JP2016032925A - プリンタ、プリンタを制御するプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、プリンタのサーマルヘッドを容易に清掃することができるプリンタを提供する。
【解決手段】印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、プリンタ、プリンタのサーマルヘッドの清掃方法に関する。
一方面に印字面、他方面に粘着面を有する台紙レスラベル用紙がロール状に巻回されており、印字を行う際に、台紙レスラベル用紙を繰り出し、サーマルヘッドとプラテンローラからなる印字部により台紙レスラベル用紙に印字を行うラベルプリンタが知られている。
上述した台紙レスラベル用紙は、粘着面と印字面を接した状態でロール状に巻回されており、目視で確認し難い糊カスが印字面に僅かに付着している。また、一般的な台紙レスラベル用紙では、印字面に粘着面が付着しすぎないように、印字面の表面にシリコン等によりコーティングが施されている。
台紙レスラベル用紙を繰り出し、サーマルヘッドの発熱帯に電圧を印加して、台紙レスラベル用紙の発色材料を加熱して発色させることにより、台紙レスラベルに印字を施す際、印字面に付着している糊カス等がサーマルヘッドの発熱帯(発熱体)に付着する、シリコン等が溶融してサーマルヘッドの発熱帯(発熱体)に付着する、などの不具合により印字品質に悪影響を与える場合がある。
また、一般的なラベルプリンタでは、サーマルヘッドによる台紙レスラベル用紙への印字後、カッタにより台紙レスラベル用紙が所定の長さに断裁される。その際、台紙レスラベル用紙の粘着面の糊がカッタ刃により巻き上げられ、その糊が印字面の先端部(切断端面)に付着する場合がある。このような状態で、次の印字のために、台紙レスラベル用紙をバックフィードさせ、台紙レスラベル用紙の先端をサーマルヘッドの発熱帯まで移動させると、台紙レスラベル用紙の印字面の先端部に付着している糊カスなどが、サーマルヘッドに付着してしまう場合がある。
サーマルヘッドに付着した糊カスなどを除去する技術が知られている。例えば、特許文献1には、屈曲可能なフレキシブルチューブの一端に多孔質材からなる拭き取り芯が嵌着され、他端に把持軸が連結しており、拭き取り芯に清掃液を含浸可能なプリンタ用清掃具が記載されている。この場合、オペレータがプリンタ用清掃具を用いてサーマルヘッドの清掃を行うことで、印字不良の発生を未然に防止する。
特許文献2には、研磨体をサーマルヘッドの発熱部分に摺接させてサーマルヘッドの送り方向に移動させ、サーマルヘッドの汚れを清掃するクリーニング方法が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の清掃具に関して、オペレータがその清掃具を用いてサーマルヘッドの清掃箇所を適切に清掃しない、オペレータが清掃のタイミングを忘れてしまいサーマルヘッドを長期間清掃しない、などの要因により、印字不良の発生を無くすことができないという問題がある。
特許文献2に記載のサーマルヘッドのクリーニング方法では、台紙レスラベル用紙とクリーニング用の用紙を交換する手間を要する、研磨剤でサーマルヘッドを研磨するためヘッド寿命を短くしてしまう可能性がある、などの要因により、印字不良の発生を無くすことができないという問題がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、サーマルヘッドを容易に清掃することができるプリンタを提供すること、プリンタのサーマルヘッドの清掃方法を提供すること、などを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明によるプリンタは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、
前記用紙の送り方向(繰り出し方向)と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で前記印字パターンを印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、
前記用紙の送り方向(繰り出し方向)と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で前記印字パターンを印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のプリンタのサーマルヘッドの清掃方法は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタのサーマルヘッドの清掃方法であって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプリンタのサーマルヘッドの清掃方法は、前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、前記サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタのサーマルヘッドの清掃方法であって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプリンタのサーマルヘッドの清掃方法は、前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、前記サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、サーマルヘッドを容易に清掃することができるプリンタを提供すること、プリンタのサーマルヘッドの清掃方法を提供すること、などを目的とする。
本発明の実施形態に係るラベルプリンタ(プリンタ)を、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。なお、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。なお、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るラベルプリンタ(プリンタ)の構成の一例を示す図である。尚、本発明の実施形態に係るラベルプリンタは、ラベルの貼付対象である商品を計量する計量器に接続されていても、計量器に接続されていなくともよい。また、被包装物を包装する包装装置で用いられるラベルプリンタであってもよい。
一方面に印字面、他方面に粘着層を有する台紙レスラベル用紙1をロール状に巻回されたラベルロール2が、本発明の実施形態に係るラベルプリンタに配置されている。本実施形態では、台紙レスラベル用紙(ライナーレスラベル用紙)は、感熱層(感熱紙)と、粘着層と、剥離層と、を有する。
