JP2003316265A - 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ - Google Patents
感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタInfo
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Abstract
の間に感熱性粘着シートが挟まれた状態でシートの搬送
を停止させることなく、シートを所定の長さで切断可能
な切断方法を提供する。 【解決手段】感熱性粘着シートに印字する印字手段30
と、前記感熱性粘着シートを搬送する第1の搬送手段
と、を有する印字装置と、前記印字装置の後段に設けら
れ前記感熱性粘着シート60を所定の長さに切断するカ
ッター装置40と、前記カッター装置の後段に設けら
れ、前記感熱性粘着剤層を加熱する加熱手段と、前記感
熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第2の搬送手段
と、を有する熱活性化装置50と、を備えたプリンタの
切断方法であって、前記第1の搬送手段と前記第2の搬
送手段の速度制御により前記カッター装置と前記熱活性
化装置の間にシートを一時的に弛ませた後、前記第1の
搬送手段の動作を停止して前記カッター装置によるシー
トの切断を行うようにした。
Description
性を示し、加熱されることにより粘着性を発現する感熱
性粘着剤層がシート状基材の片面に形成され例えば貼着
用ラベルとして用いられる感熱性粘着シートの熱活性化
装置を備えたプリンタに係り、特にシートの搬送および
切断方法に関する。
れる貼着用ラベルは、記録面(印字面)の裏側に感圧粘
着剤層を有し、その上に剥離紙(セパレータ)を貼付け
て仮接着した状態で保管するタイプのものが多かった。
しかし、このタイプの貼着用ラベルは、ラベルとして使
用する際に剥離紙を感圧粘着剤層から剥がす必要がある
ため、必ず廃棄物が発生するという不具合がある。
ト状基材の裏面側に通常時には非粘着性を示すが、加熱
されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層を有
する感熱性粘着ラベルおよび該ラベルの裏面の感熱性粘
着層を加熱して粘着性を発現させるための熱活性化装置
が開発された。
として加熱ロール方式や熱風吹き付け式、赤外線放射
式、電熱ヒータや誘電コイルを用いる方式等、種々の加
熱方式を適用したものが提案されている。また例えば、
特開平11−79152号公報には、サーマルプリンタ
の印字ヘッドとして利用されているサーマルヘッドのよ
うに、セラミック基板上に設けられた複数の抵抗体(発
熱素子)を熱源として有するヘッドを感熱性粘着ラベル
に接触させて感熱性粘着剤層を加熱させるようにした技
術が開示されている。
タの一般的な構成について、図15のサーマルプリンタ
P2を参照して説明する。
状に巻回されたテープ状の感熱性粘着ラベル60を保持
するロール収納ユニット20と、感熱性粘着ラベル60
に印字する印字ユニット30と、感熱性粘着シート60
を所定の長さのラベルに切断するカッターユニット40
と、感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層を熱活性化
する熱活性化装置としての熱活性化ユニット50と、で
構成される。
材の表面側に断熱層および感熱発色層(印字可能層)と
が形成され、裏面側に感熱性粘着剤が塗布乾燥されてな
る感熱性粘着剤層が形成された構造を有している。
ように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で
構成された複数の発熱素子31を有する印字用サーマル
ヘッド32と、該印字用サーマルヘッド32(発熱素子
31)に圧接される印字用プラテンローラ33などで構
成される。図15では、印字用プラテンローラ33は時
計回りに回転され、感熱性粘着ラベル60は右側へ搬送
される。
0によって印字が行われた感熱性粘着ラベル60を適当
な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆
動源(図示省略)によって作動される可動刃41、該可
動刃と対向された固定刃42等から構成されている。
有する加熱手段としての熱活性化用サーマルヘッド52
と、感熱性粘着ラベル60を搬送する搬送手段としての
熱活性化用プラテンローラ53と、印字ユニット30側
から供給された感熱性粘着ラベル60を熱活性化用サー
マルヘッド52(発熱素子51)と熱活性化用プラテン
ローラ53との間に引き込む引き込みローラ54などで
構成される。図13では、熱活性化用プラテンローラ5
3は印字用プラテンローラ33と反対の方向(図では反
時計回り)に回転され、感熱性粘着ラベル60を所定の
方向(右側)へ搬送するようになっている。
たるんでしまうと、ラベルにしわが生じたり、搬送不良
が生じやすくなるため、上記印字用プラテンローラ33
による搬送速度(印字速度)と熱活性化用プラテンロー
ラ53による搬送速度(活性速度)は同一とするのが一
般的である。
よれば、感熱性粘着ラベル60の粘着力が発現された
後、そのままダンボールや食品ラップ、ガラス瓶やプラ
スチック容器等への表示ラベルの貼付作業、あるいは値
札や広告ラベルの貼付作業を行うことができるので、従
来の一般的な貼着用ラベルに用いられる剥離紙が不要と
なりコストを低減することができるという利点がある。
また、使用後に廃棄物となる剥離紙を必要としないので
省資源および環境問題の観点からも望ましい。
すようなプリンタP2においては、カッターユニット4
0による切断動作を行う際、可動刃41が上下動する間
に要する時間(例えば0.4sec)だけ感熱性粘着ラ
ベル60の搬送を停止する必要があった。つまり、印字
用プラテンローラ33、引き込みローラ54、熱活性化
用プラテンローラ53の回転駆動を停止させた状態でカ
ッターユニット40による切断が行われる。
0の切断位置から熱活性化用サーマルヘッド52の発熱
