JPH08207323A - サーマル記録装置及びそれに用いる用紙束 - Google Patents

サーマル記録装置及びそれに用いる用紙束

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JPH08207323A
JPH08207323A JP1776995A JP1776995A JPH08207323A JP H08207323 A JPH08207323 A JP H08207323A JP 1776995 A JP1776995 A JP 1776995A JP 1776995 A JP1776995 A JP 1776995A JP H08207323 A JPH08207323 A JP H08207323A
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JP
Japan
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cleaning
thermal
printing
ink ribbon
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JP1776995A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hagiwara
和義 萩原
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱印字ヘッドの清掃が容易なサーマル記録装置
を提供する。 【構成】リボン保持器25−1と熱印字ヘッド27が破
線で示す印字位置で通常印字を行っているとき給紙カセ
ット34から清掃紙40が給紙されると清掃紙40の識
別マークが不図示のセンサで読み取られて清掃モードが
自動設定される。清掃モードでは清掃紙40の先端40
aを搬送ローラ29−1とプラテン28で挟持して清掃
紙40の搬送を一旦止め、熱印字ヘッド27を矢印L方
向に回動させてリボン保持器25−1の移動経路を開放
し、リボン保持器25−1を矢印M方向に移動させて印
字部からインクリボン26を退去させ、熱印字ヘッド2
7を再び破線位置に回動させて直接清掃紙40をプラテ
ン28に圧接し、清掃紙40の搬送を再開する。清掃紙
40の研磨層42が熱印字ヘッド27の発熱体のガラス
材保護面を研磨して付着しているゴミや汚れを除去して
清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドのクリ
ーニングが容易なサーマル記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字装置のひとつとして、イ
ンクリボンのインクを用紙に熱転写して画像の記録(印
字)を行うサーマル記録装置がある。
【0003】図10は、そのようなサーマル記録装置を
模式的に示している。同図に示すサーマル記録装置は、
用紙1を載置したカセット2を着脱自在に装着され、時
計回り方向に回転する給紙ローラ3により、カセット2
の用紙1を1枚毎取り出して印字部(サーマルヘッド4
とプラテン5との圧接部)に搬送する。サーマルヘッド
4は、その搬送されてくる用紙1(1a)を、インクリ
ボン6と重ね合わせて、プラテン5との間に挟持して押
圧し、先端部に配設されている発熱体を画像情報に応じ
て選択的に発熱させて、インクリボン6のインクを用紙
1に熱転写して画像記録(印字)を行う。インクリボン
6は、供給リール7−1に卷着する未使用部が、巻取リ
ール7−2の巻き取りによって引き出されて印字部に供
給される。プラテン5は、図の矢印Aで示す時計回り方
向に回転して用紙1a及びインクリボン6を搬送し、印
字済み用紙1aを排紙トレー8に排出する。
【0004】通常、上記のインクリボン6は、供給リー
ル7−1及び巻取リール7−2と共にインクリボンカセ
ットに保持されている。一方、サーマルヘッド4は、非
印字時には装置後方(図の左側)に回動して二点鎖線で
示す位置4aに退去している。上記のインクリボンカセ
ットは、使用済みになると、上記非印字状態においてサ
ーマル記録装置のカバー9を支軸10を中心にして図の
二点鎖線で示す位置9aに回動させて開成し、新たなイ
ンクリボンカセットと交換する。
【0005】インクリボン6は、カラー印字対応のイン
クリボンであれば、減法混色の三原色であるイエロー、
マゼンタ及びシアンを用紙のサイズに対応する面積でベ
ースフィルム片面の長手方向に面順次に塗布されて形成
されている。モノクロ印字対応のインクリボンであれ
ば、黒インクがベースフィルムの片面全面に塗布されて
いる。
【0006】印字の際、供給リール7−1から引き出さ
れて印字部に供給されてくるインクリボン6の、サーマ
ルヘッド4に当接される背面(インクが塗布されていな
い方の面)には、卷着状態にあったとき重なって当接し
ていたインク塗布面のインクが僅かながら移転して微細
な塵状になりインク汚れとして付着している。このイン
ク汚れの付着しているインクリボン6の背面が、上述し
たようにサーマルヘッド4つまりその発熱部によって用
紙1a及びプラテン5に強く押圧されながら発熱部に対
し副走査方向(搬送方向)に相対的に摺動する。
【0007】一般に、サーマルヘッド4は、外部からサ
ーマル記録装置に進入してくるゴミや埃等によっても汚
れるが、このようなゴミや埃以外に、上述したインクリ
