JP2009282887A - 印刷装置、posシステム、印刷装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、posシステム、印刷装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線タグを損傷させることなく貼着することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】RFIDタグ付き印刷物を作成する印刷装置3であって、印刷用紙ロールAに印刷データを印刷するインクジェットヘッド81を有する印刷機構64と、RFIDタグを担持したRFID担持片B1が複数貼着された台紙B2から、RFID担持片B1を剥離する台紙搬送機構92と、剥離したRFID担持片B1を、印刷用紙ロールAに貼着する押圧機構93と、貼着したRFID担持片B1のRFIDタグに、タグデータを書き込むRFIDリーダ/ライタ65と、を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用紙に印刷を行うと共に無線タグを貼着して、無線タグ付き印刷物を作成する印刷装置、POSシステム、印刷装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
従来、この種の印刷装置として、複数のRFIDタグが接着されたベースシートを用い、ベースシート上のRFIDタグを印刷後の印刷用紙に貼着して、RFIDタグ付きの印刷物を作成するものが知られている(特許文献1参照)。この印刷装置では、ベースシート上に接着されている状態のRFIDタグを、印刷用紙に押し付けて接着し、その後、RFIDタグからベースシートを剥離することで、タグ付きの印刷物を作成する。
特開2006−327104号公報
しかしながら、このような印刷装置では、RFIDタグをベースシートから直接剥離したりRFIDタグを直接印刷用紙へ貼着したりする必要があるため、RFIDタグを損傷してしまうという問題があった。
本発明は、無線タグを損傷させることなく貼着することができる印刷装置、POSシステム、印刷装置の制御方法およびプログラムを提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、無線タグ付き印刷物を作成する印刷装置であって、印刷用紙に印刷データを印刷する印刷ヘッドを有する印刷部と、無線タグを担持した無線タグ担持片が複数貼着された基材から、無線タグ担持片を剥離する剥離部と、剥離した無線タグ担持片を、印刷用紙に貼着する貼着部と、貼着した無線タグ担持片の無線タグに、タグデータを書き込む書込み部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の印刷装置の制御方法は、無線タグ付き印刷物を作成する印刷装置の制御方法であって、印刷装置は、印刷用紙に印刷データを印刷する印刷ステップと、無線タグを担持した無線タグ担持片が複数貼着された基材から、無線タグ担持片を剥離する剥離ステップと、剥離した無線タグ担持片を印刷用紙に貼着する貼着ステップと、貼着した無線タグ担持片の無線タグに、タグデータを書き込む書込みステップと、を実行することが好ましい。
これらの構成によれば、無線タグ担持片を介して無線タグの剥離および貼着を行なうことにより、無線タグを直接、剥離および貼着することがない。そのため、無線タグが損傷することを防止することができる。
上記の印刷装置において、印刷ヘッドは、液滴を吐出するインクジェットヘッドであることが好ましい。
この構成によれば、印刷ヘッドと印刷用紙とが離間した状態で印刷を行うことができる。すなわち、サーマルヘッド等を用いる場合のように、印刷用紙を押圧することがないため、印刷用紙に貼着した無線タグが損傷することを更に防止することができる。
この場合、基材は、複数の無線タグ担持片がテープ長方向且つ等間隔で貼着された長尺の基材テープであり、剥離部は、鋭角を成す送り経路で基材テープをテープ送りすることで、無線タグ担持片を鋭角部分から突き出すように先端から徐々に剥離し、貼着部は、突き出された無線タグ担持片を受け取るように臨む印刷用紙に対し、無線タグ担持片の先端から徐々に押圧して、貼着することが好ましい。
この構成によれば、無線タグが、剥離部によって先端から順次剥離されると同時に、剥離した部分から貼着部によって順次印刷用紙に貼着されていく。すなわち、基材テープから無線タグ全体が剥がれることを待たずに、印刷用紙に貼着されていく。そのため、無線タグの剥離から貼着に際し、無線タグを保持するための特段の保持機構を必要とせず、印刷装置を簡単な構成にすることができる。
この場合、基材テープには、複数の無線タグ担持片の位置を指標する複数のマーカが、テープ長方向且つ等間隔で形成されており、貼着部は、マーカの位置に基づいて、基材テープのテープ長方向における無線タグ担持片の位置を検出して、貼着動作を行うことが好ましい。
この構成によれば、無線タグ担持片の位置を容易に検出することができる。また、当検出に基づいて、無線タグ担持片を適切に押圧、貼着することができる。
この場合、無線タグ担持片は、無線タグを貼着して担持するタグ貼着領域と、基材に貼着するための基材貼着領域と、から成る貼着層を有する透明フィルムで構成されているが好ましい。
この構成によれば、無線タグの担持と基材への貼着とを同一の貼着層で行うことができる。これにより、無線タグ担持片を簡単な構成にすることができる。また、透明フィルムを用いることにより、無線タグ担持片と印刷用紙上の印刷が重なってしまった場合にも、印刷内容を視認することができる。
この場合、レシートを作成するための印刷データであるレシート印刷データを格納するレシート印刷データ格納部と、無線タグ付きのサービスシートを作成するための印刷データであるサービスシート印刷データを格納するサービスシート印刷データ格納部と、サービスシートを作成するためのタグデータを格納するタグデータ格納部と、POSシステムのホスト装置から、処理データを受信するデータ受信部と、処理データに含まれるコマンドを解釈するコマンド解釈部と、解釈されたコマンドに応じて、処理データをレシート印刷データ格納部、サービスシート印刷データ格納部およびタグデータ格納部に記憶させるデータ格納処理部と、格納したレシート印刷データに基づく印刷制御を実行する第1の印刷制御部と、格納したサービスシート印刷データに基づく印刷制御を実行する第2の印刷制御部と、無線タグ担持片の貼着制御を実行する無線タグ帖着制御部と、格納したタグデータに基づく書込み制御を実行する無線タグデータ処理制御部と、を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、レシートの作成と、無線タグ付きのサービスシートの作成とを1台の印刷装置で行うことができる。また、ホスト装置から処理データを受信して、レシートおよびサービスシートを作成することができるため、印刷装置の制御構成を簡素化することができる。なお、ここにいうレシートとは、商品販売の取引内容を印刷した印刷物であり、サービスシートとは、当商品販売に関連するサービスを提供するための印刷物である。例えば、サービスシートとして、クーポン、保証書、領収書およびイベントチケット等が考えられる。
