JPH03183581A - カラーサーマルプリンタ - Google Patents

カラーサーマルプリンタ

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Publication number
JPH03183581A
JPH03183581A JP32440289A JP32440289A JPH03183581A JP H03183581 A JPH03183581 A JP H03183581A JP 32440289 A JP32440289 A JP 32440289A JP 32440289 A JP32440289 A JP 32440289A JP H03183581 A JPH03183581 A JP H03183581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
roller
tension
platen roller
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP32440289A
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English (en)
Inventor
Chiharu Imazeki
今関 千春
Masahiro Shiiki
将浩 椎木
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/626,064 priority patent/US5172989A/en
Publication of JPH03183581A publication Critical patent/JPH03183581A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野J 本発明はカラーサーマルプリンタに関する。すなわち、
記録紙にインクリボンのインクが熱転写されて多色画像
が形成される、カラーサーマルプリンタに関するもので
ある。
「従来の技術」 この種のカラーサーマルプリンタでは一般に、搬送され
る記録紙とインクリボンを介しプラテンローラにサーマ
ルヘッドが加熱圧接され、記録紙にインクリボンの複数
色のインクが面順次に熱転写されて、多色画像が形成さ
れるようになっている。
そしてこのようなカラーサーマルプリンタにおいて、記
録紙の搬送は、従来プラテンローラが基準となって行わ
れていた。すなわち、例えば特開昭63−94863号
公報中には、正逆に回転駆動されるプラテンローラが記
録紙の往復搬送の基準となったものが示され、その他ト
ラクターフィ−ダを併用し記録紙としてファンフォール
ド紙を用いてなるもの等々、プラテンローラを基準とし
た各種の記録紙搬送方式が採用されていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところでこのような従来のカラーサーマルプリンタにあ
っては、次の問題が指摘されていた。
第1に、プラテンローラは、熱転写時つまりサーマルヘ
ッド圧接時と非熱転写時つまりサーマルヘッド圧接解除
時とでは、その形状が変形し異なる。もってこのような
プラテンローラを記録紙の搬送の基準とすると、例えば
記録紙の往復の搬送量間に誤差が生じ、もって記録紙に
熱転写される画像に転写ずれつまり色ずれが発生し画像
品質上問題となっていた。
第2に、プラテンローラは弾性に冨んだゴム製よりなる
ので外径精度が出しにくく、又サーマルヘッドからの熱
によりその形状が膨張変形しやすい。そこでプラテンロ
ーラは、精度、バラツキの少なさ等が要求される記録紙
の搬送の基準としては、不適当であるとの指摘もあった
第3に、往復刈々なと複数個の搬送の基準を併用した記
録紙搬送方式では、往復搬送を繰り返した場合の搬送精
度の悪さつまり搬送量差の発生が指摘されていた。もっ
てこれらに起因した色ずれも発生し画像品質上問題とな
っていた。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、記録紙の往復搬送の
基準となるグリップローラと、回転可能なプラテンロー
ラとテンションローラ等を有してり、かつテンションロ
ーラが複数に分割されていることにより、画像の色ずれ
発生が防止されるとともに記録紙の斜行も防止される、
