JPH05162880A - 画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構 - Google Patents

画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構

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JPH05162880A
JPH05162880A JP3353811A JP35381191A JPH05162880A JP H05162880 A JPH05162880 A JP H05162880A JP 3353811 A JP3353811 A JP 3353811A JP 35381191 A JP35381191 A JP 35381191A JP H05162880 A JPH05162880 A JP H05162880A
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JP
Japan
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roller
recording paper
clamper
holding
pair
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JP3353811A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Tamura
敏春 田村
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録紙の帯電を解消することのできる、画像形
成装置に於る記録紙保持走査移動機構。 【構成】記録紙を保持するクランパ70は、上ローラ8
1と下ローラ82が上下に圧接配置された保持ローラ対
80を備え、下ローラ82は導電性部材によって構成さ
れると共に、当該画像形成装置1のシャーシと導通状態
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラ部材を上下に圧
接配置したローラ対を備えた移動駆動される保持手段で
ローラ対間に記録紙を噛み込み保持し、記録紙上への画
像形成の為の一方向の走査を保持手段の移動によって行
うよう構成された、画像形成装置に於る記録紙保持走査
移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画
像形成装置に於る記録(画像形成)方式の一つに、記録
紙の幅方向に移動可能な記録ヘッド又は記録紙の幅方向
全域に亙って記録素子を配列した記録ヘッドを備えると
共に、記録紙を記録ヘッドの移動方向又は素子配列方向
と直交する方向に移動させつつ画像形成するものがあ
る。つまり、記録ヘッド等によって主走査を行ない、記
録紙の移動で副走査を行なうものであり、記録紙は記録
ヘッドにプラテンローラによって圧接されつ所定の速度
で移動駆動される。
【0003】このような記録紙の移動によって副走査を
行なう画像形成装置に於る記録紙の移動搬送構成とし
て、記録紙の先端を挟持可能な保持手段(クランパ)を
記録紙の走査方向に移動可能に設け、該クランパで記録
紙の先端を保持して移動することによって記録紙を移動
駆動するよう構成したものがある。この構成によれば、
画像形成時に於る記録紙の移動管理を正確に行なうこと
ができる為、特に、同一記録紙上に複数回の画像形成を
行なう必要のあるカラーの画像形成装置に適する。この
クランパの構成として、本出願人は、ローラ部材を上下
に圧接配置したローラ対によりクランパを構成し、ロー
ラ対間に記録紙を噛み込んで保持するものを提案した。
この構成によれば、ローラ部材の回転駆動によってクラ
ンパへの記録紙の保持乃至画像形成終了後の排紙を行な
うことができ、構成を簡略化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如く
記録紙をクランパで保持して走査移動駆動するもので
は、画像形成走査時には、記録紙はインクリボンを介し
て間接的に記録ヘッドと相対移動することとなる為、摩
擦によって生ずる静電気によって帯電することが考えら
れ、その結果、画像形成終了後の排出経路に静電吸着し
てしまって排紙が良好に行なえなかったり、利用者が保
