JP3610701B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写式のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、昇華インクが塗布されたインクリボンを用いる熱転写式のプリンタが知られている。
この種のプリンタは、インクリボンに対して熱を加える発熱抵抗体を有するサーマルヘッドと、該サーマルヘッドの下方に配設された上記インクリボンと、印刷用紙およびインクリボンを搬送する搬送部と、装置各部を制御する制御部とを有している。
【0003】
ここで、上記インクリボンの構成を図10に示す。この図において、インクリボン1は、ベースフィルム2上に同図右側よりイエロインクY、マゼンダインクM、シアンインクCおよびオーバコート材OCが繰り返し塗布されてなる。上記イエロインクY、マゼンダインクMおよびシアンインクCは、各々昇華系のインクであり、一定温度以上に加熱されることにより昇華するという性質を有している。また、オーバコート材OCは、図12に示す印刷用紙11の表面の保護および艶出しを行う目的で用いられる。
【0004】
図10に示すMYは、イエロインクYの先頭部を検出するときに用いられるイエロマークMYであり、MMは、マゼンダインクMの先頭部を検出するときに用いられるマゼンダマークMMである。また、MCは、シアンインクCの先頭部を検出するときに用いられるシアンマークMCであり、MOCは、オーバコート材OCの先頭部を検出するときに用いられるオーバコート材マークである。これら、イエロマークMY、マゼンダマークMM、シアンマークMCおよびオーバコート材マークMOCは、図示しないリボンマークセンサによって検知される。
【0005】
上記構成において、印刷データが供給されると、制御部は、搬送部を制御して、図12に示す印刷用紙11を印刷開始位置まで搬送するとともに、図10に示すインクリボン1を移動させる。そして、サーマルヘッドが図12に示す印刷開始位置Psの直上に位置すると、制御部は、搬送部を制御して印刷用紙11の搬送を停止する。また、図10に示すイエロマークMYがリボンマークセンサにより検知されると、制御部は、搬送部を制御してインクリボンの移動を停止する。
【0006】
次に、制御部は、イエロインクYを印刷用紙11に対して印刷すべく、サーマルヘッドに対して、パルス電圧を供給するとともに、搬送部を制御して、インクリボン1および印刷用紙11を1ライン分づつ順次搬送する。これにより、サーマルヘッドが発熱することにより、図10に示すインクリボン1のイエロインクYが昇華する。従って、印刷用紙11には、イエロインクYが1ライン分づつ順次印刷される。
【0007】
そして、印刷用紙11に対するイエロインクYの印刷が終了すると、制御部は、搬送部を制御して、印刷用紙11を印刷開始位置まで逆搬送して、上述した動作と同様にして図10に示すマゼンダインクMを印刷用紙11に印刷する動作を行う。そして、上記印刷用紙11に対するマゼンダインクMの印刷が終了すると、制御部は、図10に示すシアンインクCを印刷用紙11に対して印刷する動作を行う。
【0008】
そして、上述した印刷用紙11に対するシアンインクCの印刷が終了すると、制御部は、印刷用紙11に対して、図10に示すオーバコート材OCを印刷する動作を行う。すなわち、今、サーマルヘッドが図12に示す印刷開始位置Psの直上に位置している状態において、制御部は、図11(a)に示す時刻0において、パルス電圧Vpをサーマルヘッドへ供給する。この図11(a)において、Tは、印刷用紙11を1ライン分搬送するのに要する時間であり、以下基本周期と称する。また、T100は、パルス電圧Vpのパルス幅であり、上記基本周期Tより小とされおり、以下、100%周期と称する。
【0009】
そして、上記100%周期T100のパルス電圧Vpがサーマルヘッドに供給されると、サーマルヘッドがパルス電圧Vpにより与えられるエネルギ(以下、100%エネルギと称する)に応じた発熱量の熱を発生する。この結果、図10に示すオーバコート材OCが溶融することにより、図12に示す印刷開始位置Ps近傍には、1ラインのオーバコート材OCが印刷される。
【0010】
以下、制御部は、図11(a)に示す時刻t1、t2、・・・、t7において、100%周期T100のパルス電圧Vpを順次サーマルヘッドへ供給するとともに、搬送部を制御して図12に示す印刷用紙11を1ラインづつ順次搬送する。
これにより、図12に示す印刷用紙11において、印刷開始位置Psから印刷終了位置Peまでの範囲には、オーバコート材OCが1ライン分づつ順次、印刷される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のプリンタにおいては、オーバコート材OCの印刷時において図12に示す印刷用紙11に対して、印刷開始位置Psから印刷終了位置Peまでの間、常に、100%エネルギをもってオーバコート材OCの印刷が行われている。
