JPH0872335A - サーマルプリンタ装置 - Google Patents
サーマルプリンタ装置Info
- Publication number
- JPH0872335A JPH0872335A JP6211255A JP21125594A JPH0872335A JP H0872335 A JPH0872335 A JP H0872335A JP 6211255 A JP6211255 A JP 6211255A JP 21125594 A JP21125594 A JP 21125594A JP H0872335 A JPH0872335 A JP H0872335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- printing
- thermal head
- roller
- platen roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】カードの全面を印刷することができるサーマル
プリンタ装置の提供。 【構成】プラテンローラ20の上流及び下流側にカード
12を挟持すると共に、その回転作用によりカード12
の搬送を行う搬送ローラ64乃至70を設置する。そし
て、印刷を行う際は、先ず、上流側に設けた搬送ローラ
64、66でカード12を印刷部に挟持搬送する。次
に、搬送ローラ66、68の挟持力を挟持機構84によ
り解除し、サーマルヘッド22とプラテンローラ20の
みでカード12を挟持する。そして、プラテンローラ2
0の回転作用によりカード12を搬送すると共に、サー
マルヘッド22で印刷を行う。印刷が終了次第サーマル
ヘッド22とプラテンローラ20の挟持力を挟持機構8
6で解除し、再び搬送ローラ66、68の挟持機構84
を作動させて、下流側の搬送ローラ68でカード12を
挟持する。2色目以降の印刷を行う際は、下流側の搬送
ローラ68を逆回転させてカード12を再び上流側に搬
送し、以下上記の操作を複数回繰り返してカード12に
複数の色を印刷する。
プリンタ装置の提供。 【構成】プラテンローラ20の上流及び下流側にカード
12を挟持すると共に、その回転作用によりカード12
の搬送を行う搬送ローラ64乃至70を設置する。そし
て、印刷を行う際は、先ず、上流側に設けた搬送ローラ
64、66でカード12を印刷部に挟持搬送する。次
に、搬送ローラ66、68の挟持力を挟持機構84によ
り解除し、サーマルヘッド22とプラテンローラ20の
みでカード12を挟持する。そして、プラテンローラ2
0の回転作用によりカード12を搬送すると共に、サー
マルヘッド22で印刷を行う。印刷が終了次第サーマル
ヘッド22とプラテンローラ20の挟持力を挟持機構8
6で解除し、再び搬送ローラ66、68の挟持機構84
を作動させて、下流側の搬送ローラ68でカード12を
挟持する。2色目以降の印刷を行う際は、下流側の搬送
ローラ68を逆回転させてカード12を再び上流側に搬
送し、以下上記の操作を複数回繰り返してカード12に
複数の色を印刷する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリンタ装置に
係り、特にIDカード、プリペイドカード等のカードを
複数の発熱素子を配したサーマルヘッドとプラテンドラ
ムとで挟持し、前記カードを搬送しながら前記発熱素子
を選択的に熱量を変え画像を前記カードに印刷するサー
マルプリンタ装置に関する。
係り、特にIDカード、プリペイドカード等のカードを
複数の発熱素子を配したサーマルヘッドとプラテンドラ
ムとで挟持し、前記カードを搬送しながら前記発熱素子
を選択的に熱量を変え画像を前記カードに印刷するサー
マルプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IDカード、プリペイドカード等のカー
ドの表面に画像を印刷するプリンタの一つにサーマルプ
リンタがある。このサーマルプリンタは、複数の発熱素
子を備えたサーマルヘッドとプラテンローラとでインク
シートとカードを挟持すると共に、制御装置から送給さ
れる映像信号に基づいて前記発熱素子を選択的に駆動
し、インクシートからカードに映像を転写する。
ドの表面に画像を印刷するプリンタの一つにサーマルプ
リンタがある。このサーマルプリンタは、複数の発熱素
子を備えたサーマルヘッドとプラテンローラとでインク
シートとカードを挟持すると共に、制御装置から送給さ
れる映像信号に基づいて前記発熱素子を選択的に駆動
し、インクシートからカードに映像を転写する。
【0003】そして、印刷中のカードの搬送は、カード
の一部(カードの先端又は側縁)をチャックで挟持する
と共に、チャックに設けられた移動手段によりカードを
搬送させていた。
の一部(カードの先端又は側縁)をチャックで挟持する
と共に、チャックに設けられた移動手段によりカードを
搬送させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
の一部をチャックで挟持した状態でカードの印刷を行う
と、チャックで挟持した部分は印刷ができないという欠
点があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カードの全面を印刷することができるサーマル
プリンタ装置を提供することを目的とする。
の一部をチャックで挟持した状態でカードの印刷を行う
と、チャックで挟持した部分は印刷ができないという欠
点があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カードの全面を印刷することができるサーマル
プリンタ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、サーマルヘッドとプラテンローラから成る印
刷部に被印刷物を往復給送して、前記被印刷物に複数の
色を印刷するサーマルプリンタ装置において、前記印刷
部の上流側と下流側とに前記被印刷物を挟持搬送する正
逆回転可能な搬送ローラを設け、前記搬送ローラは前記
被印刷物が前記印刷部で印刷されている時には挟持機構
が解除されていることを特徴とする。
する為に、サーマルヘッドとプラテンローラから成る印
刷部に被印刷物を往復給送して、前記被印刷物に複数の
色を印刷するサーマルプリンタ装置において、前記印刷