持しようとした途端放電するといった虞がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、記録
紙の帯電を解消することのできる、画像形成装置に於る
記録紙保持走査移動機構の提供、を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的達成の為、本発明
に係る画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構は、
ローラ部材を上下に圧接配置したローラ対を備えた移動
駆動される保持手段により、前記ローラ対間に記録紙を
噛み込み保持して走査移動を行なうように構成されたも
のに於て、ローラ対の少なくとも一方のローラ部材の表
面が導電性部材により構成され、且つ、表面がアースに
接続されて構成されている。
【0007】
【発明の実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基
いて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置に於
る記録紙保持走査移動機構の一実施例を適用した画像形
成装置の縦断面に相当する概略構成図である。図示画像
形成装置1は、所謂カラーの画像形成装置であって、赤
・青・緑の三色に色分解された画像情報に基いて同一記
録紙上に複数回(マゼンタ,シアン,イエロー,ブラッ
クの四回)の画像形成を行なうことによってカラー画像
を形成するものである。図示装置1は、その一方端(図
中左端)の下部に記録紙4…が収容された記録紙カセッ
ト2が着脱可能な給紙部10が設けられると共に、該給
紙部10の上側に排紙トレイ3が備えられており、記録
紙カセット2に収容された記録紙4が給紙部10から導
入され、該給紙部10とは逆の端部側に搬送されて上側
に反転され、後述する熱転写ヘッド50によってインク
リボン63の昇華染料が転写されて画像形成が行なわ
れ、排紙トレイ3上に排出されるようになっている。
【0008】給紙部10は、記録紙カセット2が嵌挿可
能な開口部が形成され、該開口部に記録紙カセット2が
挿着された状態に於るその前端部の上側に記録紙導入ロ
ーラ11が設けられ、更に、記録紙カセット2の前端と
隣接する位置に、ローラを上下に圧接配置した導入ロー
ラ対12が設けられている。導入ローラ対12より記録
紙の搬送方向前方(図中右側)には、ローラを上下に圧
接配置した搬送ローラ対31が設けられ、該搬送ローラ
対31より更に記録紙搬送方向前方に、円弧状のガイド
部21を備えたガイドアーム20がその略中央で揺動可
能に枢支されると共に、その略上側に、プラテンローラ
34が設けられている。
【0009】プラテンローラ34は、その外周面がゴム
等の所定の弾性を有する弾性部材によって形成されてお
り、その途中に所定以上のトルクでは空転する摩擦クラ
ッチが介設された回転駆動力伝達経路を介して図示しな
い駆動モータに連結され、正逆両方向に回転駆動可能と
なっている。ガイドアーム20の下端は、該ガイドアー
ム20より図中右側にピン14によって揺動可能に枢支
された操作アーム33の下端にスプリング32で連結さ
れており、該スプリング32の弾性復帰力によって、ガ
イドアーム20は図中反時計回りに、操作アーム33は
時計回りに、夫々揺動付勢されている。
【0010】操作アーム33の揺動は、その上端に設け
られた回転自在なローラ状のカムフォロア33Aが当該
操作アーム33の略上側に配置されたカム軸43に固定
されたローラ圧接カム42の外周カム面に当接すること
で規制され、一方、ガイドアーム20の揺動は、その上
端に回転自在に設けられたピンチローラ22がプラテン
ローラ34の水平方向側方に当接することで規制され、
ローラ圧接カム42の外周カム面への操作アーム33の
カムフォロア33Aの当接部位が、カム軸43の回転
(ローラ圧接カム42の回転)によって変位することに
より、スプリング32の変形量が変化し、これによって
ピンチローラ22のプラテンローラ34への圧接力が変
化するようになっている。このピンチローラ22がプラ
テンローラ34に当接した状態でガイドアーム20は略
垂直状態となり、そのガイド部21の下端が搬送ローラ
対31によって搬送される記録紙の搬送経路内に位置し
ている。
【0011】導入ローラ対12と搬送ローラ対31の
間、及び、搬送ローラ対31とガイドアーム20の間に