しかしながら、上述した従来のプリンタにおいては、図12に示す印刷開始位置Psおよび印刷終了位置Pe付近において、印刷されたオーバコート材OCの剥がれ等が発生するという欠点があった。
これは、図12に示す印刷開始位置Psにあっては、100%エネルギがサーマルヘッドに供給されても、サーマルヘッドが冷却状態から昇温されるため加熱不良が発生し、従って、印刷用紙11に対するオーバコート材OCの定着不良が発生するためである。
他方、図12に示す印刷終了位置Peにあっては、サーマルヘッドに対する供給エネルギを100%から急激に0%にしているため、この急激な変化によってオーバコート材OCが安定して定着しないためである。
本発明はこのような背景の下になされたもので、高品質でオーバコート材を印刷用紙に対して印刷することができるプリンタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、供給されるエネルギ量に応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の大きさのエネルギより小たる第2のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2のエネルギの大きさから順次、段階的にゼロに低下する第3のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給するエネルギ供給手段とを具備することを特徴とする
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記第1のエネルギは、前記第2のエネルギに対して1.5倍の大きさであることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、供給されるパルス電圧のパルス幅に応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1のパルス幅より小たる第2のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2のパルス幅から順次、段階的にゼロに低下する第3のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給するパルス電圧供給手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプリンタにおいて、前記第1のパルス幅は、前記第2のパルス幅に対して1.5倍の幅であることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、供給される電圧の大きさに応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1の電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の電圧より小たる第2の電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2の電圧から順次、段階的にゼロに低下する第3のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給するパルス電圧供給手段とを具備することを特徴とする。
以 上
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のプリンタにおいて、前記第1の電圧は、前記第2の電圧に対して1.5倍の大きさであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態によるプリンタの印刷部の構成を示す概略側面図である。この図において、10は、用紙カセットであり、その内部に印刷用紙11、11・・・を積層収容している。12は、用紙カセット10の上方に設けられた断面略半円のピックアップローラであり、その中心軸が図示しないギア、クラッチおよびベルトからなるギア機構を介して、モータ(図示略)に接続されている。このピックアップローラ12は、上記モータによりギア機構を介して同図に示す矢印Z1方向に回転駆動されることにより、用紙カセット10内の一番上の印刷用紙11を給紙する。
【0019】
13は、ピックアップローラ12の左方に配設された搬送ローラであり、ピックアップローラ12により給紙された印刷用紙11を搬送する。この搬送ローラ13は、その中心軸が上述したギア機構を介して同図に示す矢印Z2またはZ3方向へモータ(図示略)により回転駆動される。14は、ローラであり、搬送ローラ13の上方に、その外周面が搬送ローラ13の外周面に当接するようにして配設されている。15は、ローラであり、搬送ローラ13の下方に、その外周面が搬送ローラ13の外周面に当接するようにして配設されている。これらローラ14およびローラ15は、搬送ローラ13の回転に連動して回転駆動される。