カラーサーマルプリンタを提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
このカラーサーマルプリンタでは、搬送される記録紙と
インクリボンを介しプラテンローラにサーマルヘッドが
加熱圧接され、記録紙にインクリボンの複数色のインク
が面順次に熱転写されて、多色画像が形成される。そし
てこのカラーサーマルプリンタは、次のグリップローラ
とテンションローラとを有してなる。
グリップローラは、上記プラテンローラに対し熱転写時
における該記録紙搬送方向の下流側に配され、記録紙を
挟み付け正逆に回転駆動される。
テンションローラは、上記プラテンローラに対し上記搬
送方向の上流側に配され、搬送される記録紙にテンショ
ンを与えるものである。
そして上記グリップローラが該記録紙を往復搬送させる
基準となり、上記プラテンローラは回転可能となってい
る。又上記テンションローラは、軸方向で複数に分割さ
れ、各々独立かつ均等のテンションを記録紙に与えるよ
うになっている。
「作  用」 本発明は、このような手段よりなるので次のごとく作用
する。
このカラーサーマルプリンタでは、グリップローラが基
準となって記録紙が往復搬送される。そしてプラテンロ
ーラにサーマルヘッドが加熱圧接され、記録紙にインク
リボンの複数色のインクが面順次に熱転写されて、多色
画像が形成される。
そこで第1に、グリップローラが往復搬送の基準となり
、サーマルヘッドとの圧接により変形するプラテンロー
ラは記録紙の搬送に従動するのみであり、記録紙の往復
の搬送量間の誤差は解消する。第2に、グリップローラ
はサーマルヘッドからの熱による膨張変形もなく外径精
度がよい。第3に、グリップローラが唯一の往復搬送の
基準となるので、往復搬送を繰り返しても記録紙の搬送
精度に優れてなる。もってこれらにより、記録紙におけ
る画像の色ずれ発生が防止される。
更にテンションローラは、軸方向で複数に分割されてい
る。そこでその位置精度が多少悪いような場合でも、往
復搬送される記録紙には、幅方向にわたり独立かつ均等
のテンションが与えられ、その斜行は防止される。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて詳細に
説明する。
まずその構成等について、カラーサーマルプリンタ、そ
のグリップローラ、プラテンローラ、テンションローラ
、その機能等の順に説明する。
カラーサーマルプリンタについては、次のとおり。
第1図は、本発明の実施例を示す正面説明図である。こ
のカラーサーマルプリンタでは、搬送される記録紙Pと
インクリボンRを介しプラテンローラ1にサーマルヘッ
ド2が加熱圧接され、記録紙PにインクリボンRの複数
色のインクが面順次に熱転写されて、多色画像が形成さ
れる。
これらについて詳述すると、プリンタ本体の中央部には
プラテンローラ1が配され、このプラテンローラlに対
向位置し記録紙PとインクリボンRを介し圧接離反可能
にサーマルヘッド2が配されている。又プリンタ本体の
端部には記録紙供給巻取りリール3が配され、未使用の
ロール紙たる記録紙Pが巻かれている。
そして記録紙Pの供給側から排紙側にかけては、その搬
送経路を形成すべく順に、記録紙供給巻取リリール3、
送り出しローラ4と送り出しローラ4に圧接可能な給紙
コロ5、グリップローラ6とグリップローラ6に圧接さ
れた従動ローラ7、第1紙センサ8、リボン剥離ローラ
9、プラテンローラ1とプラテンローラ1に熱転写時圧
接されるサーマルヘッド2、搬送経路から若干離隔位置
するインクリボンガイドローラ10.テンションローラ
11とテンションローラ11に圧接された従動ローラ1
2、第1紙センサ83、カッター14等が配されている
。このような搬送経路により記録紙Pは、−旦図示A方
向に送り出された後、逆方向たる図示B方向とA方向間
で複数回繰り返し往復搬送され、この間B方向へ逆送り
され戻されつつ熱転写が行われた後、六方向に排紙され
るようになっている。
インクリボンRは、記録紙P等とほぼ同幅のフィルムシ
ート状をなし、顔料系の熱溶融性又は染料系の熱昇華性
のソリッドインクが、イエローマゼンタ、シアンの3原
色の順序で一定長さ毎に繰り返し塗布されている。この
インクリボンRは、インクリボン供給リール15に未使
用のものが巻かれており、インクリボン供給リール15
から供給されインクリボンガイドローラ10を介し、記