素子51までの距離よりも長い場合等は、感熱性粘着ラ
ベル60が熱活性化用サーマルヘッド52と熱活性化用
プラテンローラ53との間に挟まれた状態で搬送が停止
されていた。
層が熱活性化用サーマルヘッド52(発熱素子51)に
張り付いてしまい、搬送が再開されてもスムーズに搬送
されずに、いわゆる紙ジャムを生じたり、搬送不良を生
じてしまうという不具合が生じた。また、発熱素子51
からの熱が感熱性粘着ラベルの印字可能層(感熱発色
層)まで伝わって発色してしまうという問題がある。
が悪いため貼着用ラベルとしての使用には耐えられな
い。また、強力に接着した場合はプリンタの処理を停止
してメンテナンスを必要とする場合もある。このよう
に、図15のプリンタP2は、貼着用ラベルの作製効率
を向上できないという欠点を有している。
手段と対向配置されたプラテンローラとの間に感熱性粘
着シートが挟まれた状態でシートの搬送を停止させるこ
となく、シートを所定の長さで切断可能な感熱性粘着シ
ートの搬送および切断方法並びにプリンタを提供するこ
とを目的とする。
の一方に印字可能層が、他方に感熱性粘着剤層がそれぞ
れ形成されてなる感熱性粘着シートの前記印字可能層に
印字する印字手段と、前記感熱性粘着シートを所定の方
向に搬送する第1の搬送手段と、を有する印字装置と、
前記印字装置の後段に設けられ前記感熱性粘着シートを
所定の長さに切断するカッター装置と、前記カッター装
置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤層を加熱する加
熱手段と、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送す
る第2の搬送手段と、を有する熱活性化装置と、を備え
たプリンタにおけるシートの搬送および切断方法であっ
て、前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の速度制
御により前記カッター装置と前記熱活性化装置の間にシ
ートを一時的に弛ませた後、前記第1の搬送手段の動作
を停止して前記カッター装置によるシートの切断を行う
ようにしたものである。
ッター装置によりシートが切断される時間に第2の搬送
手段において搬送されるシート長よりも長くする。例え
ば、第2の搬送手段(熱活性化用プラテンローラ、引き
込みローラ)による搬送速度が100mm/secで、
カッター装置による切断時間が0.4secである場
合、0.4secの間に第2の搬送手段ではシートが4
0mm搬送されるので、40mm以上のシートを弛ませ
るようにする。
粘着シートを搬送しながら、または、加熱手段に感熱性
粘着シートの先端が到達する前に、カッター装置による
シートの切断を実行できるので、感熱性粘着シートが加
熱手段に張り付いて紙ジャムを生じるなどの不具合を解
消できるうえ、紙ジャムとなったラベルを排出する等の
無駄なメンテナンスが不要となる。したがって、貼着用
ラベルの作製効率を格段に向上できる。
送速度を前記第1の搬送手段による搬送速度よりも遅く
することで前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に
所定長のシートを一時的に弛ませることができる。従来
は、前記第1の搬送手段による搬送速度と前記第2の搬
送手段による搬送速度を同じくすることにより感熱性粘
着シートが弛まないようにシートを搬送するのが一般的
であったが、本発明では故意に前記第1の搬送手段によ
る搬送速度(印字速度)と前記第2の搬送手段による搬
送速度(活性速度)が異なるようにした。これにより、
感熱性粘着シートを容易に所定長だけ弛ませることがで
きる。
段に対向配置された熱活性化用プラテンローラで構成さ
れる場合、前記第1の搬送手段と前記熱活性化用プラテ
ンローラの速度制御により前記カッター装置と前記熱活
性化装置の間に所定長のシートを一時的に弛ませるよう
にする。また、前記プラテンローラの前段に互いに接す
る一対の引き込みローラが設けられている場合は、前記
第1の搬送手段と前記引き込みローラの速度制御により
前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に所定長のシ
ートを一時的に弛ませるようにする。これにより、複雑
な速度制御を行うことなく感熱性粘着シートを容易に弛
ませることができる。
引き込みローラと前記熱活性化用プラテンローラとの間
にきた時点で一旦前記引き込みローラの回転駆動を停止
することで前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に
所定長のシートを一時的に弛ませるようにしてもよい。
これにより、複雑な速度制御を行うことなく感熱性粘着
シートを容易に弛ませることができる。
ような感熱性粘着シートの切断および搬送方法を実現可
能なプリンタであり、シート状基材の一方に印字可能層
が、他方に感熱性粘着剤層がそれぞれ形成されてなる感
熱性粘着シートの前記印字可能層に印字する印字手段
と、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第1
の搬送手段と、を備えた印字装置と、前記印字装置の後
段に設けられ前記感熱性粘着シートを所定の長さに切断
するカッター装置と、前記カッター装置の後段に設けら
れ、前記感熱性粘着剤層を加熱する加熱手段と、前記感
熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第2の搬送手段
と、を備えた熱活性化装置と、前記第1の搬送手段およ
び前記第2の搬送手段による搬送速度を独立して制御可
能な制御装置と、を少なくとも備えたプリンタにおい
て、前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に、感熱
性粘着シートを所定長弛ませることのできる空間を有す
る貯シート部と、感熱性粘着シートを所望の方向へ弛ま
せるためのシート誘導手段と、を設けたものである。
り弛んだシートが絡んで搬送不良を生じることを回避で
きる。
される感熱性粘着シートに対して略平行に設けられた第
