JPH1034987A - 熱転写記録装置及び熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録装置及び熱転写記録方法

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JPH1034987A
JPH1034987A JP8207658A JP20765896A JPH1034987A JP H1034987 A JPH1034987 A JP H1034987A JP 8207658 A JP8207658 A JP 8207658A JP 20765896 A JP20765896 A JP 20765896A JP H1034987 A JPH1034987 A JP H1034987A
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JP
Japan
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thermal transfer
transfer sheet
nip
roller
sheet
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Application number
JP8207658A
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English (en)
Inventor
Naoki Yoshida
直樹 吉田
Tatsuya Kita
達哉 北
Naoji Shibazaki
直司 柴崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被熱転写シートの斜行等の搬送経路に対する
搬送ズレを矯正し、また、多色印字時等の色ズレを防
ぐ。 【解決手段】 回転駆動するグリップローラ10に対し
て被熱転写シート1を押圧し挟持するニップローラ11
及び12を複数配置し、ニップローラのニップ圧をニッ
プ圧可変機構で可変し、被熱転写シートの搬送ズレ矯正
時は、被熱転写シートが多少スリップする程度の弱圧
に、印字時はスリップしない様に強圧とする。シートが
斜めに装着されても弱圧の為にスリップして矯正され、
また印字時は強圧の為にスリップせず色ズレが生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された被熱転
写シートの搬送方法を採用した熱転写記録装置及び記録
方法に関する。特に被熱転写シートの斜行等の搬送経路
に対する搬送ズレを矯正し、また、印字時の色ズレを防
止できる熱転写記録装置及び熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録方式とは、基材シートの一方
の面に色材層が設けられた熱転写シートと、必要に応じ
て画像受容層が設けられた被熱転写シートとを、サーマ
ルヘッド等の選択加熱デバイスとプラテンローラとの間
で圧接し、画像情報に応じて選択加熱デバイスの発熱部
分を選択的に発熱させ、熱転写シートの色材層に含まれ
る少なくとも色材を被転写体に移行させて、画像を記録
する方式である。中でも感熱溶融転写方式と感熱昇華転
写方式とが広く用いられている。いずれの方式もイエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色或いはこれにブラックを加
えた4色の熱転写シートを用いて、被熱転写シート上に
これらの3色或いは4色を重ねて記録することにより、
多色或いはフルカラー画像の形成が可能である。
【0003】ところで、多色或いはカラー画像を記録す
る場合には、選択加熱デバイスとプラテンローラとの間
に被熱転写シートを3回又は4回通す必要がある。この
為、従来は、熱転写記録装置内での被熱転写シートの搬
送方法として、プラテンローラに被熱転写シートを巻き
付けてプラテンローラを正逆回転させる方法や、被熱転
写シートの先端部分を挟持したまま水平に前後移動させ
る方法が用いられてきた。しかし、近年、装置の小型化
や制御の単純化の為に、また被熱転写シートを挟持する
為の余白部分を不要にする為に、グリップローラとグリ
ップローラに対向して配置されたニップローラとで被熱
転写シートを挟持して、グリップローラを正逆回転させ
て前後に搬送する方法が用いられている。
【0004】この様な、グリップローラとニップローラ
とで被熱転写シートを挟持して搬送する従来の熱転写記
録装置の概略装置構成図を図11に示す。多色記録時に
おける被熱転写シートの従来の搬送方法を、同図に示す
熱転写記録装置200に基づいて説明する。被熱転写シ
ート1は、被熱転写シート供給ロール2から長尺帯状で
供給し、印字後は、カッタ22で所望の長さにカットし
てカットシートとし、これを排紙ローラ23で排紙トレ
イ24まで搬送する。被熱転写シート1は、一本のグリ
ップローラ10とそれに対向して配置された一本のニッ
プローラ11とで搬送時は挟持して搬送する。なお、被
