JPH08290640A - 熱転写式記録装置 - Google Patents
熱転写式記録装置Info
- Publication number
- JPH08290640A JPH08290640A JP9840995A JP9840995A JPH08290640A JP H08290640 A JPH08290640 A JP H08290640A JP 9840995 A JP9840995 A JP 9840995A JP 9840995 A JP9840995 A JP 9840995A JP H08290640 A JPH08290640 A JP H08290640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- ink ribbon
- roller
- platen
- pressure roller
- Prior art date
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- Pending
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- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリボンに発生するしわを除去し、ジャ
ムの発生を防止する。 【構成】 記録媒体を搬送するプラテンに、感熱ヘッド
を対接可能に設ける。プラテンと感熱ヘッドとの間を通
過するように、熱転写式のインクリボン6を供給リール
から供給し巻取りリールに巻き取る。インクリボン6の
移動の途中に、インクリボン6を挾んでリボンローラ1
0と圧力ローラ11を圧接可能に設ける。リボンローラ
10と圧力ローラ11との圧接により、インクリボン6
に幅方向の張力を付与するように、圧力ローラ11を弾
性部材により中央部が大径で両端部へ至るほど次第に径
が小さくなる外形形状に形成する。
ムの発生を防止する。 【構成】 記録媒体を搬送するプラテンに、感熱ヘッド
を対接可能に設ける。プラテンと感熱ヘッドとの間を通
過するように、熱転写式のインクリボン6を供給リール
から供給し巻取りリールに巻き取る。インクリボン6の
移動の途中に、インクリボン6を挾んでリボンローラ1
0と圧力ローラ11を圧接可能に設ける。リボンローラ
10と圧力ローラ11との圧接により、インクリボン6
に幅方向の張力を付与するように、圧力ローラ11を弾
性部材により中央部が大径で両端部へ至るほど次第に径
が小さくなる外形形状に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写式記録装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやファクシミリ等の記録装置の
一形式として、熱転写式記録装置がある。これは極薄の
インクリボンに溶融ワックスや昇華染料を塗布した転写
シートを用い、感熱ヘッドの発熱により受像用の記録媒
体である記録紙に画像を転写して記録するようにしたも
のである。従来技術において、この極薄のインクリボン
は、供給リールから送り出されて、プラテンと感熱ヘッ
ドとの間を通過し、リボンガイドにガイドされて巻取り
リールで巻き取られるようになっている。そしてプラテ
ンにより記録紙が搬送され、プラテンと感熱ヘッドとの
間をインクリボンと記録紙が重なって通過する際に転写
が行われる。 カラー記録をする場合には、インク
リボンの長手方向に、所定の幅で減法混色による絵の具
の3原色であるイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C)にブラック(B)を加えた4色を繰り返して形
成したインクリボンを用いる。そして、1回目のプリン
ト工程では記録紙にY色が1画面分転写され、一旦感熱
ヘッドをプラテンから離して記録紙を1画面分逆転して
元の位置に戻し、2回目のプリント工程では記録紙にM
色が1画面分転写され、一旦感熱ヘッドをプラテンから
離して記録紙を再び1画面分逆転して元の位置に戻し、
3回目のプリント工程でC色が転写されて、一旦感熱ヘ
ッドをプラテンから離して記録紙を再び1画面分逆転し
て元の位置に戻し、4回目のプリント工程でB色が転写
され、明度の高い色から順に重ね転写をしてフルカラー
の記録を行なう。
