JP3705424B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷情報に基づいてサーマルヘッドの複数の発熱素子を選択的に発熱させることにより、インクリボンのインクを記録用紙に転写して印刷を行うのに好適な熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱転写プリンタは、サーマルヘッドが、例えば記録用紙の印刷行方向の印刷範囲に対向し得る長さを有するラインサーマルヘッドからなり、このようなサーマルヘッドを有する熱転写プリンタの印刷動作は、サーマルヘッドと回転自在のプレテンローラとの間に、リボンカセットから供給されたインクリボンと、給紙部から給紙された記録用紙とを位置させる。
この時、給紙部から給紙される記録用紙は、紙送りローラの回転で、給紙方向の下流側に搬送されて、最初の印刷行をサーマルヘッドに位置合わする頭出しが行われる。
【0003】
次に、サーマルヘッドをヘッドダウンさせて、プラテンローラにインクリボンと記録用紙とを圧接狭持し、サーマルヘッドの複数の発熱素子を、印刷情報に基づいて選択的に発熱させながら、紙送りローラにより記録用紙を給紙方向の上流側に牽引する。
すると、プラテンローラが回転し、インクリボンも記録用紙と同方向に牽引される。そして、インクリボンのインクが記録用紙に転写されて、記録用紙に所望の文字等の画像が印刷される。
また、印刷に供した後のインクリボンは巻取りリールに巻取りされる。
【0004】
また、印刷する画像がカラーの場合は、第1の印刷動作で、紙送りローラにより給紙された記録用紙の頭出しを行ってサーマルヘッドをヘッドダウンさせる。
そして、記録用紙を給紙方向の上流側に牽引することにより、カラーインクリボンの、例えばイエローのインクが転写されて、記録用紙にイエローの色の画像が印刷される。
【0005】
次に、第2の印刷動作で、サーマルヘッドをヘッドアップさせると共に、紙送りローラを反転させることにより、イエローの色の画像が印刷がされた記録用紙を給紙方向の下流側に戻す。
そして、記録用紙の最初の印刷行をサーマルヘッドに位置合わして、イエローの色の画像の上からマゼンタの色のインクを重ね印刷する。
その後、第3の印刷動作でマゼンタの色の画像の上からシアンの色のインクを、第2の印刷動作と同じ動作で重ね印刷することにより、記録用紙に所望のカラー画像を印刷することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような複数回の印刷動作で、記録用紙9を往復移動させながらカラー印刷を行う従来の熱転写プリンタは、第2、第3の印刷動作で、記録用紙を給紙方向の下流側に戻す時に、サーマルヘッドとプラテンローラとの間を通過した記録用紙の端部が、インクリボンに当接して、インクリボンのインクが部分的にライン状に剥離されることがある。
【0007】
このように、インクリボンのインクが部分的にライン状に剥離されると、印刷画像の一部にライン状のインクがない部分(ホワイトライン)が発生して、印刷品質が低下するおそれがあった。
また、第2、第3の印刷動作で、記録用紙を給紙方向の下流側に搬送するとき、インクリボンが若干弛んでいる場合に、インクリボンは巻取りリールに巻取られて動きが停止しているので、下流側に搬送する記録用紙の表面がインクリボンのインク面に接触して擦れることがある。
このような、インクリボンのインク面に記録用紙が接触して擦れると、インクリボンのインクが記録用紙に付着し、記録用紙に汚れが発生するおそれがあった。
【0008】
また、サーマルヘッドをヘッドダウンさせて印刷中に、紙送りローラにより強制的に給紙方向の上流側に記録用紙を牽引している時のインクリボンは、一方の面であるインク面側は記録用紙に密着している。
そのために、インクリボンは記録用紙の移動に連動して移動するが、他方の面がサーマルヘッドに圧接されて摩擦抵抗が発生しているので、印刷中におけるインクリボンと記録用紙とは、相対速度が若干異なり、走行中のインクリボンに巻乱れ等の障害が発生するおそれがあった。
このような、印刷中のインクリボンに巻乱れ等の障害が発生すると、インクリボンにシワ等が発生して、印刷品質が低下するおそれがあった。
【0009】