1のガイドと、搬送される感熱性粘着シートを挟んで前
記第1のガイドと反対側に設けられた第2のガイドと、
からなり、前記第2のガイドは、前記感熱性粘着シート
が前記貯シート部に弛むのを補助する誘導部を形成され
るようにした。例えば、第1のガイドはカッター装置か
ら熱活性化装置への搬送路に設けられた板状のガイドと
し、第2のガイドは、カッター装置の送出部および熱活
性化装置の挿入部に設けられ、前記第1のガイドとは反
対の方に略直角に曲がった一対のガイドとすることがで
きる。これにより、シートに余計な応力がかかるのを回
避できるので弛みによりシートにしわが生じるのを防止
できるとともに、確実に前記貯シート部にシートを弛ま
せることができる。なお、前記一対のガイド(第2のガ
イド)の間に形成された開口部を貯シート部としてもよ
い。
印字装置からのシート送出方向を特定する送出方向変更
手段と、前記熱活性化装置へのシート挿入方向を特定す
る挿入方向変更手段と、を設けるようにしてもよい。こ
れにより、前記ガイドを設けなくてもある程度はシート
を所望の方向に弛ませることができる。
ートの印字可能層を加熱することにより印字を行う印字
用サーマルヘッドとし、前記第1の搬送手段を、前記印
字用サーマルヘッドに対向配置された印字用プラテンロ
ーラとした場合、前記送出方向変更手段は、前記印字用
サーマルヘッドと前記印字用プラテンローラとで構成さ
れ、前記印字用サーマルヘッドおよび前記印字用プラテ
ンローラは、互いの接触点を通る接線が前記印字装置の
送出点と前記熱活性化装置の挿入点を結ぶ直線に対して
所定の角度で傾くように設置されるようにした。
れている場合(搬送方向の上側に貯シート部が設けられ
た場合)は、前記印字用サーマルヘッドおよび前記印字
用プラテンローラを、互いの接触点を通る接線が前記印
字装置の送出点と前記熱活性化装置の挿入点を結ぶ直線
に対して0〜90°で傾くように設置する。これによ
り、前記送出方向変更手段として新たな部品をも受けな
くても良いので、プリンタの製造コストが増大したり、
装置が大型化するのを回避できる。
ートの感熱性粘着剤層を加熱することにより熱活性化さ
せる熱活性化用サーマルヘッドとし、前記第2の搬送手
段は、前記熱活性化用サーマルヘッドに対向配置された
熱活性化用プラテンローラとした場合、前記挿入方向変
更手段は、前記熱活性化用サーマルヘッドと前記熱活性
化用プラテンローラとで構成され、前記熱活性化用サー
マルヘッドおよび前記熱活性化用プラテンローラは、互
いの接触点を通る接線が前記印字装置の送出点と前記熱
活性化装置の挿入点を結ぶ直線に対して所定の角度で傾
くように設置されるようにした。例えば、前記第2のガ
イドが上側に開放されている場合は、前記熱活性化用サ
ーマルヘッドおよび前記熱活性化用プラテンローラを、
互いの接点における接線方向が水平方向に対して0〜9
0°で傾くように設置する。これにより、前記挿入方向
変更手段として新たな部品をも受けなくても良いので、
プリンタの製造コストが増大したり、装置が大型化する
のを回避できる。
性化装置のシート挿入部に設けられた互いに接する一対
の引き込みローラとした場合、前記挿入方向変更手段
は、前記一対の引き込みローラで構成され、前記一対の
引き込みローラは、互いの接触点を通る接線が前記印字
装置の送出点と前記熱活性化装置の挿入点を結ぶ直線に
対して所定の角度で傾くように設置されるようにしても
よい。
よび前記熱活性化装置は、互いの距離を変更可能に構成
されるのが望ましい。従来は、各装置の位置を固定され
ていたので、最短でもカッター装置から熱活性化装置
(の引き込みローラ)までのシート長で切断されていた
が、上述した構成によれば、短いシートの作製にも対応
でき、所望の長さで切断することができる。
方向にレール等の誘導治具を設けて、カッター装置と熱
活性化装置をシートの搬送方向に摺動可能に構成するこ
とにより互いの距離を調節することができる。また、カ
ッター装置と熱活性化装置とを垂直方向に移動可能に構
成することにより互いの距離を調節するようにしてもよ
い。
を図面に基づいて詳細に説明する。
サーマルプリンタP1の構成を示す概略図である。サー
マルプリンタP1は、ロール状に巻回されたテープ状の
感熱性粘着ラベル60を保持するロール収納ユニット2
0と、感熱性粘着ラベル60に印字する印字ユニット3
0と、感熱性粘着ラベル60を所定の長さに切断するカ
ッターユニット40と、感熱性粘着ラベル60の感熱性
粘着剤層を熱活性化する熱活性化装置としての熱活性化
ユニット50と、カッターユニット40から熱活性化ユ
ニット50まで感熱性粘着ラベル60を誘導するシート
誘導手段および貯シート部としてのガイドユニット70
等で構成される。
ート60は特に制限されないが、例えばラベル基材の表
面側に断熱層および感熱発色層(印字可能層)とが形成
され、裏面側に感熱性粘着剤が塗布乾燥されてなる感熱
性粘着剤層が形成された構造を有している。なお、感熱
性粘着剤層は、熱可塑性樹脂、固体可塑性樹脂等を主成
分とする感熱性粘着剤からなる。また、感熱性粘着シー
ト60は、前記断熱層を有しないものや、感熱発色層の
表面に保護層または有色印字層(予め印字されている
層)が設けられているものでも良い。
ように幅方向に配設された複数の比較的小さな抵抗体で
構成された複数の発熱素子31を有する印字用サーマル
ヘッド32と、該印字用サーマルヘッド32に圧接され
る印字用プラテンローラ33などで構成される。なお、
発熱素子31は、セラミック基板の上に薄膜技術で形成
された複数の発熱抵抗体表面に、結晶化ガラスの保護膜
を設けてなる公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同
様の構成を有しているので、詳しい説明は省略する。
ンローラ33を回転駆動する例えば電動モータとギア列
等からなる図示しない駆動系を備えており、この駆動系
で印字用プラテンローラ33を所定の方向に回転させる
ことにより、感熱性粘着ラベル60をロールから引き出
し、引き出された感熱性粘着ラベル60に印字用サーマ
ルヘッド32で印字しながら所定の方向へ送出するよう
