JPS62211175A - カラ−ハ−ドコピ−装置のインクフイルム供給方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写型などのカラーハードコピー装置のイン
クフィルム供給方式に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、例えば特開昭５８−１９４５９１号で示
すようにスプリングおよび制動板を設け、一定の張力、
速度でインクフィルムを供給する方式であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、記録紙の往復動作時に発生するインク
フィルムのたるみ防止、それに伴うジャム発生防止およ
びインクフィルムの早送りに関しては配慮がされておら
ず、ジャム発生およびシワ発生による印画不良やインク
フィルムのセット時間遅延という問題があった。

本発明の目的は、上記問題点を解決し、安定した印画品
質および装置の信頼性を得るようにしたインクフィルム
供給方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手゛段〕

上記目的は、インクフィルム巻取り側には常に一定の張
力で巻き取るためのスプリング、制動板およびモータか
ら構成される装置 ンクフィルム供給側には，数段階の制動力を発生する制
動力供給装置を設けることにより、達成される。

〔作用〕

カラーハードコピー装置では、色調を出すためイエロ、
マゼンタ、シアンの３色のインクを繰り返し印画する。

印画中は、駆動装置がインクフィルムを一定張力簀巻き
取っており給装置は駆動装置による張力と同等の張力を
逆方向に発生させインクフィルムに一定の張力を与える
ことによりシワは搬送力が与えられないため発生を防止
する。

また、インクフィルムにプラテンローラとサーマルヘッ
ドにはさまれた用紙とインクフィルムは互いの摩擦力で
移動することになり互いのずれが発生しない。１色和画
後は用紙のみ印画開始位置に戻すが、このとき供給装置
がインクフィルムの移動を完全に止めインクフィルムの
プラテンローラへの巻き込みを防止する。次に、インク
フィルムを２色目のインク先端に位置決めする場合、供
給装置はインクフィルムの拘束を解除し駆動装置の巻き
取りによってインクフィルムを早送りすることができる
。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図により説明する。

装置外形は、底板１．下フレーム２．上フレーム３によ
り構成され、下フレーム２と上フレーム３は装置後部の
ヒンジピン４により結合され、ヒンジビン４を支点とし
て上フレーム３を上下に開閉できるようにしている。

機構部は、給紙部、フィルム部、ヘッド部より構成され
る。給紙部は印画する用紙を収納する用紙トレイ８と用
紙を取り出すローラ９．用紙の２枚送りを防止するロー
ラ１０．１１、用紙を中間でおさえるローラ１２，１３
および用紙を案内するガイド１４，１５，１６、印画の
際用紙を搬送るプラテンローラ１７、用紙の搬送力を得
るために、プラテンローラ１７との間に用紙を押え付け
るローラ１８，１９．印画後の用紙を排出する案内を行
うガイド２０．および、多色印画の際、用紙を印画方向
と逆方向に戻す際用紙の戻り方向を案内するガイド２１
より構成される。

フィルム部は、フィルム上のソリッド状に塗布されたイ
ンクを有するインクフィルム２２、インクフィルム２２
を供給するインクフィルムローラ２３、印画後のフィル
ムを巻き取る巻き取りローラ２４、インクフィルム２２
を搬送するローラ２５．２６，２７、より構成される。

ヘッド部は、インクフィルム上のインクをフィルム背面
より熱により溶融し、用紙上にインクを転写させるサー
マルヘッド２８、サーマルヘッド２８をインクフィルム
２２と用紙を介してプラテンローラに圧接する圧接力を
与えるばね２９．ばネ２９の圧接力に打ち勝ち、サーマ
ルヘッド２８をプラテンローラ１７から離すための力を
発生するばね３０、ばね３０の力に打ち勝ち、バー３１
にばね３０の力を作用させる場合とさせない場合に使用
する直動形のソレノイド３２とリンクパー３３、および
リンクのヒンジ３４より構成される。

ヘッド部およびローラ２５，２８は上フレーム３に取り
付けられ、その他は下フレーム２に取り付けられている
。

本発明によるインクフィルム２２の供給方式を第２図〜
第５図を用いて説明する。

第２図はフィルム部を詳細に示したものである。

駆動回路４６で駆動されたモータ３５の動力はベルト４
７を介してクラッチ４４に伝達される。クラッチ４４の
回転軸には巻き取りローラ２４が固定されておリモータ
３５の回転に従いインクフィルム２２を一定トルクで巻
き取る。一方、制動力供給装置のブレーキ駆動回路４５
で駆動される電磁ブレーキ４３とフィルムローラ２３は
固定されており、電磁ブレーキ４３０制動力をインクフ
ィルム２２に伝達する。