一形式として、熱転写式記録装置がある。これは極薄の
インクリボンに溶融ワックスや昇華染料を塗布した転写
シートを用い、感熱ヘッドの発熱により受像用の記録媒
体である記録紙に画像を転写して記録するようにしたも
のである。従来技術において、この極薄のインクリボン
は、供給リールから送り出されて、プラテンと感熱ヘッ
ドとの間を通過し、リボンガイドにガイドされて巻取り
リールで巻き取られるようになっている。そしてプラテ
ンにより記録紙が搬送され、プラテンと感熱ヘッドとの
間をインクリボンと記録紙が重なって通過する際に転写
が行われる。 カラー記録をする場合には、インク
リボンの長手方向に、所定の幅で減法混色による絵の具
の3原色であるイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C)にブラック(B)を加えた4色を繰り返して形
成したインクリボンを用いる。そして、1回目のプリン
ト工程では記録紙にY色が1画面分転写され、一旦感熱
ヘッドをプラテンから離して記録紙を1画面分逆転して
元の位置に戻し、2回目のプリント工程では記録紙にM
色が1画面分転写され、一旦感熱ヘッドをプラテンから
離して記録紙を再び1画面分逆転して元の位置に戻し、
3回目のプリント工程でC色が転写されて、一旦感熱ヘ
ッドをプラテンから離して記録紙を再び1画面分逆転し
て元の位置に戻し、4回目のプリント工程でB色が転写
され、明度の高い色から順に重ね転写をしてフルカラー
の記録を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、熱転写式のイ
ンクリボンは3.5〜4.5μm程度の極めて薄いシー
ト材からできており、上記の従来技術ではインクリボン
に対して巻取り方向、即ちリボンの長手方向にのみ巻取
りトルクによる張力を付与している。インクリボンは、
溶融や昇華のために加えられる熱を受けて膨張するため
に、巻取りリールに巻き取られる際にインクリボンにリ
ボンの長手方向に沿って複数のしわが発生してしまい、
このしわが原因でインクリボンの巻き取りが正確に行わ
れなかったり、リボンの巻き取りジャム等が発生する問
題がある。このしわは、2つのリール間およびこれらの
リールとプラテンとの間に僅かでもずれがあると、その
発生は更に甚しくなる。しわの発生したインクリボンを
複数回使用する場合には、搬送中にリボンが蛇行した
り、転写される文字や画像が抜けて記録画像の品質が低
下したり、記録紙上に線状の汚れ(スマッジ)を発生し
たり等の問題を生じる。そこでインクリボンの巻取りト
ルクを大きくしてインクリボンに大きな張力を付与する
ことによりしわの防止を図ると、感熱ヘッドとプラテン
とが圧接していても、インクリボンのみが記録紙上を滑
ってしまい、印字品質が低下してしまう。また、インク
リボンの厚さを厚くしてしわの防止を図ると、熱伝導を
阻害して転写に不都合を生じることになる。そこで本発
明の目的は、簡単な構成でインクリボンのしわを除去す
ることによって、正確な巻取りが可能な熱転写式記録装
置を提供することにある。
ンクリボンは3.5〜4.5μm程度の極めて薄いシー
ト材からできており、上記の従来技術ではインクリボン
に対して巻取り方向、即ちリボンの長手方向にのみ巻取
りトルクによる張力を付与している。インクリボンは、
溶融や昇華のために加えられる熱を受けて膨張するため
に、巻取りリールに巻き取られる際にインクリボンにリ
ボンの長手方向に沿って複数のしわが発生してしまい、
このしわが原因でインクリボンの巻き取りが正確に行わ
れなかったり、リボンの巻き取りジャム等が発生する問
題がある。このしわは、2つのリール間およびこれらの
リールとプラテンとの間に僅かでもずれがあると、その
発生は更に甚しくなる。しわの発生したインクリボンを
複数回使用する場合には、搬送中にリボンが蛇行した
り、転写される文字や画像が抜けて記録画像の品質が低
下したり、記録紙上に線状の汚れ(スマッジ)を発生し
たり等の問題を生じる。そこでインクリボンの巻取りト
ルクを大きくしてインクリボンに大きな張力を付与する
ことによりしわの防止を図ると、感熱ヘッドとプラテン
とが圧接していても、インクリボンのみが記録紙上を滑
ってしまい、印字品質が低下してしまう。また、インク
リボンの厚さを厚くしてしわの防止を図ると、熱伝導を