熱転写シート搬送の為の駆動は通常はグリップローラ1
0のみであるが、ニップローラ11のみ、或いは両方を
駆動させる。また、被熱転写シート1は、プラテンロー
ラ9の上流側及び下流側では各々ガイト板21により案
内されて搬送される。一方、熱転写シート3は熱転写シ
ート供給ロール4から長尺帯状で供給し、印字使用後は
回転駆動される熱転写シート巻取ロール5で巻き取る。
【0005】次にこの様な装置で、被熱転写シートの初
期位置出しから印字、そして排紙までの搬送方法を、図
12で説明する。印字に先立つ初期位置出しでは、被熱
転写シート1は、グリップローラ10とニップローラ1
1とで挟持して搬送し、サーマルヘッド8の位置よりも
下流側の排紙トレイ24の方向へ印字に必要な長さ分だ
け繰り出して印字開始位置とする。一方、熱転写シート
3は、各色毎の頭出用検知マークが設けられており、こ
れをセンサで検知して第1色目の頭出しを行い、所定の
待機位置まで搬送して停止し印字待機状態とする〔図1
2(a)〕。
【0006】そして印字の際は、サーマルヘッド8とプ
ラテンローラ9とで、熱転写シート3を被熱転写シート
1に圧接し、熱転写シート3の(図面右方向への)搬送
と共に、被熱転写シート1をグリップローラ10とニッ
プローラ11で挟持してグリップローラを逆回転(図面
で右回り)駆動させて被熱転写シート供給ロール2の方
向の上流側に搬送しながら、サーマルヘッド8により画
像情報に応じた熱エネルギーを熱転写シート3に印加す
ることによって、被熱転写シート1上に熱転写シート3
の色材を転写して第1色目の画像を記録する〔図12
(b)〕。続けて、熱転写シート3は第2色目の頭出し
を行い、第1色目の画像が形成された被熱転写シート1
は、グリップローラ10を正回転(図面で左回り)させ
て印字前の元の印字開始位置まで下流側に搬送し、以降
は第1色目と同様にして第2色目の画像を形成する。更
に第3色目の画像を同様にして重ねて記録し、被熱転写
シート1上に多色印字によるカラー画像を記録する。
【0007】その後、グリップローラ10を左回りに回
転させて被熱転写シート1を排紙トレイ24側の下流方
向に搬送し、被熱転写シート1の切断箇所をカッタ22
の位置まで搬送して切断し、1対の排紙ローラ23で切
断後の被熱転写シートを挟持して搬送して排紙トレイ2
4上に排出する〔図12(c)〕。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様な従来の熱転写記録装置及び熱転写記録方法では、被
熱転写シートを搬送する為のグリップローラとニップロ
ーラとによるグリップ力は、全ての動作状況で満足でき
るものではなく以下に述べる問題があった。グリップロ
ーラ10には、滑り防止の為に、円柱状のシャフト表面
に種々の方法で微細な凹凸が設けたものが使用される。
一方、ニップローラ11は円柱状のシャフトにゴムを巻
き付け、更に必要に応じて被覆やコーティングを施した
ものが使用される。従って、グリップローラの表面凹凸
で被熱転写シートの記録面が凹凸にならない様に、グリ
ップローラは被熱転写シートを裏面側から、ニップロー
ラは表面側から挟持する様にしている。しかし、被熱転
写シートのグリップ力は、グリップローラ表面の凹凸の
形状やサイズやパターン、或いはニップローラの硬度、
ニップ圧力、さらに、被熱転写シートの剛性、及びその
表面や裏面の状態等の種々の要因によって影響を受け
る。そして、用いる被熱転写シートの剛性や表面/裏面
状態によっては、十分なグリップ力を得るために大きな
ニップ圧力が必要とされることがある。グリップ力が不
十分であると、グリップローラと被熱転写シートとの間
で滑りが生じ、所望の搬送量と実際の搬送量との間に差
が発生し、多色記録時に各色間の流れ方向の見当がずれ
たり、記録された画像の流れ方向の長さが異なり、色ズ
レの原因となっていた。また後者は、単色記録でも予想
した長さと異なる点で印字ズレとなっていた。色ズレ
(印字ズレも含む)は、簡易的にはニップ圧力を大きく
してグリップ力を増大させれば減少する。しかし、裏面
から当接するグリップローラの表面凹凸の跡が被熱転写
シートによっては表側の印字面に現れて印字品質を低下
させたり、装置の機械的剛性を上げる必要性が生じたり
してしまうので、ニップ圧力増大には限度がある。
【0009】そこで、これを回避するために、被熱転写
シートの材質や層構成を制限したり、印字時にプラテン
ローラも駆動させたり、色ズレを目立たなくするために
印字領域を小さく限定したりしていた。また、熱転写記
録装置内に多くの画面数分の熱転写シートを収納する
と、その供給ロールの径は大きくなる。そして、使用と
共に供給ロール径は小さくなり、巻き取りロール径は大
きくなり、それに伴い熱転写シートのフロントテンショ
ン及びバックテンションが変動し、この影響で被熱転写
シートを搬送するグリップローラ及びニップローラにか
かる負荷も大きく変動し、色ズレやスキュー(斜め搬送
=斜行)の原因にもなっていた。
【0010】また、被熱転写シートを装着後の初期位置