部の上流側と下流側とに前記被印刷物を挟持搬送する正
逆回転可能な搬送ローラを設け、前記搬送ローラは前記
被印刷物が前記印刷部で印刷されている時には挟持機構
が解除されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のサーマルプリンタ装置によれば、ま
ず、印刷部の上流側に設けた搬送ローラが被印刷物を挟
持すると共に、その回転作用で被印刷物を印刷部に給送
する。印刷部に被印刷物が給送されると前記搬送ローラ
の挟持力は解除され、サーマルヘッドとプラテンローラ
のみで被印刷物を挟持する。そして、印刷時は、プラテ
ンローラの回転作用により被印刷物を搬送して印刷す
る。印刷が終了次第サーマルヘッドとプラテンローラの
挟持力は解除され、続いて下流側の搬送ローラで挟持さ
れる。2色目以降の印刷を行う際は、下流側の搬送ロー
ラは逆回転して被印刷物を再び上流側に搬送し、以下上
記の操作を複数回繰り返して被印刷物に複数の色を印刷
する。
ず、印刷部の上流側に設けた搬送ローラが被印刷物を挟
持すると共に、その回転作用で被印刷物を印刷部に給送
する。印刷部に被印刷物が給送されると前記搬送ローラ
の挟持力は解除され、サーマルヘッドとプラテンローラ
のみで被印刷物を挟持する。そして、印刷時は、プラテ
ンローラの回転作用により被印刷物を搬送して印刷す
る。印刷が終了次第サーマルヘッドとプラテンローラの
挟持力は解除され、続いて下流側の搬送ローラで挟持さ
れる。2色目以降の印刷を行う際は、下流側の搬送ロー
ラは逆回転して被印刷物を再び上流側に搬送し、以下上
記の操作を複数回繰り返して被印刷物に複数の色を印刷
する。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るサーマル
プリンタ装置の好ましい実施例について詳説する。図1
には本発明に係るサーマルプリンタ装置の構造が示さ
れ、同図に示すように、サーマルプリンタ装置10は、
カード12の印刷を行う印刷部14とカード12の搬送
を行う搬送部16から構成され、各々はケーシング18
内に収納されている。
プリンタ装置の好ましい実施例について詳説する。図1
には本発明に係るサーマルプリンタ装置の構造が示さ
れ、同図に示すように、サーマルプリンタ装置10は、
カード12の印刷を行う印刷部14とカード12の搬送
を行う搬送部16から構成され、各々はケーシング18
内に収納されている。
【0008】印刷部14は、プラテンローラ20、サー
マルヘッド22、サーマルヘッド追従機構24、及びイ
ンクシート26を主要部材として構成されている。プラ
テンローラ20は、前記ケーシング18内の略中央部に
配置され、軸20Aを中心に回転する。そして、その回
転作用によりカード12の印刷時の搬送を行う。
マルヘッド22、サーマルヘッド追従機構24、及びイ
ンクシート26を主要部材として構成されている。プラ
テンローラ20は、前記ケーシング18内の略中央部に
配置され、軸20Aを中心に回転する。そして、その回
転作用によりカード12の印刷時の搬送を行う。
【0009】サーマルヘッド22は、前記プラテンロー
ラ20の上方に設けられ、カード12の搬送方向と直交
する方向に複数の感熱素子が配列されている。そして、
印刷時は、制御部から発信される映像信号に基づいて該
感熱素子を選択的に駆動し、所望の画像をインクシート
26からカード12に転写するようになっている。ま
た、サーマルヘッド22は、後述する挟持機構86を有
しており、印刷中は付勢手段によりプラテンローラ20
の方向に付勢されてカード12を前記プラテンローラ2
0に押し付けるが、印刷中以外は、上昇してプラテンロ
ーラ20より離反するようになっている。
ラ20の上方に設けられ、カード12の搬送方向と直交
する方向に複数の感熱素子が配列されている。そして、
印刷時は、制御部から発信される映像信号に基づいて該
感熱素子を選択的に駆動し、所望の画像をインクシート
26からカード12に転写するようになっている。ま
た、サーマルヘッド22は、後述する挟持機構86を有
しており、印刷中は付勢手段によりプラテンローラ20
の方向に付勢されてカード12を前記プラテンローラ2
0に押し付けるが、印刷中以外は、上昇してプラテンロ
ーラ20より離反するようになっている。
【0010】サーマルヘッド追従機構24は、前記サー
マルヘッド22を前記プラテンローラ20の傾きに追従
させる機構であり、図3乃至図5にその構成が示されて
いる。サーマルヘッド22は、その中心部をブラケット
30の下端部にネジ32、32止めされている。ブラケ
ット30はサーマルヘッド22の取付け面30Aの一方
側の側部に、取付け面30Aに直交するように折り曲げ
て形成された折り曲げ部30Bを有すると共に、取付け
面30Aの上部に水平面をなすように折り曲げて形成さ
れた水平面部30Cを有している。そして、折り曲げ部
30Bの上部には長穴30Dが形成され、該長穴30D
には後述するピン34が遊嵌されている。また、水平面
部30Cの上方にはスプリング36が配置されており、
サーマルヘッド22をプラテンローラ20方向に付勢し
ている。
マルヘッド22を前記プラテンローラ20の傾きに追従
させる機構であり、図3乃至図5にその構成が示されて
いる。サーマルヘッド22は、その中心部をブラケット
30の下端部にネジ32、32止めされている。ブラケ
ット30はサーマルヘッド22の取付け面30Aの一方
側の側部に、取付け面30Aに直交するように折り曲げ
て形成された折り曲げ部30Bを有すると共に、取付け
面30Aの上部に水平面をなすように折り曲げて形成さ
れた水平面部30Cを有している。そして、折り曲げ部
30Bの上部には長穴30Dが形成され、該長穴30D
には後述するピン34が遊嵌されている。また、水平面
部30Cの上方にはスプリング36が配置されており、
サーマルヘッド22をプラテンローラ20方向に付勢し
ている。
【0011】前記ブラケット30に形成された長穴30
Dに遊嵌されたピン34は、その両端を支持部材38か
ら鉛直方向に折り曲げて形成されたアーム38Aに支持
され、支持部材38は、ヘッドカバー40の上板40A
にネジ42、42止め固定されている。ヘッドカバー4
0は、矩形状の上板40Aの両側部に逆L字状の側面4
0B、40Cが折り曲げられて形成されており、該側面
