JP2011046156A - サーマルプリンタおよび印刷方法 - Google Patents

サーマルプリンタおよび印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011046156A
JP2011046156A JP2009198254A JP2009198254A JP2011046156A JP 2011046156 A JP2011046156 A JP 2011046156A JP 2009198254 A JP2009198254 A JP 2009198254A JP 2009198254 A JP2009198254 A JP 2009198254A JP 2011046156 A JP2011046156 A JP 2011046156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
feed roller
printing
roller
ink ribbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009198254A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Kawamura
茂之 川村
Go Uenosono
剛 上之薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinfonia Technology Co Ltd
Original Assignee
Sinfonia Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sinfonia Technology Co Ltd filed Critical Sinfonia Technology Co Ltd
Priority to JP2009198254A priority Critical patent/JP2011046156A/ja
Publication of JP2011046156A publication Critical patent/JP2011046156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】オーバーコートされた印刷(プリント)面にフィードローラの突起痕を目立ち難くするサーマルプリンタおよび印刷方法。
【解決手段】用紙Pの印刷面と接触する部分の表面に突起を有し、Pa面およびPb面のいずれかと接触して用紙搬送する第1のフィードローラ15aと、少なくとも用紙Pの印刷面と接触する部分の表面が平滑であり、かつPa面およびPb面のいずれかと接触して用紙搬送する第2のフィードローラと、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13のいずれかによってインクを印刷面に熱転写時、第1のフィードローラが用紙搬送するように制御し、かつ、インクを印刷面に熱転写する工程の後、第1のサーマルヘッドおよび第2のサーマルヘッドのいずれかによってオーバーコート層を印刷面に熱転写時、第2のフィードローラ15bが用紙を搬送するように制御するモータ駆動制御部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーマルプリンタおよび印刷方法に関し、特に両面印刷を行うサーマルプリンタおよび印刷方法に関するものである。
インクが塗布されたインクリボンによって用紙などの印刷媒体に印刷するサーマルプリンタが提案されている。サーマルプリンタの一例として昇華型プリンタがある。昇華型プリンタでは、印刷媒体とインクリボンとが同時に搬送され、重ね合わされた状態でサーマルヘッドによって加熱される。これにより、インクリボンに塗布されたインクが昇華されて用紙に転写されることで印刷媒体が印刷される。
インクリボンにはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色のインクが塗布されたインク層が形成されている。またYMCのインクが印刷媒体にプリントされた後にプリント面を保護するためにYMCによる印刷領域上にオーバーコート層が形成されている。
このような昇華型プリンタにおいて用紙の両面に印刷可能なプリンタが提案されている。たとえば、特開平10−76713号公報(特許文献1)には、昇華熱転写型の両面同時印画プリンタ装置が記載されている。この両面同時印画プリンタ装置は、昇華熱転写型のおもて面印画ヘッドとうら面印画ヘッドとを備え、1枚の印画用紙の装置内での滞留中に、おもて面印画ヘッドとうら面印画ヘッドとを同時に駆動させることにより印画用紙両面へ印画する。
特開平10−76713号公報
上記公報の昇華熱転写型の両面同時印画プリンタ装置では、うら面の印画の際に、YMCのインクがプリントされた後にオーバーコート(ラミネート)層がプリントされたおもて面に対して、フィードローラである第3送りローラが接触する。
昇華型プリンタでは、用紙を正確に搬送するため用紙を搬送するフィードローラの表面に突起が形成されている場合がある。この場合には、オーバーコートされたプリント面にフィードローラの突起が接触すると、プリント面に突起が押し付けられることによって、プリント面に突起の痕が目立ち、プリント品質が低下する。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、オーバーコートされた印刷(プリント)面にフィードローラの突起の痕を目立ち難くすることによりプリント品質を向上させるサーマルプリンタおよび印刷方法を提供することである。
本発明のサーマルプリンタは、インクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面に熱転写するサーマルプリンタであって、インクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面の一方面に熱転写するための第1のヘッドと、印刷媒体に対して第1のヘッドと反対側に配置され、かつインクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面の他方面に熱転写するための第2のヘッドと、少なくとも印刷媒体の印刷面と接触する部分の表面に突起を有し、かつ一方面および他方面のいずれかと接触して印刷媒体を搬送するための第1のフィードローラと、少なくとも印刷媒体の印刷面と接触する部分の表面が平滑な表面であり、かつ一方面および他方面のいずれかと接触して印刷媒体を搬送するための第2のフィードローラと、第1のヘッドおよび第2のヘッドのいずれかによってインクを印刷面に熱転写するための工程において第1のフィードローラが印刷媒体を搬送するように制御し、かつ、インクを印刷面に熱転写するための工程の後に、第1のヘッドおよび第2のヘッドのいずれかによって透明保護材を印刷面に熱転写するための工程において第2のフィードローラが印刷媒体を搬送するように制御する搬送制御部とを備えている。
本発明のサーマルプリンタによれば、第1のフィードローラは少なくとも印刷媒体の印刷面と接触する部分の表面に突起を有しており、第2のフィードローラは少なくとも印刷媒体の印刷面と接触する部分の表面が平滑な表面である。このため、インクを印刷面に熱転写するための工程の後に、第1のヘッドおよび第2のヘッドのいずれかによって透明保護材を印刷面に熱転写するための工程において第2のフィードローラが印刷媒体を搬送することにより、透明保護材が熱転写された印刷面に第1のフィードローラの表面の突起が接触しないようにすることができる。これにより、印刷面において第1のフィードローラの表面の突起の痕を目立ち難くすることができるためプリント品質を向上させることができる。
上記のサーマルプリンタにおいて好ましくは、第1のフィードローラが、第1のヘッドおよび第2のヘッドのうち先に印刷するヘッドと印刷媒体に対して反対側に配置されている。これにより、印刷媒体の先に印刷される面には第1のフィードローラの表面の突起が接触しないのでプリント品質を向上させることができる。
上記のサーマルプリンタにおいて好ましくは、第1のフィードローラは、第2のフィードローラより印刷面と接触する用紙搬送経路上の距離が短くなるように配置されている。これにより、第1のフィードローラの表面の突起が印刷面と接触する範囲を小さくすることができるのでプリント品質を向上させることができる。
上記のサーマルプリンタにおいて好ましくは、突起は表面に高さ20μm以上100μm以下で複数形成されている突起、および算術平均粗さで20μm以上100μm以下に形成されている突起のいずれかである。これにより、第1のフィードローラの表面の突起が印刷媒体を確実に固定するため、印刷媒体をより正確に搬送することができる。
