JPH04142964A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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JPH04142964A
JPH04142964A JP2265052A JP26505290A JPH04142964A JP H04142964 A JPH04142964 A JP H04142964A JP 2265052 A JP2265052 A JP 2265052A JP 26505290 A JP26505290 A JP 26505290A JP H04142964 A JPH04142964 A JP H04142964A
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JP
Japan
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recording paper
thermal head
platen roller
roller
head
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JP2265052A
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English (en)
Inventor
Koji Shibuya
渋谷 浩治
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04142964A publication Critical patent/JPH04142964A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、直接発色方式ないし転写方式によって記録紙
に情報をプリントする熱記録装置に関する。
従来の技術 画像データに基いて記録紙に画像等の情報を形成するた
めに使用される熱記録装置には、ファクシミリのように
直接発色方式による感熱記録装置や、インクフィルムを
用いて記録紙に情報をプリントする熱転写記録装置があ
る。
この熱転写記録装置は、サーマルプリンタとも言われ、
プラテンローラと、これに対して圧接及び圧接解除可能
となったサーマルヘッドとを有している。これらプラテ
ンローラとサーマルヘッドとの間には、記録紙つまりペ
ーパーと、インクフィルムつまりインクリボンとがそれ
ぞれ搬送されるようになっている。記録紙はプラテンロ
ーラに巻き付いてこれの回転に伴って搬送され、インク
フィルムは記録紙とサーマルヘッドとの間に位置して巻
き取り搬送されるようになっている。
サーマルヘッドの圧接及び圧接解除を行うための機構に
は、例えば、特開昭61−130.076号公報に示さ
れるように、サーマルヘッドを揺動駆動するカムを当該
サーマルヘッドの背面側に設け、このカムをサーマルヘ
ッド駆動モータにより単独で駆動するようにしたものが
ある。
更に、熱転写記録装置には、プラテンローラ等を回転し
て記録紙を搬送する記録紙搬送モータと、インクフィル
ムの巻取搬送を行うフィルム巻取モータとが設けられて
いる。
一方、直接発色方式による感熱記録装置にあっては、記
録紙として感熱紙を使用するのでインクフィルムは不要
であり、サーマルヘッド駆動モータと記録紙搬送モータ
とが設けられている。
発明が解決しようとする課題 熱記録装置を作動するための駆動部には、上述したよう
に、熱転写記録装置にあっては3個の専用モータが設け
られ、直接発色方式による感熱記録装置にあっては2個
の専用モータが設けられており、このことが装置価格の
低減及び構造の簡素化を阻害する一要因となっていた。
そこで、本発明者は、上記課題に対して鋭意研究した結
果、サーマルヘッドの位置を移動する駆動源を、記録紙
搬送モータの駆動力から取ることにより、サーマルヘッ
ド駆動モータを廃止した本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、熱転写記録装置、感熱記録装置等の熱
記録装置において、記録紙を搬送するためのモータの駆
動力によって、サーマルヘッドのプラテンローラに対す
る圧接を行うことによ、す、サーマルヘッドを駆動する
ための専用モータを廃止し、モータ数の削減を通して装
置価格の低減及び構造の簡素化を達成することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明は、プラテンローラと
、これに対して圧接及び圧接解除自在となったサーマル
ヘッドと、前記プラテンローラを回転する記録紙搬送モ
ータとを有し、記録紙を前記プラテンローラと前記サー
マルヘッドとの間に搬送して前記記録紙に画像情報を形