になっている。図1では、印字用プラテンローラ33は
時計回りに回転され、感熱性粘着ラベル60は右側へ搬
送される。また、印字ユニット30は、例えば、コイル
バネや板バネなどからなる図示しない加圧手段を備え、
この加圧手段の弾撥力により印字用プラテンローラ33
をサーマルヘッド32に向かって押圧させるようになっ
ている。このとき、印字用プラテンローラ33の回転軸
と発熱体31の配列方向を平行に保つことで、感熱性粘
着ラベル60の幅方向全体にわたって均等に圧接でき
る。
用サーマルヘッド32(発熱素子31)および印字用プ
ラテンローラ33は、シートの送出方向を特定する送出
方向変更手段として機能する。つまり、印字用サーマル
ヘッド32(発熱素子31)および印字用プラテンロー
ラ33は、互いの接触点を通る接線(送出方向)が印字
ユニット30のシート送出点(印字用プラテンローラ3
と印字用サーマルヘッド32の接触点)と熱活性化ユニ
ット50のシート挿入点(一対の引き込みローラ54の
接触点)を結んだ直線A−Aに対して所定の角度θで傾
くように配置される(図3参照)。
定される。なお、角度を決定する際には、第2のガイド
72の形状も考慮するのが望ましい。感熱性粘着シート
60を上側に弛ませる場合、例えばθ=20°とするの
がよい。
0によって印字が行われた感熱性粘着ラベル60を適当
な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆
動源(図示省略)によって作動される可動刃41、該可
動刃と対向された固定刃42等から構成されている。
40から熱活性化ユニット50への搬送路に設けられた
板状のガイド(第1のガイド)71と、カッターユニッ
ト30の送出部および熱活性化ユニット50の挿入部に
設けられた上側に略直角に曲がったガイド72、73で
構成される。また、前記第2のガイド72、73の間は
開放されており、ラベルを所定量一時的に弛ませること
のできる貯ラベル部74となる。
ート部として上側に凹部を形成された一つの部材で構成
してもよいし、前記第1のガイド71と前記第2のガイ
ド72,73を上下逆に設けるようにしてもよい。この
場合、貯ラベル部74は搬送方向に対して下側に形成さ
れる。
印字用プラテンローラ33と引き込みローラ54(また
は熱活性化用プラテンローラ53)の回転速度を制御す
ることで行われる。
有する加熱手段としての熱活性化用サーマルヘッド52
と、感熱性粘着ラベル60を搬送する搬送手段としての
熱活性化用プラテンローラ53と、例えば図示しない駆
動源によって回動され、印字ユニット30側から供給さ
れた感熱性粘着ラベル60を熱活性化用サーマルヘッド
52と熱活性化用プラテンローラ53との間に引き込む
一対の引き込みローラ54などで構成される。
この実施例では印字用サーマルヘッド32と同様の構成
のもの、すなわちセラミック基板の上に薄膜技術で形成
された複数の発熱抵抗体表面に結晶化ガラスの保護膜を
設けてなる、公知のサーマルプリンタの印字ヘッドと同
様の構成のものを使用している。このように、熱活性用
サーマルヘッド52として印刷用サーマルヘッド32と
同じ構成のものを用いることにより部品を共通化してコ
ストの低廉化を図ることができる。ただし、熱活性用サ
ーマルヘッド52の発熱素子51は、印刷用ヘッド32
の発熱素子31のようにドット単位で分割されている必
要はなく、連続した抵抗体としてもよい。
用プラテンローラ53を回転させる例えば電動モータと
ギア列等からなる駆動系を備えており、この駆動系によ
り熱活性化用プラテンローラ53は印字用プラテンロー
ラ33と反対の方向(図1では反時計回り)に回転さ
れ、感熱性粘着ラベル60を所定の方向(図1では右
側)へ搬送するようになっている。また、熱活性化ユニ
ット50は、熱活性化用プラテンローラ53をサーマル
ヘッド52に向かって押圧させる加圧手段(例えば、コ
イルバネや板バネ)を備えている。このとき、熱活性化
用プラテンローラ53の回転軸と発熱体31の配列方向
を平行に保つことで、感熱性粘着ラベル60の幅方向全
体にわたって均等に圧接できる。
一対の引き込みローラ54はシートの挿入方向を特定す
る挿入方向変更手段として機能する。つまり、引き込み
ローラ54は、互いの接触点を通る接線(挿入方向)が
直線A−Aに対して所定の角度φで傾くように配置され
る(図4参照)。なお、引き込みローラ54を設けない
構成とした場合は、熱活性化用サーマルヘッド52(発
熱素子51)および熱活性化用プラテンローラ53を挿
入方向変更手段とすることができる。
定される。なお、角度を決定する際には、第2のガイド
73の形状も考慮するのが望ましい。感熱性粘着シート
60を上側に弛ませる場合、例えばφ=20°とするの
がよい。
ック図である。本サーマルプリンタP1の制御部は、制
御部を統括する制御装置としてのCPU100と、CP
U100によって実行される制御プログラム等を格納す
るROM101と、各種印字フォーマット等を格納する
RAM102と、印字データや印字フォーマットデータ
等を入力、設定あるいは呼び出すための操作部103
と、印字データ等を表示する表示部104と、制御部と
駆動部間のデータの入出力を行うインタフェース105
と、印字用サーマルヘッド32を駆動する駆動回路10
6と、熱活性化用サーマルヘッド52を駆動する駆動回
路107と、感熱性粘着ラベル60を切断する可動刃4
1を駆動する駆動回路108と、感熱性粘着ラベルの検
出を行うセンサ109と、印字用プラテンローラ33を
駆動する第1ステッピングモータ110と、熱活性化用
プラテンローラ53および引き込みローラ54を駆動す
る第2ステッピングモータ111等で構成される。
づいて、印字ユニット30では所望の印字が実行され、
カッターユニット40では所定のタイミングで切断動作
が実行され、熱活性化ユニット50では感熱性粘着剤層
64の活性化が実行される。
モータ110、第2ステッピングモータ111にそれぞ
れ独立して制御信号を送信可能に構成される。これによ
り、各ステッピングモータにより駆動されるローラ3
3、53、54の回転速度、すなわち感熱性粘着ラベル