出しでは、装着が手作業のため、被熱転写シートが多少
斜めに装着されることもあり、これが矯正されないまま
であると斜行という、搬送経路に対する搬送ズレとなっ
て現れる。斜行はそのままでは何時までも修正されず、
斜行により搬送が安定せず、流れ方向や幅方向の色ズレ
を生じる。そこで、装着後の初期位置出しの際には、被
熱転写シートを所定の印字開始位置まで搬送する過程
で、グリップローラとニップローラとで被熱転写シート
を挟持して搬送はするが、多少なりとも滑りを生じさせ
るグリップ力で搬送して、幅方向の位置を規制するシー
トガイド等により斜行を矯正する必要があった。しか
し、滑りを生じさせるグリップ力は、印字時には逆に色
ズレが発生する原因となるという問題があった。また、
被熱転写シートが既に装着されていても、装置電源がオ
フ時にはニップローラの変形防止等の為に、被熱転写シ
ートはグリップローラとニップローラとで挟持されてお
らず解放状態となる。したがって、次の電源オン後に被
熱転写シートをグリップするまでの間の放置状態で、被
熱転写シートが振動や温湿度変化等で動いて斜めとなる
こともあった。この為、電源オン直後は搬送ズレ矯正の
為に、前後にカラ搬送させることが望ましかった。この
様に従来はグリップ力は一定であり、印字時に要求され
る滑らないグリップ力と、搬送ズレの矯正に要求される
若干滑るグリップ力の両方を満足するものではなかっ
た。
【0011】そこで、本発明の第1の目的は、色ズレを
防止すべく、グリップローラとニップローラとによる被
熱転写シートの挟持に十分なグリップ力を与えることが
できる熱転写記録装置及び熱転写記録方法を提供するこ
とである。また、本発明の第2の目的は、被熱転写シー
トの装着時に生じ易い斜行という搬送ズレを矯正でき、
しかも印字時には色ズレを防止できる熱転写記録装置及
び熱転写記録方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の熱転写記
録装置及び熱転写記録方法では、熱転写シートから転写
移行する色材で画像が記録される被熱転写シートを搬送
する手段として、グリップローラと該グリップローラに
対向して被熱転写シートを挟持するためのニップローラ
とを備えた熱転写記録装置において、ニップローラをグ
リップローラの円周上に2本以上配置した構成とした。
その結果、一本のニップローラのニップ圧はそのままで
も総合的なグリップ力を大きくでき、グリップローラの
表面凹凸が印字面に現れない様にした。また、グリップ
ローラとニップローラとによるニップ圧を段階的に可変
するニップ圧可変機構により、状況に応じてニップ圧を
適宜調整することで、被熱転写シートの搬送経路に対す
る搬送ズレの矯正に最適な僅かに滑るニップ圧と、印字
時の色ズレ防止に最適な滑らない程度のニップ圧を使い
分ける様にした。具体的には、ニップ圧を搬送ズレ矯正
時は弱圧に、印字時は強圧とする。搬送ズレ矯正時は弱
圧なので被熱転写シートが挟持はされるも僅かに滑り搬
送ズレが矯正され、印字時は強圧のニップ圧で滑らず色
ズレが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱転写記装置およ
び熱転写記録方法を詳述する。先ず、図1は本発明の熱
転写記録方法を実施し得る、本発明の実施熱転写記録装
置の概略装置構成図である。また、図2は、被熱転写シ
ートを搬送するグリップローラ及びニップローラ周辺の
要部斜視図である。図に示す本発明の熱転写記録装置1
00では、被熱転写シート搬送手段として1本のグリッ
プローラ10と2本のニップローラとして、ニップロー
ラ11と、ニップローラ11と同一のものからなるが、
グリップローラ円周上での配置が異なるニップローラ1
2とを備えている。グリップローラ10は図示しない駆
動モータにより正逆両方向に回転駆動され、ニップロー
ラ11及びニップローラ12は回動自在にグリップロー
ラ10に対して配置されている。その他は、従来の熱転
写記録装置として例示した図11と同様である。なお、
本発明では十分なグリップ力を得られるので、プラテン
ローラ9は駆動させても、駆動させなくても良い。ま
た、被熱転写シート1の先端は排紙ローラ23と排紙ト
レイ24間にあるシートガイド25で幅方向を規制され
ている。また、ガイド板21でも幅方向を規制しても良
い。図2は、本発明の熱転写記録装置のニップローラ周
辺の要部斜視図である。一本のグリップローラ10に対
して、2本のニップローラ11及び12が配置されてお
り、ニップローラ11及び12は、その両端をハの字形
の支持具13の先端に回動自在に固定され、支持具13
は、その中央部のシャフト14を回動軸として回動自在
となっている。被熱転写シート1の装着時は、被熱転写
シート供給ロール2から供給され、グリップローラ10
とニップローラ11及び12の間を通り、サーマルヘッ
ドとプラテンローラの印字部を経て、排出ローラ23の
先に配置されたシートガイド25まで通す。被熱転写シ
ートの幅方向の規制は、図3の如く、紙管6に巻き取ら
