JP2007160906A - クリーニングシート、画像形成装置、及びクリーニング方法 - Google Patents

クリーニングシート、画像形成装置、及びクリーニング方法 Download PDF

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賢英 丸山
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Abstract

【課題】ロール紙の搬送経路上の給紙側搬送ローラ及び排紙側搬送ローラを簡単にクリーニングできるようにし、画像形成装置における印画品位の維持を可能とする。
【解決手段】ロール紙41の搬送経路上の給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15をクリーニング可能なクリーニング材21をロール紙41に貼り付け、ロール紙41に貼り付けられたクリーニング材21が給紙側搬送ローラ13又は排紙側搬送ローラ15と接触する位置までロール紙41を搬送し、クリーニング材21が給紙側搬送ローラ13又は排紙側搬送ローラ15に接触するように、ロール紙41を往復移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙の搬送経路上の印画関連部材を簡単にクリーニングすることができるクリーニングシートと、このクリーニングシートを使用したクリーニングが可能な画像形成装置、及び画像形成装置の印画関連部材を簡単にクリーニングすることができるクリーニング方法に関するものである。
従来より、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を使用する画像形成装置の1つとして、サーマルヘッドを用いるサーマルプリンタが知られている。そして、サーマルプリンタには主に、昇華方式、溶融方式、感熱方式があり、いずれの方式であっても、サーマルヘッドには、複数の発熱素子(例えば、発熱抵抗体)がライン状に配列されている。このようなサーマルプリンタによって印画を行うには、各発熱素子に対して階調レベルに応じた選択的な通電を行い、その際に発生する熱エネルギーを利用する。
例えば、昇華方式のサーマルプリンタの場合には、駆動ローラと搬送ローラとの間にロール紙を挟持してプラテンまで搬送し、サーマルヘッドを下降させて、インクリボンの上からロール紙を押圧する。そして、サーマルヘッドの各発熱素子を選択的に通電駆動してインクリボン上のインクを昇華させ、ロール紙上に転写することで印画を行っている。
ここで、ロール紙には何種類かの紙幅があり、狭い紙幅のロール紙に対して大量の印画を行った後に、広い紙幅のロール紙に付け替えて印画を行うと、搬送ローラに付着した狭い紙幅のロール紙の紙粉等により、狭い紙幅のロール紙の両端部に対応する位置で、広い紙幅のロール紙に印画された画像に白いスジが入ってしまう場合がある。また、紙粉等のゴミが原因でロール紙の搬送性能が低下し、印画に悪影響を与えてしまう場合がある。さらにまた、サーマルヘッドにゴミ等が付着している場合には、ロール紙に印画された画像に白いスジや点状のキズが入ってしまう場合がある。
そこで、このような場合には、ロール紙の搬送経路上にある搬送ローラやサーマルヘッドをクリーニングし、表面のゴミや汚れを除去することにより、印画品位を維持することが行われている。なお、サーマルプリンタに限らず、他の方式のプリンタや複写機等の画像形成装置においても搬送ローラが使用されているので、クリーニングは必要なものである。
そして、クリーニング方法として、例えば、ロール紙を取り外し、粘着性を有する専用のクリーニング部材をサーマルプリンタに装着して、サーマルプリンタ内の搬送経路上にある搬送ローラ等の印画関連部材をクリーニングすることが行われている。
ところが、このようなクリーニング方法であると、サーマルプリンタ内の搬送経路を通過させるに十分な長さのクリーニング部材が必要となるため、必然的に、クリーニング部材を長尺化しなければならないという問題がある。
また、粘着性を有するクリーニング部材をロール状に巻き取った形態から引き出して使用するため、搬送性能に支障をきたすおそれがある。すなわち、クリーニング部材の少なくとも片面には、搬送ローラ等に付着した埃やゴミを除去するための粘着層が形成されているので、ロール状に巻き取ったクリーニング部材を引き出すには、粘着層と対向する反対側の面との粘着力に打ち勝って引き剥がす必要があり、その引き剥がし時の抵抗が大きいと、均一な速度で引き出すことや、引き出すことそのものが困難となる。しかも、クリーニング部材の両面が粘着層となっている場合には、さらに引き剥がし時の抵抗が増す。そのため、クリーニング部材の剛性や強度が不十分であったり、搬送経路に複雑な部分があったりすると、クリーニング部材を上手く引き出すことができなくなり、搬送経路内でジャミングや切断を生じるおそれがあった。
さらにまた、ロール紙の取外しや再装着により、搬送経路の長さに相当する部分のロール紙が無駄になってしまう。すなわち、ロール紙の取外しや再装着の際に、搬送経路中に引き込まれた部分や、記録面が表面に露出してしまった部分は、使用者が触れて指紋や汚れが付着し、印画品質を損なうおそれがあるので、その部分を廃棄しなければならない。そのため、ロール紙に無駄が生じていたのである。