この場合、無線タグデータ処理制御部は、タグデータ格納部に、タグデータが書き込まれていない場合、サービスシート印刷データ格納部に格納されているサービスシート印刷データの少なくとも一部を無線タグに書き込むことが好ましい。
この構成によれば、タグデータが存在しない場合、タグデータに代えて、サービスシート印刷データの少なくとも一部が自動的に無線タグに書き込まれる。これにより、無線タグからサービスシートの印刷内容を読み出すことで、印刷内容を容易に電子化することができる。また、印刷用紙の経時劣化によりサービスシート上の印刷が消えてしまったとしても、無線タグから印刷内容を読み出すことができる。また、この構成によれば、サービスシート印刷データと共にタグデータを送信するホスト装置と、タグデータを送信しないホスト装置との両方に対応できる。
この場合、サービスシートは、レシートに関連する販売商品の保証書であることが好ましい。
この構成によれば、レシートおよび保証書を1台の印刷装置で作成することができる。
本発明のPOSシステムは、上記の印刷装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、レシートおよび無線タグ付きのサービスシートを1台の印刷装置で作成できるため、POSシステムを簡単な構成にすることができる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記の印刷装置の制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
この構成によれば、コンピュータに本プログラムを搭載するだけで、上記の印刷装置の制御方法における各ステップを容易に実行させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷装置、POSシステム、印刷装置の制御方法およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、商品販売に際し、レシートおよび無線タグ付きのサービスシート(無線タグ付き印刷物)を作成・発行する印刷装置である。なお、ここにいうサービスシートとは、保証書や領収書、イベントチケット、クーポンといった当商品販売に関連するサービスを提供するための印刷物である。ここでは、スーパーやコンビニエンス・ストア等の店舗にて利用されるPOS端末(POSシステム)に、本発明の印刷装置を適用した場合を例に挙げて説明する。また、サービスシートとして、RFIDタグ付きの保証書を作成・発行するものを例に挙げて説明する。
図1に示すように、本発明のPOSシステム1は、ホスト装置2(POS端末コンピュータ)と印刷装置3とから成るPOS端末4と、ネットワークを介して当該POS端末4と相互に接続され、POS端末4の統括管理を行う店舗サーバ5と、によって構成されている。
店舗サーバ5は、CPU11の他、ROM12やRAM13、HDD20等のメモリを有し、ROM12内に記憶された制御プログラムにしたがって、RAM13内のバッファ14等に記憶された情報の処理を行う。また、HDD20内には、商品コードブロック15、商品名ブロック16、金額ブロック17、在庫ブロック18、を有しており、CPU11は、POS端末4より送信された入力情報に基づいて、商品コードブロック15、商品名ブロック16、金額ブロック17から商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、商品データを生成する。この商品データは、決済処理を行うためのデータであり、また、レシートRの印刷に用いるレシート印刷データの元となるデータである。また、商品コードブロック15、商品名ブロック16および金額ブロック17は、一般に商品マスタと呼ばれるルックアップテーブル19により構成されるものである。
一方、POS端末4は、店舗サーバ5に接続されると共に、レシートRや保証書Gの発行処理データ(処理データ)を生成するホスト装置2と、発行処理データに基づいてレシートRや保証書Gの印刷・発行を行う印刷装置3と、を備え、ホスト装置2と印刷装置3とは、互いにコネクタ21,22を介して接続されている。
ホスト装置2は、オペレータによるキーボード31入力またはバーコードリーダ32を用いた商品バーコードの読み取りによって、購入商品の商品コードを取得する。また、カードリーダ33によって顧客のクレジットカードや会員カードを読み取り、クレジット清算に関する情報や当顧客に関する顧客情報を取得する。さらに、店舗サーバ5から送信された商品データを元に生成した商品情報を表示するディスプレイ34を有し、オペレータおよび顧客が購入商品の金額等を確認できるように、これらを表示する。なお、キーボード31、バーコードリーダ32、カードリーダ33およびディスプレイ34は、制御部35によって統括制御されている。
次に図2ないし図6を参照して印刷装置3について説明する。図2に示すように、印刷装置3は、箱形の装置ケース41で外形が形成されている。装置ケース41の上面には、後端から前部にかけて、開閉カバー42が広く形成されており、開閉カバー42を開放することで、印刷用紙となる印刷用紙ロールAがセットできるように構成されている。また、装置ケース41の上面には、開閉カバー42の端部と、開閉カバー42に延在する筐壁43の端部とによって形成された排出口44が配設されている。さらに、当筐壁43には、印刷用紙ロールAを空送りするPF(Paper Feed)スイッチ45と、印刷装置3のモードを切り替えるモードスイッチ46と、第1インジケータ47および第2インジケータ48と、が配設されている。2つのインジケータ47,48は、緑および赤で点灯可能な構成であり、対応する事項が正常か(緑に点灯)、異常か(赤に点灯)をオペレータに報知する。
