JP2012511170A - 改良された媒体の装荷 - Google Patents

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Abstract

ドナー要素を表面上に巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラを設けるステップを含む方法及び装置が提供される。ドナー要素はローラに固定され、媒体に張力を印加しながらドナー要素の第1の部分が円筒状表面に巻き付けられる。張力はそれから減らされて、ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間の接触領域が変えられる。ドナー要素の付加的な部分がそれから、円筒状表面に巻き付けられる。ドナー要素はそれから、ローラから基材に転写される。

Description

本発明は、媒体を円筒状ローラに装荷する方法及び装置に関する。円筒状ローラは、媒体を運搬経路に沿って運搬するように適合されることができる。本発明に従った円筒状ローラアセンブリは、特にイメージングシステムで、具体的にはドナー材料を組み込んでいる媒体が露光されてドナー材料を表面上に転写し、露光後に表面から除去されるときに、有用である。
液晶ディスプレーなどのようなカラーフラットパネルディスプレーは、典型的には、画素にカラーを提供するために使用されるカラーフィルタを組み込んでいる。カラーフィルタを製造するための一つの技法は、レーザ誘起熱転写プロセスを伴う。ある従来技術の熱転写プロセスは、図1に模式的に描かれている。当該技術でレシーバ要素として知られている基材10には、当該技術でドナーシートとして知られているドナー要素12が重ねられている。ドナー要素12は、典型的には支持層12A及び転写層12Bを組み込んでいる。転写層12Bは、着色料、顔料などを含む様々な転写可能なドナー材料を含むことができる。支持層12Aは、典型的にはプラスチックでできている。
ドナー要素12はイメージ状に露光されて、転写層12Bの選択された部分を支持層12Aから基材10の表面に転写させる。いくつかの露光方法は、一つ又はそれ以上の制御可能なレーザ14を利用して、一つ又はそれ以上の対応するレーザビーム16を提供して、ドナー要素12のイメージングされた領域から基材10の対応する領域へのドナー材料の転写を誘引する。制御可能なレーザ(単数又は複数)14はレーザダイオード(単数又は複数)を含み得て、これは比較的変調され易く、比較的低コストで、且つ比較的サイズが小さい。そのようなレーザ(単数又は複数)14は、ドナー要素12を直接的に露光するために制御可能である。いくつかのアプリケーションでは、マスク(図示せず)が様々な媒体の露光時に使用される。
いくつかのイメージングアプリケーションでは、数多くの異なるドナー要素12が連続的に基材10に装荷され、イメージングされて、それから取り除かれる。例えば、カラーフィルタの典型的な製造の間、第1のドナー要素12が、赤のドナー材料のような一つのカラーを基材10に装荷するために使用され、第1のドナー要素はそれから除去される。第2のドナー要素12が、例えば緑のドナー材料を装荷するために使用され、第2のドナー要素はそれから除去される。第3のドナー要素12が、例えば青のドナー材料を装荷するために使用され、第3のドナー要素はそれから除去される。
ローラなどのような様々な円筒状支持体を利用する媒体ローダが典型的に使用されて、ドナー要素12のようなフレキシブル媒体を様々な表面に又は表面から装荷及び/又は除去する。様々なローラが様々な操作で利用され、これには、媒体のローダへの転写及び装填、媒体の表面上への装荷、及び処理ステップ(例えば露光)を受けた後の媒体の表面からの除去を含むが、これらに限定されるものではない。いくつかのプロセスでは、媒体が媒体ロールに貯蔵され、装填操作の間に媒体のウエブが媒体ロールから媒体ローダのローラに移される。装填操作は、媒体ウエブの媒体シートへの分離を伴うことができる。媒体における皺は、様々な理由で生じることができる。例えば、媒体ロールとローラとの間のミスアライメントは不均一なウエブ張力をもたらすことがあり、これが装填の間に皺を形成させることがある。装填操作に関連する困難さは、媒体が複数の媒体ロール(例えば異なるカラーのドナー要素)から装填され、媒体ロールの各々がローラに関して、異なる装填の間のウエブ張力を変えるのに十分なほどの異なる方向を有しているときに、さらに複雑化されることがある。
熱転写プロセスのような露光プロセスは、典型的には、装荷されたドナー要素12と基材10との間の界面の一様性に敏感である。トラップされた気泡、皺などは、基材10に転写されるドナー材料の量の変動を生じさせることがあり、これは、様々な望まれないイメージの欠陥をもたらすことがある。媒体ローダに装填されている媒体は、典型的には、ドナー要素12と基材10との間に皺、気泡などが無い一様な界面が生成されるように、基材10に装荷される必要がある。ドナー要素12は、媒体ローダのローラ(例えば装荷ローラ)の表面上に搭載されることができ、ローラはそれから、搭載されたドナー要素12を基材10に装荷するように操作されることができる。搭載されたドナー要素12は、ドナー要素12を基材10上に転がすことによって、基材10に装荷されることができる。本発明者は、もし皺又は気泡が、装荷ローラ上へのドナー要素12の最初の装荷の間にドナー要素12と装荷ローラとの間にトラップされると、トラップされた皺又は気泡がまた、引き続くドナー要素12の基材10への装荷の間にドナー要素12と基材10との間に生じ易いことを観察している。本発明者は、カリパス又は厚さが低減されたドナー要素12が利用されると、皺又は気泡が特に生じ易いことを観察してきている。
当該技術において、皺又は気泡のトラップの発生が低減された状態で媒体が表面上に装填されることができる装荷ローラを有する媒体ローダを含むイメージング装置に対する必要性が存在する。
当該技術において、皺又は気泡のトラップの発生が低減された状態で熱転写ドナー媒体が表面上に装填されることができる装荷ローラを有する媒体ローダを含む熱転写イメージング装置に対する必要性が存在する。
当該技術において、皺又は気泡のトラップの発生が低減された状態で厚さが低減された熱転写ドナー媒体が表面上に装填されることができる装荷ローラを有する媒体ローダを含む熱転写イメージング装置に対する必要性が存在する。
本発明は、媒体上にイメージを形成する方法に関する。このイメージは、カラーフィルタのためのカラー構造、又は有機発光ダイオードディスプレーの一部としてのカラー照明光源のような一つ又はそれ以上の構造のパターンを含むことができる。イメージは、レーザ誘起染料転写プロセス、レーザ誘起質量転写プロセスのようなレーザ誘起熱転写プロセスによって、又はドナー要素からレシーバ要素へ材料を転写する他の手段によって、形成されることができる。そのようなプロセスでは、ドナー媒体又はドナー要素は、レシーバに装荷され、且つそこから除去される。ドナー要素は支持層を有しており、これは2ミリインチより薄い厚さ、又は1ミリインチより薄い厚さであることができる。ドナー要素は転写層を有する。