そこで、専用のクリーニング部材を装着することなく、クリーニングを実行できるようにした技術が知られている。すなわち、端部にクリーニング部材を付加するようにしたロール紙が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−96590号公報
また、少なくとも片面に粘着層を形成したクリーニング部材を先頭部分、最後尾部分、又は途中の部分に結合させたロール紙も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−195780号公報
さらにまた、ロール状に形成したクリーニング部材を送出し及び巻戻し可能に設けたクリーニング手段を搬送経路の最上流部に設けるようにした技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−85636号公報
しかし、前述の特許文献1及び特許文献2に記載の技術は、印画媒体であるロール紙自体の端部等にクリーニング部材を付加するものである。そのため、クリーニングすることができるのは、ロール紙の搬送中における一部分となってしまう。
ところが、クリーニングが必要な頻度は、サーマルプリンタの使用状況等によって異なったりする。すなわち、印画内容によっては、クリーニングが必要となる時期が早まったり、またその逆に、通常よりも遅くなったりすることがある。そのため、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、クリーニングが必要な時期に応じて、オンデマンドで適宜クリーニングを実行することが困難であった。また、ロール紙自体にクリーニング部材を結合することは、ロール紙の製造工程が増え、コスト高や生産性の悪化の要因となってしまう。
一方、特許文献3に記載の技術は、クリーニング手段を搬送経路の最上流部に設けるようにしたものである。そのため、必要に応じてクリーニングを実行することが可能になっている。
ところが、別途クリーニング手段を設けるようにすると、部品点数が大幅に増加することとなるので、経済性に問題がある。また、クリーニング手段を設置する空間が必要となり、装置が大型化してしまう。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、クリーニング部材を結合した特別なロール紙を使用したり、別途クリーニング手段を設けたりすることなく、ロール紙の搬送経路上の印画関連部材を簡単にクリーニングできるようにし、画像形成装置における印画品位の維持を可能とすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置に使用するクリーニングシートであって、シート状のクリーニング材と、前記クリーニング材の表面に貼り付けられた剥離可能な表剥離紙と、前記クリーニング材の裏面に貼り付けられた剥離可能な裏剥離紙とを備え、前記クリーニング材は、表面に、前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニング層が形成され、裏面に、前記ロール紙に貼付け可能な貼付け層が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の1つである請求項7に記載の発明は、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置であって、前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニングシートを貼り付けた状態の前記ロール紙を搬送可能であり、前記ロール紙に貼り付けられた前記クリーニングシートが前記印画関連部材と接触する位置まで搬送し、前記ロール紙を往復移動させるクリーニング制御手段を備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の1つである請求項9に記載の発明は、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置のクリーニング方法であって、前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニングシートを前記ロール紙に貼り付け、前記ロール紙に貼り付けられた前記クリーニングシートが前記印画関連部材と接触する位置まで前記ロール紙を搬送し、前記クリーニングシートが前記印画関連部材に接触するように、前記ロール紙を往復移動させることを特徴とする。
(作用)
上記の請求項1に記載の発明においては、クリーニングシートを構成するクリーニング材の表面に、ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニング層が形成され、裏面に、ロール紙に貼付け可能な貼付け層が形成されている。そのため、必要に応じてクリーニングシートをロール紙に貼り付けることにより、印画関連部材のクリーニングを行うことができる。
また、上記の請求項7及び請求項9に記載の発明においては、ロール紙に貼り付けられたクリーニングシートが印画関連部材と接触するように、ロール紙を往復移動させる。そのため、印画関連部材を効果的にクリーニングすることができる。