感熱層は、所定の熱エネルギーを印加したときに、化学変化により所定の色に発色する発色材料などにより形成されている。粘着層は、感熱層の一方面に、粘着剤などを塗布することで形成されている。剥離層は、感熱層の他方面に、合成樹脂などの剥離剤などを塗布することで形成されている。台紙レスラベル用紙は、剥離層を介して所定の熱エネルギーを感熱層に印加した場合であっても、感熱層が発色するように構成されている。
感熱層は、所定の熱エネルギーを印加したときに、化学変化により所定の色に発色する発色材料などにより形成されている。粘着層は、感熱層の一方面に、粘着剤などを塗布することで形成されている。剥離層は、感熱層の他方面に、合成樹脂などの剥離剤などを塗布することで形成されている。台紙レスラベル用紙は、剥離層を介して所定の熱エネルギーを感熱層に印加した場合であっても、感熱層が発色するように構成されている。
本発明の実施形態に係るラベルプリンタは、ラベルロール2から台紙レスラベル用紙1を繰り出し、プラテンローラ4とサーマルヘッド3(印字部17)を有する印字部で、台紙レスラベル用紙の印字面に所定の印字を施して、切断手段19としてのカッタ5などにより枚葉状のラベル6を発行する。カッタ5は可動刃5a、固定刃5bなどを有する
詳細には、ラベルプリンタは、台紙レスラベル用紙1を、ローラ71,72で挟持するとともに、ローラ71,72の下流側に配置されたプラテンローラ4とサーマルヘッド3(印字部17)で挟持し、ステッピングモータなどの回転駆動手段によりプラテンローラ4を回転駆動することにより、プラテンローラ4およびローラ72を回転させて、台紙レスラベル用紙1を紙送り方向に搬送し、サーマルヘッド3(印字部17)を加熱して、台紙レスラベル用紙1の印字面に印字を施すように構成されている。
印字後、カッタ5により台紙レスラベル用紙1が切断される。
切断後、ローラ72、プラテンローラ4を逆回転させて、台紙レスラベル用紙を逆搬送し、台紙レスラベル用紙の切断端部をサーマルヘッド3の発熱帯近傍まで戻し、その状態で、次の印字時まで待機する。
印字後、カッタ5により台紙レスラベル用紙1が切断される。
切断後、ローラ72、プラテンローラ4を逆回転させて、台紙レスラベル用紙を逆搬送し、台紙レスラベル用紙の切断端部をサーマルヘッド3の発熱帯近傍まで戻し、その状態で、次の印字時まで待機する。
ラベルプリンタの筐体(不図示)には、ラベル6が排出されるラベル発行口としての排出口23が設けられている。排出口23の近傍に、ラベル検出部21が設けられている。ラベル検出部21は、ラベル6を排出する排出口23に、印字されたラベル6が残っているか否かを検出する。
ラベルプリンタは、排出口23の紙送り方向の下流側に、ラベルレシーバ24(ラベル保持部)を備えてもよい。
ラベルは、固定長ラベルであってもよいし、印字データ量に応じた長さの可変長ラベルであってもよい。
ラベルプリンタは、排出口23の紙送り方向の下流側に、ラベルレシーバ24(ラベル保持部)を備えてもよい。
ラベルは、固定長ラベルであってもよいし、印字データ量に応じた長さの可変長ラベルであってもよい。
また、本実施形態では、ロール状に巻回された台紙レスラベル用紙1であるラベルロール2は、台紙レスラベル用紙1に対応する個体識別情報を記憶する媒体201(記憶媒体)を備える。媒体201は、例えば、無線ICタグなどである。詳細には、媒体201は、記憶部などを有するICチップ、無線アンテナなどを有し、無線通信機能を有する。尚、媒体201は、個体識別情報などを示すコードを印字したバーコードや2次元コードなどであってもよい。
ラベルプリンタは、媒体201から非接触で個体識別情報を読み取る読取部25を有する。ラベルプリンタは、読取部25により読み取った個体識別情報に基づいて、ロール状の台紙レスラベル用紙1を識別することができる。
ラベルプリンタは、媒体201から非接触で個体識別情報を読み取る読取部25を有する。ラベルプリンタは、読取部25により読み取った個体識別情報に基づいて、ロール状の台紙レスラベル用紙1を識別することができる。
図2は本発明の実施形態に係るラベルプリンタの電気的な構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係るレスラベルプリンタは、制御手段としての制御部10(CPU)、記憶部としてのフラッシュメモリ11とRAM12、操作部13、表示部14、通信部15、インタフェース16、印字部17としてのサーマルヘッド3、ステッピングモータなどの回転駆動部18(回転駆動手段)、切断手段19としてのカッタ5、ラベル検出部21、および、読取部25などを有する。
伝送路20(バス)により、制御部10(CPU)、フラッシュメモリ11、RAM12、操作部13、表示部14、通信部15、ラベル検出部21、および、インタフェース16がデータ伝送可能に接続されている。
印字部17としてのサーマルヘッド3、回転駆動部18、切断手段19としてのカッタ5、および、読取部25は、インタフェース16に電気的に接続されている。
本発明の実施形態に係るレスラベルプリンタは、制御手段としての制御部10(CPU)、記憶部としてのフラッシュメモリ11とRAM12、操作部13、表示部14、通信部15、インタフェース16、印字部17としてのサーマルヘッド3、ステッピングモータなどの回転駆動部18(回転駆動手段)、切断手段19としてのカッタ5、ラベル検出部21、および、読取部25などを有する。
伝送路20(バス)により、制御部10(CPU)、フラッシュメモリ11、RAM12、操作部13、表示部14、通信部15、ラベル検出部21、および、インタフェース16がデータ伝送可能に接続されている。
印字部17としてのサーマルヘッド3、回転駆動部18、切断手段19としてのカッタ5、および、読取部25は、インタフェース16に電気的に接続されている。
制御部10は、フラッシュメモリ11上の制御プログラムなどのプログラムを実行して、ラベルプリンタの動作を統括的に制御する。フラッシュメモリ11は、ラベルプリンタの制御プログラム、制御用データ等を記憶する読み出し専用メモリである。
RAM12は、サーマルヘッドの清掃を行うための印字パターン(清掃パターン)を記憶する。この印字パターン(清掃パターン)は、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する。
また、RAM12は、一時的にデータを呼び出して(読み出して)処理するためのワークエリアを有する。RAM12のワークエリアは、印字データをドットデータに展開するドット展開エリア、フォーマットファイルから1つのフォーマットデータを呼び出して記憶する呼出フォーマットエリア、商品データを呼び出して記憶する呼出商品データエリア、などを有する。
また、RAM12には、ラベル印字のフォーマットが定義されたフォーマットファイル、ラベル印字用の各種商品データが定義された商品ファイル、フォントファイル(キャラクタジェネレータ)などが記憶されている。RAM12は、電源オフ時であっても、商品ファイル、書式ファイルなどを保持することができるように、バッテリでバックアップされている。
また、RAM12は、ラベルへの印字内容を示す印字データ、少なくとも印字位置を規定する印字フォーマット、ラベル長、などを関連付けて記憶している。