れた被熱転写シート供給ロール2を、幅方向規制板7で
左右両端から規制し、また、図2の如く被熱転写シート
供給ロール2から繰り出した被熱転写シート1の搬送の
先端でシートガイド25でも左右両端から規制して、斜
めに装着され斜行が生じることを極力防いでいる。
【0014】また、ニップ圧は、ニップ圧可変手段であ
るニップ圧可変機構により可変される。図4〜6は、こ
のようなニップ圧可変機構の一形態を示す。本形態の場
合、ニップローラのニップ圧は、強加圧、弱加圧、及び
解放の3段階に可変する。図4は強加圧状態、図5は弱
加圧状態、図6は解放状態である。
【0015】図4〜図6において、ニップローラ11及
び12は、支持具13の先端に回動自在に固定され、支
持具13は、その中央部のシャフト14でレバー32に
回動可能に軸支されている。レバー32は、加圧支点3
0を回動軸とするシャフト15に回動可能に軸支され、
加圧支点30を挟んで支持具13の反対側の端部でバネ
42に接続され、バネ42の収縮力によって加圧支点3
0回りに図面で左回り方向の回転力が作用する。この回
転力でニップローラ11及び12はグリップローラ10
に押圧されグリップ力が発生する。なお、レバー32の
回転力は、2本のニップローラ11及び12に支持具1
3を経由して等分されて、略同一のニップ圧が作用する
様にしてある。また、シャフト15にはレバー31も、
レバー32に隣接して加圧支点30を回動軸として回動
可能に軸支され、レバー31はバネ41の収縮力によっ
て、加圧支点30回りに左回り方向の回転力が作用す
る。また、レバー31及びレバー32を軸支するシャフ
ト15には、圧力切り替えアーム60が固定され、圧力
切り替えアーム60の図面下方の先端部側面には、圧力
切り替えカム61のカム面が接する。
【0016】また、レバー31には、2本のピン51及
び52が設けられ、ピン51はレバー32側(紙面に向
かって裏面側)に突設され、ピン52は圧力切り替えカ
ム62側(紙面に向かって手前側)に突設されている。
レバー31はレバー32に隣接して設けられているの
で、レバー31から突出したピン51の先端部は、レバ
ー32に穿孔されピン51よりも大きく開孔した係合孔
53の内部に嵌入されている。また、加圧支点30を回
動軸とするシャフト15には圧力切り替えカム62が固
定され、略円形で半径が異なる部分で円周に段差がある
カム面となっている。この圧力切り替えカム62はシャ
フト15と共に回動する。そして、ピン52は、ニップ
圧の解放時に圧力切り替えカム62の段差部分のカム面
で押圧される様になっている。なお、圧力切り替えカム
61は図示しないDCモータ等の駆動用モータで回動駆
動される。また、ニップ圧はバネ41及び42、又はバ
ネ42のみの収縮力から与えられる。また、グリップロ
ーラ、シャフト、プラテンローラ等を固定するフレーム
等は図示を省略してある。
【0017】そして、この様な機構によって、グリップ
ローラとニップローラ間に挟持される被熱転写シートを
挟持するニップ圧は、“強加圧”、“弱加圧”、及び
“解放”の3段階に切り替えが可能となる。
【0018】先ず、図4の“強加圧”の状態から、ニッ
プ圧可変動作を更に詳述する。バネ42が収縮すること
により発生する、レバー32を加圧支点30を中心に左
回転させる力と、バネ41によるレバー31の左回転力
がピン51に働くことにより発生する、レバー32を加
圧支点30を中心に左回転させるピン51経由の左回転
力、との合計が2本のニップローラ11及び12に作用
してニップ圧が加えられた状態である。なお、レバー3
1の左回りの回転力はレバー31に突設されたピン51
が、係合孔53の上側側面に当接して押圧することによ
り、レバー32に伝達される。
【0019】次に、図5の“弱加圧”の状態では、図4
に示した“強加圧”の状態から、圧力切り替えカム61
が回転し、カムのA面に代わってB面が圧力切り替えア
ーム60を押し付ける。その結果、加圧支点30を通る
シャフト15が右回りに回転し、シャフト15に固定さ
れている圧力切り替えカム62も右回りに回転し、ピン
52を押し付けて右回りにピン52を回動させることに
より、レバー31が右回りに回転し、レバー31に突設
されたピン51により発生していた、レバー32を更に
左回転させる力が解除される。バネ42の収縮力で発生
するレバー32を加圧支点30を中心に左回りに回転さ
せる力のみが、ニップローラ11及び12に作用して、
ニップ圧がかかる。
【0020】次に、図6は“解放”の状態を示す。圧力
切り替えカム61が更に回転しカムのC面が圧力切り替
えアーム60を押しつける。圧力切り替えアーム60が
図5の“弱加圧”の状態から更に押しつけられて右回転
することにより、圧力切り替えカム62が右回転してそ
の円周の段差部分のカム面がピン52を押し付けて、ピ
ン52が右回りに回動することによりレバー31が右回
転し、また、レバー31に突設されているピン51が係
合孔53の下側の側面を押し付け、レバー32を右回転
させる力が発生し、ニップローラ11及び12がグリッ
