JPH05162394A - カラー画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動構造 - Google Patents

カラー画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動構造

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JPH05162394A
JPH05162394A JP3352004A JP35200491A JPH05162394A JP H05162394 A JPH05162394 A JP H05162394A JP 3352004 A JP3352004 A JP 3352004A JP 35200491 A JP35200491 A JP 35200491A JP H05162394 A JPH05162394 A JP H05162394A
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JP
Japan
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recording paper
platen roller
roller
clamper
recording
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JP3352004A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Tamura
敏春 田村
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05162394A publication Critical patent/JPH05162394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数回の画像形成の走査工程の間に記録紙を画
像形成開始位置に戻す際、記録紙に弛みが生じたり過剰
な張力が作用してクランプ位置がずれたりすることのな
い、カラー画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動
構造。 【構成】クランパ70で記録紙4を保持し、クランパ7
0の移動でプラテンローラ34と該プラテンローラ34
に圧接された記録ヘッドの50と間を走査移動させ、こ
の走査工程を複数回繰返してカラー画像形成を行なうカ
ラー画像形成装置であって、プラテンローラ34を回転
駆動する駆動モータからプラテンローラ34に至る駆動
力伝達系に所定トルク以上で空転可能な摩擦クラッチが
介設されると共に、クランパ70が走査工程の間に画像
形成開始位置に戻る際にはプラテンローラ34がクラン
パ70の移動速度より速い周速で回転駆動されるよう設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙を移動可能な記
録紙保持手段で保持し、該記録紙上への画像形成の為の
一方向の走査をその移動によって行うカラー画像形成装
置に於て、記録ヘッドが対向配置されると共に記録紙を
搬送駆動するカラー画像形成装置に於るプラテンローラ
回転駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装
置に於る記録(画像形成)方式の一つに、記録紙の幅方
向に移動可能な記録ヘッド又は記録紙の幅方向全域に亙
って記録素子を配列した記録ヘッドを備えると共に、記
録紙を記録ヘッドの移動方向又は素子配列方向と直交す
る方向に移動させつつ画像形成するものがある。つま
り、記録ヘッド等によって主走査を行ない、記録紙の移
動で副走査を行なうものである。このような記録紙の移
動によって副走査を行なう画像形成装置に於る記録紙の
移動搬送構成として、記録紙の先端を保持可能な保持手
段(クランパ)を記録紙の走査方向に移動可能に設け、
該クランパで記録紙の先端を保持して移動することによ
って記録紙を移動駆動するよう構成としたものがある。
この構成は、画像形成時に於る記録紙の移動管理を正確
に行なうことができる為、特に、同一記録紙上に複数回
の画像形成を行なう必要のあるカラーの画像形成装置に
適する。
【0003】前記記録ヘッドには、記録紙を記録ヘッド
に極力均一な押圧力で押圧し得るようにその表面がゴム
等の所定の弾性を有する素材によって形成されたプラテ
