JP2002120446A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2002120446A
JP2002120446A JP2000318227A JP2000318227A JP2002120446A JP 2002120446 A JP2002120446 A JP 2002120446A JP 2000318227 A JP2000318227 A JP 2000318227A JP 2000318227 A JP2000318227 A JP 2000318227A JP 2002120446 A JP2002120446 A JP 2002120446A
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Japan
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ribbon
thermal head
recording paper
ink ribbon
cleaning roller
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JP2000318227A
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English (en)
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Takashi Maruyama
貴史 丸山
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 印刷前に記録用紙、あるいはインクリボンに
付着しているゴミ等を除去することができるクリーニン
グローラを配設し、このクリーニングローラでゴミを粘
着することにより、ドット抜け等のない高印刷品質の画
像を印刷可能な熱転写プリンタを提供する。 【解決手段】 サーマルヘッド7が接離可能な回転自在
のプラテンローラ3と、このプラテンローラ3とサーマ
ルヘッド7との間に圧接狭持可能な記録用紙8とインク
リボン13と、このインクリボン13を収納するリボン
カセット16と、このリボンカセット16を載置可能な
カセット載置部20とを備え、記録用紙8がサーマルヘ
ッド7とプラテンローラ3との間に給紙される矢印Cの
給紙方向におけるサーマルヘッド7より上流側に位置す
るリボンカセット16の一部である巻取りケース16a
に、記録用紙8の印刷面側に弾接可能な第1クリーニン
グローラ17を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷情報に基づい
てサーマルヘッドの複数の発熱素子を選択的に発熱させ
ることにより、インクリボンのインクを記録用紙に転写
して印刷を行うのに好適な熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写プリンタは、サーマルヘッ
ドが記録用紙の行方向の印刷範囲に対向し得る長さを有
するラインサーマルヘッドからなっている。このような
サーマルヘッドを有する熱転写プリンタの印刷動作は、
サーマルヘッドと回転自在のプレテンローラとの間に、
リボンカセットから引き出ししたインクリボンと、紙送
りローラを回転させて給紙した記録用紙とを位置させ
る。
【0003】次に、サーマルヘッドをヘッドダウンさせ
てプラテンローラにインクリボンと記録用紙とを圧接狭
持し、紙送りローラを逆転させて、記録用紙を排紙方向
に牽引する。すると、プラテンローラが回転して、イン
クリボンが供給され、印刷に供したインクリボンは巻取
りリールに巻取りされる。この時、サーマルヘッドの複
数の発熱素子を、印刷情報に基づいて選択的に発熱させ
ることにより、インクリボンのインクを記録用紙に転写
して、記録用紙に所望の文字や画像などの印刷を行うよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な印刷動作で印刷を行う従来の熱転写プリンタは、給紙
部から給紙される記録用紙の印刷面に、ゴミ等が付着し
ていることがある。このような記録用紙の印刷面にゴミ
等が付着した状態で、インクリボンのインクを熱転写し
て印刷を行うと、ゴミ等が付着した部分のインクが記録
用紙に転写されずにドット抜けとなり、印刷品質が低下
する問題があった。また、記録用紙に付着しているゴミ
が大きい場合には、印刷中に記録用紙にインクリボンを