装置ケース41の一方の側面には、RFID貼着部開放部50が形成されている。このRFID貼着部開放部50を開放することで、後述するタグ付きロールBが交換できるようになっている。また、装置ケース41の前面には、一対のインクカートリッジ51,52をセットされる一対の挿入口53,54が形成されている。一対の挿入口53,54によって、2色のインクカートリッジ51,52がセット可能であり、2色印刷(黒および赤)が可能となっている。さらに、装置ケース41の後面には、ホスト装置2に接続する接続ケーブルや電源コードを接続する接続口群(図示省略)が配設されている。
図3は、印刷装置3の内部構成について示した図である。印刷装置3は、印刷対象となる印刷用紙ロール(印刷用紙)Aを保持する用紙繰出しコア61と、用紙繰出しコア61から繰り出した印刷用紙ロールAを用紙送り経路R1に沿って搬送する用紙搬送機構62と、用紙送り経路R1に臨み、RFIDタグ(無線タグ)Tを担持したRFID担持片(無線タグ担持片)B1を、印刷用紙ロールAに貼着するRFID貼着機構63と、用紙送り経路R1に臨み、印刷を行う印刷機構(印刷部)64と、印刷機構64に対向するように用紙送り経路R1に臨み、RFID担持片B1のRFIDタグTにデータ書込みを行なうRFIDリーダ/ライタ(書込み部)65と、用紙送り経路R1に臨み、印刷用紙ロールAを切断する切断機構66と、を有している。各部は、用紙送り経路R1の上流側から、RFID貼着機構63、印刷機構64およびRFIDリーダ/ライタ65、切断機構66という順番で用紙送り経路R1で臨んでいる。また、用紙送り経路R1の下流端には、前述した排出口44が配設されている。
用紙搬送機構62は、用紙送り経路R1の上流側および下流側から印刷機構64の処理領域を挟む第1搬送ローラ71および第2搬送ローラ72と、第2搬送ローラ72を回転駆動する用紙搬送モータ73と、を備えている。第1搬送ローラ71および第2搬送ローラ72は、送りローラ74と、送りローラ74と共に印刷用紙ロールAを挟持する受けローラ75とを有し、第2搬送ローラ72の送りローラ74が用紙搬送モータ73に接続されている。すなわち、第2搬送ローラ72の送りローラ74を回転駆動することにより、第1搬送ローラ71の送りローラ74および受けローラ75と、第2搬送ローラ72の送りローラ74とが従動して印刷用紙ロールAを搬送する。これらによって、印刷機構64の処理領域上において印刷用紙ロールAが伸展され、印刷処理を精度良く行うことができる。
印刷機構64は、液滴(インク)を吐出するインクジェットヘッド(印刷ヘッド)81と、一対のインクカートリッジ51,52(図2参照)と、を有している。インクジェットヘッド81は、一対のインク吐出部(図示省略)を有しており、一対のインクカートリッジ51,52からの2色のインクを、各インク吐出部で吐出することで、印刷用紙ロールAへの2色印刷を行う。
RFIDリーダ/ライタ65は、インクジェットヘッド81に対向するように用紙送り経路R1に臨み、RFID担持片B1のRFIDタグTにデータ書込みを行なう。切断機構66は、可動刃82と固定刃83とから成る用紙カッタ84と、用紙カッタ84を切断駆動させるカッタモータ85とを有している。用紙カッタ84を切断駆動することで、印刷用紙ロールAを切断する。
RFID貼着機構63は、複数のRFID担持片B1が貼着されたタグ付きロールBから、RFID担持片B1を剥離して印刷用紙ロールAに貼着するものである。そこで、RFID貼着機構63の詳細について説明する前に、タグ付きロールBについて説明する。
図4(a)および(b)に示すように、タグ付きロールBは、長尺状の台紙(基材テープ)B2と、各1のRFIDタグTを担持すると共に、テープ長方向に等間隔で台紙B2に貼着された複数のRFID担持片B1と、から形成されている。また、タグ付きロールBには、各RFIDタグTの位置を指標する複数のマーカB3が形成されている。
図4(c)に示すように、RFID担持片B1は、透明フィルムで構成されており、RFIDタグTを広く覆う粘着層(貼着層)B4を有している。この粘着層B4により、RFIDタグTを貼着して担持すると共に、RFIDタグTを貼着した領域(タグ貼着領域)を除く領域(基材貼着領域)で台紙B2に貼着される。すなわち、RFIDタグTは、RFID担持片B1と台紙B2の間で挟まれた状態となっている。なお、RFID担持片B1は、所定の剛性を有している。この剛性は、後述する鋭角を成す台紙送り経路R2に沿ってタグ付きロールBを搬送した際に、台紙B2との粘着力に勝って剥離するための剛性である。また、これに係り、台紙B2の表面は、剥離しやすい材質で形成することが好ましい。
このように、RFID担持片B1に、RFIDタグTを貼着して担持する領域と、台紙B2に貼着するための領域とを有する粘着層B4が形成されていることで、RFIDタグTの担持と台紙B2への貼着とを同一の粘着層B4で行うことができる。これにより、RFID担持片B1を簡単な構成にすることができる。
図3に示すように、RFID貼着機構63は、保持したタグ付きロールBを繰り出す台紙繰出しコア91と、台紙繰り出しコア91から繰り出されたタグ付きロールBを、鋭角を成す台紙送り経路(送り経路)R2に沿って搬送する台紙搬送機構(剥離部)92と、鋭角を成す台紙送り経路R2によって剥離したRFID担持片B1を印刷用紙ロールAに押圧して貼着する押圧機構(貼着部)93と、押圧機構93の近傍で台紙送り経路R2に臨み、タグ付きロールB上のマーカB3を検出するマーカ検出部94と、RFID担持片B1が剥離されたタグ付きロールを巻き取る台紙巻取りコア95と、を備えている。
台紙搬送機構92は、台紙繰出しコア91側に配設された第1ガイドローラ101と、台紙巻取りコア95側に配設された第2ガイドローラ102と、台紙送り経路R2が成す鋭角の頂部に配設された引剥しローラ103と、引剥しローラ103と第2ガイドローラ102との間に配設された台紙搬送ローラ104と、台紙搬送ローラ104を駆動する台紙搬送モータ105と、を備えている。すなわち、台紙繰出しコア91から繰出されたタグ付きロールBは、第1ガイドローラ101、引剥しローラ103、台紙搬送ローラ104および第2ガイドローラ102を経て、台紙巻取りコア95に巻き取られる。台紙搬送ローラ104は、送りローラ106と、送りローラ106と共にタグ付きロールBを挟持する受けローラ107とを有し、送りローラ106が台紙搬送モータ105に接続されている。つまり、台紙搬送ローラ104の送りローラ106を回転駆動することにより、受けローラ107、第1ガイドローラ101、第2ガイドローラ102および引剥しローラ103が従動してタグ付きロールBを搬送する。なお、引剥しローラ103は、用紙送り経路R1に臨むように配設されており、台紙送り経路R2の鋭角部分から突き出したRFID担持片B1が、印刷用紙ロールAに受け取られるような配置となっている。