録紙Pとともにプラテンローラ1とサーマルヘッド2間
に導かれる。そして熱転写後インクリボンRは、順次前
送りされリボン剥離ローラ9にて記録紙Pと剥離された
後、使用済のものがインクリボン巻取リリール16に巻
取られる。
サーマルヘッド2は、プラテンローラ1に対し図示のご
とく熱転写時に圧接され、非熱転写時には離反される。
サーマルヘッド2の頂部には発熱素子が多数例えばライ
ン状に設けられて、各ドツト単位で選択的に通電加熱さ
れ、このような通電加熱は、送出された3原色毎の色相
画像情報たる単色成分の印字データに基づき行われる。
給紙コロ5は、支点Sを中心に上下に揺動可能に保持さ
れ、送り出しローラ4に対し図示のごとく圧接されるか
又は持ち上げられて離反され、これらはセンサ(図示せ
ず)にて検出される。
カラーサーマルプリンタは、このようになっている。
次にそのグリップローラ6について述べる。
グリップローラ6は、プラテンローラ1に対し、熱転写
時の記録紙P搬送方向たるB方向下流側に配されている
。そしてグリップローラ6は、パルスモータ等の記録紙
搬送用モータ(図示せず)にタイミングベルト等を介し
連結されて正逆に回転駆動され、従動ローラ7との間で
記録紙Pを挾み付け、これをA方向とB方向とに往復搬
送するようになっている。又このような記録紙Pの搬送
を精度高く確実なものとしてスリップ等を防止すべく、
グリップローラ6はその表面の摩擦係数が高く設定され
、具体的には、金属ローラの表面にブラスト加工を施し
たもの、ローラの表面にセラミックス微粒子を溶射又は
接着したもの、又は摩擦係数の高いゴムローラ等が使用
される。
そして係るグリップローラ6が、記録紙Pを往復搬送さ
せる基準となる。つまりこのカラーサーマルプリンタに
あっては、記録紙Pの搬送経路中グリップローラ6のト
ルクが最も高く設定され、記録紙PのA方向およびB方
向への題送量を決定する唯一の基準となっている。
グリップローラ6は、このようになっている。
次にプラテンローラIについて述べる。
プラテンローラ1は、このようなグリップローラ6によ
る記録紙Pの搬送に従動すべく、回転可能となっている
。そしてプラテンローラ1は、記録紙Pの六方向への搬
送時つまり記録紙Pが単に送られる非熱転写時には、図
中時計方向に完全にフリーな状態で回転自在となってい
る。これに対し、記録紙PのB方向への搬送時つまり記
録紙Pが戻される熱転写時には、図中反時計方向に回転
可能であるもののその回転トルクを一定に制限され、搬
送される記録紙Pにブレーキ的な軽いパックテンション
を与えるようになっている。
このように回転トルクを制限して所定のテンションを与
える調整手段としては、例えばトルクリミッタ等をプラ
テンローラ1に付設することが考えられる。第2図およ
び第3図は、このようなプラテンローラ1の取付構造を
示す側断面図であり、第2図はその1例を第3図は他の
例をそれぞれ示す。
まず第2図の例では、プラテンローラ軸17とトルクリ
ミッタ18とがカップリング19にて同軸に連結され、
カップリング19内にワンウェイクラッチ20が介装さ
れてなる。すなわち、ドラム状をなすプラテンローラ1
の芯金たるプラテンローラ軸17は、その端部が内側の
側板フレーム21から軸受を介し外方に突出しており、
又前述のごとく記録紙Pにテンションを与えるのに必要
な所定設定トルクのトルクリミッタ18は、外側の側板
フレーム21’ に固定されてなる。そしてプラテンロ
ーラ軸17の端部とトルクリミッタ18のドルクリ旦ツ
タ軸22とが、カップリング19にて同軸に連結され、
カップリング19内にはワンウェイクラッチ20が設け
られている。
そこでまず非熱転写時にあっては、ワンウェイクラッチ
20がプラテンローラ軸17とトルクリミッタ18間を
断とし、第1図中A方向に搬送される記録紙Pにて同図
中時計方向に回転されるプラテンローラlを、フリーな
状態で同方向に回転自在とする。逆に熱転写時にあって
は、ワンウェイクラッチ20が切り換わって両者間を続
に連結し、第1図中B方向に搬送される記録紙Pにて同
図中反時計方向に回転されるプラテンローラ1の回転ト
ルクを、ドルクリ隠ツタ18により一定に制限する。
又第3図の例では、プラテンローラ軸I7とドルクリご
ツタ18とがギヤ23.24を介し連結され、ワンウェ
イクラッチ(図示せず)が適宜箇所に介装されてなる。