第３図はインクフィルム供給側のブレーキ駆動回路４５
を詳細に示したものである。パワートランジスタ４９ａ
、４９ｂ、および抵抗５Ｑａ。

５０ｂを並列に組み合わせ電磁ブレーキ４３と接続して
いる。内部インターフェイス４８はパワートランジスタ
４９ａ、４９ｂを制御している。パワートランジスタ４
９ａ、４９ｂ両者をＯＦＦＬタ４９ａ、４９ｂのいずれ
かをＯＮすると電磁ブレーキ４３に電圧が印加され所定
の制動力を発生する。パワートランジスタ４９ａ、４９
ｂの両者を同時にＯＮすると電磁ブレーキ４３には、い
ずれかをＯＮした場合に比べ約０．５　倍の電圧が印加
されることにより制動力を半分程度に落とすことができ
る。この場合の制動力は、抵抗５０ａ。

５０ｂを変えることにより任意に設定可能である。

第４図は本発明によるインクフィルムの搬送ステップを
示したものである。第４図（ａ）はサーマルヘッド２８
とプラテンローラ１７で用紙５１とインクフィルム２２
をはさみ印画している状態を示す。このとき巻き取りロ
ーラ２４とフィルムローラ２３による互いのトルクは同
等でありインクフィルム２２の搬送は用紙５１との摩擦
力で行なわれる。第４図（ｂ）は巻き取りローラ２４は
回転し、その巻き取りトルクに貯ち勝つトルクをフィル
ムロー２３に与え、インクフィルム２２を停止した状態
で用紙５１を巻き戻している状態を示す。この場合、サ
ーマルヘッド２８とプラテンローラ１７と切り離し、イ
ンクフィルム２２と用紙５１間で発生する摩擦力に打ち
勝つように巻き取りトルクおよび制動トルクを大きくす
る。第４図（ｃ）は用紙５１を印画開始位置まで戻して
停止しインクフィルム２２を早送りし次の印画インク面
をセットしている状態を示す。この場合フィルムローラ
２３の制動トルクを零とし、巻き取りローラ２４の引張
り力のみをインクフィルム２２に付与してインクフィル
ム２２を早送りする。

第５図は第４図に示した各動作時における１巻き取りロ
ーラ２４およびフィルムローラ２３の各トルクを示した
ものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば次の効果がある。

（１）装置の印画、用紙巻戻し、インクフィルム早送り
動作に対し、インクフィルムの巻き取りトルクを常に一
定とし、制動トルクを各動作に対応して切り換えること
により、インクフィルムのシワ防止１巻き戻し時のジャ
ム防止、および早送り時の遅延防止を図ることができる
。

（２）印画時に、フィルムローラに制動トルクを付与し
、インクフィルムに適度な張力を与えることができるた
め、良好な印画結果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるカラーハードコピー装置の主断
面図、第２図は本発明におけるフィルム部の構造の詳細
図、第３図は本発明におけるブレーキ駆動回路図、第４
図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の装置の動作に伴う
インクフィルムと用紙の動作を表わした図、第５図は本
発明装置の各動作時においてインクフィルムローラおよ
び巻き取りローラにかけるトルクを制御した例を示した
図である。 ２・・・下フレーム、３・・・上フレーム、８・・・給
紙トレイ、１７・・・プラテンローラ、２２・・・イン
クフィルム、２３・・・フィルムローラ、２４・・・巻
き取りロー４煎 萼ρ 〈）ｊｌ、１ 百　２　口 第　３　回 ４９′５／Ｌ、？、ＪＴ 、　　・４３ 　ｐ ’ｍ　　　　　　５／ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、インクフィルム、サーマルヘッド、プラテンローラ
   、給紙ローラ、紙ガイドおよび紙トレイから成る熱転写
   型のカラーハードコピー装置において、前記インクフィ
   ルムの巻取り側に、インクフィルムを一定の張力で巻き
   取る駆動装置を設け、前記インクフィルムの供給側に、
   数段階の制動力を発生する制動力供給装置を設けたこと
   を特徴とするカラーハードコピー装置のインクフィルム
   供給方式。