阻害して転写に不都合を生じることになる。そこで本発
明の目的は、簡単な構成でインクリボンのしわを除去す
ることによって、正確な巻取りが可能な熱転写式記録装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の熱転写式記録装置は、記録媒体を搬送す
るプラテンに、記録媒体を介して対接可能に感熱ヘッド
が設けられており、プラテンと感熱ヘッドとの間を通過
するように、熱転写式のインクリボンが供給リールから
供給されて巻取りリールに巻き取られており、インクリ
ボンの移動の途中には、インクリボンを挾んでリボンロ
ーラと圧力ローラとが圧接可能に設けてある。このリボ
ンローラと圧力ローラとの圧接により、インクリボンに
幅方向の張力を付与するように、リボンローラと圧力ロ
ーラの少なくとも一方は、弾性部材により中央部が大径
で両端部へ至るほど次第に径が小さくなる外形形状に形
成されている。
めに、本発明の熱転写式記録装置は、記録媒体を搬送す
るプラテンに、記録媒体を介して対接可能に感熱ヘッド
が設けられており、プラテンと感熱ヘッドとの間を通過
するように、熱転写式のインクリボンが供給リールから
供給されて巻取りリールに巻き取られており、インクリ
ボンの移動の途中には、インクリボンを挾んでリボンロ
ーラと圧力ローラとが圧接可能に設けてある。このリボ
ンローラと圧力ローラとの圧接により、インクリボンに
幅方向の張力を付与するように、リボンローラと圧力ロ
ーラの少なくとも一方は、弾性部材により中央部が大径
で両端部へ至るほど次第に径が小さくなる外形形状に形
成されている。
【0005】
【実施例】図1に示すように、記録装置本体1には、紙
面に対して垂直方向にかつ水平にプラテン2が設けられ
ており、プラテン2が所定の回転速度で回転駆動される
ことにより、記録媒体である記録紙Pは、搬送ローラ
3,4によってプラテン2に印字可能に押え付けられて
印字部を通過して搬送される。プラテン2は、硬質ゴム
材等によって円筒状に形成されており、金属製のプラテ
ン軸2aを芯金としている。プラテン2の上方位置に
は、感熱ヘッド5が記録紙Pを間にしてプラテン5に向
って進退可能に設けてあり、印字部を構成している。記
録紙Pと感熱ヘッド5との間にはインクリボン6が通過
するようになっており、インクリボン6は供給リール7
から引き出されて印字部に供給されて、巻取りリール8
によって巻き取られる。印字部においては、インクリボ
ン6は記録紙Pと密着しており、印字部の下流側に設け
てあるピールプレート9によって、インクリボン6は記
録紙Pから引き離されて巻取りリール8へ搬送される。
ピールプレート9と巻取りリール8との間には、インク
リボン6を挾んで互いに圧接可能であるリボンローラ1
0と圧力ローラ11とが配設してある。インクリボン6
は両ローラ10,11の間を通過する間に、後で詳細に
説明するように加圧されて幅方向の張力が付与される。
またリボンローラ10と圧力ローラ11とは、プラテン
2の回転に同期した速度で回転駆動される。両ローラ1
0,11が離れている状態を図2(a)に示している。
下方に位置するリボンローラ10は、硬いゴムまたは金
属等の変形し難い材質で作られており、インクリボンの
幅よりも大きい全長を有し、左端から右端まで均一な径
で形成されている。上方に位置する圧力ローラ11は、
例えば、クロロプレン,NBR(ニトロブタジエンラバ
ー),シリコンゴム等の軟性弾性体で作られており、リ
ボンローラ10と同じ全長を有する。そして中央部11
aが大径で、両端部11b,11bへ行くに従って次第
に小径になる外径形状となっており、いわゆる太鼓形に
形成されている。
面に対して垂直方向にかつ水平にプラテン2が設けられ
ており、プラテン2が所定の回転速度で回転駆動される
ことにより、記録媒体である記録紙Pは、搬送ローラ
3,4によってプラテン2に印字可能に押え付けられて
印字部を通過して搬送される。プラテン2は、硬質ゴム
材等によって円筒状に形成されており、金属製のプラテ
ン軸2aを芯金としている。プラテン2の上方位置に
は、感熱ヘッド5が記録紙Pを間にしてプラテン5に向
って進退可能に設けてあり、印字部を構成している。記
録紙Pと感熱ヘッド5との間にはインクリボン6が通過
するようになっており、インクリボン6は供給リール7
から引き出されて印字部に供給されて、巻取りリール8