すなわち、内側の側板フレーム21から軸受を介し外方
に突出したプラテンローラ軸17の端部には、ギヤ23
が固定されている。又トルクリミッタ18は、例えばワ
ンウェイクラッチ(図示せず)を介し外側の側板フレー
ム21“に取り付けられるとともに、そのドルクリ旦ツ
タ軸22が内側の側板フレーム21に軸受(図示せず)
にて保持され、かつこのトルクリミッタ軸22にギヤ2
4が固定されてギヤ23と噛み合っている。なおこのよ
うな例によらず、トルクリミッタ18を外側の側板フレ
ーム21″に直接固定し、ワンウェイクラッチはギヤ2
3.24内に介装するようにしてもよい。又このような
第3図等の例における各部材の機能等は、第2図につい
て前述したところに準しる。
プラテンローラlは、このようになっている。
次にテンションローラ11について述べる。
テンションローラエ1は、プラテンローラlに対し、熱
転写時の記録紙Pの搬送方向たるB方向上流側に配され
ている。そして搬送される記録紙Pにテンションを与え
る。
これらについて詳述すると、第4図はテンションローラ
1の取付構造を示す一部を切り欠いた斜視図である。図
中25は駆動軸であり、この駆動軸25の端部は側板フ
レーム21から外方に突出し、ワンウェイクラッチ26
を介し駆動ギヤ27が取り付けられ、駆動ギヤ27は前
述の記録紙搬送用モータに連結されている。駆動軸25
と側板フレーム21の取付部間には、ワンウェイクラブ
チ28が介装されている。
そしてこのような駆動軸25に、トルクリミッタ29を
介しテンションローラ11が取り付けられている。すな
わちトルクリミッタ29は、その一端たる中子が駆動軸
25に固定され、他端たる外装つまりトルク出力端がテ
ンションローラ11の端に固定されている。テンション
ローラ11は、芯金30を中心に内部層たる軸受材31
と外部層たるゴム材32とからなり、芯金30の端がト
ルクリミ・ン夕29に固定され、かつ軸受材31内に挿
通された駆動軸25に対し回転自在となっている。
又第5図は、このようなテンションローラ11が2個設
けられた取付構造を示す一部を切り欠いた斜視図である
。すなわちこのテンションローラ11は、軸方向つまり
記録紙Pの幅方向に複数に分割され、第5図の例では2
個に分割され、各々独立かつ均等のテンションを記録紙
Pに与えるようになっている。第5図の例では、駆動軸
25の中央部に間隔を存し同−設定トルクのトルクリミ
ッタ29が2個配され、このような両トルクリミッタ2
9を介し駆動軸25の両サイドに、それぞれテンション
ローラ11が1個ずつ個別に取り付けられている。なお
第5図の例において、その他各部材の構成等は第4図中
に示されたところと共通であるので、同一符号を付しそ
の説明は省略する。又テンションローラ11は、第5図
の例のごとく両サイドに1対ではなく、3個、4個、そ
の他の複数個に分割するようにしてもよい。
テンションローラ11は、このようになっている。
次にテンションローラ11の機能等について述べる。
テンションローラ11は、第4図等に示した取付構造よ
りなるので次のごとく機能する。まず非熱転写時つまり
記録紙PのA方向(第1図参照)への搬送時にあっては
、次のとおり記録紙Pにテンションを与える。
すなわち、駆動ギヤ27が記録紙搬送用モータにより図
中時計方向たるa方向に回転駆動され、かつワンウェイ
クラッチ26が駆動ギヤ27と駆動軸25間を続に連結
して、駆動軸25をa方向に回転せしめる。なおワンウ
ェイクラッチ28は、側板フレーム21の取付部と駆動
軸25間を断とし、単なるヘアリングとして機能する。
そして駆動軸25の回転は、トルクリミッタ29を介す
ることにより低い所定設定トルクに規制されてテンショ
ンローラ11に伝達され、もってa方向に回転駆動され
るテンションローラ11が、記録紙Pに一定のテンショ
ンを与えるようになっている。
このトルクリミッタ29の所定設定トルクつまりテンシ
ョンローラ11によるテンションは、前述のごとくグリ
ップローラ6と従動ローラ7間に挾まれて搬送される記
録紙Pをたるませない程度とされ、グリップローラ6と
従動ローラ7間で記録紙Pを滑らせてしまう程度に高く
強いものではない。なおテンションローラ11の表面周
速度は、グリップローラ6の表面周速度より若干速く設
定されている。
他方テンションローラ11は、熱転写時つまり記録紙P
のB方向(第1図参照)への搬送時にあっては、次のと