ンローラが対向配置されており、該プラテンローラによ
ってクランパに保持されて移動駆動(副走査)される記
録紙が圧接・密着されるようになっていると共に、記録
ヘッドはプラテンローラに対して離接移動可能に構成さ
れ、クランパによって記録紙を保持する際には、記録ヘ
ッドをプラテンローラから離間させ得るようになってい
る。又、プラテンローラは、回転駆動可能に構成される
と共にピンチローラが圧接配置されており、ピンチロー
ラによって記録紙をプラテンローラに圧接させて該プラ
テンローラを回転駆動することにより、記録紙をクラン
パによる保持位置まで搬送することができるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き構成のカラー画像形成装置では、同一記録紙上に複
数回の画像形成を行なう際、その都度記録紙を画像形成
開始位置に戻さなければならないが、この時、記録紙に
弛みが生じたり過剰な張力が作用してクランプ位置がず
れたりすることがないようにクランパの後退速度とプラ
テンローラの逆転周速を高精度で一致させる必要があ
り、構成や制御が複雑化するという問題があった。尚、
記録紙が弛むと記録紙に皺が生じ、クランプ位置がずれ
ると色ずれが生じて画像形成不良となる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、複数
回の画像形成の走査工程の間に記録紙を画像形成開始位
置に戻す際、記録紙に弛みが生じたり過剰な張力が作用
してクランプ位置がずれたりすることのない、カラー画
像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動構造の提供、
を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的達成の為、本発明
に係るカラー画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆
動構造は、プラテンローラにピンチローラが圧接配置さ
れ、記録紙をプラテンローラの回転によってピンチロー
ラとの間に挟んで記録紙保持手段の保持位置迄搬送駆動
すると共に、該記録紙を記録紙保持手段で保持して該記
録紙保持手段の移動によってプラテンローラと該プラテ
ンローラに圧接された記録ヘッドの間を走査移動させ、
この走査工程を複数回繰返してカラー画像形成を行なう
カラー画像形成装置に於て、プラテンローラを回転駆動
する駆動手段からプラテンローラに至る駆動力伝達系に
所定トルク以上で空転する摩擦クラッチが介設されると
共に、記録紙保持手段が走査工程の間に画像形成開始位
置に戻る際にはプラテンローラが記録紙保持手段の移動
速度より速い周速で回転駆動されるよう設定されて構成
されている。本構成によれば、複数回の画像形成の走査
工程の間に記録紙を初期位置(画像形成開始位置)に戻
す際には、移動速度より速い周速で回転駆動されるプラ
テンローラによって記録紙が引っ張られるが、この引っ
張り力は摩擦クラッチの作用によって所定値以上となら
ず、記録紙は適度の張力が作用した状態で記録紙保持手
段の移動速度で初期位置に戻るものである。
【0007】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基
いて説明する。図1は、本発明に係るカラー画像形成装
置に於るプラテンローラ回転駆動構造の一実施例を適用
したカラー画像形成装置の縦断面に相当する概略構成図
である。図示カラー画像形成装置1は、赤・青・緑の三
色に色分解された画像情報に基いて同一記録紙上に複数
回(マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの四回)の
画像形成を行なうことによってカラー画像を形成するも
のである。図示装置1は、その一方端(図中左端)の下
部に記録紙4…が収容された記録紙カセット2が着脱可
能な給紙部10が設けられると共に、該給紙部10の上
側に排紙トレイ3が備えられており、記録紙カセット2
に収容された記録紙4が給紙部10から導入され、該給
紙部10とは逆の端部側に搬送されて上側に反転され、
後述する熱転写ヘッド50によってインクリボン63の
昇華染料が転写されて画像形成が行なわれ、排紙トレイ
3上に排出されるようになっている。
【0008】給紙部10は、記録紙カセット2が嵌挿可
能な開口部が形成され、該開口部に記録紙カセット2が
挿着された状態に於るその前端部の上側に記録紙導入ロ
ーラ11が設けられ、更に、記録紙カセット2の前端と