押圧機構93は、台紙送り経路R2の頂部に隣接すると共に、剥離するRFID担持片B1を印刷用紙ロールAに押圧する押圧ローラ111と、押圧ローラ111を前後方向にスライド移動させるプランジャ112と、押圧ローラ111の受けと成る受け部113と、を備えている。押圧ローラ111は、自由回転ローラで構成されている。なお、押圧ローラ111には、外周面の軸方向中央部に凹形の切欠き部(図示省略)が形成されていることが好ましい。この切欠き部は、RFID担持片B1上のRFIDタグTの位置に対応して形成されており、RFIDタグTを押圧しないように構成されている。この構成により、RFIDタグTの破損を防止することができる。
ここで、図5を参照してRFID貼着機構63による貼着動作について説明する。この動作は、印刷動作による印刷用紙ロールAの搬送と同期して行われるものである。まず、台紙搬送機構92により、タグ付きロールBを台紙送り経路R2に沿って搬送する(図5(a))。タグ付きロールBが搬送されて、RFID担持片B1が台紙送り経路R2が成す鋭角の頂部(引剥しローラ103)に達すると、RFID担持片B1の剛性が台紙B2との粘着力に勝るため、頂部に達したRFID担持片B1の前方端が台紙B2から剥離する(図5(b)参照)。
さらにタグ付きロールBの搬送を進めると、RFID担持片B1が剥離していき、その前部が押圧ローラ111の前方に達する(図5(c))。かかる際、タグ付きロールBの搬送を継続したまま、プランジャ112により押圧ローラ111を前進させて、RFID担持片B1の前部を印刷用紙ロールAに押圧する(図5(d))。これにより、RFID担持片B1前部の粘着層B4が、RFIDタグTが貼着された領域を除く領域で印刷用紙ロールAに粘着して、RFID担持片B1前部が貼着される。なお、プランジャ112による押圧ローラ111の前進は、マーカ検出部94のマーカ検出に基づいて行なわれる。すなわち、マーカ検出と、台紙搬送ローラ104の送り量とから、RFID担持片B1の前部が押圧ローラ111の前方に達したものと判断して、押圧ローラ111を前進させる。
その後、印刷用紙ロールAの搬送に同期して、台紙搬送機構92により、タグ付きロールBを搬送する。その結果、タグ付きロールBの搬送により、RFID担持片B1が台紙B2から順次剥離していく。これと同時に、印刷用紙ロールAの搬送により、RFID担持片B1が引っ張られ、押圧ローラ111によるRFID担持片B1上の押圧位置が相対的に移動していき、RFID担持片B1が前部から後部にかけて順次、印刷用紙ロールAに貼着されていく(図5(e)および(f)参照)。
次に図6を参照して、印刷装置3の制御構成について説明する。印刷装置3は、印刷制御部121と、リーダ/ライタ制御部122と、貼着制御部123と、モータ制御部124と、マーカ検出部94と、用紙ロール検出部125と、タグ付きロール検出部126と、カバーオープン検出器127と、PFスイッチ45と、モードスイッチ46と、第1インジケータ47および第2インジケータ48と、ホスト装置2との通信を行なう通信部(受信部)128と、各部を制御する制御部129と、を有している。印刷制御部121は、インクジェットヘッド81の駆動を制御する。リーダ/ライタ制御部122は、RFIDリーダ/ライタ65の駆動を制御する。貼着制御部123は、プランジャ112の駆動を制御する。モータ制御部124は、各種モータ(用紙搬送モータ73、カッタモータ85および台紙搬送モータ105)の駆動を制御する。
用紙ロール検出部125は、用紙繰出しコア61にセットされた印刷用紙ロールAの残量を検出する。用紙ロール検出部125によって、印刷用紙ロールAの残量が少ない、もしくは、印刷用紙ロールAが無くなったと判断された場合、第1インジケータ47を赤に点灯させて警告を発する。タグ付きロール検出部126は、台紙繰出しコア91にセットされたタグ付きロールBの残量を検出する。カバーオープン検出器127は、開閉カバー42の開閉を検出する。カバーオープン検出器127によって、開閉カバー42の開放を検出した場合には、第2インジケータ48を赤く点灯させて警告を発する。
制御部129は、CPU131、ROM132およびRAM133を備えている。ROM132は、CPU131が各種制御を行うための制御プログラムを記憶すると共に、各種制御データ等を記憶する。CPU131は、RAM133を作業領域として用い、制御プログラムを実行する。
ここで図7を参照して、ホスト装置2および印刷装置3の制御系によって構成される各種機能について説明する。ホスト装置2の制御部35は、商品コード入力部141と、顧客情報入力部142と、顧客保証記憶部143と、保証条件記憶部151と、レシート印刷指令部144と、保証書印刷指令部145と、レシート印刷データ生成部146と、保証書印刷データ生成部147と、無線タグデータ生成部148と、データ送受信部149と、店舗サーバ5との通信を制御するネットワーク制御部150と、を構成している。
商品コード入力部141は、キーボード31入力またはバーコードリーダ32によるバーコードの読み取りに基づいて、商品コードを入力する。顧客情報入力部142は、カードリーダ33によるクレジットカードや会員カードの読み取りに基づいて、顧客情報を入力する。なお、ここにいう顧客情報とは、顧客を識別可能とする情報であり、例えば、顧客の識別コードを表すものである。
顧客保証記憶部143は、各顧客が保証サービスを受ける対象であるか否かを記憶する。厳密には、各顧客情報に対応して、保証契約の有無が記憶されている。
保証条件記憶部151は、各商品コードに対応した保証条件を記憶する。保証条件とは、当商品コードの商品にかかる保証の有無及び保証期間であり、例えば、パソコンの商品コードには、保証「有」且つ5年保証が対応付けられており、また、電子レンジの商品コードには、保証「有」且つ10年保証が対応付けられている。さらに、保証対象外の商品には、保証「無」が対応付けられている。
レシート印刷指令部144は、レシート印刷データ生成部146にデータ生成指令を出す。保証書印刷指令部145は保証書印刷データ生成部147および無線タグデータ生成部148に、データ生成指令を出す。