成する熱記録装置において、前記記録紙に画像情報を形
成する際に前記記録紙搬送モータの駆動力を前記サーマ
ルヘッドに伝達してこのサーマルヘッドを前記プラテン
ローラに対して圧接させると共に、前記サーマルヘッド
が圧接した後にはこのサーマルヘッドに作用するトルク
を一定に維持するトルク制御手段を有してなる熱記録装
置である。
作用 記録紙に画像情報を形成する際には、記録紙が記録紙搬
送モータによりプラテンローラとサーマルヘッドとの間
に搬送され、また、サーマルヘッドは、記録紙搬送モー
タの駆動力がトルク制御手段を介して伝達されて、プラ
テンローラに対して圧接する。
サーマルヘッドが圧接した後には、トルク制御手段によ
りサーマルヘッドに作用するトルクが一定に維持され、
記録紙搬送モータの駆動力が所定トルク以」ニサーマル
ヘッドに作用することはない。
このように、画像情報形成時の記録紙搬送モータの駆動
力をサーマルヘッドの圧接力として利用したため、サー
マルヘッドを駆動するための専用のモータを廃止できる
実施例 以下、一実施例に係る熱転写記録紙装置に基いて本発明
の詳細な説明する。
第1図及び第2図は、熱転写記録装置の要部を示す断面
図であり、第3図は、同装置の駆動機構を示す平面図で
ある。
熱転写記録装置のハウジング(図示せず)内の支持側板
10には、プラテンローラー1が回転自在に取付けられ
ている。また、前記支持側板10に回転自在に取付けら
れた支持軸12には、ヘッドベース13が固定されてい
る。このヘッドベース13は支持軸12を中心に揺動自
在となっており、プラテンローラー1に対向する前面に
サーマルヘッド14が取付けられている。従って、支持
軸12の回転に伴ってヘッドベース13が支持軸12を
中心として揺動移動すると、サーマルヘッド14は、第
2図に示されるようにプラテンローラ11に圧接する位
置と、第1図に示されるように圧接を解除する位置とに
移動自在となっている。
ヘッドベース13の背面には、サーマルヘッド14で発
生ずる熱が伝導される複数枚の放熱フィン15が設けら
れている。この放熱フィン15に冷却風を送風してサー
マルヘッド14の冷却を促進するため、冷却ファン16
がへラドベース13の背面側に設けられている。また、
ヘッドベース13の背面側には、サーマルヘッド14の
圧接解除位置を規制するため、圧接解除時にヘッドベー
ス13の一部に当接するストッパ17が設けられている
。前記支持軸12には、サーマルヘッド14とプラテン
ローラ11との圧接力を均一にする機構の一部として、
サーマルへラドヨーイング支軸18が取付けられている
インクフィルム20は、供給側インクフィルムロール2
1から繰り出されて巻取側インクフィルムロール22に
巻き付けられることにより、矢印Aで示す方向に搬送さ
れる。両方のロール21.22は装置のノいクジング内
に着脱自在となっている。このインクフィルム20の搬
送路を形成すべく、プラテンローラ11の近傍には、フ
ィルムガイドローラ23.24が回転自在に設けられて
いる。また、サーマルヘッド14がどの位置となっても
、インクフィルム20は、ヘッドベース13に形成され
た剥離部13aに接触している。
駆動ローラ26aとこれに圧接する従動ローラ26bと
を有する搬送ローラ対26が、プラテンローラ11のロ
ール22側に隣接して配置されており、給紙部27から
給紙されたシート状の記録紙Rは、搬送ローラ対26の
近傍に備えられたガイド板28に案内されて、搬送ロー
ラ対26によってプラテンローラ11とインクフィルム
20との間に送り込まれる。
前記給紙部27は、記録紙Rを積層状態で収納する下ケ
ース29と、この下ケース2つに着脱自在に取付けられ
る上ケース30とを備えたカセット31を有している。
下ケース29内には、支軸32を中心として揺動する抑
圧板33が取付けられ、この抑圧板33と下ケース29
の底面29aとの間には、抑圧板33を上ケース30側
に移動させる方向の弾発力を付勢するスプリング34が
取付けられている。従って、抑圧板33の上に載置され
た記録紙Rは、上ケース30に向けて抑圧されている。
また、上ケース30のうち押圧板33の揺動端部33a
に対応する部位には、記録紙Rを取り出す取出口35が
形成されている。この取出口35に位置させて、押圧さ
れた記録紙Rの端部が圧接する給紙ローラ36が回転自
在に設けられている。そして、記録紙Rは、給紙ローラ
36と搬送ローラ対26の間に備えられた一対のガイド
板37a、b間に案内されて、給紙ローラ36によって
搬送ローラ対26に向けて送り込まれる。また、給紙ロ
ーラ36によって2枚以上の記録紙Rが搬送される現象
いわゆる重送を防止しながら記録紙Rを搬送するため、
給紙ローラ36とともに記録紙Rを挟み込む捌き台38
が給紙ローラ36の下側に設けられている。