おり記録紙Pにバックテンションを与える。
すなわち、駆動ギヤ27は記録紙搬送用モータにより図
中反時計方向たるb方向に回転駆動されるが、ワンウェ
イクラッチ26が駆動ギヤ27と駆動軸25間を断に切
り換えるので、駆動ギヤ27の回転駆動は駆動軸25に
は伝達されない。他方ワンウェイクラッチ28が、側板
フレーム21の取付部と駆動軸25間を続に切り換える
ので、駆動軸25はb方向にはロックされた状態となり
回転不能に固定される。このように駆動軸25が固定さ
れるので、ドルクリごツタ29はテンションローラ11
の回転トルクを一定に制限すべく機能し、もってテンシ
ョンローラ11はb方向に回転可能であるもののその回
転トルクが制限され、搬送される記録紙Pにブレーキ的
な軽いバックテンションを与えるようになる。
このようにテンションローラ11は、A方向又はB方向
に搬送される記録紙Pに、それぞれテンジョンを与える
ようになっている。なお前述の記録紙供給巻取りリール
3も、非熱転写時つまり記録紙Pのへ方向搬送時には第
1図中反時計方向の供給方向にフリーに回転自在となり
、又熱転写時つまり記録紙PのB方向搬送時には、記録
紙Pをたるませない程度の低い設定トルクで第1図中時
計方向の巻取り方向に回転駆動される。
−i−7’/ジョンーラ11の機能等は、このようにな
っている。
以上が構成等の説明である。
以下動作等について説明する。
このカラーサーマルプリンタは、次の(1)セット段階
、(2)各色熱転写段階、(3)排紙段階、(4)準備
完了段階を辿り動作する。まずこれらについて第1図等
により説明する。
(1)セット段階 まず記録紙Pが記録紙供給巻取りリール3に装填された
後、給紙コロ5が一旦持ち上げられ送り出しローラ4か
ら離反する。しかる後記録紙Pの先端が両者間に引き込
まれると、給紙コロ5が下におろされ記録紙Pの先端を
介し送り出しローラ4に圧接する。そして記録紙Pの給
紙およびインクリボンRの頭出し等の一連の動作が開始
される。
すなわち、送り出しローラ4.グリップローラ6、テン
ションローラ11等が回転駆動され、記録紙Pは、記録
紙供給巻取リリール3からプラテンローラ1を経て送り
出され、形成された搬送経路により入方向に搬送される
。送り出しローラ4は、図中反時計方向に回転駆動開始
後、一定時間を経過すると付設されたクラッチ33にて
回転駆動が停止され、事後はフリーに回転自在となる。
記録紙供給巻取リリール3およびプラテンローラ1は、
この間図中反時計方向および時計方向にそれぞれフリー
に回転自在となっている。テンションローラ11は、低
い所定設定トルクで図中時計方向に回転駆動され、搬送
される記録紙Pを従動ローラ12との間で挾んでテンシ
ョンを与えそのたるみを防いでいる。
このようにして記録紙Pは、グリップローラ6を唯一の
基準とし、時計方向に回転駆動されるグリップローラ6
表面の高い摩擦力により、従動ローラ7との間に挾まれ
て正確に所期の長さだけ搬送される。例えばA3サイズ
にて熱転写が行われる場合には、グリップローラ6の回
転駆動の制御つまり記録紙搬送用モータの制御により、
記録紙Pの先端がプラテンローラlの転写位置から入方
向に420mmの位置まで搬送され停止される。
なおインクリボンRは、インクリボン供給リール15か
ら前送りされ、まずイエローのインクが熱転写位置に至
ると停止する。
(2)各色熱転写段階 しかる後プリント指令が行われると、まず第1色目のイ
エローの熱転写が行われる。
すなわち、サーマルヘッド2がインクリボンRと記録紙
Pを介しプラテンローラlに圧接されるとともに、記録
紙供給巻取りリール3およびグリップローラ6が時計方
向および反時計方向にそれぞれ回転駆動される。そこで
記録紙Pは、搬送経路によりB方向に搬送されて先の送
り方向とは逆方向に戻され、このような記録紙Pに密接
されたインクリボンRも、これとともに送られる。そし
てサーマルヘッド2の発熱素子が、イエロー1色の単色
成分の印字データに基づき選択的に通電加熱され、イン
クリボンRに塗布されたイエローのインクが記録紙Pに
熱転写される。なお記録紙供給巻取リリール3は、低い
設定トルクで図中時計方向に回転駆動され、記録紙Pの
たるみ発生等を防いでいる。プラテンローラ1およびテ
ンションローラ11は、反時計方向に回転可能であるも
ののその回転トルクを一定に制限され、搬送される記録
紙Pにブレーキ的な軽いバックテンションを与え、その