40B、40Cには、前記サーマルヘッド22の両端に
設けられた軸ピン22B、22Cが次のように支持され
ている。即ち、ヘッドカバー40の側面40B、40C
の軸支持部に軸ピン22B、22Cの軸径より大きい径
を有する長穴44B、44Cが形成されると共に、該長
穴44B、44Cの下部に軸受け46B、46Cが取り
付けられる。そして、前記長穴44B、44Cと軸受け
46B、46Cが形成する開口部にそれぞれ前記軸ピン
22B、22Cが遊嵌されている。そして、一方側(図
3右側)の軸ピン22Bは、両面に凸部が形成されたリ
ング48Bを介して輪止め50Bされ、他方側の軸ピン
22Cは、リング48C、スプリング52及びリング4
8Dを介して輪止め50Cされている。
Dに遊嵌されたピン34は、その両端を支持部材38か
ら鉛直方向に折り曲げて形成されたアーム38Aに支持
され、支持部材38は、ヘッドカバー40の上板40A
にネジ42、42止め固定されている。ヘッドカバー4
0は、矩形状の上板40Aの両側部に逆L字状の側面4
0B、40Cが折り曲げられて形成されており、該側面
40B、40Cには、前記サーマルヘッド22の両端に
設けられた軸ピン22B、22Cが次のように支持され
ている。即ち、ヘッドカバー40の側面40B、40C
の軸支持部に軸ピン22B、22Cの軸径より大きい径
を有する長穴44B、44Cが形成されると共に、該長
穴44B、44Cの下部に軸受け46B、46Cが取り
付けられる。そして、前記長穴44B、44Cと軸受け
46B、46Cが形成する開口部にそれぞれ前記軸ピン
22B、22Cが遊嵌されている。そして、一方側(図
3右側)の軸ピン22Bは、両面に凸部が形成されたリ
ング48Bを介して輪止め50Bされ、他方側の軸ピン
22Cは、リング48C、スプリング52及びリング4
8Dを介して輪止め50Cされている。
【0012】上記のように構成されたサーマルヘッド追
従機構24は、サーマルヘッド22をプラテンローラ2
0に対して垂直方向に押圧すると共に、サーマルヘッド
22を一方の軸ピン22Cの軸受け46Cを中心に揺動
自在に支持する。これにより、前記プラテンローラ20
の傾きに追従することができる。尚、ヘッドカバー40
は基端部に軸54が設けられており、該軸54をケーシ
ング10の上部に設けた軸受け56に着脱自在取り付け
ることができる。また、軸受け56に取り付けた際は、
軸54を中心としてヘッドカバー40を揺動させること
ができる。
従機構24は、サーマルヘッド22をプラテンローラ2
0に対して垂直方向に押圧すると共に、サーマルヘッド
22を一方の軸ピン22Cの軸受け46Cを中心に揺動
自在に支持する。これにより、前記プラテンローラ20
の傾きに追従することができる。尚、ヘッドカバー40
は基端部に軸54が設けられており、該軸54をケーシ
ング10の上部に設けた軸受け56に着脱自在取り付け
ることができる。また、軸受け56に取り付けた際は、
軸54を中心としてヘッドカバー40を揺動させること
ができる。
【0013】インクシート26は、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のイン
クが一定間隔で繰り返し付着された帯状のシートが、供
給リール58に巻かれてストックされている。図1に示
されるように、供給リール58はプラテンローラ20の
上方左側に設置されている。そして、供給リール58に
巻かれたインクシート26は、ケーシング18及びヘッ
ドカバー40に設けられたインクシートガイド62、6
2を介してサーマルヘッド22まで導かれる。そして、
サーマルヘッド22でカード12に画像を転写し、ヘッ
ドカバー40に設けたインクシートガイド62を介し
て、プラテンローラ20の上方右側に設置された巻取り
リール60に巻き取られる。
ゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のイン
クが一定間隔で繰り返し付着された帯状のシートが、供
給リール58に巻かれてストックされている。図1に示
されるように、供給リール58はプラテンローラ20の
上方左側に設置されている。そして、供給リール58に
巻かれたインクシート26は、ケーシング18及びヘッ
ドカバー40に設けられたインクシートガイド62、6
2を介してサーマルヘッド22まで導かれる。そして、
サーマルヘッド22でカード12に画像を転写し、ヘッ
ドカバー40に設けたインクシートガイド62を介し
て、プラテンローラ20の上方右側に設置された巻取り
リール60に巻き取られる。
【0014】また、このインクシート26でのカラー印
刷は次のように行われる。即ち、先ず、サーマルヘッド
22に入力されたイエロー信号に応じて、インクシート
26のイエローの領域の印刷が行われる。次に、カード
12はイエローの画像が形成された部分に重畳して再び
インクが転写されるようにセットされる。次にマゼンタ
成分に対応する映像信号がサーマルヘッド22に送られ
る。この時、インクシート26は次のマゼンタの領域が
カード12に接するように移動するので、マゼンタのイ
ンクによる画像がイエローのインクによる画像上に重畳
して形成される。更に同様にしてシアン、ブラックのイ
ンクの画像も同一画像上に重畳されてカラー画像が形成
される。
刷は次のように行われる。即ち、先ず、サーマルヘッド
22に入力されたイエロー信号に応じて、インクシート
26のイエローの領域の印刷が行われる。次に、カード
12はイエローの画像が形成された部分に重畳して再び
インクが転写されるようにセットされる。次にマゼンタ
成分に対応する映像信号がサーマルヘッド22に送られ
る。この時、インクシート26は次のマゼンタの領域が
カード12に接するように移動するので、マゼンタのイ
ンクによる画像がイエローのインクによる画像上に重畳
して形成される。更に同様にしてシアン、ブラックのイ
ンクの画像も同一画像上に重畳されてカラー画像が形成
される。
【0015】図2には、搬送部14の構成が示され、同
図に示されるように搬送部14は、搬送ローラ64乃至
70、水平案内板74、垂直案内板76、プッシュ板7
8及び先端検知センサ80を主要部材として構成されて
いる。搬送ローラ64乃至70は、回転動力を有しその
回転作用によりカード12の搬送を行う駆動ローラ64