プラテンローラー1の供給側インクフィルムロール21
側には、搬送ローラ対26によってプラテンローラー1
とインクフィルム20との間に送り込まれた記録紙Rを
、プラテンローラー1の外周面にならって湾曲しつつ案
内する可動ガイド板40が設けられている。この可動ガ
イド板40は、サーマルヘッド14の圧接動作及び圧接
解除動作に連動して移動する。つまり、第1図に示すよ
うにサーマルヘッド14が圧接解除位置に作動するとき
にはプラテンローラ11を支点として下方側に移動し、
第2図に示すようにサーマルヘッド14が圧接位置に作
動するときにはプラテンローラ11を支点として上方側
に移動し、これにより記録紙Rの搬送を円滑に行ってい
る。
可動ガイド板40により案内された記録紙Rを介してプ
ラテンローラ11に圧接する圧接ローラ41が、プラテ
ンローラ11のロール21側に回転自在に取付けられて
いる。
搬送ローラ対26の上方には、記録紙Rのうちプラテン
ローラ11を通った部分を案内するガイド板42が設け
られている。このガイド板42に沿って案内された記録
紙Rを搬送する排出ローラ43が、プラテンローラ11
に隣接して配置されており、前記排出ローラ43が圧接
する圧接板44が前記ガイド板42の」三方に設けられ
ている。
搬送ローラ対26、プラテンローラ11、及び、排出ロ
ーラ43によって前進搬送され、プラテンローラ11を
通過した記録紙Rを保持するトレー45が、排出ローラ
43に隣接して配置されている。
図示する熱転写記録装置にあっては、記録紙Rに画像情
報を形成する際には、まず、第1図に示すように、記録
紙Rを給紙部27から取り出して矢印Hで示す方向に搬
送する。記録紙Rが搬送ローラ対26等により更に搬送
されると、第2図に示すように、記録紙Rはトレー45
上に保持されることになり、この状態から矢印Bで示す
方向に記録紙Rを戻し搬送しながら画像を形成するよう
にしている。つまり、戻し印字方式となっている。
このため、戻し搬送された記録紙Rを保持するガイド板
46が、前記ガイド板28の下側に設けられている。図
示するガイド板46にあっては、給紙ローラ36と搬送
ローラ対26との間に備えたガイド板37aが一体的に
形成されている。
また、図示する記録装置は、記録紙Rにカラー画像を形
成するようにしているので、インクフィルム20は、イ
エロー、マゼンタ及びシアンの3色のインク層が、この
順でベースフィルムに塗布されて形成されており、1枚
の記録紙Rには3回重ねてプリントがなされる。従って
、記録紙Rは複数回、矢印Cで示す前進搬送と、矢印B
で示す戻し搬送とを繰り返すことになる。
プリントがなされるときには記録紙Rは矢印Bの方向に
戻し搬送がなされるので、戻し搬送する方向を基準とし
て、以下の説明では、戻す際に先端となる部分を記録紙
Rの先端部、後端となる部分を記録紙Rの後端部とする
ガイド板28の近傍には、搬送ローラ対26の給紙部2
7側に位置させて、記録紙先端検出センサーS1が設置
され、この位置に記録紙Rが位置している場合には、こ
のセンサーS1はオン信号を発する。また、記録紙Rの
後端部を検出するために、記録紙後端検出センサーS2
が圧接板44に設けられている。インクフィルム20に
おけるイエローのインクの部分の先端部の位置を位置決
めする際に、インクフィルム20の一方の側端部に付さ
れたイエローマークを検出するためにイエロー検出セン
サーS3がガイドローラ23の近傍位置に設けられてい
る。そして、マゼンタ及びシアンのインクの部分の先端
の位置決めをするために、これらのマークがインクフィ
ルム20の他方の側端部に付されており、マゼンタ、シ
アン検出センサーS4が前記センサーS3に対向する位
置に設けられている。
次に、−F述した熱転写記録装置を作動するための駆動
部の構造を、第3.4図及び第5図を参照して説明する
第3図に示すように、支持側板10には、給紙ローラ3
6、排出ローラ43、駆動ローラ26a1及び、プラテ
ンローラ11にそれぞれ一体の回転軸50〜53が回転
自在に取付けられている。また、前述したように、ヘッ
ドベース13が固定された支持軸12も支持側板10に
回転自在に取付けられている。第3.4図に示すように
、駆動ローラ26aとプラテンローラ11の回転軸52
、53にはプーリー54.55がそれぞれ固着されてい
る。排出ローラ43の回転軸51には、当該排出ローラ
43が第4図中反時計方向Qdのみに回転することを許
容する一方向クラッチ56つまりワンウェイクラッチを
介してプーリー57が連結されている。また、給紙ロー
ラ36の回転軸50には、電磁クラッチ58を介してプ
ーリー59が連結されており、電磁クラッチ58がオン
されたときのみ、プーリー59の回転が給紙ローラ36
に伝達される。そして、これらのプーリー54.55.