レシート印刷データ生成部146は、レシート印刷指令部144のデータ生成指令を受けて、レシートRを発行するためのレシート印刷データを生成する。ここで生成したレシート印刷データの印刷内容は、商品販売の取引内容である商品の商品名、商品コード、商品の金額を有している。さらには、店舗名、店舗の識別コード、購入日、購入時間、ホスト装置2の識別コードおよび各種広告等を有していることが好ましい。
保証書印刷データ生成部147は、保証書印刷指令部145のデータ生成指令を受けて、保証書Gを発行するための保証書印刷データ(サービス印刷データ)を生成する。ここで生成した保証書印刷データの印刷内容は、顧客情報である会員名、会員の識別コードおよび、保証商品の商品名、商品コード、商品の購入日、並びに保証条件(保証期間等)を有している。
無線タグデータ生成部148は、保証書印刷指令部145のデータ生成指令を受けて、保証書GのRFIDタグTに書き込む無線タグT用のタグデータを生成する。無線タグデータ生成部148は、保証書印刷データ生成部147で生成した保証書印刷データに基づいて、無線タグT用のタグデータを生成する。すなわち、ここで生成した無線タグT用のタグデータは、保証書印刷データの印刷内容の一部または全部を有している。
データ送受信部149は、発行処理データを印刷装置3に送信する。レシートRのみ発行する場合には、生成したレシート印刷データを発行処理データとして送信する。一方、レシートRに加えて保証書Gを必要とする場合には、生成したレシート印刷データ、保証書印刷データおよび無線タグT用のタグデータを発行処理データとして送信する。
次に、印刷装置3の制御系によって構成された各種機能について説明する。印刷装置3の制御部129は、カバーオープンエラー検出部161と、用紙ロール切れエラー検出部162と、無線タグ切れエラー検出部163と、モード設定部164と、データ送受信処理部165と、データ解析部(コマンド解釈部)166と、データ格納処理部167と、レシート印刷データ格納部168と、保証書印刷データ格納部(サービスシート印刷データ格納部)169と、無線タグデータ格納部(タグデータ格納部)170と、第1印刷機構制御部(第1の印刷制御部)171と、第2印刷機構制御部(第2の印刷制御部)172と、無線タグ貼着機構制御部(無線タグ貼着制御部)173と、無線タグリーダ/ライタ制御部(無線タグデータ処理制御部)174と、を構成している。また、印刷制御部121は、ヘッドドライバ175を構成している。モータ制御部124は、モータドライバ176を構成している。貼着制御部123は、プランジャドライバ177を構成している。リーダ/ライタ制御部122は、リーダ/ライタドライバ178を構成している。
カバーオープンエラー検出部161は、カバーオープン検出器127により、カバーオープンエラーを検出する。カバーオープンエラーとは、開閉カバー42が開放していることによるエラーである。用紙ロール切れエラー検出部162は、用紙ロール検出部125により、用紙ロール切れエラーを検出する。用紙ロール切れエラーとは、用紙繰出しコア61にセットされた印刷用紙ロールAが無くなったことによるエラーである。無線タグ切れエラー検出部163は、タグ付きロール検出部126により、無線タグ切れエラーを検出する。無線タグ切れエラーとは、台紙繰出しコア91にセットされたタグ付きロールBが無くなったことによるエラーである。
モード設定部164は、モードスイッチ46の押下に基づいて、印刷装置3のモードを切り替え、設定するものである。ここで切り替えるモードは、無線タグ切れエラーが生じた際の対処方法に係るものであり、無線タグ切れエラーが生じた際に、受信した発注処理データに含まれる無線タグT用のタグデータを削除して、書込み指令を無視するタグデータ削除モードと、無線タグ切れエラーが生じた際に、受信した発注処理データに含まれる無線タグT用のタグデータを2次元コードに変換して、保証書印刷データに付加するタグデータ変換モードと、が有る。すなわち、モード設定部164は、モードスイッチ46が押された際、印刷装置3のモードを、タグデータ削除モードとタグデータ変換モードとの間で切り替え、設定する。
データ送受信処理部165は、通信部128によりホスト装置2から受信した発行処理データを受け、これに対する処理を実行するものである。厳密には、カバーオープンエラー検出部161および用紙ロール切れエラー検出部162のいずれかによって、エラーが検出された場合、発行処理データを破棄して、エラー処理を行う。一方、エラーが検出されなかった場合には、発行処理データを、データ解析部166に送り、ホスト装置2からの指令を容認する。
データ解析部166は、発行処理データを解析するものである。厳密には、発行処理データに含まれるデータのコマンドを解釈し、当コマンドから、このデータがレシート印刷データか、保証書印刷データか、もしくは無線タグT用のタグデータかを判別する。
データ格納処理部167は、解釈したコマンドに応じて、発行処理データ中の各種データを各格納部168,169,170に記憶する。レシート印刷データ格納部168は、レシート印刷データを格納する。保証書印刷データ格納部169は、保証書印刷データを格納する。無線タグデータ格納部170は、無線タグT用のタグデータを格納する。
第1印刷機構制御部171は、レシート発行処理に際し、ヘッドドライバ175およびモータドライバ176を介して、インクジェットヘッド81、用紙搬送モータ73およびカッタモータ85を制御してレシートRの印刷処理を行うものである。第1印刷機構制御部171は、レシート印刷データ格納部168に記憶されたレシート印刷データに基づいて、当印刷制御を行う。
レシート発行処理では、第1印刷機構制御部171の制御の下、用紙搬送モータ73を駆動して、印刷用紙ロールAを搬送すると共に、インクジェットヘッド81を駆動して、印刷用紙ロールAにレシート印刷データを印刷する。加えて、カッタモータ85を駆動して、印刷用紙ロールA上の印刷済み部分を切断することで、レシートRを発行する。
第2印刷機構制御部172は、保証書発行処理に際し、ヘッドドライバ175およびモータドライバ176を介して、インクジェットヘッド81、用紙搬送モータ73およびカッタモータ85を制御して保証書Gの印刷処理を行うものである。第2印刷機構制御部172は、保証書印刷データ格納部169に記憶された保証書印刷データに基づいて、当印刷制御を行う。