【0020】
16は、搬送ローラ13の左方に配設されたガイド板であり、ピックアップローラ12により給紙される印刷用紙11をローラ14へ案内し、また、搬送ローラ13により搬送される印刷用紙11を案内する。17は、搬送ローラ13およびガイド板16の左方に配設された終端検知センサ17であり、印刷用紙11の終端を検知する。
【0021】
18は、搬送ローラ13の右上方に配設されたプラテンローラであり、その回転軸がギア機構を介してモータ(図示略)に接続されている。このプラテンローラ18は、上記モータが正転駆動されたとき同図に示す矢印Z4方向に、他方、モータが逆転駆動されたとき同図に示す矢印Z5方向に各々回転駆動される。
【0022】
19は、プラテンローラ18の右方に、その外周面がプラテンローラ18の外周面に当接するようにして配設された補助ローラであり、プラテンローラ18の回転に連動して回転駆動される。20は、補助ローラであり、補助ローラ19の上方に、その外周面が補助ローラ19の外周面に当接するようにして配設されており、補助ローラ19の回転に連動して回転駆動される。
【0023】
21は、補助ローラ20の右方に配設された始端検知センサであり、印刷用紙11の始端を検知する。22は、補助ローラ19の右方に配設された補助ローラであり、その回転軸が回転機構を介してモータ(図示略)に接続されている。23は、補助ローラであり、補助ローラ22の上方に、その外周面が補助ローラ22の外周面に当接するようにして配接されており、補助ローラ22の回転に連動して回転駆動される。
【0024】
24は、プラテンローラ18の上方に配設されたサーマルヘッドであり、図示しない駆動装置により、同図に示す矢印ZuまたはZd方向へ駆動される。このサーマルヘッド24の下面、すなわちプラテンローラ18に対向する面には、発熱抵抗体25が設けられており、この発熱抵抗体25は、供給されるパルス電圧のパルス幅に応じた発熱量の熱を発生する。
【0025】
インクリボン1は、前述した図10に示す構成と同一の構成とされており、その一端部が送り出しリール26に巻回されており、その他端部がプーリ27、28および29を介して巻き取りリール30に巻回されている。この巻き取りリール30は、図示しないギア機構を介してモータ(図示略)に接続されており、このモータによって、同図に示す矢印Z6方向へ回転駆動される。すなわち、この巻き取りリール30が回転駆動されることにより、インクリボン1が同図に示す矢印Z7方向へ送られ、さらに、送り出しリール26が同図に示す矢印Z8方向へ回転駆動される。31は、補助ローラ20とインクリボン1との間に配設されたリボンマークセンサであり、図10に示すイエロマークMY、マゼンダマークMM、シアンマークMCおよびオーバーコート材マークMOCを各々検知する。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態によるプリンタの制御部の構成を示すブロック図であり、この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図2において、41は、装置各部を制御するCPU(中央処理装置)であり、このCPU41の動作の詳細については後述する。42は、ROM(リードオンリメモリ)であり、CPU41で実行される制御プログラムが記憶されている。43は、読み出しおよび書き込みが可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)であり、CPU41の制御により演算データ等が記憶される。
【0027】
44は、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部装置とラインメモリ45との間の電気的整合をとるインターフェイスであり、上記外部装置から印刷データDが供給される。上記ラインメモリ45は、インターフェイス44を介して入力される印刷データDを、CPU41の制御により1ライン分づづ記憶する。46は、I/O(Input/Output)ポートであり、CPU41と、モータ47、始端検知センサ21、終端検知センサ17およびリボンマークセンサ31との間に介挿されている。上記モータ47は、I/Oポート46を介してCPU41より供給されるモータ駆動信号SMにより回転駆動される。
すなわち、モータ47は、上述した図1に示すピックアップローラ12、搬送ローラ13、プラテンローラ18、補助ローラ22および巻き取りリール30を図示しないギア機構を介して回転駆動する。
【0028】
また、図2に示す始端検知センサ21は、図1に示す印刷用紙11を検知したとき用紙検知信号SsをI/Oポート46を介してCPU41へ出力する。終端検知センサ17は、上記始端検知センサ21と同様にして、印刷用紙11を検知したとき用紙検知信号SeをI/Oポート46を介してCPU41へ出力する。リボンマークセンサ31は、図10に示すイエロマークMY、マゼンダマークMM、シアンマークMCまたはオーバーコート材マークMOCを検知したとき、マーク検知信号SRをI/Oポート46を介してCPU41へ出力する。
