JPH09202023A - プリンタヘッドのクリーニング部を備えたインクリボン及びプリンタヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

プリンタヘッドのクリーニング部を備えたインクリボン及びプリンタヘッドのクリーニング方法

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JPH09202023A
JPH09202023A JP1128296A JP1128296A JPH09202023A JP H09202023 A JPH09202023 A JP H09202023A JP 1128296 A JP1128296 A JP 1128296A JP 1128296 A JP1128296 A JP 1128296A JP H09202023 A JPH09202023 A JP H09202023A
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JP
Japan
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ink ribbon
printer head
cleaning
ribbon
ink
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Withdrawn
Application number
JP1128296A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Shintani
浩久 新谷
Noriyuki Oka
紀行 岡
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンを改良してプリンタヘッドの印
字部のクリーニングを自動的に行なうことができるよう
にする。 【解決手段】 テープ状シート11の表面にインクを塗
布することにより記録用紙に転写されるインク領域1
3、14、15を配設し、その裏面に粘着剤19を塗布
することによりプリンタヘッドの印字部をクリーニング
するクリーニング部材を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
使用するプリンタヘッドのクリーニング部を備えたイン
クリボン及びプリンタヘッドのクリーニング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写プリンタに使用するインク
リボンは、テープ状シートの表面に熱によって溶融昇華
されるインクが塗布されて構成されており、このテープ
状シートの裏面にプリンタヘッドの印字部が当接され、
このプリンタヘッドの印字部の熱によって溶融昇華され
たインクにより、インクリボンとプリンタのプラテンロ
ーラとの間に給送された記録用紙に文字や絵柄等の画像
の記録が行なわれるようになっている。
【0003】ところで、上記プリンタヘッドは、インク
リボンの裏面に当接するため、プリンタヘッドの印字部
が次第に汚染され、汚染が進むと印字性能が低下するよ
うになる。そのため、クリーニングペン等を使用して定
期的にプリンタヘッドの印字部をクリーニングする必要
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タヘッドとインクリボンとの間には僅かしか隙間がない
ため、完全にクリーニングしようとするとプリンタヘッ
ドをプリンタから取り外して行なう必要があり、クリー
ニング作業が煩雑になるという問題があった。
【0005】また、クリーニング作業がプリンタの使用
者によって行なわれる場合、クリーニング時期の管理が
複雑なため、印字性能が低下してからクリーニング時期
が過ぎていることに気がつく事態が生じるという問題が
あった。
【0006】さらに、クリーニングの度合いに個人差が
生じるため、プリンタを共同使用している場合にはその
個人差により一層クリーニング時期の管理が複雑になる
という問題があった。
【0007】従って、本発明は、インクリボンを改良す
ることによってプリンタヘッドのクリーニングを人を介
さずに自動的に行なうことができるようにした、プリン
タヘッドのクリーニング部を備えたインクリボン及びプ
リンタヘッドのクリーニング方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に係るプリンタヘッドのクリーニング
部を備えたインクリボンは、テープ状シートと、このテ
ープ状シートの表面に塗布されると共に、その裏面に当
接されるプリンタヘッドの印字部の熱によって記録用紙
に転写されるインクと、前記テープ状シートの裏面適所
に配設され、前記プリンタヘッドの印字部をクリーニン
グするクリーニング部材とから構成されたことを特徴と
している。
【0009】この請求項1に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、プリンタの使用
時にプリンタヘッドの印字部がインクリボンの裏面適所
に配設されたクリーニング部材に接触することにより、
プリンタヘッドの印字部が自動的にクリーニングされ
る。
【0010】また、請求項2に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項1に係る
ものにおいて、前記クリーニング部材がクリーニング剤
からなることを特徴としている。
【0011】この請求項2に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、クリーニング剤
によりプリンタヘッドの印字部がクリーニングされる。
【0012】また、請求項3に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項2に係る