隣接する位置に、ローラを上下に圧接配置した導入ロー
ラ対12が設けられている。導入ローラ対12より記録
紙の搬送方向前方(図中右側)には、ローラを上下に圧
接配置した搬送ローラ対31が設けられ、該搬送ローラ
対31より更に記録紙搬送方向前方に、円弧状のガイド
部21を備えたガイドアーム20がその略中央でピン1
3により揺動可能に枢支されると共に、その略上側に、
プラテンローラ34が設けられている。
【0009】プラテンローラ34は、その外周面がゴム
等の所定の弾性を有する弾性部材によって形成されてお
り、その両端で当該画像形成装置1のフレーム側板に回
転自在に支持されると共に、図2に平面図,図3に図2
のA矢視図を示す如く、一方のフレーム側板15から突
出する一方端部に外周にギア16Gが形成された摩擦ク
ラッチ16が装着され、該摩擦クラッチ16の外周ギア
16Gは、当該画像形成装置1のフレーム側板15にブ
ラケット17を介して固定された駆動モータ18とギア
列19を介して連結されている。
【0010】摩擦クラッチ16は、図示しないが、内輪
に相対回転不能且つ軸方向には移動可能に設けられた複
数枚の摩擦板と外輪に相対回転不能に且つ軸方向には移
動可能に設けられた複数枚の摩擦板とが交互に積層配置
されると共に、この積層状態の摩擦板が内輪の外端部に
螺合装着された固定リング16Aとの間に介装されたス
プリング16Sの付勢力で圧接され、摩擦板相互の摩擦
が内輪と外輪の相対回転に所定の抵抗を付与するように
構成されているものであり、外輪から内輪へ(又はその
逆)の伝達トルクが所定値以上となると摩擦板同士が滑
って相対回転し、伝達トルクを所定値以下に規制するよ
う作用するものである。そして、外輪に外周ギア16G
が形成されると共に、内輪はプラテンローラ34の軸に
相対回転不能に固定されている。
【0011】上記構成によって、プラテンローラ34は
駆動モータ18によって摩擦クラッチ16を介して正逆
両方向に(図中時計回り及び反時計回りに)回転駆動可
能であると共に、当該プラテンローラ34に所定以上の
回転抵抗が作用すると当該摩擦クラッチ16の作用によ
って停止し得、又、逆に所定以上のトルクであれば駆動
モータ18が停止していても回転し得るようになってい
るものである。尚、駆動モータ18は、当該画像形成装
置1の図示しない制御装置によって画像形成の各工程に
従って駆動制御されるものである。
【0012】ガイドアーム20の下端は、その図中右側
にピン14によって揺動可能に設けられた操作アーム3
3の下端にスプリング32を介して連結されており、こ
のスプリング32の弾性復帰力によって、ガイドアーム
20は図中反時計回りに、操作アーム33は図中時計回
りに、夫々揺動付勢されている。 ガイドアーム20の
上端にはピンチローラ22が回転自在に設けられてお
り、スプリング32の付勢力でこのピンチローラ22が
プラテンローラ34の水平方向側方に圧接され、これに
よってガイドアーム20は揺動が規制されて略垂直状態
となり、そのガイド部21の下端は搬送ローラ対31に
よって搬送される記録紙の搬送経路内に位置している。
【0013】又、操作アーム33の上端には、カムフォ
ロア33Aが回転自在に設けられており、スプリング3
2の付勢力で該カムフォロア33Aが当該装置1の図中
右側端部に設けられたカム軸43に固定された第二カム
部材としてのローラ圧接カム42の外周カム面に当接
し、これによって操作アーム33の揺動が規制されるよ
うになっている。つまり、スプリング32の弾性復帰力
によって、ガイドアーム20の上端に備えられたピンチ
ローラ22がプラテンローラ34に押圧付勢されると共
に操作アーム33のカムフォロア33Aがローラ圧接カ
ム42に押圧付勢されるものであり、ローラ圧接カム4
2の回転によるそのカム面の変位にカムフォロア33A
が追従することによる操作アーム33の揺動によってス
プリング32の変形量が変化し、その結果、ピンチロー
ラ22のプラテンローラ34への圧接力が変化するよう
になっているものである。
【0014】ローラ圧接カム42は、図4乃至図6に当
該部位の拡大図を示す如く、大径部と小径部が所定角度
範囲で形成されており、カムフォロア33Aが大径部と
対応すると操作アーム33が反時計回りに揺動してスプ
リング32の変形量が大きくなってピンチローラ22の
プラテンローラ34への圧接力が強くなり、一方、カム
フォロア33Aが小径部と対応するとピンチローラ22
のプラテンローラ34への圧接力が弱くなるようになっ