本発明は、前述したような問題点に鑑みてなされたもので、給紙部から給紙する記録用紙の給紙方向におけるプラテンより下流側に、インクリボンと記録用紙とを分離する分離部材を配設して、記録用紙を給紙方向の下流側、及び上流側に繰り返し搬送しても記録用紙の汚れ、あるいは印刷品質が低下しない熱転写プリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の熱転写プリンタは、複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドが圧接可能なプラテンと、リボンカセットに収納したインクリボンと、給紙部に位置させた記録用紙とを備え、
前記記録用紙と前記インクリボンとは、前記サーマルヘッドと前記プラテンとの間に搬送して、ヘッドダウンさせた前記サーマルヘッドにより前記プラテンに圧接狭持可能とし、
前記給紙部から前記サーマルヘッドと前記プラテンとの間に給紙される前記記録用紙の給紙方向と印刷時における前記記録用紙の搬送方向とが逆方向である熱転写プリンタであって、
前記印刷時の用紙搬送方向における前記プラテンより流側に前記インクリボンと前記記録用紙とを分離する分離部材を配設した構成とした。
【0011】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記分離部材と対向する位置に、前記インクリボンの幅方向をガイド可能なリボンガイド部材を配設した構成とした。
【0012】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記リボンガイド部材は、前記インクリボンの幅方向をガイドする一対のガイド部と、この一対のガイド部に挟まれた部分で前記分離部材と対向する位置に前記インクリボンが摺接可能なリボン摺接部とを有し、前記ガイド部は前記分離部材側に突出形成され、前記分離部材が前記リボンガイド部材側に弾性付勢されて前記ガイド部が前記分離部材に当接時は、前記分離部材と前記リボン摺接部との間に所定寸法の隙間が形成されるような構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の熱転写プリンタの実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の熱転写プリンタの要部断面図であり、図2は図1の動作を説明する要部断面図であり、図3は本発明に係わる分離部材とリボンガイド部とを示す要部斜視図であり、図4は図3のD部拡大図であり、図5は本発明の熱転写プリンタの要部外観図である。
【0014】
まず、本発明の1実施の形態の熱転写プリンタ1は、図1、図2に示すように、2点鎖線で示す本体ケース2内に、回転自在のローラからなるプラテン3が配設され、このプラテン3は回転軸3aの両端部が本体ケース2の側壁に軸支されている。
また、図示右側の回動支点4を支点として矢印A、B方向の上下方向に回動自在のヘッドレバー5が配設されている。
【0015】
このヘッドレバー5の回動支点4と反対側の端部には、略矩形で図3に示すように、矢印Cの方向に長尺状のヘッド取付台6が取り付けられ、このヘッド取付台6を介してサーマルヘッド7がヘッドレバー5に取り付けられている。
そして、サーマルヘッド7は、ヘッドレバー5を矢印A、Bの上下方向に回動させることにより、ヘッドアップ・ダウンしてプラテン3に圧接可能になっている。
【0016】
前記サーマルヘッド7は、ラインサーマルヘッドからなり、プラテン3と対向する部分の印刷面には、図3に示すヘッド取付台6の矢印Cの長手方向である、後述する記録用紙9の印刷行方向の印刷範囲に相当する長さに亘って、複数の発熱素子(図示せず)が整列して形成されている。
【0017】
前記サーマルヘッド7は、例えばヘッド取付台6に取り付けられたドライバー部(図示せず)に電気的に接続されており、印刷情報(印刷データ)に基づいてドライバー部から送られてくる制御指令により、各発熱素子(図示せず)が選択的に発熱されるようになっている。
【0018】
また、ヘッド取付台6は、図3に示す矢印Cの長手方向の寸法が、後述するインクリボン15の幅寸法より若干大きめに形成されている。前記ヘッド取付台6には、後述するインクリボン15の幅方向をガイド可能なリボンガイド部材8が取り付けられている。
このリボンガイド部材8は、サーマルヘッド7に接続されるドライバー部を保護する、ドライバー保護部8aと、印刷中のインクリボン15が摺接可能なリボン摺接部8bとを有し、リボン摺接面8bを移動するインクリボン15に、蛇行等の障害が発生しないようになっている。