本発明の印刷方法は、上記のいずれかのサーマルプリンタを用いてインクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面に熱転写する印刷方法であって、印刷媒体を第1のフィードローラで搬送して、印刷媒体の印刷面に第1のヘッドでインクを熱転写する工程と、印刷媒体を第2のフィードローラで搬送して、印刷媒体のインクが印刷された印刷面に第2のヘッドで透明保護材を熱転写する工程とを備えている。
本発明の印刷方法によれば、上記のいずれかのサーマルプリンタを用いてインクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面に熱転写するため、プリント品質を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、オーバーコートされた印刷面にフィードローラの表面の突起が接触しないようにすることで印刷面においてフィードローラの表面の突起の痕を目立ち難くすることによりプリント品質を向上させることができる。
本発明の一実施の形態におけるサーマルプリンタのプリント部の構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるサーマルプリンタで使用される第1および第2のインクリボンの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の一実施の形態におけるサーマルプリンタのシステム構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における印刷方法を概略的に示す側面図であって、他方面の印刷開始状態(A)と、他方面の印刷終了状態(B)と、一方面のYMCインクプリント終了状態(C)と、一方面のオーバーコートプリント終了状態(D)とを示す側面図である。 本発明の一実施の形態の変形例1におけるサーマルプリンタのシステム構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施の形態の変形例1における印刷方法を概略的に示す側面図であって、他方面の印刷開始状態(A)と、他方面の印刷終了状態(B)と、一方面のYMCインクプリント終了状態(C)と、一方面のオーバーコートプリント終了状態(D)とを示す側面図である。 本発明の一実施の形態の変形例2における印刷方法を概略的に示す側面図であって、他方面の印刷開始状態(A)と、他方面の印刷終了状態(B)と、一方面のYMCインクプリント終了状態(C)と、一方面のオーバーコートプリント終了状態(D)とを示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるサーマルプリンタのフィードローラの突起を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるサーマルプリンタのフィードローラの突起を概略的に示す平面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
最初に、本発明の一実施の形態のサーマルプリンタの構成について説明する。
まず、本発明の一実施の形態のサーマルプリンタ1のプリント部10の構成について説明する。図1を参照して、本発明の一実施の形態のサーマルプリンタ1のプリント部10は、一方面印刷機構101と、他方面印刷機構102と、印刷媒体搬送機構103と、用紙ロール19と、ペーパカッタ29とを主に有している。
一方面印刷機構101は、用紙ロール19から巻き出された用紙Pの一方の面側に配置されており、一方面Paを印刷するための印刷機構である。他方面印刷機構102は、用紙Pの一方の面とは反対側の他方の面側に配置されており、他方面Pbを印刷するための印刷機構である。一方面印刷機構101と、他方面印刷機構102とによって、用紙Pの一方面Paと他方面Pbとの両面を印刷することができる。
印刷媒体搬送機構103は、一方面印刷機構101と、他方面印刷機構102とに用紙Pを給紙し、印刷時に用紙Pを移動するための搬送機構である。また、印刷媒体搬送機構103は、印刷された用紙Pを排紙するための搬送機構である。用紙ロール19は、印刷媒体搬送機構103によって搬送される用紙Pをロール状に巻いて保持するためのものである。ペーパカッタ29は、一方面印刷機構101と、他方面印刷機構102とによって印刷された用紙Pを一印刷単位分の長さであるプリント長PL(図4(A))に対応した所定の大きさで切断するためのものである。
一方面印刷機構101は、第1のサーマルヘッド(ヘッド)11と、第1のプラテンローラ12と、第1のインクリボン供給ローラ17aと、第1のインクリボン巻取ローラ17bと、第1のインクリボンR1とを主に有している。
一方面Paを印刷するための第1のサーマルヘッド11は、用紙ロール19から供給された用紙Pの一方面Pa側に配置されている。第1のサーマルヘッド11のペーパカッタ29側には、未使用の第1のインクリボンR1がロール状に巻かれた第1のインクリボン供給ローラ17aが配置されている。第1のサーマルヘッド11の用紙ロール19側には、使用済みの第1のインクリボンR1がロール状に巻かれた第1のインクリボン巻取ローラ17bが配置されている。
第1のインクリボン供給ローラ17aから巻き出された第1のインクリボンR1(未使用の第1のインクリボンR1)は、インクリボンガイドローラ17cにガイドされて用紙Pと重ね合わせられて第1のサーマルヘッド11と第1のプラテンローラ12との間を搬送されるよう配置されている。第1のプラテンローラ12は、用紙Pを第1のサーマルヘッド11の発熱抵抗体に押圧するよう構成されている。第1のサーマルヘッド11により加熱された第1のインクリボンR1(使用済みの第1のインクリボンR1)は、インクリボンガイドローラ17dにガイドされて第1のインクリボン巻取ローラ17bに巻き取られるよう配置されている。
他方面印刷機構102は、第2のサーマルヘッド(ヘッド)13と、第2のプラテンローラ14と、第2のインクリボン供給ローラ18aと、第2のインクリボン巻取ローラ18bと、第2のインクリボンR2とを主に有している。
用紙Pの他方面Pbを印刷するための第2のサーマルヘッド13は、用紙Pに対して第1のサーマルヘッド11と反対側の他方面Pb側に配置されている。第2のサーマルヘッド13のペーパカッタ29側には未使用の第2のインクリボンR2がロール状に巻かれた第2のインクリボン供給ローラ18aが配置されている。第2のサーマルヘッド13の用紙ロール19側には、使用済みの第2のインクリボンR2がロール状に巻かれた第2のインクリボン巻取ローラ18bが配置されている。
第2のインクリボン供給ローラ18aから巻き出された第2のインクリボンR2(未使用の第2のインクリボンR2)は、インクリボンガイドローラ18cにガイドされて用紙Pと重ね合わせられて第2のサーマルヘッド13と第2のプラテンローラ14との間を搬送されるよう配置されている。第2のプラテンローラ14は、用紙Pを第2のサーマルヘッド13の発熱抵抗体に押圧するよう構成されている。第2のサーマルヘッド13により加熱された第2のインクリボンR2(使用済みの第2のインクリボンR2)は、インクリボンガイドローラ18dにガイドされて第2のインクリボン巻取ローラ18bに巻き取られるよう配置されている。
一方面印刷機構101と、他方面印刷機構102とは、各部が用紙Pに対して反対側に配置されている。第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13は、それぞれ画像の1ライン分の各ドットに対応して設けられた発熱抵抗体を有している。なお、発熱抵抗体は、それぞれ複数ラインに配置されていてもよい。
印刷媒体搬送機構103は、第1のフィードローラ15aと、第2のフィードローラ15bと、第1のピンチローラ16aと、第2のピンチローラ16bとを主に有している。第1のフィードローラ15aと、第2のフィードローラ15bとが用紙Pの一方面Paに接触し、第1のピンチローラ16aと、第2のピンチローラ16bとが他方面Pbに接触するように構成されている。第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとが用紙Pを挟んで搬送するように構成されている。第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bとが用紙Pを挟んで搬送するように構成されている。第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16a、第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bは、それぞれ用紙Pを印刷する際には、用紙ロール19側へ用紙Pを搬送するように構成されている。