ボン6背面のインク汚れがサーマルヘッド4の発熱部に
付着して、このインク汚れが経時的に蓄積される。これ
を放置しておくと、その蓄積された汚れによってサーマ
ルヘッド4の印字機能が低下する。したがって、サーマ
ルヘッド4は適宜な経時間隔でクリーニングする必要が
あった。
【0008】従来は、定期的あるいは随時にサーマル記
録装置のカバー9を開いて(図10の二点鎖線9a参
照)、図11に示すように、サーマルヘッド4を外部に
露出させ(図10の二点鎖線4a参照)、その発熱体4
−1の部分を例えば綿棒11や、あるいは別途に備えた
クリーニング用具等を用い、図の両方向矢印Bで示す発
熱体4−1の長手方向に沿って汚れ落としを行ってサー
マルヘッド4をクリーニングしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サーマルヘッド4のクリーニングは、適宜な経時間隔と
はいっても、ある程度頻繁に行うようにしないと、上述
した印字機能の低下を惹き起こす。そして、その頻繁な
クリーニング作業のたびに、クリーニング用具を用意
し、サーマル記録装置のカバーを開いて、クリーニング
の作業を行うのは、煩雑で面倒であるという問題があっ
た。また、別途に備えたクリーニング用具等は、ややも
すると紛失してしまうことが多く、これの保管に注意を
払うことが面倒であるという問題もあった。また、発熱
体4−1の発熱素子は微細な構造であるため外部に曝さ
れると僅かの不注意で破損する危険が大きくなるという
問題もあった。
【0010】本発明の課題は、サーマルヘッドのクリー
ニングが容易なサーマル記録装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】以下に、本発明
に係わるサーマル記録装置の構成を述べる。請求項1記
載の発明(第1の発明)は、用紙搬送方向に直交し用紙
面を支持すべく所定の長さに配設されるプラテン部材
と、該プラテン部材に接離自在であり画像情報に応じて
発熱する発熱素子を有するサーマルヘッドと、該サーマ
ルヘッドと上記プラテン部材とが圧接される印字部に用
紙を供給するための給紙部と、該給紙部により給紙され
た用紙を上記印字部を通過させるべく搬送する搬送手段
とを備えるサーマル記録装置に適用される。
【0012】第1の発明のサーマル記録装置は、上記発
熱素子を印字条件ではない高温発熱または発熱停止等の
状態で制御しつつ、上記サーマルヘッドと上記プラテン
部材とが圧接される印字部に、表面研磨性を有するクリ
ーニングペーパのみを通紙させるクリーニングモードを
備えて構成される。
【0013】そして、例えば請求項2記載のように、用
紙に記録を行うために上記サーマルヘッドと上記プラテ
ン部材間に介在し印字時には上記印字部に通紙される用
紙に上記サーマルヘッド側から圧接される熱転写性イン
クリボンと、該熱転写性インクリボンを上記クリーニン
グモード時において上記サーマルヘッドと上記プラテン
部材間から退避させる移動制御手段とを備えて構成され
る。
【0014】また、上記クリーニングモードにおいて、
例えば請求項3記載のように、上記給紙部に上記クリー
ニングペーパがセットされた際、該クリーニングペーパ
を記録のための用紙に代えて搬送するよう上記搬送手段
を制御する通紙制御手段を更に備えて構成される。
【0015】そして、上記クリーニングモードは、例え
ば請求項4記載のように、操作手段により、手動設定さ
れる。また、例えば請求項5記載のように、設定手段に
より、検知手段によるクリーニングペーパ供給の検知に
基づいて自動設定される。また、例えば請求項6記載の
ように、上記サーマルヘッドとプラテン部材間に熱転写
性インクリボンを介在させるべく熱転写性インクリボン
を保持するリボン保持器と、該リボン保持器がサーマル
ヘッドとプラテン部材間から熱転写性インクリボンを退
避させるべく移動したときこの移動を検知する検知手段
とを更に備えて、検知手段がリボン保持器の移動を検知
したことに基づいて自動設定される。
【0016】また、上記給紙部は、例えば請求項7記載
のように、用紙を1枚毎手差し給紙する手差し給紙部で
構成され、また、例えば請求項8記載のように、複数枚
の用紙束を載置し1枚毎自動給紙する自動給紙部で構成
される。そして、例えば請求項9記載のように、上記用
紙束は、記録のための用紙束中の所定位置に表面研磨性
を有するクリーニングペーパを介装されて構成される。
【0017】請求項10記載の発明(第2の発明)は、
サーマル記録装置に用いられるべく提供される用紙束を
前提とする。第2の発明の用紙束は、記録のための用紙
束中の所定位置にサーマルヘッドと摺接される表面研磨
性を有するクリーニングペーパを介装してなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1(a) は、第1の実施例に係るサー
マル記録装置の外観斜視図であり、同図(b) は、その内
部の構成を主要部のみ模式的に示す側断面図である。
【0019】同図(a) に示すように、サーマル記録装置
20(以下、本体装置という)は、前方(図の右側)上
部に操作パネル21を備えている。この操作パネル21
には、電源の投入と遮断、通常印字モードとクリーニン
グモードの切り換え、カセット給紙と手差し給紙の切り
換え、用紙サイズの切り換え等を行うための4個の押し
ボタン型スイッチ21−1及び入力データや本体装置か