本方法は、ドナー要素をその表面上に巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラを設けるステップを含むことができる。ドナー要素の第1の端はローラに固定され、ドナー要素の第1の部分は、張力を媒体に印加しながら円筒状表面に巻き付けられて、ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間に接触領域を確立する。張力はそれから低減されて、ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間の接触領域を変える。ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間の接触領域が変えられた後に、ドナー要素の付加的な部分がそれから円筒状表面に巻き付けられる。ドナー要素は、ローラから基材に転写される。ドナー要素はそれから照射に対して露光され、転写層の一部分をドナー要素から基材に転写する。
ある実施形態では、ドナー要素の付加的な部分を円筒状表面に巻き付ける前に、ドナー要素の第2の部分が円筒状表面から巻き戻される。第2の部分は、印加された張力を減らしながら巻き戻されることができる。印加された張力は、ローラを回転させることによって又はローラを並進することによって、減らされることができる。接触領域のサイズは、ドナー要素の第2の部分を含む付加的な部分が円筒状表面上に巻き付けられるにつれて、増やされることができる。
ある実施形態では、少なくとも一つの挟み手段が操作されて、ドナー要素の第1の部分を円筒状表面上に巻き付けながらドナー要素を挟むことができる。少なくとも一つの挟み手段は、印加された張力の低減に先立って、ドナー要素を挟むことを止める又は挟まないことができ、且つ、ドナー要素の第2の部分を円筒状表面から巻き戻しながら、ドナー要素を挟むことを止める又は挟まないことができる。挟み手段は、ドナー要素ロールとローラとの間の位置でドナー要素を挟むように位置されることができる。ドナー要素の一部分は、ドナー要素ロール上にアセンブリされたドナー要素からを分離されることができる。この分離された部分は、自身にオーバーラップすることなくローラの表面に巻き付くようなサイズにされることができる。
ある実施形態では、円筒状表面は、円筒状表面の形状に合致している媒体の一部分によって接触されており、媒体の付加的な部分が円筒状表面上に巻き付けられる前に、媒体のその一部分が円筒状表面から分離される。媒体のその一部分は、媒体のその一部分が円筒状表面から分離されるときに引き続いてその合致された形状を維持する。
ある実施形態では、媒体を円筒状ローラに装荷する装置が提供される。円筒状ローラは円筒状表面を有しており、これは、部分的な又は完全な円筒であることができる。ローラは、そこにドナー媒体を巻き付けるように適合されている。キャリッジが、支持体の上に移動可能に搭載され、ローラをある経路に沿って運搬するように操作可能である。コントローラが、複数のコントローラを含むことができ、張力をドナー要素に印加してドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間に接触領域を確立しながら、ローラを回転させて、ドナー要素の第1の部分を円筒状表面に巻き付ける。単数又は複数のコントローラは、印加された張力を減らしながらローラを回転させて、ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間の接触領域を変える。単数又は複数のコントローラはそれから、ドナー要素の第1の部分と円筒状表面との間の接触領域が変えられた後に、ローラを回転させて、ドナー要素の付加的な部分を円筒状表面に巻き付ける。キャリッジはそれから、ドナー要素の第1の部分及びドナー要素の付加的な部分を円筒状表面から基材に転写しながら、ローラを経路に沿って動かすように操作される。
ある実施形態では、コントローラは、印加された張力を減らしながらローラを並進させるようにプログラムされている。コントローラはまた、印加された張力を減らしながらローラを回転させるようにプログラムされることができる。この装置は、媒体ロールとローラとの間の位置でドナー要素を選択的に挟むように適合された少なくとも一つの挟み手段を含むことができて、且つまた、媒体ロールとローラとの間の位置でドナー要素を分離するように適合されたカッターを含むことができる。
本発明がこれから、添付の図面を参照して、例によって記述される。
ドナー材料をドナー要素から基材に転写するために使用される従来技術の熱転写イメージングプロセスを模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの装置を模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の一部、ならびに、ドナー要素部分を媒体ロールから装荷ローラに転写且つ搭載するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の装荷ロールによる、搭載されたドナー要素の基材への装荷を模式的に示す図である。 基材上のドナー要素の断面図を模式的に示す図である。 図2Aの装置の一部、ならびに、本発明の例示的な実施形態として剥離ローラ及び巻き取りローラでドナー要素を基材から除去するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 図2Aの装置の一部、ならびに、本発明の例示的な実施形態として剥離ローラ及び巻き取りローラでドナー要素を基材から除去するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 図2Aの装置の一部、ならびに、本発明の例示的な実施形態として剥離ローラ及び巻き取りローラでドナー要素を基材から除去するためのその使用方法を、模式的に描く図である。 本発明の例示的な実施形態あたりの図2Aの装置の使用方法を表す流れ図を示す図である。
以下の記載を通して、本発明のより十分な理解を提供するために、特定の詳細が示される。しかし、本発明は、これらの特定のもの無しに実行され得る。その他の場合には、開示を不必要にあいまいにすることを避けるために、既知の要素は詳細に示されていないか又は記述されていない。したがって、明細書及び図面は、限定的というよりも描写的であるとみなされるべきである。図面が同じスケールになっていないことに、さらに留意すべきである。
図2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G、2H、2I、2J、2K、2L、2M、及び2Nは、本発明の例示的な実施形態に従った装置102の様々な部分、及びその操作方法を模式的に描いている。本発明のこの例示的な実施形態では、様々な熱転写ドナー要素112、114及び116がそれぞれの媒体ロール113、115及び117の上にアセンブリされる。ドナー要素112、114及び116の各々は、支持層及び転写層を含む。この描かれている実施形態では、ドナー要素112、114及び116の各々は、所与の色に対応している媒体である。ドナー要素112、114及び116の各々は対応するプロセスを経験し、それは、ドナー要素の一部分の媒体ローダ124への転写、ドナー要素の一部分の基材110の表面への装荷、熱転写露光プロセスにおけるドナー要素の一部分のイメージング、及び消費されたドナー要素の一部分の基材110からの除去を伴う。