57.59と、記録紙搬送モータM1の主軸に固着され
たプーリー60とには、ベルト61が掛は渡されている
従って、記録紙搬送モータM1によってプーリー60を
第4図中反時計方向、つまり給紙方向Qに回転させると
、プラテンローラ11と駆動ローラ26aは、それぞれ
記録紙Rを前進搬送する方向QaSQbに回転し、時計
方向、つまり印字方向Pに回転させると、記録紙Rを戻
し搬送する方向P a SP bに回転することになる
。また、モー夕M1の給紙方向Qの回転は、排出ローラ
43に伝達され、排出ローラ43は記録紙Rを前進搬送
する方向Qdに回転するが、モータM1の逆方向Pの回
転は一方向クラッチ56の作用によって排出ローラ43
には伝達されない。一方、電磁クラッチ58をオンする
と、給紙ローラ36はモータM1の回転が伝達されて回
転し、オフするとプーリー59のみが空転することにな
る。
サーマルヘッド14の圧接位置(第2図)への駆動は、
記録紙搬送モータM1の回転を支持軸12に伝達するこ
とによってなされる。プラテンローラ11の回転軸53
には、第3.5図に示すように、トルク制御手段として
機能する摩擦クラッチ65を介して、第1歯車66が取
り付けられている。従動側の第1歯車66に作用するト
ルクが摩擦クラッチ65に設定された滑りトルクよりも
小さいときには、第1南車66は、駆動側のプラテンロ
ーラ11とともに回転し、前記トルクが滑りトルクより
も大きくなると、第1歯車66は回転を停止しプラテン
ローラ11のみが回転する。
また、第1歯車66に噛み合う従動歯車67が支持側板
10に回転自在に取り付けられており、この従動歯車6
7に噛み合う第2歯車68が一方向クラッチ69を介し
て支持軸12に取り付けられている。プラテンローラ1
1が戻し搬送方向Paに回転する場合には、第1歯車6
6は第5図中時計方向、つまり戻し搬送方向Kに回転し
、第2歯車68は従動歯車67を介して第1歯車66と
同じ方向、つまり圧接方向りに回転して、この第2歯車
68の回転が支持軸12に伝達される。この結果、破線
で示すように、ヘッドベース13は支持軸12を中心と
して時計方向に回転し、第2図に相当してサーマルヘッ
ド14がプラテンローラ11に圧接した状態となる。し
かし、プラテンローラ11が前進搬送方向Qaに回転す
る場合には、第1歯車66は図中反時計方向、つまり前
進搬送方向Iに回転し、第2歯車68は圧接解除方向J
に回転するが、この第2歯車68の回転は一方向クラッ
チ69の作用により支持軸12に伝達されることはない
サーマルヘッド14の圧接解除位置(第1図)への駆動
は、圧接解除スプリング70の弾発力を支持軸12に付
勢することによってなされる。第3図に示すように、圧
接解除スプリング70としのキックスプリング71が、
支持軸12における支持側板10の内側に2個設けられ
ており、キックスプリング71の一端71aは支持軸1
2に取り付けられ、他端71bは支持側板10に形成し
た折曲げ部72に取り付けられている。そして、キック
スプリング71の捩れ力は、第5図に示すように、ヘッ
ドベース13を支持軸12を中心として反時計方向、つ
まりサーマルヘッド14を圧接解除位置へ駆動する方向
Mに、支持軸12に常時付勢されている。サーマルヘッ
ド14の圧接解除位置は、前記捩れ力によりヘッドベー
ス13の一部がストッパ17に当接することによって規
制されている。
第1歯車66が戻し搬送方向Kに回転しサーマルヘッド
14がプラテンローラ11に圧接した後は、第1@車6
6はそれ以」一回転することができず、この第1歯車6
6に作用するトルクが摩擦クラッチ65に設定された滑
りトルクよりも大きくなるため、サーマルヘッド14が
プラテンローラ11に圧接した状態を維持しつつ、プラ
テンローラ11のみが戻し搬送方向Paに回転すること
になる。従って、サーマルヘッド14がプラテンローラ
11に圧接した後には、摩擦クラッチ65によって、サ