また、台紙レスラベルプリンタの各種モード(例えば、値付モード、設定モード、レポートモード、メンテナンスモードなど)に関する各種プログラムはRAM12に記憶されている。
本発明の実施形態では、印字パターン(清掃パターン)は、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域を有する。比較例として、例えば、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向に発色領域を設け、その発色領域を用紙の送り方向に所定の距離連続する印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)でもサーマルヘッドを清掃する効果は得られるが、この印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)を用いて印字を行うと、サーマルヘッド3の清掃時、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲を超えてサーマルヘッド3を加熱する(許容範囲を超えてサーマルヘッドに蓄熱させてしまう)ことになるため、ヘッド切れを生じさせてしまう可能性が高い。そのため、比較例としての前記印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)は、サーマルヘッドの清掃には不向きである。
また、RAM12は、一時的にデータを呼び出して(読み出して)処理するためのワークエリアを有する。RAM12のワークエリアは、印字データをドットデータに展開するドット展開エリア、フォーマットファイルから1つのフォーマットデータを呼び出して記憶する呼出フォーマットエリア、商品データを呼び出して記憶する呼出商品データエリア、などを有する。
また、RAM12には、ラベル印字のフォーマットが定義されたフォーマットファイル、ラベル印字用の各種商品データが定義された商品ファイル、フォントファイル(キャラクタジェネレータ)などが記憶されている。RAM12は、電源オフ時であっても、商品ファイル、書式ファイルなどを保持することができるように、バッテリでバックアップされている。
また、RAM12は、ラベルへの印字内容を示す印字データ、少なくとも印字位置を規定する印字フォーマット、ラベル長、などを関連付けて記憶している。
また、台紙レスラベルプリンタの各種モード(例えば、値付モード、設定モード、レポートモード、メンテナンスモードなど)に関する各種プログラムはRAM12に記憶されている。
本発明の実施形態では、印字パターン(清掃パターン)は、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域を有する。比較例として、例えば、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向に発色領域を設け、その発色領域を用紙の送り方向に所定の距離連続する印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)でもサーマルヘッドを清掃する効果は得られるが、この印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)を用いて印字を行うと、サーマルヘッド3の清掃時、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲を超えてサーマルヘッド3を加熱する(許容範囲を超えてサーマルヘッドに蓄熱させてしまう)ことになるため、ヘッド切れを生じさせてしまう可能性が高い。そのため、比較例としての前記印字パターン(ベタ印字による清掃パターン)は、サーマルヘッドの清掃には不向きである。
操作部13は、ラベルプリンタの操作を行うための入力装置であり、表示部14と一体に構成されたタッチパネルを有する。この操作部13は、ユーザの識別情報を設定する設定手段としても機能する。
表示部14は、各種のメニュー画面やデータを表示する液晶ディスプレイである。
通信部15は、上位管理装置としてのホストコンピュータなどと通信を行う。
インタフェース16は、制御部10等と各駆動部やモータ等との間でデータの入出力を行う。
印字部17としてのサーマルヘッド3は、制御部10の制御により台紙レスラベル用紙1を加熱することで印字を行う。
ステッピングモータなどの回転駆動部18は、制御部10の制御により、所定の印字位置、もしくは加熱位置へ台紙レスラベル用紙1が搬送されるよう、ラベルロール2や、プラテンローラ4を回転駆動する。
切断手段19は、制御部10の制御に基づいて、印字後の台紙レスラベル用紙1をカットする。
ラベル検出部21は、ラベルプリンタの筐体の排出口の近傍に設けられている。このラベル検出部21は、ラベル6を排出する排出口に、印字されたラベル6が残っているか否かを検出する。
読取部25は、台紙レスラベル用紙に設けられた媒体から個体識別情報を読み取る。
表示部14は、各種のメニュー画面やデータを表示する液晶ディスプレイである。
通信部15は、上位管理装置としてのホストコンピュータなどと通信を行う。
インタフェース16は、制御部10等と各駆動部やモータ等との間でデータの入出力を行う。
印字部17としてのサーマルヘッド3は、制御部10の制御により台紙レスラベル用紙1を加熱することで印字を行う。
ステッピングモータなどの回転駆動部18は、制御部10の制御により、所定の印字位置、もしくは加熱位置へ台紙レスラベル用紙1が搬送されるよう、ラベルロール2や、プラテンローラ4を回転駆動する。
切断手段19は、制御部10の制御に基づいて、印字後の台紙レスラベル用紙1をカットする。
ラベル検出部21は、ラベルプリンタの筐体の排出口の近傍に設けられている。このラベル検出部21は、ラベル6を排出する排出口に、印字されたラベル6が残っているか否かを検出する。
読取部25は、台紙レスラベル用紙に設けられた媒体から個体識別情報を読み取る。
制御部10は、印字部で台紙レスラベル用紙の印字面に所定の印字を施す場合に回転駆動部18によりプラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させる。
また、制御部10は、回転駆動部18により第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度でプラテンローラを回転駆動させて台紙レスラベル用紙を繰り出す場合に、サーマルヘッドの清掃を行うための清掃パターンを台紙レスラベル用紙に印字部により印字させる。
プラテンローラの回転速度を遅くすることで、サーマルヘッドが台紙レスラベルを介してプラテンローラを押圧する面積が大きくなり(ニップ幅が大きくなり)、サーマルヘッドに付着した糊などを、台紙レスラベルに付着させ易くなり、高効率でサーマルヘッドの糊を清掃することができる。