【0029】
48は、パルス電圧発生回路であり、CPU41から供給されるパルス幅制御信号Spに応じた図11(b)に示すパルス電圧Vpを発生して、これをサーマルヘッド24へ出力する。上記パルス幅制御信号Spおよびパルス電圧Vpの詳細については、後述する。
【0030】
次に、上述した本発明の一実施形態によるプリンタの動作について説明する。図2において、図示しない外部装置より印刷データDが出力されると、該印刷データDは、インターフェイス44を介してラインメモリ45に、1ライン分づつ順次書き込まれる。次に、CPU41は、I/Oポート46を介してモータ47へモータ駆動信号SMを供給する。この結果、モータ47が回転駆動される。
【0031】
次に、CPU41によりギア機構のクラッチが投入されると、図1に示すピックアップローラ12が同図に示す矢印Z1方向へ回転駆動されるとともに、搬送ローラ13が同図に示す矢印Z2方向へ正転駆動される。この搬送ローラ13の回転に連動して、ローラ14および15が各々正転駆動される。
【0032】
また、上記搬送ローラ13の回転に連動して、プラテンローラ18が同図に示す矢印Z4方向へ正転駆動され、さらに補助ローラ19および20がプラテンローラ18の回転に連動して各々正転駆動される。これと同時に、補助ローラ22および23が各々正転駆動される。
【0033】
さらに、巻き取りリール30が同図に示す矢印Z6方向へ回転駆動され、この結果、インクリボン1が同図に示す矢印Z7方向へ送られ、さらに送り出しリール26が同図に示す矢印Z8方向へ回転する。そして図3に示すようにピックアップローラ12の外周面が、用紙カセット10内の一番上の印刷用紙11に当接すると、該印刷用紙11は同図に示すように搬送ローラ13方向へ給紙される。
【0034】
また、図10に示すイエロマークMYが、図3に示すリボンマークセンサ31近傍に位置すると、図2に示すリボンマークセンサ31からは、マーク検知信号SRがI/Oポート46を介してCPU41へ出力される。これにより、CPU41は、インクリボン1がイエロインクYの印刷開始位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、図3に示す巻き取りリール30の回転を停止する。
【0035】
そして、図3において、印刷用紙11の始端11sが搬送ローラ13とローラ15との間に挟まれると、この印刷用紙11は、ガイド板16に案内されながら搬送ローラ13によりローラ14方向へ搬送される。そして、印刷用紙11の始端11sが終端検知センサ17の近傍に位置すると、図2に示す終端検知センサ17からは検知信号SeがI/Oポート46を介してCPU41へ出力される。
【0036】
そして、図4に示すように印刷用紙11の始端11sがプラテンローラ18上を経由して、さらに補助ローラ19および20に挟まれた状態で、同図に示す始端検知センサ21近傍に位置すると、図2に示す始端検知センサ21からは、用紙検知信号SsがI/Oポート46を介してCPU41へ出力される。これにより、CPU41は、図4に示す印刷用紙11が印刷開始位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、ピックアップローラ12、搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ローラ22の回転を停止する。このとき、図4に示すサーマルヘッド24の発熱抵抗体25は、図9に示す印刷用紙11の印刷開始位置Psの直上に位置している。
【0037】
次に、CPU41は、図示しない駆動装置を駆動することにより、図5に示すようにサーマルヘッド24を同図に示す矢印Zd方向へ移動させる。この結果、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25が、インクリボン1および印刷用紙11を介してプラテンローラ18に圧接する。
【0038】
次に、CPU41は、図2に示すラインメモリ45より、1ライン目のイエロ色に関する印刷データDを読み出した後、この印刷データDに応じたパルス幅のパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路48へ出力する。これにより、パルス電圧発生回路48は、入力されたパルス幅制御信号Spに応じたパルス幅のパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0039】
この結果、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25は、上記パルス電圧Vpのパルス幅に応じた発熱量の熱を発生する。これにより、図5に示すインクリボン1のイエロインクY(図10参照)が昇華して、1ライン分のイエロインクYが印刷用紙11に印刷される。