ものにおいて、前記クリーニング剤が前記テープ状シー
トに塗布されたものであることを特徴としている。
【0013】この請求項3に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、塗布されたクリ
ーニング剤によりプリンタヘッドの印字部がクリーニン
グされる。
【0014】また、請求項4に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項2に係る
ものにおいて、前記クリーニング剤が前記テープ状シー
トに配設された吸収部材に吸収されたものであることを
特徴としている。
【0015】この請求項4に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、吸収部材に吸収
されたクリーニング剤によりプリンタヘッドの印字部が
クリーニングされる。
【0016】また、請求項5に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項2に係る
ものにおいて、前記クリーニング剤が前記テープ状シー
トに配設された破壊可能なカプセル内に収納されたもの
であることを特徴としている。
【0017】この請求項5に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、プリンタヘッド
の印字部がカプセルを押圧することによりカプセルが破
壊されて内部のクリーニング剤が流出し、この流出した
クリーニング剤によりプリンタヘッドの印字部がクリー
ニングされる。
【0018】また、請求項6に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項1に係る
ものにおいて、前記クリーニング部材が払拭部材からな
ることを特徴としている。
【0019】この請求項6に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、払拭部材により
払拭されてプリンタヘッドの印字部がクリーニングされ
る。
【0020】また、請求項7に係るプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンは、請求項1乃至6
のいずれかに係るものにおいて、前記テープ状シートの
表面適所にインクの塗布されない領域が形成され、この
領域にクリーニング部材が配設されたことを特徴として
いる。
【0021】この請求項7に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング部を備えたインクリボンでは、裏面適所に配設
されたクリーニング部材によりプリンタヘッドの印字部
がクリーニングされると共に、記録用紙が給送されてい
ないときに表面適所に配設されたクリーニング部材によ
りプラテンローラの外周面がクリーニングされる。
【0022】また、請求項8に係るプリンタヘッドのク
リーニング方法は、請求項1乃至7のいずれかに係るプ
リンタヘッドのクリーニング部を備えたインクリボンを
その裏面側のクリーニング部材がプリンタヘッドの印字
部と接触した状態で往復移送させることによりプリンタ
ヘッドの印字部をクリーニングすることを特徴としてい
る。
【0023】この請求項8に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング方法では、インクリボンがプリンタヘッドの印
字部と接触した状態で往復移送されてプリンタヘッドの
印字部がクリーニングされる。
【0024】また、請求項9に係るプリンタヘッドのク
リーニング方法は、請求項5記載のプリンタヘッドのク
リーニング部を備えたインクリボンをその裏面側のカプ
セル位置においてプリンタヘッドの印字部で押圧するこ
とによりそのカプセルを破壊して内部のクリーニング剤
を外部に流出させ、インクリボンを前記外部に流出した
クリーニング剤の存在する位置においてプリンタヘッド
の印字部と接触した状態で移送することによりプリンタ
ヘッドの印字部をクリーニングすることを特徴としてい
る。
【0025】この請求項9に係るプリンタヘッドのクリ
ーニング方法では、プリンタヘッドの印字部により押圧
されてインクリボンのカプセルが破壊され、そのカプセ
ル内から流出したクリーニング剤によりプリンタヘッド
の印字部がクリーニングされる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクリボンが
収納されて構成されたインクリボンカセットの斜視図で
ある。この図において、インクリボンカセット1は、イ
ンクリボン10と、このインクリボン10を収納したリ
ボンケース20とから構成されている。
【0027】インクリボン10は、この実施形態におい
ては昇華型熱転写プリンタに使用するものであり、図2
に示すように構成されている。すなわち、図2(a)に
示すように、記録用紙の幅よりも幾分大きな幅を有する
樹脂フィルム等からなるテープ状シート11の表面に複
数のカラーインクが塗布されたインク領域のスタート位
置を示す長尺状のインクマーク12が黒色インク等をテ
ープ状シート11の幅方向に沿って塗布することにより
形成され、このインクマーク12に続いて記録用紙にカ
ラー画像を記録するためのイエローインク領域13、マ
ゼンタインク領域14及びシアンインク領域15が各色
のインクを形成する染料を塗布することにより順に形成
されている。
【0028】また、シアンインク領域15に続いて、記
録用紙に記録したカラー画像の上から透明の保護膜を形
成するためのオーバーレイヤ領域16が樹脂等からなる
オーバーレイヤ材を塗布することにより形成されてい
る。このオーバーレイヤ領域16に続いて何も存在しな
い空白領域17が形成され、その後に、上記インクマー