第1のフィードローラ15aは、少なくとも用紙Pの印刷面と接触する部分の表面に突起を有している。図8および図9に示すように、たとえば、突起151は、高さPH20μm以上100μm以下に形成されていてもよい。突起151は、Ra(算術平均粗さ)20μm以上100μm以下に形成されていてもよい。また、突起151は表面に複数個形成されていてもよい。突起151は第1のフィードローラ15aの両側の端部FAに形成されていてもよい。たとえば、第1のフィードローラ15aの長さFLが200mmで形成され、両側の端部FAの長さがそれぞれ40mmに形成されていてもよい。なお、第1のフィードローラ15aの直径はたとえば16〜20mmで形成されていてもよい。
たとえば、複数の突起151がそれぞれ第1のフィードローラ15aの周方向に0.5mmの間隔PDで配置されていてもよい。また、たとえば、複数の突起151がそれぞれ第1のフィードローラ15aの軸方向に0.5mmの間隔PWで配置されていてもよい。このように第1のフィードローラ15aの表面に突起151が形成されていることにより、第1のフィードローラ15aは、用紙Pの搬送位置をより正確に制御することができる。
一方、第2のフィードローラ15bは、少なくとも用紙Pの印刷面と接触する部分の表面が平滑な表面である。平滑な平面とは、第2のフィードローラ15bの表面に突起151が形成されていないことを意味している。より具体的には、第2のフィードローラ15bの表面にRa(算術平均粗さ)20μm以上の高さの突起151を有していないことを意味している。たとえば、第2のフィードローラ15bの表面はゴムで形成されていてもよい。また、表面のゴムの厚みは1〜5mmで形成されていてもよい。
第1のフィードローラ15aは、第1のサーマルヘッド11と用紙Pの同側(一方面Pa側)に配置されている。用紙Pに対して第1のフィードローラ15aとは反対側に第1のピンチローラ16aが配置されている。第2のフィードローラ15bは、第1のフィードローラ15aと用紙Pに対して同側(一方面Pa側)に配置されている。第2のフィードローラ15bは、第1のフィードローラ15aに対して用紙ロール19側に配置されている。第2のフィードローラ15bとは用紙Pに対して反対側に第2のピンチローラ16bが配置されている。
第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとは、それぞれ用紙搬送モータ(図3)によって回転駆動されるように構成されている。第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとは、両方の駆動力が同時に用紙Pに加わらないように構成されている。たとえば、第1のフィードローラ15aの駆動力が用紙Pに加わっている際には、第2のピンチローラ16bを退避させることにより第2のフィードローラ15bの駆動力を用紙Pに加えないようにしてもよい。また、たとえば電磁クラッチを介して第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとを選択的に駆動するように構成することにより、第2のフィードローラ15bの駆動力を用紙Pに加えないようにしてもよい。
第2のフィードローラ15bの駆動力が用紙Pに加わっている際にも同様に第1のフィードローラ15aの駆動力を用紙Pに加えないようにしてもよい。これにより、第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとの両方が駆動されることにより発生する用紙Pのたるみおよび引っ張り合いを防止することができる。
第1のピンチローラ16aは、第1のフィードローラ15aの回転駆動が用紙Pを挟んで伝わることにより、第1のフィードローラ15aに従動して回転駆動するように構成されている。第1のピンチローラ16aは、第1のピンチローラ駆動モータ30a(図3)によって用紙Pと接触しない位置に移動されるように構成されている。第2のピンチローラ16bは、第2のフィードローラ15bの回転駆動が用紙Pを挟んで伝わることにより、第2のフィードローラ15bに従動して回転駆動するように構成されている。第2のピンチローラ16b(図3)は、第2のピンチローラ駆動モータ30bによって用紙Pと接触しない位置に移動されるように構成されている。
用紙Pに沿って第2のフィードローラ15bから用紙ロール19に向かって用紙ロールガイドローラ19aが配置されている。用紙ロールガイドローラ19aと用紙Pを挟んで用紙ロールガイドローラ19bが配置されている。
用紙ロール19は、用紙(印刷媒体)Pを巻き出して供給するように構成されている。用紙Pは、用紙ロールガイドローラ19a,19b間を通って第2のフィードローラ15bへ向かって供給されている。用紙Pは、第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16b、第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとに挟まれて第1のサーマルヘッド11へ供給されている。用紙Pは、第1のサーマルヘッド11と第1のプラテンローラ12との間を通り、第2のサーマルヘッド13へ供給されている。用紙Pは、第2のサーマルヘッド13と第2のプラテンローラ14との間を通ってペーパカッタ29の配置されている排紙側へ供給されている。
用紙ロール19からペーパカッタ29へ至る経路が用紙搬送経路(パスライン)Tを構成している。用紙ロール19は、パスラインTの上流側(用紙の供給側)に位置している。
ペーパカッタ29は、用紙ロール19とパスラインTに沿って反対側の排紙側に配置されている。ペーパカッタ29は、パスラインTの下流側(用紙の排紙側)に位置している。
図2を参照して、第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2には、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色のインク層と、オーバーコート層(透明保護材)OPとが延在方向に周期的に配置されている。YMCの3色のインクが設けられていることによりフルカラーで印刷することができる。オーバーコート層OPが設けられていることによりYMCのインクによる印刷領域を保護することができる。第1のインクリボンR1と第2のインクリボンR2とは同様の構成を有している。インク層のYMCの各インクは、たとえば染料系の昇華インクによって形成されている。オーバーコート層OPは、たとえばラミネート材によって形成されている。
図1および図2を参照して、第1のフィードローラ15aと、第2のフィードローラ15bとが、印刷方向側にパスラインTにおいてプリント長PL(図4(A))より近い位置に配置されている。YMCインクがプリントされる際には、第1のフィードローラ15aにより用紙Pが搬送されるよう構成されている。YMCインクプリント後にオーバーコートされる際には、第2のフィードローラ15bにより用紙Pが搬送されるよう構成されている。これにより、用紙Pのオーバーコートされた印刷面(図4(B))に第1のフィードローラ15aの突起151(図8)が接触しないよう構成されている。
また、第1のフィードローラ15aは、先に印刷する第2のサーマルヘッド13と用紙Pに対して反対側に配置されている。これにより、先に印刷する第2のサーマルヘッド13と用紙Pに対して同側に配置されている場合に比べて、第1のフィードローラ15aの突起151が印刷面Psと接触する機会を減らすよう構成されている。
プリント長PLは、印刷された用紙Pの延在方向の長さと伸びしろの長さとを合わせた長さである。プリント長PLは、サーマルヘッドと用紙Pとの接点を測定基準位置としている。測定基準位置から第1のフィードローラ15aおよび第2のフィードローラ15bと用紙Pとの接点までの距離がプリント長PLより短くなるように設定されている。プリント長PLは、印刷する用紙Pの大きさによって変動する。複数の大きさの用紙Pが使用される場合には、プリント長PLは、使用される最大の大きさの用紙Pの一印刷単位分の長さとされ得る。