上記発明によれば、必要に応じてクリーニングシートをロール紙に貼り付け、印画関連部材のクリーニングを行うことができるので、必要な時期に適宜クリーニングを行うことができる。また、クリーニングに際してロール紙を取り外す必要がないので、ロール紙の無駄が生じない。さらにまた、クリーニング部材を結合した特別なロール紙を使用する必要がないので、クリーニングに必要なコストを抑制することができ、しかも、簡単に、効果的なクリーニングを行うことができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の画像形成装置として、サーマルプリンタを例に挙げている。
図1は、本実施形態のサーマルプリンタ1を示す斜視図である。
図1に示すように、サーマルプリンタ1は、記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙41を使用するものであり、このロール紙41をサーマルプリンタ1の内部から引き出し、ロール紙41の上にクリーニング材21を貼り付けることにより、クリーニングが実行できるようになっている。
図2は、図1に示す本実施形態のサーマルプリンタ1の内部を示す概念図である。
図2に示すように、サーマルプリンタ1の内部には、サーマルヘッド10が実装されている。また、サーマルヘッド10と対向する位置に、プラテン11が配置されている。そして、インクリボン31及びロール紙41がサーマルヘッド10とプラテン11との間に配置されている。
ここで、インクリボン31は、供給リール32に巻き付けられており、必要に応じて、巻取りリール33に巻き取られる。一方、ロール紙41は、給紙ガイド16によって給紙側駆動ローラ12と給紙側搬送ローラ13との間に導かれ、プラテン11とサーマルヘッド10との間を通り、排紙側駆動ローラ14と排紙側搬送ローラ15との間に挟持され、カッター17に至る。すなわち、必要に応じて給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を正逆に回転駆動させることにより、その回転方向にしたがって、ロール紙41が前後に搬送されるようになっている。
ところで、サーマルヘッド10には、複数の発熱抵抗体がライン状に、ロール紙41の幅方向(ライン方向)に配列されている。そして、この発熱抵抗体に通電した際の熱エネルギーを利用して、インクリボン31に塗布された4色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インクと、透明なラミネートインク(L))の固体インクを蒸発させ、その各色のインクの蒸気をロール紙41上に順次蒸着させて印画を行うようになっている。
この点に関してさらに詳述すると、インクリボン31は、印画する画像データ(色変換処理された階調データ)に応じた巻取りリール33の回転によって供給リール32から巻き出され、サーマルヘッド10とプラテン11との間を通り、巻取りリール33に巻き取られる。一方、プラテン11とサーマルヘッド10との間に配置されたロール紙41は、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14の回転駆動によって搬送される。
そして、非印画時は、サーマルヘッド10が上昇しており、サーマルヘッド10がプラテン11から少し離れて位置しているが、印画指令が入力されると、上昇していたサーマルヘッド10が下降してプラテン11を押圧し、サーマルヘッド10の発熱抵抗体の配列部分とプラテン11との間にインクリボン31及びロール紙41を挟み込む。すなわち、サーマルヘッド10の発熱抵抗体は、プラテン11上で、インクリボン31を介してロール紙41を圧接する。
ここで、画像データが入力されると、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14の反時計回りの回転駆動によってロール紙41が引き出され、排紙側に向けて順次搬送される。また、巻取りリール33の回転により、ロール紙41と同じ速さでインクリボン31が巻取りリール33に順次巻き取られる。同時に、サーマルヘッド10に配列された発熱抵抗体が駆動制御信号によって選択的に通電駆動され、発熱抵抗体からインクリボン31に熱エネルギーが付与される。すると、サーマルヘッド10の発熱抵抗体の発熱量に応じてインクリボン31上の固体インクがロール紙41上に転写され、印画が行われる。
そして、カラー印画の場合には、印画が各色ごとに実行されるため、インクリボン31による転写の色が変更されるごとに、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を逆回転(時計回りに回転)させてロール紙41を逆送り(給紙側に向けて搬送)し、印画の開始地点まで戻してから、上記と同様の印画動作を繰り返す。
このようにして印画が行われた後のロール紙41は、サーマルヘッド10の上昇後に、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を反時計回りに回転駆動させることによって排紙側に向けて搬送され、排紙される。なお、排紙に際しては、ロール紙41の印画部分がカッター17によって切断される。
図1及び図2に示すサーマルプリンタ1は、このようにしてロール紙41に印画を行うので、高品位な印画画像を得るためには、ロール紙41の搬送経路上にあり、ロール紙41の記録面に接触する給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15等の印画関連部材が清浄な状態に保持されていなければならない。しかしながら、印画が繰り返されると、ゴミ等が給紙側搬送ローラ13や排紙側搬送ローラ15等の表面に付着し、印画品位が低下する原因になる。