図2Aに模式的に描かれているように装置102は様々なサブシステムを含んでおり、それらは、媒体サプライ120、媒体フィードシステム122、媒体装荷/剥離システム124(媒体ローダ124とも称される)、廃棄システム126、及び露光システム130を含む。これらの様々なサブシステムは、支持体103に位置されている。媒体ロールサプライ120は媒体ロール113、115及び117を貯蔵している。この例示的な実施形態では、媒体ロール113、115及び117はドナー要素ロールであり、その上に対応するドナー要素112、114及び116がアセンブリされる。ドナー要素112、114及び116の選択された一つが、媒体フィードシステム122に提供されることができる。媒体フィードシステム122は、選択されたドナー要素の一部を媒体ローダ124に固定し、分離し、且つ媒体ローダ124にガイドする。媒体ローダ124は、選択されたドナー要素を、露光システム130の内部に位置する基材110に装荷する。露光システム130内部での媒体アセンブリの露光又はイメージングが完了すると、媒体ローダ124は、イメージングされたドナー要素を基材110から除去して、ドナー要素を廃棄システム126に運ぶ。これらの様々なステップは、媒体ロール113、115及び117から選択された他のドナー要素にて付加的に実行されることができる。簡便のために、座標X、Y及びZの参照フレームが、装置102の様々な操作を記述するために参照される。
コントローラ135は一つ又はそれ以上のコントローラを含むことができて、装置102の一つ又はそれ以上のシステムを制御するようにプログラムされている。このシステムは、媒体サプライ120(制御信号は示されていない)、媒体フィードシステム122、媒体ローダ124、及び露光システム130を含むが、これらに限定されるものではない。コントローラ135はまた、制御媒体ハンドリング機構(図示せず)もまた制御することができて、これは基材110の露光システム130への装填及び/又はそこからの取り外しを開始することができる。コントローラ135はまた、イメージデータ137を露光ヘッド136に提供し、露光ヘッド136を制御して、照射ビームをこのデータに従って発することができる。様々なシステムが、様々な制御信号を使用して及び/又は様々な方法を実行して、制御されることができる。コントローラ135は、適切なソフトウエアを実行するように構成されることができ、且つ一つ又はそれ以上のデータプロセッサを含むことができ、それと共に適切なハードウエアを含み、これは非限定的な例として、アクセス可能なメモリ、論理回路、ドライバ、増幅器、A/D及びD/Aコンバータ、入力/出力ポートなどを含む。コントローラ135は、制約無しに、マイクロプロセッサ、チップ上のコンピュータ、コンピュータ又はその他の適切なマイクロコントローラのCPUを備えることができる。
図3は、本発明の例示的な実施形態あたりの媒体を取扱い且つその媒体を露光プロセスで露光するための方法300の描写的な模式図を示す。図3に描かれている様々なステップが、図2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G、2H、2I、2J、2K、2L、2M、及び2Nに示される装置102を参照して記述される。これは描写の目的のみであり、他の適切な装置が本発明で使用されることができる。ステップ302で、特定の媒体ロールが媒体サプライ120から選択されて、所望のドナー要素をそこから射出する。この例示的な実施形態では、ドナー要素112は、図2Bに示されているように、媒体フィードシステム122によって対応する媒体ロール113から供給されることになる。ドナー要素112は、支持層112A及び転写層112Bを含む。
様々なアクチュエータ(図示せず)が制御されて、射出されるべき特定のドナー要素を識別するコントローラ135によって提供される様々な信号にしたがって、媒体フィードシステム122を媒体ロール113、115及び117に対して動かす。この描写された実施形態では、媒体フィードシステム122は可動フレーム140を含み、これは、ピボット141の周囲で、選択された媒体ロールに近接する様々な位置まで傾斜されることができて、そこから媒体を固定する。この例示的な実施形態では、媒体ロールの各々は、ピボット141からはじまる共通の半径400上に実質的に位置される。他の例示的な実施形態では、媒体フィードシステム122と媒体ロールとの間の相対的な動きが、例えばエレベータタイプの機構を含む他の機構によって、提供されることができる。
フレーム130はピッキング機構を支持し、これはピッキングローラ143と複数の挟み部材とを含む様々なロールを含み、挟み部材は、媒体ロール113と装荷ローラ152との間に位置する挟みローラ138A及び挟みローラ138B(すなわち総称的に挟みローラ138と称される)を含む。挟みローラ138の少なくとも一つは可動であり、挟みローラ138の間のドナー要素112を選択的に挟む。他の実施形態では、各媒体ロールに対して挟みローラの別個の対がある。
本発明のこの例示的な実施形態では、挟みローラ138Aは経路403に沿って可動で、挟みローラ138Bに対してドナー要素112を選択的に挟む。図2Bに示されているように、挟みローラ138Aは、挟みローラ138Bから間隙を空けた位置に示されている。ピッキングローラ143は吸引構造144を含み、これは、この媒体の先頭端部分145がピッキングローラ143に近接するように位置されているドナー要素112を固定するために利用される。様々なセンサ(図示せず)が媒体の端を検出するために使用されることができ、コントローラ135は、媒体ローラ113にピッキングのために先頭端部分145を提示させる。様々なアクチュエータ(図示せず)が、挟みローラ138の間の間隙の間の経路405の方向に沿って、ピッキングローラ143をフレーム140に対して動かす。図2Bに示されているように、ピッキングローラ143は一般的に、吸引構造144を先頭端部分145の近傍に位置させるように、経路405の方向に沿って媒体ロール113に向かって動く。ひとたび媒体端部分145が吸引構造144によって固定されると、それは一般的に経路405の方向に沿って媒体ロール113から離れるように動くことができる。
図2Cに示されているように、ピッキングローラ143は、捕捉された先頭端部分145を挟みロール138の間の間隙を通って進ませる。ひとたび進まされると、ステップ304でドナー要素112が挟みローラ138によって挟まれる。この例示的な実施形態では、挟みローラ138Aが挟みローラ138Bに向かって動くように操作され、挟みローラ138の間でドナー要素112を挟む。吸引構造144は、吸引の印加を止めて先頭端部分145を開放するように操作される。この例示的な実施形態では、媒体ローラ138の少なくとも一つが回転的に駆動されて、ドナー要素112の一部をピッキングローラ143から離れるように引き込み、フィードガントリ146の近傍に先頭端部分145を位置させる。
ステップ306で、ドナー要素112の先頭端部分145は装荷ローラ152に固定される。装荷ローラ152は円筒状に示されているが、装荷ローラ152は完全な円筒を形成する必要は無い。この例示的な実施形態では、先頭端部分145は、フレーム140に沿って可動であるフィードガントリ146に渡される。フィードガントリ146は、先頭端部分145を固定する吸引構造147を含む。本発明の他の例示的な実施形態では、媒体を固定するのは吸引構造に限定されず、当該技術で既知であるように他のグリップ又は固定装置を使用することができる。ひとたび先頭端部分145を固定すると、フィードガントリ146はフレーム140に沿って動かされ、先頭端部分145を媒体ローダ124に渡す。この例示的な実施形態では、フィードガントリ146は、経路402の方向に沿って、媒体ローダ124の近傍の位置まで動く。
