JP2781302B2 - 印刷システムの制御方式 - Google Patents

印刷システムの制御方式

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JP2781302B2
JP2781302B2 JP4005496A JP549692A JP2781302B2 JP 2781302 B2 JP2781302 B2 JP 2781302B2 JP 4005496 A JP4005496 A JP 4005496A JP 549692 A JP549692 A JP 549692A JP 2781302 B2 JP2781302 B2 JP 2781302B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折畳み用紙等の連続用
紙に印刷を行った後に、後処理として裁断して収容する
印刷処理システムの制御方式に関する。計算機システム
で処理された大量のデータを印刷記録する印刷システム
にあっては、用紙供給装置、レーザプリンタ機構等を備
えた印刷装置、及び用紙後処理装置でシステムを構成
し、折畳み用紙等の連続用紙を供給しながら印刷処理を
行い、印刷済みの用紙は裁断した後に区分けして収納す
るようにしている。
【0002】このような印刷システムにあっては、エラ
ー発生時には、排出スイッチを操作することで、印字位
置からコンベアスタッカ位置までの用紙を空送りする用
紙排出を行っている。一方、印刷動作中に用紙の継目或
いはつなぎ合せを検出した場合には、その前後の3ペー
ジを空白とする空白送りを行っている。しかし、空白送
りの間に次の継目或いはつなぎ合せを連続して検出した
場合には通常エラーとして装置を停止する。このとき装
置を復旧させるために排出スイッチを押すことで排出動
作を行わせている。しかし、継目或いはつなぎ合せの連
続検出によるエラーで排出動作を行わせると、必要以上
に用紙が空送りされ、用紙が無駄になり、この点の改善
が望まれる。
【0003】また簡易的な印刷システムにあっては、印
刷装置にカッタ装置を組合わせることで、印刷が済んだ
連続用紙をジョブ単位に裁断して区分け可能にトレイに
収納するようにしている。このような印刷システムにあ
っては、ジョブ単位に上位装置から印刷装置に用紙のカ
ット位置を指示し、指示されたカット位置がカッタ装置
の裁断位置に達した時にカット動作が行なわれる。
【0004】しかし、印刷中に用紙詰り等のエラーが起
きると、通常、再印刷を行うことになるが、そのまま印
刷済みの用紙を収納したのでは、エラー発生により使え
ない部分と再印刷の部分とが区別できず、この点の改善
が望まれる。また上位装置から指示されたカット位置が
裁断位置に到達する前にエラーが発生した場合、そのま
まカット動作を行なうと、カット後の印刷部分の先頭に
エラー発生による不要部分が残ってしまうという不具合
があり、この点の改善も望まれる。
【0005】
【従来の技術】図17は従来のホストコンピュータのデ
ータ出力記録に使用される印刷システムを示した説明図
である。図17において、80は長尺折畳み連続印刷用
紙であり、例えば標準B4版の連続用紙3組を用紙テー
プで繋いだ約10000mのものを使用する。長尺折り
畳み連続印刷用紙80は用紙供給装置30により印刷装
置20に送られ、例えば転写部28と感光ドラム29を
備えたレーザプリンタ機構によりページ単位に印字動作
(転写動作)を受け、中間スリッタ60と裁断装置70
から成る用紙後処理装置40に送って裁断し、ページ単
位の帳票にして収容するようにしている。
【0006】ここで、長尺折畳み連続印刷用紙80には
複数箇所に用紙継目がある。この継目は用紙供給装置3
0に設けた継目検出器31により検出され、印刷装置2
0内の転写位置の手前の所定位置、例えば3ページ手前
に達するまで検出した継目位置を追跡し、3ページ手前
位置に達した時に継目の前後数ページ、例えば前後3ペ
ージの合計6ページを空白とするスキップ要求を行う。
【0007】印刷装置20の制御部はスキップ要求を受
けると印刷を中断し、要求が解除されるまで空白ページ
出力を続ける。一方、用紙終了となった後、長尺折り畳
み連続用紙同志をつなぎ合わせたこと(一般にいうスプ
ライス)を検出した時も、用紙の継目検出と同様な空白
ページ出力制御を行う。
【0008】更に、印刷装置20には排出スイッチが設
けられており、排出スイッチを操作者が押下した場合に
は、転写部28から用紙後処理装置40までの用紙枚数
だけ用紙を空送りする搬出動作が行われる。図19は従
来の簡易的な印刷システムを示したもので、印刷装置2
0とカッタ装置で構成される。
【0009】印刷装置20には連続用紙81が収納され
ており、レーザプリンタ機構の感光ドラム29で決まる
転写位置でページ単位に印字された後、カッタ装置50
のカッタ機構51を通ってターンテーブル機構52上の
トレイ53に収納される。カッタ装置50による通常の
カット動作は、ジョブの最終ページの印刷コマントに伴
ってホストコンピュータから印刷装置20に対しカット
指令(ペーパカットコマンド)が出されて連続用紙81
のカット位置が指示され、連続用紙81のカット指令位
置がカッタ機構51のカット位置に到達した時、カッタ
装置50に対しカット動作を指令し、カット動作を行わ
せる。カットされた用紙はトレイ53上に落ちると、ト
レイ53が下向きに開き用紙はターンテーブル52上に
落ちる。ターンテーブル52は用紙を受ける毎に約90
度ずつ往復回転し、用紙の向きを交互に約90度変えて