【0040】
次に、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、図5に示す搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ローラ22を1ラインに相当する回転角度だけ回転駆動した後、再び、図2に示すラインメモリ45より2ライン目のイエロ色に関する印刷データDを読み込む。次いで、CPU41は、上記2ライン目の印刷データDに対応するパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路48へ出力する。この結果、パルス電圧発生回路48からは、上記パルス幅制御信号Spに対応するパルス電圧Vpがサーマルヘッド24へ出力される。
【0041】
これにより、上述した動作と同様にして、図5に示すインクリボン1のイエロインクY(図10参照)が昇華して、印刷用紙11の2ライン目には、イエロインクYが印刷される。以下、上述した印刷動作が繰り返されることにより、印刷用紙11の3ライン目以降には、イエロインクYが印刷がされる。
【0042】
そして、印刷用紙11に対するイエロインクYの印刷が進んで、今、図6に示すように印刷用紙11の終端11eが終端検知センサ17近傍を通過すると、図2に示す終端検知センサ17から出力されている用紙検知信号Seの出力が停止される。これにより、CPU41は、印刷用紙11が印刷終了位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、図6に示す搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ローラ22の回転を停止する。すなわち、今、印刷用紙11に対するイエロインクYの印刷が終了したことになる。また、今、図6に示す発熱抵抗体25は、図9に示す印刷終了位置Peの直上に位置している。
【0043】
次に、CPU41は、図示しない駆動装置を駆動して、サーマルヘッド24を図5に示す圧接状態の位置から図6に示す矢印Zu方向へ移動させる。これにより、インクリボン1、印刷用紙11およびプラテンローラ18に対する圧接が解除される。
【0044】
そして、今、図10に示すマゼンダマークMMが、リボンマークセンサ31により検知されると、図2に示すリボンマークセンサ31からは、マーク検知信号SRがI/Oポート46を介して、CPU41へ出力される。これにより、CPU41は、インクリボン1がマゼンダインクMをすることができる位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して巻き取りリール30の回転を停止する。
【0045】
次に、CPU41は、印刷用紙11を図6に示す矢印Z9方向へ逆搬送すべく、ギア機構のクラッチを制御して、搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ローラ22を各々逆転駆動する。これにより、印刷用紙11は、同図に示す矢印Z9方向へ逆搬送され、搬送ローラ13とローラ14との間を経由して、さらに、図6に示すガイド板16に案内されつつ逆搬送される。
【0046】
そして、図7に示すように印刷用紙11の始端11sが始端検知センサ21の近傍に位置すると、図2に示す始端検知センサ21から出力されている用紙検知信号Ssの出力が停止される。これにより、CPU41は、印刷用紙11の始端11sが印刷開始位置にあることを認識した後、ギア機構のクラッチを制御して、図7に示す搬送ローラ13、プラテンローラ18および22の回転を停止する。 次に、CPU41は、前述したイエロインクYの印刷動作と同様にして、駆動装置(図示略)を駆動して、図7に示すサーマルヘッド24を同図に示す矢印Zd方向へ移動する。これにより、プラテンローラ18は、印刷用紙11およびインクリボン1を介してサーマルヘッド24に圧接される。
【0047】
次に、CPU41は、マゼンダインクM(図10参照)を印刷用紙11に対して印刷すべく、図2に示すラインメモリ45より、マゼンダ色に関する1ライン分の印刷データDを読み出した後、この印刷データDに対応するパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路48へ供給する。
【0048】
パルス電圧発生回路48は、前述した動作と同様にして、パルス幅制御信号Spに対応するパルス幅のパルス電圧Vpを発生した後、これをサーマルヘッド24へ供給する。以下、前述したイエロインクYの印刷時の動作と同様にして、印刷用紙11が図7に示す矢印Z7方向へ1ライン分づつ搬送されつつ、この印刷用紙11にはマゼンダインクM(図10参照)が1ライン分づつ順次印刷される。
【0049】