らの報知を表示する表示装置21−2が設けらている。
また、本体装置の前面には、下部に手差し用の給紙トレ
ー22、及びその上方に印字済み用紙を排出する排紙ト
レー23をそれぞれ着脱自在に備えている。そして、本
体装置上面の前部にはインクリボンカートリッジを交換
するための蓋24を備えている。
【0020】蓋24は、反時計回り方向の回動により開
成され、これによって本体装置内部のインクリボンカー
トリッジ格納部が露出される。インクリボンカートリッ
ジ格納部に、同図(b) に示すように、インクリボンカー
トリッジ25が着脱自在に装着される。インクリボンカ
ートリッジ25は、リボン保持器25−1とリボン巻取
部25−2とに分離可能に形成されている。
【0021】上記リボン巻取部25−2は、巻取リール
25−4を回転自在に保持すると共に、本体装置の不図
示の支持部材により支持されて固定され、上記の巻取リ
ール25−4は、本体装置の不図示の回転駆動機構に係
合し、印字時には時計回り方向に回転駆動される。
【0022】一方、リボン保持器25−1は、供給リー
ル25−3を回転自在に保持しており、この供給リール
25−3には用紙の幅と略同幅の未使用のインクリボン
26が卷着されている。リボン保持器25−1は、本体
装置のこれも不図示の他の支持部材により支持されて、
図の実線で示す装着直後の基準停止位置と下方の破線2
5−1aで示す印字位置との間を、図の両方向矢印Cで
示すように上下方向に自在に移動可能に構成される。
【0023】このリボン保持器25−1の上下の移動経
路を挟んで、本体装置後方(図の左側)に熱印字ヘッド
(サーマルヘッド)27が配設され、本体装置前方(図
の右側)にプラテンローラ28が配設されている。熱印
字ヘッド27は、用紙幅方向に用紙の幅と略同じ長さで
形成され、用紙幅方向の最大印字画素数に対応する発熱
体を備えている。この熱印字ヘッド27は、図の実線で
示す非印字位置と右方の破線27aで示す印字位置との
間を、図の両方向矢印Dで示すように左右に回動自在に
配設されている。一方、プラテンローラ28も、用紙幅
方向に用紙の幅と略同じ長さで形成されて配設され、そ
の上下には、それぞれプラテンローラ28に当接する搬
送ローラ29−1及び29−2が配設されている。一方
の搬送ローラ29−2とプラテンローラ28との当接部
近傍には給紙路31の下流側が開口し、他方の搬送ロー
ラ29−1とプラテンローラ28との当接部近傍には排
紙路32の上流側が開口する。この排紙路32の下流側
には前述した排紙トレー23が連接して配置される。一
方、給紙路31の上流側には横及び下方から2つの搬送
路が合流する。合流する一方の搬送路上流側は上記排紙
路32に略平行して本体装置外部に開口して手差し給紙
口を形成している。この手差し給紙口に前述した給紙ト
レー22が連接して配置される。給紙路31に合流する
他方の搬送路上流側は、下方から後方に反転して給紙カ
セット34の前部近傍に開口する。
【0024】給紙カセット34は、上記熱印字ヘッド2
7及びプラテンローラ28の下方に位置し、本体装置前
方から挿抜自在に装着される。この給紙カセット34に
は複数枚の用紙Pが載置され、用紙Pの先端部は給紙カ
セット34の前部(図の右方)に配設された底板34−
1に載置される。底板34−1は付勢部材35により上
方に付勢されており、これにより用紙Pの先端部が上方
に押圧される。この用紙Pの先端部上方に半月形の給紙
コロ36が配設されている。
【0025】図2(a),(b) は、上記構成のサーマル記録
装置20の通常印字モードにおける動作状態図である。
同図(a) は通常印字モードの設定初期時の動作状態を示
し、同図(b) は印字中の動作状態を示している。尚、い
ずれの図も、給紙トレー22及び排紙トレー23の図示
を省略している。
【0026】同図(a) に示すように、印字時にはリボン
保持器25−1が図の破線で示す基準停止位置から図の
矢印Eで示す下方向に降下して、図の実線で示す印字位
置に停止し、巻取リール25−4との間に保持するイン
クリボン26を熱印字ヘッド27及びプラテンローラ2
8間に介在させるべく張設する。給紙路31への用紙の
給送は、上述の給紙カセット34から給送するか或いは
給紙トレー22から給送する。給紙カセット34から給
送する場合は、給紙カセット34に載置されている複数
枚の用紙の最上部の一枚の用紙P(Pa)を、給紙コロ
36が図の矢印Fで示す反時計回り方向に一回転して給
送する。給紙トレー22から給送する場合は、一枚の用
紙P(Pb)を手差しによって給送する。
【0027】この給紙に先立って、熱印字ヘッド27
が、図の非印字位置から、同図(b) に示すように、右方
に回動してインクリボン26をプラテンローラ28に圧
接し、熱印字ヘッド27とプラテンローラ28とによる
印字部を形成する。その後、印字部に搬送されてくる用
紙Pに対し、熱印字ヘッド27は、画像情報に応じて発
熱体を選択的に発熱させ、この熱によりインクリボン2
6のインクを用紙Pに転写する。これにより主走査方向
(用紙Pの幅方向)1ラインの印字が行われる。プラテ
ンローラ28は、用紙Pとインクリボン26とを上記印
字部に挟持し、上記1ラインの印字終了毎に図の矢印H
で示す時計回り方向に間欠回転して、それら用紙Pとイ
ンクリボン26とをそれぞれの下流方向へ搬送する。
【0028】この間、リボン巻取部25−2の巻取リー