60の搬送速度を独立して制御することができる。
ーラ54の駆動源(ステッピングモータ)を別々に設
け、それぞれを独立して制御可能に構成することもでき
る。
ニット50の前段に設けられ、このセンサ109による
感熱性粘着ラベル60の先端の検出に基づいて、引き込
みローラ54および熱活性化用プラテンローラ53の駆
動が開始される。また、このセンサ109による感熱性
粘着ラベル60の終端の検出に基づいて、引き込みロー
ラ54および熱活性化用プラテンローラ53の駆動が停
止されるとともに、次の感熱性粘着ラベルの印字、搬送
および熱活性化が行われる。
ニット50の間に感熱性粘着ラベルを弛ませるための搬
送速度の制御方法を、図5〜図14を参照して説明す
る。
ーラ33(印字用サーマルヘッド32)から可動刃41
までの距離を10mm、可動刃41から引き込みローラ
54までの距離を30mm、引き込みローラ54から熱
活性化用プラテンローラ53(熱活性化用プラテンロー
ラ52)までの距離を10mmとした。また、ラベル切
断に要する可動刃41の駆動時間は0.4secとし、
ラベル長は200mmとした。
送速度(印字速度)は200mm/secまたは100
mm/secに変更可能で、熱活性化用プラテンローラ
53による搬送速度(活性速度)は感熱性粘着剤層の熱
活性化時間を考慮して100mm/secで一定とし
た。また、引き込みローラ54による搬送速度は10
0、20、5mm/secの何れかに変更可能とした。
ルプリンタP1において、引き込みローラ54と熱活性
用プラテンローラ53との間に感熱性粘着ラベル60の
先端が来た時点で引き込みローラ54の回転駆動を停止
することでラベルを弛ませる制御方法である。図5は感
熱性粘着ラベル60の搬送状態を示す説明図で、図6は
印字用プラテンローラ33、可動刃41、引き込みロー
ラ54、熱活性用プラテンローラ53の駆動状態を示す
タイミングチャートである。なお、図6のタイミングチ
ャートの上部に付された符号a〜gは図5の各状態
(a)〜(g)に対応する。
動によって感熱性粘着ラベル60は100mm/sec
で引き出され、印字用サーマルヘッド52により印字可
能層(感熱発色層)に印字が行われる(図6符号a)。
次いで、感熱性粘着ラベル60は印字用プラテンローラ
33の回転駆動によって印字ユニット30から所定の角
度θで送出され、カッターユニット40へ搬送される。
そして、ラベルの自重により第1のガイド71沿いに搬
送され、0.4sec後に熱活性化ユニット50(引き
込みローラ54)に到達する。それと同時に引き込みロ
ーラ54の回転駆動によって感熱性粘着ラベル60は2
0mm/secで搬送される(図6符号b)。ここで、
引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ53は
駆動源が同じ(第2ステッピングモータ111)なの
で、図6における引き込みローラ54と熱活性化用プラ
テンローラ53の駆動タイミングは同じとなる。なお、
後述する図8、図10、図12においても同様である。
粘着ラベル60が引き込みローラ54から5mmだけ送
り出されてラベルの先端が引き込みローラ54と熱活性
用プラテンローラ53との間に来た時点で、引き込みロ
ーラ54(および熱活性化用プラテンローラ53)の回
転駆動が停止される(図6符号c)。その後、引き込み
ローラ54は駆動されないので感熱性粘着ラベル60の
先端は送り出されないが、印字用プラテンローラ33に
より印字ユニット30からはラベルが送り出されるので
弛みを生じる。
テンローラ53、印字用サーマルヘッド52)および挿
入方向変更手段(一対の引き込みローラ54)により感
熱性粘着ラベル60は所定の角度で送出または挿入され
ているので、その傾きに応じてラベルの弛む方向が決定
される(図5では上方)。また、第2のガイド72、7
3の作用によって感熱性粘着ラベル60は貯ラベル部7
4にて盛り上がるように弛むようになるので、ラベルに
余計な応力がかからない。したがって、感熱性粘着ラベ
ル60を弛ませても、それによりしわが生じてラベルの
外観が悪化するのを回避できる。
4(および熱活性化用プラテンローラ53)の回転駆動
が再開され、感熱性粘着ラベル60は100mm/se
cで搬送される(図6符号d)。この後、感熱性粘着ラ
ベル60は熱活性化用プラテンローラ53によっても搬
送されるが、引き込みローラ54と熱活性化用プラテン
ローラ53は駆動源が同じで搬送速度にずれは生じない
ため、引き込みローラ54と熱活性化用プラテンローラ
53との間に弛みが生じたり、余計な張力が働いたりす
ることはない。
送り出したラベル長は85mmで、引き込みローラ54
が送り出したラベル長は5mmで、印字用プラテンロー
ラ33と引き込みローラ54との距離が40mmである
ことから、約40mm(=85−5−40)の弛みが生
じている。このラベルの弛みにより、引き込みローラ5
4と熱活性化用ローラ53の回転駆動を停止することな
く、後述のラベル切断動作を実行できる。
回転駆動によって、100mm/secで感熱性粘着ラ
ベル60は搬送される。そのため、ラベルの弛み量は変
わらない。そして、所定の印字(200mm)を終了し
た後、印字用プラテンローラ33の回転駆動は停止され
る(図6符号e)。その後、可動刃41を所定の時間
(0.4sec)駆動することにより感熱性粘着ラベル
60は切断される(図6符号f)。このとき、熱活性化
用プラテンローラ53の回転駆動は継続され、感熱性粘
着ラベル60は搬送され続ける。なお、可動刃41が駆
動されている時間(0.4sec)に引き込みローラ5
4によって送り出されるラベル長は40mmであるか
ら、弛んでいるラベルが搬送されている間に切断は完了
される。
き込みローラ54を通り過ぎると引き込みローラの回転
駆動が停止され(図6符号g)、そのまま感熱性粘着ラ
ベル60は熱活性化用プラテンローラ53によって送り
出される。
タP1では、熱活性化ユニット50における感熱性粘着
ラベルの搬送を停止することなく、カッターユニット4
0による感熱性粘着ラベル60の切断を実行できるの