によって巻き取られる。印字部においては、インクリボ
ン6は記録紙Pと密着しており、印字部の下流側に設け
てあるピールプレート9によって、インクリボン6は記
録紙Pから引き離されて巻取りリール8へ搬送される。
ピールプレート9と巻取りリール8との間には、インク
リボン6を挾んで互いに圧接可能であるリボンローラ1
0と圧力ローラ11とが配設してある。インクリボン6
は両ローラ10,11の間を通過する間に、後で詳細に
説明するように加圧されて幅方向の張力が付与される。
またリボンローラ10と圧力ローラ11とは、プラテン
2の回転に同期した速度で回転駆動される。両ローラ1
0,11が離れている状態を図2(a)に示している。
下方に位置するリボンローラ10は、硬いゴムまたは金
属等の変形し難い材質で作られており、インクリボンの
幅よりも大きい全長を有し、左端から右端まで均一な径
で形成されている。上方に位置する圧力ローラ11は、
例えば、クロロプレン,NBR(ニトロブタジエンラバ
ー),シリコンゴム等の軟性弾性体で作られており、リ
ボンローラ10と同じ全長を有する。そして中央部11
aが大径で、両端部11b,11bへ行くに従って次第
に小径になる外径形状となっており、いわゆる太鼓形に
形成されている。
【0006】このような構成であるため、図2(b)に
示すように、インクリボン6を挾んで両ローラ10,1
1が圧接する時は、リボンローラ10は変形せず、圧力
ローラ11が弾性変形してリボンローラ10の全長に亘
って接する。このとき、図2(b)の矢印で示している
ように、中央部11aでは圧力ローラ11からリボンロ
ーラ10に垂直方向の大きな圧力が作用するが、圧力ロ
ーラ11自身が大径の中央部11aではその縦方向の圧
縮量が大きく、両端部11b,11bへ至るほどその縦
方向の圧縮量が減少することから、中央部11aから両
端部11bへ至る間では、両端部方向に傾斜した方向の
圧力が作用することになるので、インクリボン6には、
その幅方向(図2の左右方向)に張力が付与されること
になる。図1において想像線で示すように、インクリボ
ン6を掛け回す際には、圧力ローラ11をリボンローラ
10から離間するために、記録装置本体1の支軸1bに
開閉自在にヒンジ結合してある可動部材1a先端に突出
形成してある支持部1cに圧力ローラ11を回転自在に
支持してある。なお、可動部材1aを閉じても、圧力ロ
ーラ11の弾性力を受けて可動部材1aに支軸1bを支
点として開く方向への力が作用する。そのため、可動部
材1aの閉じた状態を維持するために、記録装置本体1
と可動部材1aとの間には図示しないロック手段が設け
てある。また、記録紙P及びインクリボン6を記録装置
本体1に掛け回す際に、感熱ヘッド5をプラテン2から
離間するために、この感熱ヘッド5を、図示しない可動
式の支持部材に直接設け、この感熱ヘッド5をプラテン
2に対して接離可能に支持してある。なお、圧力ローラ
11は、可動部材1aに設ける代りに上記した支持部材
に設けて構成してもよいし、この支持部材の変位に連動
して変位する他の部材に設けて構成してもよい。
示すように、インクリボン6を挾んで両ローラ10,1
1が圧接する時は、リボンローラ10は変形せず、圧力
ローラ11が弾性変形してリボンローラ10の全長に亘
って接する。このとき、図2(b)の矢印で示している
ように、中央部11aでは圧力ローラ11からリボンロ
ーラ10に垂直方向の大きな圧力が作用するが、圧力ロ
ーラ11自身が大径の中央部11aではその縦方向の圧
縮量が大きく、両端部11b,11bへ至るほどその縦
方向の圧縮量が減少することから、中央部11aから両
端部11bへ至る間では、両端部方向に傾斜した方向の
圧力が作用することになるので、インクリボン6には、
その幅方向(図2の左右方向)に張力が付与されること
になる。図1において想像線で示すように、インクリボ
ン6を掛け回す際には、圧力ローラ11をリボンローラ
10から離間するために、記録装置本体1の支軸1bに
開閉自在にヒンジ結合してある可動部材1a先端に突出
形成してある支持部1cに圧力ローラ11を回転自在に
支持してある。なお、可動部材1aを閉じても、圧力ロ
ーラ11の弾性力を受けて可動部材1aに支軸1bを支
点として開く方向への力が作用する。そのため、可動部
材1aの閉じた状態を維持するために、記録装置本体1