また、制御部10は、回転駆動部18により第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度でプラテンローラを回転駆動させて台紙レスラベル用紙を繰り出す場合に、サーマルヘッドの清掃を行うための清掃パターンを台紙レスラベル用紙に印字部により印字させる。
プラテンローラの回転速度を遅くすることで、サーマルヘッドが台紙レスラベルを介してプラテンローラを押圧する面積が大きくなり(ニップ幅が大きくなり)、サーマルヘッドに付着した糊などを、台紙レスラベルに付着させ易くなり、高効率でサーマルヘッドの糊を清掃することができる。
また、制御部10は、サーマルヘッドからの加熱により形成される発色領域と、サーマルヘッドを非加熱状態として形成される非発色領域と、を該台紙レスラベル用紙の繰り出し方向に所定の間隔で繰り返し配置された前記清掃パターンを前記印字部により印字させる。
また、制御部10は、台紙レスラベル用紙の繰り出し方向に対して直交する所定幅内に、印字比率60%以上70%以下の清掃パターンを印字部により印字を行う。
制御部10によるサーマルヘッド清掃手段は、フラッシュメモリ11やRAM12などの記憶手段に記憶された印字パターン(清掃パターン)を読み出し、その印字パターン(清掃パターン)を印字部により台紙レスラベル用紙に印字することで、サーマルヘッドの清掃を行う。つまり、制御部10は、清掃モードの場合、清掃パターンを印字部により台紙レスラベル用紙に印字して、サーマルヘッドの清掃を行う。
図3は本発明の実施形態に係るラベルプリンタのサーマルヘッド等を説明するための図である。詳細には、図3(a)はサーマルヘッド3および台紙レスラベル用紙1の一例を示す側面図である。図3(b)はサーマルヘッド3の一例を示す底面図である。
サーマルヘッド3に発熱帯3a(発熱体)が設けられている。詳細には、蓄熱体としてのグレーズに発熱帯3aが設けられている。グレーズとしては、平面グレーズ、部分グレーズなどを採用することができる。
本実施形態では、図3(a)に示したように、印字部17としてのサーマルヘッド3の発熱帯3aは、下方に向かって凸形状に形成されている。
台紙レスラベル用紙1には、目視で確認し難い糊91などが印字面に僅かに付着している。この状態で、台紙レスラベル用紙1を紙送り方向に搬送し、印字部17としてのサーマルヘッド3の発熱帯3aを加熱して印字を行うと、サーマルヘッド3に糊91などが付着する場合がある(図3(b))。
本実施形態では、図3(a)に示したように、印字部17としてのサーマルヘッド3の発熱帯3aは、下方に向かって凸形状に形成されている。
台紙レスラベル用紙1には、目視で確認し難い糊91などが印字面に僅かに付着している。この状態で、台紙レスラベル用紙1を紙送り方向に搬送し、印字部17としてのサーマルヘッド3の発熱帯3aを加熱して印字を行うと、サーマルヘッド3に糊91などが付着する場合がある(図3(b))。
また、カッタによる台紙レスラベル用紙1の切断時、台紙レスラベル用紙1の粘着面の糊がカッタの刃により巻き上げられ、その糊91が印字面の先端部(切断端面)に付着する場合がある(図3(a))。
この状態で、次の印字のために、台紙レスラベル用紙1をバックフィードさせ、台紙レスラベル用紙1の先端をサーマルヘッド3の発熱帯3aまで移動させると、台紙レスラベル用紙1の印字面の先端部に付着している糊91などが、サーマルヘッド3に付着してしまう場合がある(図3(b))。
この状態で、次の印字のために、台紙レスラベル用紙1をバックフィードさせ、台紙レスラベル用紙1の先端をサーマルヘッド3の発熱帯3aまで移動させると、台紙レスラベル用紙1の印字面の先端部に付着している糊91などが、サーマルヘッド3に付着してしまう場合がある(図3(b))。
また、台紙レスラベル用紙1を紙送り方向へ搬送した後、逆方向に搬送することを繰り返した場合、糊91がサーマルヘッド3に付着した状態でヘッド表面を移動する場合がある。
本発明の実施形態では、清掃モード時に、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲内で、サーマルヘッド3の発熱帯3aを発熱させて、サーマルヘッド3に付着した糊91の粘性を小さくした状態で、糊91を台紙レスラベル用紙1に付着させることで、サーマルヘッド3から糊91を除去する。具体的には、台紙レスラベル用紙に後述する清掃パターンを印字させる。
例えば、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲を超えるように、発熱帯3a(発熱体)を長時間加熱すると、サーマルヘッド3の発熱帯3aの焼き切れなどの不具合が生じてしまう。
例えば、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲を超えるように、発熱帯3a(発熱体)を長時間加熱すると、サーマルヘッド3の発熱帯3aの焼き切れなどの不具合が生じてしまう。
このため、本発明の実施形態では、清掃モード時に、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲内で、サーマルヘッド3の発熱帯3aを短時間発熱状態とした後、短時間非加熱状態とし、この発熱状態と非加熱状態を所定回数だけ繰り返す。
また、本願発明者は、サーマルヘッド3の発熱帯3aの全ての領域を同時に加熱せずに、サーマルヘッド3の発熱帯3aを部分的に加熱させるとともに、台紙レスラベル用紙を移動させながら、サーマルヘッド3の発熱帯3aの加熱部分をずらすことにより、サーマルヘッド3の熱負荷の許容範囲内で効率的に糊などの汚れを落とす(印字面の糊を刮ぎ落とす)ことができることを発見した。
図4はラベル用紙へ印字される清掃パターンの一例を示す図である。詳細には図4(a)は第1具体例の清掃パターン、図4(b)は第2具体例の清掃パターンの一例を示す図である。
詳細には、図4(a),図4(b)に示したように、サーマルヘッドからの加熱により形成される発色領域1bと、サーマルヘッドを非加熱状態として形成される非発色領域1cとを台紙レスラベル用紙1の紙送り方向(繰り出し方向)に所定の間隔で繰り返し配置された清掃パターンを印字部により印字させる。
本実施形態では、台紙レスラベル用紙1の繰り出し方向に対して直交する所定幅内に、印字比率60%以上70%以下の清掃パターンを印字部により印字を行う。
図4(a)に示した第1具体例の清掃パターンは、紙送り方向(繰り出し方向)に対して、連続的に斜めに発色領域1bと非発色領域1cとが形成されている。
図4(b)に示した第2具体例の清掃パターンは、紙送り方向(繰り出し方向)に対して、階段状に斜めに発色領域1bと非発色領域1cとが形成されている。
また、本実施形態では、台紙レスラベル用紙1の幅方向の中心から紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向に斜めに発色領域1bが形成されている。