ク12、イエローインク領域13、マゼンタインク領域
14、シアンインク領域15、オーバーレイヤ領域16
及び空白領域17が順に繰り返して形成されている。さ
らに、テープ状シート11の終端部分には、終端位置を
示す長尺状のエンプティマーク18が黒色インク等を塗
布することにより形成されている。
【0029】また、テープ状シート11の裏面には、図
2(b)に示すように、前記表面の各空白領域17に対
応する位置にそれぞれクリーニング部材を構成する粘着
剤19が塗布されている。この粘着剤19は、例えば、
天然ゴムや合成ゴム等のゴム状高分子材料にロジンやク
マロン樹脂等の粘着性付与剤を加えてなるものであり、
プリンタヘッドの印字面をクリーニングするクリーニン
グ剤を形成するものである。この粘着剤19は、大きな
粘着力を有する場合にはインクリボン10をボビンに巻
装したときにインクリボン10自身が接着されてボビン
からの引き出しが不可能になるため、ボビンからの引き
出しに支障の生じない小さい粘着力しか有しないように
なっている。
【0030】リボンケース20は、樹脂等の絶縁材料で
構成され、ケース内部の幅方向に沿う一方の端部にイン
クリボン10の巻装されたリボン供給ボビン21が回転
自在に配設され、幅方向に沿う他方の端部に上記インク
リボン10の始端部が係止されたリボン巻き取りボビン
22が回転自在に配設されている。リボンケース20の
上面には、インクリボン10が露出され、この露出され
たインクリボン10にプリンタヘッドの印字部を当接さ
せる窓部23が形成されている。また、リボンケース2
0の下面は、幅方向中央部に開口部を有すると共に、そ
の開口部に隣接してリボン巻き取りボビン22側に幅方
向両端間に跨がる凹溝24が形成されている。また、リ
ボンケース20の一方の側面には銀色のカセット検出マ
ーク25が形成されている。上記窓部23は、インクリ
ボン10の略全幅が露出できるような大きさに形成され
ており、インクリボン10は粘着剤19の形成された裏
面側が窓部23から露出するようにリボン供給ボビン2
1に巻装されている。
【0031】図3は、上記インクリボンカセット1が使
用される熱転写プリンタの概略構成を示す図である。こ
の図において、熱転写プリンタ30は、記録用紙を備え
た給紙部40、給紙部40から記録用紙を用紙排出部側
に給送する用紙搬送部50、記録用紙に画像を転写する
画像転写部60、画像の転写された記録用紙をカットす
るカッター部70、カットされた記録用紙を外部に排出
する用紙排出部80、給紙部40、用紙搬送部50、画
像転写部60及びカッター部70を制御する制御部90
等を備えて構成されている。
【0032】給紙部40は、所定サイズの記録用紙Pを
収納した給紙カセット41、この給紙カセット41の用
紙出口部に配置された、記録用紙Pを1枚づつ排出する
ためのゴムパッド等からなる捌き部材42と記録用紙P
を排出する給紙ローラ42等から構成され、用紙搬送部
50は、記録用紙Pを搬送するための前ガイド板51、
後ガイド板52、レジストローラ対53、54、搬送ロ
ーラ対55等から構成されている。
【0033】画像転写部60は、前ガイド板51と後ガ
イド板52との間に配設されたプラテンローラ61、プ
ラテンローラ61の記録用紙の上流側寄りの上方に配設
されたガイドローラ62、プラテンローラ61に対向す
る位置に配設されたサーマルヘッドからなる印字部63
1を備えると共に、上部方向に付勢されたプリンタヘッ
ド63、回動軸64に取り付けられると共に、プリンタ
ヘッド63の上部に当接することによってプリンタヘッ
ド63を上下動させるカム65、プリンタヘッド63の
印字部631を駆動する駆動回路部66、駆動回路部6
6に画像データを出力する画像データ出力部67等から
構成されている。
【0034】上記印字部631は、プラテンローラ61
の長手方向に沿って配設されると共に、その長手方向と
直交する方向に並列的に多数の発熱体が配設されて構成
されている。また、画像データ出力部67は、ネガフィ
ルム等のカラー画像をCCD等の撮像素子で読み取った
R、G、Bの色分離された画像データに所定の画像処理
を施して出力したり、パソコン等の外部装置から入力さ
れた画像データを出力したりするものである。この画像
データ出力部67から出力される画像データは、画像の
レイアウト、プリント倍率等の予め指定された内容のも
のが1ライン分毎に出力される。
【0035】上記インクリボンカセット1は、凹溝24
内にガイドローラ62が配設されるようにして画像転写
部60にセットされ、リボン供給ボビン21に巻装され
たインクリボン10がプラテンローラ61とサーマルヘ
ッド631との間に配置され、ガイドローラ62に掛止
されてリボン巻き取りボビン22により巻取られるよう
になっている。
【0036】カッター部70は、画像転写部60におい
て所定の画像が転写された記録用紙Pの前端部及び後端
部を綺麗にカットするものであり、切断刃71等を備え
て構成されている。
【0037】用紙排出部80は、カッター部70でカッ
トされた記録用紙Pをプリンタ外部に排出するガイド8
1等を備えて構成されている。
【0038】制御部90は、図略のCPUや制御用のプ
ログラムを記憶したROM等を備えて構成され、予め設
定されたプログラムに基づき熱転写プリンタ30の各構
成部を集中制御する。
【0039】上記のように構成された熱転写プリンタ3
0は、概略次のように動作する。すなわち、リボンケー
ス20のカセット検出マーク25を図略のセンサが検出
した後、制御部90からの指令に基づき、給紙カセット
41から捌き部材42と給紙ローラ43により記録用紙
Pが1枚づつ取り出され、その記録用紙Pが前ガイド板
51に給送される。レジストローラ対53は、前ガイド
板51に給送された記録用紙Pを一旦、後ガイド板52
