JPH0778058A

JPH0778058A - プリンタ

Info

Publication number: JPH0778058A
Application number: JP5222720A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Mochizuki; 守望月; Motonori Egawa; 元規江川
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1993-09-08
Filing date: 1993-09-08
Publication date: 1995-03-20

Abstract

(57)【要約】【目的】複数のジョブの印刷データとは別にジョブ情
報を一覧表で出力するプリンタに関し、オペレータの仕
分け作業の負担を軽減するプリンタを提供する。【構成】少なくとも１つの上位装置５から順次送信さ
れる印刷データ及び印刷データ毎の担当者名及び印刷枚
数を含むジョブ情報で構成されたジョブを受信する受信
手段９と、印刷媒体６に印刷する印刷手段７と、メイン
トレイ３及びサブトレイ４と、受信した各ジョブ毎のジ
ョブ情報を順次記憶する記憶手段11と、ジョブ毎の印刷
データを印刷手段７に印刷出力させると共に、すべての
ジョブが終了、或いは所定数のジョブが終了した時点
で、記憶手段11に記憶したジョブ情報を一覧表として印
刷手段７に印刷出力させる出力制御手段10とを備え、ジ
ョブ毎の印刷データが印刷された印刷媒体６をメイント
レイ３に送出し、ジョブ情報の一覧表が印刷された印刷
媒体６をサブトレイ４に送出する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータか
ら送信される印刷データの複数のジョブのジョブ情報の
印刷出力に係り、特に印刷データとは別にジョブ情報を
一覧表として出力するプリンタに関するものである。

【０００２】近来、少なくとも１台のホストコンピュー
タ（以下ホストという）から順次送信される印刷データ
を順次印刷するプリンタ、或いは限られた地域内に敷設
された各種端末装置（パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ、ファクシミリ等の装置）を相互接続して通
信する構内情報通信網(Local Area Network:以下ＬＡＮ
という）の各端末装置に共通してプリンタを使用する方
法がとられている。

【０００３】このようなプリンタでは、単票用紙の印刷
が多量になるので、その中から必要とする印刷結果を探
し出すのは容易ではなく、面倒であり且つ時間が掛か
る。また多数のジョブを出力している時に目的とするジ
ョブが出力済みであるか否かは、トレイを開けて見なけ
ればならない。

【０００４】更にジャム等の障害があるとリカバリとし
て障害が発生したページから再印刷を行うので、同一ペ
ージが２枚あることもあり、すべてのジョブについて確
認が必要となるので、これらを解決する方法が望まれて
いる。

【０００５】

【従来の技術】図９に示すように、プリンタ１は、ホッ
パー２、メイントレイ3a、及びサブトレイ4aを備え、ホ
スト5aと接続されている。

【０００６】プリンタ１は、ホスト5aから送信される複
数ジョブの印刷データを、ホッパー２から順次供給され
る単票用紙(以下用紙という)用紙6aにプリンタ部7aで印
刷し、印刷結果をメイントレイ3aに送出する。メイント
レイ3aにはシャッタ30が設けられ、もし印刷中にシャッ
タ30を開けるとセンサＳが検出して装置が停止する。

【０００７】サブトレイ4aには、一連のジョブの印刷が
終了した時点（或いは所定ジョブ数を印刷した時点毎）
で、ジョブ毎の担当者名、印刷枚数、日付け等のジョブ
情報を印刷して送出する。その他、ごく枚数の少ないジ
ョブの場合に印刷結果を送出したり、或いは印刷不良が
生じた時にパージトレイとして該当用紙6aを送出するこ
ともある。サブトレイ4aは上方が開放されている。

【０００８】従って、通常は印刷の終了後に、シャッタ
30を開けてメイントレイ3aから印刷結果の用紙6aを取り
出し、サブトレイ4aからジョブ毎のジョブ情報が印刷さ
れた用紙6aを取り出す。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、数1000枚もの多量印刷が行われるために、その中か
ら必要とする印刷結果を探し出すのは容易ではなく、面
倒で且つ時間が掛かる。また多数のジョブを出力してい
る時に目的としているジョブが現在出力済みであるか否
かは、トレイを開けてみなければ分からず、トレイのシ
ャッタを開けると印刷が停止しリカバリ処理の操作を必
要とする。