ている。これにより、ローラ圧接カム42の回転(即ち
カム軸43の回転)によってピンチローラ22のプラテ
ンローラ34への圧接力を強弱二段階に変化させること
ができるものである。カム軸43は、図示しないモータ
によって回転駆動されるようになっており、該モータは
当該画像形成装置1の図示しない制御装置によって画像
形成と同期して駆動制御されるようになっているもので
ある。
【0015】導入ローラ対12と搬送ローラ対31の
間、及び、搬送ローラ対31とガイドアーム20の間に
は、夫々搬送される記録紙を支持する記録紙ガイド板3
5…が配設され、又、夫々の上側と記録紙導入ローラ1
1の上側には、所定間隔離れて略平行に記録紙支持板3
6…が配設されている。ガイドアーム20のガイド部2
1と対向する記録紙支持板36の端部には、弾性部材に
より形成された記録紙退路規制部材37が装着されてお
り、該記録紙退路規制部材37はガイド部21に向けて
斜め上向きに、その先端がガイド部21に当接して設け
られている。
【0016】プラテンローラ34の上側には、記録紙の
幅方向に亙るサーマルヘッドアレイ51をヘッド支持部
材としてのヘッドフレーム52で支持した記録ヘッドと
しての熱転写ヘッド50が設けられている。熱転写ヘッ
ド50は、ヘッドフレーム52の略中央で枢支軸53に
よって装置1の図示しないシャーシに揺動可能に枢支さ
れると共に、図示しないスプリングによって図中時計回
りに回動付勢されている。枢支軸53を挟むサーマルヘ
ッドアレイ51と反対側の端部にローラ状のカムフォロ
ア54が回転自在に装着されており、該カムフォロア5
4が、前述のローラ圧接カム42が固定されたその同じ
カム軸43に固定された第一カム部材としてヘッド操作
カム41の外周カム面に当接し、該ヘッド操作カム41
の回転(即ちカム軸43の回転)によるその外周カム面
の変位に追従して揺動操作されるようになっている。
【0017】ヘッド操作カム41は、図4乃至図6に示
す如く所定の角度範囲で半径が三段階に異なる外径(外
周カム面)として形成されており、図6に示す如くカム
フォロア54が最も大径のカム面に対応した状態でサー
マルヘッドアレイ51がプラテンローラ34の上側に対
向して所定の押圧力で圧接される転写作用位置となり、
図5に示す如く二段目の中径のカム面に対応した状態で
サーマルヘッドアレイ51がプラテンローラ34の僅か
に上方に位置してプラテンローラ34の外周とサーマル
ヘッドアレイ51との間に間隔を有する給紙位置とな
り、更に、図4に示す如く最も小径のカム面に対応した
状態では熱転写ヘッド50が時計回りに大きく揺動して
サーマルヘッドアレイ51がプラテンローラ34から大
きく離間する退避位置となるようになっている。
【0018】ここで、ヘッド操作カム41と、前述の操
作アーム33のカムフォロアが当接するローラ圧接カム
42のカム面変位の関係(即ち熱転写ヘッド50の位置
とピンチローラ22のプラテンローラ34への圧接力変
化の関係)は、略、熱転写ヘッド50が転写作用位置に
ある時と退避位置にある時(図4及び図6に示す状態の
時)にはピンチローラ22のプラテンローラ34への圧
接力が弱く、熱転写ヘッド50が給紙位置にある時(図
5に示す状態の時)にはピンチローラ22のプラテンロ
ーラ34への圧接力が強くなるように設定されている。
図1に示す待機状態では、熱転写ヘッド50は退避位置
にあると共に、ピンチローラ22はプラテンローラ34
へ弱い力で圧接する状態となるようになっており、これ
によって、待機状態時に於てプラテンローラ34にピン
チローラ22の押し跡が付くことがないようになってい
る。
【0019】熱転写ヘッド50の下側には、送り出し側
のインクリボンリール61が配置されると共に、プラテ
ンローラ34を挟んで該送り出し側のインクリボンリー
ル61と略対称位置に図示しないモータで回転駆動され
る巻き取り側のインクリボンリール62が配置されてい
る。送り出し側のインクリボンリール61には、転写を
行なう各色のリボンが記録紙一頁(一枚)分づつ順番に
繋がれたインクリボン63が巻かれており、該インクリ
ボン63は巻き取り側のインクリボンリール62に巻き
取られるようになっているものである。熱転写ヘッド5
0が転写作用位置にある画像形成時に於ては、インクリ
ボン63は記録紙と重なってプラテンローラ34とサー
マルヘッドアレイ51との間に挟まれ(記録紙がプラテ
ンローラ34側でインクリボン63がサーマルヘッドア
レイ51側で挟まれる)、記録紙の移動と同期して送り