側に給送した後、逆送させて画像転写部60のプリンタ
ヘッド63の印字動作と同期させてプラテンローラ61
とプリンタヘッド63の印字部631との間に間欠移送
する。
【0040】印字部631は、プラテンローラ61とプ
リンタヘッド63の印字部631との間に間欠移送され
た記録用紙Pに対し、所定のカラー画像を記録する。こ
のカラー画像の記録は、記録用紙Pの順送と逆送を3回
繰り返してイエロー、マゼンタ、シアンの各インクを記
録用紙Pに転写することにより行なわれる。そして、最
後にもう一度記録用紙Pの順送と逆送を繰り返して所定
のカラー画像が記録された記録用紙Pの上からオーバー
レイヤ材による印字を行なう。このようにして所定のカ
ラー画像が記録された記録用紙Pは、レジストローラ対
54により切断刃71の動作と同期させてカッター部7
0に搬送され、所定のカッター処理の施された記録用紙
Pは、搬送ローラ対55により用紙排出部80に搬送さ
れる。
【0041】次に、画像転写部60周辺の詳細な構成及
び動作について説明する。すなわち、図4は、図3に示
す熱転写プリンタ30の画像転写部60におけるインク
リボンカセット1の駆動部分とプリンタヘッド63部分
を示す図であり、レジストローラ対53近傍にレジスト
ローラ対53を駆動して記録用紙Pを搬送する正逆回転
可能な搬送モータ57が配設され、レジストローラ対5
3の上流側に記録用紙センサ58が配設されている。
【0042】レジストローラ対53は、記録用紙センサ
58が給紙部40から給送されてきた記録用紙Pの先端
位置を検出すると、記録用紙Pを下流側に搬送すると共
に、記録用紙Pの後端部分である印字スタート位置で停
止させるようになっている。上記のように記録用紙Pを
下流側に搬送するとき、プリンタヘッド63は、上部に
移動してインクリボン10に接触しないようになってい
る。
【0043】一方、リボン巻き取りボビン22近傍にリ
ボン巻き取りボビン22を回転させてインクリボン10
を巻取るリボン巻き取りモータ26が配設されると共
に、インクリボン10を掛止しているガイドローラ62
にリボンクラッチ621が配設され、このリボンクラッ
チ621がONすることにより、リボン巻き取りモータ
26の駆動によってリボン巻き取りボビン22に巻取ら
れたインクリボン10が逆送されないようになってい
る。
【0044】また、インクリボン10を掛止しているガ
イドローラ62の周囲には、インクリボン10の移送を
検出するリボンエンコーダ622が配設され、プリンタ
ヘッド63の上流側には、インクリボン10のインクマ
ーク12及びエンプティマーク18を検出するインクセ
ンサ69が配設されている。また、カム65の近傍にカ
ム65を駆動する駆動モータ641が配設され、この駆
動モータ641により回動軸64が回動してカム65の
プリンタヘッド63に当接する周面位置が変更されるよ
うになっている。
【0045】この構成において、リボンクラッチ621
がONし、リボン巻き取りモータ26が駆動されるとイ
ンクリボン10がリボン巻き取りボビン22に巻取ら
れ、インクリボン10のインクマーク12がインクセン
サ69の位置に達するとインクセンサ69から検出信号
が出力される。インクマーク12がインクセンサ69の
位置に達したとき、イエローインク領域13の始端位置
がプリンタヘッド63の印字部631の印字位置に達し
ている。
【0046】そして、上記の検出信号に基づき搬送モー
タ57が逆方向に回転駆動されて記録用紙Pがその後端
部分である印字スタート位置からインクリボン10とプ
ラテンローラ61との間を逆送されて行くと共に、リボ
ン巻き取りモータ26が駆動されてインクリボン10が
リボン巻き取りボビン22に巻取られて行く。このと
き、プリンタヘッド63の印字部631は所定の押圧力
でインクリボン10と記録用紙Pとをプラテンローラ6
1側に押圧し、同時に画像データ出力部67から所定の
画像データが出力されて印字部631の所定の箇所が発
熱し、イエローインクで記録用紙Pへの画像の記録が行
なわれる。
【0047】イエローインクによる記録用紙Pに対する
記録が終了したときには、インクリボン10はリボン巻
き取りボビン22に巻取られてイエローインク領域13
の終端位置が印字部631の位置に達するようになって
おり、インクリボン10の位置を検出するリボンエンコ
ーダ622からの出力信号に基づき搬送モータ57が順
方向に回転駆動されて記録用紙Pが下流側に搬送され、
記録用紙Pの後端部分である上記の印字スタート位置に
戻される。このとき、プリンタヘッド63は、印字部6
31がインクリボン10に接触しないように上部に移動
する。また、同時に、リボンエンコーダ622からの出
力信号に基づきリボン巻き取りモータ26が駆動され、
マゼンタインク領域14の始端位置が印字部631の印
字位置に達するまでインクリボン10がリボン巻き取り
ボビン22に巻取られる。
【0048】マゼンタインク領域14の始端位置が印字
部631の印字位置に達すると、リボンエンコーダ62
2がそれを検出してプリンタヘッド63が下部に移動す
ると共に、リボンエンコーダ622からの出力信号によ
り搬送モータ57が逆方向に回転駆動され、記録用紙P
が逆送されて印字スタート位置からインクリボン10と
プラテンローラ61との間を搬送されて行くと共に、リ
ボン巻き取りモータ26が駆動されてインクリボン10
がリボン巻き取りボビン22に巻取られて行く。このと
き、上記と同様に画像データ出力部67から所定の画像
データが出力されてプリンタヘッド63の印字部631
の所定の箇所が発熱し、マゼンタインクで先のイエロー
インクによる記録箇所に重ねて記録用紙Pへの画像の記
録が行なわれる。
【0049】マゼンタインクによる記録用紙Pに対する
記録が終了したときには、インクリボン10はリボン巻
き取りボビン22に巻取られてマゼンタインク領域14