続いて、本発明の一実施の形態のサーマルプリンタのシステム構成について説明する。図3を参照して、サーマルプリンタ(プリンタ)1は、主制御部21と、イメージバッファ22と、プリント制御部23と、通電パルス発生部24と、サーマルヘッド25と、モータ駆動制御部(搬送制御部)26と、インクリボン供給側モータ27aと、インクリボン巻取り側モータ27bと、用紙搬送モータ28と、第1のピンチローラ駆動モータ30aと、第2のピンチローラ駆動モータ30bと、ペーパカッタ29と、プリント部10とを主に有している。
主制御部21は、たとえばCPUなどを含み、各部を制御するよう構成されている。イメージバッファ22は、外部の制御装置であるたとえばホスト(ホストコンピュータ)2からプリント対象となる画像をYMC(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン))などの画像データにより受信して一時的に記憶するよう構成されている。
プリント制御部23は、ホスト2から送信された画像データに応じた各画像をプリント(印刷)するための制御を行うよう構成されている。プリント制御部23は、プリント用画像データ生成部23aと、インクリボン巻取/巻戻処理部23bと、ロール紙駆動処理部23cと、サーマルヘッド加熱制御部23dと、インクリボン径演算部23eと、第1のピンチローラ駆動処理部23f1と、第2のピンチローラ駆動処理部23f2とを有している。
プリント用画像データ生成部23aは、イメージバッファ22に記憶された画像データを、インクリボンの各インクY、M、Cに対応したプリント用画像データに変換するための処理部である。
インクリボン巻取/巻戻処理部23bは、プリント用画像データ生成部23aで生成されたプリント用画像データに基づいてモータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して、インクリボン供給側モータ27aおよびインクリボン巻取り側モータ27bを駆動するための処理部である。
ロール紙駆動処理部23cは、プリント用画像データ生成部23aで生成されたプリント用画像データに基づいてモータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して、用紙搬送モータ28を駆動させて用紙Pを所定の搬送速度および搬送量で搬送するように制御を行う処理部である。また、ロール紙駆動処理部23cは、用紙Pのカット処理行うためのペーパカッタ29の駆動を制御するよう構成されている。
サーマルヘッド加熱制御部23dは、プリント用画像データ生成部23aで生成されたプリント用画像データに基づいて、各画像の濃度の階調に応じてサーマルヘッド25から出力する熱量を制御するための制御信号を生成し、通電パルス発生部24を介してサーマルヘッド25に出力するよう構成されている。
通電パルス発生部24は、サーマルヘッド加熱制御部23dからの制御信号に基づき、サーマルヘッド25内の発熱抵抗体に対し、階調(濃度)に応じた通電パルスパターンにより、パルス通電を行うよう構成されている。
サーマルヘッド25は、通電パルス発生部24からのパルス通電に基づき発熱抵抗体を発熱するように構成されている。サーマルヘッド25は、第1のサーマルヘッド11と第2のサーマルヘッド13とを含む機能ブロックである。第1のサーマルヘッド11では、用紙Pの一方面Paに印刷されるプリント用画像データに基づいて発熱抵抗体がパルス通電されるよう構成されている。第2のサーマルヘッド13では、用紙Pの他方面Pbに印刷されるプリント用画像データに基づいて発熱抵抗体がパルス通電されるよう構成されている。
インクリボン径演算部23eは、用紙Pの搬送量と、第1のインクリボン供給ローラ17aおよび第1のインクリボン巻取ローラ17bの回転数とから第1のインクリボンR1の径を計算するための演算部である。またインクリボン径演算部23eは、用紙Pの搬送量と、第2のインクリボン供給ローラ18aおよび第2のインクリボン巻取ローラ18bの回転数とから第2のインクリボンR2の径を計算するための演算部である。
インクリボン径演算部23eは、ロール紙駆動処理部23cからの入力により、用紙Pの搬送量を取得するよう構成されている。インクリボン径演算部23eは、第1のインクリボン供給ローラ17aおよび第1のインクリボン巻取ローラ17bの回転数、第2のインクリボン供給ローラ18aおよび第2のインクリボン巻取ローラ18bの回転数を取得するよう構成されている。
インクリボン径演算部23eは、用紙Pの搬送量を第1のインクリボンR1の搬送量Aとして、第1のインクリボン供給ローラ17aおよびインクリボン巻取ローラ17bのそれぞれの回転角度θ(rad)との関係から、第1のインクリボンR1のインクリボン径BをB=A/θの関係により演算によって求めるよう構成されている。なお、インクリボン径演算部23eは、第2のインクリボンR2のインクリボン径も第1のインクリボンR1と同様の演算によって求めるよう構成されている。
第1のピンチローラ駆動処理部23f1は、サーマルヘッド加熱制御部23dからの制御信号に基づき、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとを検出するよう構成されている。第1のピンチローラ駆動処理部23f1は、第1のピンチローラ位置検出手段10aからの第1のピンチローラ16aの位置についての制御信号を取得するよう構成されている。第1のピンチローラ駆動処理部23f1は、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとの検出信号および第1のピンチローラ16aの位置制御信号に基づいて、モータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して第1のピンチローラ駆動モータ30aを駆動させるための処理部である。
第2のピンチローラ駆動処理部23f2は、サーマルヘッド加熱制御部23dからの制御信号に基づき、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとを検出するよう構成されている。第2のピンチローラ駆動処理部23f2は、第2のピンチローラ位置検出手段10bからの第2のピンチローラ16bの位置についての制御信号を取得するよう構成されている。第2のピンチローラ駆動処理部23f2は、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとの検出信号および第2のピンチローラ16bの位置制御信号に基づいて、モータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して第2のピンチローラ駆動モータ30bを駆動させるための処理部である。
モータ駆動制御部26は、インクリボン供給側モータ27aと、インクリボン巻取り側モータ27bと、用紙搬送モータ28と、第1のピンチローラ駆動モータ30aと、第2のピンチローラ駆動モータ30bとを駆動制御するよう構成されている。モータ駆動制御部26は、インクリボン供給側モータ27aおよびインクリボン巻取り側モータ27bの回転数をプリント制御部23へ適時フィードバックするよう構成されている。
インクリボン供給側モータ27aは、第1のインクリボン供給ローラ17a(図1)と第2のインクリボン供給ローラ18a(図1)とを駆動して第1のインクリボンR1(図1)と第2のインクリボンR2(図1)とを所定の搬送速度および搬送量で供給するよう構成されている。インクリボン供給側モータ27aには回転角度を検出するエンコーダが設けられている。このエンコーダが第1のインクリボン供給ローラ17a(図1)および第2のインクリボン供給ローラ18a(図1)の回転数を検出するよう構成されている。この検出結果がモータ駆動制御部26によってインクリボン径演算部23eに出力されるよう構成されている。
インクリボン巻取り側モータ27bは、第1のインクリボン巻取ローラ17bと第2のインクリボン巻取ローラ18bとを駆動して第1のインクリボンR1と第2のインクリボンR2とを所定の搬送速度および搬送量で巻き取るよう構成されている。インクリボン巻取り側モータ27bには回転角度を検出するエンコーダが設けられている。このエンコーダが第1のインクリボン巻取ローラ17b(図1)および第2のインクリボン巻取ローラ18b(図1)の回転数を検出するよう構成されている。この検出結果がモータ駆動制御部26によってインクリボン径演算部23eに出力されるよう構成されている。
第1のピンチローラ駆動モータ30aは、第1のピンチローラ16aを移動させて用紙Pに対して接触または非接触の状態になるように駆動するよう構成されている。第2のピンチローラ駆動モータ30bは、第2のピンチローラ16bを移動させて用紙Pに対して接触または非接触の状態になるように駆動するよう構成されている。