出し側のインクリボンリール61から巻き取り側のイン
クリボンリール62に巻き取られるようになっているも
のである。
【0020】プラテンローラ34及び熱転写ヘッド50
の図中左側には、当該装置1の図示しないシャーシに支
持されて前後方向に水平に配設された幅方向左右一対の
ガイドシャフト90によって、記録紙保持手段としての
クランパ70が摺動移動可能に設けられている。クラン
パ70は、表面に所定の厚さのゴム層が形成された回転
自在な下ローラ81の上側に金属製の上ローラ82が図
示しないスプリングによって圧接配置された保持ローラ
対80を備えて構成されている。クランパ70は、図示
しない駆動手段に移動駆動されてガイドシャフト90に
沿って図中左右に移動可能であり、プラテンローラ34
及び熱転写ヘッド50と隣接する図中右側端部に位置す
る給紙位置と、図中左側端部の排紙位置と、に位置し得
るようになっている。
【0021】このクランパ70のガイドシャフト90に
沿うストロークの前・後端(給紙位置及び排紙位置)と
対応する部位には、夫々駆動手段によって回転駆動され
る図示しないクランパ駆動ギアが配置されており、該ク
ランパ駆動ギアにクランパ70の下ローラ81と連繋さ
れた図示しないギアが給紙位置及び排紙位置に於て噛合
し、クランパ駆動ギアの回転によって下ローラ81が図
中反時計回りに回転駆動されるようになっている。つま
り、クランパ70が給紙位置及び排紙位置に位置する
時、下ローラ81が回転駆動可能となっているものであ
る。又、排紙位置にあるクランパ70の図中左側には、
ローラを上下に圧接配置した排紙ローラ対38が設けら
れている。
【0022】而して、上記の如く構成された画像形成装
置1は、下記の如く作用して画像形成を行なう。まず、
図1に示す待機状態から、カム軸43の回転によってヘ
ッド操作カム41とローラ圧接カム42を回転させて、
図7に示す如く熱転写ヘッド50をサーマルヘッドアレ
イ51が転写作用位置から僅かに上方に位置する給紙位
置とすると共に、ピンチローラ22がプラテンローラ3
4へ強く圧接された状態とし、記録紙導入ローラ11の
駆動によって記録紙カセット2内に収容された記録紙4
を装置1内に導入し、導入ローラ対12及び搬送ローラ
対31の駆動によって搬送する。尚、この時、クランパ
70はその移動ストロークで最も熱転写ヘッド50寄り
の給紙位置にある。
【0023】記録紙4は、その先端がガイドアーム20
の円弧状のガイド部21に案内されて記録紙退路規制部
材37を変形させつつ上側に屈曲して搬送され、プラテ
ンローラ34とピンチローラ22の間に噛み込まれて、
図中反時計回りに回転駆動されるプラテンローラ34の
回転によって搬送され、熱転写ヘッド50に案内されて
給紙位置にあるクランパ70の保持ローラ対80の上下
ローラ81,82の圧接部位に向かう。この時、ピンチ
ローラ22は記録紙4をプラテンローラ34への大きな
力で圧接することとなり、確実な搬送駆動が可能とな
る。記録紙4の先端が、クランパ70の支持ローラ対8
0の上下ローラ81,82の圧接部位に達すると、下ロ
ーラ81が図中反時計回りに回転駆動されて支持ローラ
対80間に記録紙4を噛み込み、所定の噛み込み量とな
った状態で下ローラ81の回転駆動が停止される。これ
により、記録紙4の先端がクランパ70の支持ローラ対
80で保持された状態となる(図8)。
【0024】その後、ヘッド操作カム41の回転によっ
て熱転写ヘッド50が転写作用位置とされると共に、ピ
ンチローラ22のプラテンローラ34への圧接力は弱い
力とされ、クランパ70が図中左側に移動駆動されて記
録紙4が移動駆動され、該記録紙4の移動と同期してイ
ンクリボン63が巻き取られ、記録紙4上にサーマルヘ
ッドアレイ51によって画像形成(転写)が行なわれる
(図9)。この時、プラテンローラ34は回転駆動され
ず、前述の摩擦クラッチ16の作用によって記録紙の移
動に追従して回転してその移動を妨げることなく記録紙
に適度の張力を付与する。本実施例はカラーの画像形成
装置である為、この転写行程が前述の如くマゼンタ,シ
アン,イエロー,ブラックの四回行なわれる。即ち、一
回目の転写行程が終了した後、クランパ70が給紙位置
に戻された(記録紙4が画像形成開始位置に戻された)
後、クランパ70が図中左側に移動駆動されて(記録紙
4が移動駆動されて)次の転写行程が行なわれるもので
あり、以後、この行程が所定回数繰返される。
【0025】クランパ70が給紙位置に戻される際に
は、熱転写ヘッド50は給紙位置とされ、プラテンロー