ル25−4は、上記プラテンローラ28の間欠回転に同
期して回転駆動され、上記印字処理によって使用済みと
なったインクリボン26を順次巻き取り、これによりリ
ボン保持器25−1から新たな未使用インクリボン26
を引き出して印字部に供給する。
【0029】このようにして、主走査方向1ライン毎の
印字が順次進行し、用紙Pは排紙路32を介して、図の
矢印Jで示すように、外部に連接される排紙トレー23
へ排出される。そして、このような印字処理が繰り返さ
れて、前述したように、熱印字ヘッド27には、インク
汚れ等が蓄積されてくる。
【0030】図3(a) は、そのような汚れを除去するた
めのクリーニングモードにおいて用いられるクリーニン
グペーパの斜視図である。同図(a) に示すように、クリ
ーニングペーパ40は、基紙41の片面(図では上面)
にクリーニング層42が形成されている。クリーニング
層42は、溶媒とこの溶媒内に分散している微粒子研磨
材からなる研磨剤が塗布されて形成されている。このク
リーニング層42の厚さは例えばおよそ1μあるいは2
μ程度である。
【0031】そして、同図(b) は、上記のクリーニング
ペーパ40を用いて行なわれるクリーニングモードにお
けるクリーニング処理の動作状態図(その1)である。
尚、この処理は、本体装置内の不図示の制御部による熱
印字ヘッド27の左右の回動制御、熱印字ヘッド27の
ドライバの駆動制御、給紙コロ28やプラテンローラ2
8の回転駆動制御、リボン保持器25−1の上下の移動
制御等によって実行される。以下に、この熱印字ヘッド
27の汚れをクリーニングするクリーニングモードにお
ける処理の動作を説明する。
【0032】先ず通常の印字モードにおける印字実行中
等に、操作パネル21の所定のスイッチ21−1が入力
操作されクリーニングモードが設定されると、本体装置
の制御部は、印字済み用紙Pを排紙路32から外部に排
出した後、同図(b) に示すように、熱印字ヘッド27が
インクリボン26をプラテンローラ28に圧接した状態
のまま印字処理を停止する。また、熱印字ヘッド27の
ドライバ駆動をも停止する。これによって熱印字ヘッド
27の発熱が停止する。
【0033】上記に続いて、クーニングペーパ40を印
字部に給紙する。クーニングペーパ40の給紙は、操作
パネル21の所定のスイッチ21−1の入力操作により
給紙カセット34からの給紙又は手差し給紙口からの給
紙のいずれかに切り換えられる。給紙カセット34から
の給紙の場合は、同図(b) に示すように、予め給紙カセ
ット34の用紙P最上部に手作業で載置されたクーニン
グペーパ40を給紙コロ36によって給紙する。手差し
給紙口からの給紙の場合は、図の矢印Kに示すように、
手作業により給紙トレー22(図1(b) 参照)を介して
手差し給紙口に差し込まれる用紙をプラテンローラ28
で搬送する。
【0034】この給紙・搬送によって印字部を通過した
クリーニングペーパ40の先端40aを不図示のセンサ
により検知し、そのクリーニングペーパ40の先端40
aを上方の搬送ローラ29−1とプラテンローラ28に
より挟持して、一旦クリーニングペーパ40の搬送を停
止する。
【0035】続いて、図4(a) は、上記に続くクリーニ
ング処理の動作状態図(その2)であり、同図(b) は、
その動作状態に続く動作状態図(その3)である。上記
図3(b) の動作に続いて、図4(a) に示すように、クリ
ーニングペーパ40の先端40aを搬送ローラ29−1
とプラテンローラ28により挟持したまま、熱印字ヘッ
ド27を、図の破線で示す印字位置から図の矢印Lで示
す左方向に、実線で示す非印字位置まで回動させてプラ
テンローラ28との圧接を解除する。これにより、イン
クリボンカートリッジ25のリボン給紙部25−1の上
下移動経路が開放される。
【0036】次に、リボン給紙部25−1を、図の破線
で示す印字位置から図の矢印Mで示す上方向に、上記開
放された上下移動経路に沿って実線で示す基準停止位置
まで移動させる。これにより、熱印字ヘッド27とプラ
テンローラ28間からインクリボン26を一時的に退去
させる。
【0037】続いて、熱印字ヘッド27を、図4(b) に
示すように、図の矢印Nで示す右方向に、印字位置まで
回動させることにより、熱印字ヘッド27を直接クリー
ニングペーパ40に圧接させる。これにより、印字部に
通紙されているクリーニングペーパ40のクリーニング
層42(図3(a) 参照)が熱印字ヘッド27の発熱体に
圧接する。
【0038】次に、プラテンローラ28を図の時計回り
方向に連続回転させてクリーニングペーパ40を排紙路
32を介して図の矢印Qで示すように外部に排出する。
これにより、クリーニングペーパ40のクリーニング層
42が、発熱体と擦れながら副走査方向に走行し、その
際、発熱体のガラス材で保護されている表面を研磨し
て、付着している些少なゴミやインク汚れを除去して発
熱体の表面をクリーニングする。尚、プラテンローラ2
8によるクリーニングペーパ40の搬送は、排出方向に
1回と限ることなく、図の両方向矢印Rで示すように、
時計回り方向と反時計回り方向との回転を交互に繰り返
して、1枚のクリーニングペーパ40により往復複数回
のクリーニングを行うようにしてもよい。
【0039】このようにして、クリーニングモードを設
定し、単にクリーニングペーパ40を印字部に通紙する
だけで、熱印字ヘッド27のクリーニングを容易に行う
ことができる。