また、リボンガイド部材8は、その両端部に互いに対向する取付基部8dが形成され、この取付基部8dがヘッド取付台6の両端部にネジ等で取り付けられて固着されている。
また、リボンガイド部材8は、取付基部8dの図示右側に円弧状のガイド部8cが後述する分離部材20側に突出形成されている。
前記ガイド部8cの円弧状の円弧径は、図4に示すように、リボン摺接部8bの円弧径より大きく形成されている。
【0019】
また、図1に示す本体ケース2の左側には給紙部(図示せず)が形成され、この給紙部には、例えば普通紙からなる記録用紙9が複数枚積層して収納されている。そして、記録用紙9は、図1に示すピックアップローラ10の矢印J方向への回転により、給紙部から矢印Eの給紙方向に搬送可能になっている。
また、矢印Eの給紙方向におけるプラテン3の上流側には、回転可能な紙送りローラ11と従動ローラ12とが、圧接した状態で配設されている。
【0020】
そして、紙送りローラ11と従動ローラ12との間に圧接狭持した記録用紙9は、紙送りローラ9を時計回り方向に回転させることにより、矢印Eの給紙方向に給紙されて、ヘッドアップ状態のサーマルヘッド7とプラテン3との間を、一端部9aが通過する。
そして、サーマルヘッド7とプラテン3との間を通過した記録用紙9の一端部9aは、後述する分離部材19まで搬送されると、分離部材19の下面に案内されて更に下流側に搬送されるようになっている。
【0021】
また、紙送りローラ11は、図5に示すような、本体ケース2の側壁の外面に配設されたステッピングモータ等からなる駆動モータ13の駆動力が、歯車群14(図5に一部のみ図示)を介して伝達されて回転駆動可能になっている。
また、紙送りローラ11により矢印Eの給紙方向に給紙される記録用紙9は、図1に示す左側の他端部9bが、紙送りローラ11近傍まで搬送されると、用紙検出センサ(図示せず)が他端部9bを検出する。
そして、記録用紙9が紙送りローラ11と従動ローラ12との間から外れる前に紙送りローラ11の回転が停止するようになっている。
【0022】
また、ヘッドアップ状態におけるプラテン3とサーマルヘッド7との間で、矢印Eの給紙方向に給紙される記録用紙9の上部には、インクリボン15が位置するようになっている。
このインクリボン15は、樹脂材料からなるベースフィルムを有し、このベースフィルムの一方の面である図示下面側に所望の色のインクが塗布されてインク面が形成されている。
また、インクリボン15は、その幅寸法が、記録用紙9の印刷行方向の印刷幅寸法より若干大きく形成されて、巻取りリール16と供給リール17とに端部が巻回された状態でリボンカセット18に収納されている。
【0023】
また、リボンカセット18は、巻取りリール16に巻回したインクリボン15を収納する巻取りケース18aと、供給リール17に巻回したインクリボン15を収納する供給ケース18bとが連結されて形成されている。
このようなリボンカセット18は、ヘッドレバー5を矢印Aの上方に大きく回動させことにより、図5に示すカセット載置部19に載置可能になっている、
また、カセット載置部19に載置したリボンカセット18は、矢印Eの給紙方向におけるサーマルヘッド7より上流側に巻取りケース18aが位置し、下流側に供給ケース18bが位置するようになっている。
また、カセット載置部19に載置したリボンカセット18は、インクリボン15とプラテン3との間に所定寸法の隙間が形成されて、矢印Eの給紙方向に給紙中の記録用紙9が、搬送可能になっている。
【0024】
また、矢印Eの給紙方向におけるプラテン3の下流側には、分離部材20が配設されている。この分離部材20は、分離部21とアーム部22とからなり、図3に示す分離部21の矢印Cの長手方向の寸法は、ヘッド取付台6の矢印Cの長手方向の寸法より長く形成されている。
そして、分離部材20は、アーム部22が本体ケース2に形成した支持部23に回動自在に支持可能になっている。
また、支持部23に支持された分離部材20は、ネジリコイルバネからなるバネ部材24により、分離部21が上方のリボンガイド部材8側に弾性付勢されて当接するようになっている。
【0025】
そして、ヘッドレバー5を矢印Bの下方に回動させて、サーマルヘッド7をヘッドダウンさせた時に、図4に示すように、リボンガイド部材8のガイド部8bが分離部材20に当接して下方に押圧する。
このリボンガイド部材8が分離部材20に当接時は、図4に示すように、分離部材20とリボン摺接部8bとの間に所定寸法の隙間Gが形成される。