プリント部10は、上述の通りプリント動作を行う機構部であって、上記各部によって制御される。プリント部10は、第1のピンチローラ位置検出手段10aと、第2のピンチローラ位置検出手段10bとをさらに有している。第1のピンチローラ位置検出手段10aは、センサにより第1のピンチローラ16aの位置を検出するよう構成されている。第2のピンチローラ位置検出手段10bは、センサにより第2のピンチローラ16bの位置を検出するよう構成されている。
用紙搬送モータ28は、第1のフィードローラ15aおよび第2のフィードローラ15bを駆動して用紙Pを搬送するように構成されている。ペーパカッタ29は、ロール紙駆動処理部23cからの指令信号を受信して用紙Pをカットするよう構成されている。
次に、本発明の一実施の形態のサーマルプリンタの動作について説明する。
図1〜図3を参照して、プリント制御部23は、外部のホスト2からイメージバッファ22を介して画像データを取得すると、プリント用画像データ生成部23aでプリント用画像データを生成する。プリント制御部23は、生成されたプリント用画像データに基づいてインクリボン巻取/巻戻処理部23bおよびロール紙駆動処理部23cで各処理を行う。
つまり、ロール紙駆動処理部23cからモータ駆動制御部26に指令信号を入力することにより用紙搬送モータ28が回転駆動する。用紙搬送モータ28は、まず第1のフィードローラ15aを回転駆動させる。第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとの間に用紙Pを挟み込んで第1のフィードローラ15aが回転駆動されてパスラインTに沿って用紙Pが搬送される。第1のピンチローラ16aは用紙Pに圧着する。第2のピンチローラ16bは用紙Pから退避する。用紙Pは、下流側(ペーパカッタ29側)にプリント用画像データと対応する一印刷単位分送り出される。この一印刷単位分の長さがプリント長PLに相当する。
続いて、ロール紙駆動処理部23cがモータ駆動制御部26に指令信号を入力することにより用紙搬送モータ28が回転駆動して第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとによって、送り出された用紙Pが上流側(用紙ロール19側)に向かって所定の搬送速度および搬送量で搬送される。
インクリボン巻取/巻戻処理部23bがモータ駆動制御部26に指令信号を入力することにより、インクリボン供給側モータ27aおよびインクリボン巻取り側モータ27bを駆動させて所定の張力および搬送量で第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2が搬送される。インクリボン巻取/巻戻処理部23bは、プリントする際に第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2が適切な位置に配置されるよう制御する。
インクリボン径演算部23eが第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2のインクリボン径の演算結果をインクリボン巻取/巻戻処理部23bに入力する。これにより、供給側および巻取側の第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2のインクリボン径を参照して第1のインクリボンR1および第2のインクリボンR2が送り出される。
インクリボン供給側モータ27aおよびインクリボン巻取り側モータ27bに設けられた各エンコーダから適時検出結果が出力されており、モータ駆動制御部26は、その検出結果をフィードバックさせてインクリボン供給側モータ27aおよびインクリボン巻取り側モータ27bを制御する。
これにより、用紙Pの一方面Paが印刷される場合には、用紙Pの一方面Paと第1のインクリボンR1とが重なった状態で等しい搬送速度で上流側へ搬送される。また、用紙Pの他方面Pbが印刷される場合には、用紙Pの他方面Pbと第2のインクリボンR2とが重なった状態で等しい搬送速度で上流側へ搬送される。このように用紙Pの一方面Paおよび他方面Pbが印刷されることにより用紙Pの両面印刷が行なわれる。
サーマルヘッド加熱制御部23dが、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13の発熱抵抗体を選択的に発熱させることによって、用紙Pには、最初に第1および第2のインクリボンR1,R2のインク層のY(イエロー)のインクが所定の模様で熱転写される。続いて、用紙Pが再び下流側に搬送される。上記の動作を繰り返すことにより用紙Pにおいて同一の印刷範囲にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各インクが熱転写される。これにより、所望のカラー画像が用紙Pに印刷される。
用紙PにYMCインクがプリントがされた後、用紙搬送モータ28は、第1のフィードローラ15aの回転駆動を停止し、第2のフィードローラ15bを回転駆動させる。第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bとの間に用紙Pを挟み込んで第2のフィードローラ15bが回転駆動されてパスラインTに沿って用紙Pが搬送される。第2のピンチローラ16bは用紙Pに圧着する。第1のピンチローラ16aは用紙Pから退避する。
続いて、ロール紙駆動処理部23cがモータ駆動制御部26に指令信号を入力することにより用紙搬送モータ28が回転駆動して第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bとによって、送り出された用紙Pが上流側(用紙ロール19側)に向かって所定の搬送速度および搬送量で搬送される。サーマルヘッド加熱制御部23dが、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13の発熱抵抗体を選択的に発熱させることによって、オーバーコート層OPがYMCのカラー画像の上に熱転写される。
図4(A)から(D)を参照して、本発明の一実施の形態における印刷方法を説明する。なお、図4(A)から(D)では、見やすくするため、第1のフィードローラ15aと、第2のフィードローラ15bと、第1のピンチローラ16aと、第2のピンチローラ16bと、第1のサーマルヘッド11と、第1のプラテンローラ12と、第2のサーマルヘッド13と、第2のプラテンローラ14と、用紙Pのみが直線的に配置されて図示されている。
図4(A)を参照して、用紙(印刷媒体)Pの一方面Paに第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとが接触している。第1のフィードローラ15aに対して上流側である印刷方向(図中矢印D方向)Dに第2のフィードローラ15bが配置されている。用紙Pの他方面Pbに第1のピンチローラ16aが接触している。用紙Pを第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとの間に挟んだ状態で第1のフィードローラ15aが回転駆動して、用紙Pが第2のサーマルヘッド13方向に搬送される。用紙Pが、一方面Paへのプリント用画像データに対応するプリント長PLにあわせて送り出される。
第2のフィードローラ15bは、用紙搬送モータ28(図3)から駆動力が加えられていない。第2のフィードローラ15bは、第1のフィードローラ15aの駆動力が用紙Pを介して伝わることにより、第1のフィードローラ15aに従動して回転する。第2のピンチローラ16bは、第1のピンチローラ駆動モータ30aによって用紙Pから退避するように配置される。
図4(B)を参照して、第2のサーマルヘッド13により用紙Pの他方面Pbが印刷される。用紙Pが上流側である印刷方向Dに搬送されることにより用紙Pの他方面PbにはYMCの各インクおよびオーバーコート層OPが熱転写されて印刷面Psが形成される。第1のフィードローラ15aと用紙Pとの接点から第2のサーマルヘッド13と用紙Pとの接点までのパスラインT上の距離が用紙Pの印刷面Psのプリント長PLより短くなるように設定されている。
第2のフィードローラ15bと用紙Pとの接点から第2のサーマルヘッド13と用紙Pとの接点までのパスラインT上の距離が用紙Pの印刷面Psのプリント長PLより短くなるように設定されている。第1のフィードローラ15aが先に印刷する第2のサーマルヘッドと用紙Pに対して反対側に配置されている。これにより、用紙Pが印刷方向Dに搬送されても第1のフィードローラ15aは、用紙Pの他方面Pbの印刷面Psに接触しない。