【0040】続いて、図5(a),(b) に、第2の実施例に
係わるサーマル記録装置を示す。このサーマル記録装置
50の構成では、図1に示したサーマル記録装置20の
構成に、リボン保持器センサ51が付加されており、そ
の他の構成部分はサーマル記録装置20の構成と同一で
ある。したがって、図5(a),(b) には、第2の実施例と
して説明に必要な構成部分にのみ図1と同一の番号を付
与して示している。
【0041】図5(a) に示すように、リボン保持器セン
サ51は、リボン保持器25−1が図2(a),(b) に示し
た印字位置に在るとき、そのリボン保持器25−1を検
知すべき位置に配設される。このリボン保持器25−1
は、リボン交換等のためにインクリボンカートリッジ2
5が脱拔されるべく、先ず熱印字ヘッド27が、図5
(a) に示すように、図の矢印Lで示す左方向に回動して
リボン保持器25−1の移動経路を開放し、続いてリボ
ン保持器25−1が図の矢印Mで示す上方向に移動して
基準位置に停止したとき、その移動(リボン保持器25
−1が印字位置に無いこと)をリボン保持器センサ51
が検知する。
【0042】本実施例では、リボン保持器センサ51に
よる上記移動の検知に基づいて、不図示の制御部により
クリーニングモードが設定される。このクリーニングモ
ードが設定されたことは、本体装置50の表示装置21
−2に表示報知される。このクリーニングモードにおい
て、クリーニングを行うか否かはユーザの一存に任され
る。クリーニングを行う場合は、給紙口31−1からク
リーニングペーパ40を手差し挿入する。
【0043】クリーニングペーパ40が給紙口31−1
から挿入されると、不図示の用紙センサによりクリーニ
ングペーパ40の挿入が検知され、この検知に基づい
て、同図(b) に示すように、熱印字ヘッド27が図の矢
印Nで示す右方向に印字位置まで回動して、クリーニン
グペーパ40をプラテンローラ28に圧接する。これに
より、印字部に通紙されているクリーニングペーパ40
のクリーニング層42(図3(a) 参照)が熱印字ヘッド
27の発熱体に圧接する。以下に続くクリーニングの動
作は、図4(b) に示した場合と同様である。
【0044】次に、図6(a),(b) に、第3の実施例に係
わるサーマル記録装置を示す。同図(a) は、その外観斜
視図であり、同図(b) は、その内部構成の概略を示す側
断面図である。同図(a),(b) に示すように、サーマル記
録装置55は、上部に、内部構造を保護するためのルー
フ(天井蓋)56を備えている。このルーフ56は開閉
ボタン57を操作することによって、支軸58を中心に
して同図(b) の二点鎖線で示すように装置後方に回動し
て開成する。これによって、同図(b) に破線で示す詳し
くは後述するインクリボンカートリッジ60(リボン保
持器)を脱着して交換するようになっている。
【0045】上記ルーフ56の閉成と共にこのルーフ5
6に配設されている印字ヘッド61がルーフ56の上記
閉成に伴われて下方に移動する。そして、インクリボン
カートリッジ60の開口内に進入して、インクリボン6
2をプラテンローラ63に圧接する。
【0046】サーマル記録装置55は、前方上部の図の
右端に操作パネル65を備えている。操作パネル65に
は、表示装置65−1、報知灯65−2、操作ボタン6
5−3等が配設されている。サーマル記録装置55は、
上記ルーフ56が閉成され、印字ヘッド61がインクリ
ボン62をプラテンローラ63に圧接した状態で、操作
パネル65の操作ボタン65−3により指示入力される
と、印字処理を開始する。この印字処理の動作は、基本
的には図1に示したサーマル記録装置20の場合と略同
様である。すなわち、給紙コロ66が回転して、着脱自
在な給紙カセット67に載置・収納されている用紙P
を、給紙カセット67から一枚毎に取り出し、その用紙
Pを給送ガイド68の案内に基づいて印字部(印字ヘッ
ド61とプラテンローラ63との圧接部)に搬送する。
印字部ではその用紙Pを上記のインクリボン62と重ね
て挟持する。プラテンローラ63は反時計回り方向の回
転によって上記挟持する用紙Pをインクリボン62と共
に搬送する。印字ヘッド61は発熱体を選択的に発熱さ
せてインクリボン62のインクを用紙Pに転写(印字)
する。プラテンローラ63は更に回転を続けて、その印
字済み用紙Pを排出ガイド69の案内に基づいて排紙ト
レー70上に排出する。
【0047】一方、サーマル記録装置55の不図示の回
転駆動機構に係合しているインクリボンカートリッジ6
0の巻取リール60−1が、用紙Pの搬送に同期して図
の矢印で示す時計回り方向に回転駆動される。これによ
り供給リール60−2に卷着しているインクリボン62
の未使用部分が引き出されて印字部に供給される。
【0048】図7は、上記インクリボンカートリッジ6
0を斜視図で示している。同図に示すように、インクリ
ボンカートリッジ60は、インクリボン62を収納する
筐体の後部リール保持部60aに供給リール60−2
(図6(b) 参照)を保持して、この供給リール60−2
に上記インクリボン62の未使用部を卷着している。こ
の後部リール保持部60aは、2つのサイドフレーム6
0b−1及び60b−2によって前部リール保持部60
cと連結して一体に形成されている。
【0049】上記の前部リール保持部60cは、巻取リ
ール60−1(図6(b) 参照)を保持している。巻取リ
