JP2021047615A - 印字ラベル作成システム、印字ラベル作成装置、印刷処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】先に印刷される余白領域の印刷内容を、後から作成される印字ラベルの印刷内容に対し確実に対応させることで、被印字媒体の無駄な浪費を防止する。【解決手段】印字ラベル作成システム1は、今回ジョブを受信する受信処理部と、次回ジョブ用の固有IDを生成する情報生成処理部と、受信した今回ジョブに対応した印字Rを印刷するとともに、余白領域に対し、生成した次回ジョブ用の固有IDに対応した二次元バーコードを印刷する印刷処理部と、印字が印刷された印字領域と二次元バーコードが印刷された余白領域との間を切断する切断処理部と、生成した次回ジョブ用の固有IDを記憶する情報記憶処理部と、印刷した印字に対応するラベル情報及び記憶されていた今回ジョブ用の固有IDを対応付ける対応付け処理部と、対応付けたラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとの相関を保存する保存処理部と、を有する。【選択図】図8
Description
本発明は、被印字媒体に印刷を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成システム、印字ラベル作成装置、及び印刷処理プログラムに関する。
被印字媒体に印刷を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術においては、被印字媒体(カバーフィルム)が搬送され、その搬送される被印字媒体に印字手段(印字ヘッド)によって所望の印字が形成される。そして、印字形成後の被印字媒体の搬送方向上流側端部が切断手段(カッタ)によって切断され、印字ラベルが作成される。
上記印字ラベル作成装置においては、1回の印刷ジョブが発せられると、搬送される被印字媒体に対し当該印刷ジョブに対応した印字(ラベル印字)が印刷された後、そのラベル印字がなされた領域とそれに後続する余白領域と間が切断されることで、1つの印字ラベルが作成される。次の印刷ジョブが発せられると、また上記同様の手順が繰り返される。
上記のようなラベル作成手法の場合、各回の印刷ジョブに対応して印字ラベルが作成されるとき、毎回余白領域が生じてしまい、被印字媒体が無駄に浪費される。そのため、各印字ラベルを作成するときに、印字ラベルの上記ラベル印字に対応した何らかの付帯情報(ラベル情報)を上記余白領域に印刷することで、上記のような被印字媒体の浪費を防止することが考えられる。
しかしながら、上記のラベル作成手法においては、1回の印刷ジョブに対応してラベル印字を備えたラベル領域が切断されて1つの印字ラベルが作成されるとき、そのラベル領域に後続する余白領域は上記印字ラベルから分断されて未切断の被印字媒体側に残る。そして、残った当該余白領域は、その次の回の印刷ジョブにより作成される印字ラベルに随伴することとなる。すなわち、ある回の印刷ジョブに対応した印字ラベルを作成するときに上記余白領域に印刷を行うことはできるが、その余白領域は、その次の回の印刷ジョブによる印字ラベルに随伴することとなる。このため、そのままでは、先に印刷される余白領域の印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域が随伴する)印字ラベルの上記ラベル領域のラベル印字の内容に対応させることができないという課題があった。
本発明の目的は、先に印刷される余白領域の印刷内容を、後から作成される印字ラベルの印刷内容に対し確実に対応させることで、被印字媒体の無駄な浪費を防止できる印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、印字ラベル作成装置と、端末と、を有し、断続的に発せられる複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成システムであって、今回の印刷ジョブを受信する第1処理を実行する受信処理部と、次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する第2処理を実行する情報生成処理部と、被印字媒体を搬送しつつ、当該搬送する被印字媒体のラベル領域に対して前記第1処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記第2処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する第3処理を実行する印刷処理部と、前記第3処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する第4処理を実行する切断処理部と、前記第2処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する第5処理を実行する情報記憶処理部と、前記第3処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記第2処理で生成され前記第5処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける第6処理を実行する対応付け処理部と、前記第6処理で対応付けた、前記ラベル情報と前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報との相関を保存する第7処理を実行する保存処理部と、を有することを特徴とする。
本願発明の印字ラベル作成システムにおいては、断続的に複数回の印刷ジョブが発せられ、各回の印刷ジョブごとに1つの印字ラベルが作成される。すなわち、1回の印刷ジョブが発せられると、搬送される被印字媒体のラベル領域に対し当該印刷ジョブに対応したラベル印字が印刷された後、そのラベル領域と当該ラベル領域に後続する余白領域との間が切断されることで、1つの印字ラベルが作成される。次の印刷ジョブが発せられると、また上記同様の手順が繰り返される。
そして、本願発明の印字ラベル作成システムにおいては、前述したように印刷タイミングにタイムラグがある、余白領域とラベル領域とを対応付けるために、固有識別情報が用いられる。すなわち、まず今回の印刷ジョブが受信されると(第1処理)、その次の回に印刷ジョブが受信されるときに備えるための、次回の印刷ジョブ用の固有識別情報が生成される(第2処理)。そしてその後の第3処理において、上記受信した印刷ジョブに対応したラベル印字がラベル領域に印刷されるとともに、上記生成した次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字が(上記ラベル領域に後続する)余白領域に印刷される。
その後、上記情報印字が印刷された余白領域は、前述のようにラベル印字が印刷されたラベル領域との間が切断されることで当該ラベル領域を備えた印字ラベルと分断され(第4処理)、被印字媒体側に残る。なお、分断された印字ラベルには、前回の印刷ジョブに対応した印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字が随伴している。
上記のように生成された上記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報は、適宜の箇所に記憶される(第5処理)。ここで、このような今回の印刷ジョブに対応した印字ラベルの作成時には、前回の印刷ジョブに対応した印字ラベルの作成時における上記第5処理により、今回の印刷ジョブ用の固有識別情報が既に記憶されている状態である。これを利用して、本願発明においては、このように記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報が、上記のような今回の印字ラベルの作成時においてラベル領域に印刷されたラベル印字のラベル情報と対応付けられる(第6処理)。そして、それら対応付けられた今回印刷ジョブに係わる上記ラベル情報と上記固有識別情報との相関が、適宜の箇所に保存される(第7処理)。
以上の流れにより、今回の印刷ジョブに基づいて作成された印字ラベルに備えられた上記ラベル印字のラベル情報と、事前に生成され記憶されていた、今回の印刷ジョブ用の固有識別情報とが対応付けられ、その相関が保存される。この結果、例えば、上記固有識別情報を取得して上記相関を参照すれば、対応する上記ラベル情報をいつでも取得することができる。これにより、先に印刷される余白領域の印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域が随伴する)印字ラベルの上記ラベル領域のラベル印字の内容に対し確実に対応させることができる。
このように、本願発明によれば、被印字媒体の余白領域に、各印字ラベルのラベル情報に対し後から対応づけ可能な情報印字を印刷することで、前述の被印字媒体の無駄な浪費を防止することができる。
本発明によれば、先に印刷される余白領域の印刷内容を、後から作成される印字ラベルの印刷内容に対し確実に対応させることで、被印字媒体の無駄な浪費を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<印字ラベル作成システムの構成>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態の印字ラベル作成システムの全体構成を説明する。
まず、図1を参照しつつ、本実施形態の印字ラベル作成システムの全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態の印字ラベル作成システム1は、ラベルプリンタ3と、例えばスマートフォンからなる操作端末2と、サーバ200と、を有する。なお、ラベルプリンタ3が印字ラベル作成装置の一例に相当し、操作端末2が携帯端末、端末の一例に相当し、サーバ200がサーバ端末の一例、端末の他の例に相当する。また、図示を省略しているが、印字ラベル作成システム1では、後述の情報印字としての2次元バーコードを読み取るためのバーコードリーダが設けられており、その読み取り結果に基づきサーバ200内に設けられる後述するデータベース201の検索が行えるようになっている(詳細は後述)。なお、このバーコードリーダはラベルプリンタ3に併設されていてもよいし、ラベルプリンタ3とは別個独立して設けられていてもよい。またバーコードリーダとしての機能を上記操作端末が有していてもよい。
ラベルプリンタ3は、操作端末2との間で各種の情報や指示信号を送受し、ユーザの操作に基づき操作端末2から送信された印刷ジョブ(詳細は後述)に対応して、所望のテキストや画像等の印字を備えた印字ラベルLを作成する。なお、操作端末2は、いわゆるフィーチャーフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ等でもよい。
<カートリッジ及びその周囲の詳細構造>
ラベルプリンタ3の内部には、上記印字ラベルLを作成するためのカートリッジが備えられている。図2は、上記カートリッジ7の詳細構造を模式的に表す拡大平面図である。
ラベルプリンタ3の内部には、上記印字ラベルLを作成するためのカートリッジが備えられている。図2は、上記カートリッジ7の詳細構造を模式的に表す拡大平面図である。
図2において、カートリッジ7は、ラベルプリンタ3のカートリッジホルダ6に収納されており、第1ロール102と、第2ロール104と、リボン供給側ロール211と、リボン巻取りローラ106と、テープ送りローラ27と、を有する。
第1ロール102には、帯状の基材テープ101が巻回されており、第2ロール104には、上記基材テープ101と略同じ幅である透明なカバーフィルム103が巻回されている。リボン供給側ロール211からはインクリボン105が繰り出され、印字後のインクリボン105がリボン巻取りローラ106によって巻き取られる。但し、被印字媒体として感熱テープが用いられる場合はインクリボン105は不要となる。
テープ送りローラ27は、カートリッジ7のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されている。なお、上記カバーフィルム103と、当該カバーフィルム103に上記基材テープ101が貼り合わされた上記印字済みラベル用テープ109とが、各請求項記載の被印字媒体の一例に相当する。
基材テープ101はこの例では4層構造となっており(図2中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図2中右側)よりその反対側(図2中左側)へ向かって、適宜の粘着材からなる粘着層101a、PET等から成る色付きのベースフィルム101b、適宜の粘着材からなる粘着層101c、剥離紙101dの順序で積層されている。上記剥離紙101dが、最終的にラベル状に完成した上記印字ラベルLが被着体に貼り付けられる際に剥がされることで、粘着層101cにより印字ラベルLが当該被着体に接着される。
上記構成のカートリッジ7において、カートリッジ7外に設けられた搬送用モータ119(後述の図3参照)の駆動力が、図示しないギヤ機構を介し、カートリッジホルダ6に設けられたリボン巻取りローラ駆動軸107及びテープ送りローラ駆動軸108に伝達される。これにより、上記リボン巻取りローラ106及び上記テープ送りローラ27が、互い連動して回転駆動される。一方、テープ送りローラ駆動軸108は、カートリッジホルダ6側に設けられたテープ圧接ローラ28及びプラテンローラ26と、図示しないギヤ機構にて連結されている。この結果、前述のテープ送りローラ駆動軸108の駆動に伴い、上記テープ送りローラ27、テープ圧接ローラ28、及びプラテンローラ26が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出されて搬送され、テープ送りローラ27へ供給される。なお、上記テープ送りローラ駆動軸108が、搬送手段の一例に相当している。