で、熱活性用サーマルヘッド52(発熱素子51)に感
熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層が張り付いて紙ジ
ャムを生じたり搬送不良が生じるのを回避できる。
れば、熱活性化用サーマルヘッド52の発熱素子51が
感熱性粘着ラベル60の感熱性粘着剤層64に接触して
いるため、発熱素子51から感熱性粘着剤層64への熱
伝導が直接行われ、効率よく熱活性化を行うことができ
る。しかも、サーマルヘッド52の発熱素子51は通電
の間だけ発熱して熱活性化を行うことができるので、熱
活性化のためのエネルギー消費量が少なくなる。
ルプリンタP1において、引き込みローラ54による搬
送速度を印字用プラテンローラ33による搬送速度より
も遅くして感熱性粘着ラベル60を弛ませる場合の制御
方法である。図7は感熱性粘着ラベル60の搬送状態を
示す説明図で、図8は図7の各状態に対応するタイミン
グチャートである。
4と熱活性用プラテンローラ53との間に感熱性粘着ラ
ベル60の先端が来た時点で引き込みローラ54の回転
駆動を停止させてラベルを弛ませているのに対して、本
実施形態では引き込みローラ54を停止させることなく
ラベルを弛ませる点が異なる。また、本実施形態では感
熱性粘着ラベル60の先端が熱活性化用プラテンローラ
53に到達するまでに所定長のラベルを弛ませる必要が
あるので、引き込みローラ54の回転駆動による初期の
搬送速度を5mm/secとしている。
引き込みローラ54に到達すると同時に引き込みローラ
54の回転駆動を開始し感熱性粘着ラベル60を5mm
/secで搬送することにより、印字用プラテンローラ
33と引き込みローラ54との搬送速度の差から弛みを
生じるようにしている。(図7(b)、(c))。
ルプリンタP1において、引き込みローラ54と熱活性
用プラテンローラ53との間に感熱性粘着ラベル60の
先端が来た時点で引き込みローラ54の回転駆動を停止
することでラベルを弛ませる制御方法である。図9は感
熱性粘着ラベル60の搬送状態を示す説明図で、図10
は図9の各状態に対応するタイミングチャートである。
せた後、即座に引き込みローラ54の回転駆動を再開す
る(図6符号d)のに対し、本実施形態では印字および
ラベル切断が完了してから引き込みローラ54の回転駆
動を再開する(図10符号f)点が異なる。
以降において3つのローラの回転駆動によって100m
m/secで感熱性粘着ラベル60を搬送するためラベ
ルの弛み量は変わらないのに対して、本実施形態では引
き込みローラ54の回転駆動は停止されたままなので感
熱性粘着ラベルの弛み量が増大する(図9(d))。
ルプリンタP1において、引き込みローラ54による搬
送速度を印字用プラテンローラ33による搬送速度より
も遅くして感熱性粘着ラベル60を弛ませる場合の制御
方法である。図11は感熱性粘着ラベル60の搬送状態
を示す説明図で、図12は図11の各状態に対応するタ
イミングチャートである。
弛ませた後、即座に引き込みローラ54による搬送速度
を上げる(図8符号c)のに対し、本実施形態では印字
およびラベル切断が完了してから引き込みローラ54に
よる搬送速度を上げる(図12符号f)点が異なる。
以降において3つのローラの回転駆動によって100m
m/secで感熱性粘着ラベル60を搬送するためラベ
ルの弛み量は変わらないのに対して、本実施形態では引
き込みローラ54の回転駆動による搬送速度は遅いまま
なので感熱性粘着ラベルの弛み量が増大する(図11
(d))。
は5mm/secと印字用プラテンローラ33による搬
送速度100mm/secに対して著しく遅いので、所
定の印字が完了して、印字用プラテンローラ33により
200mmのラベルが送り出された時点でも、ラベルの
先端は熱活性化用プラテンローラ53に到達しない。ま
た、カッターユニット30によるラベル切断が完了した
後すぐに(例えば0.25sec後)引き込みローラの
回転駆動による搬送速度を上げるようにするのが望まし
い。
マルプリンタP1に関するものであるが、図1において
引き込みローラ54を省略した構成を有するサーマルプ
リンタであっても下記のような速度制御方法を適用する
ことによりラベルを弛ませることができる。
化ユニット50に引き込みローラ54を有さないサーマ
ルプリンタにおいて、印字用プラテンローラ53による
搬送速度を印字用プラテンローラ33による搬送速度よ
りも遅くして感熱性粘着ラベル60を弛ませる場合の制
御方法である。図13は感熱性粘着ラベル60の搬送状
態を示す説明図で、図14は印字用プラテンローラ3
3、可動刃41、熱活性用プラテンローラ53の駆動状
態を示すタイミングチャートである。
ンローラ53による搬送速度は感熱性粘着剤層の熱活性
化に要する時間を考慮して100mm/secと一定と
しているため、印字用プラテンローラ33による搬送速
度を200mm/secとして速度差が生じるようにし
ている。
3のプリンタおいては、熱活性化用サーマルヘッド52
および熱活性化用プラテンローラ53を挿入方向変更手
段としてもよい。この場合、熱活性化用サーマルヘッド
52と熱活性化用プラテンローラ53の接点における接
線方向が水平方向に対して所定の角度で傾くように設置
される。
制御方法により、熱活性化用プラテンローラ53と熱活
性化用サーマルヘッド52(発熱素子51)との間に感
熱性粘着ラベル60を挟んだ状態で搬送を停止すること
なくラベルの切断を実現できる。したがって、感熱性粘
着ラベルが熱活性化用サーマルヘッド52(発熱素子5
1)に張り付いて紙ジャムを生じるなどの不具合を回避
できるので、貼着用ラベルの作製効率を格段に向上でき
る。
実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上
記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能である。
リンタのような熱転写式の印字装置に適用したものを説
明したが、本発明は、インクジェット方式、レーザープ
リント方式等に適用することも可能である。その場合に