【００１０】更に、印刷中に用紙ジャム等の障害が発生
時にはリカバリとして、障害が発生したページから再印
刷を行うので、印刷結果の中に同一ページが２枚入るこ
とになる。このため、オペレータは印刷結果の中に同一
ページが２枚あるか、すべてのジョブについて確認しな
ければならない。という問題点がある。

【００１１】本発明は、印刷結果の一覧情報をジョブ情
報として出力することにより、オペレータの仕分け作業
の負担を軽減することができるプリンタを提供すること
を目的としている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。図において、３はメイントレイ、４はサブトレ
イ、５は上位装置、６は印刷媒体、７は印刷手段、９は
少なくとも１つの上位装置５から順次送信される印刷デ
ータ及び印刷データ毎の担当者名及び印刷枚数を含むジ
ョブ情報で構成されたジョブを受信する受信手段、11は
受信手段９が受信した各ジョブ毎のジョブ情報を順次記
憶する記憶手段、10はジョブ毎の印刷データを印刷手段
７に印刷出力させると共に、印刷手段７によるすべての
ジョブが終了、或いは所定数のジョブが終了した時点
で、記憶手段11に記憶したジョブ情報を一覧表として印
刷手段７に印刷出力させる出力制御手段である。

【００１３】従って、印刷手段７によりジョブ毎の印刷
データが印刷された印刷媒体６をメイントレイ３に送出
し、印刷手段７によりジョブ情報の一覧表が印刷された
印刷媒体６をサブトレイ４に送出するように構成されて
いる。

【００１４】

【作用】上位装置５から受信手段９が受信した複数のジ
ョブの印刷データ及びジョブ情報から、各ジョブ毎のジ
ョブ情報を順次記憶手段11に記憶し、出力制御手段10の
制御により、ジョブ毎の印刷データが印刷手段７によっ
て印刷出力されると共に、印刷手段７によるすべてのジ
ョブが終了、或いは所定数のジョブが終了した時点で、
記憶手段11に記憶したジョブ情報が一覧表として印刷手
段７によって印刷出力される。

【００１５】従って、多量の印刷媒体６がメイントレイ
３に送出されても、サブトレイ４のジョブ情報の一覧表
により、どのジョブの印刷済みの印刷媒体６がどの辺に
あるかが一目して容易に分かり、オペレータの仕分け作
業の負担を軽減することができる。

【００１６】

【実施例】以下、従来例で説明したプリンタに本発明を
適用した実施例を図２〜図８を参照して説明する。図２
は本発明の実施例を示すブロック図、図３は実施例の構
成図、図４は実施例のジョブの説明図、図５は実施例の
ジョブ情報の一覧表を示す図、図６〜図８は実施例のフ
ローチャートである。全図を通じて同一符号は同一対象
物を示す。

【００１７】図２のホスト5b、用紙6a、プリンタ部7a、
通信部9a、ＲＯＭ10ａ、及びＲＡＭ11ａは、図１の上位
装置５、印刷媒体６、印刷手段７、受信手段９、出力制
御手段10、及び記憶手段11に夫々対応している。

【００１８】図３に示すように、プリンタ1aの複数のメ
イントレイ3₁〜3nに夫々透明な材料で形成されたシャッ
タ30₁〜30n が設けられ、夫々が開かれた時に開かれた
ことを検出するマイクロスイッチで構成されたセンサS₁
〜Snが取り付けられている。

【００１９】図２に示すプリンタ1aにおいて、８はＣＰ
Ｕ、9aは通信部、10ａはＲＯＭ、11ａはＲＡＭ、12はセ
ンサアンプ、13は用紙搬送機構、14は操作パネルを示
す。またホスト5bには、表示装置15が接続されている。

【００２０】ＣＰＵ８は、ＲＯＭ10ａに格納された制御
プログラムに基づいて各部を制御する。ＲＯＭ10ａは、
印刷データ処理部101 及び用紙搬送処理部102 を含む印
刷制御プログラム100 他に、ジョブ情報認識部104 、ジ
ョブ情報付加部105 、障害監視部106 、トレイシャッタ
監視部107 、ジョブ情報処理部108 及びジョブ情報出力
認識部109 から成るジョブ情報制御プログラム103 を備
えている。