A乃至70Aと、該駆動ローラ64A乃至70Aの上方
に配置され、自重によりカード12を駆動ローラ64A
乃至70Aに押さえつける従動ローラ64B乃至70B
から成る。そして、前記プラテンローラ20に対してカ
ード12を水平方向に往復移送させる。このため、搬送
ローラ64乃至70は前記プラテンローラ20の上流側
及び下流側に設置されると共に、カード12の両端を挟
持できる間隔で配置される。
図に示されるように搬送部14は、搬送ローラ64乃至
70、水平案内板74、垂直案内板76、プッシュ板7
8及び先端検知センサ80を主要部材として構成されて
いる。搬送ローラ64乃至70は、回転動力を有しその
回転作用によりカード12の搬送を行う駆動ローラ64
A乃至70Aと、該駆動ローラ64A乃至70Aの上方
に配置され、自重によりカード12を駆動ローラ64A
乃至70Aに押さえつける従動ローラ64B乃至70B
から成る。そして、前記プラテンローラ20に対してカ
ード12を水平方向に往復移送させる。このため、搬送
ローラ64乃至70は前記プラテンローラ20の上流側
及び下流側に設置されると共に、カード12の両端を挟
持できる間隔で配置される。
【0016】駆動ローラ64A乃至70Aは軸64C乃
至70Cを中心に回動し、従動ローラ64B乃至70B
は軸64D乃至70Dを中心に回動する。そして、軸6
4C乃至70Cは、図1におけるケーシング18にそれ
ぞれ回動自在に支持され、軸64D乃至70Dは、ケー
シング18の側面に形成された長穴(図示せず)に遊嵌
されている。これにより、従動ローラ64B乃至70B
は、自重により駆動ローラ64A乃至70Aを圧接す
る。
至70Cを中心に回動し、従動ローラ64B乃至70B
は軸64D乃至70Dを中心に回動する。そして、軸6
4C乃至70Cは、図1におけるケーシング18にそれ
ぞれ回動自在に支持され、軸64D乃至70Dは、ケー
シング18の側面に形成された長穴(図示せず)に遊嵌
されている。これにより、従動ローラ64B乃至70B
は、自重により駆動ローラ64A乃至70Aを圧接す
る。
【0017】以下必要に応じて上述した搬送ローラ64
乃至70を、上流側(図1左側)より第1搬送ローラ6
4、第2搬送ローラ66、第3搬送ローラ68、第4搬
送ローラ70と呼ぶ。水平案内板74は、前記搬送ロー
ラ64乃至70で搬送されるカード12を載置して、前
記プラテンローラ20に対して水平方向に案内する。こ
のため、矩形状の薄板が、前記第1搬送ローラ64と第
2搬送ローラ70の間に設置される共に、プラテンロー
ラ20及び搬送ローラ66、68の設置部分に開口部が
形成されている。
乃至70を、上流側(図1左側)より第1搬送ローラ6
4、第2搬送ローラ66、第3搬送ローラ68、第4搬
送ローラ70と呼ぶ。水平案内板74は、前記搬送ロー
ラ64乃至70で搬送されるカード12を載置して、前
記プラテンローラ20に対して水平方向に案内する。こ
のため、矩形状の薄板が、前記第1搬送ローラ64と第
2搬送ローラ70の間に設置される共に、プラテンロー
ラ20及び搬送ローラ66、68の設置部分に開口部が
形成されている。
【0018】垂直案内板76は、両側に凸部が形成され
たプレートが、前記水平案内板74に対して垂直に設け
らると共に、前記第1搬送ローラ64と第2搬送ローラ
66の間の一方側の端部に配置される。プッシュ板78
は、前記垂直案内板76の前まで搬送されてきたカード
12を前記垂直案内板76に押し付けることにより、カ
ード12を前記サーマルヘッド22の間熱素子配列方向
に対して直交するように位置合わせを行う。このため、
矩形状の板部材が前記第1搬送ローラ64と第2搬送ロ
ーラ66の間の他方側の端部に前記垂直案内板76と対
向するように配置されると共に、中心部をケーシング1
8に取り付けられた支持部材82に揺動自在に支持され
る。そして、カード12の押しつけ時は、図示しない押
しつけ手段で下端部を押しつけることにより先端部がカ
ード12を垂直案内板76に押しつける。
たプレートが、前記水平案内板74に対して垂直に設け
らると共に、前記第1搬送ローラ64と第2搬送ローラ
66の間の一方側の端部に配置される。プッシュ板78
は、前記垂直案内板76の前まで搬送されてきたカード
12を前記垂直案内板76に押し付けることにより、カ
ード12を前記サーマルヘッド22の間熱素子配列方向
に対して直交するように位置合わせを行う。このため、
矩形状の板部材が前記第1搬送ローラ64と第2搬送ロ
ーラ66の間の他方側の端部に前記垂直案内板76と対
向するように配置されると共に、中心部をケーシング1
8に取り付けられた支持部材82に揺動自在に支持され
る。そして、カード12の押しつけ時は、図示しない押
しつけ手段で下端部を押しつけることにより先端部がカ
ード12を垂直案内板76に押しつける。
【0019】先端検知センサ80は、図1に示されるよ
うに、第2搬送ローラ68の上流側近傍に設置されてい
る。先端検知センサ80は、ベース部80Aに接触子8
0Bが揺動自在に支持されており、搬送されてきたカー
ド12がこの接触子80Bに押し倒すことにより、カー
ド12の先端の通過を検知する。次に、駆動ローラ64
A乃至70A、プラテンローラ20及びインクシート用
巻き取りリール60の駆動について説明する。
うに、第2搬送ローラ68の上流側近傍に設置されてい
る。先端検知センサ80は、ベース部80Aに接触子8
0Bが揺動自在に支持されており、搬送されてきたカー
ド12がこの接触子80Bに押し倒すことにより、カー
ド12の先端の通過を検知する。次に、駆動ローラ64
A乃至70A、プラテンローラ20及びインクシート用
巻き取りリール60の駆動について説明する。
【0020】前記搬送ローラ64乃至70の駆動は、1
つの駆動モータにより行われる。このため、各駆動ロー
ラ64A乃至70Aは、図6に示されるようにタイミン
グベルト88、88、…が掛け渡され動力の伝達が行わ
れる。つまり、第二搬送ローラ66の下方に設けられた
図示しない駆動モータからタイミングベルトを介して第
2駆動ローラ66Aの回転軸66Cの一方端に動力が伝
達される。一方、駆動ローラ64A乃至70Aの回転軸
64C乃至70Cの他方端には、それぞれタイミングプ
ーリ64E乃至70Eが設けられている。そして、第1
搬送ローラ64、第2搬送ローラ66間の上方、第二搬