このとき、上記プラテンローラ26の回転により、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出され搬送されるとともに、プラテンローラ26に対向して設けられたサーマルヘッド23が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面に、操作端末2から送信された印字データに対応した所望の印字R(後述の図4、図10等参照)が印刷される。なお、サーマルヘッド23が印字手段の一例に相当し、印字Rがラベル印字の一例に相当する。この結果、前述のようにして駆動されるテープ送りローラ27及びテープ圧接ローラ28が、上記基材テープ101と上記印字Rが形成されたカバーフィルム103とを押圧し接着させる。これにより、上記印字済みラベル用テープ109が生成され、図2中矢印Aで示す方向に送られて、カートリッジ7外へと搬出する。カバーフィルム103への印字Rの形成が終了したインクリボン105は、前述したリボン巻取りローラ駆動軸107の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
そして、上述のように貼り合わされて生成された印字済みラベル用テープ109がカッタ40によって切断されて印字ラベルLが生成され、排出される。なお、このとき、カッタ40は、カバーフィルム103の搬送経路に沿ってサーマルヘッド23よりも所定距離Xだけ離間した下流側に配置されている。なお、カッタ40が切断手段の一例に相当している。
<制御系>
本実施形態のラベルプリンタ3、操作端末2、及びサーバ200の制御系を図3により説明する。
本実施形態のラベルプリンタ3、操作端末2、及びサーバ200の制御系を図3により説明する。
<操作端末2の制御系>
図3において、操作端末2は、CPU12と、RAM13a及びROM13b等を備えたメモリ13と、操作ボタン14と、通信制御部15と、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置16と、タッチパネル17と、を有する。
図3において、操作端末2は、CPU12と、RAM13a及びROM13b等を備えたメモリ13と、操作ボタン14と、通信制御部15と、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置16と、タッチパネル17と、を有する。
メモリ13のRAM13aには、例えばユーザがタッチパネル17を適宜に操作することで作成された、上記印字ラベルLに表記したい所望の印字内容に対応した印字データが記憶される。
CPU12は、メモリ13のRAM13aの一時記憶機能を利用しつつ、メモリ13のROM13bや大容量記憶装置16に記憶された各種プログラムを実行することで、操作端末2全体の制御を行う。なお、CPU12が演算手段の一例に相当する。
通信制御部15は、ラベルプリンタ3及びサーバ200との間で行われる通信(詳細内容は後述)の制御を行う。
メモリ13のROM13bには、CPU12に対し後述の図8〜図13、図15、図17等に示すタイムチャートの各手順を実行させる制御プログラム(印刷処理プログラム)が記憶されている。なお、この制御プログラムは、大容量記憶装置16に記憶されていてもよい。なお、大容量記憶装置16は、本体メモリに限られず、SDメモリカード等の適宜の外部メモリでもよい。
<ラベルプリンタ3の制御系>
図3において、ラベルプリンタ3には、各機器を制御するCPU111と、このCPU111に対し、それぞれデータバス112を介して接続された入出力インターフェース113と、ROM116と、適宜のメモリ117とが設けられている。なお、CPU111が制御手段の一例に相当し、メモリ117が記憶手段の一例に相当する。
図3において、ラベルプリンタ3には、各機器を制御するCPU111と、このCPU111に対し、それぞれデータバス112を介して接続された入出力インターフェース113と、ROM116と、適宜のメモリ117とが設けられている。なお、CPU111が制御手段の一例に相当し、メモリ117が記憶手段の一例に相当する。
ROM116には、上記操作端末2からの印字データに対応して上記サーマルヘッド23及び搬送用モータ119を駆動する印字制御プログラム等、ラベルプリンタ3の制御上必要な各種のプログラム(後述の図8〜図13、図15、図17等に示すタイムチャートの各手順を実行させる制御プログラムを含む)が格納されている。CPU111は、この各種プログラムに基づいて各種の演算を行い、ラベルプリンタ3全体の制御を行う。
また入出力インターフェース113には、上記操作端末2と、サーマルヘッド23と、上記リボン巻取りローラ駆動軸107及びテープ送りローラ駆動軸108を駆動する搬送用モータ119と、上記カッタ40を駆動するカッタモータ43とが、それぞれ適宜の駆動回路(図示省略)を介し、接続されている。また入出力インターフェース113には通信制御部208が接続されており、この通信制御部208によって、操作端末2及びサーバ200との間で行われる通信(詳細内容は後述)の制御が行われる。
<サーバ200の制御系>
サーバ200は、CPU244を有し、このCPU444に、ROM246、RAM248、大容量記憶装置247、及び通信制御部243が接続されている。
サーバ200は、CPU244を有し、このCPU444に、ROM246、RAM248、大容量記憶装置247、及び通信制御部243が接続されている。
ROM246には、制御上必要な各種のプログラム(後述の図8〜図13、図15、図17等に示すタイムチャート)が格納されている。CPU244は、このROM246に記憶されている各種プログラムに基づいて各種の演算を行う。
通信制御部243は、操作端末2及びラベルプリンタ3との間で行われる通信(詳細内容は後述)の制御を行う。
<実施形態の要部>
本実施形態の要部は、上記のように印字済みラベル用テープ109に印字Rが形成されて印字ラベルLが作成されるとき、印字領域S(後述の図4(b)等参照)に後続する余白領域(後述)を有効活用しテープの無駄をなくすときの手法にある。なお、印字領域Sがラベル領域の一例に相当している。以下、その詳細を、比較例を用いつつ説明する。
本実施形態の要部は、上記のように印字済みラベル用テープ109に印字Rが形成されて印字ラベルLが作成されるとき、印字領域S(後述の図4(b)等参照)に後続する余白領域(後述)を有効活用しテープの無駄をなくすときの手法にある。なお、印字領域Sがラベル領域の一例に相当している。以下、その詳細を、比較例を用いつつ説明する。
<比較例の手法による印字ラベル作成の流れ>
本実施形態の手法を説明する前に、比較例の手法による印字ラベルLの作成の流れの一例を、図4を参照しつつ説明する。
本実施形態の手法を説明する前に、比較例の手法による印字ラベルLの作成の流れの一例を、図4を参照しつつ説明する。
図4(a)は、印字ラベルLの生成が開始される前の状態に対応する。この状態では、先に生成された印字ラベル(図示せず)の後端部がカッタ40で切断されたことで、カバーフィルム103を含む印字済みラベル用テープ109(以下単に、「テープ103,109」と称する。図示も同様)の先端位置が、上記カッタ40に対向する位置にある。
この状態で、例えば、操作端末2から、文字列「ABC」の印字データを用いた1つの印刷ジョブが送信されることで、ラベルプリンタ3において印字ラベルL1の生成が開始される。すなわち、まず、テープ103,109の搬送が開始されテープ103,109の搬送方向位置が、サーマルヘッド23が所定の印字領域Sに対向する位置となると、当該印字領域S内にサーマルヘッド23により文字列「ABC」の印字R1の形成が開始される(図4(b)参照)。このとき、前述したように、カッタ40はサーマルヘッド23よりも搬送経路に沿って距離Xだけ下流側に離間して位置しており、それらサーマルヘッド23とカッタ40との間には上記距離Xが存在している。この結果、上記図4(a)に示した上記印字ラベルL1の作成開始時には、新たな印字形成を行えない余白部分となる余白領域V1が生じている(言い換えれば余白領域V1の長さは、上記距離Xと同一値となる。後述の余白領域V2,・・等も同様)。
これに対応し、上記のようにして新たに印字ラベルL1の作成が開始され、印字領域Sへの印字R1の形成が開始された後(図4(b))、上記余白領域V1の後端部Vrがカッタ40に対向した時点(図4(c)参照。言い換えれば上記距離Xに対応した搬送距離だけ搬送が行われた時点)で、上記搬送及び印字R1の形成が停止される。この例では、上記文字列「ABC」のうち文字「B」の形成途中で印字形成が中断されている。この搬送・印字形成停止の後、上記余白領域V1の後端部Vrにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され(図4(c)参照)、これによって余白領域V1が後続のテープ103,109から分離されて排出される。
その後、上記搬送及び印字Rの形成が再開され、上記印字領域Sへの印字R1(文字列「ABC」)の形成が終了した後、さらにテープ103,109の搬送は継続され、印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で搬送が停止される。そして当該印字領域Sの後端部Srにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され(図4(d)参照)、これによって印字領域Sが後続のテープ103,109から分離されて排出される。これにより「ABC」の印字Rを備えた1枚目の印字ラベルL1が作成完了する。
上記のようにして1つの印刷ジョブに対応する印字ラベルL1が作成された後、例えば、操作端末2から、文字列「DEF」の印字データを用いた別の1つの印刷ジョブが受信されると、ラベルプリンタ3において文字列「DEF」の印字データを用いた印字ラベルL2の生成が開始される。この場合、上記文字列「DEF」に係わる印刷ジョブは、先の文字列「ABC」に係わる印刷ジョブから、ある程度の時間的間隔をおいて操作端末2から受信されている。この受信により、上記同様にテープ103,109の搬送が開始され(図4(e)参照)、印字領域S内にサーマルヘッド23により文字列「DEF」の印字R2の形成が開始された後、上記同様、上記距離Xだけ搬送が行われて次の余白領域V2の後端部Vrがカッタ40に対向した時点で搬送が停止されてテープ103,109の切断が行われる。さらにその後、テープ搬送及び印字R2の形成が再開されて印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で(図4(g)参照)、搬送が停止されてテープ103,109がカッタ40により切断され、後続から分離されて排出される。これにより、「DEF」の印字R2を備えた2枚目の印字ラベルL2が作成完了する。
以降、操作端末2から、印字データを用いた1つの印刷ジョブが受信されるたびに、上記同様の処理が実行され、上記印字データに対応する文字列を備えた印字ラベルL3,・・が生成される(図4(h)〜(j)等参照)。すなわち、この例では、操作端末2からの1回の印刷ジョブで複数の印字ラベルLが連続的に作成されるのではなく、複数回の印刷ジョブが適宜の間隔を置いて操作端末2から断続的に受信されることで、各回ごとに、1つの印字ラベルLが作成される。
<比較例における課題>
上記図4(a)〜(j)に示した比較例の手法により各回の印刷ジョブごとに印字ラベルLが作成される場合、1回の印刷ジョブに対応して1つの印字ラベルL1,L2,L3,・・が作成完了したとき、印字ラベルL1,L2,L3の搬送方向下流側に未印字状態で残された上記余白領域V1,V2,V3,・・が毎回一緒に排出される(図4(d)、図4(g)、図4(j)等参照)。そのため、テープ103,109が無駄に浪費されることとなり、好ましくない。
上記図4(a)〜(j)に示した比較例の手法により各回の印刷ジョブごとに印字ラベルLが作成される場合、1回の印刷ジョブに対応して1つの印字ラベルL1,L2,L3,・・が作成完了したとき、印字ラベルL1,L2,L3の搬送方向下流側に未印字状態で残された上記余白領域V1,V2,V3,・・が毎回一緒に排出される(図4(d)、図4(g)、図4(j)等参照)。そのため、テープ103,109が無駄に浪費されることとなり、好ましくない。
そこで、各印字ラベルLを作成するときに、印字ラベルLへの印字内容(前述の例では文字列「ABC」「DEF」等)に対応した何らかの付帯情報を上記余白領域Vに印刷することで、上記のようなテープ103,109の浪費を防止することが考えられる。
しかしながら、図4を用いて前述したように、上記比較例の手法においては、1回の印刷ジョブに対応して印字Rを備えた印字領域Sが切断されて1つの印字ラベルLが作成されるとき、その印字領域Sに後続する上記余白領域Vは当該印字ラベルLから分断されて未切断のテープ103,109側に残る(図4(e)、図4(h)参照)。そして、残った当該余白領域Vは、その次の回の印刷ジョブにより作成される印字ラベルLに随伴することとなる。すなわち、ある回の印刷ジョブに対応した印字ラベルLを作成するときに上記余白領域Vに印刷を行うことはできるが、その余白領域Vは、その次の回の印刷ジョブによる印字ラベルLに随伴することとなる。このため、そのままでは、先に印刷される余白領域Vの印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域Vが随伴する)印字ラベルLの上記印字領域Sの印字内容(ラベル情報)に対応させることができない。
<実施形態の手法による印字ラベル作成の流れ>