無線タグ貼着機構制御部173は、保証書発行処理に際し、モータドライバ176およびプランジャドライバ177を介して、台紙搬送モータ105およびプランジャ112を制御して、RFID担持片B1の貼着処理を行うものである。無線タグ貼着機構制御部173は、保証書印刷データ格納部169に記憶された保証書印刷データに基づいて、当貼着制御を行う。
無線タグリーダ/ライタ制御部174は、リーダ/ライタドライバ178を介して、RFIDリーダ/ライタ65を制御して、RFIDタグTへの書込み処理を行なう。無線タグリーダ/ライタ制御部174は、無線タグデータ格納部170に記憶された無線タグT用のタグデータに基づいて、当書込み制御を行なう。
保証書発行処理では、第2印刷機構制御部172の制御の下、用紙搬送モータ73を駆動して、印刷用紙ロールAを搬送すると共に、インクジェットヘッド81を駆動して、印刷用紙ロールAに保証書印刷データを印刷し、カッタモータ85を駆動して、印刷用紙ロールA上の印刷済み部分を切断する。これと同期して、無線タグ貼着機構制御部173の制御の下、台紙搬送モータ105およびプランジャ112を駆動して、印刷用紙ロールAにRFIDタグTを貼着する。さらに、無線タグリーダ/ライタ制御部174の制御の下、RFIDリーダ/ライタ65を駆動して、無線タグT用のタグデータを貼着されたRFIDタグTに書き込む。これらにより、RFID付きの保証書Gが発行される。
ここで図8および図9を参照して、レシートRおよび保証書Gの発行動作について説明する。本発行動作は、ホスト装置2による発行処理データの生成・送信工程と、この発行処理データを受信して行なわれる印刷装置3による発行工程によって行なわれる。そのため、まず、図8を参照してホスト装置2による発行処理データの生成・送信工程について説明する。なお、この工程は、商品販売に際し、商品コード入力部141によって商品コードが入力され、顧客情報入力部142によって顧客情報が入力された後に行なわれる。また、オペレータによる発行処理操作をトリガーとして行われる。
図8に示すように、オペレータによる発行処理操作が行われると(S1:Yes)、まず、レシートRの発行処理データの生成処理を行なう。すなわち、レシート印刷指令部144は、商品コードを用いて店舗サーバ5から商品データを取得する(S2)。商品データを取得したら、レシート印刷指令部144は、商品データに基づくデータ生成指令を、レシート印刷データ生成部146に送る(S3)。データ生成指令を受けたレシート印刷データ生成部146は、その商品データに基づいて、レシート印刷データを生成する(S4)。なお、S2で取得した商品データは、後述する保証書印刷データの生成に用いるため、一時的に記憶しておく。
次に、保証書Gの発行処理データの生成処理を行なう。すなわち、保証書印刷指令部145は、顧客保証記憶部143を参照して顧客情報の顧客が保証サービスを受ける対象であるか否かに関する情報を取得する(S5)。当顧客が保証サービスを受ける対象でない場合には(S6:No)、本処理をキャンセルする。一方、保証書印刷指令部145は、当顧客が保証サービスを受ける対象である場合には(S6:Yes)、保証条件記憶部151から商品コードの商品における保証の有無を取得する(S7)。当商品が保証「無」である場合には(S8:No)、本処理をキャンセルする。
一方、当商品が保証「有」である場合には(S8:Yes)、保証書印刷指令部145は、保証条件記憶部151から当商品の保証期間を取得する(S9)。その後、この保証期間および、一時記憶された商品データに基づくデータ生成指令を、保証書印刷データ生成部147に送る(S10)。データ生成指令を受けた保証書印刷データ生成部147は、その保証期間および商品データに基づいて、保証書印刷データを生成する(S11)。
さらに、保証書印刷指令部145は、無線タグデータ生成部148にデータ生成指令を送る(S12)。データ生成指令を受けた無線タグデータ生成部148は、保証書印刷データ生成部147が生成した保証書印刷データに基づいて、無線タグT用のタグデータを生成する(S13)。
その後、データ送受信部149は、生成したデータを発行処理データとして印刷装置3に送信する(S14)。すなわち、顧客が保証サービスを受ける対象であり、且つ保証「有」の商品が含まれる場合には、レシート印刷データ、保証書印刷データおよび無線タグT用のタグデータが発行処理データとして送信する。それ以外の場合には、レシート印刷データのみが発行処理データとして送信する。なお、1の商品販売に対して保証「有」の商品が複数含まれる場合、商品毎に保証書印刷データおよび無線タグT用のタグデータを送信しても良いし、複数の商品をまとめて1の保証書印刷データおよび1の無線タグT用のタグデータを送信しても良い。
次に図9を参照して、印刷装置3が発行処理データを受信して、レシート発行および保証書発行を行なう発行工程について説明する。同図に示すように、通信部128が、ホスト装置2から発行処理データを受信すると(S21:Yes)、データ送受信処理部165は、カバーオープンエラー検出部161および用紙ロール切れエラー検出部162から、エラーの有無を確認する(S22)。エラーを有する場合(S23;Yes)には、発行処理データを破棄し(S24)、本動作を終了する。一方、エラーが発生していない場合(S23:No)には、データ解析部166に発行処理データを送る(S25)。
次に、データ解析部166は、発行処理データ中のデータの有無を判別する(S26)。1以上のデータが含まれている場合(S27;Yes)には、その中の1のデータのコマンドを抽出して解釈する(S28)。コマンド解釈の結果、このデータがレシート印刷データである場合には(S29:A)、データ格納処理部167は、このデータをレシート印刷データ格納部168に記憶する(S30)。また、このデータが保証書印刷データである場合には(S29:B)、データ格納処理部167は、このデータを保証書印刷データ格納部169に記憶する(S31)。
一方、このデータが無線タグT用のタグデータである場合には(S29:C)、データ格納処理部167は、無線タグ切れエラー検出部163から、エラーの有無を確認する(S32)。エラーを有しない場合には(S33:No)、このデータを無線タグデータ格納部170に記憶する(S34)。
一方、エラーを有する場合には(S33:Yes)、モード設定部164から設定されているモードを取得する(S35)。設定されているモードが、タグデータ削除モードである場合には(S36:A)、このデータを削除する(S37)。設定されているモードが、タグデータ変換モードである場合には(S36:B)、このデータを2次元コードに変換した変換印刷データを、保証書印刷データの付加データとして、保証書印刷データ格納部169に記憶する(38)。