積み重ね、ジョブ単位に仕分ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
に示した印刷システムにあっては、エラー発生時の用紙
排出処理について次のような問題があった。いま、図1
8に示すように、継目検出器31で継目A(又はつなぎ
合せ)を検出した後、空白ページ出力を開始するまでに
次の継目B(又はつなぎ合わせ)を検出した場合、2回
目の継目Bの検出時点でエラーと判定して印刷動作を停
止を指令し、操作者に排出スイッチを押下するよう指示
する。
【0011】ここで継目検出器31から感光ドラム29
を設けた転写位置までの用紙枚数がM枚、例えばM=1
0枚であり、転写位置から裁断装置までの用紙枚数がN
枚数、例えばN=30枚であったする。この時の排出ス
イッチの操作に基づく用紙排出によりN=30枚の空送
りが行われ、継目A及びBともに転写位置を過ぎ、且つ
スキップ命令に基づく空白ページ分を超える転写位置へ
の送り状態が得られる。しかし、継目検出位置の前後3
ページを空白にするという本来の処理からいうと、2回
目に検出した継目Bが転写位置の後方に3ページの位置
に送られればよいにも関らず、排出処理により転写位置
から20ページ分後方の位置まで継目Bが送られてしま
い、用紙が無駄に送られてしまう問題があった。
【0012】更に、印刷装置を停止して排出スイッチを
操作してN=30枚分の用紙排出を行った際に、継目が
転写位置の前後3ページ内で用紙排出が停止する場合が
あり、用紙排出時には継目検出に基づく処理は行ってい
ないため、そのまま印刷動作を開始すると、継目の前後
に3ページ内に印刷が行われ、規定の空白ページが確保
できないという問題もあった。
【0013】一方、図19に示した従来の簡易式の印刷
システムにあっては、用紙のカット処理について次のよ
うな問題があった。いま上位装置よりカット指令を受信
した後、図20(a)に示すように、カット指令位置A
がカット位置Bに到達する前に、用紙詰まり等の装置異
常が発生したとする。この場合、当然印刷されたページ
は使用出来ないため再印刷の必要があり、カット指令位
置Aからトレイ53までのページ数を再印刷する必要が
ある。
【0014】しかし、図20(b)に示すように、再印
刷により異常発生前に指示されたカット指令位置Aがカ
ット位置Bに到達すると、カット動作が行なわれれてし
まい、カット後の用紙は先頭部分にエラーにより不要と
なった用紙部分をもち、不要部分の後に再印刷された用
紙部分が続くこととなり、廃棄すべき用紙と再印刷され
た正常な用紙との区別がつかないという問題があった。
【0015】更に、印刷動作中に用紙つまり等の装置エ
ラーが起きた場合にも、エラーの復旧後に再印刷を行う
ことになるが、ジョブ最終ページとならなければカット
指令が出されないため、廃棄されるページと再印刷され
たページとの区別がつかないという問題があった。本発
明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、排出スイッチ操作時の用紙排出動作が適切にできる
ようにした印刷システムの制御方式を提供することを目
的とする。
【0016】また本発明は、印刷装置とカッタ装置で構
成された簡易システムにおいて、装置異常が発生した場
合に適切な用紙カットができるようにした印刷システム
の制御方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、図1(a)に示すように、上
位装置10と接続される制御部21、制御部21の指令
で印字プロセスを含む印字機構23を制御する機構制御
部22を備えた印刷装置20と、印刷装置20に長尺折
り畳み連続用紙を供給する用紙供給機構32、長尺折り
畳み連続用紙の用紙継目を検出する継目検出器31、長
尺折り畳み連続用紙同志をつなぎ合わせる機構32を備
えた用紙供給装置30と、印刷装置20による印刷後の
用紙の丁合い、裁断、及び区分けを自動的に行う用紙後
処理装置40とから成る印刷システムを対象とする。
【0018】このような印刷システムの制御装置として
本発明にあっては、印刷中に継目検出器31の検出出力
が得られた時に検出された用紙の継目又はつなぎ合せを
追跡し、継目又はつなぎ合せが印字位置を中心とした所
定頁数前又は後の範囲を空白ページとするように印字動
作を停止して用紙を送る空白ページ処理手段24と、空
白ページ処理手段24による空白ページの出力処理の開
始前に前記継目検出器31の検出出力が再度得られた場
合に、エラー通知を行って排出スイッチ27の操作を促
す異常処理手段25と、異常処理手段25によるエラー
通知状態で排出スイッチ27の操作を検出した際に、排
出スイッチ操作時の予め設定した排出枚数Nを少なくと
も前記継目検出器31から印字位置までのより少ない用
紙枚数Mに切替えて用紙排出させる用紙排出制御手段2
6とを設けたことを特徴とする。
【0019】ここで用紙排出制御手段26は、排出用紙
枚数を継目検出器31から印字位置までの用紙枚数Mに
空白ページ数そのまま加えた枚数に切替えることを特徴
とする。また、排出スイッチ27の操作に基づく所定枚
数Nの用紙排出の動作中に継目検出器31の検出出力が
得られた場合には、検出継目位置を追跡して所定枚数N
の用紙排出動作終了時に印刷位置に必要空白ページが達
した時に空白ページ処理手段24に所定数の空白ページ
の送り処理を指示し、排出処理を継続することを特徴と
する。
【0020】また本発明は、図1(b)に示すように、