そして、上述したマゼンダインクMの印刷が終了すると、前述した動作と同様にして、印刷用紙11は、図6に示す印刷終了位置から図7に示す印刷開始位置まで逆搬送される。そして、CPU41は、図2に示すラインメモリ45より、シアン色に関する1ライン分の印刷データDを読み出した後、この印刷データDに対応するパルス幅制御信号Spをパルス電圧発生回路48へ供給する。以下、前述した動作と同様にして、印刷用紙11が図7に示す矢印Z7方向へ1ライン分づつ搬送されつつ、この印刷用紙11には、シアンインクC(図10参照)が1ライン分づづ順次印刷される。
【0050】
そして、シアンインクCの印刷が終了すると、前述した動作と同様にして、印刷用紙11は、図6に示す印刷開始位置から図7に示す印刷終了位置まで逆搬送される。今、イエロインクY、マゼンダインクMおよびシアンインクCの各印刷が終了した状態とされている。
【0051】
次に、CPU41は、上述したイエロインクY、マゼンダインクMおよびシアンインクCが印刷された図9に示す印刷用紙11上に、図10に示すオーバーコート材OCを印刷する動作を行う。以下、この動作について詳述する。
今、動作の前提として、図7においてインクリボン1の図10に示すオーバーコート材マークMOCがリボンマークセンサ31の近傍に位置しており、かつ図7に示すサーマルヘッド24がインクリボン1および印刷用紙11を介してプラテンローラ18に圧接しているものとする。また、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25が、図9に示す印刷開始位置Psの直上に位置しているものとする。
【0052】
この状態において、CPU41は、図11(b)に示す時刻0において図2に示すパルス電圧発生回路48に対してパルス幅制御信号Spの供給を開始する。これにより、パルス電圧発生回路48は、図11(b)に示す時刻0より150%周期T150分の間、”ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0053】
ここで、上記150%周期T150は、基本周期Tにおいてパルス電圧Vpが”ハイ”されている期間が、図11(a)に示す100%周期T100に比して1.5倍の長さとされている。すなわち、上記150%周期T150のパルス電圧Vpは、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25に対して、従来の発熱抵抗体に比して150%のエネルギを供給するものである。
【0054】
そして、上記150%周期T150のパルス電圧Vpがサーマルヘッド24へ供給されると、図7に示す発熱抵抗体25は、従来のプリンタに比して1.5倍の発熱量の熱を発生する。この結果、図10に示すオーバコート材OCが溶融して、図9に示す印刷用紙11の印刷開始位置Ps近傍には、1ライン分のオーバコート材OCが印刷される。この印刷時においては、印刷用紙11には、従来のものに比して、1.5倍の定着率でオーバコート材OCが定着する。
【0055】
そして、図11(b)に示す時刻t1になると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、図7に示すプラテンローラ18を1ライン分に相当する回転角度だけ正転駆動する。この結果、印刷用紙11が1ライン分、同図に示す矢印Z7方向へ搬送される。
また、これと同時に、図11(b)に示す時刻t1においては、図2に示すパルス電圧発生回路48は、時刻t1より150%周期T150の間”ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0056】
これにより、上述した動作と同様にして、図7に示す発熱抵抗体25が150%の発熱量で発熱することにより、図9に示す印刷開始位置Psから位置P1までの範囲における印刷用紙11の1ライン分に、オーバコート材OC(図10参照)が印刷される。
【0057】
そして、図11(b)に示す時刻t2になると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、図7に示すプラテンローラ18を1ライン分、正転駆動する。この結果、印刷用紙11が同図に示す矢印Z7方向へ1ライン分、搬送される。これにより、発熱抵抗体25は、図9に示す位置P1の直上に位置する。
【0058】
また、これと同時に、図11(b)に示す時刻t2においては、図2に示すパルス電圧発生回路48は、時刻t2より100%周期T100の間”ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。これにより、図7に示す発熱抵抗体25が100%の発熱量で発熱することにより、図9に示す位置P1近傍の印刷用紙11には、1ライン分のオーバコート材OCが印刷される。以下、図9に示す位置P1から位置P2の近傍までに至る範囲の印刷用紙11には、100%のエネルギによってオーバコート材OCが1ライン分づつ順次印刷される。