の終端位置が印字部631の位置に達するようになって
おり、インクリボン10の位置を検出するリボンエンコ
ーダ622からの出力信号に基づき搬送モータ57が順
方向に回転駆動されて記録用紙Pが下流側に搬送され、
記録用紙Pの後端部分である上記の印字スタート位置に
戻される。このとき、プリンタヘッド63は、印字部6
31がインクリボン10に接触しないように上部に移動
する。また、同時に、リボンエンコーダ622からの出
力信号に基づきリボン巻き取りモータ26が駆動され、
シアンインク領域15の始端位置が印字部631の印字
位置に達するまでインクリボン10がリボン巻き取りボ
ビン22に巻取られる。
【0050】シアンインク領域15の始端位置が印字部
631の印字位置に達すると、プリンタヘッド63は下
部に移動すると共に、リボンエンコーダ622からの出
力信号により搬送モータ57が逆方向に回転駆動され、
記録用紙Pが逆送されて印字スタート位置からインクリ
ボン10とプラテンローラ61との間を搬送されて行く
と共に、リボン巻き取りモータ26が駆動されてインク
リボン10がリボン巻き取りボビン22に巻取られて行
く。このとき、上記と同様に画像データ出力部67から
所定の画像データが出力されてプリンタヘッド63の印
字部631の所定の箇所が発熱し、シアンインクにより
先のイエローインク及びマゼンタインクによる記録箇所
に重ねて記録用紙Pへの画像の記録が行なわれる。これ
により、所定のカラー画像の記録が終了する。
【0051】次いで、上記カラー画像の上から透明の保
護膜を形成するための印字が行なわれる。すなわち、シ
アンインクによる記録用紙Pに対する画像の記録が終了
したとき、インクリボン10はリボン巻き取りボビン2
2に巻取られてシアンインク領域15の終端位置が印字
部631の位置に達するようになっており、インクリボ
ン10の位置を検出するリボンエンコーダ622からの
出力信号に基づき搬送モータ57が順方向に回転駆動さ
れて記録用紙Pが下流側に搬送され、記録用紙Pの後端
部分である上記の印字スタート位置に戻される。このと
き、プリンタヘッド63は、印字部631がインクリボ
ン10に接触しないように上部に移動する。また、同時
に、リボンエンコーダ622からの出力信号に基づきリ
ボン巻き取りモータ26が駆動され、オーバーレイヤ領
域16の始端位置が印字部631の印字位置に達するま
でインクリボン10がリボン巻き取りボビン22に巻取
られる。
【0052】オーバーレイヤ領域16の始端位置が印字
部631の印字位置に達すると、プリンタヘッド63は
下部に移動すると共に、リボンエンコーダ622からの
出力信号により搬送モータ57が逆方向に回転駆動さ
れ、記録用紙Pが印字スタート位置からインクリボン1
0とプラテンローラ61との間を搬送されて行くと共
に、リボン巻取りモータ26が駆動されてインクリボン
10がリボン巻き取りボビン22に巻取られて行く。こ
のとき、上記と同様に画像データ出力部67から所定の
画像データが出力されてプリンタヘッド63の印字部6
31の所定の箇所が発熱し、オーバーレイヤ材により上
記カラー画像に重ねて記録用紙Pへの印字が行なわれ
る。これにより、カラー画像の上からオーバーレイヤ材
による保護膜が形成され、太陽光線等によるカラー画像
の変色等が防止される。カラー画像の上から保護膜が形
成された記録用紙Pは、駆動モータ57の順方向の回転
駆動によりカッター部70側に搬送される。このとき、
プリンタヘッド63は上部に移動している。記録用紙P
がカッター部70側に搬送された後は、プリンタヘッド
63は下部に移動してインクリボン10に接触した状態
となる。
【0053】次いで、プリンタヘッド63の印字部63
1のインクリボン10との当接面のクリーニングが行わ
れる。すなわち、オーバーレイヤ材による記録用紙Pに
対する印字が終了したときには、インクリボン10はリ
ボン巻き取りボビン22に巻取られてオーバーレイヤ領
域16の終端位置が印字部631の位置に達するように
なっており、インクリボン10の位置を検出するリボン
エンコーダ622からの出力信号に基づきリボン巻き取
りモータ26が駆動され、プリンタヘッド63の印字部
631がインクリボン10に接触したまま、次のインク
マーク12がインクセンサ69の位置に達するまでイン
クリボン10がリボン巻き取りボビン22に巻取られ
る。このインクリボン10の巻き取りにより、インクリ
ボン10は裏面の粘着剤19が印字部631面に接触し
た状態で移送されるので、粘着剤19が印字部631面
の汚れを取り除くことになる。
【0054】なお、駆動モータ26、57、641の動
作は、記録用紙センサ58、インクセンサ69、リボン
エンコーダ622の検出信号等に基づき図略の駆動回路
を介して制御部90により駆動制御され、リボンクラッ
チ621のON、OFFも図略の駆動回路を介して制御
部90により制御される。また、画像データ出力部67
も制御部90により制御されるようになっている。
【0055】上記の記録用紙Pに対するカラー画像の記
録及びオーバーレイヤ材による保護膜の形成と、プリン
タヘッド63の印字部631のクリーニングとが繰り返
し行なわれてインクリボン10が終端部分に達し、イン
クセンサ69がエンプティマーク18を検出するとリボ
ンカセット交換指示ランプが点灯される等してリボンカ
セット1の交換が指示されるようになっている。
【0056】なお、上記の実施形態において、プリンタ
ヘッド63の印字部631をクリーニング剤である粘着
剤19によりクリーニングするとき、インクリボン10
を順方向に移送するだけであるが、インクリボン10を
印字部631が粘着剤19部分に接触した状態で順方向
と逆方向の往復移送することもできる。このようにする
と、印字部631のクリーニングがより確実に行なわれ
ることになる。このようにインクリボン10を往復移送