介して圧接しているサーマルヘッドの発熱素子が破壊す
るおそれがあった。
【0005】また、インクリボンは、樹脂材料からなる
ベースフィルムを有しているので、供給リールにパンケ
ーキ状に巻回したインクリボンを巻取る時にインクリボ
ンに静電気が発生することがある。このような、インク
リボンに静電気が発生すると、リボンカセット内にある
ゴミが静電気でインクリボンに吸着されて付着する。そ
して、ゴミ等が付着したインクリボンで記録用紙に印刷
を行うと、記録用紙にゴミが付着したときと同様に、ゴ
ミ等が付着した部分のインクが記録用紙に転写されずに
ドット抜けとなり、印刷品質が低下する課題があった。
【0006】このような課題を解決するために、従来、
プリンタ本体の一部に印刷前にインクリボンに付着して
いるゴミ等を粘着して除去することができるクリーニン
グローラを配設した熱転写プリンタが提案されている。
しかしながら、プリンタ本体にクリーニングローラを配
設した熱転写プリンタにあっては、クリーニングローラ
の粘着材のクリーニング能力の低下に伴い、クリーニン
グローラを交換、あるいは粘着したゴミを除去する等
の、煩わしいメンテナンスを行わなければならいという
課題があった。本発明は前述したような問題点に鑑みて
なされたもので、印刷前に記録用紙、あるいはインクリ
ボンに付着しているゴミ等を除去することができるクリ
ーニングローラをリボンカセット側に配設し、リボンカ
セット交換と同時にクリーニングローラも新しいものに
交換でき、煩わしいメンテナンスが不要な熱転写プリン
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の熱転写プリンタは、複
数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、このサーマル
ヘッドが接離可能なプラテンと、このプラテンと前記サ
ーマルヘッドとの間に圧接狭持可能な記録用紙とインク
リボンと、このインクリボンを収納するリボンカセット
と、このリボンカセットを載置したカセット載置部とを
備え、前記記録用紙が前記サーマルヘッドと前記プラテ
ンとの間に給紙される給紙方向における前記サーマルヘ
ッドより上流側に位置する前記リボンカセットの一部
に、前記記録用紙の印刷面側に弾接可能な第1クリーニ
ングローラを配設したことをことを特徴とする熱転写プ
リンタ。
【0008】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記記録用紙は、印刷時および印刷後に
おける排紙方向が前記給紙方向と反対方向に搬送され、
前記リボンカセットは、前記インクリボンの一端部を巻
回した巻取りリールを収納する巻取りケースと前記イン
クリボンの他端部を巻回した供給リールを収納する供給
ケースとを有し、前記カセット載置部に載置した前記リ
ボンカセットは、前記巻取りケースを前記給紙方向にお
ける前記サーマルヘッドより上流側に配置し、前記供給
ケースを前記給紙方向における前記サーマルヘッドより
下流側に配置し、前記第1クリーニングローラを前記巻
取りケース側に配設した構成とした。
【0009】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記リボンカセットは、前記第1クリー
ニングローラを前記記録用紙側に弾性付勢するバネ部材
を配設した構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記リボンカセットは、前記供給リール
に巻回した前記インクリボンを前記供給ケースから引き
出しするためのリボン引き出し口を有し、このリボン引
き出し口に第2クリーニングローラを配設し、この第2
クリーニングローラが、前記リボン引き出し口から引き
出された前記インクリボンのいずれか一方の面、または
一方と他方の両面に当接するようにした構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記第1、第2クリーニングローラは、
表面に粘着材を接着している構成とした。このように本
発明においては、クリーニングローラをリボンカセット
と一体化したので、クリーニングローラはリボンカセッ
トの寿命と同等の寿命で良く、メンテナンスが不要とな
り、取り扱いに優れたものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱転写プリンタ
の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1