は、夫々搬送される記録紙を支持する記録紙ガイド板3
5…が配設され、又、夫々の上側と記録紙導入ローラ1
1の上側に所定間隔離れて略平行に記録紙支持板36…
が配設されている。ガイドアーム20のガイド部21と
対向する記録紙支持板36の端部には、弾性部材により
形成された記録紙退路規制部材37が装着されており、
該記録紙退路規制部材37はガイド部21に向けて斜め
上向きに、その先端がガイド部21に当接して設けられ
ている。プラテンローラ34の上側には、記録紙の幅方
向に亙るサーマルヘッドアレイ51をヘッドフレーム5
2で支持した熱転写ヘッド50が備えられている。
【0012】熱転写ヘッド50は、ヘッドフレーム52
の略中央で枢支軸53によって揺動可能に枢支されると
共に、枢支軸53を挟むサーマルヘッドアレイ51と反
対側の端部にカムフォロア54が装着されており、該カ
ムフォロア54が、前述のローラ圧接カム42が装着さ
れたと同じカム軸43に固定されたヘッド操作カム41
の外周カム面に当接し、ヘッド操作カム41の回転(即
ちカム軸43の回転)によるその外周カム面の変位に追
従して揺動操作されるようになっている。ヘッド操作カ
ム41は、その外周カム面が所定の角度範囲で半径が異
なる三段階に形成されており、カムフォロア54が最も
大径のカム面に対応した状態でサーマルヘッドアレイ5
1がプラテンローラ34の上側に対向して所定の押圧力
で圧接される転写作用位置となり、二段目の中径のカム
面に対応した状態でサーマルヘッドアレイ51がプラテ
ンローラ34の僅かに上方に位置してプラテンローラ3
4の外周とサーマルヘッドアレイ51との間に間隔を有
する給紙位置となり、更に、最も小径のカム面に対応し
た状態では熱転写ヘッド50が時計回りに大きく揺動し
てサーマルヘッドアレイ51がプラテンローラ34から
大きく離間する退避位置となるようになっている。
【0013】熱転写ヘッド50の下側には、送り出し側
のインクリボンリール61が配置されると共に、プラテ
ンローラ34を挟んで該送り出し側のインクリボンリー
ル61と略対称位置に巻き取り側のインクリボンリール
62が配置されている。送り出し側のインクリボンリー
ル61には、転写を行なう各色のリボンが記録紙一頁
(一枚)分づつ順番に繋がれたインクリボン63が巻か
れており、該インクリボン63は巻き取り側のインクリ
ボンリール62に巻き取られるようになっているもので
ある。熱転写ヘッド50が転写作用位置にある画像形成
時に於ては、インクリボン63は記録紙と重なってプラ
テンローラ34とサーマルヘッドアレイ51との間に挟
まれ(記録紙がプラテンローラ34側でインクリボン6
3がサーマルヘッドアレイ51側で挟まれる)、記録紙
の移動と同期して送り出し側のインクリボンリール61
から巻き取り側のインクリボンリール62に巻き取られ
るようになっているものである。
【0014】プラテンローラ34及び熱転写ヘッド50
の図中左側には、装置の図示しないシャーシに支持され
て前後方向に水平に配設された幅方向左右一対のガイド
シャフト90によって、図2にその側面図、図3に側端
部の部分平面図を示すクランパ70が摺動移動可能に設
けられている。クランパ70は、図2のA−A断面図で
ある図4,図2のB−B断面図である図5,図2のC−
C断面図である図6,及び図3のD−D断面図である図
7に示す如く、幅方向両端に側板72が屈折垂立された
フレーム71によって、ローラ部材としての下ローラ8
1が回転自在に支持されると共に、側板72に軸73に
よって揺動可能に枢支されたアーム74の一端に支持さ
れたローラ部材としての上ローラ82が、アーム74の
他端とフレーム71との間に連結されたスプリング75
の付勢力で下ローラ81の上側に圧接配置され、下ロー
ラ81と上ローラ82とで構成される保持ローラ対80
を備えて構成されている。下ローラ81は表面に所定の
厚さのゴム層が形成されており、一方、上ローラ82は
導電性部材であるステンレススチールによって表面を平
滑として形成されている。
【0015】下ローラ81の一方の軸端にはギア81A
が固定されており、該ギア81Aは水平方向隣接位置の
側板72に回転自在に支持されたアイドルギア76と噛
合し、該アイドルギア76はシャーシ71に回転自在に
支持されたアイドル軸77に固定されたアイドルギア7
7Aと噛合し、アイドル軸77の側板72より外側に突