させるには、リボン供給ボビン21に駆動モータの駆動
による巻き取り機能を持たせておく必要がある。
【0057】このようにしておくと、リボンエンコーダ
622等で粘着剤19の始端位置及び終端位置を検出
し、終端位置を検出したときにその検出信号に基づき順
方向に移送していたインクリボン10をリボン供給ボビ
ン21に巻取ることによって逆方向に移送し、始端位置
を検出したときにその検出信号に基づきインクリボン1
0をリボン巻き取りボビン22に巻取ることによって再
び順方向に移送することによりインクリボン10を印字
部631が粘着剤19に接触した状態で1往復半させる
ことができる。インクリボン10を逆方向に移送すると
き、リボンクラッチ621はOFFとなる。
【0058】また、上記の実施形態において、プリンタ
ヘッド63の印字部631をクリーニングするクリーニ
ング部材はインクリボン10を構成しているテープ状シ
ート11裏面に塗布されたクリーニング剤である粘着剤
19により構成されているが、この粘着剤19は所定の
温度で加熱したときにのみ粘着性を有し、常温では粘着
性を有しないようなものであってもよい。この場合、印
字部631はその全域が発熱した状態で粘着剤19と接
触するようにすることにより粘着剤19に粘着性が生
じ、それにより印字部631がクリーニングされること
になる。
【0059】また、粘着剤19に代えて、図5乃至図7
等に示すような構成によってもプリンタヘッド63の印
字部631をクリーニングするクリーニング部材を構成
することができる。すなわち、図5(a)、(b)に示
すものは、テープ状シート11の裏面の図2に示す粘着
剤19の位置に厚みの薄いスポンジや布等の吸収部材1
01を貼着し、この吸収部材101にアルコール系等の
液状のクリーニング剤102を吸収させることによりク
リーニング部材を構成したものである。
【0060】この構成になるクリーニング部材では、プ
リンタヘッド63の印字部631が吸収部材101に接
触した状態でインクリボン10が移送されることにより
クリーニング剤102により汚れが拭き取られ、印字部
631がクリーニングされる。また、この構成による場
合は、プリンタヘッド63の印字部631がクリーニン
グ剤102によるクリーニングだけではなく、吸収部材
101との接触による摩擦によってもクリーニングされ
ることになり、クリーニング効果が高められる。
【0061】また、図6(a)、(b)に示すものは、
テープ状シート11の裏面の図2に示す粘着剤19の位
置に、樹脂フィルム等で形成した数μm乃至数十μmの
微小球状の破壊可能なカプセル103内にアルコール系
等の液状のクリーニング剤104を収納して構成した多
数のクリーニング部材を貼着手段等で配設したものであ
る。なお、図面では、微小球状のカプセル103を便宜
上、拡大して9個のみ示している。
【0062】この構成になるクリーニング部材では、カ
プセル103がプリンタヘッド63の印字部631によ
り押圧されて破壊され、内部のクリーニング剤104が
外部に流出する。印字部631は、流出したクリーニン
グ剤104に接触した状態でインクリボン10が移送さ
れることによりクリーニング剤104によりクリーニン
グされる。クリーニング部材をこのように構成した場合
は、インクリボン10のカプセル103の形成された部
分が印字部631の位置にきたことをリボンエンコーダ
622等で検出するようにし、この検出信号に基づいて
カム65によりプリンタヘッド63を降下してプラテン
ローラ61側に押圧し、カプセル103を破壊した後は
プリンタヘッド63を上昇させて印字部631がインク
リボン10と通常の接触状態を保つようにしておく必要
がある。
【0063】また、図7(a)、(b)に示すものは、
テープ状シート11の裏面の図2に示す粘着剤19の位
置に、布やゴム等の払拭部材105を貼着することによ
り構成したものである。この構成になるクリーニング部
材では、印字部631が払拭部材105に接触した状態
でインクリボン10が移送されることにより摩擦等によ
って印字部631に付着している汚れが払拭され、印字
部631がクリーニングされる。なお、この払拭部材
は、図8(a)、(b)に示すように、テープ状シート
11の裏面に直接、凹凸部106を形成することによっ
て構成することもできる。このようにしても、印字部6
31が凹凸部106に接触した状態でインクリボン10
が移送されることにより摩擦等によって印字部631に
付着している汚れが払拭され、印字部631がクリーニ
ングされる。
【0064】なお、クリーニング部材を図5乃至図8に
示すように構成した場合でも、粘着剤19の場合と同様
に、インクリボン10を印字部631がクリーニング部
材に接触した状態で往復移送するようにすることもでき
る。また、インクリボン10を構成するテープ状シート
11の裏面におけるクリーニング部材の配設は、上記の
実施形態のような空白領域17に対応する位置に限ら
ず、クリーニング部材がプリンタヘッド63による画像
の記録に影響を与えないように構成されている場合には
各インク領域に対応する位置であってもよい。また、上
記のいずれのクリーニング部材の場合でも、上記実施形
態のように各インク領域毎に配設せずに、複数のインク
領域単位に1つ配設したり、インクリボン10の中間位
置と終端位置に配設したりする等、インクリボン10の
適所に配設することができる。
【0065】また、上記の実施形態のクリーニング部材
の配設されたインクリボン10を構成しているテープ状
シート11の表面適所にもクリーニング部材を配設する
ようにしてもよい。このようにした場合は、プラテンロ
ーラ61もクリーニングすることができる。図9は、こ
の実施形態を示したものであり、テープ状シート11表
面のエンプティマーク18に続くインクの塗布されてい
ない領域に粘着剤107を塗布してクリーニング部材を