図4(C)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面PaにYMCの各インクが印刷される。用紙Pが上流側である印刷方向Dに搬送されることにより用紙Pの一方面PaにはYMCの各インクが熱転写されて印刷面Psが形成される。YMCの各インクが熱転写される際には、第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとが用紙Pを挟んで搬送する。そのため用紙Pの一方面Paの印刷面Psが、第1のフィードローラ15aの表面の突起151(図8)に接触し、第1のピンチローラ16aにより押圧される。第2のフィードローラ15bは、用紙Pを介して第1のフィードローラ15aに従動して回転する。第2のピンチローラ16bは、用紙Pから退避するように配置される。
図4(D)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面Paがオーバーコートされる。YMCの各インクが印刷され、用紙Pが第2のサーマルヘッド13側に搬送された後、用紙Pが上流側である印刷方向Dに搬送されることにより用紙Pの一方面Paにはオーバーコート層OPがオーバーコートされる。オーバーコートされる際には、第2のフィードローラ15bが用紙搬送モータ28によって回転駆動される。第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bとが用紙Pを挟んで搬送する。
第1のフィードローラ15aは、用紙Pを介して第2のフィードローラ15bに従動して回転する。第1のピンチローラ16aは、用紙Pから退避するように配置される。これにより、用紙Pの一方面Paの印刷面Psが第1のフィードローラ15aの突起151に第1のピンチローラ16aにより押圧されない。この後、図示しないペーパカッタ29(図1)により、用紙Pの先端部に形成されたプリント長PLに対応した印刷面Psが切り離される。
上記では、第1のピンチローラ16aおよび第2のピンチローラ16bが用紙Pから退避するように構成されているが、図5および図6に示す変形例1のように第1のフィードローラ15aおよび第2のフィードローラ15bが用紙Pから退避するように構成されていてもよい。図5を参照して、変形例1は、本発明の一実施の形態と比較して、第1のフィードローラ位置検出手段10cと、第2のフィードローラ位置検出手段10dと、第1のフィードローラ駆動処理部23g1と、第2のフィードローラ駆動処理部23g2と、第1のフィードローラ駆動モータ31aと、第2のフィードローラ駆動モータ31bとが異なっている。
プリント制御部23は、第1のフィードローラ駆動処理部23g1と、第2のフィードローラ駆動処理部23g2とを有している。
第1のフィードローラ駆動処理部23g1は、サーマルヘッド加熱制御部23dからの制御信号に基づき、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとを検出するよう構成されている。第1のフィードローラ駆動処理部23g1は、第1のフィードローラ位置検出手段10cからの第1のフィードローラ15aの位置についての制御信号を取得するよう構成されている。第1のフィードローラ駆動処理部23g1は、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとの検出信号および第1のフィードローラ15aの位置制御信号に基づいて、モータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して第1のフィードローラ駆動モータ31aを駆動させるための処理部である。
第2のフィードローラ駆動処理部23g2は、サーマルヘッド加熱制御部23dからの制御信号に基づき、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとを検出するよう構成されている。第2のフィードローラ駆動処理部23g2は、第2のフィードローラ位置検出手段10dからの第2のフィードローラ15bの位置についての制御信号を取得するよう構成されている。第2のフィードローラ駆動処理部23g2は、YMCインクプリントとオーバーコートプリントとの検出信号および第2のフィードローラ15bの位置制御信号に基づいて、モータ駆動制御部26に対して指令信号を出力して第2のフィードローラ駆動モータ31bを駆動させるための処理部である。
モータ駆動制御部26は、第1のフィードローラ駆動モータ31aと、第2のフィードローラ駆動モータ31bとを駆動制御するよう構成されている。第1のフィードローラ駆動モータ31aは、第1のフィードローラ15aを移動させて用紙Pに対して接触または非接触の状態になるように駆動するよう構成されている。第2のフィードローラ駆動モータ31bは、第2のフィードローラ15bを移動させて用紙Pに対して接触または非接触の状態になるように駆動するよう構成されている。モータ駆動制御部26は、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13のいずれかによってインクを印刷面Psに熱転写するための工程において第1のフィードローラ15aが用紙Pを搬送するように制御するよう構成されている。モータ駆動制御部26は、インクを印刷面Psに熱転写するための工程の後に、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13のいずれかによってオーバーコート層OPを印刷面Psに熱転写するための工程において第2のフィードローラが用紙Pを搬送するように制御するよう構成されている。
プリント部10は、第1のフィードローラ位置検出手段10cと、第2のフィードローラ位置検出手段10dとを有している。第1のフィードローラ位置検出手段10cは、センサにより第1のフィードローラ15aの位置を検出するよう構成されている。第2のフィードローラ位置検出手段10dは、センサにより第2のフィードローラ15bの位置を検出するよう構成されている。
図6(A)から(D)を参照して、本発明の一実施の形態の変形例1における印刷方法を説明する。図6(A)を参照して、用紙(印刷媒体)Pの一方面Paに第1のフィードローラ15aが接触している。用紙Pの他方面Pbに第1のピンチローラ16aと第2のピンチローラ16bとが接触している。第2のピンチローラ16bは、第1のフィードローラ15aの駆動力が用紙Pを介して伝わることにより、第1のフィードローラ15aに従動して回転する。第2のフィードローラ15bは、第2のフィードローラ駆動モータ31bによって用紙Pから退避するように配置される。
図6(B)を参照して、第2のサーマルヘッド13により用紙Pの他方面Pbが印刷される。用紙Pが上流側である印刷方向(図中矢印D方向)Dに搬送されることにより用紙Pの他方面PbにはYMCの各インクおよびオーバーコート層OPが熱転写されて印刷面Psが形成される。第2のピンチローラ16bと用紙Pとの接点から第2のサーマルヘッド13と用紙Pとの接点までのパスラインT上の距離が用紙Pの印刷面Psのプリント長PLより短くなるように設定されている。したがって、用紙Pが印刷方向Dに搬送されると第2のピンチローラ16bは、用紙Pの他方面Pbの印刷面Psに接触する。
図6(C)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面PaにYMCの各インクが印刷される。用紙Pが上流側である印刷方向Dに搬送されることにより用紙Pの一方面PaにはYMCの各インクが転写されて印刷面Psが形成される。YMCの各インクが転写される際には、第1のフィードローラ15aと第1のピンチローラ16aとが用紙Pを挟んで搬送する。そのため用紙Pの印刷面Psが、第1のフィードローラ15aの表面の突起151(図8)に接触し、第1のピンチローラ16aにより押圧される。第2のピンチローラ16bは、用紙Pを介して第1のフィードローラ15aに従動して回転する。第2のフィードローラ15bは、用紙Pから退避するように配置される。
図6(D)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面Paがオーバーコートされる。YMCの各インクが印刷され、用紙Pが第2のサーマルヘッド13側に搬送された後、用紙Pが上流側である印刷方向Dに搬送されることにより用紙Pの一方面Paにはオーバーコート層OPがオーバーコートされる。オーバーコートされる際には、第2のフィードローラ15bが用紙搬送モータ28によって回転駆動される。第2のフィードローラ15bと第2のピンチローラ16bとが用紙Pを挟んで搬送する。