は、ラベルの印字可能層に感熱印字層に代えて各印字方
式に適した加工が施されたラベルが用いられることとな
る。
ない場合は、印字が完了して印字用プラテンローラ33
の回転駆動を停止すると同時に、引き込みローラ54の
回転駆動を停止してラベルの切断を実行する。このと
き、ラベルの先端が熱活性化用プラテンローラ53に到
達しないようにする。例えば、ラベルの搬送方向にレー
ル等の誘導治具を設けて、カッターユニット40と熱活
性化ユニット50をラベルの搬送方向に摺動可能に構成
することにより互いの距離を調節することができる。ま
た、カッターユニット40と熱活性化ユニット50とを
垂直方向に移動することにより距離を調節するようにし
てもよい。
印字可能層が、他方に感熱性粘着剤層がそれぞれ形成さ
れてなる感熱性粘着シートの前記印字可能層に印字する
印字手段と、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送
する第1の搬送手段と、を有する印字装置と、前記印字
装置の後段に設けられ前記感熱性粘着シートを所定の長
さに切断するカッター装置と、前記カッター装置の後段
に設けられ、前記感熱性粘着剤層を加熱する加熱手段
と、前記感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第2
の搬送手段と、を有する熱活性化装置と、を備えたプリ
ンタにおけるシートの搬送および切断方法であって、前
記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の速度制御によ
り前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に所定長の
シートを一時的に弛ませた後、前記第1の搬送手段の動
作を停止して前記カッター装置によるシートの切断を行
うようにしたので、第2の搬送手段により感熱性粘着シ
ートを搬送しながら、または、加熱手段に感熱性粘着シ
ートの先端が到達する前に、カッター装置によるシート
の切断を実行できるので、感熱性粘着シートが加熱手段
に張り付いて紙ジャムを生じるなどの不具合を解消でき
るうえ、紙ジャムとなったラベルを排出する等の無駄な
メンテナンスが不要となる。したがって、貼着用ラベル
の作製効率を格段に向上できるという効果を奏する。
示す概略図である。
ック図である。
搬送状態を示す説明図である。
33、可動刃41、引き込みローラ54、熱活性化用プ
ラテンローラ53の駆動状態を示すタイミングチャート
である。
搬送状態を示す説明図である。
33、可動刃41、引き込みローラ54、熱活性化用プ
ラテンローラ53の駆動状態を示すタイミングチャート
である。
搬送状態を示す説明図である。
ラ33、可動刃41、引き込みローラ54、熱活性化用
プラテンローラ53の駆動状態を示すタイミングチャー
トである。
の搬送状態を示す説明図である。
ラ33、可動刃41、引き込みローラ54、熱活性化用
プラテンローラ53の駆動状態を示すタイミングチャー
トである。
の搬送状態を示す説明図である。
ラ33、可動刃41、熱活性化用プラテンローラ53の
駆動状態を示すタイミングチャートである。
概略図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 シート状基材の一方に印字可能層が、他
方に感熱性粘着剤層がそれぞれ形成されてなる感熱性粘
着シートの前記印字可能層に印字する印字手段と、前記
感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第1の搬送手
段と、を有する印字装置と、 前記印字装置の後段に設けられ前記感熱性粘着シートを
所定の長さに切断するカッター装置と、 前記カッター装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤
層を加熱する加熱手段と、前記感熱性粘着シートを所定
の方向に搬送する第2の搬送手段と、を有する熱活性化
装置と、を備えたプリンタにおけるシートの搬送および
切断方法であって、 前記第1の搬送手段と前記第2の搬送手段の速度制御に
より前記カッター装置と前記熱活性化装置の間にシート
を一時的に弛ませた後、 前記第1の搬送手段の動作を停止して前記カッター装置
によるシートの切断を行うことを特徴とする感熱性粘着
シートの搬送および切断方法。 - 【請求項2】 前記第2の搬送手段による搬送速度を前
記第1の搬送手段による搬送速度よりも遅くすることで
前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に所定長のシ
ートを一時的に弛ませることを特徴とする請求項1に記
載の感熱性粘着シートの搬送および切断方法。 - 【請求項3】 前記第2の搬送手段は、前記加熱手段に
対向配置された熱活性化用プラテンローラであり、 前記第1の搬送手段と前記熱活性化用プラテンローラの
速度制御により前記カッター装置と前記熱活性化装置の
間に所定長のシートを一時的に弛ませることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の感熱性粘着シートの
搬送および切断方法。 - 【請求項4】 前記第2の搬送手段は、前記加熱手段に
対向配置された熱活性化用プラテンローラと、該熱活性
化用プラテンローラの前段に設けられ互いに接する一対
の引き込みローラとで構成され、 前記第1の搬送手段と前記引き込みローラの速度制御に
より前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に所定長
のシートを一時的に弛ませることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の感熱性粘着シートの搬送および
切断方法。 - 【請求項5】 前記感熱性粘着シートの先端が前記引き
込みローラと前記熱活性化用プラテンローラとの間にき
た時点で一旦前記引き込みローラの回転駆動を停止する
ことで前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に所定