上位装置10と接続される制御部21、制御部21の指
令で印字プロセスを含む印字機構23を制御する機構制
御部22を備えた印刷装置20と、印刷装置20による
印刷後の用紙を裁断するカッタ機構51、カッタ機構5
1により裁断された用紙のトレイへの収納が終了する毎
に該トレイの向きを90度切替え回転するターンテーブ
ル機構52を備えたカッタ装置50とから成る簡易式の
印刷システムを対象とする。
【0021】このような簡易式の印刷システムの制御方
式として本発明にあっては、印刷装置20の制御部21
として、装置異常が起きた場合に印刷動作を停止した後
の再印刷開始位置をカット位置としてカッタ装置50に
指示することを特徴とする。また印刷装置20の制御部
21は、上位装置10から指示されたカット位置が印刷
位置から前記カッタ装置50の裁断位置までの間に存在
する時に装置異常が起きた場合には、カット位置の指示
を無効とすることを特徴とする。
【0022】更に印刷装置20の制御部21は、カッタ
装置50に対するカット制御命令として、カッタ機構5
1の動作とターンテーブル機構52の動作を指示する第
1制御命令と、カッタ機構51のみの動作を指示する第
2制御命令を備える。
【0023】
【作用】このような構成を備えた本発明による印刷シス
テムの制御方式によれば次の作用が得られる。まず図1
(a)の印刷システムにあっては、空白ページ送りの間
に次の継目(又はつなぎ合せ)を連続して検出したエラ
ー停止時に、排出スイッチを操作すると排出枚数が通常
時のN=30枚(転写位置から後処理装置までの枚数)
からより少ない枚数、例えば継目検出器から転写位置ま
での枚数M、例えばM=10枚に継目前後の空白ページ
枚数の半分を加えた枚数に切り替えられ、排出スイッチ
の操作で空白ページ送りと同じ用紙の送り状態が得ら
れ、用紙の無駄な排出が防止できる。
【0024】また排出動作中にも継目検出器で検出した
継目位置を追跡し、予め定めた印者位置の手前、例えば
3ページ手前に継目が到達した時に排出処理から空白ペ
ージ送りに制御を切り替え、排出処理によって転写位置
の前後の空白ページの範囲に継目位置が停止しないよう
にできる。また図1(b)に示した簡易的な印刷システ
ムにあっては、印刷中に用紙詰り等のエラーが起きて再
印刷を行うと、再印刷開始位置がカット指示位置として
セットされ、エラー発生により使えない部分と再印刷の
部分とを用紙カットで区別できる。
【0025】また上位装置から指示されたカット指令位
置がカット位置に到達する前にエラーが発生した場合、
カット指示位置を無効とすることで必要のないカット動
作を防止できる。
【0026】
【実施例】図2は本発明の印刷システムの構成を示した
システム外観図であり、図3に内部機構を示す。まず図
2において、20は印刷装置としてのレーザプリンタ、
30は用紙供給装置、60は中間スリッタ装置、70は
裁断装置であり、中間スリッタ装置60と裁断装置70
で用紙後処理装置40を構成している。
【0027】更に詳細に説明すると、用紙供給装置30
に対しては用紙ホッパ82が設けられ、用紙ホッパ82
には例えばB4判の標準連続用紙を3組継目テープによ
ってつないだ長さ約10000m程度の長尺折畳み連続
印刷用紙80をスタックしている。尚、以下の説明で長
尺折畳み連続印刷用紙80は単に連続用紙として説明す
る。
【0028】用紙供給装置30の連続用紙の導入側には
継目検出器31が設けられており、連続用紙80の継目
あるいは3組の連続用紙のつなぎ合せを検出する。用紙
供給装置30は用紙ホッパ82にスタックした連続用紙
80をレーザプリンタ20に供給する。レーザプリンタ
は周知のように内蔵した感光ドラム29を用いて電子写
真法により印刷を行う。
【0029】レーザプリンタ20で印刷が済んだ連続用
紙80はターンオーバー機構61により90度方向が転
換され、中間スリッタ装置60に案内される。中間スリ
ッタ装置60は用紙を搬送するトラクタ62、用紙の中
央部を切って2つに分ける中間スリッタ63を備える。
このため、中間スリッタ装置60はレーザプリンタ20
で印刷が済んだ連続用紙80を中央で2つに切って重な
り合うようにして用紙バッファ部64に排出する。
【0030】用紙バッファ部64は連続用紙80をバッ
ファローラ65を用いてループ状に蓄えるもので、下部
にジャム検出部66を備えている。用紙バッファ部64
を通った連続用紙80は裁断装置70に供給される。裁
断装置70には用紙を搬送するトラクタ71、用紙の両
端を切断除去する両端スリッタ72、用紙を切断する際
に両側に位置してテンションを与えるバーストローラ7
3,74を備える。尚、バーストローラ73と74の間
には用紙を進行方向に直交する方向にカットするバース
トカッタが下側に設けられている。
【0031】裁断装置70で帳票単位に切断された用紙
はスタッカ装置76に供給される。スタッカ装置76は
帳票単位に切断された用紙を送るコンベア77と、コン
ベア77で運んできた用紙を突き当てるスタッカガイド
78を備える。次に図3を参照して図2の印刷システム
の処理動作を詳細に説明する。用紙ホッパ82にスタッ
クされた連続用紙80は用紙供給装置30に内蔵したト
ラクタ32によって継目検出器31を介して導入され、
レーザプリンタ20の下部に供給される。
【0032】レーザプリンタ20では用紙供給装置30
からの連続用紙をローラを介して導入し、スプライステ
ーブル35を介して転写部28に導き、感光ドラム29
に対し帯電器及びレーザ光学系を備えた像形成部34で