【００２１】印刷データ処理部101 は、用紙搬送機構13
及びプリンタ部7aを制御してホッパー２から用紙6aを繰
り出してプリンタ部7aにホスト5bから送信される複数の
ジョブJ₁,J₂,─（図４参照）の印刷データを印刷させ
る。各ジョブJ₁,J₂,─の印刷終了毎にカウンタ113 にカ
ウント信号を送る。また障害監視部106 から障害発生通
知を受けた時は、直ちに印刷動作を停止する。

【００２２】図４(a) に示すように、ホスト5bから送信
される複数のジョブJ₁,J₂,─の各ジョブは、(b) に示す
ように、ジョブ開始を示すデータ、印刷データ、及びジ
ョブ終了を示すデータで構成されている。そしてジョブ
J₁,J₂,─の各々に、従来例で説明したジョブ情報（担当
者名、印刷枚数、日付け等）が付加されている。

【００２３】用紙搬送処理部102 は、用紙搬送機構13を
制御して、ホッパー２から用紙6aを繰り出すと共に、プ
リンタ部7aによってジョブ毎の印刷データが印刷された
用紙6aを、ＲＡＭ11ａのトレイ情報ファイル112 を参照
して、ジョブ毎にメイントレイ3₁〜3nのいずれかに送出
させ、また印刷された後述するジョブ情報の一覧表をサ
ブトレイ4aに送出させる。

【００２４】ジョブ情報認識部104 は、ホスト5bから受
信した各ジョブの印刷データに関わるジョブ情報を認識
して、ＲＡＭ11ａのジョブ情報ファイル110 へ送る。ジ
ョブ情報付加部105 は、障害監視部106 によって検出さ
れた障害の情報、及びトレイシャッタ監視部107 によっ
て検出されたメイントレイ3₁〜3nのいずれかがオープン
された情報を、ジョブ情報ファイル110 の該当ジョブの
ジョブ情報に付加する。

【００２５】障害監視部106 は、用紙ジャム等の障害の
発生を監視し、障害が発生した時は印刷データ処理部10
1 及びジョブ情報付加部105 に通知する。トレイシャッ
タ監視部107 は、センサS₁〜Snの検出信号の有無によ
り、メイントレイ3₁〜3nのいずれかが開かれたか否かを
監視し、メイントレイ3₁〜3nのいずれが開かれた時に、
検出信号を印刷データ処理部101 、ジョブ情報付加部10
5 及びジョブ情報処理部108 へ送る。

【００２６】ジョブ情報処理部108 は、ジョブの印刷が
行われて、後述する制御データ設定部111 に設定された
出力条件、ここではジョブ数Ｎ、ジョブの印刷終了後Ｔ
時間後の何れか１つに該当する時点に達した時に、ジョ
ブ情報ファイル110 に格納したジョブ情報を一覧表とし
て印刷出力する。図５に印刷出力した一覧表の例を示し
ている。

【００２７】またトレイシャッタ監視部107 からメイン
トレイ3₁〜3nのいずれかが開かれた検出信号が送られた
時に、ジョブ情報ファイル110 に格納されているジョブ
情報から、既に該当するメイントレイに送出された印刷
済みのジョブ及び印刷中のジョブのジョブ情報を一覧表
として印刷出力する。更に印刷データの印刷が開始され
ると、引続き印刷中及び印刷済みのジョブのジョブ情報
を通信部9aよりホスト5bへ送信する。

【００２８】ジョブ情報制御データ認識部 (以下制御デ
ータ認識部という)109は、操作パネル14のジョブ情報の
出力条件を設定する設定モード釦140 が押下された時に
起動し、入力釦141 から入力された設定条件のデータを
認識して、ジョブ情報の制御データとしてＲＡＭ11ａの
ジョブ情報制御データ設定部 (以下制御データ設定部と
いう)111に格納する。