そこで、本実施形態では、上記余白領域V1,V2,V3,・・に二次元バーコードRf1,Rf2,Rf3,・・(詳細は後述)を形成する。その詳細を、上記図4にそれぞれ対応する図5、図6、図7により説明する。なお上記二次元バーコードRf1,Rf2,Rf3,・・が、バーコード印字及び情報印字の一例に相当している。
そこで、本実施形態では、上記余白領域V1,V2,V3,・・に二次元バーコードRf1,Rf2,Rf3,・・(詳細は後述)を形成する。その詳細を、上記図4にそれぞれ対応する図5、図6、図7により説明する。なお上記二次元バーコードRf1,Rf2,Rf3,・・が、バーコード印字及び情報印字の一例に相当している。
<1つめの印字ラベルL1の生成>
まず、図5(a)及び図5(b)は、上記比較例の図4(a)、図4(b)及び図4(c)とほぼ同様である。すなわち、操作端末2からの印刷ジョブに基づき文字列「ABC」の印字データを用いて印字ラベルL1の生成が開始されると、テープ103,109の搬送が開始される。そして、テープ103,109の搬送方向位置が、サーマルヘッド23が上記印字領域Sに対向する位置となると、当該印字領域S内に文字列「ABC」の印字R1の形成が開始される。余白領域V1の後端部Vrがカッタ40に対向した時点で(言い替えれば印字領域S内への印字R1の形成途中で。図5(b)参照)、上記搬送及び印字R1の形成が停止され、上記後端部Vrにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され、余白領域V1が分離されて排出される。
まず、図5(a)及び図5(b)は、上記比較例の図4(a)、図4(b)及び図4(c)とほぼ同様である。すなわち、操作端末2からの印刷ジョブに基づき文字列「ABC」の印字データを用いて印字ラベルL1の生成が開始されると、テープ103,109の搬送が開始される。そして、テープ103,109の搬送方向位置が、サーマルヘッド23が上記印字領域Sに対向する位置となると、当該印字領域S内に文字列「ABC」の印字R1の形成が開始される。余白領域V1の後端部Vrがカッタ40に対向した時点で(言い替えれば印字領域S内への印字R1の形成途中で。図5(b)参照)、上記搬送及び印字R1の形成が停止され、上記後端部Vrにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され、余白領域V1が分離されて排出される。
その後、上記搬送及び印字R1の形成が再開され、上記印字領域Sへの印字R1(文字列「ABC」)の形成が終了する。その後、さらにテープ103,109を上記長さXだけ搬送しつつ、印字領域Sの搬送方向上流側に後続する余白領域V2に対し、適宜の手法によりラベルプリンタ3により生成された固有IDこの例では例えばID=1)に対応した、二次元バーコードRf1(この例では、上記ID=1を表す)が形成される(図5(c)参照)。なお、上記固有IDが、固有識別情報の一例に相当している。
その後、上記二次元バーコードRf1の形成完了とともに印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で、搬送が停止される(図5(d)参照)。そして、文字列「ABC」を備えた当該印字領域Sの後端部Sr(言い換えれば搬送方向上流側の端部)において、テープ103,109がカッタ40により切断され、これによって印字領域Sが後続のテープ103,109(長さXを備え上記二次元バーコードRf1を備えた余白領域V2を含む)から分離されて排出される。これにより文字列「ABC」を備えた1枚目の印字ラベルL1が作成完了する。
なお、このとき、サーバ200内の適宜の箇所(例えば前述の大容量記憶装置247等)には、上記固有ID及びそれを表す上記二次元バーコードRfと、各印字ラベルLの印字内容を表す上記ラベル情報とを対応付けるための、データベース201が記憶されている。そして、前述のように固有ID(上記の例ではID=1)が生成された後の適宜のタイミングで、図5(e)に示すように、固有ID=1に対応する上記二次元バーコードRf1が印刷済であることを表す、当該情報印字の内容(例えば上記QRコードの画像)が、上記データベース201内に書き込まれ保存される。なお、後述の印字ラベルL2の作成時とは異なり、この段階では上記二次元バーコードRf1に対してラベル情報はまだ対応付けられていない。
<2つめの印字ラベルL2の生成>
その後、図6に示すように、前述と同様、操作端末2からの新たな印刷ジョブに基づき文字列「DEF」の印字データを用いた印字ラベルL2の生成が開始される。すなわち上記同様にテープ103,109の搬送が開始され(図6(a)参照)、印字領域S内への文字列「DEF」の印字R2の形成途中でテープ103,109の搬送・印字R2の形成を停止して上記余白領域V2の後端部Vrでテープ103,109が切断されて余白領域V2が分離されて排出される(図6(b)参照)。
その後、図6に示すように、前述と同様、操作端末2からの新たな印刷ジョブに基づき文字列「DEF」の印字データを用いた印字ラベルL2の生成が開始される。すなわち上記同様にテープ103,109の搬送が開始され(図6(a)参照)、印字領域S内への文字列「DEF」の印字R2の形成途中でテープ103,109の搬送・印字R2の形成を停止して上記余白領域V2の後端部Vrでテープ103,109が切断されて余白領域V2が分離されて排出される(図6(b)参照)。
その後、上記同様、上記搬送及び印字R2の形成が再開され、上記印字領域Sへの印字R2(文字列「DEF」)の形成が終了する。その後、さらにテープ103,109を上記長さXだけ搬送しつつ、印字領域Sに後続する余白領域V3に対し、上記同様にラベルプリンタ3により適宜に生成された固有ID(この例ではID=2)に対応した、二次元バーコードRf2(この例では、上記ID=2を表す二次元バーコード)が形成される(図6(c)参照)。
その後、上記二次元バーコードRf2の形成完了とともに印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で、搬送が停止され(図6(c)参照)、後端部Srにおいてテープ103,109が切断される。これによって文字列「DEF」を備えた印字領域Sが後続のテープ103,109(長さXを備え上記二次元バーコードRf2を備えた余白領域V3を含む)から分離され、文字列「DEF」を備えた2枚目の印字ラベルL2が作成完了する。
そしてこのとき、図6(d)に示すように、上記印字R2が形成開始された後の適宜のタイミングで、上記データベース201内において、印字ラベルL2の作成前に前述のようにして記録済である上記二次元バーコードRf1に対し、印字ラベルL2のラベル情報である上記文字列「DEF」が対応付けられ、記録される。この結果、例えば、上記印字ラベルL2の作成時に同時に排出された余白領域V2の上記二次元バーコードRf1を適宜のバーコードリーダで読み取り、その読み取り結果により対応する固有ID(すなわちID=1)を取得して上記データベース201の相関を参照することで、対応する上記ラベル情報(すなわち文字列「DEF」)をいつでも取得することができる。これにより、印字ラベルL1の作成時に先に印刷された余白領域V2の印刷内容を、後から作成される印字ラベルL2の印字内容に対し確実に対応させることができる。
一方また、前述と同様、固有ID(上記の例ではID=2)が生成された後の適宜のタイミングで、図6(d)に示すように、固有ID=2に対応する上記二次元バーコードRf2が印刷済であることを表す、当該情報印字の内容(例えば上記QRコードの画像)が、上記データベース201内に書き込まれ保存される。そして、この二次元バーコードRf2については、前述と同様、この段階ではラベル情報はまだ対応付けられない。
<3つめの印字ラベルL3の生成>
その後、図7に示すように、前述と同様、操作端末2からの新たな印刷ジョブに基づき文字列「GHI」の印字データを用いた印字ラベルL3の生成が開始される。すなわち上記同様にテープ103,109の搬送が開始され(図7(a)参照)、印字領域S内への文字列「GHI」の印字R3の形成途中でテープ103,109の搬送・印字R3の形成を停止して上記余白領域V2の後端部Vrでテープ103,109が切断されて余白領域V3が分離されて排出される(図7(b)参照)。
その後、図7に示すように、前述と同様、操作端末2からの新たな印刷ジョブに基づき文字列「GHI」の印字データを用いた印字ラベルL3の生成が開始される。すなわち上記同様にテープ103,109の搬送が開始され(図7(a)参照)、印字領域S内への文字列「GHI」の印字R3の形成途中でテープ103,109の搬送・印字R3の形成を停止して上記余白領域V2の後端部Vrでテープ103,109が切断されて余白領域V3が分離されて排出される(図7(b)参照)。
その後、上記同様、上記搬送及び印字R3の形成が再開され、上記印字領域Sへの印字R3(文字列「GHI」)の形成が終了する。その後、さらにテープ103,109を上記長さXだけ搬送しつつ、印字領域Sに後続する余白領域V4に対し、上記同様にラベルプリンタ3により適宜に生成された固有ID(この例ではID=3)に対応した、二次元バーコードRf3(この例では、上記ID=3を表す二次元バーコード)が形成される(図7(c)参照)。
その後、上記二次元バーコードRf3の形成完了とともに印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で、搬送が停止され(図7(c)参照)、後端部Srにおいてテープ103,109が切断される。これによって文字列「GHI」を備えた印字領域Sが後続のテープ103,109(長さXを備え上記二次元バーコードRf3を備えた余白領域V4を含む)から分離され、文字列「GHI」を備えた3枚目の印字ラベルL3が作成完了する。
そしてこのとき、図7(d)に示すように、上記印字R3が形成開始された後の適宜のタイミングで、上記データベース201内において、印字ラベルL3の作成前に前述のようにして記録済である上記二次元バーコードRf2に対し、印字ラベルL3のラベル情報である上記文字列「GHI」が対応付けられ、記録される。この結果、例えば、上記印字ラベルL3の作成時に同時に排出された余白領域V3の上記二次元バーコードRf2を適宜のバーコードリーダで読み取り、その読み取り結果により対応する固有ID(すなわちID=1)を取得して上記データベース201の相関を参照することで、対応する上記ラベル情報(すなわち文字列「GHI」)をいつでも取得することができる。これにより、印字ラベルL2の作成時に先に印刷された余白領域V3の印刷内容を、後から作成される印字ラベルL3の印字内容に対し確実に対応させることができる。
一方また、前述と同様、固有ID(上記の例ではID=3)が生成された後の適宜のタイミングで、図7(d)に示すように、固有ID=3に対応する上記二次元バーコードRf3が印刷済であることを表す、当該情報印字の内容(例えば上記QRコードの画像)が、上記データベース201内に書き込まれ保存される。そして、この二次元バーコードRf3については、前述と同様、この段階ではラベル情報はまだ対応付けられない。
以降、操作端末2から新たに印刷ジョブが受信されるたびに上記同様の処理が繰り返され、4つ目の印字ラベルL4、5つ目の印字ラベルL5、・・が断続的に生成される。
<制御手順>
次に、上記手法を実現するために、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、図8に示す。
次に、上記手法を実現するために、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、図8に示す。
図8において、まず、ユーザが、例えば操作端末2の操作ボタン14等を適宜に操作することで、操作端末2のCPU12は、印字ラベルLを作成するための印字内容を表す印字データを含む印刷ジョブ(以下適宜、単に「今回ジョブ」という)を送信する(ステップSS10)。すると、ラベルプリンタ3のCPU111が、その送信された印刷ジョブを、前述の通信制御部208を介して受信し、取得する(ステップKS15)。なお、このステップKS15で実行する処理が第1処理及び受信処理の一例に相当し、このステップKS15を実行するCPU111が受信処理部の一例に相当している。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、次回新たに受信される印刷ジョブ(以下適宜、単に「次回ジョブ」という)に対応付けるための次回ジョブ用の固有IDを生成する(ステップKS20)。なお、このステップKS20で実行する処理が第2処理及び情報生成処理の一例に相当し、このステップKS20を実行するCPU111が情報生成処理部の一例に相当している。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、ステップKS15で受信された今回ジョブに含まれる印字データに基づきサーマルヘッド23を制御し、上記印字領域Sに対し対応する印字R(ラベル印字)の印刷を行う。またCPU111は、ステップKS20で生成された次回ジョブ用の固有IDに対応する二次元バーコードを生成し、印字領域Sに後続する余白領域Vに対し、その生成した二次元バーコードRf(情報印字)を印刷する(ステップKS30)。なお、このステップKS30で実行する処理が第3処理及び印刷処理の一例に相当し、このステップKS30を実行するCPU111が印刷処理部の一例に相当している。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、カッタ40を駆動するカッタモータ43を制御し、上記ステップKS30において上記印字Rが印刷された印字領域Sと、上記二次元バーコードRfが印刷された余白領域Vとの間を切断する(ステップKS40)。なお、このステップKS40で実行する処理が第4処理及び切断処理の一例に相当し、このステップKS40を実行するCPU111が切断処理部の一例に相当している。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、ステップKS20で生成された次回ジョブ用の固有IDを、メモリ117に記憶する(ステップKS50)。なお、このステップKS50で実行する処理が第5処理及び情報記憶処理の一例に相当し、このステップKS50を実行するCPU111が情報記憶処理部の一例に相当している。その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、今回ジョブの前の前回に受信した印刷ジョブ(以下適宜、「前回ジョブ」という)の処理時に上記ステップKS20で生成されステップKS50で記憶されていた、今回ジョブ用の固有IDを読み出す。そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、その読み出した今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)と、を操作端末2へ送信する(ステップKS60)。なお、このステップKS60で実行する処理が情報出力処理の一例に相当している。