形成された潜像を現像したものを転写し、定着部37で
定着した後に上部から排出する。レーザプリンタ20で
印刷が済んだ連続用紙80はターンオーバー機構61で
90度折り曲げられ、用紙後処理装置40の前段に設け
た中間スリッタ装置60に送られる。
【0033】中間スリッタ装置60ではトラクタ62で
連続用紙80を送りながら中間スリッタ63で連続用紙
80の中間部を半分に切断し、一対の重ね合せガイド6
6によって切断された2つの連続用紙を重ね合せるよう
にして用紙バッファ部64に排出する。用紙バッファ部
64ではバッファローラ65によって連続用紙の重ね合
せを促進すると同時に連続用紙をループ状に蓄えながら
裁断装置70に送り込む。
【0034】裁断装置70ではトラクタ71によって2
枚重ねの連続用紙を送りながら両端スリッタ72で連続
用紙の送り穴を備えた耳部を切断し、更にバーストロー
ラ73,74とバーストカッタ75によって連続用紙の
ミシン目位置で2枚重ねした連続用紙をページ単位に切
断する。バーストカッタ75でページ単位に切断された
用紙は最後にコンベアスタッカ装置に送られ、コンベア
77で送られながらスタッカガイド78に突き当てて倒
立した状態で用紙を収納する。
【0035】このようなレーザプリンタ20を用いた印
刷システムは例えば毎分10000行程度の印刷能力を
もち、従って毎分200枚から300枚の印刷処理能力
を有する。図4は本発明による印刷システムの制御方式
を実現する図2及び図3に示した印刷システムの制御機
能を示した実施例ブロック図である。
【0036】図4において、レーザプリンタを用いた印
刷装置20には制御部21と機構制御部22が設けられ
る。制御部21はホストコンピュータ等の上位装置10
に接続され、上位装置10より印刷命令及び印刷データ
を受け、各種の印刷処理結果を上位装置10に報告す
る。機構制御部22は制御部21の制御のもとに、図3
に示したスプライステーブル35、現像部36、感光ド
ラム29、転写部28及び定着部37でなるレーザプリ
ンタの印字機構を制御する。
【0037】尚、この実施例では印刷装置20の制御機
能を独立したMPUを用いた制御部21と機構制御部2
2に分けているが、単一のMPUによる1つの制御部で
あってもよいことは勿論である。また、図1の原理説明
図にあっては、制御部21に本発明の制御方式を実現す
るための空白ページ処理手段24、異常処理手段25及
び用紙排出制御手段26を設けているが、機構制御部2
2側に設けても同じである。
【0038】後処理装置40には後処理制御部41が設
けられ、印刷装置20の制御部21からの指令を受けて
各種の後処理制御を行う。ここで、本発明の制御方式に
あっては、印刷装置20の制御部21のプログラム制御
により実現される制御機能として (1)印刷中に継目検出器31の検出出力が得られたと
きに検出された連続用紙の継目またはつなぎ合せを追跡
し、継目またはつなぎ合せが印字位置を中心とした所定
ページ数前または後の範囲を空白ページとするように印
字動作を停止して用紙を送る空白ページ処理機能、
(2)前記(1)の空白ページ処理機能による空白ペー
ジの出力処理の開始前に継目検出器31の検出出力が再
度得られた場合に、エラー通知を行って排出スイッチ2
7の操作を促す異常処理機能、(3)異常処理機能によ
るエラー通知状態で排出スイッチ27の操作を検出した
際に、排出スイッチ27の操作時の予め定めた排出枚数
Nを少なくとも継目検出器31から印字位置までの用紙
枚数M(但し、N<M)に切り替えて用紙を排出させる
用紙排出制御機能、を有する。
【0039】更に図4の実施例にあっては、印刷装置2
0に排出スイッチ27が設けられており、排出スイッチ
27をオペレータが操作すると、図3に示したレーザプ
リンタ20の印字位置となる転写部28から裁断装置7
0のカット位置となるバーストカッタ75までの用紙枚
数N、例えばN=30枚を転写部28で印刷動作を行う
ことなく空送りする排出動作ができる。
【0040】印刷装置20の制御部21に設けた前記
(1)〜(3)に示した機能による本発明の制御方式を
図5を参照して説明すると次のようになる。図5は図3
に示した印刷システムにおける連続用紙80を説明を簡
単にするため直線的に送るものとし、継目検出器31か
らバーストカッタ75までの用紙供給経路を概略的に示
している。
【0041】まず図5(a)は継目検出器31で連続用
紙80の継目Aを検出し、最初に検出した継目Aが感光
ドラム29で決まる印字位置の手前3ページに達する前
に継目検出器31で2回目の継目Bが検出された状態を
示している。継目検出器31で最初の継目Aを検出した
場合には、前記(1)の空白ページ処理機能により連続
用紙80の検出された継目Aの位置を追跡し、空白ペー
ジ出力が例えば継目の前後3ページの合計6ページを空
白とする処理であった場合には、継目Aが感光ドラム2
9で決まる印字位置の手前3ページに達したときに印字
動作を停止して用紙を6ページ分空送りする空白ページ
処理を行う。
【0042】しかしながら図5(a)の場合には、最初
に検出した継目Aが印字位置の手前3ページに達する前
に次の継目Bを検出している。このように連続して継目
A,Bを検出した場合には、用紙の破損等による異常と
考えられる。従って、印刷装置20の制御部21はエラ
ー通知を発行し、上位装置10に対しエラー通知を行う
と共に操作パネルの警報ブザーや表示灯の作動によりオ
ペレータにエラー発生を知らせ、排出スイッチ27の操