送ローラ66、第3搬送ローラ68間の下方及び第3搬
送ローラ68、第4搬送ローラ70間の上方にそれぞれ
上下方向に進退可能に支持されたタイミングプーリ9
0、90、…が設けられている。そして、隣り合うタイ
ミングプーリ64E、66E(及び66E、68Eと6
8E、70E)とその上方又は下方に設けられたタイミ
ングプーリ90にタイミングベルト88が掛け渡されて
いる。
つの駆動モータにより行われる。このため、各駆動ロー
ラ64A乃至70Aは、図6に示されるようにタイミン
グベルト88、88、…が掛け渡され動力の伝達が行わ
れる。つまり、第二搬送ローラ66の下方に設けられた
図示しない駆動モータからタイミングベルトを介して第
2駆動ローラ66Aの回転軸66Cの一方端に動力が伝
達される。一方、駆動ローラ64A乃至70Aの回転軸
64C乃至70Cの他方端には、それぞれタイミングプ
ーリ64E乃至70Eが設けられている。そして、第1
搬送ローラ64、第2搬送ローラ66間の上方、第二搬
送ローラ66、第3搬送ローラ68間の下方及び第3搬
送ローラ68、第4搬送ローラ70間の上方にそれぞれ
上下方向に進退可能に支持されたタイミングプーリ9
0、90、…が設けられている。そして、隣り合うタイ
ミングプーリ64E、66E(及び66E、68Eと6
8E、70E)とその上方又は下方に設けられたタイミ
ングプーリ90にタイミングベルト88が掛け渡されて
いる。
【0021】これにより、駆動モータより第2駆動ロー
ラに伝達された回転は全ての駆動ローラに回転が伝達さ
れる。また、プラテンローラ20の駆動は、プラテンロ
ーラ20の下方に設けた図示しない第2の駆動モータに
よりタイミングベルトを介して動力が伝達され、インク
シート26の巻き取りリール60の駆動は、巻き取りリ
ール60の下方に設けた図示しない第3の駆動モータに
よりタイミングベルトを介して動力が伝達される。
ラに伝達された回転は全ての駆動ローラに回転が伝達さ
れる。また、プラテンローラ20の駆動は、プラテンロ
ーラ20の下方に設けた図示しない第2の駆動モータに
よりタイミングベルトを介して動力が伝達され、インク
シート26の巻き取りリール60の駆動は、巻き取りリ
ール60の下方に設けた図示しない第3の駆動モータに
よりタイミングベルトを介して動力が伝達される。
【0022】次に、搬送ローラ66、68の挟持機構8
4及びサーマルヘッド22の挟持機構86について説明
する。カード12の印刷中は、印刷ズレを防止するため
にも、余分な力をかけずにプラテンローラ20の回転作
用のみでカード12を搬送することが望ましい。このた
め、印刷中は従動ローラ66B、68Bをそれぞれ上昇
させて、挟持作用を解除している。この従動ローラ66
B、68Bを上下動させる機構が挟持機構84であり、
以下その構成を図7及び図8により説明する。
4及びサーマルヘッド22の挟持機構86について説明
する。カード12の印刷中は、印刷ズレを防止するため
にも、余分な力をかけずにプラテンローラ20の回転作
用のみでカード12を搬送することが望ましい。このた
め、印刷中は従動ローラ66B、68Bをそれぞれ上昇
させて、挟持作用を解除している。この従動ローラ66
B、68Bを上下動させる機構が挟持機構84であり、
以下その構成を図7及び図8により説明する。
【0023】従動ローラ66B、68Bの下方に逆L字
状のレバー92が配置される。レバー92はその水平部
92Aの両端部に長穴94、94が形成されており、該
長穴94、94にボルト96、96を遊嵌させて図1に
おけるケーシング18の壁面にボルト94、94止めさ
れる。水平部92Aの一方端には、スプリング98が設
けられており、レバー92を左側に付勢している。そし
て、レバー92の垂直部92Bの左側近傍には、カム1
00が設けられており、該カム100の回転によりレバ
ー92は、水平方向にスライドする。そして、レバー9
2が最も左に移動したときは、水平部92Aの上部に形
成された溝102、102に前記従動ローラ66B、6
8Bの回転軸66D、68Dが嵌まり(図8参照)駆動
ローラ66A、68Aを圧接する。また、最も右に移動
したときは回転軸66D、68Dは、溝102、102
を乗り上げ、従動ローラ66B、68Bは上昇して(図
7参照)駆動ローラ66A、68Aから離反する。
状のレバー92が配置される。レバー92はその水平部
92Aの両端部に長穴94、94が形成されており、該
長穴94、94にボルト96、96を遊嵌させて図1に
おけるケーシング18の壁面にボルト94、94止めさ
れる。水平部92Aの一方端には、スプリング98が設
けられており、レバー92を左側に付勢している。そし
て、レバー92の垂直部92Bの左側近傍には、カム1
00が設けられており、該カム100の回転によりレバ
ー92は、水平方向にスライドする。そして、レバー9
2が最も左に移動したときは、水平部92Aの上部に形
成された溝102、102に前記従動ローラ66B、6
8Bの回転軸66D、68Dが嵌まり(図8参照)駆動
ローラ66A、68Aを圧接する。また、最も右に移動
したときは回転軸66D、68Dは、溝102、102
を乗り上げ、従動ローラ66B、68Bは上昇して(図
7参照)駆動ローラ66A、68Aから離反する。
【0024】尚、上述した挟持機構84は、従動ローラ
66B、68Bの両側にそれぞれ設けられ、カム100
は同一軸で連結し、図示しない駆動モータにより駆動さ
れている。このサーマルプリンタ装置10では、カード
12を往復走行させて印刷を行うため、印刷を終了した
カード12を再び上流側に搬送する。このとき、カード
12をサーマルヘッド22とプラテンローラ20で挟持
した状態で搬送すると、インクシート26の接触部が擦
れて印刷面が汚れてしまう問題がある。このため、印刷
時以外はサーマルヘッド22を上昇させてプラテンロー
ラ20から離反させる必要があり、このサーマルヘッド
22を上下動させる機構が挟持機構86である。以下そ
の構成を図7及び図8により説明する。
66B、68Bの両側にそれぞれ設けられ、カム100
は同一軸で連結し、図示しない駆動モータにより駆動さ
れている。このサーマルプリンタ装置10では、カード
12を往復走行させて印刷を行うため、印刷を終了した
カード12を再び上流側に搬送する。このとき、カード