と可動部材1aとの間には図示しないロック手段が設け
てある。また、記録紙P及びインクリボン6を記録装置
本体1に掛け回す際に、感熱ヘッド5をプラテン2から
離間するために、この感熱ヘッド5を、図示しない可動
式の支持部材に直接設け、この感熱ヘッド5をプラテン
2に対して接離可能に支持してある。なお、圧力ローラ
11は、可動部材1aに設ける代りに上記した支持部材
に設けて構成してもよいし、この支持部材の変位に連動
して変位する他の部材に設けて構成してもよい。
【0007】このような構成であるので、記録する際に
は、感熱ヘッド5と圧力ローラ11とをそれぞれプラテ
ン2とリボンローラ10から離間しておき、記録紙Pを
プラテン2に巻回すると同時に、インクリボン6を供給
リール7から、感熱ヘッド5とプラテン2との間、及び
圧力ローラ11とリボンローラ10との間を通って、巻
取りリール8に巻き取らせるようセットした後、感熱ヘ
ッド5と圧力ローラ11とをそれぞれプラテン2とリボ
ンローラ10に圧接させる。感熱ヘッド5に与えられた
信号に基づいて記録紙Pに文字,画像の転写がなされた
後、インクリボン6はピールプレート9によって記録紙
Pから引き離され、リボンローラ10と圧力ローラ11
との間を通過する。このとき、先に説明した作用(図2
(b)参照)によってその幅方向の張力が付与されてイ
ンクリボン6の長手方向に沿って発生したしわが除去さ
れ、巻取りリール8に巻き取られる。多色の記録を行う
際にも、1色による1画像分の記録後に、記録紙Pのみ
を元の位置に逆転させて再度他の色の記録を行うことに
より所望の記録が可能である。
は、感熱ヘッド5と圧力ローラ11とをそれぞれプラテ
ン2とリボンローラ10から離間しておき、記録紙Pを
プラテン2に巻回すると同時に、インクリボン6を供給
リール7から、感熱ヘッド5とプラテン2との間、及び
圧力ローラ11とリボンローラ10との間を通って、巻
取りリール8に巻き取らせるようセットした後、感熱ヘ
ッド5と圧力ローラ11とをそれぞれプラテン2とリボ
ンローラ10に圧接させる。感熱ヘッド5に与えられた
信号に基づいて記録紙Pに文字,画像の転写がなされた
後、インクリボン6はピールプレート9によって記録紙
Pから引き離され、リボンローラ10と圧力ローラ11
との間を通過する。このとき、先に説明した作用(図2
(b)参照)によってその幅方向の張力が付与されてイ
ンクリボン6の長手方向に沿って発生したしわが除去さ
れ、巻取りリール8に巻き取られる。多色の記録を行う
際にも、1色による1画像分の記録後に、記録紙Pのみ
を元の位置に逆転させて再度他の色の記録を行うことに
より所望の記録が可能である。
【0008】なお、上記の実施例のように、圧力ローラ
11だけでなくリボンローラ10も太鼓形で弾性体で構
成してもよい。また、圧力ローラ11とリボンローラ1
0の配設位置も上例に限定されるものではなく、供給リ
ール7と巻取りリール8との間のインクリボン6の移動
の途中であればよい。なお、本発明は、昇華型の熱転写
プリンタや、溶融型の熱転写プリンタや、多孔質の合成
紙や多孔質のプレコートを用いた溶融浸透型の熱転写プ
リンタ等にも適用可能である。さらにプリンタの他、フ
ァクシミリその他の記録装置にも適用可能であり、単色
のインクリボンにも適用できる。
11だけでなくリボンローラ10も太鼓形で弾性体で構
成してもよい。また、圧力ローラ11とリボンローラ1
0の配設位置も上例に限定されるものではなく、供給リ
ール7と巻取りリール8との間のインクリボン6の移動
の途中であればよい。なお、本発明は、昇華型の熱転写
プリンタや、溶融型の熱転写プリンタや、多孔質の合成
紙や多孔質のプレコートを用いた溶融浸透型の熱転写プ
リンタ等にも適用可能である。さらにプリンタの他、フ
ァクシミリその他の記録装置にも適用可能であり、単色
のインクリボンにも適用できる。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の熱転写
式記録装置によれば、インクリボンを挾んでリボンロー
ラと圧力ローラとを圧接可能に設け、この圧接によりイ
ンクリボンに幅方向の張力を付与するように、リボンロ
ーラと圧力ローラの少なくとも一方を弾性部材により中
央部が大径で両端部へ至るほど次第に径が小さくなる外
形形状に形成してあるので、インクリボンにしわが発生