は本発明の熱転写プリンタの要部断面図であり、図2は
図1の動作を説明する要部断面図であり、図3は本発明
の熱転写プリンタの要部外観図である。
【0013】まず、本発明の1実施の形態の熱転写プリ
ンタ1は、図1、図2に示すように、本体ケース2内
に、プラテンローラ3が配設され、このプラテンローラ
3は回転軸3aの両端部が本体ケース2の側壁に軸支さ
れて回転自在になっている。また、図示右側の回動支点
4を支点として矢印A、B方向の上下方向に回動自在の
ヘッドレバー5が配設され、このヘッドレバー5には、
ヘッド取付台6を介してサーマルヘッド7が取り付けら
れている。そして、サーマルヘッド7は、ヘッドレバー
5を矢印A、Bの方向に回動させることにより、プラテ
ンローラ3から接離してヘッドアップ・ダウン可能にな
るようになっている。
【0014】前記サーマルヘッド7は、プラテンローラ
3の回転軸3aと平行方向に延在するラインサーマルヘ
ッドからなり、プラテンローラ3と対向する部分の印刷
面には、プラテンローラの長さ方向、即ち、記録用紙8
の印刷範囲の、行方向における寸法に相当する長さに亘
って、複数の発熱素子(図示せず)が整列配置されてい
る。
【0015】前記サーマルヘッド7は、図示を省略した
制御手段に電気的に接続されており、印刷情報(印刷デ
ータ)に基づいて制御手段から送られてくる制御指令に
より、各発熱素子(図示せず)が選択的に発熱されるよ
うになっている。また、記録用紙8は、例えば普通紙か
らなり、図1に示す本体ケース2の左側に配設された給
紙部(図示せず)に複数枚積層して収納されている。ま
た、給紙部から矢印Cの給紙方向に搬送されてきた記録
用紙8は、図示右側の端部8aが紙送りローラ9と従動
ローラ10とに狭持される。
【0016】そして、紙送りローラ9と従動ローラ10
との間に搬送された記録用紙8は、紙送りローラ9を矢
印Eの時計回り方向に回転させることにより、矢印Cの
給紙方向における紙送りローラ9より下流側のプラテン
ローラ3とヘッドアップ状態のサーマルヘッド7との間
を通過して、後述するリボンカセット16の給紙ケース
16bの下面側に案内されて更に下流側に搬送可能にな
っている。
【0017】前記紙送りローラ9は、図3に示すよう
な、本体ケース2の側壁の外面に配設されたステッピン
グモータ等からなる駆動モータ11の駆動力が、歯車群
12b(図3に一部のみ図示)を介して伝達されて回転
駆動可能になっている。また、矢印Cの給紙方向に搬送
された記録用紙8は、図示左側の端部8bが紙送りロー
ラ9近傍まで搬送されると、用紙検出センサ(図示せ
ず)が左側端部8bを検出して、記録用紙8が紙送りロ
ーラ9と従動ローラ10との間から外れる前に紙送りロ
ーラ9の矢印E方向の回転が停止するようになってい
る。
【0018】また、ヘッドアップ状態におけるプラテン
ローラ2とサーマルヘッド8との間に給紙された記録用
紙8の上部には、2点鎖線で示すインクリボン13が供
給されるようになっている。このインクリボン13は、
樹脂材料からなるベースフィルムを有し、このベースフ
ィルムの一方の面である図示下面側に所望の色のインク
が塗布されている。また、インクリボン13は、記録用
紙8の行方向の寸法である印刷幅に対応する幅を有して
いて、巻取りリール14と供給リール15とに端部が巻
回されて、リボンカセット16に収納されている。
【0019】そして、図3に示す本体ケース2には、リ
ボンカセット16を載置可能なカセット載置部20が形
成されている。また、図1に示すヘッドレバー5を矢印
Aの上方に大きく回動させことにより、図3に示すカセ
ット載置部20にリボンカセット16を載置するように
なっている。そして、カセット載置部20にリボンカセ
ット16を載置すると、プラテンローラ3上にインクリ
ボン13が位置するようになっている。
【0020】前記リボンカセット16は、インクリボン
13の一端部を巻回した巻取りリール14を収納した巻
取りケース16aと、インクリボン13の他端部を巻回
した供給リール15を収納した供給ケース16bとが形
成されている。このようなリボンカセット16は、矢印
Cの給紙方向におけるサーマルヘッド7より上流側に巻
取りケース16aを配置し、矢印Cの給紙方向における
サーマルヘッド7より下流側に供給ケース16bを配置
させてカセット載置部20に載置されるようになってい
る。
【0021】そして、紙送りローラ9の駆動源としての
駆動モータ11の駆動力が歯車群12a(図3に一部の