【００２９】ＲＡＭ11ａは、ジョブ情報ファイル110 、
制御データ設定部111 、トレイ情報ファイル112 及びカ
ウンタ113 を備えている。ジョブ情報ファイル110 は、
ジョブ毎のジョブ情報の格納領域を複数備え、各格納領
域にジョブコードに対応して、ジョブ情報認識部104 が
認識したジョブ情報、ジョブ情報付加部105 によって付
加されたジャム等の障害の情報（例えばジャムが複数回
発生した時は回数）、印刷した用紙6aを送出したメイン
トレイがメイントレイ3₁〜3nのどれかの情報、及びメイ
ントレイ3₁〜3nのいずれかがオープンされた情報を格納
する。ここでメイントレイをキーとしてジョブコード及
びジョブ情報を検索することもできるようになってい
る。印刷出力されたジョブ情報はクリアされる。

【００３０】制御データ設定部111 は、制御データ認識
部109 の制御により、ジョブ情報をどの時点で印刷出力
するかのジョブ情報制御データとして、予め操作パネル
14から入力されて設定されたジョブ数Ｎが設定される。
（即ち、ジョブ数Ｎが印刷がされる毎に印刷出力す
る。）また固定的に連続して受信した複数のジョブのす
べての印刷終了後の所定時間TIが設定されている。（即
ち、印刷終了後、所定時間TI、例えば１分間経過しても
次のジョブコマンドが来ない時に印刷出力する。）通信
部9aは、ホスト5bからのジョブコマンド、印刷データ及
びジョブ情報を受信すると共に、印刷済み及び印刷中の
ジョブのジョブ情報をホスト5bへ送信する。

【００３１】トレイ情報ファイル112 は、各ジョブJ₁,J
₂,─の印刷結果の用紙6aを複数のメイントレイ3₁〜3nの
どのメイントレイに送出したかを示すファイルで、次の
印刷結果の用紙6aをどこに送出すべきかを知るためのも
のである。即ち、図示していないが記憶領域L₁〜Lnを有
し、例えば最初のジョブJ₁の印刷結果をメイントレイ3₁
に送出し、その対応する記憶領域L₁に該当ジョブコード
が記憶され、次のジョブJ₂の印刷結果はメイントレイ3₂
に送出することになる。 (メイントレイ3₁にはジョブJ
_1,Jn+_1,J₂n+_1,─が送出され、他のメイントレイ3_2,
─もこれに準じて送出される。)このように、メイント
レイ3₁〜3nに夫々に対応する記憶領域L₁〜Lnに該当ジョ
ブコードを順次記憶し、もし記憶領域L₁〜Lnにすべて記
憶されて、次の記憶が必要になると、すべての記憶をク
リアし、再びメイントレイ3₁に送出して記憶領域L₁から
順に記憶される。

【００３２】カウンタ113 は、ジョブの印刷データが印
刷されてメイントレイ3₁〜3nのいずれかに送出される毎
にカウントし、制御データファイル111 に格納されたジ
ョブ数Ｎに達した時に、カウントアウト信号をジョブ情
報処理部108 へ送る。

【００３３】用紙搬送機構13は、用紙搬送処理部102 の
制御により、ホッパー２から用紙6aを繰り出し、プリン
タ部7aで印刷データが印刷された用紙6aをメイントレイ
3₁〜3nに順次送出し、印刷されたジョブ情報一覧表をサ
ブトレイ4aに送出する。

【００３４】操作パネル14は、ジョブ情報の制御デー
タ、即ち、出力方法の設定モードを指示する設定モード
釦140 及びジョブ数Ｎ毎に出力する等の条件を入力する
制御データ入力釦141 、入力した制御データを表示する
図示していない液晶表示部及び印刷中の障害で停止した
時の復旧で印刷を再開する場合に押下するスタート釦等
を備えている。

【００３５】また図示していないが、プリンタ1aには、
時計機能を備えている。ホスト5bは、プリンタ1aから送
信されるジョブ情報を受信して、表示装置15へ送ってデ
ィスプレイに表示するように構成されている。

【００３６】このような構成及び機能を有するので、次
にホスト5bから複数の印刷ジョブが送信された場合の作
用を図６〜図８のフローチャートにより説明する。１）正常に複数の印刷ジョブが遂行された時（図６）予め、操作パネル14の設定モード釦140 及び制御デー
タ入力釦141 を押下し、ジョブ情報の制御データとし
て、ジョブ数Ｎ毎、及びすべてのジョブ終了後時間Ｔ
(例えば５分) 経過後に出力する条件を入力すると表示
部に表示され、図示していない確認釦の押下で制御デー
タ設定部111 に入力データが格納される。（なお、これ
らの制御データは装置に固定の条件として夫々或る値が
設定されていて、異なる制御データで制御したい場合に
変更入力する方法としてもよい。）次いでホスト5bからのジョブJ₁を通信部9aが受信する
と、ジョブJ₁の印刷データのジョブ情報をジョブ情報認
識部104 で認識して、ジョブ情報ファイル110に格納す
る。