媒体ローダ124は媒体装填位置404に位置されて、その上にドナー要素112を装填する。図2Aに模式的に示されているように、媒体ローダ124はキャリッジ150を含み、これは様々な回転可能な円筒状ローラを支持する。キャリッジ150は円筒状ローラをある経路に沿って運搬するように操作可能である。本発明のこの例示的な実施形態では、円筒状ローラは装荷ローラ152を含む。装荷ローラ152は、適切なサイズにされた媒体(すなわちこの例ではドナー要素)を、露光システム130におけるイメージング支持体185上に位置される基材110の表面に装荷するために使用される。装荷ローラ152は、ローラの第1の端157及び第2の端159と交差する回転軸153の周囲に回転可能である。装荷ローラ152は円筒状表面158を有しており、これは、その上にドナー要素112を巻き付けるように適合されている。この例示的な実施形態では、装荷ローラ152は様々な吸引構造154を含んでおり、これらは、ドナー要素112のような媒体を円筒状表面158に固定するために使用される。図2Dに示されているように、装荷ローラ152とフィードガントリ146との間に相対的な動きが提供されて、先頭端部分145を吸引構造154の様々なもので固定する。この例示的な実施形態では、アクチュエータ156が、装荷ローラ152を経路406に沿ってフィードガントリ146に向かって且つそこから離れるように動かすように制御される。この例示的な実施形態では、経路406はZ軸に位置合わせされている。他の例示的な実施形態では、経路406は他の方向を向いていることができる。装荷ローラ152を動かすために使用され得るアクチュエータ156の例は、適切に結合された電気モータ及び/又は油圧アクチュエータを含む。装荷ローラ152は、先頭端部分145との適当な係合のために吸引構造154の様々なものを適当に方向付けするように、回転軸153の周囲で回転され得る。
先頭端部分145がひとたび吸引構造154によって固定されると、装荷ローラ152は、経路406の方向に沿ってフィードガントリ146から離れるように動き、且つ回転軸153の周囲で回転して、所望の長さのドナー要素112を計量する。経路406に沿った装荷ローラ152の動きは、フィードガントリ146が挟みローラ138の近傍の位置まで戻ることを許容する。所望の長さのドナー要素112は、ステップ308でドナー要素112の様々な部分が円筒状表面158上に巻き付けられるときに、計量される。この例示的な実施形態では、図2Eに示されているように、装荷ローラ153を矢印418Aの方向に回転させることによって、ドナー要素112の様々な部分が円筒状表面158上に巻き付けられる。本発明のこの例示的な実施形態では、挟みローラ138は、ドナー要素112の様々な部分が円筒状表面158上に巻き付けられるときに、ドナー要素112とのその挟まれた係合状態を維持する。
この例示的な実施形態では、装荷ローラ152及び媒体ロール113はトルクモードにあり(すなわち特定の一定の力で引く)、挟みローラ138の両側でドナー要素112を引く。挟みローラ138は位置モードにある(すなわち特定の速度/加速度で特定の位置まで動く)。
円筒状表面158上に巻き付けられるドナー要素112の所望の長さは、様々な要因に基づいて決定されることができる。本発明のこの例示的な実施形態では、所望の長さのドナー要素112が円筒状表面158上に巻き付けられた後に、ドナー要素112の一部分がカッター149によって媒体ウエブから切り離されることになる。カッター149は、装荷ローラ152から無視できない分離距離だけ離れて位置されている。この分離距離は、ドナー要素112の要求される長さへの引き続く分離に先立って、円筒状表面158上に巻き付けられることができるドナー要素112の量にインパクトを与える。この例示的な実施形態では、ドナー要素112の分離された部分の長さは、引き続く露光ステップの間に基材を十分にカバーするサイズにされている。この例示的な実施形態では、装荷ローラ152は、ドナー要素112の分離された部分が、自身にオーバーラップすること無しに、装荷ローラ152の周囲の実質的にほとんど全体をカバーするようなサイズにされている。オーバーラップは、ドナー要素112が無視できない厚さを有し、ドナー要素112のオーバーラップされた端がそのようなオーバーラップ領域の近傍に不連続性などを形成する原因となることがある段差を形成することがあるので、典型的には望ましくない。不連続性は、装荷ロール152によるドナー要素112の基材110への装荷の間に、ドナー要素112の転写層112Bの均一性を乱すことがある。転写層112Bにおける乱れは、視覚的な欠陥をもたらすことがある。この例示的な実施形態では、ドナー要素112の支持層112Aは、巻き取りの間は円筒状表面158に隣接して位置されている。
図2Fは、ステップ308における円筒状表面158上へのドナー要素112の最初の巻き取りの間の装置102の模式的な平面図を示している。いくつかの構成要素が簡潔さのために示されていないことに留意されたい。図2Fは、ドナー要素112のウエブに形成された皺160、並びに装荷ローラ152の周囲に書き付けられたドナー要素112の部分に形成されたトラップされた皺162を示している。典型的には、ウエブにおける皺160の一部は、ドナー要素112が円筒状表面158の周囲に書き付けられると、トラップされた皺162になる。吸引構造154などによって印加される吸引は、非常に小さな皺を「滑らかに」し得るが、この同じ吸引がまた、ドナー要素112が円筒状表面158の周囲に巻き付けられるときに、より大きな皺をトラップすることがある。この例示された実施形態では、装荷ローラ152が、付加的な処理(すなわちこの場合には露光)のためにドナー要素112を表面上に連続的に置くために使用される。レーザ誘起熱転写のような露光プロセスによって形成されるイメージの視覚的な質は、典型的にはドナー要素112とその上にそれが装荷された基材110との間の間隙の変動に敏感である。本発明者は、ドナー要素112が基材110に装荷されるときに皺162のようなトラップされた皺が少なくとも部分的に転写されることがあり、これが、引き続いて形成されるイメージの視覚的な質に負のインパクトを与えることがあることに留意している。
皺160及びトラップされた皺162のような皺は、様々な理由から生じることができる。例えば、装荷ローラ152と媒体ロール113及び/又は挟みローラ138との間のミスアライメントは、様々な皺の形成をもたらすことがある。図2Fは、装荷ローラ152と媒体ロール113との間の「面内(インプレーン;in-plane)」ミスアライメントの場合を示している。「面内」という用語は、実質的に「ねじれなく」装荷ローラ152に向かって延在されたとしたときの媒体ウエブの平面内のミスアライメントを指す。図2Fは、装荷ローラ152の回転軸153及び媒体ロール113の回転軸118が両方とも共通軸450によって交差されていると、ミスアライメントは、共通軸450が回転軸153及び回転軸118の両方に垂直であることを妨げることを示している。この場合、媒体ロール113は、装荷ローラ152の方向に対してねじれている。この場合、媒体ロール113もまた、挟みローラ138の方向に対してねじれている。