み図示)を介してカセット載置部20に載置したリボン
カセット16の巻取りリール14に伝達され、巻取りリ
ール14が回転することにより、供給リール15に巻回
したインクリボン13を巻取りリール14に巻取り可能
になっている。また、供給リール15に巻回したインク
リボン13の使用が終了してリボンカセット16を交換
するには、ヘッドレバー5を矢印Aの上方に大きく回動
させ、サーマルヘッド7をプラテンローラ3から大きく
離間させることにより、使用後のリボンカセット16を
交換可能になっている。
【0022】また、図1に示すように、紙送りローラ9
を矢印E方向に回転させて、矢印Cの給紙方向に搬送さ
れた記録用紙8は、後述する印刷動作時に、図2に示す
ように、紙送りローラ9が矢印F方向に回転して、矢印
Cの給紙方向と反対方向の矢印Dの排紙方向に搬送され
るようになっている。前記印刷動作時におけるサーマル
ヘッド7は、ヘッドダウンして記録用紙8とインクリボ
ン13とを介してプラテンローラ3に圧接している。
【0023】また、図1に示すリボンカセット16の矢
印Cの給紙方向における紙送りローラ9より上流側近傍
で巻取りケース16aの下部側に、記録用紙8の印刷面
側に弾接可能な第1クリーニングローラ17が回転自在
に配設されている。この第1クリーニングローラ17
は、表面に例えば市販の両面粘着テープ等に用いられて
いる粘着材(図示せず)が接着されて形成されている。
そのために、給紙部(図示せず)から矢印Cの給紙方向
に搬送されてくる記録用紙8の印刷面側に紙粉等のゴミ
が付着していると、このゴミが第1クリーニングローラ
17に粘着されて記録用紙8から除去できるようになっ
ている。
【0024】前記第1クリーニングローラ17は、板バ
ネからなるバネ部材18で、図示下方に弾性付勢され、
矢印C、または矢印Dの方向に搬送される記録用紙8の
印刷面側に軽く弾接するようになっている。そのため
に、記録用紙8の印刷面側に付着したゴミだけを粘着し
て、記録用紙8自体が第1クリーニングローラ17に粘
着することはない。。また、搬送中の記録用紙8に微小
な反り等があったとしても、この反りに第1クリーニン
グローラ17が追従して上下動して、記録用紙8の印刷
面に付着したゴミを粘着して除去できるようになってい
る。
【0025】また、供給ケース16bには、供給リール
15に巻回したインクリボン13を引き出し可能なリボ
ン引き出し口16cが形成され、このリボン引き出し口
16cには、上下に一対の第2クリーニングローラ19
が回転自在に配設されている。 そして、一対の第2ク
リーニングローラ19に、供給ケース16bから引き出
されるインクリボン13の一方と他方の両面が当接する
ようになっている。あるいは、第2クリーニングローラ
19は、インクリボン13のいずれか一方の面に当接す
るように1個だけ配設しても良い。前記第2クリーニン
グローラ19には、第1クリーニングローラ17と同様
に表面に粘着材が接着されて、静電気等でインクリボン
13の表面、または裏面に付着したゴミを粘着して除去
するようになっている。
【0026】また、第2クリーニングローラ19は、イ
ンクリボン13の両面、またはいずれか一方の面に軽く
当接させた状態で、巻取りリール14を回転駆動させ
て、インクリボン13に張力を加えながら巻取りリール
14に巻取るようになっている。そのために、インクリ
ボン13に付着しているゴミだけを第2クリーニングロ
ーラ19に粘着して除去することができる。また、第2
クリーニングローラ19にインクリボン13が粘着した
としても、この粘着したインクリボン13に張力が加え
られので、容易に第2クリーニングローラ19から剥が
して巻取りリール14に巻取ることができるようになっ
ている。
【0027】前述したような本発明の熱転写プリンタ1
による印刷動作を説明すると、まず、ヘッドレバー5を
矢印Aの上方に大きく回動させて、カセット載置部20
にリボンカセット16を載置し、プラテンローラ3上に
インクリボン13を位置させる。 その後、図1に示す
ヘッドアップ状態の位置までヘッドレバー5を下方に回
動させる。また、給紙部から矢印Cの給紙方向に給紙さ
れた記録用紙8は、図示右側端部8aが、紙送りローラ
9と従動ローラ10とに狭持される。そして、図1に示
すように、ヘッドアップ状態の、サーマルヘッド7とプ
ラテンローラ3との間のインクリボン13の下部側に、
給紙部(図示せず)から給紙された記録用紙8の図示右
側端部8aが、紙送りローラ9と従動ローラ10とに狭
持される。