ーマルヘッド14に作用するトルクが一定に維持される
ことになる。
サーマルヘッド14が圧接状態にあっても、支持軸12
にはキックスプリング71の捩れ力が圧接解除方向Mに
作用していることから、サーマルヘッド14のプラテン
ローラ11に対する圧接力は、[(摩擦クラッチ65の
滑りトルク)−(キックスプリング71の捩れ力)」で
与えられる。
このように摩擦クラッチ65には、サーマルヘッド14
とプラテンローラ11の圧接力を設定する機能と、プラ
テンローラ11と支持軸12との回転差を吸収する機能
との2つの機能を発揮している。
また、一方向クラッチ69を介して第2歯車68を支持
軸12に取り付けたのは、サーマルヘッド14の圧接解
除時に記録紙搬送モータM1の駆動力を切断し、ヘッド
ベース13に余分な力が加わらないようにするためであ
るが、一方向クラッチ69を使用しなくても、摩擦クラ
ッチ65によりサーマルヘッド圧接時と同様にしてモー
タM1による搬送差を吸収することができるため、なん
ら支障を招くことはない。このように一方向クラッチ6
9を介することなく第2歯車68を支持軸12に取付け
る場合には、サーマルヘッド14の圧接解除位置への駆
動も、モータM1の回転を支持軸12に伝達することに
よりなされるため、キックスプリング71は必ずしも必
要ではない。
尚、前記トルク制御手段としては、摩擦クラッチ65に
限定されるものではなく、サーマルヘッド14がプラテ
ンローラ11に圧接した後、サーマルヘッド14に作用
するトルクを一定に維持し得るものであれば良く、パウ
ダークラッチや、トルクリミッタ−等を使用しても良い
。また、上述したベルト61を、ゴム製のロープやチェ
ーン等に変更しても良い。
本実施例では、摩擦クラッチ65と一方向クラッチ69
を別々に設けであるが、これら両者65.69を一体化
しても良い。更に、記録紙搬送モータM1の駆動力を、
プラテンローラ11を介してサーマルヘッド14に伝達
する構成であるが、プラテンローラ11と同期して作動
する駆動ローラ26aを介してサーマルヘッド14に伝
達する構成としても良い。しかも、記録紙搬送モータM
1と支持軸12とを、摩擦クラッチと一方向クラッチと
を介して接続すれば、プラテンローラ11や駆動ローラ
26aを介することなく、サーマルヘッド14を所定位
置に作動することができる。
更に、プラテンローラ11と支持軸12との間が完全な
フリー状態、つまり両者11.12が歯車等を介して連
結されていなければ、記録紙搬送モータM1の印字方向
Pへの回転がオフになりさえすれば、サーマルヘッド1
4は、キックスプリング71の捩れ力により圧接解除状
態となるが、本実施例では前記両者11.12が歯車6
6〜68、及び、一方向クラッチ69を介して連結され
、キックスプリング71の捩れ力が支持軸12に付勢さ
れていることから、プラテンローラ11を逆転つまり前
進搬送方向Qaに回転することによって初めて、サーマ
ルヘッド14が圧接状態から圧接解除状態へと移行する
インクフィルム20の巻取搬送は、第1.2図に示すよ
うに、巻取側インクフィルムロール22を駆動するため
の巻取軸73に接続されたフィルム巻取モータ(図示せ
ず)によってなされる。フィルム巻取モータにより巻取
軸73を図中時計方向、つまり巻取方向Fに駆動すると
、インクフィルム20は、供給側インクフィルムロール
21から繰り出されて巻取側インクフィルムロール22
に巻き付けられ、矢印Aで示す方向に沿って搬送される
次に、第6図に示すタイムチャートを参照して、図示す
る熱転写記録装置による画像形成手順について説明する
プリント指令がプリント開始スイッチのオンによって、
あるいは中央制御装置からの制御信号によって発せられ
ると、電磁クラッチ58がオンされると共に、記録紙搬
送モータM1が第4図において矢印Qで示す給紙方向に
高速で駆動され、ベルト61及びプーリー55.54.