たるみ発生等の不具合を防いでいる。
このようにして記録紙Pは、先の非熱転写時つまりA方
向への搬送時と同様にこの熱転写時つまりB方向への搬
送時も、グリップローラ6を唯一の基準とし、反時計方
向に回転駆動されるグリップローラ6表面の高い摩擦力
により、従動ローラ7との間に挾まれて正確に所期の長
さだけ搬送される。すなわち、グリップローラ6の回転
駆動制御つまり記録紙搬送用モータの制御により、記録
紙Pは、印字データの有無にて決まる印字面積・印字長
さと、プラテンローラ1およびリボン剥離ローラ9間の
剥離用移動長さとの合計分だけ、つまり先に入方向に搬
送された分だけB方向に戻される。
そして第1色目のイエローの熱転写が終了すると、サー
マルヘッド2はプラテンローラlに対し圧接を解除され
て離反し隙間を存し退避する。なお使用済のインクリボ
ンRは、リボン剥離ローラ9に巻き掛けられて記録紙P
と剥離され、順次前送りされてインクリボン巻取リリー
ル16に巻取られる。
しかる後、第2色目のマゼンタの熱転写が行われる。す
なわち、記録紙Pがまず前述した(1)のセット段階に
準じA方向に送られて停止し、インクリボンRについて
マゼンタのインクの頭出しが行われた後、上述に準じ記
録紙PがB方向に戻されつつ第2色目のマゼンタの熱転
写が行われる。続いて第3色目のシアンの熱転写も、こ
れらと同様に行われる。
(3)排紙段階 第3色目のシアンの熱転写が終了し、サーマルヘッド2
がプラテンローラ1から離反した際、記録紙PはB方向
に搬送され戻された状態にある。
従って排紙は、前述した(1)のセット段階に準じ、記
録紙PをA方向に大きく送って切断することにより行わ
れる。すなわち、記録紙Pの先端がカッター14の位置
からA方向に所期の長さだけ搬送されると、例えば、A
3サイズにて熱転写が行われる場合には記録紙Pの先端
がカッター14から420mmの位置まで搬送されると
、グリップローラ6の回転駆動が停止されるとともに、
カッター14が駆動されて記録紙PがA3サイズに切断
される。
(4)準備完了段階 カッター14による切断が終了すると、次の熱転写のた
め記録紙Pは、グリップローラ6の回転駆動によりその
先端がプラテンローラ1の転写位置から例えば420n
ubの位置まで搬送され、スタンバイ状態となる。
このカラーサーマルプリンタでは、係る(1)セット段
階、(2)各色熱転写段階、(3)排紙段階、(4)準
備完了段階を辿り、記録紙PにインクリボンRの複数色
のインクが面順次に熱転写されて重ねられ、多色画像が
形成される。
さてそこでこのカラーサーマルプリンタでは、次のごと
く色ずれが防止される。
すなわち第1に、グリップローラ6が記録紙Pの往復搬
送の基準となり、サーマルヘッド2との圧接離反により
変形するプラテンローラ1は、記録紙Pの搬送に従動す
るのみである。そこでプラテンローラlが基準となった
際に生じていた記録紙Pの往復の搬送量間の誤差は、解
消される。第2に、グリップローラ6はサーマルヘッド
2からの熱による膨張変形もなく外径精度がよい。第3
に、グリップローラ6が唯一の往復搬送の基準となるの
で、他の搬送手段の悪影響を受けず、往復搬送を複数回
繰り返しても記録紙Pの搬送精度に優れてなる。第4に
、又これとともにテンションローラ11により記録紙P
のたるみが確実に防止され、熱転写位置の誤差も生じな
い。もってこれら第1.第2.第3.第4により、記録
紙Pにおける画像の転写ずれつまり色ずれ発生が防止さ
れる。
このカラーサーマルプリンタでは、このように色ずれが
防止される。
又このカラーサーマルプリンタでは、次のごとく熱転写
範囲が広くなる。
すなわち、記録紙PがB方向に戻される熱転写時におい
て、プラテンローラ1は、回転可能であるもののトルク
リミッタ18(第2図、第3図参照)等の調整手段にて
その回転トルクを一定に制限され、B方向に搬送される
記録紙Pに軽いパックテンシゴンを与えるようになって
いる。そこで各色毎の熱転写時の後半に記録紙Pの端(
B方向の後端つまりA方向の先端)がテンションローラ
11からB方向に外れ、かつそれでも熱転写が続行され
る場合、例えばA3サイズ−杯に印字面積・長さが存す
る場合においては、次のごとくなる。
まずこのような場合、もしも上述によらずプラチンロー
ラlが完全にフリーで回転自在となっていると仮定する
と、インクリボン只の巻取り負荷の変動やプラテンロー