構成したものである。この粘着剤107は、テープ状シ
ート11裏面の粘着剤19と同様のものであり、小さい
粘着力しか有しないものである。また、この粘着剤10
7は、テープ状シート11の長手方向の寸法Lがプラテ
ンローラ61の円周よりも長くなるように設定されてい
る。
【0066】このような粘着剤107の配設されたイン
クリボン10は、リボン巻き取りボビン22により巻取
られて粘着剤107の配設された部分がプラテンローラ
61の位置にきたとき、インクセンサ69がエンプティ
マーク18を検出したことによる検出信号やインクリボ
ン10の位置を検出するリボンエンコーダ622からの
検出信号等に基づいてカム65が駆動され、プリンタヘ
ッド63が降下される。これにより、印字部631によ
りインクリボン10がプラテンローラ61側に軽く押圧
されて粘着剤107の配設された部分がプラテンローラ
61に接触する。このように接触した状態でインクリボ
ン10がリボン巻き取りボビン22に巻取られることに
より、回転自在に軸支されたプラテンローラ61が回転
して粘着剤107の配設された部分がプラテンローラ6
1の全周面と接触し、プラテンローラ61の外周面の汚
れをクリーニングする。このとき、給紙部40からの記
録用紙Pの給紙は停止され、インクリボン10とプラテ
ンローラ61との間に記録用紙Pが存在しないようにな
っている。
【0067】なお、クリーニング部材は粘着剤107で
構成したものに限らず、印字部631の上記実施形態に
おけるクリーニング部材と同様の種々の構成が可能であ
る。また、このクリーニング部材は、エンプティマーク
18に続く終端部分に配設したものに限らず、テープ状
シート11の始端部分や中間部分の表面適所にインクの
塗布されない領域を形成し、このインクの塗布されない
領域に配設するようにすることもできる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至7の発明に
よれば、インクリボンを構成するテープ状シートの裏面
にクリーニング部材が配設されているので、プリンタの
使用時にプリンタヘッドの印字部がクリーニング部材に
接触することにより、プリンタヘッドの印字部を自動的
にクリーニングすることができる。
【0069】また、請求項2の発明によれば、クリーニ
ング部材がクリーニング剤から構成されているため、プ
リンタヘッドの印字部を効果的にクリーニングすること
ができる。
【0070】また、請求項3の発明によれば、クリーニ
ング剤がインクリボンを構成するテープ状シートに塗布
されているため、塗布作業のみでクリーニング部を備え
たインクリボンが構成でき、インクリボンの構成を簡素
化することができる。
【0071】また、請求項4の発明によれば、クリーニ
ング剤が吸収部材に吸収されているため、プリンタヘッ
ドの印字部がクリーニング剤によるクリーニングだけで
はなく、吸収部材との接触による摩擦によってもクリー
ニングされることになり、クリーニング効果を高めるこ
とができる。
【0072】また、請求項5の発明によれば、クリーニ
ング剤がカプセル内に収納されているため、クリーニン
グ剤の乾燥が防止され、長期にわたってクリーニング効
果を保つことができる。また、未使用のクリーニング剤
が不用意に他の箇所に付着ことがなく、インクリボンを
清潔に保つことができる。
【0073】また、請求項6の発明によれば、クリーニ
ング部材が払拭部材から構成されているため、クリーニ
ング剤のようにプリンタヘッドの印字部に付着すること
がなく、プリンタヘッドの印字部を効果的にクリーニン
グすることができる。また、クリーニング部材が粘性等
を有しないので、インクリボンを容易に構成することが
できる。
【0074】また、請求項7の発明によれば、クリーニ
ング部材がインクリボンを構成するテープ状シートの表
面にも配設されているので、プリンタヘッドの印字部だ
けでなく、プリンタのプラテンローラもクリーニングす
ることができる。
【0075】また、請求項8の発明によれば、インクリ
ボンをクリーニング部材がプリンタヘッドの印字部と接
触した状態で往復移送させるようにしたので、プリンタ
ヘッドの印字部を自動的にクリーニングすることができ
ると共に、プリンタヘッドの印字部を効果的にクリーニ
ングすることができる。
【0076】また、請求項9の発明によれば、カプセル
をプリンタヘッドの印字部で押圧して破壊することによ
り内部のクリーニング剤を外部に流出させ、その流出し
たクリーニング剤によりプリンタヘッドの印字部をクリ
ーニングするようにしたので、プリンタヘッドの印字部
を自動的にクリーニングすることができると共に、クリ
ーニング剤を常に新鮮な状態に保つことができ、プリン
タヘッドの印字部を効果的にクリーニングすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンが収納されて構成された
インクリボンカセットの斜視図である。
【図2】本発明のインクリボンの構成を説明するための
図で、(a)は表面を示す平面図、(b)は裏面を示す
底面図である。
【図3】図1のインクリボンカセットが使用される熱転
写プリンタの概略構成を示す図である。
【図4】図3に示す熱転写プリンタの画像転写部周辺の
構成を詳細に説明するための図である。
【図5】本発明のインクリボンの他の構成を説明するた
めの図で、(a)は表面を示す平面図、(b)は側面図
である。
【図6】本発明のインクリボンの更に他の構成を説明す
るための図で、(a)は表面を示す平面図、(b)は側
面図である。
【図7】本発明のインクリボンの別の構成を説明するた
めの図で、(a)は表面を示す平面図、(b)は側面図
である。
【図8】本発明のインクリボンの更に別の構成を説明す
るための図で、(a)は表面を示す平面図、(b)は側
面図である。