抽出したデータを処理(格納部への記憶もしくは削除)したら、データ有無の判別処理(S26)に戻り、発行処理データ中のデータがすべて処理されるまで、これらの工程(S28〜S38)を繰り返し行う。発行処理データ中の全データが格納もしくは削除されて、発行処理データ中に1以上のデータが含まれていないと判断した場合には(S27:No)、レシート発行処理を実行する(S39)。すなわち、第1印刷機構制御部171は、レシート印刷データ格納部168に記憶されたレシート印刷データに基づいて、印刷処理を行う。
レシート発行処理が終わったら、第2印刷機構制御部172は、保証書印刷データ格納部169に保証書印刷データが記憶されているか否かを確認する(S40)。保証書印刷データが記憶されていない場合には(S41:No)、本動作を終了する。
一方、保証書印刷データが記憶されている場合には(S41:Yes)、保証書発行処理を実行する(S42)。すなわち、第2印刷機構制御部172は、保証書印刷データ格納部169に記憶された保証書印刷データに基づいて、印刷処理を行う。これと同時に、無線タグ貼着機構制御部173は、保証書印刷データ格納部169に記憶された保証書印刷データに基づいて、RFID担持片B1の貼着処理を行う。さらに、無線タグリーダ/ライタ制御部174は、無線タグデータ格納部170に記憶された無線タグT用のタグデータデータ書込み処理を行う。なお、保証書印刷データ格納部169に、保証書印刷データと共に変換印刷データが記憶されている場合、保証書印刷データに変換印刷データを付加して、印刷処理を行う。また、無線タグデータ格納部170に無線タグT用のタグデータが記憶されていない場合には、貼着処理および書込み処理をキャンセルする。
以上のような構成によれば、RFID担持片B1を介してRFIDタグTの剥離および貼着を行なうことにより、RFIDタグTを直接、剥離および貼着することがない。そのため、RFIDタグTが損傷することを防止することができる。
また、印刷機構64の印刷ヘッドに、液滴を吐出するインクジェットヘッド81を用いることにより、印刷ヘッドと印刷用紙ロールAとが離間した状態で印刷を行うことができる。すなわち、サーマルヘッド等を用いる場合のように、印刷用紙ロールAを押圧することがないため、印刷用紙ロールAに貼着したRFIDタグTが損傷することを更に防止することができる。
さらに、RFID担持片B1の剥離動作に追従するように、RFID担持片B1を貼着することにより、台紙B2からRFIDタグT全体が剥がれることを待たずに、印刷用紙ロールAに貼着されていく。そのため、RFIDタグTの剥離から貼着に際し、RFIDタグTを保持するための特段の保持機構を必要とせず、印刷装置3を簡単な構成にすることができる。
またさらに、タグ付きロールBにRFID担持片B1の位置を指標する複数のマーカB3を形成することで、RFID担持片B1の位置を容易に検出することができる。当検出に基づいて、RFID担持片B1を適切に押圧、貼着することができる。なお、RFID担持片B1上にマーカB3を形成しても良い。
また、印刷装置3の制御部121が、本実施形態のような各種機能を有することにより、レシートRの作成と、RFID付きのサービスシートの作成とを1台の印刷装置3(1の印刷ヘッド)で行うことができる。また、ホスト装置2から発行処理データを受信して、レシートRおよびサービスシートを作成することができるため、印刷装置3の制御構成を簡素化することができる。
なお、本実施形態においては、商品販売におけるレシートRと、当商品販売における保証を行なうための保証書Gと、を作成するものを例に挙げたが、当商品販売に関連するサービスを提供するためのサービスシートであれば、これに限るものではない。すなわち、保証書Gに代えて、レシートRに関連する領収書を作成しても良いし、ひいては、クーポンや各種イベントチケット等を作成するものであっても良い。
また、本実施形態においては、サービスシートのRFIDタグTに書き込むタグデータを、サービスシートの印刷データに基づいて生成したが、別のデータを当タグデータとしても良い。例えば、これらのサービスシートの信頼性を高めるため、暗号化したパスワードを当タグデータとしても良い。
さらに、無線タグリーダ/ライタ制御部174は、無線タグデータ格納部170に、無線タグT用のタグデータが記憶されていない場合、保証書印刷データ格納部169に格納されている保証書印刷データの少なくとも一部をRFIDタグTに書き込むように構成しても良い。この構成によれば、保証書印刷データと共に無線タグT用のタグデータを送信するホスト装置2と、無線タグT用のタグデータを送信しないホスト装置2との両方に対応できる。また、保証書印刷データの少なくとも一部をRFIDタグTから保証書Gの印刷内容を読み出すことで、印刷内容を容易に電子化することができる。また、印刷用紙の経時劣化により保証書G上の印刷が消えてしまったとしても、RFIDタグTから印刷内容を読み出すことができる。
またさらに、本実施形態では、顧客保証記憶部143および保証条件記憶部151を参照することで、保証書Gを発行するか否か(保証書印刷データおよび無線タグT用のタグデータを生成するか否か)を決定したが、オペレータの操作により、保証書Gの有無を決定しても良い。また、本実施形態では、入力した顧客情報に基づいて、保証条件(保証期間)が自動的に選択させる構成としたが、オペレータの操作によって人為的に選択される構成であっても良い。
なお、本実施形態においては、RFIDタグT付きのサービスシートを作成したが、RFIDタグT付きのレシートRを作成しても良い。
また、本実施形態においては、RFID担持片B1を貼着した後に、印刷を行ったが、印刷用紙ロールAを逆送させることで、印刷を行った後、RFID担持片B1を貼着しても良い。かかる際、印刷内容とRFID担持片B1が重なったとしても、RFID担持片B1が透明フィルムで構成されているため、印刷内容がRFID担持片B1で隠れてしまうことが無い。また、かかる際、RFID担持片B1として、大形の透明フィルムを用い、印刷内容全域を覆うように構成しても良い。これにより、印刷物の印刷内容を保護することができる。
また、本実施形態においては、インクカートリッジ51,52を2つ搭載し、赤と黒との2色印刷を行ったが、インクカートリッジの搭載数等を増やすことで、より多色の印刷を行う構成であっても良い。