作を促す。勿論、エラー通知と同時に印刷動作も停止す
る。
【0043】そこでオペレータはエラー通知に基づいて
排出スイッチ27を押したとすると、従来は感光ドラム
29で決まる印字位置からバーストカッタ75までのペ
ージ数N枚に基づく用紙の排出動作を行っていたが、本
発明の制御方式にあっては、図5(b)に示すように、
継目検出器31から感光ドラム29で決まる印字位置ま
でのページ枚数Mに空白ページ出力を行うページ数6ペ
ージの半分の3ページを加えた(M+3)枚の用紙排出
を実行する。
【0044】このため、図5(a)のエラー停止した状
態から用紙排出を行うと、図5(b)と2回目に検出し
た継目Bの位置は感光ドラム29で決まる印字位置の後
方3ページに移動し、排出スイッチ27の操作で2回目
に検出した継目Bについても空白ページ出力が行われた
と同じ排出結果を得ることができる。図6は図5に示し
た本発明の制御処理を実現するための図4の制御部21
の制御処理を示したフローチャートである。
【0045】図6において、まずステップS1の印刷動
作中にあっては、次のステップS2で継目あるいはつな
ぎ合せの検出の有無をチェックしており、継目あるいは
つなぎ合せが検出されるとステップS3で空白ページ出
力を指示する。即ち、検出した継目を追跡し、印字位置
の所定ページ手前に達したときに空白ページ出力を行わ
せる。
【0046】ステップS3で行われた空白ページ出力の
指示に基づく継目の追跡中に、ステップS4で次の継目
あるいはつなぎ合せが検出されるか否か監視しており、
もし2回目の継目あるいはつなぎ合せ検出が行われると
ステップS5でエラー通知を行ってオペレータに排出ス
イッチ27の操作を促し、印刷動作を停止する。このエ
ラー通知を受けてステップS6で排出スイッチ27のオ
ン操作が判別されるとステップS7で排出枚数を通常値
のN、例えばN=30枚から(M+3)枚、例えば(M
+30)=10+3=13枚に切り替え、ステップS8
で(M+3)枚分の排出処理を実行する。
【0047】このようなエラー通知に基づく排出処理が
済んだならば、オペレータは再度印刷動作を起動させる
ことで印刷処理が再開される。一方、最初の継目検出の
追跡を行っている間にステップS4で継目あるいはつな
ぎ合せが検出されなかった場合には、ステップS9で印
字位置の手前3ページに達したか否かで空白出力の開始
の有無をチェックし、印字位置手前3ページに達する継
目の前後3ページを空白とする6ページ分の空白ページ
出力を行い、再びステップS1の印刷動作に戻る。
【0048】図7は図4の印刷装置20に設けた制御部
21による排出処理動作を示したフローチャートであ
る。この図7のフローチャートに示す本発明の排出処理
の制御方式にあっては、オペレータが排出スイッチ27
を操作して所定枚数Nの用紙排出の動作中に継目検出器
31で継目検出が行われるか否か監視し、もし継目検出
が行われた場合には継目位置を追跡して印字位置の手前
3ページに継目位置が達したときに空白ページ処理を行
い、その後に用紙排出処理にリターンさせるようにした
ことを特徴とする。
【0049】即ち、従来の用紙排出スイッチ31を操作
したときの用紙排出にあっては、予め決められたN=3
0枚の用紙排出のみを行っており、用紙排出が済んだと
きに継目位置が印字位置の前後3ページの空白ページを
必要とする範囲に入ってしまい、継目の前後3ページを
空白ページとできない印刷不良を起こすが、図7の制御
処理を行うことで、用紙排出を行っても確実に継目の前
後3ページを空白ページとする処理が実現できる。
【0050】図7の用紙排出処理は排出スイッチ27を
押すことで起動される。まずステップS1で転写動作を
行うことなく用紙を送る用紙排出を開始し、用紙を例え
ば1ページ送る毎にステップS2で用紙の排出枚数を計
数するカウンタNを1つインクリメントする。続いてス
テップS3で設定枚数30枚に排出枚数Nが達したか否
か判定し、もし30枚に達すればステップS12に進ん
で用紙排出を停止する。30枚未満であればステップS
4で継目検出の有無をチェックする。
【0051】このような用紙排出の途中で継目が検出さ
れたとすると、ステップS5に進み、継目の追跡を開始
する。継目の追跡中にあっては、ステップS6a,S6
bで用紙排出の終了をチェックしており、N=30枚の
用紙排出の終了するとステップS6cで空白ページ出力
中であればステップS7に進み、空白ページ出力要求を
発行し、ステップS8で空白ページ送りを開始する。空
白ページ送りを開始するとステップS9で空白送りペー
ジ数を示すカウンタAを1つずつインクリメントし、ス
テップS10でカウンタAが空白ページ残り枚数に達す
るまでステップS8の空白ページ送りを繰り返す。
【0052】ステップS10で空白送りページ数が残り
枚数に達するとステップS11に進み、空白ページ出力
を停止し、再びステップS1に戻り、用紙排出を再開す
る。尚、図7の実施例にあっては、用紙排出中に継目が
検出された場合には、排出枚数N+空白送りページAの
(N+A)の用紙送りが行われるが、無駄な用紙送りを
防ぐため、A=6枚の空白ページ送りが済んだ際には、
既に排出が済んだ枚数Nに空白送りページ数Aを加えた
(N+A)を求め、これが規定の用紙排出枚数、例えば
30枚を越えていた場合には用紙排出を再開することな
く排出処理を停止するようにしてもよい。
【0053】図8はレーザプリンタ等の印刷装置とカッ
タ装置のみで構成された簡易印刷システムを対象とした
本発明の制御方式の実施例を示した実施例ブロック図で