これに対応して操作端末2のCPU12は、上記送信された今回ジョブ用の固有IDと、今回ジョブの印字内容(ラベル情報)とを受信するとともに、それら今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを対応付ける(ステップSS65)。なお、このステップSS65が対応付け手順の一例に相当し、ステップSS65で実行する処理が第6処理の一例に相当し、このステップSS65を実行するCPU12が対応付け処理部の一例に相当している。
その後、操作端末2のCPU12は、上記ステップKS65で対応付けた今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを、サーバ200へ送信する(ステップSS70)。
これに対応してサーバ200のCPU244は、上記送信された、今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとの対応付けを受信するとともに、その対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する(ステップTS75)。なお、このステップTS75で実行する処理が第7処理の一例に相当し、このステップTS75を実行するCPU244が保存処理部の一例に相当している。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のラベルプリンタ3においては、1回の印刷ジョブを受信したとき、搬送されるテープ103,109の印字領域Sに対し当該印刷ジョブに対応した印字Rが印刷された後、その印字領域Sと当該印字領域Sに後続する余白領域Vとの間が切断されることで、1つの印字ラベルLが作成される。このとき、前述した余白領域Vによりテープ103,109が無駄に浪費されるのをなくすために、各回の印刷ジョブに対応した印字ラベルLを作成するときに上記余白領域Vに印刷が行われる。
以上説明したように、本実施形態のラベルプリンタ3においては、1回の印刷ジョブを受信したとき、搬送されるテープ103,109の印字領域Sに対し当該印刷ジョブに対応した印字Rが印刷された後、その印字領域Sと当該印字領域Sに後続する余白領域Vとの間が切断されることで、1つの印字ラベルLが作成される。このとき、前述した余白領域Vによりテープ103,109が無駄に浪費されるのをなくすために、各回の印刷ジョブに対応した印字ラベルLを作成するときに上記余白領域Vに印刷が行われる。
但しこのとき、その印刷が行われる余白領域Vは、その次の回の印刷ジョブによる印字ラベルLに随伴することとなる。すなわち、余白領域Vの印刷タイミングと、これに対応する印字ラベルLの印字領域Sの印刷タイミングとの間には、タイムラグがある。そこで本実施形態では、余白領域Vと印字領域Sとを対応付けるために、固有IDが用いられる。すなわち、まず今回ジョブが受信されると(ステップKS15)、次回ジョブが受信されるときに備えるための、次回ジョブ用の固有IDが生成される(ステップKS20)。そしてその後、上記受信した今回ジョブに対応した印字Rが、印字領域Sに印刷されるとともに、上記生成した次回ジョブ用の固有IDに対応した二次元バーコードRfが、上記印字領域Sに後続する余白領域Vに印刷される(ステップKS30)。
その後、上記二次元バーコードRfが印刷された余白領域Vは、前述のように印字Rが印刷された印字領域Sとの間が切断されることで当該印字領域Sを備えた印字ラベルLと分断され(ステップKS40)、テープ103,109側に残る。なお、分断された印字ラベルLには、前回ジョブに対応した固有IDに対応した二次元バーコードRfが随伴している。
上記のように生成された上記次回ジョブ用の固有IDは、適宜の箇所(上記の例ではメモリ117)に記憶される(ステップKS50)。ここで、このような今回ジョブに対応した印字ラベルLの作成時には、前回ジョブに対応した印字ラベルLの作成時における上記ステップKS50での処理により、今回ジョブ用の固有IDが既に記憶されている状態である。これを利用して、本実施形態においては、このように記憶されていた今回ジョブ用の固有IDが、上記のような今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と対応付けられる(ステップSS65)。そして、それら対応付けられた今回ジョブに係わる上記ラベル情報と上記固有IDとの相関が、適宜の箇所(上記の例ではサーバ200)に保存される(ステップTS75)。
以上の流れにより、今回ジョブに基づいて作成された印字ラベルLに備えられた上記印字Rの内容(ラベル情報)と、事前に生成され記憶されていた、今回ジョブ用の固有IDとが対応付けられ、その相関が保存される。この結果、例えば、余白領域Vに対し上記バーコードリーダにより読み取りを行って固有IDを取得し上記データベース201の相関を参照することで、当該余白領域Vの固有IDに対応する上記ラベル情報をいつでも取得することができる。これにより、先に印刷される余白領域Vの印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域Vが随伴する)印字ラベルLの上記印字領域Sの印字Rの内容に対し確実に対応させることができる。
このように、本実施形態によれば、テープ103,109の余白領域Vに、各印字ラベルLのラベル情報に対し後から対応づけ可能な二次元バーコードを印刷することで、前述したようなテープ103,109の無駄な浪費を防止することができる。
なお、例えば特開2019−25723号公報には、予め複数の印字ラベルが一括して生成される(すなわち複数のジョブが一括して受信される)場合に、先に印刷される印字ラベルの余白領域の印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域が随伴する)印字ラベルの印刷内容に対応させる手法が提唱されている。しかしながら、この手法は、上述したように1つ1つの印字ラベルLが断続的に生成される(すなわち複数の印刷ジョブが、間隔をおいて断続的に受信される)場合には適用できない。
本実施形態においては、特開2019−25723号公報の手法とは異なり、上述したように、1つ1つの印字ラベルLが断続的に生成される(すなわち複数の印刷ジョブが、間隔をおいて断続的に受信される)場合においても、先に印刷される余白領域Vの印刷内容を、後から作成される、(当該余白領域Vが随伴する)印字ラベルLの上記印字領域Sの印字Rの内容に対し確実に対応させることができる。
また、本実施形態では特に、サーマルヘッド23とカッタ40とが、テープ103,109の搬送方向に沿って所定の距離Xだけ離間して設けられており、余白領域Vの搬送方向に沿った長さは、上記所定距離Xに対応した長さ(この例では距離Xと同一)である。
これにより、サーマルヘッド23とカッタ40とが離間して設けられる構成によって必然的に印字ラベルLの作成時に上記余白領域Vが生じる場合であっても、当該余白領域Vに対し、各印字ラベルLのラベル情報に対し後から対応づけ可能な二次元バーコードFrを印刷することで、前述のテープ103,109の浪費を防止することができる。
また、本実施形態では特に、前述の情報印字として、読み取られることで上記固有IDを与える二次元バーコードRfが用いられる。これにより、上記二次元バーコードRf印字を上記バーコードリーダ等で読み取って上記固有IDを取得した後、上記データベース201の相関を参照することで、対応する上記ラベル情報を容易に取得することができる。なお、二次元バーコードRfは、読み取られることで上記のように固有IDそのものを与えるのではなく、固有IDに関連付けられる適宜の情報を与えるものであってもよい。
なお、本発明は、上記の態様に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
(1)対応付けをサーバで行う場合
すなわち、予め記憶されていた今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けを、上記実施形態のように操作端末2で行うのに代え、サーバ200で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記実施形態の図8に対応する図9に示す。
すなわち、予め記憶されていた今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けを、上記実施形態のように操作端末2で行うのに代え、サーバ200で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記実施形態の図8に対応する図9に示す。
図9に示すタイムチャートにおいて、操作端末2のCPU12が実行する図8のステップSS65、ステップSS70が省略されるとともに、サーバ200のCPU244が実行するステップTS65が新たに設けられている。すなわち、ステップKS60において、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述のようにして読み出した今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)と、をサーバ200へ送信する。
これに対応してサーバ200のCPU244は、新たに設けたステップTS65において、上記送信された今回ジョブ用の固有IDと、今回ジョブの印字内容(ラベル情報)とを受信するとともに、それら今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを対応付ける。なお、このステップTS65で実行する処理が第6処理の一例に相当し、このステップTS65を実行するCPU244が対応付け処理部の一例に相当している。
その後、サーバ200のCPU244は、前述と同様、ステップTS75において、上記の今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとの対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(2)対応付けまでラベルプリンタで行う場合
すなわち、前述の、今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けまでを、ラベルプリンタ3で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図8、図9に対応する図10に示す。
すなわち、前述の、今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けまでを、ラベルプリンタ3で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図8、図9に対応する図10に示す。
図10に示すタイムチャートにおいて、図9における、ラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS60とサーバ200のCPU244が実行する図9のステップTS65とが省略されるとともに、ラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS65及びステップKS70が新たに設けられている。
すなわち、前述のステップKS50の後、ラベルプリンタ3のCPU111は、前回ジョブの処理時に上記ステップKS20で生成されステップKS50で記憶されていた、今回ジョブ用の固有IDを読み出す。そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、その読み出した今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)とを、対応付ける(ステップKS65)。なお、このステップKS65で実行する処理が第6処理及び対応付け処理の一例に相当し、このステップKS65を実行するCPU111が対応付け処理部の一例に相当している。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、上記ステップKS65で対応付けた今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを、サーバ200へ送信する(ステップKS70)。