媒体ロール113のねじれは、X軸からの角度θによってX−Y座標フレームで表現されることができる。装荷ローラ152及び挟みローラ138はX−Y座標フレームに対してねじれていないように示されているが、不完全なミスアライメントが、これらの構成要素のねじれた方向を生じさせることもある。ここに描かれているように、様々なローラ及び媒体ロールの方向は、X軸に対して参照される。これは簡便のためになされるものであり、これらの方向が他の方向に対して参照されることができることに留意されたい。例えば、様々なローラ及び媒体ロールの方向は、一つ又はそれ以上のローラが運搬されていく経路の方向に対して参照されることができる。この図示された実施形態では、装荷ローラ152は、Y軸に位置合わせされた経路408に沿って運搬されることができる。角度θは明瞭さのために誇張されており、小さい角度でさえも、ここで記述された問題をもたらすことがあることに留意されたい。例えば、本発明者は、あるアプリケーションにおいて、数ミリラジアンのオーダのミスアライメントが、約2mのオーダの幅及び約2ミリインチ又はそれ以下のカリパスを備える媒体ウエブにおける望まれない皺の形成をもたらすことがあることに留意している。他のアプリケーションでは、1又は2ミリラジアンより大きいミスアライメントが許容可能ではなく、望まれない皺を生じさせる。さらに他のアプリケーションでは、0.1ミリラジアンより大きいミスアライメントさえも、許容されない。より狭いウエブ幅が皺を緩和する試みの中で使用されるが、このアプローチは、より大きなウエブ幅が望まれるとき(例えば大きなスクリーンのテレビカラーフィルタのような大きなフォーマットのカラーフィルタが必要とされるとき)には、満足のいくものではない。あるいは、様々な媒体ロールと装荷ローラ152との間でのより大きなウエブ長さの使用が、皺の緩和を助けようとする試みの中で使用されることができるが、このアプローチもまた、装置102のサイズ全体における望まれない増加を必要とすることがあるので、満足のいくものではない。
ミスアライメントは、様々な理由で生じ得る。例えば、様々な媒体ロール113、115及び117を支持するために使用される支持構造及び機構に関連する製造及び位置公差は、これらのミスアライメントに寄与することがある。加えて、媒体ロール113、115及び117上にアセンブリされる媒体は、円筒状の形状ではなく、傾斜状、バレル、又はその他の不規則な形状を持ち得る。傾斜した媒体ロールは、端から端までの直径が変わる媒体ロールを生成するウエブ製造プロセスにおける変動から生じることがある。この傾斜した形状は、媒体ロール毎に変わり得て、且つ媒体ウエブにおける応力変動の増加をもたらすこともある。ウエブ応力がウエブに渡って一様でないと、高張力領域は、様々なコーティング(例えば転写層112B)にダメージを与えることがあり、あるいは、極端な場合には、媒体基材それ自身にひっかき傷をつけるか又は破壊し得る。一方、低張力領域はウエブ張力制御の損失を生じさせ、これは、特に媒体が軽いカリバスを有しているときに、媒体に皺を生じさせることがある。図2Fは、ミスアライメントによって生成される結果となった非一様な応力分布410を模式的に示している。この問題は、典型的なカラーフィルタ製造プロセスにおける場合のように、各々が潜在的に異なる度合いのミスアライメントを有する複数の媒体ロールが設けられるときに、さらに複雑化される。前述の皺形成問題が主に面内ミスアライメントに関連していることに留意されたい。本発明者は、媒体ロール113と装荷ロール152との間の媒体ウエブの「面外ねじれ」のわずかな量が、典型的には、ウエブにおける大きな応力上昇をむやみに生じさせないことを観察している。面外ねじれは、ウエブが媒体ロールと装荷ロール152との間を移動されるときにねじれると、生じることがある。
媒体ロール113、挟みローラ138、及び装荷ローラ152のいくつかの又は全てに関連したミスアライメントが、必ずしも皺160及びトラップされた皺162の形成をもたらすことがある唯一の要因ではない点に留意されたい。本発明者は、非常に僅かな量のミスアライメントが存在するときでさえ、皺が生じることがあることに留意している。本発明者は、形成される皺の量が取り扱われている媒体のカリパスとともに変化することがあることに留意している。例えば、いくつかの現在の熱転写ドナー要素は、典型的には2ミリインチのオーダの支持層を含んでおり、1ミリインチ又はそれ以下のオーダのより薄い支持層を使用した熱転写ドナー要素を使用したいという要望がある。典型的には、これらの薄いドナー要素は、より厚い対応物よりも著しく皺を形成しやすい。さらに、装置102のタイプの媒体ハンドリング装置は、ドナー要素の部分が前進し、分離し、装荷ローラ152上に搭載される際に様々なドナー要素112、114及び116の各々の動きが変化されるような「開始−停止」様式で、媒体を取り扱う。この形態の媒体の動きは、典型的には、媒体のウエブの連続移動を利用する装置よりも、皺形成の問題を生じ易い。
前述したように、皺160及び162のレベルが低減されることが望ましい。ステップ310にて、挟みローラ138Aは、挟みローラ138Bに対してドナー要素112を挟むことを止めるように動かされる。本発明のこの例示的な実施形態では、ドナー要素112の最初の部分が円筒状表面158上に巻き付けられた後に、挟みローラ138Aが移動してドナー要素112を挟むことを止めるように操作される。挟みの開放は、ドナー要素112の挟まれたウエブの近傍にトラップされた非一様な応力を軽減する助けとなることができる。本発明者は、挟みの開放がドナー要素112のウエブに生じる皺160の発生を低減する助けになることができることに留意している。
ステップ308の間に、第1の部分164及び第2の部分166を含むドナー要素112の様々な部分が、印加された張力の下で円筒状表面158の周囲に巻き付けられ、その部分が円筒状表面158の形状に合致する。様々な接触領域が、これらの部分の各々と円筒状表面158との間に確立される。特に、図2Eは、第1の部分164と円筒状表面158との間に、印加された張力の下で接触領域169が確立されることを示している。トラップされた皺162のような皺は、典型的には接触領域169の内部にトラップされる。ステップ312にて、円筒状表面158の上に巻き付けられたドナー領域112の部分に印加される張力が低減される。この例示的な実施形態では、印加された張力は、トラップされた皺162の存在を、ドナー要素112の引き続く露光に対して許容可能なレベルまで低減するだけの十分なレベルまで低減される。
本発明のこの例示的な実施形態では、印加された張力の低減は接触領域169を変える。この例示的な実施形態では、印加された張力の低減は、一つ又はそれ以上の巻き付けられた部分が度合いを変えることによって円筒状表面158から分離されるにつれて、接触領域169のサイズの低減を許容する。図2Gにおいて、ドナー要素112に印加された張力は、第2の部分166がもはや円筒状表面158の形状に合致しないように、第2の部分166を円筒状表面158から分離させるに十分なレベルまで低減される。ドナー要素112に印加された張力は、第1の部分164が円筒状表面158から僅かに分離するに十分なレベルまで低減される。第1の部分164の円筒状表面158からの分離が明瞭化のために誇張されていることに留意されたい。印加された張力の低減は、ドナー要素112の巻き付けられた部分によって円筒状表面158に対して印加される半径方向の力を低減し、これが今度は接触レベルを低減する。
本発明者は特定の理論によって束縛されることは望まないが、このアクションに伴うトラップされた皺162の低減に対する一つの可能な理由は、様々な巻き付けられた部分と円筒状表面158との間の僅かな分離でさえもそれらの間に空気が入り込むことを可能にすることができて、接触領域169を低減して皺を滑らかにするというものである。図2Gに示されているように、第1の部分164は、低減された張力のアクションの下でその一部が円筒状表面158から僅かに分離され得るものの、依然として実質的にその合致された形状を維持する。
ドナー要素112に印加された張力は、様々な方法で低減されることができる。本発明のいくつかの例示的な実施形態では、印加された張力は、挟みローラ138及び媒体ロール113を操作して挟みローラ138と装荷ローラ152との間の媒体に弛みを生成することによって、低減されることができる。例えば、媒体ロール113及び挟みローラ138が弛みを生成するように駆動される一方で、装荷ローラ152は静止したままであるように制御されることができる。あるいは、装荷ローラ152と挟みローラ138との間の相対的な動きの採用が、2つの間の媒体に弛みを確立するために使用されることができる。例えば、キャリッジ150は、挟みローラ138に向かって装荷ローラ152を動かしてドナー要素112の張力を低減するように制御されることができる。