【0028】そして、紙送りローラ9を矢印E方向に回
転させて、記録用紙8を矢印Cの給紙方向における下流
側に搬送すると、図1に示すヘッドアップ状態の、サー
マルヘッド7とプラテンローラ3との間のインクリボン
13の下部に記録用紙8が搬送される。そして、記録用
紙8の図示左側の端部8bを用紙検出センサ(図示せ
ず)が検出して、紙送りローラ9の矢印E方向の回転が
停止する。それと共に、図2に示すように、ヘッドレバ
ー5を矢印Bの下方に回動させてサーマルヘッド7をヘ
ッドダウンさせ、プラテンローラ3にインクリボン13
と記録用紙8とを圧接狭持する。
【0029】そして、サーマルヘッド7の発熱素子に印
刷情報に従って選択的に通電して発熱させると共に、紙
送りローラ9を矢印F方向へ逆転させて、紙送りローラ
9で記録用紙8を矢印Dの排紙方向に牽引して搬送す
る。するとインクリボン13のインクが記録用紙8に転
写されて、記録用紙8に所望の色の画像が印刷される。
また、転写後のインクリボン13は、巻取りリール14
で巻取ることにより、転写前のインクリボン13の両
面、またはいずれか一方の面が、第2クリーニングロー
ラ19に当接して引き出される。そして、1枚の記録用
紙8に最初の行から最終行まで連続して画像印刷するこ
とができる。
【0030】また、本発明の熱転写プリンタ1で、例え
ばカラー印刷を行う場合には、少なくとも、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3原色の3色の
インクを記録用紙9の矢印Dの排紙方向に沿って面順次
に繰り返し塗布したマルチカラーインクリボンと称され
るカラーインクリボンを用いて、Y、M、Cの3色のイ
ンクを重ね印刷することにより、記録用紙9にカラー画
像を印刷可能になっている。
【0031】そして、カラーインクリボンを用いてカラ
ー印刷を行う際には、例えば最初にY(イエロー)の色
の画像を印刷し、このY(イエロー)の色の印刷が終わ
りと、記録用紙9を矢印Cの給紙方向に戻し、矢印Dの
排紙方向に搬送しながら、Y(イエロー)の色の画像の
上に、M(マゼンタ)の画像を重ね印刷し、これらの動
作を繰り返して、またC(シアン)のインクを重ね印刷
して、所望のカラー画像が印刷できるようになってい
る。前述したような第1、第2クリーニングローラ1
7、19は、印刷を繰り返すことにより粘着力が低下す
るが、巻取りリール15に巻回したインクリボン13が
なくなると、リボンカセット16が交換されて、第1、
第2クリーニングローラ17、19も新しくなり、粘着
力は初期状態に復活するようになっている。
【0032】
【発明の効果】本発明の熱転写プリンタのリボンカセッ
トは、記録用紙がサーマルヘッドとプラテンローラとの
間に給紙される給紙方向におけるサーマルヘッドより上
流側に位置するリボンカセットの一部に、前記記録用紙
の印刷面側に弾接可能な第1クリーニングローラを配設
したので、給紙部から給紙されてくる印刷前の記録用紙
の印刷面側に付着している紙粉等のゴミを、第1クリー
ニングローラに粘着させて除去することができる。その
ために、ゴミ等によるドット抜けのない高印刷品質の画
像を印刷可能な熱転写プリンタを提供できる。
【0033】また、カセット載置部に載置した前記リボ
ンカセットは、巻取りケースを給紙方向における前記サ
ーマルヘッドより上流側に配置し、供給ケースを前記給
紙方向の前記サーマルヘッドより下流側に配置し、前記
第1クリーニングローラを前記巻取りケース側に配設し
たので、印刷前の記録用紙に付着しているゴミを確実に
第1クリーニングローラに粘着させて除去することがで
きる。
【0034】また、前記リボンカセットは、前記第1ク
リーニングローラを前記記録用紙側に弾性付勢するバネ
部材を配設したので、記録用紙に反り等があったとして
も、この反りに追従して第1クリーニングローラを上下
動させて記録用紙に弾接して、ゴミ等を除去することが
できる。
【0035】また、前記リボンカセットは、インクリボ
ンを供給ケースから引き出しするためのリボン引き出し
口を有し、このリボン引き出し口に第2クリーニングロ
ーラを配設し、この第2クリーニングローラが、前記リ
ボン引き出し口から引き出された前記インクリボンのい
ずれか一方の面、または一方と他方の両面に当接するよ
うにしたので、インクリボンに付着しているゴミ等を第
2クリーニングローラで粘着して除去することができ
る。そのために、高印刷品質の画像を印刷することがで
きる。また、第1、第2クリーニングローラは、印刷を