これに対応してサーバ200のCPU244は、前述と同様のステップTS75において、上記送信された、今回ジョブ用の固有IDと今回ジョブの印字内容(ラベル情報)との対応付けを受信するとともに、それら対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(3)次回ジョブ用の固有IDの生成を操作端末で行う場合
すなわち、図8に示した上記実施形態において、次回ジョブに対応付けるための次回ジョブ用の固有IDをラベルプリンタ3で生成していたのに代え、操作端末2で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、前述の図8〜図10に対応する図11に示す。
すなわち、図8に示した上記実施形態において、次回ジョブに対応付けるための次回ジョブ用の固有IDをラベルプリンタ3で生成していたのに代え、操作端末2で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、前述の図8〜図10に対応する図11に示す。
図11に示すタイムチャートにおいて、図8に示した、ラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS20が省略されると共にこれに代えて新たにステップKS27が追加され、また操作端末2のCPU12が実行するステップSS20、ステップSS22が新たに設けられている。
すなわち、操作端末2のCPU12は、上記ステップSS10において今回ジョブを送信した後、前述のステップKS20と同様、新たに設けたステップSS20において、次回ジョブに対応付けるための次回ジョブ用の固有IDを生成する。なお、このステップSS20で実行する処理が第2処理の一例に相当し、このステップSS20を実行するCPU12が情報生成処理部の一例に相当している。
その後、操作端末2のCPU12は、新たに設けたステップSS22で、上記ステップSS20で生成された次回ジョブ用の固有IDを、ラベルプリンタ3へと送信する。
これに対応して、ラベルプリンタ3のCPU111は、新たに設けたステップKS27において、上記送信された、次回ジョブ用の固有IDを受信する。なお、このステップKS27で実行する処理が情報取得処理の一例に相当している。以降の処理は前述の図8と同様であり、説明を省略する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(4)さらに、対応付けをサーバで行う場合
すなわち、図11を用いて説明した上記(3)の変形例において、予め記憶されていた今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けを、上記のように操作端末2で行うのに代え、サーバ200で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図11に対応する図12に示す。
すなわち、図11を用いて説明した上記(3)の変形例において、予め記憶されていた今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けを、上記のように操作端末2で行うのに代え、サーバ200で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図11に対応する図12に示す。
図12に示すタイムチャートにおいて、操作端末2のCPU12が実行する図11のステップSS65、ステップSS70が省略されるとともに、サーバ200のCPU244が実行するステップTS65が新たに設けられる。すなわち、ステップKS60において、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述のようにして読み出した今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)と、をサーバ200へ送信する。
これに対応してサーバ200のCPU244は、新たに設けたステップTS65において、上記送信された今回ジョブ用の固有IDと、今回ジョブの印字内容(ラベル情報)とを受信するとともに、それら今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを対応付ける。なお、このステップTS65で実行する処理が第6処理の一例に相当し、このステップTS65を実行するCPU244が対応付け処理部の一例に相当している。
その後、サーバ200のCPU244は、前述と同様、ステップTS75において、上記の今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとの対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(5)さらに、対応付けまでラベルプリンタで行う場合
すなわち、図12を用いて説明した上記(4)の変形例において、前述の、今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けまでを、ラベルプリンタ3で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図12に対応する図13に示す。
すなわち、図12を用いて説明した上記(4)の変形例において、前述の、今回ジョブ用の固有IDと、今回の印字ラベルLの作成時において印字領域Sに印刷された印字Rのラベル情報と、の対応付けまでを、ラベルプリンタ3で行う場合である。この変形例において、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図12に対応する図13に示す。
図13に示すタイムチャートにおいて、図12における、ラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS60とサーバ200のCPU244が実行する図9のステップTS65とが省略されるとともに、ラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS65及びステップKS70が新たに設けられる。
すなわち、前述のステップKS50の後、ラベルプリンタ3のCPU111は、前回ジョブの処理時に上記ステップKS27で受信されステップKS50で記憶されていた、今回ジョブ用の固有IDを読み出す。そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、その読み出した今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)とを、対応付ける(ステップKS65)。なお、このステップKS65で実行する処理が第6処理及び対応付け処理の一例に相当し、このステップKS65を実行するCPU111が対応付け処理部の一例に相当している。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、上記ステップKS65で対応付けた今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを、サーバ200へ送信する(ステップKS70)。
これに対応してサーバ200のCPU244は、前述と同様のステップTS75において、上記送信された、今回ジョブ用の固有IDと今回ジョブの印字内容(ラベル情報)との対応付けを受信するとともに、それら対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
(6)1枚目の印字ラベルの搬送方向下流側に、固有ID印刷用の余白領域を追加する場合
本変形例による印字ラベル作成の流れを、上記図5に対応する図14により説明する。
本変形例による印字ラベル作成の流れを、上記図5に対応する図14により説明する。
図14(a)は、前述の図4(a)及び図5(a)と同様、印字ラベルLの生成が開始される前の状態に対応する。この状態では、先に述べたように、テープ103,109の先端位置が、上記カッタ40に対向する位置にあり、カッタ40とサーマルヘッド23との間の距離Xの部分が、余白領域V1となっている。
この状態で、前述と同様に操作端末2から文字列「ABC」の印字データを用いた1つの印刷ジョブが送信されると、ラベルプリンタ3において印字ラベルL1の生成が開始される。本変形例では、その際、上記余白領域V1に後続する余白領域V0が新たに設けられる。すなわち、さらにテープ103,109を上記長さXだけ搬送しつつ、余白領域V1に後続する余白領域V0に対し、前述と同様にラベルプリンタ3により適宜に生成された固有ID(この例ではID=0)に対応した、情報印字の一例としての二次元バーコードRf0(この例では、上記ID=0を表す二次元バーコード)が形成される(図14(b)参照)。なお、上記余白領域V0が先行余白領域の一例に相当する。
そして、前述の余白領域V1の後端部Vrがカッタ40に対向した時点(図14(b)参照。言い換えれば上記距離Xに対応した搬送距離だけ搬送が行われた時点)で、上記搬送が停止される。この例では、上記二次元バーコードRf0の形成が完了した後に、搬送が停止されている。この搬送停止の後、上記余白領域V1の後端部Vrにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され(図14(b)参照)、これによって余白領域V1が後続の余白領域V0から分離されて排出される。
その後、テープ103,109の搬送が再開され、テープ103,109の搬送方向位置が、サーマルヘッド23が上記余白領域V0に後続する上記印字領域Sに対向する位置となると、当該印字領域S内に文字列「ABC」の印字R1の形成が開始される。余白領域V0の後端部Vrがカッタ40に対向した時点で(言い替えれば印字領域S内への印字R1の形成途中で。図14(c)参照)、上記搬送及び印字R1の形成が停止され、上記後端部Vrにおいて、テープ103,109がカッタ40により切断され、余白領域V0が分離されて排出される。
その後、上記搬送及び印字R1の形成が再開され、上記印字領域Sへの印字R1(文字列「ABC」)の形成が終了する。その後、さらにテープ103,109を上記長さXだけ搬送しつつ、印字領域Sの搬送方向上流側に後続する余白領域V2に対し、適宜の手法によりラベルプリンタ3により生成された固有IDこの例では例えばID=1)に対応した、二次元バーコードRf1(この例では、上記ID=1を表す)が形成される(図14(d)参照)。
その後、上記二次元バーコードRf1の形成完了とともに印字領域Sの後端部Srがカッタ40に対向した時点で、搬送が停止される(図14(e)参照)。そして、文字列「ABC」を備えた当該印字領域Sの後端部Sr(言い換えれば搬送方向上流側の端部)において、テープ103,109がカッタ40により切断され、これによって印字領域Sが後続のテープ103,109(長さXを備え上記二次元バーコードRf1を備えた余白領域V2を含む)から分離されて排出される。これにより文字列「ABC」を備えた1枚目の印字ラベルL1が作成完了するとともに、その際にこの1枚目の印字ラベルL1のラベル情報に対応した二次元バーコードRf0を備えた余白領域V0が当該印字ラベルL1に先行随伴して排出される。
なお、このとき、サーバ200内のデータベース201には前述のように固有ID(上記の例ではID=0)が生成された後の適宜のタイミングで、図14(f)に示すように、固有ID=0に対応する上記二次元バーコードRf0が印刷済であることを表す、当該情報印字の内容(例えば上記QRコードの画像)が、上記データベース201内に書き込まれ保存される。そして、この段階で、上記二次元バーコードRf0に対し、印字ラベルL1のラベル情報である上記文字列「ABC」が対応付けられ、記録される。一方、データベース201においては、前述のようにID=1の固有IDが生成された後の適宜のタイミングで、図14(f)に示すように、固有ID=1に対応する上記二次元バーコードRf1が印刷済であることを表す、当該情報印字の内容(例えば上記QRコードの画像)が書き込まれ保存される。この二次元バーコードRf1については、上記実施形態と同様、この段階ではラベル情報はまだ対応付けられていない。
図14(e)に示す印字ラベルL1の作成完了以降は、先に図6及び図7を用いた、前述の実施形態における処理と同様であり、説明を省略する。
上記手法を実現するために、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2の上記CPU12、及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図8に対応する図15に示す。
図15に示すタイムチャートでは、図8においてラベルプリンタ3のCPU111が実行するステップKS20、ステップKS30、ステップKS60に代えて、新たにステップKS20A、ステップKS30A、ステップKS60Aが設けられる。