図4(b)に示した第2具体例の清掃パターンは、紙送り方向(繰り出し方向)に対して、階段状に斜めに発色領域1bと非発色領域1cとが形成されている。
また、本実施形態では、台紙レスラベル用紙1の幅方向の中心から紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向に斜めに発色領域1bが形成されている。
次に、図4(a)に示した清掃パターンによりサーマルヘッドを清掃する動作の一例を説明する。
図5はサーマルヘッドの清掃動作の一例を示す図である。図5において、サーマルヘッド3の発熱帯3aよりも紙送り方向の下流側には、まだ発色領域1bが形成されていないが、簡単な説明のため発色領域1bを記載している。
図5はサーマルヘッドの清掃動作の一例を示す図である。図5において、サーマルヘッド3の発熱帯3aよりも紙送り方向の下流側には、まだ発色領域1bが形成されていないが、簡単な説明のため発色領域1bを記載している。
サーマルヘッド3の発熱帯3a(発熱体)を加熱することにより、サーマルヘッド3に付着している糊91の粘性が低下し、その糊91が台紙レスラベル用紙1に付着し、サーマルヘッド3から刮げ落とされる。
また、サーマルヘッド3の加熱および非加熱を繰り返すことにより、サーマルヘッド3に付着している糊91が熱膨張および収縮を繰り返し、サーマルヘッド3から剥がれ易くなるとともに、その糊91が台紙レスラベル用紙1に付着しやすくなる。
また、加熱された糊91は発色領域1bから非発色領域1cへと移動し易い性質を有する。このため、台紙レスラベル用紙1に、発色領域1bと非発色領域1cを繰り返す清掃パターンを印字することで、糊91が台紙レスラベル用紙1の発色領域1bと非発色領域1c、特に非発色領域1cに付着しやすくなる。
また、加熱された糊91は発色領域1bから非発色領域1cへと移動し易い性質を有する。このため、台紙レスラベル用紙1に、発色領域1bと非発色領域1cを繰り返す清掃パターンを印字することで、糊91が台紙レスラベル用紙1の発色領域1bと非発色領域1c、特に非発色領域1cに付着しやすくなる。
また、図5に示したように、台紙レスラベル用紙1の幅方向の中心から紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向に斜めに発色領域1bを形成することで、サーマルヘッド3の発熱帯3a(発熱体)の発熱部分が、サーマルヘッド3の中心から外側に向かって移動することになり、サーマルヘッド3に付着した糊91が、サーマルヘッド3の中心から外側に向かって移動することで、サーマルヘッド3に付着している糊91を剥がれ易くしている。
また、発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)の長さは、発熱帯3aの各部分において、熱負荷の許容範囲内となるように設定されている。
具体的には、発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)の長さは、例えば、3mm〜10mm程度である。
また、発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向の角度は、糊91の剥がれ易さに応じて適宜設定される。
詳細には、この発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向の角度は、例えば、30°以上、70°以下であり、特に好ましくは、40°以上50°以下である。
また、本実施形態では、清掃パターンの発色領域1bは、台紙レスラベル用紙1の幅方向の中央から両端部にかけて、紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に延在するパターンとなるように形成されている。
具体的には、発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)の長さは、例えば、3mm〜10mm程度である。
また、発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向の角度は、糊91の剥がれ易さに応じて適宜設定される。
詳細には、この発色領域1bの紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向の角度は、例えば、30°以上、70°以下であり、特に好ましくは、40°以上50°以下である。
また、本実施形態では、清掃パターンの発色領域1bは、台紙レスラベル用紙1の幅方向の中央から両端部にかけて、紙送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に延在するパターンとなるように形成されている。
次に、ラベルプリンタの動作の一例を、上記図面や図6などを参照しながら説明する。
図6は本発明の実施形態に係るラベルプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。
図6は本発明の実施形態に係るラベルプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS11において、制御部10は、読取部25により、ロール状に巻回された台紙レスラベル用紙1(ラベルロール2)に設けられた、台紙レスラベル用紙1の個体識別情報を記憶する媒体201から非接触で個体識別情報を読み取る。
ステップS12において、制御部10は、読取部25で読み取られた台紙レスラベル用紙の個体識別情報が既に読み取られている個体識別情報か否かを判別する。一致している場合、ステップS13の処理に進み、一致していない場合、ステップS18の処理に進む。
ステップS13において、制御部10は、清掃モードか否かを判別する。詳細には、制御部10は、例えば、操作部13から清掃モードの設定を示す信号が入力された場合、清掃ボタン(不図示)などが押下された場合などに、清掃モードであると判別する。清掃モードの場合、ステップS18の処理に進み、それ以外の場合、ステップS14の処理に進む。
ステップS14において、制御部10は、回転駆動部18により、プラテンローラ4を通常回転速度(第1の回転速度)で回転させて、台紙レスラベル用紙を紙送り方向(繰り出し方向)に繰り出すとともに、印字データに応じてサーマルヘッド3の発熱帯3aを加熱して、通常印字処理(ステップS15)を行う。
ステップS16において、制御部10は、印字後、カッタ5により台紙レスラベル用紙1を切断する処理を行う。
ステップS17において、制御部10は、次の印字のために、回転駆動部18により、プラテンローラ4およびローラ72を逆回転させて、台紙レスラベル用紙を紙送り方向(繰り出し方向)に対して反対方向に移動させ(バックフィード)、台紙レスラベル用紙1の先端(切断端面)をサーマルヘッド3の発熱帯3a付近まで移動させ、その状態で待機し、ステップS11の処理に進む。