図2Gに描かれている本発明の例示的な実施形態では、装荷ローラ152を回転軸153の周囲に回転させる間に、ドナー要素112に印加された張力が低減される。この例示的な実施形態では、装荷ローラ152は、矢印418Aの回転方向とは逆向きの矢印418Bの回転方向に沿って回転される。装荷ローラ152の回転は、第2の部分166を円筒状表面158から巻き取らせて、装荷ローラ152から分離させる。図2Gは、第2の部分166がもはや円筒状表面158の形状に合致しておらず、ドナー要素112に弛み部分を形成している様子を示している。本発明の他の実施形態では、装荷ローラ152は他の形態の動きを受けて、ドナー要素112における印加された張力を変えることができる。他の形態の運動は、回転軸153の並進運動を含むことができる。本発明のこの例示的な実施形態では、アクチュエータ156が、装荷ローラ152を経路406の方向に沿って並進させるように操作される。図2Gに示されているように、装荷ローラ152は、この例示的な実施形態では下向きに動かされる。装荷ローラ152の並進運動は、ドナー要素112と円筒状表面158との間に空気をトラップする手助けとなるように使用されることができる。トラップされた空気の一部は、今度は、円筒状表面158の上に依然として巻き付けられているドナー要素112の様々な部分の僅かな分離を生じさせ、残存しているトラップされた皺162を滑らかにする。トラップされた皺162を滑らかにすることは、典型的には、ドナー要素112の厚さ、ならびに回転運動の量及び/又は速さ及び並進運動の量及び/又は速さのようなマシンパラメータに依存する。適切なマシンパラメータは、直接的な実験を含む様々な方法で決定されることができる。張力が開放されるときにドナー要素112に正しい量の弛みが確立されることが重要である。適当な弛みは、フィードガントリ146に近接した領域でドナー要素112が滑らかに湾曲して且つ皺の無い形状を確立することを可能にする。この皺の無い形状は、ドナー要素112がフィードガントリ146に取り付けられるときに保存されることができて、ドナー要素112が装荷ローラ152に巻き付けられる間にドナー要素112の終端における皺を低減する。
ステップ314にて、ドナー要素112の一部がウエブから分離される。図2Hに示されている本発明の図示された実施形態では、ドナー要素112は、カッター149によって分離される。カッター149は、当該技術でよく知られている様々な切断機構を使用することができる。レーザは、カラーフィルタの製造に使用される典型的なクリーンルーム環境に特に適している。これは、レーザ切断では、低減されたレベルの切断屑が生成されるからである。本発明のこの例示的な実施形態では、カッター149は、フィードガントリ146が戻ってドナー要素112をカッター149に近接した位置に固定した後に、ドナー要素112を切断する。切断動作によって、後端部148がドナー要素112に形成される。当業者は、ドナー要素112の一部をウエブから分離するために、他の方法が使用されることができることを理解するであろう。
ステップ316にて、ドナー要素112の付加的な又は第3の部分168が円筒状表面158に巻き付けられる。この例示的な実施形態では、第3の部分168は第2の部分166を含む。この例示的な実施形態では、第2の部分166は、先に装荷ローラ152から巻き取られていた。この例示的な実施形態では、第3の部分168は、サイズが第2の部分166よりも大きい。この例示的な実施形態では、第3の部分168は後端部148を含む。
この例示的な実施形態では、第3の部分168は、最初にドナー要素112の弛みを除去することによって円筒状表面158に巻き付けられる。この例示的な実施形態では、フィードガントリ146が、装荷ローラ152が矢印418Aの方向に回転されてドナー要素112の弛みを除去している間に、固定された後端部148を実質的に静止状態に維持するように操作される。装荷ローラ152の回転速度は、弛みに対応してドナー要素112の部分を一様に巻き付けるために十分なレベルに維持される。本発明者は、弛みが除去されるときに生成される限定された張力が、第1の部分164と第3の部分168の巻き付けられた部分との両方において、これらの部分が円筒状表面158の形状に合致しているので、トラップされた皺162の顕著な低減をもたらすことを見出した。
ひとたび弛みが除去されると、フィードガントリ146を装荷ローラ152に向かって動かすように操作することによって、第3の部分の168の残りの部分が円筒状表面158に巻き付けられる。この例示的な実施形態では、フィードガントリ146は、第3の部分168の巻き付けられていない残りが装荷ローラ152に装荷されるときに、制御された張力を印加する。挟みローラ138はもはやドナー要素112を挟んでいないので、ドナー要素112における非一様な応力は低減され、第3の部分168の残りの部分は、トラップされた皺162の発生が低減された状態で円筒状表面158に巻き付けられる。フィードガントリ146の経路402に沿った動きを制御する様々なガイド部材及びドライブ(図示せず)が好ましくは採用されて、フィードガントリ146が装荷ローラ152に向かって動かされるときに、ピボット回転をして端から端まで自由に動くことを可能にする。例えば、様々な固定具、付勢要素、ばね、又は当該技術で知られている他の手段のようなコンプライアンス部材を設けて、フィードガントリ146がピボット回転をして端から端まで自由に動くことを可能にすることができる。フィードガントリ146がピボット回転する能力は、フィードガントリ146と装荷ローラ152との間にミスアライメントが存在するときに生じることがあるドナー要素112内の非一様な応力を克服するために使用されることができる。第1の部分164と円筒状表面158との間の接触領域169の面積は、第3の部分168の様々な部分が、これらの巻き付け動作のもとで円筒状表面158の形状に合致するにつれて増加することに、留意されたい。ドナー要素112内の非一様な応力が本発明の様々な実施形態の実行によって低減されると、トラップされた皺162を実質的に含まない様々な接触領域が、ドナー要素112と円筒状表面158との間に確立されることができる。これに関して、本発明の媒体装荷技法の使用は、トラップされた皺162を顕著に低減した状態で、ドナー要素112の円筒状表面158への実質的に一様な装荷を効果的にもたらす。
第3の部分168の円筒状表面158への巻き付けが完了すると、後端部148がフィードガントリ146から開放されて、図2Iに示されるように吸引構造154の様々なものによって固定される。この例示的な実施形態では、装荷ローラは、経路406の方向に沿ってフレーム140から離れるように動かされる。この例示的な実施形態では、媒体ロール113が回転されてドナー要素12のウエブの延在している部分を引き込み、ピッキングローラ143が、他のドナー要素の引き続くピッキング動作のために再配置される。