まず、図8と同様、操作端末2のCPU12は今回ジョブ(言い換えれば第1回の印刷ジョブ。以下同様)を送信する(ステップSS10)と、ラベルプリンタ3のCPU111が、その送信された印刷ジョブを、前述の通信制御部208を介して受信し、取得する(ステップKS15)。なお、この時点では、メモリ117に固有IDが記憶されていない初期状態となっている。したがって、このステップKS15で実行する処理が第8処理の一例に相当し、このステップKS15を実行するCPU111が初期受信処理部の一例に相当している。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、今回ジョブに対応づけるための今回ジョブ用の固有IDと、次回ジョブ(言い換えれば第2回の印刷ジョブ。以下同様)に対応付けるための次回ジョブ用の固有IDと、を生成する(ステップKS20A)。なお、このステップKS20Aで実行する処理が第9処理に相当し、このステップKS20Aを実行するCPU111が初期情報生成処理部の一例に相当している。なお、このステップKS20Aの処理を、ラベルプリンタ3でなく操作端末2で実行してもよい。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、ステップKS15で受信された今回ジョブに含まれる印字データに基づきサーマルヘッド23を制御し、上記印字領域Sに対し対応する印字R(ラベル印字)の印刷を行う。またCPU111は、ステップKS20Aで生成された今回ジョブ用の固有ID及び次回ジョブ用の固有IDそれぞれに対応する二次元バーコードを生成し、印字領域Sに先行する上記余白領域V0及び印字領域Sに後続する余白領域V2に対し、生成した二次元バーコードRf0,Rf1(情報印字)をそれぞれ印刷する(ステップKS30A)。なお、このステップKS30Aで実行する処理が第10処理の一例に相当し、このステップKS30Aを実行するCPU111が初期印刷処理部の一例に相当している。
その後、前述と同様、ラベルプリンタ3のCPU111は、カッタ40を駆動するカッタモータ43を制御し、上記ステップKS30Aにおいて上記印字Rが印刷された印字領域Sと、上記二次元バーコードRf1が印刷された余白領域V2との間を切断する(ステップKS40)。なお、このステップKS40で実行する処理が第11処理の一例に相当し、このステップKS40を実行するCPU111が初期切断処理部の一例に相当している。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述と同様、ステップKS20Aで生成された次回ジョブ用の固有IDを、メモリ117に記憶する(ステップKS50)。なお、このステップKS50で実行する処理が第12処理の一例に相当し、このステップKS50を実行するCPU111が初期情報記憶処理部の一例に相当している。その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、上記ステップKS20Aで生成された今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30Aで印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)と、を操作端末2へ送信する(ステップKS60A)。
その後の処理は上記図8と同様であり、操作端末2のCPU12が、上記送信された今回ジョブ用の固有IDと今回ジョブのラベル情報とを受信し、それらを対応付ける(ステップSS65)。なお、このステップSS65で実行する処理が第13処理の一例に相当し、このステップSS65を実行するCPU12が初期対応付け処理部の一例に相当している。なお、このステップSS20Aの処理を、サーバ200で実行してもよい。
その後、操作端末2のCPU12は、上記ステップSS65で対応付けた今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを、サーバ200へ送信する(ステップSS70)。サーバ200のCPU244は、上記送信された対応付けを受信するとともに、その対応付けを上記データベース201に書き込み、相関として保存する(ステップTS75)。なお、このステップTS75で実行する処理が第14処理の一例に相当し、このステップTS75を実行するCPU244が初期保存処理部の一例に相当している。
本変形例においては、まず最初に第1回の印刷ジョブにより新規に印字ラベルL1を作成するときであっても、第1回の印刷ジョブが受信されると(ステップKS15)、その次の第2回に印刷ジョブが受信されるときに備えるための、第2回の印刷ジョブ用の固有IDに加え、当該第1回の印刷ジョブ用の固有IDも生成される(ステップKS20A)。そしてその後のステップKS30Aにおいて、上記受信した第1回の印刷ジョブに対応したラベル印字が印字領域Sに印刷されるとともに、その印字領域に先行する余白領域V0に、上記生成した第1回の印刷ジョブ用の固有IDに対応した二次元バーコードRf0が印刷される。また上記印字領域Sに後続する余白領域V2には、前述と同様、上記生成した第2回の印刷ジョブ用の固有IDに対応した二次元バーコードRf1が印刷される。
その後、上記二次元バーコードRf1が印刷された余白領域V2は、前述のように印字R1が印刷された印字領域Sとの間が切断されることで当該印字領域Sを備えた印字ラベルL1と分断され(ステップKS40)、テープ103,109側に残る。その一方、分断された印字ラベルL1に、上記第1回の印刷ジョブに対応した固有IDに対応した二次元バーコードRf0を備えた余白領域V0が随伴している。
これに対応して、本変形例においては、上記のような今回の印字ラベルL1の作成時において印字領域Sに印刷された印字R1のラベル情報が、上記随伴した二次元バーコードRf0に対応する第1回の印刷ジョブ用の固有IDと対応付けられる(ステップSS65)。そして、それら対応付けられた第1回印刷ジョブに係わる上記ラベル情報と上記固有IDとの相関が、データベース201に保存される(ステップTS75)。
以上の流れにより、第1回の印刷ジョブに基づいて作成された印字ラベルL1に備えられた上記印字R1のラベル情報と、第1回の印刷ジョブ用の固有IDとが対応付けられ、その相関がデータベース201に保存される。この結果、上記実施形態と同様の効果に加え、第1回の印刷ジョブに基づく印字ラベルL1の作成時においても、余白領域V0の印刷内容を、当該余白領域V0が随伴する印字ラベルL1の上記印字領域Sの印字R1の内容に対し確実に対応させることができる。
(7)複数の操作端末が用いられる場合
本変形例における印字ラベル作成システムの全体構成を、上記図1に対応する図16に示す。図16に示すように、本変形例の印字ラベル作成システム1は、ラベルプリンタ3と、複数の(この例では2つの)操作端末2A,2Bと、サーバ200と、を有する。操作端末2A,2Bは、前述の操作端末2と同様の構成を備え、いずれも、ラベルプリンタ3及びサーバ200に対し情報送受信可能に接続されている。なお、操作端末2A,2Bも携帯端末、端末の一例に相当し、特に操作端末2Aは第1端末の一例に相当し、操作端末2Bは第2端末の一例に相当する。この例では、先に操作端末2Aからの印刷ジョブ(本変形例において以下適宜、前回ジョブという)が送信されたときの処理においてラベルプリンタ3に記憶された固有IDを用いて、後に操作端末2Bからの印刷ジョブ(本変形例において以下適宜、今回ジョブという)が実行されるときの前述の対応付けが行われる(詳細は後述)。
本変形例における印字ラベル作成システムの全体構成を、上記図1に対応する図16に示す。図16に示すように、本変形例の印字ラベル作成システム1は、ラベルプリンタ3と、複数の(この例では2つの)操作端末2A,2Bと、サーバ200と、を有する。操作端末2A,2Bは、前述の操作端末2と同様の構成を備え、いずれも、ラベルプリンタ3及びサーバ200に対し情報送受信可能に接続されている。なお、操作端末2A,2Bも携帯端末、端末の一例に相当し、特に操作端末2Aは第1端末の一例に相当し、操作端末2Bは第2端末の一例に相当する。この例では、先に操作端末2Aからの印刷ジョブ(本変形例において以下適宜、前回ジョブという)が送信されたときの処理においてラベルプリンタ3に記憶された固有IDを用いて、後に操作端末2Bからの印刷ジョブ(本変形例において以下適宜、今回ジョブという)が実行されるときの前述の対応付けが行われる(詳細は後述)。
本変形例の、ラベルプリンタ3の上記CPU111、操作端末2Aの上記CPU12、操作端末2BのCPU12及び、サーバ200の上記CPU244が実行する制御処理を表すタイムチャートを、上記図8に対応する図17に示す。なお、図17において前述したように図8と同等の部分には同一の符号を付しているが、図示の煩雑防止のため、一部の手順において表記を簡略化したり、複数の手順をまとめた形で表記している。
図17において、前述と同様、ユーザが、例えば操作端末2Aを適宜に操作することで、操作端末2AのCPU12は、印字ラベルLを作成するための印字内容を表す印字データを含む前回ジョブを送信する(ステップSS10X)。すると、ラベルプリンタ3のCPU111が、その送信された前回ジョブを取得する(ステップKS15X)。なお、この前回ジョブが第1印刷ジョブの一例に相当し、ステップKS15を実行するCPU111が第1受信処理部の一例に相当している。
その後、ユーザが操作端末2Aを適宜に操作することで、操作端末2AのCPU12は、今回ジョブに対応付けるための今回ジョブ用の固有IDを生成し(ステップSS20X)、ラベルプリンタ3へと送信する(ステップSS22X)。これに対応して、ラベルプリンタ3は、その送信された今回ジョブ用の固有IDを受信する(ステップKS27X)。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、ステップKS15Xで受信された前回ジョブに含まれる印字データに基づき、印字領域Sに対し対応する印字R(ラベル印字)の印刷を行う。またCPU111は、ステップKS27Xで受信された今回ジョブ用の固有IDに対応する二次元バーコードを生成し、印字領域Sに後続する余白領域Vに対し、その生成した二次元バーコードRf(情報印字)を印刷する(ステップKS30X)。なお、このときの印字領域Sが第1ラベル領域の一例に相当し、印字Rが第1ラベル印字の一例に相当する。また印字領域Sに後続する余白領域Vが第1余白領域の一例に相当し、余白領域Vに印刷される二次元バーコードRfが第1情報印字の一例に相当する。そして、このステップKS30Xを実行するCPU111が、第1印刷処理部の一例に相当する。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、カッタモータ43を制御し、上記ステップKS30Xにおいて上記印字Rが印刷された印字領域Sと、上記二次元バーコードRfが印刷された余白領域Vとの間を切断する(ステップKS40X)。なお、このステップKS40Xを実行するCPU111が、第1切断処理部の一例に相当する。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、ステップKS27Xで受信された今回ジョブ用の固有IDを、メモリ117に記憶する(ステップKS50X)。なお、ステップKS50Xを実行するCPU111が、情報記憶処理部の一例に相当する。
一方、この後、ユーザが例えば操作端末2Bを適宜に操作することで、前述と同様、操作端末2BのCPU12は、次の順番の印字ラベルLを作成するための印字内容を表す印字データを含む今回ジョブを送信する(ステップSS10)。すると、ラベルプリンタ3のCPU111が、その送信された今回ジョブを取得する(ステップKS15)。なお、上記今回ジョブが第2印刷ジョブの一例に相当し、このステップKS15を実行するCPU111が、第2受信処理部の一例に相当する。
そして、ユーザが操作端末2Bを適宜に操作することで、操作端末2BのCPU12は、さらに次に新たに受信される印刷ジョブ(本変形例において、以下適宜「次回ジョブ」という)に対応付けるための次回ジョブ用の固有IDを生成し(ステップSS20)、ラベルプリンタ3へと送信する(ステップSS22)。なおこのステップKS20を実行するCPU12が情報生成処理部の一例に相当している。なお、この処理をラベルプリンタ3で実行してもよい。これに対応して、ラベルプリンタ3は、その送信された次回ジョブ用の固有IDを受信する(ステップKS27)。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述と同様、ステップKS15で受信された今回ジョブに含まれる印字データに基づき、印字領域Sに対し対応する印字R(ラベル印字)の印刷を行う。またCPU111は、ステップKS27で受信された次回ジョブ用の固有IDに対応する二次元バーコードを生成し、印字領域Sに後続する余白領域Vに対し、その生成した二次元バーコードRf(情報印字)を印刷する(ステップKS30)。なお、このときの印字領域Sが第2ラベル領域の一例に相当し、印字Rが第2ラベル印字の一例に相当する。また、このステップKS30を実行するCPU111が、第2印刷処理部の一例に相当する。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述と同様、上記ステップKS30において上記印字Rが印刷された印字領域Sと、上記二次元バーコードRfが印刷された余白領域Vとの間を切断する(ステップKS40)。なお、このステップKS40を実行するCPU111が、第2切断処理部の一例に相当する。
そして、ラベルプリンタ3のCPU111は、前述と同様、ステップKS27で受信された次回ジョブ用の固有IDを、メモリ117に記憶する(ステップKS50)。
その後、ラベルプリンタ3のCPU111は、上記ステップKS50Xで記憶されていた今回ジョブ用の固有IDと、ステップKS30で印字領域Sに印字形成した印字内容(ラベル情報)と、を操作端末2Bへ送信する(ステップKS60)。なお、このときの上記ラベル情報が、第2ラベル情報の一例に相当する。
これに対応して操作端末2BのCPU12は、上記送信された今回ジョブ用の固有IDと、今回ジョブの印字内容(ラベル情報)とを受信するとともに、それら今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを対応付ける(ステップSS65)。なお、このステップSS65を実行するCPU12が対応付け処理部の一例に相当している。なお、このステップSS65の処理をサーバ200が実行するようにしてもよい。