【0059】
そして、今、図11(b)に示す時刻t4になり、かつ図7に示す発熱抵抗体25が図9に示す位置P2の直上に位置したとすると、図2に示すパルス電圧発生回路48は、時刻t4より80%周期T80の間”ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。
【0060】
ここで、上記80%周期T80は、基本周期Tにおいてパルス電圧Vpが”ハイ”とされている期間が、図11(a)に示す100%周期Tに比して0.8倍の長さとされている。すなわち、上記80%周期T80のパルス電圧Vpは、サーマルヘッド24の発熱抵抗体25に対して、従来のプリンタに比して80%のエネルギを供給するものである。
【0061】
そして、今、図11(b)に示す時刻t5になると、CPU41は、ギア機構のクラッチを制御して、図7に示すプラテンローラ18を1ライン分、正転駆動する。この結果、印刷用紙11が同図に示す矢印Z7方向へ1ライン分、搬送される。
【0062】
また、これと同時に、図11(b)に示す時刻t5においては、図2に示すパルス電圧発生回路48は、時刻t5より60%周期T60の間”ハイ”であるパルス電圧Vpをサーマルヘッド24へ出力する。これにより、図7に示す発熱抵抗体25が60%の発熱量で発熱することにより、印刷用紙11には、1ライン分のオーバコート材OCが印刷される。以下、図7に示す印刷用紙11が1ライン分づつ順次、同図に示す矢印Z7方向へ搬送されるとともに、図9に示す位置P2から印刷終了位置Peの近傍までに至る範囲の印刷用紙11には、図11(b)に示す40%(時刻t6参照)、20%(時刻t7参照)という具合に順次、低くなるエネルギによってオーバコート材OCが1ライン分づつ順次印刷される。
【0063】
そして、今、図11(b)に示す時刻t8になると、図7に示す発熱抵抗体25が図9に示す印刷終了位置Peの直上に位置し、かつ、図2に示すパルス電圧発生回路48はパルス電圧Vpの出力を停止する。これにより、印刷用紙11に対する全印刷が終了する。
【0064】
次に、CPU41は、図示しないギア機構のクラッチを制御して図7に示す搬送ローラ13、プラテンローラ18および補助ローラ22を各々正転駆動して、印刷用紙11を図8に示す矢印Z7方向へ搬送する。そして、印刷用紙11の搬送が終了すると、CPU41は、図2に示すモータ47に対するモータ駆動信号SMの供給を停止する。これにより、モータ47が停止する。
【0065】
以上説明したように、本発明の一実施形態によるプリンタによれば、図9に示すようにオーバコート材OCの印刷時において、印刷開始位置Psから位置P1までの間、150%のエネルギでオーバコート材OCを印刷し、位置P1から位置P2までの間、100%のエネルギでオーバコート材OCを印刷し、位置P2から印刷終了位置までの間、80%から徐々に0%に低下するエネルギでオーバコート材OCを印刷しているので、従来のプリンタのように印刷用紙11の印刷開始位置Ps近傍および印刷終了位置Peにおいて発生していたオーバコート材OCの剥離等が発生することがない。
従って、一実施形態によるプリンタによれば、高品質の印刷をすることができるという効果が得られる。
【0066】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの一実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述した一実施形態によるプリンタにおいては、図11(b)に示すように、発熱抵抗体25(図1参照)に対して、150%、100%、80%〜0%という配分でエネルギを供給する例について説明したが、これに限定されることなく、いかなる配分であってもよい。要は、オーバコート材OCの印刷開始時には100%以上のエネルギを発熱抵抗体25に対して供給し、他方、印刷終了時には徐々に0%に至るエネルギを発熱抵抗体25に対して供給すればよいのである。
【0067】
また、上述した一実施形態によるプリンタにおいては、図1に示す発熱抵抗体25へ供給するエネルギを制御する方法として、図11(b)に示すようにパルス電圧Vpのパルス幅を制御する方法について説明したが、これに限定されることなく、上記パルス幅に代えて、パルス電圧Vpの大きさを制御するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、サーマルヘッドに供給するエネルギを、第1のエネルギ、第2のエネルギおよび第3のエネルギという具合に、オーバコート材の印刷開始時から終了時までの間、次第に小さくしているため、印刷用紙に対するオーバコート材の定着率が良くなり、特に、印刷用紙の印刷開始位置および印刷終了位置の各位置におけるオーバコート材の定着率が向上する。