プローラ10から離間する。
【0021】なお、圧力切り替えカム61の回動軸に
は、図7の如き切欠の入った2枚の回転板71及び72
が固定され、それぞれの円周上に設けられた切欠を2個
の光学センサで検知して、所望の回転位置で圧力切り替
えカム61の駆動用モータの駆動が停止する様になって
いる。図7を説明すれば、回転板71は切欠73a及び
73bを有し、回転板72は切欠74a及び74bを有
する。カム回転位置センサ81は回転板71の切欠を、
カム回転位置センサ82は回転板72の切欠を検知す
る。図7(a)の圧力切り替えカム61のカム面Aが圧
力切り替えアーム60を押圧する“強加圧”状態では、
回転板71及び回転板72の両方の切欠73a及び74
aがカム回転位置センサ81及び82で検知され、両方
のセンサの検知出力が「1」の状態により“強加圧”状
態の回転位置と判断される。図7(b)の圧力切り替え
カム61のカム面Bが圧力切り替えアームを押圧する
“弱加圧”状態では、回転板72の切欠74bのみがカ
ム回転位置センサ82で検知される。カム回転位置セン
サ81の検知出力が「0」で、カム回転位置センサ82
の検知出力が「1」の状態により、“弱加圧”状態の回
転位置と判断される。図7(c)の圧力切り替えカム6
1のカム面Cが圧力切り替えアームを押圧する“解放”
状態では、回転板71の切欠73bのみがカム回転位置
センサ81で検知される。カム回転位置センサ81の検
知出力が「1」で、カム回転位置センサ82の検知出力
が「0」の状態により、“解放”状態の回転位置と判断
される。
【0022】次に、上述の形態の装置において、被熱転
写シートの装着から印字までの動作を、図8及び図9の
動作チャートを参照しながら、更に説明する。
【0023】先ず、図8は被熱転写シートの装着から初
期位置出しまでの動作チャートである。被熱転写シート
を装着すべく、熱転写記録装置のプリンタ上部カバーを
開けると、カバーオープンセンサが検知し、これを受け
て圧力切り替えカム駆動モータが回転して、カム回転位
置センサ81が1、カム回転位置センサ82が0になる
と回転を停止し、圧力切り替えカム61を解放の状態に
する(図6)。この結果、グリップローラとニップロー
ラ間に空隙ができる。この状態で、被熱転写シート供給
ロール2を収納して、被熱転写シート1の先端をロール
から引き出し、グリップローラ9とニップローラ11及
び12間、さらに、サーマルヘッド8とプラテンローラ
9間へと通し、さらに下流側のカッタ22、排紙ローラ
23を通し、さらにその先にあるシートガイド25(図
1、図2参照)まで搬送経路に従って手作業で通す。次
に、被熱転写シートの初期位置出しと、装着時の搬送経
路に対するズレを矯正する。すなわち、被熱転写シート
を装着してプリンタ上部カバーを閉じると、カバーオプ
ンセンサは閉を検知し、これを受けて、圧力切り替えカ
ム駆動モータが回転して、カム回転位置センサ81が
0、カム回転位置センサ82が1になると回転を停止
し、圧力切り替えカム61を弱加圧の状態にする。次
に、グリップローラ駆動モータが正回転して、被熱転写
シートを所定量の長さだけ下流方向へ搬送して停止し、
カッタ駆動モータが駆動してカッタ22を動作させ、被
熱転写シートの先端をカットし不要の被熱転写シートは
排出する。次いで、グリップローラ駆動モータを逆回転
して、所定(例えば、サーマルヘッド近傍)の印字開始
位置に配置されるまで、被熱転写シートを上流側に逆送
する。そして、弱加圧の状態で印字の待機をする。
【0024】以上の搬送状態ではニップ圧は弱加圧で、
グリップローラと被熱転写シートとの間で若干の滑りが
生じる程度の圧に設定してある。この状態で搬送する
と、被熱転写シートの供給ロールに取り付けられた幅方
向規制板と、排紙トレイ付近に設けられたシートガイド
とに沿う様に修正搬送されることで、斜行という被熱転
写シートの搬送経路に対する搬送ズレが矯正される。か
くして、被熱転写シートを装着後の初期位置出しが完了
する。
【0025】次に、多色の印字から排紙までの動作を図
9の動作チャートで説明する。先ず、ホストコンピュー
タから送られた印字開始コマンドを受けて、圧力切り替
えカム駆動モータが、カム回転位置センサ81及び82
が1の状態になるまで駆動して、ニップ圧を強加圧の状
態にする。次に、熱転写シート巻取ロールの巻取モータ
が駆動して、先ずイエローの頭出し(Y頭出し)を行い
印字開始位置となる。一方、被熱転写シートは、グリッ
プローラ駆動モータを駆動して、ホストコンピュータか
ら送られた先端余白長さ、印字長さ、後端余白長さの和
の分を繰り出しておく。続いて、ヘッド上下駆動モータ
を駆動してサーマルヘッドを下ろし、熱転写シートと被
熱転写シートとをプラテンローラに押圧する。なお、ヘ
ッド駆動モータによるサーマルヘッドのUP/DOWN
は、図10の如く、偏心カム16を駆動モータで回転さ
せることで、サーマルヘッドを上下にスライドさせる。
図10(a)はUP状態、図10(b)はDOWN状態
である。
【0026】以上で印字待機が完了すると、グリップロ