【００３７】印刷データ処理部101 の制御でジョブ開
始を示すデータを認識して印刷データをプリンタ部7aに
おいてホッパー２から繰り出された用紙6aに印刷し、ト
レイ情報ファイル112 を参照して、何処にも記憶がなけ
れば、印刷された用紙6aをメイントレイ3₁に送出し (次
のジョブJ₂はメイントレイ3₂に送出する) 、ジョブJ₁の
印刷データを印刷してジョブ終了を示すデータを認識す
るとメイントレイ3₁に送出した旨をトレイ情報ファイル
112 に格納する。するとカウンタ113 がジョブJ₁の終了
をカウントする。

【００３８】上記で印刷が開始されると、ジョブ情
報処理部108 はジョブのジョブ情報を通信部9aよりホス
ト5bへ送信する。ジョブ情報を受信したホスト5bは、ジョブ情報を表示
装置15へ送り、ディスプレイに表示する。従ってホスト
5b側のオペレータはジョブの進行状況及びジョブ情報を
知ることができる。

【００３９】上記〜を複数のジョブJ₂, ─に対して
繰り返す。この時、印刷結果を送出するメイントレイは
順次メイントレイ3₂, ─となる。複数のジョブJ₁,J₂,─の印刷データの印刷が進行し
て、カウンタ113 が印刷して送出したジョブ数Ｎをカウ
ントした時は、ジョブ情報処理部108 はジョブ情報ファ
イル110 からそれまでにジョブ情報ファイル110 に格納
したジョブ情報を読み出して、ホッパー２から繰り出し
た用紙6aにプリンタ部7aによって一覧表に印刷して、サ
ブトレイ4aに送出する。そしてジョブ情報ファイル110
の印刷出力したジョブ情報をクリアする。またカウンタ
113 のカウントをクリアし、次のジョブから再びカウン
トを開始する。

【００４０】また全てのジョブJ₁,J₂,─の印刷が終了
して、１分間経過しても後続のジョブコマンドがこない
時は、全て (既にで印刷出力されている時は、それ以
後)のジョブ情報を読み出して、一覧表に印刷してサブ
トレイ4aに送出する。そしてカウンタ113 のカウントを
クリアする。

【００４１】２）用紙ジャム等の障害が発生した時（図
７）上記１）のジョブJ₁,J₂,─の印刷出力中に、障害、例
えば用紙ジャムが発生すると、障害監視部106 が検出し
て印刷データ処理部101 及びジョブ情報付加部105 に通
知する。

【００４２】すると装置の印刷動作が停止し、操作パ
ネル14の図示していない警報ランプが点灯して (或いは
ブザーの鳴動等により) オペレータに報知すると共に、
ジョブ情報ファイル110 の該当ジョブのジョブ情報にジ
ャム障害の情報を付加する。従って、上記１）で印刷及
び表示するジョブ情報中に付加して出力される。

【００４３】オペレータがジャム用紙6aを除去してス
タート釦を押下すると、警報ランプが消灯し、印刷途中
で停止していたページの最初から印刷が再開される。従
って、該当ページが２枚存在することもあるが、ジョブ
情報中にジャム障害の情報が付加されているので、判別
することができる。

【００４４】３）メイントレイのシャッタがオープンさ
れた時（図８）上記１）のジョブJ₁,J₂,─の印刷出力中に、オペレー
タがその時点で印刷中のジョブの印刷済み用紙6aの送出
対象でないメイントレイ3₁〜3nのシャッタ30₁〜30n の
いずれかをオープンすると、センサS₁〜Snのいずれかが
オープンを検出してジョブ情報処理部108 に通知する。
印刷は継続して行われる。

【００４５】するとジョブ情報処理部108 は、トレイ
情報ファイル112 からから該当するメイントレイに送出
されているジョブを読み出し、更にジョブ情報ファイル
110の該当するジョブ及びジョブ情報を読み出して、一
覧表に印刷してサブトレイ4aに送出する。この一覧表に
印刷されたジョブ情報はクリアされる。従って上記１）
で印刷及び表示されるジョブ情報から削除される。