この隙間Gによって、インクリボン15がリボン摺接部8bを摺接して移動しても、インクリボン15のインクが分離部材20によって剥離されることがない。
【0026】
また、図1に示すように、紙送りローラ11を時計回り方向に回転させて、矢印Eの給紙方向に給紙する記録用紙9は、後述する印刷動作時に、図2に示すように、紙送りローラ11を反時計回り方向に反転させると、矢印Eの逆方向の矢印Fの搬送方向に搬送可能になっている。この矢印F方向に搬送時の記録用紙9は、他端部9bがピックアップローラ10に当接すると、ピックアップローラ10は、矢印J方向に回転しているので、ピックアップローラ10の上方側に排紙されるようになっている。
即ち、本発明の熱転写プリンタ1は、矢印Eの給紙方向と印刷時における記録用紙9の矢印Fの搬送方向とが逆方向になっている。
【0027】
また、図1に示すように、紙送りローラ11を時計回り方向に回転させて、矢印Eの給紙方向に給紙する記録用紙9は、後述する印刷動作時に、図2に示すように、紙送りローラ11を反時計回り方向に反転させると、矢印Fの排紙方向に排紙可能になっている。この排紙時の記録用紙9は、他端部9bがピックアップローラ10に当接すると、ピックアップローラ10は、矢印J方向に回転しているので、ピックアップローラ10の上方側に排紙されるようになっている。
【0028】
次に、本発明の熱転写プリンタ1による印刷動作を説明すると、まず、ヘッドレバー5を矢印Aの上方に大きく回動させて、カセット載置部19にリボンカセット18を載置し、その後、ヘッドレバー5を、図1に示すヘッドアップ状態の位置まで回動させる。この時インクリボン15とプラテン3との間には所定の隙間が形成される。
また、給紙部(図示せず)から給紙される記録用紙9は、ピックアップローラ10の回転で、矢印Eの給紙方向に搬送され、その一端部9aが紙送りローラ11と従動ローラ10とに圧接狭持される。
【0029】
次に、紙送りローラ11を時計回り方向に回転させると、記録用紙9の一端部9aが、図1に示すヘッドアップ状態の、サーマルヘッド7とプラテン3との間のインクリボン15の下部を通過して、分離部材20の分離部21に案内されて更に矢印Eの給紙方向の下流側に搬送される。
そして、記録用紙9の他端部9bを用紙検出センサ(図示せず)が検出して、紙送りローラ11の回転が停止すると、記録用紙9の頭出しが行われる。
その後、図2に示すように、ヘッドレバー5を矢印Bの下方に回動させてサーマルヘッド7をヘッドダウンさせ、プラテン3にインクリボン15と記録用紙9とを圧接狭持する。
【0030】
次に、紙送りローラ11を反時計方向に反転させると共に、サーマルヘッド7の発熱素子に印刷情報に従って選択的に通電することにより、矢印Fの搬送方向に牽引する記録用紙9に、インクリボン15のインクが転写されて、記録用紙9に所望の色の画像が印刷される。また、インクを転写後のインクリボン15は、巻取りリール16に巻取られる。
そして、1枚の記録用紙9に最初の行から最終行まで連続して文字等の画像を印刷することができる。
【0031】
また、本発明の熱転写プリンタ1で、例えばカラー印刷を行う場合には、インクリボン15のインク塗布面に、少なくともY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3原色の3色のインクを、順次繰り返し塗布したマルチカラーインクリボンと称されるカラーインクリボンを収納したリボンカセット18をカセット載置部19に載置する。
【0032】
そして、第1の印刷動作で、給紙部から矢印Eの給紙方向に給紙した記録用紙を、矢印Fの搬送方向に搬送しながら、例えばY(イエロー)の色の画像を印刷し、このY(イエロー)の色の画像印刷が終わりと、記録用紙9を再度矢印Eの給紙方向に戻し、Y(イエロー)の色の画像の上に、M(マゼンタ)の画像を重ね印刷し、これらの動作を繰り返して、C(シアン)の色のインクを重ね印刷して、所望のカラー画像を印刷するようになっている。
このようなカラー印刷を行う場合は、記録用紙9を矢印Eの給紙方向に繰り返し搬送時に、記録用紙9の一端部9aが分離部材20の分離部21に当接して案内されるので、一端部9aがインクリボン15に当接することがない。
そのために、インクリボン15のインクが部分的に剥離されるようなことがないので、ホワイトライン等の発生を防止でき、高品質の印刷ができる。