ある。図8において、簡易印刷システムはレーザプリン
タ等を用いた印刷装置20とカッタ装置50で構成され
る。印刷装置20には制御部21、機構制御部22、印
字機構23が設けられる。カッタ装置50にはカッタ機
構51、ターンテーブル機構52及びカッタ制御部54
が設けられる。印刷装置20の制御部21はホストコン
ピュータ等の上位装置10に接続され、印刷指令及び印
刷データを受け、また印刷結果を上位装置10に通知す
る。
【0054】図9は図8の印刷装置20及びカッタ装置
50の内部機構の概略を示した説明図である。図9にお
いて、レーザプリンタを用いた印刷装置20内には折り
畳まれた連続用紙81がスタックされ、感光ドラム29
で決まる転写位置で印刷処理を受けてカッタ装置50に
排出される。カッタ装置50にはカッタ機構51が設け
られ、上位装置10から指令されたジョブ単位に連続用
紙81をカットする。
【0055】印刷装置20から排出された印刷済みの連
続用紙81はトレイ53上にスタックされており、ジョ
ブ単位にカッタ機構51でカットされるとトレイ53の
底が開いて下部に設けたターンテーブル機構52にカッ
トが済んだ印刷済みの連続用紙を落とす。図9は連続用
紙81のトレイ53に対する送り状態を取り出して示し
たもので、ジョブ単位に決まる位置でカットが行われた
用紙をトレイ53上にスタックしている。カットが済む
とトレイ53が下向きに開き、ターンテーブル機構52
のテーブル上に印刷済みのスタックした用紙を落とす。
ターンテーブル機構52は用紙を受ける毎に略90度回
転し、ジョブ単位の印刷済み用紙を90度交互にずらし
て重ねるように区分けしている。
【0056】図11は図8の制御部21で行われる連続
用紙のカット処理を行うために使用されるRAM上のフ
ァイルを示し、この実施例にあっては連続用紙16ペー
ジ分のファイルがアドレス0〜15によって準備されて
いる。RAMファイルに対してはポインタinとout
が設けられ、ポインタinは図10の転写位置を示し、
またポインタoutは図10のカット位置を示してお
り、ポインタinとポインタoutの間隔が転写部から
カット位置までのページ数となる。
【0057】転写位置を示すポインタinは1ページ毎
の印字を指令するスタートコマンド(スタートCND)
毎にポインタアドレスを−1ずつ変化させる。具体的に
は初期値は10であり、スタートコマンド毎に9,8,
・・・,0と変化し、再び15に戻る。また、ポインタ
inで示すファイルに対しては、そのときのスタートコ
マンドに伴う上位装置から指示されたパラメータによっ
て00,01,11のいずれかのカット制御命令をポイ
ンタinが示すファイルに書き込む。
【0058】ここで、カット制御命令は 00 カット無し 01 カット 11 カット+ターンテーブル回転 の3種類となる。
【0059】これに対し従来のカッタ制御にあっては、
カット無し、カット+ターンテーブル回転の2種の
カット制御命令を使用しているが、本発明にあってはジ
ョブ単位のカットであってもターンテーブルを回転せず
に交互に90度ずらすことなくジョブ単位にカットした
連続用紙を積み重ねることができるカット制御命令、即
ちカットのみの制御命令を加えている。
【0060】一方、ポインタoutは1ページの印刷が
終了する毎に−1するポインタで、図10のカット位置
を示しており、初期値が15で1ページの印刷終了毎に
14,13,・・・,0と変化し、再び15に戻る。そ
して、カット制御のため1ページの印刷が終了する毎に
ポインタoutが示すファイルの内容をチェックし、0
0であればカッタ無し、「01」であればカット、「1
1」であればカット及びターンテーブル回転の制御を行
う。
【0061】図12は図11のRAMファイルを用いた
用紙カット処理を示したフローチャートである。図12
において、まずステップS1でスタートコマンドを受信
するとスタートコマンドに伴うパラメータの内容をその
ときポインタinが指示しているRAMファイルに書き
込み、ポインタinを−1する。続いて1ページの印刷
終了の有無をステップS2でチェックし、1ページ終了
が判別されるとステップS3に進み、このときポインタ
outが示しているRAMファイルの内容をチェックす
る。チェックしたRAMの内容が「01」または「1
1」であればステップS5で機構制御部22に印刷停止
を要求し、ステップS6で印刷を停止する。
【0062】続いてS7でファイル内容が「01」か否
かチェックし、「01」であればカットのみの制御指令
であることからステップS8に進み、カッタ装置50に
カット指令を発行し、カッタ機構51によるカット動作
を行わせている。一方、ステップS7でファイル内容が
「11」であった場合にはステップS9に進み、カッタ
装置50に対しカット動作とターンテーブルの回転を指
令し、カッタ機構51でカット動作を行った後にカット
が済んだ連続用紙をターンテーブル上に落とし、ターン
テーブル機構52で90度テーブル回転を行わせる。
【0063】ステップS8またはS9の処理が済むとス
テップS10でカッタ装置50の処理終了の有無をチェ
ックし、処理が終了すれば再びステップS1に進んで次
のスタートコマンドの受信による印刷動作を再開する。
このような図12に示した用紙カット処理にあっては、
図11に示したようにカット制御を行う制御命令のRA
Mファイルに対する書込みは上位装置からのジョブ単位
のパラメータの指示で行われている。このため、例えば
連続用紙81の用紙詰まり等でエラー停止した場合、エ