ール60−1は、図6(b) に示したように、インクリボ
ン62の使用済み部分を巻き取ることにより、供給リー
ル60−2から未使用部のインクリボン62を逐次引き
出してこの引き出した未使用部分を印字装置の印字部に
供給する。上記のインクリボン62が張設されている前
部リール保持部60c及び後部のリール保持部60−a
間は上下ともに開口しており、このインクリボンカート
リッジ60が、前述したサーマル記録装置55の図6
(b) の破線で示す装着位置に装着されたとき、サーマル
記録装置55の印字ヘッド61が、ルーフ56の閉/開
に伴って上記開口部を進退し得るように形成されてい
る。
【0050】このインクリボンカートリッジ60が装着
位置(図6(b) の破線で示す位置)に在るとき、そのイ
ンクリボンカートリッジ60を検知すべき位置に、リボ
ン保持器センサ64が配設されている。このリボン保持
器センサ64も、熱印字ヘッド61と同様に、ルーフ5
6の開閉に伴って移動する。ルーフ56を装置後方に回
動して開成し、インクリボンカートリッジ60を拔脱
し、その拔脱したままの状態でルーフ56を閉成する
と、リボン保持器センサ64が、インクリボンカートリ
ッジ60の未装着を検知する。
【0051】この実施例においても、リボン保持器セン
サ64によるインクリボンカートリッジ60未装着の検
知に基づいて、不図示の制御部によりクリーニングモー
ドが設定される。このクリーニングモードが設定された
ことは、例えば操作パネル65の表示装置65−1に
「クリーニング!」などの表示で報知され、また、報知
灯65−2が点滅表示するなどして報知される。この場
合も、このクリーニングモードに対応してクリーニング
を行うか否かはユーザの一存に任される。
【0052】クリーニングを行う場合は、クリーニング
ペーパ40を給紙口71から手差し挿入する。図8は、
上記第3実施例のクリーニングモードにおける動作状態
図を示している。同図に示すように、クリーニングペー
パ40が給紙口71から挿入されるとクリーニングペー
パ40は、手差ガイド72に案内され、プラテンローラ
63に搬送され、印字部に通紙されて、クリーニングペ
ーパ40のクリーニング層42(図3(a) 参照)が熱印
字ヘッド61の発熱体に圧接する。
【0053】次に、プラテンローラ63を図の反時計回
り方向に連続回転させてクリーニングペーパ40を、排
紙トレー70上に排出する。これにより、この場合もク
リーニングペーパ40のクリーニング層42が、発熱体
の表面をクリーニングする。尚、この場合もプラテンロ
ーラ63によるクリーニングペーパ40の搬送は、排出
方向に1回と限ることなく、図の両方向矢印で示すよう
に、反時計回り方向と時計回り方向との回転を交互に繰
り返して、1枚のクリーニングペーパ40により往復複
数回のクリーニングを行うようにしてもよい。
【0054】このように、第2の実施例又は第3の実施
例によれば、リボン保持器を印字位置から退去させる、
又は除去するだけで、クリーニングモードを自動的に設
定でき、あとは単にクリーニングペーパを印字部に通紙
するだけで、熱印字ヘッドのクリーニングを容易に行う
ことができる。
【0055】尚、上記第1〜第3の実施例では、いずれ
もクリーニングペーパ40の通紙を手差しによって行な
っているが、第1の実施例のように、リボン保持器が印
字部から自動的に(除去)退去できる構成のサーマル記
録装置の場合は、クリーニングモードの設定をクリーニ
ングペーパの通紙によって設定することもできる。これ
を第4の実施例として以下に説明する。
【0056】図9(a) は、クリーニングモードを自動的
に設定するクリーニングペーパの斜視図である。同図
(a) に示すクリーニングペーパ80は、基紙81のクリ
ーニング層が塗布されていない面の略中央部に、識別マ
ーク82が印刷されている。また、この識別マーク82
に対応して、特には図示しないが、図1(a),(b) に示す
本体装置内20の用紙搬送路31の適宜の位置に、この
用紙搬送路31を通過するクリーニングペーパ80の上
記識別マーク82を読み取るセンサが配設される。この
センサにより、上記用紙搬送路31を給紙されて通過す
るクリーニングペーパ80の識別マーク82を読み取
り、給紙された用紙がクリーニングペーパ80であるこ
とを認識する。このクリーニングペーパ80の検知に基
づいて、クリーニングモードを自動的に設定するように
する。
【0057】尚、上記の識別マーク82は、バーコード
でもよく或いは適宜のイメージマーク、又は色マーク等
であってもよい。要はクリーニングペーパであることを
識別できるマークであればよい。また、上記クリーニン
グペーパ80の通紙位置への給送は手差しに限るもので
ない。例えばクリーニングペーパ80の通紙を、適宜の
使用枚数間隔で自動的に行うようにし、これによって、
クリーニングモードの設定及びクリーニング処理を自動
的に行なうようにすることもできる。
【0058】図5(b) は、そのようなクリーニングモー
ドの設定及びクリーニング処理を自動的に行なうことの
できる用紙束の側断面図である。同図(b) に示すよう
に、用紙束Ptは、例えば20枚、50枚或いは100
枚等、所定枚数の用紙P毎に1枚の同図(a) に示すクリ
ーニングペーパ80を介装して構成される。この用紙束
Ptを給紙カセット34(図3(b) 参照)に載置・収納
して印字に用いると、例えば用紙Pを20枚印字する毎
に、次にクリーニングペーパ80が給紙されることによ