出する端部に外側が小径の二段ギア77Bが固定され、
該二段ギア77Bの小径ギアにその水平側方に隣接して
側板72に回転自在に支持されたギア78が噛合してお
り、側方に露出する二段ギア77B又はギア78の何れ
かを回転駆動することにより、下ローラ81がアイドル
軸77,アイドルギア77A,アイドルギア76,ギア
81Aを介して回転駆動されるようになっている。又、
下ローラ81のギア81A装着側とは逆側の端部には、
回転方向規制手段としてのワンウェイクラッチ81Bが
外装されると共に、該ワンウェイクラッチ81Bの外周
にフレーム71を屈折形成した係止爪71Aが係合して
おり、ワンウェイクラッチ81Bの作用によって記録紙
を噛み込み保持する方向(図7中時計回り)には回転可
能であってその逆(反時計回り)には回転不能となって
いる。
【0016】上ローラ82の一方軸端には、下ローラ8
1と同様に、回転方向規制手段としてのワンウェイクラ
ッチ82Aが外装されると共に該ワンウェイクラッチ8
2Aの外周にアーム74を屈折形成した係止爪74Aが
係合しており、ワンウェイクラッチ82Aの作用によっ
て記録紙を噛み込み保持する方向(図7中時計回り)に
は回転可能であってその逆(反時計回り)には回転不能
となっている。つまり、上ローラ82と下ローラ81
は、共に、両ローラ81,82の間に記録紙を保持すべ
く噛み込む方向(保持された記録紙を排紙側に搬送する
方向と等しい)には回転可能であって、これと逆方向に
は回転不能となっているものである。又、前述のアーム
74,軸73,フレーム71,二段ギア77B及び該二
段ギア77Bの小径ギアに噛合するギア78は、導電性
の素材によって形成されると共に、互いに導通状態とな
っており、従って、上ローラ82は、側板72に回転自
在に支持された二段ギア77B及び該二段ギア77Bの
小径ギアに噛合するギア78と導通可能となっているも
のである。
【0017】左右の側板72の外側面には、夫々保持ア
ーム91,92が固定されており、一方の(図2に於て
手前側の)保持アーム91には水平方向側方(手前側)
に開放するガイド溝91Aが、又、他方の保持アーム9
2には下側に開放するガイド溝92Aが夫々形成され、
両ガイド溝91A,92Aに夫々ガイドシャフト90が
摺動可能に嵌合し、クランパ70はガイドシャフト90
によって当該ガイドシャフト90に沿って移動可能に支
持されているものである。又、保持アーム91,92に
は、係合部91B,92Bが突設されており、該係合部
91B,92Bに移動駆動ベルト100がクリップ93
によって相対移動不能に固定されている。
【0018】移動駆動ベルト100は、無端ベルトであ
って、図示しないがガイドシャフトと平行な軌道を有す
るようにプーリ間に掛け渡されており、図示しない駆動
手段によって周回駆動され、この周回駆動によってクラ
ンパ70がガイドシャフト90に沿って図中左右に移動
駆動され、クランパ70はプラテンローラ34及び熱転
写ヘッド50と隣接する図中右側端部に位置する給紙位
置と、図中左側端部の排紙位置と、に位置し得るように
なっている。このクランパ70のガイドシャフト90に
沿うストロークの前・後端(給紙位置及び排紙位置)と
対応する部位には、夫々駆動手段によって回転駆動され
る図示しないクランパ駆動ギアが配置されており、該夫
々のクランパ駆動ギアに給紙位置では二段ギア77B
が、排紙位置ではギア78が夫々噛合し、クランパ駆動
ギアの回転によって下ローラ81が図中反時計回りに回
転駆動されるようになっている。つまり、クランパ70
が給紙位置及び排紙位置に位置する時、下ローラ81が
回転駆動可能となっているものである。
【0019】ここで、少なくとも排紙位置側のクランパ
駆動ギアは、導電性部材によって形成されると共に 当
該画像形成装置1のシャーシと導通状態として設けられ
ており、クランパ70が排紙位置では上ローラ82と導
通状態にあるギア78と噛合して導通状態となり、従っ
て、上ローラ82はシャーシと導通状態となって、記録
紙に生じた静電気をシャーシに逃し得るようになってい
る。排紙位置にあるクランパ70の図中左側には、ロー
ラを上下に圧接配置した排紙ローラ対38が設けられて
いる。
【0020】而して、上記の如く構成された画像形成装
置は、下記の如く作用して画像形成を行なう。まず、図
1に示す待機状態から、カム軸43の回転によってヘッ
ド操作カム41とローラ圧接カム42を回転させて、図