繰り返すことにより粘着力が低下するが、巻取りリール
に巻回したインクリボンがなくなって、リボンカセット
を新しいものに交換すると、第1、第2クリーニングロ
ーラも新しくなり、粘着力は初期状態に復活させること
ができ、第1、第2クリーニングローラのメンテナンス
の必要のない、取り扱い性の良い熱転写プリンタを提供
できる。
【0036】また、前記第1、第2クリーニングローラ
は、表面に粘着材を接着しているので、記録用紙、また
はインクリボンに付着しているゴミ等を確実に粘着して
除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの要部断面図である。
【図2】図1の印刷動作を説明する要部断面図である。
【図3】本発明の熱転写プリンタの要部外観図である。
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 2 本体ケース 3 プラテンローラ 4 回動支点 5 ヘッドレバー 6 ヘッド取付台 7 サーマルヘッド 8 記録用紙 9 紙送りローラ 10 従動ローラ 11 駆動モータ 12 歯車群 13 インクリボン 14 巻取りリール 15 供給リール 16 リボンカセット 16a 巻取りケース 16b 供給ケース 16c 引き出し口 17 第1クリーニングローラ 18 バネ部材 19 第2クリーニングローラ 20 カセット載置部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子を有するサーマルヘッド
    と、このサーマルヘッドが接離可能なプラテンと、この
    プラテンと前記サーマルヘッドとの間に圧接狭持可能な
    記録用紙とインクリボンと、このインクリボンを収納す
    るリボンカセットと、このリボンカセットを載置したカ
    セット載置部とを備え、前記記録用紙が前記サーマルヘ
    ッドと前記プラテンとの間に給紙される給紙方向におけ
    る前記サーマルヘッドより上流側に位置する前記リボン
    カセットの一部に、前記記録用紙の印刷面側に弾接可能
    な第1クリーニングローラを配設したことをことを特徴
    とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録用紙は、印刷時および印刷後に
    おける排紙方向が前記給紙方向と反対方向に搬送され、
    前記リボンカセットは、前記インクリボンの一端部を巻
    回した巻取りリールを収納する巻取りケースと前記イン
    クリボンの他端部を巻回した供給リールを収納する供給
    ケースとを有し、前記カセット載置部に載置した前記リ
    ボンカセットは、前記巻取りケースを前記給紙方向にお
    ける前記サーマルヘッドより上流側に配置し、前記供給
    ケースを前記給紙方向における前記サーマルヘッドより
    下流側に配置し、前記第1クリーニングローラを前記巻
    取りケース側に配設したことを特徴とする請求項1記載
    の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記リボンカセットは、前記第1クリー
    ニングローラを前記記録用紙側に弾性付勢するバネ部材
    を配設したことを特徴とする請求項1、または2記載の
    熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記リボンカセットは、前記供給リール
    に巻回した前記インクリボンを前記供給ケースから引き
    出しするためのリボン引き出し口を有し、このリボン引
    き出し口に第2クリーニングローラを配設し、この第2
    クリーニングローラが、前記リボン引き出し口から引き
    出された前記インクリボンのいずれか一方の面、または
    一方と他方の両面に当接するようにしたことを特徴とす
    る請求項2、または3記載の熱転写プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2クリーニングローラは、
    表面に粘着材を接着していることを特徴とする請求項4
    記載の熱転写プリンタ。
JP2000318227A 2000-10-13 2000-10-13 熱転写プリンタ Withdrawn JP2002120446A (ja)

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