ステップS18において、制御部10は、清掃モード時や、読取部25で読み取られた個体識別情報が記憶部に記憶されていない場合に、回転駆動部18により第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度でプラテンローラ4を回転駆動させて、台紙レスラベル用紙1を繰り出し、清掃パターンを台紙レスラベル用紙に印字部により印字させる処理を行う(ステップS19)。そして、ステップS16の処理に進む。尚、読取部25で読み取られた個体識別情報が記憶部に記憶されていない場合には、制御部10は、読取部25により読み取った個体識別情報を記憶部に記憶する。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るプリンタ(ラベルプリンタ)は、印字面を有する用紙(台紙レスラベル用紙1や台紙付きラベル用紙)を繰り出し、プラテンローラ4とサーマルヘッド3を有する印字部17で、用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙(ラベル)を発行する。このプリンタは、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段(フラッシュメモリ11やRAM12など)と、記憶手段に記憶された印字パターン(清掃パターン)を読み出し、その印字パターン(清掃パターン)をサーマルヘッド3により用紙に印字することで、サーマルヘッド3の清掃を行うサーマルヘッド清掃手段としての制御部10を有する。
また、本発明に係るプリンタ(ラベルプリンタ)は、発行された枚葉状の用紙の枚数が所定枚数以上、あるいは、印字部17で印字されて繰り出された(送り出された)用紙の走行距離が所定の距離以上である場合、サーマルヘッド清掃手段を実行する制御手段(制御部10)を有する。
この制御部10は、印字部17で用紙の印字面に所定の印字を施す場合に回転駆動部18によりプラテンローラ4を第1の回転速度で回転駆動させる。
また、制御部10は、印字部17のサーマルヘッドを清掃する場合に、回転駆動部18(回転駆動手段)により第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて用紙を繰り出すとともに、前記印字を施す制御、詳細には、サーマルヘッド3の清掃を行うための印字パターン(清掃パターン)を用紙に印字部17により印字させる。
また、本発明に係るプリンタ(ラベルプリンタ)は、発行された枚葉状の用紙の枚数が所定枚数以上、あるいは、印字部17で印字されて繰り出された(送り出された)用紙の走行距離が所定の距離以上である場合、サーマルヘッド清掃手段を実行する制御手段(制御部10)を有する。
この制御部10は、印字部17で用紙の印字面に所定の印字を施す場合に回転駆動部18によりプラテンローラ4を第1の回転速度で回転駆動させる。
また、制御部10は、印字部17のサーマルヘッドを清掃する場合に、回転駆動部18(回転駆動手段)により第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて用紙を繰り出すとともに、前記印字を施す制御、詳細には、サーマルヘッド3の清掃を行うための印字パターン(清掃パターン)を用紙に印字部17により印字させる。
このため、オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、サーマルヘッドを容易に清掃することができるラベルプリンタを提供することができる。
詳細には、プラテンローラ4を通常の回転速度よりも遅い回転速度(第2の回転速度)で回転させて、台紙レスラベル用紙1を繰り出して、印字部で清掃パターン(クリーニングパターン)を印字させるので、サーマルヘッド3の温度を効率よく上昇(蓄熱)させることができる。このため、短時間で、且つ、ラベル用紙の印字距離を短く(使用するラベルの長さが短く)てすむ。
詳細には、プラテンローラ4を通常の回転速度よりも遅い回転速度(第2の回転速度)で回転させて、台紙レスラベル用紙1を繰り出して、印字部で清掃パターン(クリーニングパターン)を印字させるので、サーマルヘッド3の温度を効率よく上昇(蓄熱)させることができる。このため、短時間で、且つ、ラベル用紙の印字距離を短く(使用するラベルの長さが短く)てすむ。
また、サーマルヘッド3の清掃時、サーマルヘッド3の発熱帯3aの熱負荷の許容範囲内で、サーマルヘッド3を加熱するので、ヘッド切れを防止することができ、ヘッド寿命の著しい低下を防止することができる。
また、清掃モード時に、プラテンローラ4の回転速度を通常の印字時よりも遅い回転速度とすることで、サーマルヘッド3に付着した糊カスを高効率で除去することができる。詳細には、サーマルヘッド3の清掃を行う時、通常の印字速度より遅い回転速度でプラテンローラ4を回転させることで、サーマルヘッド3が台紙レスラベル用紙1を介して押圧するプラテンローラ4の押圧面を比較的大きくし(プラテンローラの長手方向と直交する接触幅が広くし)、短時間でサーマルヘッド3を蓄熱させることができ、サーマルヘッド3を温度を早く上昇させることができる。
このため、サーマルヘッド3にかかる熱負荷を少なくすることができ、かつ、高効率でサーマルヘッド3の汚れを除去することができる。
このため、サーマルヘッド3にかかる熱負荷を少なくすることができ、かつ、高効率でサーマルヘッド3の汚れを除去することができる。
本発明の実施形態では、台紙レスラベル用紙は、印字面に熱により発色する発色材料を有する。
制御手段としての制御部10は、サーマルヘッドか3らの加熱により形成される発色領域1bと、サーマルヘッドを非加熱状態として形成される非発色領域1cと、を台紙レスラベル用紙の紙送り方向(繰り出し方向)に所定の間隔で繰り返し配置された清掃パターンを、印字部17により印字させる。
このように発色領域1bと非発色領域1cを繰り返し配置した清掃パターンを、印字部17により印字させることで、サーマルヘッド3にかかる熱負荷を少なくすることができ、かつ、高効率でサーマルヘッド3の汚れを除去することができる。
制御手段としての制御部10は、サーマルヘッドか3らの加熱により形成される発色領域1bと、サーマルヘッドを非加熱状態として形成される非発色領域1cと、を台紙レスラベル用紙の紙送り方向(繰り出し方向)に所定の間隔で繰り返し配置された清掃パターンを、印字部17により印字させる。
このように発色領域1bと非発色領域1cを繰り返し配置した清掃パターンを、印字部17により印字させることで、サーマルヘッド3にかかる熱負荷を少なくすることができ、かつ、高効率でサーマルヘッド3の汚れを除去することができる。
また、本実施形態では、制御部10は、台紙レスラベル用紙1の繰り出し方向に対して直交する所定幅内に、印字比率60%以上70%以下の清掃パターンを印字部17により印字を行うので、サーマルヘッド3にかかる熱負荷を少なくすることができ、かつ、高効率でサーマルヘッド3の汚れを除去することができる。