ドナー要素112が実質的に一様で且つ皺が無いように装荷ローラ152上に巻き付けられた後に、装荷ローラ152は露光システム130に運搬される。この例示的な実施形態では、キャリッジ150が使用されて、装荷ローラ152に搭載されたドナー要素112の一部に沿って装荷ローラ152を運搬する。図2Aに示されているように、キャリッジ150は、媒体ローダ124の様々な機能によって要求される様々な位置までガイド174に沿って移動可能である。キャリッジ150をガイド174に沿って動かすために、一つ又はそれ以上のドライブ170が使用されることができる。適切なドライブは、サーボモータ及びステッパモータを含む様々なモータを含むことができて、且つ適切なベルト、ねじ、ラック及びピニオンなどを含むことができる伝達部材を含むことができる。適切なドライブは、2008年4月14日付けで出願された国際特許出願IB08/000912に記述されており、その開示は参照によってここに援用される。本発明のこの例示的な実施形態では、キャリッジ150は、Y軸に実質的に位置合わせされた経路408に沿って移動可能である。キャリッジ150は、経路408に沿ってアウエー方向408A及びホーム方向408Bに移動可能である。
ステップ318にて、搭載されたドナー要素112は、装荷ローラ152によって基板110の表面上に装荷され、基板110は今度はイメージング支持体185によって支持されている。露光システム130は少なくとも一つの露光ヘッド136を含み、これはイメージング支持体185に対して動くことができる。本発明のこの例示的な実施形態では、露光ヘッド136は、イメージング支持体185の上方に渡ってスパンしているブリッジ支持体187の上に移動可能に支持されている。露光ヘッド136は、ブリッジ支持体187に沿って動くようにコントローラ135によって制御される。様々なモーションシステム(図示せず)が、露光ヘッド136とイメージング支持体185との間の相対的な動きを提供するために使用される。これらのモーションシステムは、要求される動きのために必要とされる適切なドライブ、伝達部材、及び/又はガイド部材を含むことができる。本発明のこの例示的な実施形態では、モーションシステムは、イメージング支持体185をY軸に位置合わせされた経路に沿って動かし、露光ヘッド136をX軸に位置合わせされた経路に沿って動かすように、コントローラ135によって制御される。当業者は、他の形態の動きもまた可能であることを理解するであろう。例えば、露光ヘッド136が静止して、イメージング支持体185が動かされることができる。他の例示的な実施形態では、イメージング支持体185が静止して、露光ヘッド136が動かされる。露光ヘッド136及びイメージング支持体185の一方又は両方が、対応する経路に沿って往復運動をすることができる。別個のモーションシステムもまた、露光システム130内の異なるシステムを操作するために使用されることができる。
露光ヘッド136は、レーザのような放射源(図示せず)を含むことができる。露光ヘッド136は、媒体上にイメージを形成することができる一つ又はそれ以上の放射ビーム(図示せず)を指向させることができる。露光ヘッド136によって生成されたイメージングビームは、書き込まれるべきイメージを特定するイメージデータ137に従って変調されたイメージ状になって、媒体上をスキャンされる。露光ヘッド136の一つ又はそれ以上のイメージングチャンネル(図示せず)が、イメージ部分を形成することが望まれる場所であればどこでも、アクティブな強度レベルで放射ビームを生成するように駆動される。イメージ部分に対応しないイメージングチャンネルは、対応する範囲にイメージングしないように駆動される。露光ヘッド136は複数のイメージングチャンネルを含むことができて、これらはアレイ状に配列されることができる。イメージングチャンネルのアレイは1次元又は2次元のアレイを含むことができる。放射ビームは、放射源から媒体まで直接的な経路を進むことができ、あるいは、一つ又はそれ以上の光学要素によって媒体に向かって偏向されることができる。
図2Jは、本発明の例示的な実施形態あたりの装荷ローラ152による基材110上への搭載されたドナー要素112の装荷を模式的に示している。キャリッジ150は、媒体装荷位置417で基材110に近接してアウエー方向152に沿って動かされる。装荷ローラ152は、ドナー要素112の端部がイメージング支持体185の吸引構造189Aに近接するように位置される。この例示的な実施形態では、アクチュエータ156が、装荷ローラ152を経路406の方向に沿ってイメージング支持体185に向かって動かすように制御される。ドナー要素112の端部の基材110への装荷の間に、装荷ローラ152の様々な吸引構造154が動作を停止され、吸引構造189Aが動作可能にされる。ドナー要素112の残りの部分は、装荷ローラ152を回転させてこれらの部分を基材110上で転がしている間に、装荷方向に沿って(すなわちガイド174に沿って)キャリッジ150を動かすことによって、基材110に装荷される。この描かれている実施形態では、キャリッジ150はアウエー方向408Aに沿って動かされる。
図2Kは、基材110への装荷後のドナー要素112の断面図を描いている。図2Kにて、基材110はイメージング支持体185に固定されている。当該技術で知られているように、基材110をイメージング支持体185に固定するためには、様々な技法がある。この描かれている実施形態では、ドナー要素112は、転写層112Bが基材110に隣接するように基材110上に装荷される。画質を保存するために、ドナー要素112は、イメージング中に基材110に対して動かないようにされることが望ましい。描かれている実施形態では、イメージング支持体185はスタンド188を備えており、これは、基材110の端から横切るように間隔を隔てており、且つ基材110の厚さを実質的に同様な高さを有している。吸引構造189A及び189Bは、スタンド188と基材110との間の空間173で、選択的に吸引を印加する。この吸引は、ドナー要素112を基材110に固定する。当業者は、ドナー要素112を基材110に固定するために他の付加的な及び/又は代替的な技法が存在し、且つ本発明がそのような付加的な及び/又は代替的なドナー要素固定技法を収容すると理解すべきであることを、認識すべきである。
ひとたびドナー要素112が基材110に固定されると、ステップ320で、媒体は露光ヘッド136によって露光又はイメージングされる。イメージは、異なる方法によって媒体上に形成されることができる。例えば、媒体はイメージ変調可能表面を含むことができて、そのイメージ変調可能表面の性質又は特性が、放射ビームによって照射されると変わって、イメージを形成する。放射ビームは、媒体の表面をアブレーションしてイメージを形成するために使用されることができる。本発明のこの描かれている実施形態では、レーザ誘起熱転写プロセスが使用される。特に、レーザ誘起熱転写プロセスにおいては、露光ヘッド136によって発せられた照射ビームは支持層112Aをスキャンして、転写層112Bからドナー材料を基材110に転写させる。
ドナー要素112から基材110へのドナー材料(図示せず)の転写は、様々なレーザ誘起熱転写技法を使用して具現化され得て、これは、例として、レーザ誘起「色素転写」プロセス、レーザ誘起「溶融転写」プロセス、レーザ誘起「アブレーション転写」プロセス、及びレーザ誘起「質量転写」プロセスを含むことができる。
一般的に、基材110、支持層112A、及び転写層112Bの仕上げは、特定のイメージングアプリケーションに依存する。特定の実施形態では、露光システム130が使用されて、基材110上にディスプレー用のカラーフィルタを製造する。そのような実施形態では、基材110は典型的には透明な材料(例えばガラス)でできており、支持層112Aは典型的にはプラスチックでできており、転写層112Bは典型的には一つ又はそれ以上の着色材を含む。そのような着色材は、例えば、適切な色素ベースまたは顔料ベースの組成を含み得る。転写層112Bはまた、一つ又はそれ以上のバインダ材料を含み得る。