【0033】
本発明の実施の形態の説明では、ヘッド取付台6とリボンガイド部材8とを別部材のもので説明したが、ヘッド取付台6とリボンガイド部材8とを同一の材料で一体形成したものでも良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明の熱転写プリンタは、印刷時の用紙搬送方向におけるプラテンより流側にインクリボンと記録用紙とを分離する分離部材を配設したので、記録用紙を給紙時に記録用紙一端部が分離部材に当接して下流側に案内される。そのために、記録用紙の一端部がインクリボンのインク面に当接してインクが部分的に剥離されてホワイトライン等の発生を防いで、高品質の印刷が可能な熱転写プリンタを提供できる。
【0035】
また、分離部材と対向する位置に、インクリボンの幅方向をガイド可能なリボンガイド部材を配設したので、記録用紙とインクリボンの接触圧によるリボン張力変動を押さえることができ、印刷中のインクリボンに蛇行等の発生がなく、インクリボンのシワの発生を防止できる。
【0036】
また、ガイド部は分離部材側に突出形成され、分離部材をリボンガイド部材側に弾性付勢してガイド部が前記分離部材に当接時は、分離部材とリボン摺接部との間に所定寸法の隙間が形成されるので、リボン摺接部をインクリボンが摺接しても、インクリボンのインク面が分離部材に接触しない。
そのために、インクリボンのインクが剥離されず高品質の印刷を可能な熱転写プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの要部断面図である。
【図2】図1の動作を説明する要部断面図である。
【図3】本発明に係わる分離部材とリボンガイド部とを示す要部斜視図である。
【図4】図3のD部拡大図である。
【図5】 本発明の熱転写プリンタの要部外観図である、
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ
2 本体ケース
3 プラテン
4 回動支点
5 ヘッドレバー
6 ヘッド取付台
7 サーマルヘッド
8 リボンガイド部材
8a ドライバー保護部
8b リボン摺接部
8c ガイド部
9 記録用紙
9a 一端部
9b 他端部
10 ピックアップローラ
11 紙送りローラ
12 従動ローラ
13 駆動モータ
14 歯車群
15 インクリボン
16 巻取りリール
17 供給リール
18 リボンカセット
18a 巻取りケース
18b 供給ケース
18c 引き出し口
19 カセット載置部
20 分離部材
21 分離部
22 アーム部
23 支持部
24 バネ部材

Claims (3)

  1. 複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドが圧接可能なプラテンと、リボンカセットに収納したインクリボンと、給紙部に位置させた記録用紙とを備え、
    前記記録用紙と前記インクリボンとは、前記サーマルヘッドと前記プラテンとの間に搬送して、ヘッドダウンさせた前記サーマルヘッドにより前記プラテンに圧接狭持可能とし、
    前記給紙部から前記サーマルヘッドと前記プラテンとの間に給紙される前記記録用紙の給紙方向と印刷時における前記記録用紙の搬送方向とが逆方向である熱転写プリンタであって、
    前記印刷時の用紙搬送方向における前記プラテンより流側に前記インクリボンと前記記録用紙とを分離する分離部材を配設したことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 前記分離部材と対向する位置に、前記インクリボンの幅方向をガイド可能なリボンガイド部材を配設したことを特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタ。
  3. 前記リボンガイド部材は、前記インクリボンの幅方向をガイドする一対のガイド部と、この一対のガイド部に挟まれた部分で前記分離部材と対向する位置に前記インクリボンが摺接可能なリボン摺接部とを有し、前記ガイド部は前記分離部材側に突出形成され、前記分離部材を前記リボンガイド部材側に弾性付勢して前記ガイド部が前記分離部材に当接時は、前記分離部材と前記リボン摺接部との間に所定寸法の隙間が形成されるようにしたことを特徴とする請求項2記載の熱転写プリンタ。
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