ラ34が前述のクランパ70へ記録紙を保持させる際と
は逆(図中時計回り方向)に回転駆動される。ここで、
プラテンローラ34は自由状態ではクランパ70の移動
速度(即ち記録紙の移動速度)より速い周速で回転駆動
されるように設定されているが、クランパ70によって
支持されている記録紙4にその回転を阻害されることと
なって摩擦クラッチ16が作用し、記録紙4の移動に追
従して(クランパ70の移動速度と等しい周速で)回転
することとなり、その移動を妨げることなく記録紙に適
度の張力を付与する。つまり、記録紙4はプラテンロー
ラ34によって適度の張力が付与されて弛みが防止され
た状態で、クランパ70の移動速度で画像形成開始位置
に戻されるようになっているものである。又、この時、
記録紙4の後端は記録紙退路規制部材37によって退路
を変更されて、図10に示す如く記録紙支持板36上に
至り、給紙部10側に戻ることはないようになってい
る。
【0026】所定回数の転写行程が終了(全ての色の転
写が終了)した状態でクランパ70は排紙位置にあり、
ここで、クランパ70の下ローラ81を図中反時計回り
に回転させて、保持ローラ対80によって把持されてい
た記録紙4を図11に示す如く排紙側(図中左側)に搬
送するものである。クランパ70から送り出された記録
紙4は、排紙ローラ対38によって搬送され、排紙トレ
イ3上に排出されるものである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るカラー
画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動構造によれ
ば、複数回の画像形成の走査工程の間に画像形成開始位
置に戻される際、記録紙は適度の張力が作用した状態で
記録紙保持手段の移動速度で移動することとなり、簡単
な構成で記録紙の弛みや記録紙保持手段による記録紙の
クランプ位置ずれを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置に於るプラテ
ンローラ回転駆動構造を適用したカラー画像形成装置
の、待機状態の縦断面に相当する概略構成図。
【図2】プラテンローラ回転駆動構造を示す端部拡大断
面図
【図3】図2のA矢視図
【図4】熱転写ヘッドが退避位置にある要部拡大図
【図5】熱転写ヘッドが給紙位置にある要部拡大図
【図6】熱転写ヘッドが転写位置にある要部拡大図
【図7】画像形成時に於る作用説明図。
【図8】画像形成時に於る作用説明図。
【図9】画像形成時に於る作用説明図。
【図10】画像形成時に於る作用説明図。
【図11】画像形成時に於る作用説明図。
【符号の説明】
1…画像形成装置 4…記録紙 16…摩擦クラッチ 18…駆動モータ(駆動手段) 19…駆動力伝達系(ギア列) 22…ピンチローラ 34…プラテンローラ 50…熱転写ヘッド(記録ヘッド) 70…クランパ(記録紙保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 102 C 9186−5C 1/31 9186−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンローラにピンチローラが圧接配置
    され、記録紙を前記プラテンローラの回転によって前記
    ピンチローラとの間に挟んで記録紙保持手段の保持位置
    迄搬送駆動すると共に、該記録紙を記録紙保持手段で保
    持して該記録紙保持手段の移動によって前記プラテンロ
    ーラと該プラテンローラに圧接された記録ヘッドの間を
    走査移動させ、この走査工程を複数回繰返してカラー画
    像形成を行なうカラー画像形成装置に於て、 前記プラテンローラを回転駆動する駆動手段から前記プ
    ラテンローラに至る駆動力伝達系に所定トルク以上で空
    転する摩擦クラッチが介設されると共に、前記記録紙保
    持手段が前記走査工程の間に画像形成開始位置に戻る際
    には前記プラテンローラが前記記録紙保持手段の移動速
    度より速い周速で回転駆動されるよう設定されているこ
    と、を特徴とするカラー画像形成装置に於るプラテンロ
    ーラ回転駆動構造。
JP3352004A 1991-08-30 1991-12-13 カラー画像形成装置に於るプラテンローラ回転駆動構造 Pending JPH05162394A (ja)

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