【００４６】オペレータが該当するメイントレイの印
刷結果及びサブトレイ4aの一覧表を取り出して、メイン
トレイのシャッタを閉めるとセンサの検出が解除する。上記で、もし、印刷中ジョブの印刷済み用紙6aの送
出対象のメイントレイのシャッタをオープンした時は、
印刷データ処理部101 、ジョブ情報付加部105及びジョ
ブ情報処理部108 に通知する。

【００４７】すると装置の印刷動作が停止し、警報ラ
ンプが点灯する。次にジョブ情報付加部105 はどのメイ
ントレイがオープンされたかをジョブ情報ファイル110
の該当するジョブのジョブ情報に付加する。そして上記
１）と同様にジョブ情報処理部108 の制御で該当する
メイントレイに送出されているジョブ及びジョブ情報を
読み出して一覧表に印刷してサブトレイ4aに送出する。

【００４８】オペレータがメイントレイの印刷結果及
びサブトレイ4aの一覧表を取り出して、メイントレイの
シャッタを閉めるとセンサの検出が解除し、印刷が再開
される。シャッタオープン時に印刷データの印刷がペー
ジの途中で停止した時は、該当ページの最初から印刷が
再開される。

【００４９】このようにして、複数のジョブのジョブ情
報を一覧表として印字出力することができるので、多量
の印刷結果の中から必要なものの位置が直ぐ分かり、仕
分けが容易になる。また印刷中のジャム障害等でページ
の途中で印刷が停止して、再開した時に同じページが２
枚ある場合にもジョブ情報から位置が分かるので、オペ
レータの後処理の手間が省け負担を軽減することができ
る。

【００５０】またホスト5bに接続した表示装置15に印刷
済み及び印刷中のジョブ及びジョブ情報が表示されるの
で、ホスト5b側のオペレータが容易にジョブの進行状況
を把握することができる。

【００５１】更に透明なシャッタ30₁〜30n によってメ
イントレイ3₁〜3nに送出された印刷済み用紙6aの溜り具
合が目視で分かり、しかもメイントレイ3₁〜3nを開けて
再び閉めると印刷が再開されるので、従来方法のよう
に、開けて見なければ進行状況が分からず、開けると印
刷が停止して、リカバリ処理をしないと再開不能になる
といった不都合がなくなり、シャッタ30₁〜30n を開い
て印刷結果をメイントレイから随時取り出しすることが
でき、しかもそのジョブのジョブ情報を印刷出力するこ
とができる。

【００５２】上記例におけるジョブ情報の他に、ホスト
5bから送られる印刷データに他のジョブ情報が含まれて
いても良く、また操作パネル14からの設定データをジョ
ブ情報として付加する方法としても良い。例えば電話番
号等を付加して、印刷終了次第連絡して貰うことによ
り、一層作業の効率化を図ることができる。

【００５３】上記例では、ジョブ情報の出力方法とし
て、ジョブ数Ｎを設定した場合を説明したが、所定時間
間隔を設定して、連続して多数のジョブの印刷が継続し
た時に所定時間間隔、例えば１時間毎に印字出力する方
法としても良い。

【００５４】また上記例では、１つのホスト5bから複数
の印刷ジョブがコマンドされる場合を説明したが、複数
のホスト5bから複数の印刷ジョブがコマンドされる場
合、或いはＬＡＮにおいてプリンタが複数の端末装置に
共通に使用されて複数の印刷ジョブがコマンドされる場
合にも適用することができ、同様の効果が得られる。

【００５５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項１では、印刷結果がメイントレイに送出され、ジョ
ブ情報が一覧表として印刷出力されてサブトレイに送出
されるので、多量の印刷媒体がメイントレイに送出され
ても、サブトレイのジョブ情報の一覧表により、どのジ
ョブの印刷済みの印刷媒体がどの辺にあるかが一目して
容易に分かり、オペレータの仕分け作業の負担を軽減す
ることができる。