その後、操作端末2BのCPU12は、上記ステップSS65で対応付けた今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとを、サーバ200へ送信する(ステップSS70)。
これに対応してサーバ200のCPU244は、前述と同様、上記送信された、今回ジョブのラベル情報と今回ジョブ用の固有IDとの対応付けを受信するとともに、その対応付けを、上記データベース201に書き込み、相関として保存する(ステップTS75)。なお、このステップTS75を実行するCPU244が保存処理部の一例に相当している。
本変形例においては、操作端末2Aからの前回ジョブに基づき対応する印字領域Sに印字Rを印刷するときに余白領域Vに印刷した、今回ジョブ用の固有IDが、操作端末2Bからの今回ジョブに基づき印字領域Sに印刷する印字Rのラベル情報に対し、対応付けられる(ステップKS30X、ステップKS30、ステップSS65)。この結果、例えば、上記余白領域Vに対し上記バーコードリーダにより読み取りを行って今回ジョブ用の固有IDを取得して上記相関を参照すれば、対応する上記ラベル情報をいつでも取得することができる。これにより、操作端末2Aからの前回ジョブの受信を契機に先に印刷される余白領域Vの印刷内容を、操作端末2Bからの今回ジョブの受信を契機に後から作成される、(当該余白領域Vが随伴する)印字ラベルLの上記印字領域Sの印字Rの内容に対し確実に対応させることができる。
(8)その他
なお、以上説明した、印字済みラベル用テープ109の各箇所に対するカッタ40による全切断に代えて、適宜の半切断機構によって部分切断(例えば剥離紙101dを残しつつ、カバーフィルム103、粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101cを切断)を行うようにしてもよい。
なお、以上説明した、印字済みラベル用テープ109の各箇所に対するカッタ40による全切断に代えて、適宜の半切断機構によって部分切断(例えば剥離紙101dを残しつつ、カバーフィルム103、粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101cを切断)を行うようにしてもよい。
また、以上においては、基材テープ101とは別のカバーフィルム103に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、基材テープに備えられた被印字テープ層(この例での被印字テープに相当)に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。
また、さらには上記カートリッジ7内に組み込まれてラベルプリンタ3側に着脱可能とする構成にも限られず、上記第2ロール104を直接ラベルプリンタ3側に着脱可能に装着する構成や、ラベルプリンタ3側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型として上記第2ロール104を設けることも考えられる。これらの場合も上記同様の効果を得る。
また、図3に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8〜図13、図15、図17等に示すタイムチャートは本発明を各図に示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成システム
2 操作端末(携帯端末、端末)
3 ラベルプリンタ(印字ラベル作成装置)
23 サーマルヘッド(印字手段)
40 カッタ(切断手段)
103 カバーフィルム(被印字媒体)
108 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
109 印字済みラベル用テープ(被印字媒体)
111 CPU(制御手段)
117 メモリ(記憶手段)
200 サーバ(端末)
201 データベース
R 印字(ラベル印字)
Rf 二次元バーコード(バーコード印字、情報印字)
S 印字領域(ラベル領域)
V 余白領域
X サーマルヘッドとカッタとの離間距離
2 操作端末(携帯端末、端末)
3 ラベルプリンタ(印字ラベル作成装置)
23 サーマルヘッド(印字手段)
40 カッタ(切断手段)
103 カバーフィルム(被印字媒体)
108 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
109 印字済みラベル用テープ(被印字媒体)
111 CPU(制御手段)
117 メモリ(記憶手段)
200 サーバ(端末)
201 データベース
R 印字(ラベル印字)
Rf 二次元バーコード(バーコード印字、情報印字)
S 印字領域(ラベル領域)
V 余白領域
X サーマルヘッドとカッタとの離間距離
Claims (17)
- 印字ラベル作成装置と、端末と、を有し、
断続的に発せられる複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成システムであって、
今回の印刷ジョブを受信する第1処理を実行する受信処理部と、
次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する第2処理を実行する情報生成処理部と、
被印字媒体を搬送しつつ、当該搬送する被印字媒体のラベル領域に対して前記第1処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記第2処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する第3処理を実行する印刷処理部と、
前記第3処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する第4処理を実行する切断処理部と、
前記第2処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する第5処理を実行する情報記憶処理部と、
前記第3処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記第2処理で生成され前記第5処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける第6処理を実行する対応付け処理部と、
前記第6処理で対応付けた、前記ラベル情報と前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報との相関を保存する第7処理を実行する保存処理部と、
を有することを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記情報生成処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、及び、前記情報記憶処理部、を備えるとともに、
前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記携帯端末が、
前記対応付け処理部を備え、
前記対応付け処理部は、
前記印字ラベル作成装置から受信した前記ラベル情報及び前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報を、互いに対応付ける前記第6処理を実行し、
前記サーバ端末は、
前記保存処理部を備え、
前記保存処理部は、
前記携帯端末の前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記情報生成処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、及び、前記情報記憶処理部、を備えるとともに、
前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記サーバ端末は、
前記対応付け処理部、及び、前記保存処理部、を備え、
前記対応付け処理部は、
前記印字ラベル作成装置から受信した前記ラベル情報及び今回の印刷ジョブ用の固有識別情報を、互いに対応付ける前記第6処理を実行し、
前記保存処理部は、
前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記情報生成処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、前記情報記憶処理部、及び、前記対応付け処理部を備えるとともに、
前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記サーバ端末が、
前記保存処理部を備え、
前記保存処理部は、
前記印字ラベル作成装置の前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、及び、前記情報記憶処理部、を備え、
前記携帯端末が、
前記情報生成処理部、及び、前記対応付け処理部を備え、
前記印字ラベル作成装置の前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記印字ラベル作成装置の前記印刷処理部は、
前記受信処理部が前記第1処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応した前記ラベル印字を印刷するとともに、前記余白領域に対し、前記携帯端末の前記情報生成処理部が生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した前記情報印字を印刷する、前記第3処理を実行し、
前記携帯端末の前記対応付け処理部は、
前記印字ラベル作成装置から受信した前記ラベル情報及び前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報を、互いに対応付ける前記第6処理を実行し、
前記サーバ端末は、
前記保存処理部を備え、
前記保存処理部は、
前記携帯端末の前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、及び、前記情報記憶処理部、を備え、
前記携帯端末が、
前記情報生成処理部を備え、
前記印字ラベル作成装置の前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記印字ラベル作成装置の前記印刷処理部は、
前記受信処理部が前記第1処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応した前記ラベル印字を印刷するとともに、前記余白領域に対し、前記携帯端末の前記情報生成処理部が生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した前記情報印字を印刷する、前記第3処理を実行し、
前記サーバ端末は、
前記対応付け処理部、及び、前記保存処理部を備え、
前記対応付け処理部は、
前記印字ラベル作成装置から受信した前記ラベル情報及び前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報を、互いに対応付ける前記第6処理を実行し、
前記保存処理部は、
前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記端末は、
携帯端末と、サーバ端末と、を含み、
前記印字ラベル作成装置が、
前記受信処理部、前記印刷処理部、前記切断処理部、前記情報記憶処理部、及び、前記対応付け処理部を備え、
前記携帯端末が、
前記情報生成処理部を備え、
前記印字ラベル作成装置の前記受信処理部は、
前記携帯端末から前記今回の印刷ジョブを受信する前記第1処理を実行し、
前記印字ラベル作成装置の前記印刷処理部は、
前記受信処理部が前記第1処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応した前記ラベル印字を印刷するとともに、前記余白領域に対し、前記携帯端末の前記情報生成処理部が生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した前記情報印字を印刷する、前記第3処理を実行し、
前記サーバ端末は、
前記保存処理部を備え、
前記保存処理部は、
前記印字ラベル作成装置の前記対応付け処理部における前記第6処理の対応付け結果を反映した前記相関を保存する前記第7処理を実行する
ことを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の印字ラベル作成システムにおいて、
前記第5処理による前記固有識別情報の記憶が行われていない初期状態で、第1回の印刷ジョブを受信する第8処理を実行する初期受信処理部と、
前記第1回の印刷ジョブ用の前記固有識別情報、及び、第2回の印刷ジョブ用の前記固有識別情報を生成する、第9処理を実行する初期情報生成処理部と、
前記被印字媒体を搬送しつつ、当該搬送する被印字媒体の前記ラベル領域に対して前記第8処理で受信した前記第1回の印刷ジョブに対応した前記ラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に先行する先行余白領域に対し、前記第9処理で生成した前記第1回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した前記情報印字を印刷し、かつ、前記ラベル領域に後続する前記余白領域に対し、前記第9処理で生成した前記第2回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した前記情報印字を印刷する第10処理を実行する初期印刷処理部と、
前記第10処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する第11処理を実行する初期切断処理部と、