59.57を介して、プラテンローラ11、駆動ローラ
26a1給紙ローラ36、及び、排出ローラ43が記録
紙Rを前進搬送する方向Qa−Qdに回転する。プラテ
ンローラ11の方向Qaへの回転に伴い、第1歯車66
は第5図において前進搬送方向Iに回転し、キックスプ
リング71の捩れ力により、支持軸12に取付けられた
ヘッドベース13がストッパ17に当接するまで図中反
時計方向に駆動される。これにより、サーマルヘッド1
4は確実に第1図に示される圧接解除位置となる。圧接
解除の状態になると、第1歯車66の前進搬送方向■の
回転は、一方向クラッチ69の作用によって、支持軸1
2に伝達されなくなる。
また、プリント指令が発せられる前には、予めインクフ
ィルム20のイエローの部分の頭出しがなされており、
イエロー検出センサーS3はオンとなっている。
サーマルヘッド14が圧接解除した状態で、第1図中矢
印Hで示すように、捌き台38と給紙ローラ36とによ
り1枚の記録紙Rがカセット31から繰り出され、一対
のガイド板37a、37b間、及び、ガイド板28に案
内されて搬送ローラ対26に向かって給紙される。記録
紙Rは、搬送ローラ対26に挾み込まれた後に、プラテ
ンローラ11と、可動ガイド板40との間に搬送される
このように搬送ローラ対26によって記録紙Rが挾み込
まれているときには、第6図に示されるように、記録紙
先端検出センサーS1はオンとなっている。第1図に示
すように、サーマルヘッド14の圧接解除時には、可動
ガイド板40は、プラテンローラ11を支点として下方
側(サーマルヘッド14側)に移動しており、記録紙R
の搬送をより確実なものとしている。この可動ガイド板
40に案内されながら、記録紙Rは、搬送ローラ対26
とプラテンローラ11の回転によって、プラテンローラ
11の外周面にならって湾曲しつつ搬送される。そして
、記録紙Rは、プラテンローラ11と圧接ローラ41と
の間に挾み込まれた後に、排出ローラ43に向かって搬
送される。
引続く前進搬送によって、記録紙Rは排出ローラ43と
圧接板44との間に達するまで搬送され、記録紙後端検
出センサーS2が第6図において時刻T1のときに記録
紙検知信号が入力されてオンされると、電磁クラッチ5
8がオフされる。これにより、記録紙搬送モータM1の
駆動力が給紙ローラ36に伝達されなくなり、2枚目の
記録紙Rが給紙ローラ36により繰り出されることを防
止している。従って、これ以降の記録紙Rの前進搬送は
、プラテンローラ11、駆動ローラ26a。
及び、排出ローラ43の前進搬送方向Q a 、Q b
 sQdへの回転により行われることになる。記録紙搬
送モータM1の駆動力を給紙ローラ36へ再度伝達する
タイミングは、記録紙先端検出センサーS1と記録紙後
端検出センサーS2との両センサがオフとなり、記録紙
Rが完全に外れた状態つまり連続印字状態に至ったとき
、あるいは、プリント指令が発せられたときに設定され
ている。
記録紙Rの前進搬送によって、この搬送時には後端とな
っており、プリント時に戻し搬送される際には先端とな
る記録紙の先端部が、記録紙先端検出センサーS1の位
置となると、T2の時点で、このセンサーS1はオフに
切り替わる。記録紙搬送モータM1は、センサーS1の
オフから所定の遅延時間t1だけ給紙方向Qの回転を継
続し、記録紙Rを前進搬送する。遅延時間t1の間にお
ける記録紙Rの前進搬送量は、記録紙Rが搬送ローラ対
26から外れることのない量に設定されている。遅延時
間t1が経過したT3の時点で、記録紙Rは、給紙終了
後の初期設定位置となる。
このT3の時点で、記録紙搬送モータM1が第4図にお
いて矢印Pで示す印字方向に切り替わって駆動され、プ
ラテンローラ11、及び、駆動ローラ26aが記録紙R
を戻し搬送する方向Pa、pbに回転する。モータM1
の印字方向Pへの回転は、電磁クラッチ58がオフされ
ているため給紙ローラ36には伝達されず、一方向クラ
ッチ56の作用により排出ローラ43にも伝達されない
従って、これ以降の記録紙Rの戻し搬送は、プラテンロ
ーラ11と駆動ローラ26aとの回転により行われるこ
とになる。
プラテンローラ11の戻し搬送方向Paへの回転に伴い
、第1歯車66は第5図において戻し搬送方向Kに回転
し、第2歯車68は従動歯車67を介して圧接方向りに