8に示す如く熱転写ヘッド50をサーマルヘッドアレイ
51が転写作用位置から僅かに上方に位置する給紙位置
とし、記録紙導入ローラ11の駆動によって記録紙カセ
ット2内に収容された記録紙4を装置1内に導入し、導
入ローラ対12及び搬送ローラ対31の駆動によって搬
送する。尚、この時、クランパ70は給紙位置にある。
【0021】記録紙4は、その先端がガイドアーム20
の円弧状のガイド部21に案内されて記録紙退路規制部
材37を変形させつつ上側に屈曲して搬送され、プラテ
ンローラ34とピンチローラ22の間に噛み込まれて、
図中反時計回りに回転駆動されるプラテンローラ34の
回転によって搬送され、熱転写ヘッド50に案内されて
給紙位置にあるクランパ70の保持ローラ対80の上下
ローラ81,82の圧接部位に向かう。記録紙4の先端
が、クランパ70の保持ローラ対80の上下ローラ8
1,82の圧接部位に達すると、下ローラ81が図中反
時計回りに回転駆動されて保持ローラ対80間に記録紙
4を噛み込み、所定の噛み込み量となった状態で下ロー
ラ81の回転駆動が停止される。これにより、記録紙4
の先端がクランパ70の保持ローラ対80で保持された
状態となる(図9)。
【0022】その後、ヘッド操作カム41の回転によっ
て熱転写ヘッド50が転写作用位置とされ、クランパ7
0が図中左側に移動駆動されて記録紙4が移動駆動さ
れ、該記録紙4の移動と同期してインクリボン63が巻
き取られ、記録紙4上にサーマルヘッドアレイ51によ
って画像形成(転写)が行なわれる(図10)。この
時、プラテンローラ34は回転駆動されず、前述の駆動
系に介設された摩擦クラッチの作用によって記録紙4の
移動に追従して回転することとなり、プラテンローラ3
4が記録紙4の移動を妨げることはないようになってい
る。しかし、記録紙4には、このプラテンローラ34の
回転抵抗とサーマルヘッドアレイ51との摩擦抵抗で張
力が生じ、これがクランパ70に保持された記録紙4を
給紙乃至排紙方向とは逆方向(図中右側)に移動させる
ように作用するが、クランパ70の保持ローラ対80の
下ローラ81及び上ローラ82は前述の如く夫々ワンウ
ェイクラッチ81A,82Aによって当該方向には回転
不能となっており、下ローラ81及び上ローラ82が回
転してクランパ70による記録紙4の保持位置がずれる
ことはない。
【0023】本実施例はカラーの画像形成装置である
為、この転写行程が前述の如くマゼンタ,シアン,イエ
ロー,ブラックの四回行なわれる。即ち、一回目の転写
行程が終了した後、クランパ70が(記録紙4が)給紙
位置に戻され、更に、クランパ70が図中左側に移動駆
動されて(記録紙4が移動駆動されて)次の転写行程が
行なわれるものであり、以後、この行程が所定回数繰返
される。クランパ70が給紙位置に戻される際には、プ
ラテンローラ34は前述のクランパ70が記録紙4を保
持する際(給紙時)及び記録紙4がクランパ70によっ
て移動駆動される画像形成時とは逆(図中時計回り方
向)に回転駆動される。このクランパ70が給紙位置に
戻される逆送時にも、記録紙にはプラテンローラ34の
駆動力によって当該記録紙をクランパ70に対して給紙
乃至排紙方向とは逆方向(図中右側)に移動させる方向
に張力が作用するが、前述の画像形成時と同様にクラン
パ70のワンウェイクラッチ81A,82Aの作用によ
って下ローラ81及び上ローラ82の当該方向の回転は
阻止され、クランパ70による保持位置がずれることは
ない。尚、この逆送時、記録紙4の後端は記録紙退路規
制部材37によって退路を変更されて、図11に示す如
く記録紙支持板36上に至り、給紙部10側に戻ること
はないようになっている。
【0024】所定回数の転写行程が終了(全ての色の転
写が終了)した状態でクランパ70は排紙位置にあり、
ここで、クランパ70の下ローラ81を図中反時計回り
に回転させて、保持ローラ対80によって把持されてい
た記録紙4を図12に示す如く排紙側(図中左側)に搬
送する。この時、上ローラ82は、ギア78及び排紙位
置側のクランパ駆動ギアを介して当該画像形成装置1の
シャーシと導通状態にあり、記録紙が静電気で帯電して
いる場合でも、該静電気はシャーシに逃げ、帯電は解消
された状態で排紙されるるものである。クランパ70か
ら送り出された記録紙4は、排紙ローラ対38によって
搬送され、排紙トレイ3上に排出されるものである。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る画像形