ーラ駆動モータを逆転駆動させ、また熱転写シート巻取
モータも駆動させ、更に被熱転写シート巻取モータ(被
熱転写シートを巻き取る様に被熱転写シート供給ロール
を逆転駆動するモータ)を駆動させつつ、サーマルヘッ
ドを駆動して画像情報に応じて発熱させ、イエローの印
字(Y印字)を行い所望の画像を記録する。被熱転写シ
ート供給ロールを逆転駆動するのは、印字時に上流側に
逆送されてくる被熱転写シートが、たるんだり、コシが
強い場合には外側に膨らんだりして、皺になったり、傷
が付いたりするのを防止する為である〔図12(b)参
照〕。そこで、搬送に影響を与えない程度の微弱なテン
ションをかけながら巻き取る。また、供給ロールは正転
時はグリップローラ駆動による搬送に対して従動とな
り、被熱転写シート巻き取りモータ駆動部に設けられ摩
擦クラッチにより適度なバックテンションが与えられ
る。なお、たるみや、皺等が問題にならなければ、被熱
転写シート供給ロールの逆転駆動は省略しても良い。
【0027】そして、ヘッド駆動が終了しY印字が完了
すると、グリップローラ駆動モータ、熱転写シート巻取
モータ及び被熱転写シート巻取モータは停止し、次い
で、ヘッド上下駆動モータが駆動してサーマルヘッドを
UP状態にした後、グリップローラ駆動モータが正転し
て、被熱転写シートを印字開始位置まで下流側に搬送す
る。以降は、Y印字の時と同様にして、マゼンタ(M印
字)、シアン(C印字)について、順次同様に繰り返し
て印字する。最後のカラーの印字が終了して、サーマル
ヘッドがUP状態になると、圧力切り替えカム駆動モー
タが駆動して、弱加圧状態にした後、グリップローラ駆
動モータが正転して、被熱転写シートをカット位置まで
下流側に搬送し、カッタ駆動モータが駆動して、被熱転
写シートをカットする。なお、最後のカラーの印字終了
後に、熱転写シート巻取モータは、次の準備の為に、Y
頭出しを行っておく。かくして、多色のカラー画像の記
録が行われる。
【0028】以上、本発明の熱転写記録装置及び熱転写
記録方法について、その一形態を図面により詳述してき
たが、本発明はこれら図面の構成に限定されるものでは
ない。例えば、上述の説明では、グリップローラ1本に
対してニップローラ2本を配置した形態を説明したが、
本発明では、グリップローラ1本に対して配置するニッ
プローラは複数本であれば特に限定はなく、例えばニッ
プローラは3本でも良い。また、上記説明では、2本の
ニップローラは同一の支持具によって支持された構成で
あったが、独立に支持できる機構でも良く、また、独立
にニップ圧を調整できる機構であってもよい。また、各
ニップローラのニップ圧は均等であっても、均等でなく
ても良い。また、ニップ圧の可変は、強加圧/弱加圧/
解放の3段階としたが、被熱転写シートの搬送ズレ矯正
と、印字時の色ズレ防止の為には、少なくともこの3段
階あれば良く、例えば多種類の被熱転写シートに対応す
る為等と、適宜その他の目的に応じて4段階(強/中/
弱/解放)等としても良い。また、ニップローラの回転
は通常は自在回転であるが、駆動回転でも良い。また、
複数のニップローラ径は同径、異径のいずれでも良い。
【0029】なお、強加圧、弱加圧の具体的圧力は、用
いる被熱転写シートの表面状態等で異なり一概には言え
ないが、弱加圧は被熱転写シートの斜行が矯正される程
度に滑る程度であれば良い。また、ニップ圧可変機構と
して、バネが接続された2種類のレバーの回転力によ
り、3段階に可変する機構を例示したが、用いるバネの
力は収縮力でも良いし、反発力でも良い。また、バネは
コイルバネで例示したが、その他に板バネ、渦巻きバ
ネ、竹の子バネ等のバネでも良い。また、エアシリンダ
や油圧シリンダ等のアクチュエータを用いることも可能
である。また、バネ類とアクチュエータ類を併用しても
良い。
【0030】また、上述の説明では、複数ニップローラ
と、ニップ圧可変との両方を採用した形態であったが、
いずれか一方のみを採用した装置及び方法でも、本発明
は構わない。単数ニップローラでも、被熱転写シートの
種類によっては強圧にしてもグリップローラ凹凸の影響
が印字面に現れないこともあり、この場合においてニッ
プ圧可変を採用すれば、搬送ズレ矯正と、色ズレ防止を
両立できる。また、ニップ圧可変をしなくても、被熱転
写シートが元から枚葉で供給される場合には、斜行の影
響はロールで供給されるよりも軽微であり、この場合に
おいて複数ニップローラを採用すれば、グリップローラ
凹凸の影響が被熱転写シート印字面に現れることを防止
しつつ、色ズレを防止できる。また、グリップローラは
円柱状の一本ものでもよいし、一本の中で幅方向で複数
に分割されていても良い。また、グリップローラはサー
マルヘッドに対して上流側、下流側のどちらに配置して
もよい。
【0031】なお、本発明では、被熱転写シートの搬送
の為のグリップローラとニップローラとの組み合わせ、
また、ニップローラのニップ圧を可変する為のニップ圧
可変機構に特徴があり、熱転写記録装置としてのその他
の機構は、従来公知の熱転写記録装置の各種機構及び各