回転して、この第2歯車68の回転が支持軸12に伝達
される。この結果、ヘッドベース13はキックスプリン
グ71の捩れ力に抗して図中時計方向に駆動され、サー
マルヘッド14はプラテンローラ11に向かって徐々に
移動していき、第2図に示されるような圧接位置となる
。記録紙Rが戻し搬送され、その先端部が記録紙先端検
出センサーS1の位置となると、T4の時点で、このセ
ンサーS1はオンに再び切り替わる。このT4の時点ま
でに、サーマルヘッド14がプラテンローラ11に完全
に圧接した状態となっている。
前記T3の時点では、記録紙搬送モータM1の回転方向
が切り替え駆動されると共に、フィルム巻取モータが駆
動される。T4の時点で記録紙先端検出センサーS1が
オンになると、サーマルヘッド14の発熱部(図示せず
)に画像データに対応した電流が印加されて、まず第1
色目のイエローの画像が記録紙Rに形成される。上述の
ように、T3の時点で記録紙搬送モータM1と同時にフ
ィルム巻取モータも駆動されることになるが、フィルム
巻取モータに対しては、初めは規定電流値よりも低い電
流を流し、徐々に電流値を上昇させる。
そして、記録紙先端検出センサーS1がオンした時点(
T4)で規定電流が通電されるように設定されている。
これにより、インクリボン20には急激に張力が加えら
れることはなく、プラテンローラ11とサーマルヘッド
14との間に挟まれた記録紙Rの位置ズレが防止される
画像形成の開始に伴って、インクフィルム20のイエロ
一部分の位置を示すマークの部分が、イア エローマーク検出センサーS3の位置から離れることに
なる(T5)。
イエロー画像の形成が終了すると(T6 ) 、サーマ
ルヘッド14がプラテンローラ11に対して圧接した状
態で、記録紙Rの印字部後端が剥離部13aを通過する
のに十分な遅延時間t2だけ、記録紙Rが戻し搬送され
る。前記遅延時間t2が経過した後に、記録紙搬送モー
タM1が第4図において矢印Qで示す前進搬送方向に切
り替えて駆動され、プラテンローラ11、駆動ローラ2
6a1及び、排出ローラ43を記録紙Rを前進搬送する
方向Qa、QbSQdに回転する(T7)。このプラテ
ンローラ11の方向Qaへの回転に伴い、サーマルヘッ
ド14は、前述と同様にして、プラテンローラ11に対
する圧接を解除する圧接解除位置まで移動する。
このようにして、イエロー画像の形成が終了した後も、
フィルム巻取モータは巻取方向Fに回転しており、シア
ン及びマゼンタの色の先端を検出するセンサーS4がマ
ゼンタの先端を検出したならば(T8)、フィルム巻取
モータを停止させる。
そして、次のマゼンタの画像を重ねて形成するため、前
述と同様に記録紙Rを初期設定位置(T3に対応する位
置)まで前進搬送した後、記録紙Rを再度戻し搬送しつ
つマゼンタ画像の形成を行う。
マゼンタ画像の形成が終了すると(T9)、前述と同様
にして、次のシアンの画像を重ねて形成する。
シアン画像の形成が終了すると(TlO)、前述した遅
延時間t2だけ記録紙Rが戻し搬送された後に、記録紙
搬送モータM1が前進搬送方向Qに切り替えて駆動され
、プラテンローラ11、駆動ローラ26a1及び、排出
ローラ43を記録紙Rを前進搬送する方向QaSQbS
Qdに回転する(Tll)。これにより、画像形成を行
わないときには、サーマルヘッド14はプラテンローラ
11に対して圧接解除状態を維持する。
シアン画像の形成が終了した後も、プイルム巻取モータ
は巻取方向Fに回転しており、T12の時点で、イエロ
ー検出センサーS3がイエローの先端を検出したならば
、フィルム巻取モータを停止させる。記録紙Rを更に前
進搬送すると、記録紙後端検出センサーS2がオフされ
る( T 13)。そして、記録紙Rがトレー45上に
排出されるのに十分な遅延時間t3だけ、記録紙搬送モ
ータM1の駆動を継続した後、このモータM1を停止す
る( T 14)。このようにして、イエロー、マゼン
タ、及びシアンの3色の画像が重ねてプリントされると
、1枚の記録紙に対する画像形成工程が完了する。また
、前記3色のインクに加えて、これらの中間色のインク
が塗布された合計6色のインク部分を有するインクフィ
ルムや、ブラックが塗布されたインクフィルムを用いて
も良い。
以上説明したように、本実施例の熱転写記録装置によれ