12をサーマルヘッド22とプラテンローラ20で挟持
した状態で搬送すると、インクシート26の接触部が擦
れて印刷面が汚れてしまう問題がある。このため、印刷
時以外はサーマルヘッド22を上昇させてプラテンロー
ラ20から離反させる必要があり、このサーマルヘッド
22を上下動させる機構が挟持機構86である。以下そ
の構成を図7及び図8により説明する。
【0025】サーマルヘッド22の軸ピン22Cの近傍
に、軸104を中心に揺動自在に支持されたレバー10
6が設けられる。このレバー106の一方側の端部上方
には、カム108が設けられており、該カム108の回
転によりレバー106の先端は上下動をする。そして、
このレバー106の先端の上昇に伴い前記軸ピン22C
が持ち上げられて、サーマルヘッド22が上昇する(図
8参照)。
に、軸104を中心に揺動自在に支持されたレバー10
6が設けられる。このレバー106の一方側の端部上方
には、カム108が設けられており、該カム108の回
転によりレバー106の先端は上下動をする。そして、
このレバー106の先端の上昇に伴い前記軸ピン22C
が持ち上げられて、サーマルヘッド22が上昇する(図
8参照)。
【0026】尚、上述した挟持機構86は、サーマルヘ
ッド22の軸ピン22B側にも設けられ、カム108は
同一軸で連結し、図示しない駆動モータにより駆動され
ている。本発明に係るサーマルプリンタ装置10は以上
のように構成される。尚、サーマルプリンタ装置10の
図1における左側には、図示しないカード収納庫が配置
され、サーマルプリンタ装置10に順次カード12が送
り出されるようになっている。また、上記した駆動モー
タは全てパルスモータが用いられ、パルス数によりカー
ド12の搬送量を制御することができるようになってい
る。
ッド22の軸ピン22B側にも設けられ、カム108は
同一軸で連結し、図示しない駆動モータにより駆動され
ている。本発明に係るサーマルプリンタ装置10は以上
のように構成される。尚、サーマルプリンタ装置10の
図1における左側には、図示しないカード収納庫が配置
され、サーマルプリンタ装置10に順次カード12が送
り出されるようになっている。また、上記した駆動モー
タは全てパルスモータが用いられ、パルス数によりカー
ド12の搬送量を制御することができるようになってい
る。
【0027】また、サーマルヘッド22、各駆動モータ
及び各機構の駆動制御は全てCPU(図示せず)により
行われる。以下、本発明に係るサーマルプリンタ装置1
0の実施例の作用を図1により説明する。先ず、カード
収納庫(図示せず)から送り出されて来たカード12
は、第1搬送ローラ64で挟持される。
及び各機構の駆動制御は全てCPU(図示せず)により
行われる。以下、本発明に係るサーマルプリンタ装置1
0の実施例の作用を図1により説明する。先ず、カード
収納庫(図示せず)から送り出されて来たカード12
は、第1搬送ローラ64で挟持される。
【0028】CPUは、搬送ローラ駆動モータを駆動す
ると共に、垂直案内板76の前までカード12を第1搬
送ローラ64により搬送する。カード12が前記垂直案
内板76前まで搬送されたらCPUはモータを停止する
と共に、プッシュ板78を作動してカード12を垂直案
内板76に押し付ける。これにより、カード12は、サ
ーマルヘッド22の間熱素子配列方向に対して垂直に搬
送されるようにセットされる。
ると共に、垂直案内板76の前までカード12を第1搬
送ローラ64により搬送する。カード12が前記垂直案
内板76前まで搬送されたらCPUはモータを停止する
と共に、プッシュ板78を作動してカード12を垂直案
内板76に押し付ける。これにより、カード12は、サ
ーマルヘッド22の間熱素子配列方向に対して垂直に搬
送されるようにセットされる。
【0029】次に、CPUは、再びモータを駆動して第
2搬送ローラ64によりカード12を下流方向に搬送す
る。この際、カード12の先端は先端検知センサ80の
接触子80Bに接触する。先端検知センサ80は、この
カード12の先端の接触を検知するとCPUに信号を送
る。CPUはこの信号を受けると、カード12の先端が
サーマルヘッド22の印刷部と一致した状態で停止する
ように以後のモータの回転量を制御する。
2搬送ローラ64によりカード12を下流方向に搬送す
る。この際、カード12の先端は先端検知センサ80の
接触子80Bに接触する。先端検知センサ80は、この
カード12の先端の接触を検知するとCPUに信号を送
る。CPUはこの信号を受けると、カード12の先端が
サーマルヘッド22の印刷部と一致した状態で停止する
ように以後のモータの回転量を制御する。
【0030】次に、CPUは、搬送ローラ64、68の
挟持機構84を作動させて、第2従動ローラ64B及び
第3従動ローラ66Bを上昇させると共に、サーマルヘ
ッド20の挟持機構86を作動させて、サーマルヘッド
20を下降させる(図7参照)。これにより、カード1
2の先端部はプラテンローラ20とサーマルヘッド22
のみで挟持される。
挟持機構84を作動させて、第2従動ローラ64B及び
第3従動ローラ66Bを上昇させると共に、サーマルヘ
ッド20の挟持機構86を作動させて、サーマルヘッド
20を下降させる(図7参照)。これにより、カード1
2の先端部はプラテンローラ20とサーマルヘッド22
のみで挟持される。
【0031】次に、CPUは、プラテンローラ駆動モー
タを駆動してカード12を下流側に搬送すると共に、サ
ーマルヘッド20により1色目の印刷を行う。この際、
サーマルヘッド20は、片端に自由度が持たせてあるの
でプラテンローラ20の傾きに追従することができる。
カード12の全面に渡って1色目の印刷が終了したら、
CPUはプラテンローラ駆動モータの駆動を停止する。
そして、挟持機構86を作動してサーマルヘッド20を
上昇させると共に、挟持機構84を作動して、第2従動
ローラ66及び第3従動ローラ68を下降させる。この
状態でカード12は、第3搬送ローラに挟持されてお
り、CPUは搬送ローラ駆動用モータを逆回転で駆動さ
せ、カード12を上流側に搬送する。
タを駆動してカード12を下流側に搬送すると共に、サ
ーマルヘッド20により1色目の印刷を行う。この際、
サーマルヘッド20は、片端に自由度が持たせてあるの
でプラテンローラ20の傾きに追従することができる。