そこで、本実施形態のサーマルプリンタ1は、図1に示すように、ロール紙41にクリーニング材21を貼り付けることにより、ゴミ等の付着物を給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15から除去するようにしている。
図3は、本実施形態のサーマルプリンタ1に装着されたロール紙41に貼付け可能なクリーニングシート20を示す斜視図である。
図3に示すように、クリーニングシート20は、シート状のクリーニング材21と、クリーニング材21の表面に貼り付けられた剥離可能な表剥離紙22と、クリーニング材21の裏面に貼り付けられた剥離可能な裏剥離紙23とを備えている。なお、裏剥離紙23は、中間部で切断されており、左右が別々になっている。
ここで、クリーニングシート20(クリーニング材21、表剥離紙22、及び裏剥離紙23)は、長方形状となっている。そして、クリーニングシート20の短辺及び長辺は、2種類のロール紙41(図2参照)の紙幅にそれぞれ対応する長さ(2種類のロール紙41の紙幅以下の長さ)となっている。また、クリーニングシート20の短辺及び長辺の長さは、ロール紙41の搬送経路上の印画関連部材(図2に示す給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15)の周長よりも長くなっている。
そして、クリーニング材21の表面には、図2に示す給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15をクリーニング可能なクリーニング層21aが形成されている。一方、クリーニング材21の裏面には、図2に示すロール紙41に貼付け可能な貼付け層21bが形成されている。
また、クリーニング材21のクリーニング層21a及び貼付け層21bは、ともに粘着性を有しており、クリーニング層21aと、図2に示す給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15との間の引剥し力は、貼付け層21bと、図2に示すロール紙41との間の引剥し力よりも弱く設定されている。
したがって、図3に示すクリーニングシート20は、裏剥離紙23を中間部から別々に剥離させることにより、クリーニング材21の貼付け層21bを簡単に露出させることができる。そして、クリーニング材21を貼り付けるロール紙41(図2参照)の紙幅に応じて、クリーニング材21の短辺又は長辺をロール紙41の幅方向に向けることにより、ロール紙41の紙幅に合せて、ロール紙41からはみ出すことなく、クリーニング材21を貼り付けることができる。
また、図3に示すクリーニングシート20は、1種類のクリーニングシート20で、紙幅の異なる少なくとも2種類のロール紙41に対応することが可能なものとなっている。そのため、クリーニングシート20の製造コストを抑えることができるだけでなく、ユーザの使い勝手が向上したものとなっている。しかも、クリーニングシート20の対角線をロール紙41の幅方向に向けるようにすれば、さらに多くの紙幅のロール紙41にも対応させることができる。
そして、図1に示すように、クリーニング材21の貼付け層21bをロール紙41に貼り付ければ、その後で引剥し力が弱い側の表剥離紙22を剥離させることにより、クリーニング材21のクリーニング層21aを簡単に露出させることができる。
次に、ロール紙41に貼り付け、クリーニング層21aを露出させたクリーニング材21により、図2に示す給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15をクリーニングする方法について説明する。
図4〜図6は、本実施形態のサーマルプリンタ1における給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15のクリーニング方法を示す概念図であり、図4は、クリーニング開始の状態を示し、図5は、クリーニング動作の状態を示し、図6は、クリーニング終了の状態を示している。
ここで、本実施形態のサーマルプリンタ1は、クリーニングモードの選択によって動作するクリーニング制御手段(図示せず)を備えており、クリーニング開始、クリーニング動作、及びクリーニング終了は、全てクリーニング制御手段によって制御される。
クリーニング制御手段によるクリーニング開始に際しては、サーマルヘッド10を上昇させた状態で、図4の(1)に示すように、最初に給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を回転駆動させてロール紙41を引き出し、カッター17の先までロール紙41を搬送する。そして、ロール紙41がクリーニングの準備位置(クリーニング材21を貼り付けるために十分な長さが引き出された位置)まで搬送されたら、図4の(2)に示すように、ロール紙41の上にクリーニング材21を貼り付ける。
ロール紙41の上にクリーニング材21を貼り付けたら、続いて、クリーニング動作を行う。すなわち、図5の(1)に示すように、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を逆回転駆動させてロール紙41を巻き戻し、ロール紙41に貼り付けられたクリーニング材21が排紙側搬送ローラ15と接触する位置までロール紙41を逆方向に搬送する。そして、この位置でロール紙41を数回繰り返し往復させて、排紙側搬送ローラ15の表面に付着したゴミ等をクリーニング材21のクリーニング層21a(図3参照)に吸着させ、排紙側搬送ローラ15をクリーニングする。