第1のピンチローラ16aは、用紙Pを介して第2のフィードローラ15bに従動して回転する。第1のフィードローラ15aは、用紙Pから退避するように配置される。したがって、用紙Pの一方面Paの印刷面Psが第1のフィードローラ15aの突起151に接触しない。この後、図示しないペーパカッタ29(図1)により、用紙Pの先端部に形成されたプリント長PLに対応した印刷面Psが切り離される。
上記では、第2のフィードローラ15bが第1のフィードローラ15aより印刷方向D側に配置されていたが、図7に示す変形例2のように第1のフィードローラ15aが第2のフィードローラ15bより印刷方向D側に配置されていてもよい。
図7を参照して、変形例2は、本発明の一実施の形態と比較して、第1のフィードローラ15aおよび第1のピンチローラ16aと、第2のフィードローラ15bおよび第2のピンチローラ16bとが印刷方向Dに対して反対に配置されている。
図7(A)から(D)を参照して、本発明の一実施の形態の変形例2における印刷方法を説明する。図7(A)を参照して、第2のフィードローラ15bに対して上流である印刷方向Dに第1のフィードローラ15aが配置されている。
図7(B)を参照して、第2のサーマルヘッド13により用紙Pの他方面Pbが印刷される。用紙Pが印刷方向Dに搬送されても第1のフィードローラ15aは、用紙Pの他方面Pbの印刷面Psに接触しない。
図7(C)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面PaにYMCの各インクが印刷される。用紙Pの一方面Paの印刷面Psが、第1のフィードローラ15aの表面の突起151(図8)に接触し、第1のピンチローラ16aにより押圧される。第1のフィードローラ15aは、第2のフィードローラ15bより印刷面Psと接触する用紙搬送経路(パスライン)T上の距離が短くなるように配置されているので、第1のフィードローラ15aの突起151が用紙Pの一方面Paの印刷面Psに接触する範囲が小さい。
図7(D)を参照して、第1のサーマルヘッド11により用紙Pの一方面Paがオーバーコートされる。オーバーコートされる際には、第1のフィードローラ15aに対して印刷方向Dと反対側に配置された第2のフィードローラ15bと、第2のピンチローラ16bとが用紙Pを挟んで搬送する。
次に、本発明の一実施の形態の作用効果について説明する。
用紙Pの両面に印刷することにより印刷の自由度を向上することができる。用紙Pの両面を印刷する場合には表面に突起を有する第1のフィードローラ15aが用紙Pと接触するために、用紙Pのプリントされた印刷面Psと接触する場合には第1のフィードローラ15aの突起151の痕が目立つことになる。
本発明の一実施の形態のサーマルプリンタによれば、第1のフィードローラ15aは少なくとも用紙Pの印刷面Psと接触する部分の表面に突起151を有しており、第2のフィードローラ15bは少なくとも用紙Pの印刷面Psと接触する部分の表面が平滑な表面である。第1のフィードローラ15aと、第2のフィードローラ15bとが、印刷方向D側にパスラインTにおいてプリント長PLより近い位置に配置されている。用紙Pは印刷方向D側にプリント長PLにあわせて搬送される。YMCインクプリントの際には第1のフィードローラ15aで用紙Pを搬送する。YMCインクプリント後のオーバーコートプリントの際には第2のフィードローラ15bで用紙Pを搬送する。
このため、インクを印刷面Psに熱転写するための工程の後に、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13のいずれかによってオーバーコート層(透明保護材)OPを印刷面Psに熱転写するための工程において第2のフィードローラ13が用紙Pを搬送することにより、オーバーコート層OPが熱転写された印刷面Psに第1のフィードローラ15aの表面の突起151が接触しないようにすることができる。これにより、印刷面Psにおいて第1のフィードローラ15aの表面の突起151の痕を目立ち難くすることができるためプリント品質を向上させることができる。
なお、YMCインクプリントされた用紙Pの印刷面Psに第1のフィードローラ15aの表面の突起151が押圧されても、その後にオーバーコートされるため突起151の痕が目立ちにくい。
また、YMCプリントでは色合わせが必要であるため、表面に突起を有することからグリップ力が強い第1のフィードローラ15aで用紙Pが搬送される。一方、オーバーコートプリントでは色合わせが不要であるため、表面に突起を有さないことからグリップ力が弱い第2のフィードローラ15bで搬送してもプリント品質が低下しない。
また、第1のフィードローラ15aが、第1のサーマルヘッド11および第2のサーマルヘッド13のうち先に印刷するヘッドと用紙Pに対して反対側に配置されている。これにより、先に印刷される印刷面Psには第1のフィードローラ15aの表面の突起151が接触しない。よって、第1のフィードローラ15aが先に印刷するヘッドと用紙Pに対して同側に配置されている場合に比べて、第1のフィードローラ15aの突起151が用紙Pの印刷面Psと接触する機会を減らすことができるのでプリント品質を向上させることができる。
また、第1のフィードローラ15aが第2のフィードローラ15bより印刷面Psと接触する用紙搬送経路(パスライン)T上の距離が短くなるように配置されている。これにより、第1のフィードローラ15aの表面の突起151が印刷面Psと接触する範囲を小さくすることができるのでプリント品質を向上させることができる。
また、突起151は表面に高さPH20μm以上100μm以下で複数形成されている。また、突起151はRa(算術平均粗さ)で20μm以上100μm以下に形成されている。これにより、第1のフィードローラ15aの表面の突起151が用紙Pを確実に固定するため、用紙Pをより正確に搬送することができる。
本発明の一実施の形態の印刷方法によれば、上記のいずれかのサーマルプリンタを用いてインクおよびオーバーコート層OPを用紙Pの印刷面Psに熱転写するため、プリント品質を向上させることができる。
なお、上記では、第1のフィードローラ15aおよび第2のフィードローラ15bが退避する構成と、第1のピンチローラ16aおよび第2のピンチローラ16bが用紙Pから退避する構成について説明したが、これに限定されず、いずれかのフィードローラおよびピンチローラが用紙から退避するように構成されていてもよい。また駆動力を与えないフィードローラと、そのフィードローラに対して用紙Pを挟んで配置されるピンチローラとの両方が用紙Pから退避するように構成されていてもよい。
また、上記では、第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとが用紙Pに対して同じ側に配置された構成について説明したが、これに限定されず、第1のフィードローラ15aと第2のフィードローラ15bとが用紙Pに対して反対側に配置されていてもよい。
なお、上記では昇華型プリンタについて説明したが、これに限定されず、プリンタはサーマルプリンタであればよい。
なお、上記ではオーバーコート層がオーバーコートプリントされる場合への適用について説明したが、本発明はYMCプリントなどとは異なる比較的位置精度を必要としない印刷に適用されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、両面印刷を行うサーマルプリンタおよび印刷方法に特に有利に適用され得る。
1 サーマルプリンタ、2 ホスト、10 プリント部、11 第1のサーマルヘッド、12 第1のプラテンローラ、13 第2のサーマルヘッド、14 第2のプラテンローラ、15a 第1のフィードローラ、15b 第2のフィードローラ、16a 第1のピンチローラ、16b 第2のピンチローラ、17a 第1のインクリボン供給ローラ、17b 第2のインクリボン巻取ローラ、18a 第1のインクリボン供給ローラ、18b 第2のインクリボン巻取ローラ、19 用紙ロール、21 主制御部、22 イメージバッファ、23 プリント制御部、23a プリント用画像データ生成部、23b インクリボン巻取/巻戻処理部、23c ロール紙駆動処理部、23d サーマルヘッド加熱制御部、23e インクリボン径演算部、23f1 第1のピンチローラ駆動処理部、23f2 第2のピンチローラ駆動処理部、23g1 第1のフィードローラ駆動処理部、23g2 第2のフィードローラ駆動処理部、24 通電パルス発生部、25 サーマルヘッド、26 モータ駆動制御部、27a インクリボン供給側モータ、27b インクリボン巻取り側モータ、28 用紙搬送モータ、29 ペーパカッタ、30a 第1のピンチローラ駆動モータ、30b 第2のピンチローラ駆動モータ、31a 第1のフィードローラ駆動モータ、31b 第2のフィードローラ駆動モータ、101 一方面印刷機構、102 他方面印刷機構、103 印刷媒体搬送機構、151 突起、P 用紙、R1 第1のインクリボン、R2 第2のインクリボン、PH 高さ、OP オーバーコート層(透明保護材)、Ps 印刷面、T 用紙搬送経路(パスライン)。