ラl自体の慣性による回転速度の変動等が、記録紙Pの
B方向への搬送に悪影響を与え、テンションローラ11
から外れた記録紙Pの端近傍に色ずれが発生することに
なる。
そしてこれを回避するためには熱転写範囲・印字範囲を
狭く規制し、係る記録紙Pの端近傍分、つまりプラテン
ローラ1の転写位置からテンションローラ11間の距離
分を、その範囲から除外せざるを得なくなる。
これに対しこのカラーサーマルプリンタではこのような
場合、上述によりプラテンローラlが記録紙Pにパック
テンションを与えるので、各種変動等に基づく悪影響が
おさえられ、記録紙Pの端近傍の色ずれ発生が防止され
る。もって記録紙Pは、その端まで確実に熱転写でき熱
転写範囲・印字範囲が広くなる。
このカラーサーマルプリンタでは、このように熱転写範
囲が広くなる。
更にこのカラーサーマルプリンタでは、次のごとく斜行
が防止される。
すなわち前述のごとく、テンションローラ11は軸方向
に複数例えば第5図の例では2個に分割され、各々独立
かつ均等のテンションを記録紙Pに与えている。そこで
例えば、テンションローラ11の軸が記録紙Pの搬送の
基準たるグリップローラ6に対し平行に配されていない
等、テンションローラ11の位置精度が多少悪くラフで
あっても、記録紙Pには幅方向にわたり独立かつ均等の
テンションが与えられるので、その斜行は防止される。
前述のごとくA方向、B方向に搬送される記録紙Pに与
えられるテンション バックテンションは分割により均
一化され、斜行は発生しない。
これに対しこのような場合、もしもテンションローラ1
1が分割されておらず一体物であると仮定すると、記録
紙Pの斜行発生が懸念される。
このカラーサーマルプリンタでは、このように斜行が防
止される。
以上が動作等の説明である。
「そ の 他」 なお第1に、このカラーサーマルプリンタにおいて前述
の色ずれ防止は、機械的な構成のみにより実現されてい
る。
すなわち、そのプラテンローラ1やテンションローラ1
1は第2図、第3図、第4図、第5図等に示したごとく
、トルクリミッタ18とワンウェイクラッチ20、トル
クリミッタ29とワンウェイクラッチ26.28等を組
み合わせた機械的な回転制御方式が用いられており、マ
イクロコンピュータ、電磁クラッチ等を用いた電気的な
回転制御方式は用いられていない。そして同様に機械的
構成のみからなるグリップローラ6とともに、記録紙P
の色ずれ発生が防止されている。
第2に、このカラーサーマルプリンタにあっては、搬送
経路が直線に近く形成されているので、この面からも色
ずれおよびジャムの発生が防止される。
すなわち第1図に示すごとく、記録紙Pの搬送経路は、
大きなU字状のカーブ等を存せず水平に近く直線的に形
成されている。そこでまず、プラテンローラ1への記録
紙Pの圧接巻き付は量つまりプラテンローラ1付近での
記録紙Pの曲げ量が少なく、その分搬送される記録紙P
のたるみがなくなり色ずれの発生が防止される。又搬送
経路が直線的なので、記録紙Pのジャムの発生も当然防
止される。
第3に、このカラーサーマルプリンタにあっては、第1
図に示すごとく、記録紙Pとしてロール紙が用いられB
方向への戻し時に熱転写を行う戻し印字方式が採用され
、極力記録紙Pにおける熱転写範囲・印字範囲の拡大が
図られている。しかしながら本発明はこれに限定されず
、それ程熱転写範囲・印字範囲の拡大を要しない場合に
は、記録紙Pとしてロール紙に代えカット紙を用い、供
給巻取りリール3に代え配されたカセット中よりこれを
供給するようにしてもよい。勿論その場合カッター14
は不要となる。
第4に、このカラーサーマルプリンタは、いわゆるフル
カラ一方式よりなっている。すなわち、インクリボンR
にはイエロー、マゼンタ、シアンの3原色のインクが塗
布され、これらが記録紙Pに熱転写されて多色画像が形
成されるようになっている。しかしながら本発明はこれ
に限定されず、例えば2色のインクがインクリボンRに
塗布され、この2色のインクが熱転写されて多色画像が
形成される方式も勿論可能であり、その他適宜複数色の
インクによる多色画像の形成が考えられる。
「発明の効果」 本発明に係るカラーサーマルプリンタは、以上説明した
ごとく、記録紙の往復搬送の基準となるグリップローラ
と、回転可能なプラテンローラとテンションローラ等を
有してなることにより、次の効果を発揮する。