従って、本発明によれば、高品質でオーバコート材を印刷用紙に対して印刷することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるプリンタの印刷部の構成を示す概略側面図である。
【図2】同一実施形態によるプリンタの制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図4】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図5】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図6】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図7】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図8】同一実施形態によるプリンタの動作を説明する図である。
【図9】同一実施形態によるプリンタにおける印刷用紙11に対するオーバコート材OCの印刷方法を説明する図である。
【図10】従来および本発明の一実施形態によるプリンタに適用されるインクリボン1の構成を示す一部裁断平面図である。
【図11】従来のプリンタおよび本発明の一実施形態によるプリンタにおいて用いられるパルス電圧Vpの各波形を示す波形図である。
【図12】従来のプリンタにおける印刷用紙11に対する印刷動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 インクリボン
OC オーバコート材
11 印刷用紙
17 終端検知センサ
21 始端検知センサ
24 サーマルヘッド
31 リボンマークセンサ
41 CPU
47 モータ
48 パルス電圧発生回路
VP パルス電圧
SP パルス幅制御信号

Claims (6)

  1. 供給されるエネルギ量に応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の大きさのエネルギより小たる第2のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2のエネルギの大きさから順次、段階的にゼロに低下する第3のエネルギを前記サーマルヘッドへ供給するエネルギ供給手段とを具備することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記第1のエネルギは、前記第2のエネルギに対して1.5倍の大きさであること
    を特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 供給されるパルス電圧のパルス幅に応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1のパルス幅より小たる第2のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2のパルス幅から順次、段階的にゼロに低下する第3のパルス幅のパルス電圧を前記サーマルヘッドへ供給するパルス電圧供給手段とを具備することを特徴とするプリンタ。
  4. 前記第1のパルス幅は、前記第2のパルス幅に対して1.5倍の幅であること
    を特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  5. 供給される電圧の大きさに応じて発熱するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下方に配設されオーバコート材が塗布されたインクリボンと、前記インクリボンの下方に配設された印刷用紙と、前記印刷用紙に前記オーバコート材を印刷するとき、前記インクリボンおよび前記印刷用紙を1ライン単位で順次搬送する搬送手段とを有するプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記印刷用紙の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷用紙が印刷開始位置から第1の位置までにある間、第1の電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第1の位置から第2の位置までにある間、前記第1の電圧より小たる第2の電圧を前記サーマルヘッドへ供給し、前記印刷用紙が前記第2の位置から印刷終了位置までにある間、前記第2の電圧から順次、段階的にゼロに低下する第3の電圧を前記サーマルヘッドへ供給する電圧供給手段とを具備することを特徴とするプリンタ。
  6. 前記第1の電圧は、前記第2の電圧に対して1.5倍の大きさであること
    を特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
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