ば、記録紙搬送モータM1の駆動力によって、サーマル
ヘッド14のプラテンローラ11に対する圧接を行うよ
うにしたため、サーマルヘッド駆動モータを廃止でき、
モータ数の削減を通して装置価格の低減及び構造の簡素
化を達成することが可能となる。
更に、サーマルヘッド14を駆動するための機構を支持
側板10に設けたことから、ヘッドベース13の背面側
が簡素化(フリースペースの形成)でき、放熱フィン1
5の形状や、冷却ファン15の取付位置ないし取(=1
方法を決定する際、設計上の自由度か大きくなる。これ
により、放熱性の観点から冷却ファン15の最適な取伺
方法等を選択でき、サーマルヘッド14の冷却効率の向
上を図ることもできる。
尚、」二連した実施例にあっては、戻し印字方式による
熱転写記録装置の場合を示したが、順方向に記録紙Rを
搬送しながら印字を行う方式を採用した熱転写記録装置
においても実施可能である。
更に、図示した熱記録装置は、転写方式によって記録紙
Rに情報をプリントする熱転写記録装置であるが、本発
明はこの場合に限定されるものではなく、記録紙Rとし
て感熱紙を用いた直接発色方式による感熱記録装置に適
用することができる。
しかも、カラー画像を形成する場合のみならず、重ね印
字を行なわず、単一色の画像を形成する場合にも本発明
を適用することも可能である。
発明の効果 以上のように、本発明の熱記録装置は、画像情報形成時
の記録紙搬送モータの駆動力をトルク制御手段を介して
サーマルヘッドに伝達してこのサーマルヘッドをプラテ
ンローラに対して圧接させると共に、サーマルヘッドが
圧接した後にはこのサーマルヘッドに作用するトルクを
前記トルク制御手段により一定に維持するようにしたた
め、サーマルヘッドを駆動するための専用モータを廃止
でき、モータ数の削減を通して装置価格の低減及び構造
の簡素化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サーマルヘッドがプラテンローラがら離れた
状態における熱転写記録装置の概略構造を示す断面図、
第2図は、サーマルヘッドが圧接した状態における第1
図と同様の断面図、第3図は、熱転写記録装置の駆動機
構を示す平面図、第4図は、第3図の4−4線に沿う断
面図、第5図は、第3図に示した駆動機構の要部を示す
正面図、第6図は、熱転写記録装置における各部材の作
動タイミングを示すタイムチャートである。 11・・・プラテンローラ、14・・・サーマルヘッド
、65・・・摩擦クラッチ(トルク制御手段)、Ml・
・・記録紙搬送モータ、R・・・記録紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 プラテンローラと、これに対して圧接及び圧接解除自在
    となったサーマルヘッドと、前記プラテンローラを回転
    する記録紙搬送モータとを有し、記録紙を前記プラテン
    ローラと前記サーマルヘッドとの間に搬送して前記記録
    紙に画像情報を形成する熱記録装置において、 前記記録紙に画像情報を形成する際に前記記録紙搬送モ
    ータの駆動力を前記サーマルヘッドに伝達してこのサー
    マルヘッドを前記プラテンローラに対して圧接させると
    共に、前記サーマルヘッドが圧接した後にはこのサーマ
    ルヘッドに作用するトルクを一定に維持するトルク制御
    手段を有してなる熱記録装置。
JP2265052A 1990-10-04 1990-10-04 熱記録装置 Pending JPH04142964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019199001A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 凸版印刷株式会社 熱転写プリンタのサーマルヘッド機構

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JP2019199001A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 凸版印刷株式会社 熱転写プリンタのサーマルヘッド機構

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