すなわち第1に、プラテンローラではなくグリップロー
ラが往復搬送の基準となるので、記録紙の往復の搬送量
間の誤差が解消する。第2に、グリップローラはサーマ
ルヘッドからの熱による膨張変形もなく外径精度がよい
。第3に、グリップローラが唯一の基準となるので、往
復搬送を繰り返しても搬送精度に優れてなる。もってこ
れらにより、画像の色ずれ発生が防止され良好な品質の
画像が得られることになる。
更にこれとともに、テンションローラが軸方向で複数に
分割されてなることにより、その位置精度が多少悪いよ
うな場合でも、記録紙には幅方向にわたり独立かつ均等
のテンションが与えられ、その斜行が防止されるという
効果も発揮する。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るカラーサーマルプリンタの実施
例を示す、正面説明図である。 第2図および第3図は、そのプラテンローラの取付構造
を示す側断面図であり、第2図はその1例を、第3図は
他の例をそれぞれ示す。 第4図は、そのテンションローラの取付構造を示す、一
部を切り欠いた斜視図である。第5図は、同テンション
ローラが2個設けられた取付構造を示す、 一部を切り欠いた斜視図である。 1 ・・・ 2・・・ 6・・・ l 1・・・ P・・・ R・・・ プラテンローラ サーマルヘッド グリップローラ テンションローラ 記録紙 インクリボン 第 図 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  搬送される記録紙とインクリボンを介しプラテンロー
    ラにサーマルヘッドが加熱圧接され、記録紙にインクリ
    ボンの複数色のインクが面順次に熱転写されて、多色画
    像が形成されるカラーサーマルプリンタであって、 上記プラテンローラに対し熱転写時における該記録紙搬
    送方向の下流側に配され、記録紙を挟み付け正逆に回転
    駆動されるグリップローラと、上記プラテンローラに対
    し上記搬送方向の上流側に配され、搬送される記録紙に
    テンションを与えるテンションローラとを有してなり、 上記グリップローラが該記録紙を往復搬送させる基準と
    なり、上記プラテンローラは回転可能となっており、又
    上記テンションローラは、軸方向で複数に分割され各々
    独立かつ均等のテンションを記録紙に与えるようになっ
    ていること、 を特徴とするカラーサーマルプリンタ。
JP32440289A 1989-12-14 1989-12-14 カラーサーマルプリンタ Pending JPH03183581A (ja)

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JP32440289A JPH03183581A (ja) 1989-12-14 1989-12-14 カラーサーマルプリンタ
US07/626,064 US5172989A (en) 1989-12-14 1990-12-12 Thermal transfer color printer with tensioning roller

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JP32440289A Pending JPH03183581A (ja) 1989-12-14 1989-12-14 カラーサーマルプリンタ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246731A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Max Co Ltd プリンタ装置
JP2010107870A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ローラ及び画像形成装置
JP2010107868A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 転写ローラ及び画像形成装置
JP2019147298A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 シチズン時計株式会社 プリンタ

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