カード12の全面に渡って1色目の印刷が終了したら、
CPUはプラテンローラ駆動モータの駆動を停止する。
そして、挟持機構86を作動してサーマルヘッド20を
上昇させると共に、挟持機構84を作動して、第2従動
ローラ66及び第3従動ローラ68を下降させる。この
状態でカード12は、第3搬送ローラに挟持されてお
り、CPUは搬送ローラ駆動用モータを逆回転で駆動さ
せ、カード12を上流側に搬送する。
【0032】上流側に搬送される際に、カード12は再
び先端検知センサ80を通過するので、先端検知センサ
80は、このカード12の先端の接触を検知するとCP
Uに信号を送る。CPUはこの信号を受けると、カード
12が垂直案内板76の前で停止するように以後のモー
タの回転量を制御する。垂直案内板76前に搬送された
カード12は、ここで再びプッシュ板78により位置合
わせが行われ、以下1色目と同様の操作により2色目以
降の印刷を順次繰り返して行う。そして、4色目の印刷
が終了し、第3搬送ローラ68にカード12を挟持させ
たら、CPUは搬送ローラ駆動用モータを逆転させず
に、正回転させてカード12を下流側に搬送して、印刷
の終了したカード12を排出口より排出する。
び先端検知センサ80を通過するので、先端検知センサ
80は、このカード12の先端の接触を検知するとCP
Uに信号を送る。CPUはこの信号を受けると、カード
12が垂直案内板76の前で停止するように以後のモー
タの回転量を制御する。垂直案内板76前に搬送された
カード12は、ここで再びプッシュ板78により位置合
わせが行われ、以下1色目と同様の操作により2色目以
降の印刷を順次繰り返して行う。そして、4色目の印刷
が終了し、第3搬送ローラ68にカード12を挟持させ
たら、CPUは搬送ローラ駆動用モータを逆転させず
に、正回転させてカード12を下流側に搬送して、印刷
の終了したカード12を排出口より排出する。
【0033】このように、本実施例のサーマルプリンタ
装置10によれば、チャック等でカード12の一部を支
持する必要がないので、カード12の全面に印刷を行う
ことができる。また、印刷中は、第2従動ローラ66、
第3従動ローラ68を上昇させ、プラテンローラ20の
回転作用のみでカードを搬送するようにした。このた
め、カード12には、余分な力がかからず印刷ズレを防
止することができる。
装置10によれば、チャック等でカード12の一部を支
持する必要がないので、カード12の全面に印刷を行う
ことができる。また、印刷中は、第2従動ローラ66、
第3従動ローラ68を上昇させ、プラテンローラ20の
回転作用のみでカードを搬送するようにした。このた
め、カード12には、余分な力がかからず印刷ズレを防
止することができる。
【0034】また、サーマルヘッド20は、片端に自由
度が与えられているため、プラテンローラ20の傾きに
追従することができ、印刷ムラの発生を防止することが
できる。また、1色のみの印刷を行う際は、単色のイン
クシート26を用いて上記操作を1回だけ行えばよい。
度が与えられているため、プラテンローラ20の傾きに
追従することができ、印刷ムラの発生を防止することが
できる。また、1色のみの印刷を行う際は、単色のイン
クシート26を用いて上記操作を1回だけ行えばよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサー
マルプリンタ装置によれば、カードの搬送を印画部の上
流及び下流側に配設した搬送ローラで行うようにしたた
め、カードの一部をチャック等で支持する必要がなくな
る。このため、カードの全面に印刷することができる。
また、印刷中は前記搬送ローラの挟持力が解除され、プ
ラテンローラの回転作用のみで搬送されるため、余分な
力が加わらず印刷ズレを防止することができる。
マルプリンタ装置によれば、カードの搬送を印画部の上
流及び下流側に配設した搬送ローラで行うようにしたた
め、カードの一部をチャック等で支持する必要がなくな
る。このため、カードの全面に印刷することができる。
また、印刷中は前記搬送ローラの挟持力が解除され、プ
ラテンローラの回転作用のみで搬送されるため、余分な
力が加わらず印刷ズレを防止することができる。
【図1】図1は、本発明に係るサーマルプリンタ装置の
構成を説明する説明図
構成を説明する説明図
【図2】図2は、図1におけるA─A断面図
【図3】図3は、本発明に係るサーマルプリンタ装置の
サーマルヘッドの追従機構を説明する正面図
サーマルヘッドの追従機構を説明する正面図
【図4】図4は、図3における側面断面図
【図5】図5は、図3における上面図
【図6】図6は、本発明に係るサーマルプリンタ装置の
搬送ローラの駆動を説明する説明図
搬送ローラの駆動を説明する説明図
【図7】図7は、本発明に係るサーマルプリンタ装置の
搬送ローラ及びサーマルヘッドの挟持機構を説明する説
明図
搬送ローラ及びサーマルヘッドの挟持機構を説明する説
明図
【図8】図8は、本発明に係るサーマルプリンタ装置の
搬送ローラ及びサーマルヘッドの挟持機構を説明する説
明図
搬送ローラ及びサーマルヘッドの挟持機構を説明する説
明図
10…サーマルプリンタ装置 12…カード 14…印刷部 16…搬送部 20…プラテンローラ 22…サーマルヘッド 24…サーマルヘッド挟持機構 64、66、68、70…搬送ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 13/02 B42D 15/10 501 E
Claims (1)
- 【請求項1】サーマルヘッドとプラテンローラから成る
印刷部に被印刷物を往復給送して、前記被印刷物に複数
の色を印刷するサーマルプリンタ装置において、 前記印刷部の上流側と下流側とに前記被印刷物を挟持搬
送する正逆回転可能な搬送ローラを設け、前記搬送ロー
ラは前記被印刷物を前記サーマルヘッドと前記プラテン
ローラから成る前記印刷部まで搬送し、前記印刷部で前
記サーマルヘッドと前記プラテンローラとで挟持された
前記被印刷物は前記プラテンローラの回転駆動力により
駆動されると共に、前記サーマルヘッドで印刷され、前
記搬送ローラは前記被印刷物が前記印刷部で印刷されて
いる時には挟持力が解除されていることを特徴とするサ
ーマルプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211255A JPH0872335A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | サーマルプリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6211255A JPH0872335A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | サーマルプリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872335A true JPH0872335A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16602886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6211255A Pending JPH0872335A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | サーマルプリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872335A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1745938A2 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Alps Electric Co., Ltd. | Ink ribbon cassette |
EP1759863A1 (en) | 2005-08-31 | 2007-03-07 | Alps Electric Co., Ltd. | Printer |
US7427065B2 (en) | 2004-09-27 | 2008-09-23 | Alps Electric Co., Ltd. | Printer |
US7439994B2 (en) | 2006-11-01 | 2008-10-21 | Alps Electric Co., Ltd. | Thermal transfer line printer |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6211255A patent/JPH0872335A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7427065B2 (en) | 2004-09-27 | 2008-09-23 | Alps Electric Co., Ltd. | Printer |
EP1745938A2 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Alps Electric Co., Ltd. | Ink ribbon cassette |
KR100812580B1 (ko) * | 2005-07-21 | 2008-03-13 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 잉크 리본 카세트 |
EP1759863A1 (en) | 2005-08-31 | 2007-03-07 | Alps Electric Co., Ltd. | Printer |
US7439994B2 (en) | 2006-11-01 | 2008-10-21 | Alps Electric Co., Ltd. | Thermal transfer line printer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2915353B2 (ja) | 熱転写プリンター | |
US6880991B2 (en) | Printing method | |
US6762780B2 (en) | Printing apparatus | |
US7173643B2 (en) | Printing apparatus | |
US4547783A (en) | Image forming apparatus | |
US6664993B2 (en) | Image transfer apparatus and image transfer method | |
JPH0872335A (ja) | サーマルプリンタ装置 | |
EP1705022B1 (en) | image forming apparatus | |
JP2728196B2 (ja) | プリント方法及びその装置 | |
JP2006130857A (ja) | 記録装置 | |
JP3593308B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP3631737B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
KR0147573B1 (ko) | 프린팅 방법 및 그 장치 | |
JP3610701B2 (ja) | プリンタ | |
JP2005029281A (ja) | 用紙搬送機構 | |
KR0132864B1 (ko) | 프린팅 방법 및 그 장치 | |
JPH08300697A (ja) | 熱転写記録装置及びインクシート搬送装置 | |
JP2632568B2 (ja) | 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱転写記録装置 | |
KR0141227B1 (ko) | 프린팅 방법 및 그 장치 | |
KR200168095Y1 (ko) | 용지 이송 장치의 설치 구조 | |
JPH05138904A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2633923B2 (ja) | プリンタ装置 | |
JP2717137B2 (ja) | 印字装置 | |
JPH05139599A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000343800A (ja) | 印字装置及び印字方法 |