したままで巻取りリールに巻き取られることがなく、常
にしわのない状態で巻き取られるので、正確な巻取りを
確実に行うことができ、巻取りジャム等の発生を防止で
きる。また、簡単な構成であるので製造コストの上昇を
招くことはない。
式記録装置によれば、インクリボンを挾んでリボンロー
ラと圧力ローラとを圧接可能に設け、この圧接によりイ
ンクリボンに幅方向の張力を付与するように、リボンロ
ーラと圧力ローラの少なくとも一方を弾性部材により中
央部が大径で両端部へ至るほど次第に径が小さくなる外
形形状に形成してあるので、インクリボンにしわが発生
したままで巻取りリールに巻き取られることがなく、常
にしわのない状態で巻き取られるので、正確な巻取りを
確実に行うことができ、巻取りジャム等の発生を防止で
きる。また、簡単な構成であるので製造コストの上昇を
招くことはない。
【図1】本発明の一実施例を示す要部の一部断面側面図
である。
である。
【図2】(a)はリボンローラと圧力ローラの拡大展開
正面図、(b)は両ローラの圧接状態の拡大正面図であ
る。
正面図、(b)は両ローラの圧接状態の拡大正面図であ
る。
2 プラテン 5 感熱ヘッド 6 インクリボン 7 供給リール 8 巻取りリール 10 リボンローラ 11 圧力ローラ P 記録媒体
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体を搬送するプラテンに、上記記
録媒体を介して対接可能に感熱ヘッドが設けられてお
り、 上記プラテンと上記感熱ヘッドとの間を通過するよう
に、熱転写式のインクリボンが供給リールから供給され
巻取りリールに巻き取られており、 上記インクリボンの移動の途中に、上記インクリボンを
挾んでリボンローラと圧力ローラとが圧接可能に設けて
あり、 上記リボンローラと上記圧力ローラとの圧接により、上
記インクリボンに幅方向の張力を付与するように、上記
リボンローラと上記圧力ローラの少なくとも一方は弾性
部材により中央部が大径で両端部へ至るほど次第に径が
小さくなる外形形状に形成されていることを特徴とする
熱転写式記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9840995A JPH08290640A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 熱転写式記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9840995A JPH08290640A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 熱転写式記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290640A true JPH08290640A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14219040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9840995A Pending JPH08290640A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 熱転写式記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08290640A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020116821A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システム |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9840995A patent/JPH08290640A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020116821A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写システム |
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