【図9】本発明のインクリボンの異なる構成を説明する
ための図で、表面の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクリボンカセット 11 テープ状シート 12 インクマーク 13 イエローインク領域 14 マゼンタインク領域 15 シアンインク領域 16 オーバーレイヤ領域 17 空白領域 18 エンプティマーク 19 粘着剤(クリーニング部材) 20 リボンケース 21 リボン供給ボビン 22 リボン巻き取りボビン 30 熱転写プリンタ 40 給紙部 50 用紙搬送部 60 画像転写部 61 プラテンローラ 63 プリンタヘッド 70 カッター部 80 用紙排出部 90 制御部 101 吸収部材 102、104 クリーニング剤 103 カプセル 105、106 払拭部材 107 粘着剤(クリーニング部材) 631 印字部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状シートと、このテープ状シート
    の表面に塗布されると共に、その裏面に当接されるプリ
    ンタヘッドの印字部の熱によって記録用紙に転写される
    インクと、前記テープ状シートの裏面適所に配設され、
    前記プリンタヘッドの印字部をクリーニングするクリー
    ニング部材とから構成されたことを特徴とするプリンタ
    ヘッドのクリーニング部を備えたインクリボン。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材は、クリーニング
    剤からなることを特徴とする請求項1記載のプリンタヘ
    ッドのクリーニング部を備えたインクリボン。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング剤は、前記テープ状シ
    ートに塗布されたものであることを特徴とする請求項2
    記載のプリンタヘッドのクリーニング部を備えたインク
    リボン。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング剤は、前記テープ状シ
    ートに配設された吸収部材に吸収されたものであること
    を特徴とする請求項2記載のプリンタヘッドのクリーニ
    ング部を備えたインクリボン。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング剤は、前記テープ状シ
    ートに配設された破壊可能なカプセル内に収納されたも
    のであることを特徴とする請求項2記載のプリンタヘッ
    ドのクリーニング部を備えたインクリボン。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材は、払拭部材から
    なることを特徴とする請求項1記載のプリンタヘッドの
    クリーニング部を備えたインクリボン。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイン
    クリボンにおいて、前記テープ状シートの表面適所にイ
    ンクの塗布されない領域を形成し、この領域にクリーニ
    ング部材が配設されたことを特徴とするプリンタヘッド
    のクリーニング部を備えたインクリボン。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のプリ
    ンタヘッドのクリーニング部を備えたインクリボンをそ
    の裏面側のクリーニング部材がプリンタヘッドの印字部
    と接触した状態で往復移送させることによりプリンタヘ
    ッドの印字部をクリーニングすることを特徴とするプリ
    ンタヘッドのクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のプリンタヘッドのクリー
    ニング部を備えたインクリボンをその裏面側のカプセル
    位置においてプリンタヘッドの印字部で押圧することに
    よりそのカプセルを破壊して内部のクリーニング剤を外
    部に流出させ、インクリボンを前記外部に流出したクリ
    ーニング剤の存在する位置においてプリンタヘッドの印
    字部と接触した状態で移送することによりプリンタヘッ
    ドの印字部をクリーニングすることを特徴とするプリン
    タヘッドのクリーニング方法。
JP1128296A 1996-01-25 1996-01-25 プリンタヘッドのクリーニング部を備えたインクリボン及びプリンタヘッドのクリーニング方法 Withdrawn JPH09202023A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005058001A3 (en) * 2003-12-16 2005-12-29 Int Imaging Materials Inc Thermal printing and cleaning assembly
EP3434487A4 (en) * 2017-04-07 2019-03-27 Mitsubishi Electric Corporation THERMAL PRINTER
US10589542B2 (en) 2017-02-09 2020-03-17 Citizen Watch Co., Ltd. Thermal transfer printer and method for controlling the same
JP2020179615A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 日本電産サンキョー株式会社 インクリボンおよび印刷装置

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