【００５６】請求項２では、複数のメイントレイに印刷
されたジョブ毎の印刷媒体を順次送出し、送出されたメ
イントレイを示す情報をジョブ情報に付加することによ
り、メイントレイ毎の印刷媒体の状態が明確になり、一
層オペレータの仕分け作業が容易になり、負担を軽減す
ることができる。

【００５７】請求項３では、ジョブの遂行中に発生した
障害情報をジョブ情報に付加することにより、印刷中の
ジャム等の障害でページの途中で印刷が停止して、再開
した時に同じページが２枚ある場合にもジョブ情報から
位置が分かるので、オペレータの後処理の手間が省け負
担を軽減することができる。

【００５８】請求項４では、メイントレイのシャッタを
開けると、ジョブ情報を一覧表として印刷出力されるの
で、随時、印刷された印刷媒体の取り出しが可能とな
り、業務の効率化が図れる。

【００５９】請求項５では、印刷出力されたジョブ及び
印刷出力中のジョブのジョブ情報を上位装置へ送信する
ことにより、上位装置側においていつでもジョブの進行
状態及びジョブ情報を知ることができる。という効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理ブロック図

【図２】本発明の実施例を示すブロック図

【図３】実施例の構成図

【図４】実施例のジョブの説明図

【図５】実施例のジョブ情報の一覧表を示す図

【図６】実施例のフローチャート（その１）

【図７】実施例のフローチャート（その２）

【図８】実施例のフローチャート（その３）

【図９】従来例のプリンタの構成図

【符号の説明】

１,1a はプリンタ、３,3a,3₁〜3nはメイントレ
イ、４,4a はサブトレイ、５は上位装置、
5a,5b はホスト、７は印刷手段、９は受信
手段、 9aは通信部、10は出力制御手段、
10ａはＲＯＭ、 11は記憶手段、11ａはＲＡ
Ｍ、 30₁〜30n はシャッタ、105 はジョブ情
報付加部、108 はジョブ情報処理部、110 はジョブ情報
ファイル、 S₁〜Snはセンサ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも１つの上位装置(5) から順次
送信される印刷データ及び該印刷データ毎の担当者名及
び印刷枚数を含むジョブ情報で構成されたジョブを受信
する受信手段(9) と、印刷媒体(6) に印刷する印刷手段(7) と、該印刷手段(7) によって印刷された印刷媒体(6) が送出
されるメイントレイ(3) 及びサブトレイ(4) と、該受信手段(9) が受信した該各ジョブ毎のジョブ情報を
順次記憶する記憶手段(11)と、該ジョブ毎の印刷データを該印刷手段(7) に印刷出力さ
せると共に、該印刷手段(7) によるすべてのジョブが終
了、或いは所定数のジョブが終了した時点で、該記憶手
段(11)に記憶したジョブ情報を一覧表として該印刷手段
(7) に印刷出力させる出力制御手段(10)とを備え、該印刷手段(7) により該ジョブ毎の印刷データが印刷さ
れた印刷媒体(6) を該メイントレイ(3) に送出し、該印
刷手段(7) によりジョブ情報の一覧表が印刷された印刷
媒体(6) をサブトレイ(4) に送出することを特徴とする
プリンタ。
【請求項２】前記メイントレイ(3) を複数備え、前記印刷手段(7) により印刷されたジョブ毎の印刷媒体
(6) を該複数のメイントレイ(3) に順次送出し、該送出されたメイントレイ(3) を示す情報を前記ジョブ
情報に付加する第１の付加手段を備えたことを特徴とす
る請求項１のプリンタ。
【請求項３】ジョブの遂行中に発生した障害情報を前
記ジョブ情報に付加する第２の付加手段を備えたことを
特徴とする請求項１或いは請求項２のプリンタ。
【請求項４】前記メイントレイ(3) にシャッタと、該シャッタが開けられたことを検出する検出手段とを備
え、該検出手段によって該シャッタが開けられたことが検出
された時に、前記出力制御手段(10)は、前記ジョブ情報
を一覧表として印刷出力させることを特徴とする請求項
１或いは請求項２のプリンタ。
【請求項５】前記印刷手段(7) により印刷出力された
ジョブ及び印刷出力中のジョブのジョブ情報を前記上位
装置(5) へ送信する送信手段を備えたことを特徴とする
請求項１、請求項２、請求項３或いは請求項４のプリン
タ。