情報A1は見えないが、用紙送り
コードCSを入力したとき紙送りモータをプリンタ用紙
が所定の紙送り量SL分だけ紙送りされるように回転さ
せることによって、図3(c)に示すように、今印字さ
れたアラーム情報A1が外部から視認可能な位置に移動
するので、オペレータは容易にアラーム情報A1を視認
することができる。
【0024】この状態から、次にプロセス監視装置10
で異常を検出した場合には、前回と同様に、異常監視処
理によってアラーム情報を印字するための印字情報を形
成する。そして、記憶装置2の印字領域の、ライトポイ
ンタ領域に格納されたライトポインタWPで指定された
次の行、この場合、ライトポインタWP=1であること
から、“2行目”に対応する印字情報格納領域に、形成
した印字情報を格納し、ライトポインタWPのポインタ
値をWP=WP+1により更新してWP=2とし、プリ
ンタ制御処理に対してアラーム印字要求を行う。
【0025】これによってプリンタ制御処理が起動さ
れ、まず記憶装置2に格納している用紙送りフラグFを
参照する。この場合、前回処理時に用紙送りを行ったの
でプリンタ用紙は図4(a)の状態となっており、用紙
送りフラグFはF=ONに設定されている。よって、用
紙戻し処理を行う必要があり、記憶装置2に格納してい
る用紙戻しコードCRを読み出してこれをプリンタ7に
送信する。
【0026】プリンタ7では、用紙戻しコードCRを入
力すると、紙送りモータを逆回転させて、所定の紙送り
量SL分だけプリンタ用紙を巻き戻す。よって、プリン
タ用紙は図4(b)に示すように、前回印字したアラー
ム情報A1の次の行から印字を行う位置となる。そし
て、プリンタ制御処理によって印字処理が実行され、リ
ードポインタRPで指定された行の次の行、この場合、
RP=1であることから“2行目”に対応する印字情報
を印字情報格納領域から読み出し、リードポインタRP
をRP=RP+1=2に更新し、印字情報をもとに文字
コード及び制御信号を形成してプリンタ7に送信するこ
とから、プリンタ7では、前回印字したアラーム情報A
1の次の行に今回のアラーム情報A2を印字する。
【0027】そして、この状態から例えば、プロセス監
視装置10において、連続してプロセス処理装置の異常
を検出したものとし、異常監視処理では、アラーム情報
A3を形成する印字情報を“3行目”に対応する印字情
報格納領域に格納した後、アラーム情報A4を形成する
印字情報を“4行目”に対応する印字情報格納領域に格
納し、ライトポインタ領域WPをWP=4に更新し、ア
ラーム印字要求を行う。
【0028】プリンタ制御処理では、上記と同様にし
て、紙送りフラグFを参照し、F=ONであることから
紙戻し処理を行って所定の紙送り量SL分だけプリンタ
用紙を巻き戻す。そして、リードポインタRPを参照
し、この場合RP=2であることから印字領域の“3行
目”に対応する印字情報格納領域の印字情報を読み出し
て所定の処理を行ってプリンタ7に送信する。そして、
リードポインタRPとライトポインタWPとを比較する
とRP=3でありWP=4であることから印字すべきア
ラーム情報があるものとし、リードポインタRP=3で
あることから“4行目”に対応する印字情報格納領域の
印字情報を読み出して所定の処理を行いプリンタ7に送
信する。
【0029】これによって、図5(a)に示すように、
アラーム情報A3及びA4が連続して印字される。そし
て、リードポインタRPとライトポインタWPとが等し
くなったとき、現時点で印字すべきアラーム情報はない
ものとして、用紙送りフラグFをONに更新し、用紙送
りコードCSを記憶装置2から読み出してプリンタ7に
送信する。これによって、プリンタ7では、紙送りモー
タを所定量回転させてプリンタ用紙を紙送り量SL分紙
送りし、よって、図5(b)に示すように、最後に印字
したアラーム情報、この場合A4が外部から視認可能な
位置まで移動する。
【0030】よって、オペレータは印字されたアラーム
情報を容易に視認することができ、従来のように、プリ
ンタの上部から覗きこんだり、また、手動で紙送りをさ
せたり戻したりする必要がない。また、緊急度の高いア
ラーム情報を印字直後に、視認可能な位置まで移動させ
るので、オペレータは容易にアラーム情報の内容を読み
取ることができ、アラーム情報に対する対処をより早く
行うことができる。
【0031】また、複数の異常を検出したときには、連
続して印字した後用紙送りを行うようにしているので、
用紙送りをしているために印字するタイミングが遅れた
りすることはない。また、用紙送りをしている状態で異
常を検出したときには、用紙をもとの位置に戻してから
印字するようになされているので、複数のアラーム情報
の間に空間ができることはなく、また、用紙送りを行っ
た分だけ用紙を戻すようになされているので、前回の印
字データに重なって印字されたりすることなく確実に等
間隔で印字させることができる。
【0032】なお、上記実施例においては、プロセス監
視装置に適用した場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば不規則なタイミングで印字データを印字し、
プリンタ用紙には連続して印字するようになされた装置
に適用することができ、特に、印字データが印字後にオ
ペレータが確認する必要のあるデータであるような装置
に適用すると効果的である。
【0033】また、上記実施例では、中央処理装置1側
で、紙送りを行っている状態であるか否かの管理を行
い、中央処理装置1から用紙送りコード及び用紙戻しコ
ードをプリンタ7に送信する場合について説明したが、
例えば、プリンタ7側でプリンタ用紙が紙送りされてい
る状態であるか否かの管理を行い、プリンタ7側で用紙
送り及び用紙戻しの制御を行うようにすることも可能で
ある。
【0034】また、上記実施例では、アラーム情報をプ
リンタ用紙に連続して印字する場合について説明した