また、本実施形態では、制御部10は、清掃モードの場合、清掃パターンを印字部17により台紙レスラベル用紙に印字して、サーマルヘッド3の清掃を行う。このため、ユーザが手動で清掃モードに設定した場合や、ラベルロール交換時などに、清掃モードに設定され、サーマルヘッド3の清掃を行うことができる。
具体的には、清掃モード時に、ラベルフィードボタンが押されることにより、清掃パターンを所定の長さ印字部で印字し清掃の動作を行う。
具体的には、清掃モード時に、ラベルフィードボタンが押されることにより、清掃パターンを所定の長さ印字部で印字し清掃の動作を行う。
また、本実施形態では、用紙は、ロール状に巻回された台紙レスラベル用紙または台紙付きラベル用紙などのラベルロールであり、その用紙に対応する個体識別情報を記憶する媒体を備る。ラベルプリンタは、媒体から非接触で個体識別情報を読み取る読取部25を有する。
ラベルロール交換時など、制御部10は、読取部25で読み取られた個体識別情報が記憶部に記憶されていない場合、あるいは、記憶部に記憶されている個体識別情報と読取部25で読み取られた個体識別情報とが異なっている場合、サーマルヘッド清掃手段を実行する。詳細には、制御部10は、台紙レスラベル用紙を通常回転速度(第1の回転速度)よりも遅い第2の回転速度で繰り出し、清掃パターンを印字部17により印字するとともに、該個体識別情報を記憶部(RAM12など)に記憶する。
このため、ラベルロールに設けられた媒体を読取部により読み取ることにより、簡単にラベルロールの交換を検出することができ、ラベルロールの交換時に、自動的に清掃モードに設定され、サーマルヘッド3の清掃を行うことができる。
ラベルロール交換時など、制御部10は、読取部25で読み取られた個体識別情報が記憶部に記憶されていない場合、あるいは、記憶部に記憶されている個体識別情報と読取部25で読み取られた個体識別情報とが異なっている場合、サーマルヘッド清掃手段を実行する。詳細には、制御部10は、台紙レスラベル用紙を通常回転速度(第1の回転速度)よりも遅い第2の回転速度で繰り出し、清掃パターンを印字部17により印字するとともに、該個体識別情報を記憶部(RAM12など)に記憶する。
このため、ラベルロールに設けられた媒体を読取部により読み取ることにより、簡単にラベルロールの交換を検出することができ、ラベルロールの交換時に、自動的に清掃モードに設定され、サーマルヘッド3の清掃を行うことができる。
また、清掃モードの実行時、制御部10は、ラベルプリンタの表示部に清掃モードに切り替わった旨が報知した後、オペレータにラベルフィードボタンを押すように指示するメッセージが表示される。また、ラベルプリンタは、清掃モードの処理を終了したことを条件として、通常のラベル発行処理を実行するように構成されている。こうすることで、清掃モード時の途中で、通常の印字を行うことを防止することができる。
清掃モードの終了(所定の長さ、例えば、20cm程度印字)時、清掃モードを終了した旨を報知した後、通常印字モードに切り替わる。この通常印字モードでは、制御部は、通常の印字時にプラテンローラを回転させる速度になるようにプラテンローラを回転させる駆動部を制御する。
このように、ラベルロールの交換がなされると自動的に清掃モードとなり、サーマルヘッドの清掃が行われるので、人為的でないため確実に清掃を行うことができる。また、ラベルロールを交換する毎にサーマルヘッドの清掃が行われるので、サーマルヘッドを汚れていない状態に保つことができるため常に印字が良好であり、サーマルヘッドをきれいな状態に保つことによりサーマルヘッドの寿命を本来の寿命期間で使用することができるという効果を奏する。
このように、ラベルロールの交換がなされると自動的に清掃モードとなり、サーマルヘッドの清掃が行われるので、人為的でないため確実に清掃を行うことができる。また、ラベルロールを交換する毎にサーマルヘッドの清掃が行われるので、サーマルヘッドを汚れていない状態に保つことができるため常に印字が良好であり、サーマルヘッドをきれいな状態に保つことによりサーマルヘッドの寿命を本来の寿命期間で使用することができるという効果を奏する。
尚、ラベル交換時に清掃モードを実行させるようにしているが、ラベル印字した走行距離をICタグに記憶させ、ラベルニアエンドになったら、清掃モードを実行させるようにしてもよい。しかしながら、必要枚数のラベル発行でラベルロールの残りの距離が少ない場合は、ラベルニアエンドで清掃モードを実行することなく、ラベル交換後に発行し残したラベルが発行された後に清掃モードを実行させるようにしてもよい。
また、本発明の実施形態に係るプリンタのサーマルヘッドの清掃方法は、印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラ4とサーマルヘッド3を有する印字部17で、用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタのサーマルヘッドの清掃方法であって、用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、印字部17で印字することによりサーマルヘッド3の清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、を有する。
また、上記プリンタのサーマルヘッド3の清掃方法は、印字部17で用紙の印字面に所定の印字を施す場合にプラテンローラ4を第1の回転速度で回転駆動させ、サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラ4を回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有する。
このため、ラベルプリンタのサーマルヘッドを簡単に高効率で清掃することができる。
また、上記プリンタのサーマルヘッド3の清掃方法は、印字部17で用紙の印字面に所定の印字を施す場合にプラテンローラ4を第1の回転速度で回転駆動させ、サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラ4を回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有する。
このため、ラベルプリンタのサーマルヘッドを簡単に高効率で清掃することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
尚、清掃パターンは、上記実施形態に限られるものではない。清掃パターンは、台紙レスラベル用紙の繰り出し方向(紙送り方向)に対して単純に斜め方向に形成されていてもよい。
また、清掃パターンにおける発色領域1bと非発色領域1cそれぞれの台紙レスラベル用紙の繰り出し方向に沿った長さは、サーマルヘッドの熱負荷の許容範囲内で、適宜設定することができる。
また、清掃パターンにおける発色領域1bと非発色領域1cそれぞれの台紙レスラベル用紙の繰り出し方向に沿った長さは、サーマルヘッドの熱負荷の許容範囲内で、適宜設定することができる。