Claims (5)

  1. インクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面に熱転写するサーマルプリンタであって、
    前記インクおよび前記透明保護材を前記印刷媒体の前記印刷面の一方面に熱転写するための第1のヘッドと、
    前記印刷媒体に対して前記第1のヘッドと反対側に配置され、かつ前記インクおよび前記透明保護材を前記印刷媒体の前記印刷面の他方面に熱転写するための前記第2のヘッドと、
    少なくとも前記印刷媒体の前記印刷面と接触する部分の表面に突起を有し、かつ前記一方面および前記他方面のいずれかと接触して前記印刷媒体を搬送するための第1のフィードローラと、
    少なくとも前記印刷媒体の前記印刷面と接触する部分の表面が平滑な表面であり、かつ前記一方面および前記他方面のいずれかと接触して前記印刷媒体を搬送するための第2のフィードローラと、
    前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドのいずれかによって前記インクを前記印刷面に熱転写するための工程において前記第1のフィードローラが前記印刷媒体を搬送するように制御し、かつ、前記インクを前記印刷面に熱転写するための工程の後に、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドのいずれかによって前記透明保護材を前記印刷面に熱転写するための工程において前記第2のフィードローラが前記印刷媒体を搬送するように制御する搬送制御部とを備えた、サーマルプリンタ。
  2. 前記第1のフィードローラが、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘッドのうち先に印刷するヘッドと前記印刷媒体に対して反対側に配置されている、請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記第1のフィードローラは、前記第2のフィードローラより前記印刷面と接触する用紙搬送経路上の距離が短くなるように配置されている、請求項1または2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記突起は、前記表面に高さ20μm以上100μm以下で複数形成されている突起、および算術平均粗さで20μm以上100μm以下に形成されている突起のいずれかである、請求項1〜3のいずれかに記載のサーマルプリンタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のサーマルプリンタを用いてインクおよび透明保護材を印刷媒体の印刷面に熱転写する印刷方法であって、
    前記印刷媒体を前記第1のフィードローラで搬送して、前記印刷媒体の前記印刷面に前記第1のヘッドで前記インクを熱転写する工程と、
    前記印刷媒体を前記第2のフィードローラで搬送して、前記印刷媒体の前記インクが印刷された前記印刷面に前記第2のヘッドで前記透明保護材を熱転写する工程とを備えた、印刷方法。
JP2009198254A 2009-08-28 2009-08-28 サーマルプリンタおよび印刷方法 Withdrawn JP2011046156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198254A JP2011046156A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 サーマルプリンタおよび印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198254A JP2011046156A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 サーマルプリンタおよび印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011046156A true JP2011046156A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43832961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009198254A Withdrawn JP2011046156A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 サーマルプリンタおよび印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011046156A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056139A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 印画装置および印画方法
US8902472B2 (en) 2013-03-28 2014-12-02 Citizen Holdings Co., Ltd. Printer
CN107053865A (zh) * 2012-03-16 2017-08-18 柯达阿拉里斯股份有限公司 用于减少打印机假影的打印方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056139A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 印画装置および印画方法
CN107053865A (zh) * 2012-03-16 2017-08-18 柯达阿拉里斯股份有限公司 用于减少打印机假影的打印方法
US8902472B2 (en) 2013-03-28 2014-12-02 Citizen Holdings Co., Ltd. Printer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4525212B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP2005193671A (ja) 両面印刷装置の画像整列印刷方法
US8441509B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and program
JP2012045770A (ja) 記録装置
WO2019167492A1 (ja) プリンタ
JP6176016B2 (ja) 画像形成装置
JP2011046156A (ja) サーマルプリンタおよび印刷方法
JP4940673B2 (ja) プリンタ、およびプリント制御方法
JP2011046155A (ja) サーマルプリンタおよび印刷方法
JP5946325B2 (ja) センサ移動装置
JP2012157999A (ja) プリンター
JP2011046157A (ja) サーマルプリンタ
JP5984746B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2010042525A (ja) プリンタ、及び、インクリボンのリボン径検出方法
JP2011037558A (ja) シート体の巻径算出方法及び用紙の搬送を制御する制御方法並びにプリンタ
JP2006263919A (ja) カラー画像形成装置に用いられるインクリボン残量検知方法
US9429882B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5136152B2 (ja) プリンタ
JP3610701B2 (ja) プリンタ
JP6016553B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3640443B2 (ja) ビデオプリンタの給紙装置
JP4853158B2 (ja) プリンタ
JP5142016B2 (ja) プリンタ
US8421831B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and program
JP4775570B2 (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121106