って、その識別マーク82がセンサで読み取られて、ク
リーニングが自動的に行なわれる。
【0059】図5(c) は、そのような用紙束Ptを収納
した包装箱の斜視図である。同図(c) の例では、包装箱
85の蓋の面に、上半分には商標である「・・・」と、
商品の名称である「フルカラーペーパ」の文字が印刷さ
れ、下半分には上記の商標「・・・」と、「FCP専用
ペーパ」の断わり書きと、「100枚」の内容量表示が
記載されている。この場合、中に収納されている用紙束
Ptには、100枚の用紙Pの他に、例えば20枚ごと
のクリーニングであれば5枚のクリーニングペーパ80
が介装されており、例えば50枚ごとのクリーニングで
あれば2枚のクリーニングペーパ80が介装されてい
る。このようにして用紙Pをユーザに提供するようにす
れば、熱印字ヘッドのクリーニングが極めて簡単且つ容
易に行なうことができるようになる。
【0060】尚、上記実施例では、クリーニングモード
においては、熱印字ヘッドの発熱を停止するようにして
いるが、クリーニングモードにおける熱印字ヘッドの非
印字状態は、これに限ることなく、クリーニングペーパ
のクリーニング層に温度効果のある研磨剤を用いて、熱
印字ヘッドの全発熱体を高温に発熱させるようにしても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、通常の印字モードとは別に設けたクリーニングモ
ードにおいてインクリボンを印字部から待避させると共
にこのクリーニングモードで使用可能なクリーニングペ
ーパを備えるので、単にクリーニングモードを設定しク
リーニングペーパを通紙するだけで熱印字ヘッドの清掃
を行うことができる。また、記録のための用紙束の中に
クリーニングペーパを介装して用いるので、所定の使用
枚数毎に自動的に熱印字ヘッドの清掃を行わせることが
できる。したがって、サーマル記録装置の蓋の開閉作業
や、綿棒、アルコール等を用いた手作業による清掃作業
を行う必要がなく、これにより、熱印字ヘッドの清掃作
業が容易になる。また、綿棒、アルコール等の清掃用具
が不要となるので、これらの保管・管理に気を配ること
もなく、したがって、全体として人手による作業が軽減
されて仕事の能率が向上する。
【0062】また、リボン保持器を印字部から退避させ
るだけでクリーニングモードを自動的に設定してこれを
報知するので、このとき単にクリーニングペーパを通紙
するだけで熱印字ヘッドの清掃を行うことができ、清掃
作業が簡単にできるばかりでなく清掃を失念することも
なくなって、常に最適な印字状態でサーマル記録装置を
用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は第1の実施例に係るサーマル記録装置の
外観斜視図、(b) はその内部の構成を主要部のみ模式的
に示す側断面図である。
【図2】(a) はサーマル記録装置の通常印字モードにお
ける設定初期時の動作状態図、(b) は印字中の動作状態
図である。
【図3】(a) はクリーニングモードにおいて用いられる
クリーニングペーパの斜視図、(b) はクリーニングペー
パを用いて行なわれるクリーニングモードにおけるクリ
ーニング処理の動作状態図(その1)である。
【図4】(a) はクリーニング処理の動作状態図(その
2)、(b) はその動作状態に続く動作状態図(その3)
である。
【図5】(a) は第2の実施例に係るサーマル記録装置の
構成を主要部のみ模式的に示す側断面図、(b) はそのク
リーニング処理の動作状態図である。
【図6】(a) は第3の実施例に係るサーマル記録装置の
外観斜視図、(b) はその内部の構成を主要部のみ模式的
に示す側断面図である。
【図7】第3の実施例に用られるインクリボンカートリ
ッジ(リボン保持器)の斜視図である。
【図8】第3の実施例によるクリーニング処理の動作状
態図である。
【図9】 (a) はクリーニングモードを自動的に設定す
るクリーニングペーパの斜視図、(b) はクリーニングモ
ードの設定及びクリーニング処理を自動的に行なうこと
のできる用紙束の側断面図、(c) はそのような用紙束を
収納した包装箱の斜視図である。
【図10】従来のサーマル記録装置を模式的に示す図で
ある。
【図11】従来のサーマルヘッドの清掃を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1、1a 用紙 2 カセット 3 給紙ロール 4 サーマルヘッド 4−1 発熱体 5 プラテン 6 インクリボン 7−1 供給リール 7−2 巻取リール 8 排紙トレー 9 カバー 10 支軸 11 綿棒 20、50、55 サーマル記録装置 21、65 操作パネル 21−1 押しボタン型スイッチ 21−2 表示装置 22 給紙トレー 23 排紙トレー 24 蓋 25 インクリボンカートリッジ 25−1 リボン保持器 25−2 リボン巻取部 25−4 巻取リール 25−3 供給リール 26 インクリボン 27 熱印字ヘッド(サーマルヘッド) 28 プラテンローラ 29−1、29−2 搬送ローラ 31 給紙路 31−1 給紙口 32 排紙路 34 給紙カセット 34−1 底板 P、Pa、Pb 用紙 Pt 用紙束 35 付勢部材 36 給紙コロ 40、80 クリーニングペーパ 40a 先端 41、81 基紙 42 クリーニング層 51、64 リボン保持器センサ 56 ルーフ(天井蓋) 57 開閉ボタン 58 支軸 60 インクリボンカートリッジ(リボン保持器) 60a 後部リール保持部 60c 前部リール保持部 60b−1、60b−2 サイドフレーム 60−1 巻取リール 60−2 供給リール 61 印字ヘッド(サーマルヘッド) 62 インクリボン 63 プラテンローラ 65 操作パネル 65−1 表示装置 65−2 報知灯 65−3 操作ボタン 66 給紙コロ 67 給紙カセット 68 給送ガイド 69 排出ガイド 70 排紙トレー 71 給紙口 72 手差ガイド 82 識別マーク 85 包装箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 31/05 A B41J 25/30 U