が、例えば、印字要求時に複数行印字を行い、次に印字
要求がきたときには、前回の印字要求時に印字した用紙
を排出した後、印字を行うような場合には、紙戻し処理
を行わず、所定の印字要求データを印字終了後紙送りを
行うようにすることによって、印字直後に容易に印字要
求データを視認することができる。
【0035】また、上記実施例では、図3(c)に示す
ように印字した文字がトラクタフィーダの内部から外部
に出る位置まで紙送りを行う場合について説明したが、
これに限らず、印字した印字要求データをオペレータが
容易に視認可能な位置であれば、任意に設定することが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るプ
リンタ用紙制御方法によれば、所定の印字要求データを
印字終了後に、印字した印字要求データが視認可能な位
置まで印字用紙の紙送りを紙送り手段によって行うこと
により、印字終了後に印字用紙の紙送りが行われて今印
字した印字要求データが視認可能な位置まで移動するの
で、オペレータは容易に印字要求データを読み取ること
ができる。
【0037】また、請求項2に係るプリンタ用紙制御方
法によれば、検出手段で複数回連続して上位プログラム
から印字要求があったことを検出したとき、紙送り手段
では連続する全ての印字要求に対する印字要求データを
印字終了後に印字用紙の紙送りを行うことによって、印
字要求がないときのみ紙送り手段により紙送りを行い、
紙送りを適切に行うことができる。
【0038】また、請求項3に係るプリンタ用紙制御方
法によれば、上位プログラムから印字要求があったとき
紙送り手段によって印字用紙が紙送りが行われている状
態であるときには、紙戻し手段によって紙送り手段で行
った紙送り量と同量の印字用紙を巻き戻すことによっ
て、紙送り手段による紙送りによって空白行が生じるこ
とを回避することができる。
【0039】さらに、請求項4に係るプリンタ制御方法
によれば、印字要求データとしてアラーム情報を印字す
るので、緊急度の高いアラーム情報を印字直後に、紙送
り手段によって印字用紙の紙送りを行うことによって、
アラーム情報の印字内容をオペレータにより早く認識さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプロセス監視装置の一例を示
す構成図である。
【図2】プリンタ制御処理の一例を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図4】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図5】本発明の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 記憶装置 4 内部バス 6 表示装置 7 プリンタ 8 外部機器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位プログラムから印字要求があったと
    きのみプリンタを行送り作動させながら印字要求データ
    を印字するようにしたプリンタ制御方法において、前記
    印字要求データを印字終了後、紙送り手段によって前記
    印字要求データが視認可能な位置まで印字用紙の紙送り
    を行うことを特徴とするプリンタ制御方法。
  2. 【請求項2】 前記紙送り手段は、前記上位プログラム
    から連続して印字要求があるか否かを検出する検出手段
    を有し、該検出手段で連続して印字要求があることを検
    出したとき連続する全ての印字要求に対する複数の印字
    要求データを印字終了後、該複数の印字要求データが視
    認可能な位置まで印字用紙の紙送りを行うことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記上位プログラムから印字要求があっ
    たとき、前記紙送り手段によって印字用紙の紙送りが行
    われている状態である場合には、紙戻し手段によって前
    記紙送り手段で紙送りした量と同量の印字用紙を巻き戻
    すことを特徴とする請求項1又は2記載のプリンタ制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記印字要求データはアラーム情報であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプ
    リンタ制御方法。
JP7128257A 1995-05-26 1995-05-26 プリンタ制御方法 Pending JPH08318663A (ja)

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JP7128257A JPH08318663A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 プリンタ制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09174981A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Nec Niigata Ltd シリアルプリンタの各種機能設定項目変更装置およびそ の方法
JP2013244709A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Seiko Epson Corp プリンターおよびその制御方法
JP2018045250A (ja) * 2017-11-24 2018-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム

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