前記第9処理で生成した前記第2回の印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する第12処理を実行する初期情報記憶処理部と、
前記第10処理で印刷した前記ラベル印字に対応する前記ラベル情報、及び、前記第9処理で生成した前記第1回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける第13処理を実行する初期対応付け処理部と、
前記第13処理で対応付けた、前記ラベル情報と前記第1回の印刷ジョブ用の固有識別情報との相関を保存する第14処理を実行する初期保存処理部と、
を有することを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 印字ラベル作成装置と、第1端末と、第2端末と、を有し、
断続的に発せられる複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成システムであって、
前記第1端末からの第1印刷ジョブを受信する第1受信処理部と、
前記第2端末からの第2印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する情報生成処理部と、
被印字媒体を搬送しつつ、当該搬送する被印字媒体の第1ラベル領域に対して前記第1受信処理部が受信した前記第1印刷ジョブに対応した第1ラベル印字を印刷するとともに、前記第1ラベル領域に後続する第1余白領域に対し、前記情報生成処理部が生成した前記第2印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した第1情報印字を印刷する第1印刷処理部と、
前記第1印刷処理部により前記第1ラベル印字が印刷された前記第1ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記第1余白領域との間を切断する第1切断処理部と、
前記情報生成処理部が生成した前記第2印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する情報記憶処理部と、
前記第2端末からの前記第2印刷ジョブを受信する第2受信処理部と、
被印字媒体を搬送しつつ、当該搬送する被印字媒体の第2ラベル領域に対して前記第2受信処理部が受信した前記第2印刷ジョブに対応した第2ラベル印字を印刷する第2印刷処理部と、
前記第2印刷処理部により前記第2ラベル印字が印刷された前記第2ラベル領域よりも搬送方向上流側部分を切断する第2切断処理部と、
前記第2印刷処理部により印刷された前記第2ラベル印字に対応する第2ラベル情報、及び、前記情報生成処理部が生成し前記情報記憶処理部により記憶されていた前記第2印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける対応付け処理部と、
前記対応付け処理部が対応付けた、前記第2ラベル情報と前記第2印刷ジョブ用の固有識別情報との相関を保存する保存処理部と、
を有することを特徴とする印字ラベル作成システム。 - 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に印字を行う印字手段と、
前記被印字媒体を切断する切断手段と、
制御手段と、
記憶手段と、
を有し、
断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
前記制御手段は、
今回の印刷ジョブを受信する受信処理と、
次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する情報生成処理と、
前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、搬送される前記被印字媒体のラベル領域に対して、前記受信処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記情報生成処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する印刷処理と、
前記切断手段を制御し、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する切断処理と、
前記情報生成処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を前記記憶手段に記憶する情報記憶処理と、
前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報生成処理で生成され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を装置外へ出力する情報出力処理と、
を実行することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に印字を行う印字手段と、
前記被印字媒体を切断する切断手段と、
制御手段と、
記憶手段と、
を有し、
断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
前記制御手段は、
今回の印刷ジョブを受信する受信処理と、
次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する情報生成処理と、
前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、搬送される前記被印字媒体のラベル領域に対して、前記受信処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記情報生成処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する印刷処理と、
前記切断手段を制御し、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する切断処理と、
前記情報生成処理で生成した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を前記記憶手段に記憶する情報記憶処理と、
前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報生成処理で生成され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける対応付け処理と、
を実行することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に印字を行う印字手段と、
前記被印字媒体を切断する切断手段と、
制御手段と、
記憶手段と、
を有し、
断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
前記制御手段は、
今回の印刷ジョブを受信する受信処理と、
次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を取得する情報取得処理と、
前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、搬送される前記被印字媒体のラベル領域に対して、前記受信処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記情報取得処理で取得した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する印刷処理と、
前記切断手段を制御し、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する切断処理と、
前記情報取得処理で取得した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を前記記憶手段に記憶する情報記憶処理と、
前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報取得処理で取得され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を装置外へ出力する情報出力処理と、
を実行することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に印字を行う印字手段と、
前記被印字媒体を切断する切断手段と、
制御手段と、
記憶手段と、
を有し、
断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに、対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
前記制御手段は、
今回の印刷ジョブを受信する受信処理と、
次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を取得する情報取得処理と、
前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、搬送される前記被印字媒体のラベル領域に対して、前記受信処理で受信した前記今回の印刷ジョブに対応したラベル印字を印刷するとともに、前記ラベル領域に後続する余白領域に対し、前記情報取得処理で取得した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字を印刷する印刷処理と、
前記切断手段を制御し、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された前記ラベル領域と前記情報印字が印刷された前記余白領域との間を切断する切断処理と、
前記情報取得処理で取得した前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を前記記憶手段に記憶する情報記憶処理と、
前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報取得処理で取得され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を互いに対応付ける対応付け処理と、
を実行することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項10乃至請求項13のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記印字手段と前記切断手段とは、前記被印字媒体の搬送方向に沿って所定距離だけ離間して設けられており、
前記余白領域の前記搬送方向に沿った長さは、
前記所定距離に対応した長さである
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項10乃至請求項14のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記印刷処理で印刷される前記情報印字は、
読み取られることで前記固有識別情報又は当該固有識別情報に関連付けられる情報を与えるバーコード印字である
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を生成する情報生成処理と、搬送される前記被印字媒体に対して、受信した今回の印刷ジョブに対応したラベル印字、及び、生成された次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字、を印刷する印刷処理と、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された領域と前記情報印字が印刷された領域との間を切断する切断処理と、前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する情報記憶処理と、前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報生成処理で生成され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を装置外へ出力する情報出力処理と、を実行する前記印字ラベル作成装置を操作する、操作端末に備えられた演算手段に対し、
前記情報出力処理で出力された前記ラベル情報と前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報とを互いに対応付ける対応付け手順を実行させるための、印刷処理プログラム。 - 断続的に受信した複数回の印刷ジョブの各回ごとに対応する1つの印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を取得する情報取得処理と、搬送される前記被印字媒体に対して、受信した今回の印刷ジョブに対応したラベル印字、及び、生成された次回の印刷ジョブ用の固有識別情報に対応した情報印字、を印刷する印刷処理と、前記印刷処理により前記ラベル印字が印刷された領域と前記情報印字が印刷された領域との間を切断する切断処理と、前記次回の印刷ジョブ用の固有識別情報を記憶する情報記憶処理と、前記印刷処理で印刷した前記ラベル印字に対応するラベル情報、及び、前回の前記情報取得処理で取得され前記情報記憶処理で記憶されていた今回の印刷ジョブ用の固有識別情報、を装置外へ出力する情報出力処理と、を実行する前記印字ラベル作成装置を操作する、操作端末に備えられた演算手段に対し、
前記情報出力処理で出力された前記ラベル情報と前記今回の印刷ジョブ用の固有識別情報とを互いに対応付ける対応付け手順を実行させるための、印刷処理プログラム。
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