種構成要素を採用できる。例えば、グリップローラとし
ては、通常は滑り防止の為に円柱状のシャフト表面に種
々の方法で微細な凹凸が設けたものが使用される。ニッ
プローラとしては、円柱状のシャフトにゴムを巻き付
け、更に必要に応じて被覆やコーティングを施したもの
が使用される。
【0032】また、本発明の熱転写記録方法および熱転
写記録装置で用い得る熱転写シートとしては、従来公知
の感熱昇華転写方式の熱転写シートや感熱溶融転写方式
の熱転写シートのどちらでも良い。また、これら両方式
を併用した熱転写シートでも良い。なお、被熱転写シー
トは、感熱昇華転写方式用は、通常は受容層が設けらた
ものが使用される。また、用い得る被熱転写シートの形
態としては、長尺帯状のロール状のもの以外に、枚葉で
あっても何ら構わない。
【0033】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により説明
する。
【0034】(実施例)図4〜図6に示した機構によ
り、ニップ圧を強、弱、及び解放の3段階に可変できる
ニップローラ2本をグリップローラ1本に対して備えた
図1の様な熱転写記録装置とした。また、搬送ズレの矯
正には、図2及び図3の如き、幅方向規制板及びシート
ガイドを用いた。グリップローラにはコランダム法で製
造された粗さ#240の表面を持つ直径40mm、幅2
20mmのものを用いた。ニップローラには、直径14
mmの金属シャフトにゴムを2mm厚に巻き付けて製作
した幅214mmものを用いた。グリップローラに対し
て2本のニップローラは回転角で約60度の角度を持た
せて配置した。ニップ圧は印字時の強加圧状態における
被熱転写シート全幅で合計12kgの圧力(ニップロー
ラ当たり6kg)に設定した。なお、被熱転写シート装
着時の弱加圧状態では合計2kgとした。そして、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの3色印字時の色ズレを次の様
にして測定した。先ず、被熱転写シートには210mm
幅で長尺帯状の被熱転写シートロールを用いた。一方、
熱転写シートには、供給ロール及び巻取ロールが一つの
カセットに収納されている、215mm幅の長尺帯状の
ものを用いた。熱転写シートの搬送は、フロントテンシ
ョンを1250g、バックテンションを1000gで行
った。また、印字画像は幅203mm幅×297mm長
(2400pixels×3507pixels)の大
きさでイエロー、マゼンタ、シアンの3色を重ね合わせ
た画像として、その画像は線幅1ドットで縦横5mmピ
ッチの格子を用いた。また各色とも最大階調値とし、A
4幅(210mm)の薄膜型ラインサーマルヘッド(平
均抵抗値約3300Ω)により、印加電圧16.0V、
印字周期6ms/line、パルスデューティ比90%
の条件で解像度300dpiで印字した。印字の結果、
印字物の色ズレは流れ方向及び幅方向ともに全く生じな
かった。また、印字面には、グリップローラ表面凹凸の
影響による凹凸は現出しなかった。
【0035】(比較例)実施例1で用いた熱転写記録装
置において、グリッブローラに被熱転写シートを押圧し
挟持するニップローラを1本のみとして、その代わりに
1本のニップローラのニップ圧を全幅で18kgに設定
した熱転写記録装置とした。その他は、実施例1と同様
にして印字したところ、印字物のイエローとシアンとの
色ズレが流れ方向で2ドット発生した。また、印字面に
は、グリップローラ表面凹凸が現れていた。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、装置の小型化や制御の
単純化のために、グリップローラとグリップローラに対
向するニップローラとで被熱転写シートを挟持して搬送
するようにしても、複数本のニップローラの採用によっ
て、ニップ圧を高めることなくグリップローラとニップ
ローラとによるグリップ力を強くすることができる。そ
のため、印字面の品質を落とすこと無く被熱転写シート
の剛性や、表面又は裏面、又はこれら両面の面状態等の
選択範囲を広くすることが可能で、用い得る被熱転写シ
ートの選択肢が広がる上に、印字ズレ、色ズレのない高
品質の印字物が得られる。また、常にグリップ力が強い
と、被熱転写シート装着時等に発生し易い斜行という搬
送ズレが修正されないが、本発明では、ニップ圧を可変
できるので、印字時に対して、初期位置出し時等の搬送
の際に、弱いニップ圧とすることで、被熱転写シートの
搬送ズレを矯正できる上、印字時には色ズレも防止で
き、搬送ズレ矯正と色ズレ防止の両立が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写記録装置の概略構成図。
【図2】本発明の熱転写記録装置のニップローラ周辺の
要部斜視図。
【図3】被熱転写シートの供給ロールにおける幅方向規
制板の説明図。
【図4】本発明におけるニップ圧可変の一例の説明図
(強圧時)。
【図5】本発明におけるニップ圧可変の一例の説明図
(弱圧時)。