このように、クリーニング材21が排紙側搬送ローラ15と接触する位置まで搬送されてクリーニングされ、クリーニング材21の長さが排紙側搬送ローラ15の周長よりも長くなっているので、限られた長さのクリーニング材21で、排紙側搬送ローラ15の全周を確実にクリーニングすることができる。
また、クリーニング材21のクリーニング層21a(図3参照)と排紙側搬送ローラ15との間の引剥し力は、貼付け層21b(図3参照)とロール紙41との間の引剥し力よりも弱く設定されているので、排紙側搬送ローラ15のクリーニングによってクリーニング材21がロール紙41から引き剥がされることはない。
次に、図5の(2)に示すように、再び給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を逆回転駆動させてロール紙41をさらに巻き戻し、ロール紙41に貼り付けられたクリーニング材21が給紙側搬送ローラ13と接触する位置までロール紙41を逆方向に搬送する。そして、この位置でロール紙41を数回繰り返し往復させて、給紙側搬送ローラ13の表面に付着したゴミ等をクリーニング材21のクリーニング層21a(図3参照)に吸着させ、給紙側搬送ローラ13をクリーニングする。
このように、クリーニング材21が給紙側搬送ローラ13と接触する位置まで搬送されてクリーニングされ、クリーニング材21の長さが給紙側搬送ローラ13の周長よりも長くなっているので、限られた長さのクリーニング材21による一連の動作で、給紙側搬送ローラ13の全周も確実にクリーニングすることができる。すなわち、クリーニング材21の搬送位置(ロール紙41の巻戻し長さ)をサーマルプリンタ1で複数箇所設定しておき、そこにクリーニング材21を位置させ、その位置で繰り返し往復させることにより、複数箇所のクリーニングを一連の動作で行うことができる。そのため、クリーニング材21を必要以上に長尺化する必要がなくなり、より少ない長さで効率良くクリーニングを行うことが可能になっている。
また、クリーニング材21のクリーニング層21a(図3参照)と給紙側搬送ローラ13との間の引剥し力も、貼付け層21b(図3参照)とロール紙41との間の引剥し力より弱く設定されているので、給紙側搬送ローラ13のクリーニングによってクリーニング材21がロール紙41から引き剥がされることはない。
このようなクリーニング動作を行った後は、クリーニング終了に移行する。すなわち、図6の(1)に示すように、給紙側駆動ローラ12及び排紙側駆動ローラ14を回転駆動させてロール紙41を引き出し、ロール紙41に貼り付けられたクリーニング材21がカッター17の先まで出るようにロール紙41を搬送する。そして、図6の(2)に示すように、カッター17によってロール紙41を切断し、クリーニング材21が貼り付けられた部分のロール紙41を廃棄する。
したがって、本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、ロール紙41を装着したままで給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15をクリーニングすることができ、クリーニングの手間が大幅に削減される。また、クリーニング後に廃棄するロール紙41の部分は、クリーニング材21を貼り付けた部分のみであるから、従来の廃棄部分(ロール紙41の最外周部付近及び搬送経路に引き出された部分)と比較して、ロール紙41のロスを少なく抑えることができる。
さらに、ロール紙41に貼り付けられたクリーニング材21がロール紙41からはみ出さず、クリーニングによってクリーニング材21がロール紙41から引き剥がされることがないので、クリーニング材21が剥がれることに起因するジャミング等の搬送トラブルを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形等が可能である。
(1)本実施形態では、画像形成装置として、サーマルプリンタ1を例として挙げているが、これに限らず、ロール紙41を使用する各種のプリンタや複写機等の画像形成装置にも適用することができる。
(2)本実施形態では、ロール紙41の表面にクリーニング材21を貼り付け、クリーニング層21aを上にして、給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15をクリーニングしているが、ロール紙41の裏面にクリーニング材21を貼り付け、クリーニング層21aを下にして、印画関連部材であるプラテン11、給紙側駆動ローラ12、及び排紙側駆動ローラ14をクリーニングすることもできる。また、ロール紙41の表裏両面にクリーニング材21を貼り付ければ、全ての印画関連部材を一度にクリーニングすることもできる。
(3)本実施形態では、クリーニング材21のクリーニング層21aが粘着性を有しており、給紙側搬送ローラ13及び排紙側搬送ローラ15の表面に付着したゴミ等をクリーニング層21aに吸着させてクリーニングしているが、クリーニング層21aが研磨性を有するようにし、インクリボン31を取り外した状態でロール紙41を搬送させ、下降した状態(印画時と同様の状態)のサーマルヘッド10にクリーニング層21aが接触するようにすることで、印画関連部材であるサーマルヘッド10をクリーニングすることもできる。