ラー停止した転写位置からトレイ53までの印刷済み用
紙を廃棄し再印刷を行うようになるが、この時点ではジ
ョブ終了に基づくカット指令は行われておらず、エラー
発生により不要となった印刷部分と再印刷部分との区別
ができない。
【0064】そこで、図8の制御部21による異常発生
時の用紙カット処理の第1実施例としては、図13に示
すように、用紙詰まり等のエラー発生時の異常処理とし
て図11のポインタinが示すファイルに対し、上位装
置からのジョブ単位のカット指令とは無関係に印刷装置
20側でカット制御命令11を書き込む。このため、印
刷を再開して再印刷開始位置がカット位置に達すると、
異常処理によりRAMファイルに書き込まれたカット制
御命令「11」による用紙カットが行われ、エラー発生
により不要となった印刷部分と再印刷部分を切り分ける
ことができる。
【0065】図14は図8の実施例による異常発生時の
用紙カット処理の第2実施例を示したフローチャートで
あり、この第2実施例にあっては、異常発生時にもし転
写位置からカット位置までの間にジョブ単位のカット指
令位置があった場合には、このカット指令位置を無効に
することを特徴とする。具体的に説明すると、図15
(a)に示すように、図11のRAMファイルのポイン
タinによってカット制御命令01または11がファイ
ルに書き込まれ、このカット制御命令に対応したカット
指令位置Aが感光ドラム29で決まる転写位置からカッ
タ機構51のカット位置に到達する前に用紙詰まり等の
エラーも発生したとする。このエラー発生に対しては図
13に示したように再印刷開始位置Bが新たなカット位
置として印刷装置20側で指令される。
【0066】図15(a)に示すエラー発生後、再印刷
を開始したとすると、図15(b)に示すように最初の
カット指令位置Aがカッタ機構51のカット位置に達す
るとカット動作が行われてしまう。この場合、カット動
作が必要なのは再印刷を開始したエラー発生位置B(再
印刷開始位置)であり、カット指令位置Aのカットは不
要である。
【0067】そこで図14に示すように、図15(a)
でカット指令位置Aがカッタ位置51に達する前にエラ
ー発生が起きた場合の異常処理としては、RAMファイ
ル上のポインタinとポインタoutで示す転写位置か
らカット位置までの間のファイルにもしカット制御指令
01または11があれば、これをカット無しの00に書
き替える。
【0068】例えば図16(a)に示すエラー発生時の
RAMファイルについては、図16(b)に示すように
ポインタinとポインタoutの間のアドレス9に書き
込まれていた01を00とし、同時に再印刷開始位置を
示すポインタinに対し図13の処理に従ってカット指
令11を書き込む。尚、図8の実施例におけるカット制
御処理は制御部21で行う場合を例にとるものであった
が、機構制御部22で行うようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、次の高価が得られる。まず、印刷装置、用紙供給装
置、用紙後処理装置を備えた印刷システムの排出スイッ
チの操作に伴う排出制御方式にあっては、継目あるいは
つなぎ目を2回連続して検出したエラー時の排出スイッ
チ操作に対しては、通常の排出枚数からより少ない枚数
に切り替えた排出処理が行われるため、用紙の無駄な排
出を防止できる。
【0070】また、排出動作中に継目が検出された場合
には、継目位置を追跡して空白ページ開始のための印字
位置の手前に所定ページ前に達したときに空白ページ処
理を行うことで、用紙排出を行っても継目が印字位置の
前後の空白ページの範囲に停止し、継目の前後に所定数
の空白ページができない状態を確実に防止できる。一
方、印刷装置とカッタ装置でなる簡易的な印字システム
の制御方式として、エラー発生時に再印刷開始位置をカ
ット位置として指示することで、再印刷した部分と不要
部分とを切り分けることができる。また、カット指令位
置がカット位置に到達する前にエラーが発生した場合に
は、カット位置を無効とすることで必要のないカット動
作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の構成を示したシステム外観図
【図3】図2の内部機構を示した機構説明図
【図4】図2の制御機能を示した実施例ブロック図
【図5】本発明の用紙排出処理を示した説明図
【図6】本発明の用紙排出制御の第1実施例を示したフ
ローチャート
【図7】本発明の用紙排出制御の第2実施例を示したフ
ローチャート
【図8】本発明による簡易印刷システムの実施例を示し
た実施例ブロック図
【図9】図8の内部機構の概略説明図
【図10】図8の用紙の送り状態を示した説明図
【図11】図8の実施例で用いるカット指令位置のRA
Mファイルを示した説明図
【図12】図8の実施例による用紙カット処理を示した
フローチャート
【図13】図8の実施例による異常発生時の用紙カット
処理の第1実施例を示したフローチャート
【図14】図8の実施例による異常発生時の用紙カット
処理の第2実施例を示したフローチャート
【図15】図14の用紙カット処理を示した説明図
【図16】図14の用紙カット処理におけるRAMファ
イルの書き替え説明図
【図17】従来システムの説明図
【図18】従来システムの排出処理の問題を示した説明
【図19】従来の簡易印刷システムの説明図
【図20】従来の簡易印刷システムの問題を示した説明
【符号の説明】