【図6】本発明におけるニップ圧可変の一例の説明図
(解放時)。
【図7】圧力切り替えカムの位置検出の説明図。
【図8】被熱転写シートの装着から初期位置出しまでの
動作説明の動作チャート。
【図9】被熱転写シートの印字から排紙までの動作説明
の動作チャート。
【図10】サーマルヘッドのUP/DOWN動作の説明
図。
【図11】従来の熱転写記録装置の概略構成図。
【図12】多色印字時における被熱転写シートの搬送の
説明図。(a)は初期位置出し時、(b)は印字時、
(c)は排紙時。
【符号の説明】
1 被熱転写シート 2 被熱転写シート供給ロール 3 熱転写シート 4 熱転写シート供給ロール 5 熱転写シート巻取ロール 6 紙管 7 幅方向規制板 8 サーマルヘッド 9 プラテンローラ 10 グリップローラ 11 ニップローラ 12 ニップローラ 13 支持具 14 シャフト 15 シャフト 16 偏心カム 21 ガイド板 22 カッタ 23 排紙ローラ 24 排紙トレイ 25 シートガイド 30 加圧支点 32 レバー 31 レバー 42 バネ 41 バネ 51 ピン 52 ピン 53 係合孔 60 圧力切り替えアーム 61 圧力切り替えカム 62 圧力切り替えカム 71 回転板 72 回転板 73a、73b 切欠 74a、74b 切欠 81 カム回転位置センサ 82 カム回転位置センサ 100 本発明の熱転写記録装置 200 従来の熱転写記録装置 A 強加圧となるカム面 B 弱加圧となるカム面 C 解放となるカム面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写シートから移行する色材で画像が
    記録される被熱転写シートを、グリップローラとニップ
    ローラとで挟持して搬送する熱転写記録装置において、
    グリップローラ1本に対してニップローラを2本以上配
    置した、熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 熱転写シートから移行する色材で画像が
    記録される被熱転写シートを、グリップローラとニップ
    ローラとで挟持して搬送する熱転写記録装置において、
    被熱転写シートを挟持するニップ圧を、被熱転写シート
    の搬送経路に対する搬送ズレを矯正する時は、印字時よ
    りも弱い圧とするニップ圧可変手段を備えた請求項2記
    載の熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱転写記録装置に対し
    て、更に、請求項2記載のニップ圧可変手段を備えた、
    熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】 熱転写シートから移行する色材で画像が
    記録される被熱転写シートを、グリップローラとニップ
    ローラとで挟持して搬送する熱転写記録方法において、
    グリップローラ1本に対して配置された2本以上のニッ
    プローラで被熱転写シートを挟持して搬送する、熱転写
    記録方法。
  5. 【請求項5】 熱転写シートから移行する色材で画像が
    記録される被熱転写シートを、グリップローラとニップ
    ローラとで挟持して搬送する熱転写記録方法において、
    被熱転写シートを挟持するニップ圧を、被熱転写シート
    の搬送経路に対する搬送ズレを矯正する時は、印字時よ
    りも弱い圧として搬送ズレを矯正し、印字時は搬送ズレ
    矯正時よりも強い圧として色ズレを防止する、熱転写記
    録方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の熱転写記録方法と請求項
    5記載の熱転写記録方法とによる、熱転写記録方法。
JP8207658A 1996-07-19 1996-07-19 熱転写記録装置及び熱転写記録方法 Pending JPH1034987A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511170A (ja) * 2008-12-05 2012-05-17 コダック グラフィック コミュニケーションズ カナダ カンパニー 改良された媒体の装荷
JP2018163369A (ja) * 2018-06-21 2018-10-18 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
WO2019239512A1 (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 三菱電機株式会社 熱転写型のプリンタ、および、熱転写型の印画方法
US10807822B2 (en) 2017-03-31 2020-10-20 Seiko Epson Corporation Recording apparatus

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