本実施形態において、説明した装置はラベルプリンタを用いて説明をしたがこれに限らず、例えば、POSレジスタにおけるレシートプリンタや、券売機において食券などを印字し発券するプリンタなどにも適応させてもよい。
1…台紙レスラベル用紙(ラベル用紙)、1b…発色領域、1c…非発色領域、2…ラベルロール、3…サーマルヘッド、4…プラテンローラ、5…カッタ(切断手段)、6…ラベル、10…制御部(制御手段)、11…フラッシュメモリ(記憶手段、記憶部)、12…RAM(記憶手段、記憶部)、17…印字部、18…回転駆動部(回転駆動手段)、19…切断手段、25…読取部、91…糊。
本発明は、プリンタ、プリンタを制御するプログラムに関する。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、サーマルヘッドを容易に清掃することができるプリンタを提供すること、プリンタを制御するプログラムを提供すること、などを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明によるプリンタは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、
前記用紙の送り方向(繰り出し方向)と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に所定幅を有し連続的に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で前記印字パターンを印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、
前記用紙の送り方向(繰り出し方向)と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向(繰り出し方向)を基準とした斜め方向に所定幅を有し連続的に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で前記印字パターンを印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のプリンタを制御するプログラムは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタを制御するプログラムであって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に所定幅を有し連続的に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプリンタを制御するプログラムは、前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、前記サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタを制御するプログラムであって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に所定幅を有し連続的に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係るプリンタを制御するプログラムは、前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、前記サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、オペレータや清掃用具などに頼ることなく、簡単な構成で、サーマルヘッドを容易に清掃することができるプリンタを提供すること、プリンタを制御するプログラムを提供すること、などを目的とする。
Claims (6)
- 印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタであって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃手段と、
を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 前記発行された枚葉状の用紙の枚数が所定枚数以上、あるいは、前記印字部で印字されて繰り出された前記用紙の走行距離が所定の距離以上である場合、前記サーマルヘッド清掃手段を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
- 前記プラテンローラを回転駆動する回転駆動手段と、
前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記回転駆動手段により前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、前記サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記回転駆動手段により前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ。 - 前記用紙は、ロール状に巻回された台紙レスラベル用紙または台紙付きラベル用紙であって、前記用紙に対応する個体識別情報を記憶する媒体を備え、
前記プリンタは、前記媒体から非接触で前記個体識別情報を読み取る読取部を有し、
制御手段は、前記読取部で読み取られた個体識別情報が記憶部に記憶されていない場合、あるいは、記憶部に記憶されている個体識別情報と前記読取部で読み取られた個体識別情報とが異なっている場合、前記サーマルヘッド清掃手段を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のプリンタ。 - 印字面を有する用紙を繰り出し、プラテンローラとサーマルヘッドを有する印字部で、前記用紙の印字面に所定の印字を施し、枚葉状の用紙を発行するプリンタのサーマルヘッドの清掃方法であって、
前記用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、用紙の送り方向を基準とした斜め方向に延在する発色領域と非発色領域とを有する印字パターンを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された印字パターンを読み出し、前記印字部で印字することにより前記サーマルヘッドの清掃を行うサーマルヘッド清掃ステップと、
を有することを特徴とするプリンタのサーマルヘッドの清掃方法。 - 前記印字部で前記用紙の印字面に所定の印字を施す場合に前記プラテンローラを第1の回転速度で回転駆動させ、サーマルヘッド清掃手段で印字を行う場合に前記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記プラテンローラを回転駆動させて前記印字を施す制御を行う制御ステップを有することを特徴とする請求項5に記載のプリンタのサーマルヘッドの清掃方法。
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