長のシートを一時的に弛ませることを特徴とする請求項
4に記載の感熱性粘着シートの搬送および切断方法。 - 【請求項6】 シート状基材の一方に印字可能層が、他
方に感熱性粘着剤層がそれぞれ形成されてなる感熱性粘
着シートの前記印字可能層に印字する印字手段と、前記
感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する第1の搬送手
段と、を備えた印字装置と、 前記印字装置の後段に設けられ前記感熱性粘着シートを
所定の長さに切断するカッター装置と、 前記カッター装置の後段に設けられ、前記感熱性粘着剤
層を加熱する加熱手段と、前記感熱性粘着シートを所定
の方向に搬送する第2の搬送手段と、を備えた熱活性化
装置と、 前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段による搬
送速度をそれぞれ独立して制御可能な制御装置と、を少
なくとも備えたプリンタにおいて、 前記カッター装置と前記熱活性化装置の間に、感熱性粘
着シートを所定長弛ませることのできる空間を有する貯
シート部と、 感熱性粘着シートを所望の方向へ弛ませるためのシート
誘導手段と、を設けたことを特徴とする感熱性粘着シー
ト用プリンタ。 - 【請求項7】 前記シート誘導手段は、搬送される感熱
性粘着シートに対して略平行に設けられた第1のガイド
と、搬送される感熱性粘着シートを挟んで前記第1のガ
イドと反対側に設けられた第2のガイドと、からなり、 前記第2のガイドは、前記感熱性粘着シートが前記貯シ
ート部に弛むのを補助する誘導部を形成されていること
を特徴とする請求項6に記載の感熱性粘着シート用プリ
ンタ。 - 【請求項8】 前記シート誘導手段は、前記印字装置か
らのシート送出方向を特定する送出方向変更手段と、前
記熱活性化装置へのシート挿入方向を特定する挿入方向
変更手段と、を含むことを特徴とする請求項6または請
求項7に記載の感熱性粘着シート用プリンタ。 - 【請求項9】 前記印字手段は、前記感熱性粘着シート
の印字可能層を加熱することにより印字を行う印字用サ
ーマルヘッドであり、 前記第1の搬送手段は、前記印字用サーマルヘッドに対
向配置された印字用プラテンローラであり、 前記送出方向変更手段は、前記印字用サーマルヘッドと
前記印字用プラテンローラとで構成され、 前記印字用サーマルヘッドおよび前記印字用プラテンロ
ーラは、互いの接触点を通る接線が前記印字装置の送出
点と前記熱活性化装置の挿入点を結ぶ直線に対して所定
の角度で傾くように設置されていることを特徴とする請
求項8に記載の感熱性粘着シート用プリンタ。 - 【請求項10】 前記加熱手段は、前記感熱性粘着シー
トの感熱性粘着剤層を加熱することにより熱活性化させ
る熱活性化用サーマルヘッドであり、 前記第2の搬送手段は、前記熱活性化用サーマルヘッド
に対向配置された熱活性化用プラテンローラであり、 前記挿入方向変更手段は、前記熱活性化用サーマルヘッ
ドと前記熱活性化用プラテンローラとで構成され、 前記熱活性化用サーマルヘッドおよび前記熱活性化用プ
ラテンローラは、互いの接触点を通る接線が前記印字装
置の送出点と前記熱活性化装置の挿入点を結ぶ直線に対
して所定の角度で傾くように設置されていることを特徴
とする請求項8または請求項9に記載の感熱性粘着シー
ト用プリンタ。 - 【請求項11】 前記第2の搬送手段は、前記熱活性化
装置のシート挿入部に設けられた互いに接する一対の引
き込みローラを含み、 前記挿入方向変更手段は、前記一対の引き込みローラで
構成され、 前記一対の引き込みローラは、互いの接触点を通る接線
が前記印字装置の送出点と前記熱活性化装置の挿入点を
結ぶ直線に対して所定の角度で傾くように設置されてい
ることを特徴とする請求項8から請求項10の何れかに
記載の感熱性粘着シート用プリンタ。 - 【請求項12】 前記印字装置、前記カッター装置およ
び前記熱活性化装置は、互いの距離を変更可能に構成さ
れることを特徴とする請求項6から請求項11の何れか
に記載の感熱性粘着シート用プリンタ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117922A JP4064707B2 (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ |
EP03251876A EP1354715B1 (en) | 2002-04-19 | 2003-03-25 | Forwarding and cutting method of heat sensitive adhesive sheet and printer for heat sensitive adhesive sheet |
DE60300335T DE60300335T2 (de) | 2002-04-19 | 2003-03-25 | Drucker und Verfahren zum Zuführen und Schneiden eines wärmeempfindlichen Klebeblatt |
US10/397,857 US6867792B2 (en) | 2002-04-19 | 2003-03-26 | Forwarding and cutting method of heat sensitive adhesive sheet and printer for heat sensitive adhesive sheet |
KR1020030024682A KR100918738B1 (ko) | 2002-04-19 | 2003-04-18 | 감열성 점착 시트의 반송 및 절단 방법 및 감열성 점착시트용 프린터 |
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JP2002117922A JP4064707B2 (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ |
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