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送方向に直交し用紙面を支持すべ
    く所定の長さに配設されるプラテン部材と、該プラテン
    部材に接離自在であり画像情報に応じて発熱する発熱素
    子を有するサーマルヘッドと、該サーマルヘッドと前記
    プラテン部材とが圧接される印字部に用紙を供給するた
    めの給紙部と、該給紙部により給紙された用紙を前記印
    字部を通過させるべく搬送する搬送手段とを備えるサー
    マル記録装置において、 前記発熱素子を印字条件ではない高温発熱または発熱停
    止等の状態で制御しつつ、前記印字部に、表面研磨性を
    有するクリーニングペーパのみを通紙させるクリーニン
    グモードを備えることを特徴とするサーマル記録装置。
  2. 【請求項2】 用紙に記録を行うために前記サーマルヘ
    ッドと前記プラテン部材間に介在し印字時には前記印字
    部に通紙される用紙に前記サーマルヘッド側から圧接さ
    れる熱転写性インクリボンと、該熱転写性インクリボン
    を前記クリーニングモード時において前記サーマルヘッ
    ドと前記プラテン部材間から退避させる移動制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のサーマル記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングモードにおいて、前記
    給紙部に前記クリーニングペーパがセットされた際、該
    クリーニングペーパを記録のための用紙に代えて搬送す
    るよう前記搬送手段を制御する通紙制御手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項1または2記載のサーマル記
    録装置。
  4. 【請求項4】 手動により前記クリーニングモードに設
    定する操作手段を有することを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のサーマル記録装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙部からの用紙搬送経路中に設け
    られ前記クリーニングペーパの供給を検知する検知手段
    と、該検知手段による前記クリーニングペーパの供給の
    検知に基づいて前記クリーニングモードに自動的に設定
    する設定手段を有することを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のサーマル記録装置。
  6. 【請求項6】 前記サーマルヘッドと前記プラテン部材
    間に前記熱転写性インクリボンを介在させるべく前記熱
    転写性インクリボンを保持するリボン保持器と、該リボ
    ン保持器が前記サーマルヘッドと前記プラテン部材間か
    ら前記熱転写性インクリボンを退避させるべく移動した
    ときこの移動を検知する検知手段とを更に備えて、該検
    知手段が前記リボン保持器の移動を検知したことに基づ
    いて前記クリーニングモードが自動設定されることを特
    徴とする請求項1記載のサーマル記録装置。
  7. 【請求項7】 前記給紙部は、用紙を1枚毎手差し給紙
    する手差し給紙部であることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のサーマル記録装置。
  8. 【請求項8】 前記給紙部は、複数枚の用紙束を載置し
    1枚毎自動給紙する自動給紙部であることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のサーマル記録装置。
  9. 【請求項9】 前記用紙束は、記録のための用紙束中の
    所定位置に表面研磨性を有するクリーニングペーパを介
    装されて成ることを特徴とする請求項8記載のサーマル
    記録装置。
  10. 【請求項10】 サーマル記録装置に用いられるべく提
    供される用紙束において、記録のための用紙束中の所定
    位置にサーマルヘッドと摺接される表面研磨性を有する
    クリーニングペーパを介装してなることを特徴とする用
    紙束。
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Cited By (4)

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