また、本実施形態は、いわゆるレシートプリンタに本発明を採用したものであったが、RFID付きのラベルを作成するラベルラベルプリンタに本発明を採用しても良い。
また、本実施形態においては、ロール紙状の印刷用紙ロールAを切断して、レシートRや保証書Gを作成したが、印刷装置3を簡易化するために、切断機構66を省略できる枚葉の印刷用紙を用いても良い。
本発明の一実施形態に係るPOSシステムのシステム構成図である。 印刷装置の斜視図である。 印刷装置の内部構成を示した概略図である。 タグ付きロールを示した図である。 RFID貼着機構による貼着動作について示した図である。 印刷装置の制御構成を示したブロック図である。 POSシステムの機能ブロック図である。 ホスト装置による発行処理データの生成・送信工程を示したフローチャートである。 印刷装置による発行工程を示したフローチャートである。
符号の説明
1:POSシステム、 2:ホスト装置、 3:印刷装置、 64:印刷機構、 65:RFIDリーダ/ライタ、 81:インクジェットヘッド、 92:台紙搬送機構、 93:押圧機構、 128:通信部、 166:データ解析部、 167:データ格納処理部、 168:レシート印刷データ格納部、 169:保証書印刷データ格納部、 170:無線タグデータ格納部、 171:第1印刷機構制御部、 172:第2印刷機構制御部、 173:無線タグ貼着機構制御部、 174:無線タグリーダ/ライタ制御部、 A:印刷用紙ロール、 B1:RFID担持片、 B2:台紙、 B3:マーカ、 B4:粘着層、 G:保証書、 R:レシート、 R2:台紙送り経路、 T:RFIDタグ

Claims (11)

  1. 無線タグ付き印刷物を作成する印刷装置であって、
    印刷用紙に印刷データを印刷する印刷ヘッドを有する印刷部と、
    無線タグを担持した無線タグ担持片が複数貼着された基材から、前記無線タグ担持片を剥離する剥離部と、
    剥離した前記無線タグ担持片を、前記印刷用紙に貼着する貼着部と、
    貼着した前記無線タグ担持片の前記無線タグに、タグデータを書き込む書込み部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷ヘッドは、液滴を吐出するインクジェットヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記基材は、前記複数の無線タグ担持片がテープ長方向且つ等間隔で貼着された長尺の基材テープであり、
    前記剥離部は、鋭角を成す送り経路で前記基材テープをテープ送りすることで、前記無線タグ担持片を鋭角部分から突き出すように先端から徐々に剥離し、
    前記貼着部は、突き出された前記無線タグ担持片を受け取るように臨む前記印刷用紙に対し、前記無線タグ担持片の先端から徐々に押圧して、貼着することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記基材テープには、前記複数の無線タグ担持片の位置を指標する複数のマーカが、テープ長方向且つ等間隔で形成されており、
    前記貼着部は、前記マーカの位置に基づいて、前記基材テープのテープ長方向における前記無線タグ担持片の位置を検出して、前記貼着動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記無線タグ担持片は、前記無線タグを貼着して担持するタグ貼着領域と、前記基材に貼着するための基材貼着領域と、から成る貼着層を有する透明フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. レシートを作成するための前記印刷データであるレシート印刷データを格納するレシート印刷データ格納部と、
    無線タグ付きのサービスシートを作成するための前記印刷データであるサービスシート印刷データを格納するサービスシート印刷データ格納部と、
    前記サービスシートを作成するための前記タグデータを格納するタグデータ格納部と、
    POSシステムのホスト装置から、処理データを受信するデータ受信部と、
    前記処理データに含まれるコマンドを解釈するコマンド解釈部と、
    解釈された前記コマンドに応じて、前記処理データを前記レシート印刷データ格納部、前記サービスシート印刷データ格納部および前記タグデータ格納部に記憶させるデータ格納処理部と、
    格納した前記レシート印刷データに基づく印刷制御を実行する第1の印刷制御部と、
    格納した前記サービスシート印刷データに基づく印刷制御を実行する第2の印刷制御部と、
    前記無線タグ担持片の貼着制御を実行する無線タグ帖着制御部と、
    格納した前記タグデータに基づく書込み制御を実行する無線タグデータ処理制御部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記無線タグデータ処理制御部は、前記タグデータ格納部に、前記タグデータが書き込まれていない場合、前記サービスシート印刷データ格納部に格納されている前記サービスシート印刷データの少なくとも一部を前記無線タグに書き込むことを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記サービスシートは、前記レシートに関連する販売商品の保証書であることを特徴とする請求項6または7に記載の印刷装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の印刷装置を備えたことを特徴とするPOSシステム。
  10. 無線タグ付き印刷物を作成する印刷装置の制御方法であって、
    印刷装置は、印刷用紙に印刷データを印刷する印刷ステップと、
    無線タグを担持した無線タグ担持片が複数貼着された基材から、前記無線タグ担持片を剥離する剥離ステップと、
    剥離した前記無線タグ担持片を前記印刷用紙に貼着する貼着ステップと、
    貼着した前記無線タグ担持片の前記無線タグに、タグデータを書き込む書込みステップと、を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の印刷装置の制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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