10:上位装置(ホストコンピュータ) 20:印刷装置 21:制御部 22:機構制御部 23:印字機構 24:空白ページ処理手段 25:異常処理手段 26:用紙排出制御手段 27:排出スイッチ 30:用紙供給装置 31:継目検出器 32:つなぎ合せ機構 33:用紙供給機構 34,62,71:トラクタ 35:スプライステーブル 36:現像部 37:定着部 40:後処理装置 50:カッタ装置 51:カッタ機構(カッタ) 52:ターンテーブル機構(ターンテーブル) 60:中間スリッタ装置 61:ターンオーバー機構 63:中間スリッタ 64:用紙バッファ部 65:バッファローラ 66:用紙ガイド 70:裁断装置 72:両端スリッタ 73,74:バーストローラ 75:バーストカッタ 76:コンベアスタッカ装置 77:コンベタ 78:スタックガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−69372(JP,A) 特開 昭64−38338(JP,A) 特開 昭63−314566(JP,A) 特開 昭63−218385(JP,A) 特開 昭61−213175(JP,A) 特開 昭61−130154(JP,A) 実開 昭63−169503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 11/42 B41J 29/00 G06F 3/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置10と接続される制御部21、該
    制御部21の指令で印字プロセスを含む印字機構23を
    制御する機構制御部22を備えた印刷装置20と、 該印刷装置20に長尺折り畳み連続用紙を供給する用紙
    供給機構32、該長尺折り畳み連続用紙の用紙継目を検
    出する継目検出器31、長尺折り畳み連続用紙同志をつ
    なぎ合わせる機構32を備えた用紙供給装置30と、 前記印刷装置20による印刷後の用紙の丁合い、裁断、
    及び区分けを自動的に行う用紙後処理装置40とから成
    る印刷システムに於いて、 印刷中に前記継目検出器31の検出出力が得られた時に
    検出された用紙の継目又はつなぎ合せを追跡し、継目又
    はつなぎ合せが印字位置を中心とした所定頁数前又は後
    の範囲を空白ページとするように印字動作を停止して用
    紙を送る空白ページ処理手段24と、 該空白ページ処理手段24による空白ページの出力処理
    の終了前に前記継目検出器31の検出出力が再度得られ
    た場合に、エラー通知を行って排出スイッチ27の操作
    を促す異常処理手段25と、 該異常処理手段25によるエラー通知状態で排出スイッ
    チ27の操作を検出した際に、排出スイッチ操作時の予
    め設定した排出枚数Nを少なくとも前記継目検出器31
    から印字位置までのより少ない用紙枚数Mに切替えて用
    紙排出させる用紙排出制御手段26と、 を備えたことを特徴とする印刷システムの制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷システムの制御方式に
    於いて、前記用紙排出制御手段26は排出用紙枚数を前
    記継目検出器31から印字位置までの用紙枚数Mに前記
    空白ページ数の半分を加えた枚数に切り替えることを特
    徴とする印刷システムの制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1記載の印刷システムの制御方式に
    於いて排出スイッチ27の操作に基づく所定枚数Nの
    用紙排出の動作中に前記継目検出器31の検出出力が得
    られた場合には、該検出継目位置を追跡して所定枚数N
    の用紙排出動作終了後に印刷位置に必要空白ページが達
    した時に前記空白ページ処理手段24に所定数の空白ペ
    ージの送り処理を指示し、排出処理を継続することを特
    徴とする印刷システムの制御方式。
  4. 【請求項4】上位装置10と接続される制御部21、該
    制御部21の指令で印字プロセスを含む印字機構23を
    制御する機構制御部22を備えた印刷装置20と、 該印刷装置20による印刷後の用紙を裁断するカッタ機
    構51と、該カッタ機構51により裁断された用紙のト
    レイへの収納が終了する毎に該トレイの向きを90度切
    替え回転するターンテーブル機構52とを備えたカッタ
    機構50とから成る印刷システムの制御方式に於いて、 前記印刷装置20の制御部21は、上位装置10から指
    示されたカット位置が印刷位置から前記カッタ装置50
    の裁断位置までの間に存在するときに装置異常が起きた
    場合には、前記カット位置の指示を無効とし、印刷動作
    を停止した後の再印刷開始位置をカット位置として前記
    カッタ装置50に指示することを特徴とする印刷システ
    ムの制御方式。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷システムの制御方式に
    於いて、前記印刷装置20の制御部21は、前記カッタ
    装置に対するカット制御命令として、カッタ機構51の
    動作とターンテーブル機構52の動作を指示する第1制
    御命令と、カッタ機構51のみの動作を指示する第2制
    御命令を備えたことを特徴とする印刷システムの制御方
    式。
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