本実施形態のサーマルプリンタを示す斜視図である。 図1に示す本実施形態のサーマルプリンタの内部を示す概念図である。 本実施形態のサーマルプリンタに装着されたロール紙に貼付け可能なクリーニングシートを示す斜視図である。 本実施形態のサーマルプリンタにおける給紙側搬送ローラ及び排紙側搬送ローラのクリーニング方法を示す概念図であり、クリーニング開始の状態を示す図である。 本実施形態のサーマルプリンタにおける給紙側搬送ローラ及び排紙側搬送ローラのクリーニング方法を示す概念図であり、クリーニング動作の状態を示す図である。 本実施形態のサーマルプリンタにおける給紙側搬送ローラ及び排紙側搬送ローラのクリーニング方法を示す概念図であり、クリーニング終了の状態を示す図である。
符号の説明
1 サーマルプリンタ(画像形成装置)
10 サーマルヘッド(印画関連部材)
11 プラテン(印画関連部材)
12 給紙側駆動ローラ(印画関連部材)
13 給紙側搬送ローラ(印画関連部材)
14 排紙側駆動ローラ(印画関連部材)
15 排紙側搬送ローラ(印画関連部材)
20 クリーニングシート
21 クリーニング材
21a クリーニング層
21b 貼付け層
22 表剥離紙
23 裏剥離紙
41 ロール紙

Claims (9)

  1. 記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置に使用するクリーニングシートであって、
    シート状のクリーニング材と、
    前記クリーニング材の表面に貼り付けられた剥離可能な表剥離紙と、
    前記クリーニング材の裏面に貼り付けられた剥離可能な裏剥離紙と
    を備え、
    前記クリーニング材は、表面に、前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニング層が形成され、裏面に、前記ロール紙に貼付け可能な貼付け層が形成されている
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  2. 請求項1に記載のクリーニングシートにおいて、
    前記クリーニング材の前記クリーニング層及び前記貼付け層は、ともに粘着性を有しており、前記クリーニング層と前記印画関連部材との間の引剥し力は、前記貼付け層と前記ロール紙との間の引剥し力よりも弱い
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  3. 請求項1に記載のクリーニングシートにおいて、
    前記クリーニング材の前記クリーニング層は、研磨性を有する
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  4. 請求項1に記載のクリーニングシートにおいて、
    前記クリーニング材の長さは、前記印画関連部材を構成する搬送ローラの周長よりも長い
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  5. 請求項1に記載のクリーニングシートにおいて、
    前記クリーニング材は、長方形状であり、その短辺又は長辺のうちの少なくとも一方は、前記ロール紙の紙幅以下の長さである
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  6. 請求項1に記載のクリーニングシートにおいて、
    前記クリーニング材は、長方形状であり、その短辺及び長辺は、2種類の前記ロール紙の紙幅にそれぞれ対応する長さである
    ことを特徴とするクリーニングシート。
  7. 記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置であって、
    前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニングシートを貼り付けた状態の前記ロール紙を搬送可能であり、
    前記ロール紙に貼り付けられた前記クリーニングシートが前記印画関連部材と接触する位置まで搬送し、前記ロール紙を往復移動させるクリーニング制御手段を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング制御手段は、複数の前記印画関連部材ごとに、前記ロール紙を繰返し往復させて搬送する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 記録紙が円筒状に巻き回されたロール紙を搬送して印画を行う画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記ロール紙の搬送経路上の印画関連部材をクリーニング可能なクリーニングシートを前記ロール紙に貼り付け、
    前記ロール紙に貼り付けられた前記クリーニングシートが前記印画関連部材と接触する位置まで前記ロール紙を搬送し、
    前記クリーニングシートが前記印画関連部材に接触するように、前記ロール紙を往復移動させる
    ことを特徴とするクリーニング方法。
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