成装置に於る記録紙保持走査移動機構によれば、記録紙
を保持する少なくとも一方のローラ部材の表面が導電性
部材により構成され、且つ、アースに接続されて構成さ
れている為、摩擦によって生じた静電気をアースに逃す
ことができ、画像形成終了後の排出経路に静電吸着して
しまって排紙が良好に行なえなかったり、利用者が保持
しようとした途端放電するといったことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置に於る記録紙保持走
査移動機構の一実施例を適用した画像形成装置の縦断面
に相当する概略構成図。
【図2】クランパ部分の側面図
【図3】クランパ部分の側端部の部分平面図。
【図4】図2のA−A断面図
【図5】図2のB−B断面図
【図6】図2のC−C断面図
【図7】図3のD−D断面図
【図8】画像形成時に於る作用説明図。
【図9】画像形成時に於る作用説明図。
【図10】画像形成時に於る作用説明図。
【図11】画像形成時に於る作用説明図。
【図12】画像形成時に於る作用説明図。
【符号の説明】
1…画像形成装置 4…記録紙 70…クランパ(保持手段) 80…保持ローラ対(ローラ対) 81…上ローラ(ローラ部材) 82…下ローラ(ローラ部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙上への画像形成の為の一方向の走査
    を前記記録紙の移動によって行う画像形成装置であっ
    て、ローラ部材を上下に圧接配置したローラ対を備えた
    移動駆動される保持手段により、前記ローラ対間に前記
    記録紙を噛み込み保持して前記走査移動を行なうように
    構成されたものに於て、 前記ローラ対の少なくとも一方のローラ部材の表面が導
    電性部材により構成され、且つ、前記表面がアースに接
    続されて構成されていること、を特徴とする画像形成装
    置に於る記録紙保持走査移動機構。
JP3353811A 1991-08-30 1991-12-18 画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構 Pending JPH05162880A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353811A JPH05162880A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構
US07/937,280 US5547183A (en) 1991-08-30 1992-08-31 Imaging device
US08/588,873 US5743661A (en) 1991-08-30 1996-01-19 Imaging device

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JP3353811A JPH05162880A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構

Publications (1)

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ID=18433374

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JP3353811A Pending JPH05162880A (ja) 1991-08-30 1991-12-18 画像形成装置に於る記録紙保持走査移動機構

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JP (1) JPH05162880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110297663A1 (en) * 2010-06-02 2011-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Image heating device and heater for use in the device

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