ひとたび露光されると、ステップ322にて、ドナー要素112は消費されて、基材110の表面から除去される。ドナー要素112の除去は様々な理由から要求されることがあり、それらは、装荷のための基材110の分離及び他の媒体(例えばドナー要素114及び116)の露光を含むが、これらに限定はされない。消費されたドナー要素112は、様々な技法によって基材110から除去されることができる。これらの除去技法のいくつかは、ドナー要素112の基材110からの剥離を含むことができる。本発明のこの描かれている実施形態では、キャリッジ150が様々な円筒状ローラを含み、これらが、消費されたドナー要素112を基材110から除去するために使用される。本発明のこの描かれている実施形態では、これらの様々な円筒状のローラは、剥離ローラ190及び巻き取りローラ191を含む。
剥離ローラ190及び巻き取りローラ191の各々は第1及び第2の端を含み、これらは対応する軸と交差しており、各ローラはさらに、媒体をその一部の上に巻き付けるように適合された表面を含んでいる。剥離ローラ190及び巻き取りローラ191はそれぞれ、ローラカップリングの対応する対(剥離ローラカップリング193及び巻き取りローラカップリング194)によってキャリッジ150に機械的に結合されている。剥離ローラカップリング193及び巻き取りローラカップリング194は、それらのそれぞれのローラ190、191が、それらの対応する回転軸190A、191Aの周囲で回転することを可能にする。描かれているように、巻き取りローラカップリング194はアクチュエータ197を備えており、これは、キャリッジ150に対する巻き取りローラ191の回転軸191Aの動きをもたらす。アクチュエータ197はここでは、「巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197」と称される。剥離ローラカップリング193はアクチュエータ199を備えており、これは、キャリッジ150に対する剥離ローラ190の回転軸190Aの動きをもたらす。アクチュエータ199はここでは、「剥離ローラ軸位置アクチュエータ199」と称される。剥離ローラ軸位置アクチュエータ199及び巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197は、様々な信号を使用してコントローラ135によって制御され得て、各々任意の適当な結合されたアクチュエータ(単数又は複数)を含むことができる。巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197及び剥離ローラ軸位置アクチュエータ199を提供するために使用され得るアクチュエータの例は、適切に結合された電気モータ及び/又は油圧アクチュエータを含む。
描かれているように、巻き取りローラカップリング194はまた、巻き取りローラ回転アクチュエータ198も備えており、これは、巻き取りローラ191のその回転軸191Aの周囲での回転を生じさせる。巻き取りローラ回転アクチュエータ198は、様々な信号を使用してコントローラ135によって制御され得る。好ましくは、巻き取りローラ回転アクチュエータ198は、適切に結合されたモータを備えるが、巻き取りローラ回転アクチュエータ198は一般的に、任意の適切に構成されたアクチュエータを備え得る。吸引構造200は、ドナー要素112の除去を手助けするために設けられる。描かれている実施形態では、剥離ローラ190は非駆動の「惰性」ローラである。代替的な実施形態では、剥離ローラ190は回転的に駆動され得る。
ドナー要素112を基材110から除去することが望まれるとき、コントローラ135はドライブ170を制御して、キャリッジ150がドナー要素112の端部分210の近傍で媒体除去位置414に位置されるように、キャリッジ150とイメージング支持体185との間の相対的な動きを生成する。図2Lは、剥離ローラ軸位置アクチュエータ199が剥離ローラ190を、少なくともZ軸に平行な成分を有する方向に沿って動かすように制御されたことを示している。剥離ローラ190は、ドナー要素112に接触するまでドナー要素112に向かって動かされる。好ましくは、剥離ローラ190は、非イメージング領域212で(すなわちイメージングされた領域214の外側で)ドナー要素112に接触する。剥離ローラ190とドナーシート112との間のこの接触位置は、イメージング領域214における剥離ローラ190のインパクトを避けて、イメージング領域214におけるイメージの対応する劣化を妨げる。
図2Lに示されているように、コントローラ135はまた、様々な信号を使用して、巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197に、巻き取りローラ191をドナー要素112の近傍に移動させる。好ましくは、巻き取りローラ191は、剥離ローラ190の位置よりもイメージングされた領域214から離れた位置でドナー要素112の非イメージング領域212の近傍に動く。いくつかの例示的な実施形態では、図2Lに示されているように、巻き取りローラ191は、非イメージング領域212の部分215の近傍に動く。いくつかの実施形態では、巻き取りローラ191は、少なくとも部分的にスタンド188に重なる位置で、部分215の近傍に動く。いくつかの実施形態では、巻き取りローラ191は、ドナーシート112を基材110に固定する吸引構造(すなわちこの例では吸引構造189B)よりも基材110の端から離れて間隔を隔てた位置で、非イメージング領域212の近傍に動く。巻き取りローラ191はドナー要素112に接触し、非イメージング領域212の一部を巻き取りローラ191に吸着させる。
図2Mは、ドナー要素112の一部215がひとたび巻き取りローラ191の円筒状表面に固定されると、コントローラ135が巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197に、巻き取りローラ191を基材110から離れるように(すなわちZ軸に平行な成分を少なくとも有する方向に)動かさせる。図2M及び図2Lを比較することで分かるように、巻き取りローラ軸位置アクチュエータ197は、キャリッジ150及び剥離ローラ190が同じ位置に留まっている間に、キャリッジ150に対する及び剥離ローラ190に対する巻き取りローラ191の動きを引き起こす。ドナー要素112の部分215、及び可能であればドナー要素112の他の部分は、巻き取りローラ191がこのように動くときに、イメージング支持体185から離れるように動く。
図2Mに示されているように、剥離ローラ190は好ましくは、ドナー要素112に接触した状態に留まり、且つそれに対して力を作用し得る。したがって、剥離ローラ190の片側のドナー要素112の一部は基材110に接触したままである一方で、ドナー要素112の他の一部は基材110から剥離されて、部分的に剥離ローラ190の周面の周りに巻き付けられる。
キャリッジ150がホーム方向408Bに沿って並進し且つ巻き取りローラ191が矢印418Cの方向に回転するにつれて、ドナー要素112は、図2Nに示されているように、巻き取りローラ191によって「巻き取られる」(すなわちその円筒状表面の周りに巻かれる)。剥離ローラ190は、基材110上に静止しているドナー要素112の一部と接触した状態のままであり、ドナー要素112に対して力を印加し得る。
シート剥離プロセスの間における剥離ローラ190及び巻き取りローラ191の両方の同時の回転及び並進は、「プリントスルー」効果を防ぐ。プリントスルー効果は、ローラが並進して媒体を剥離している間に媒体がローラの周囲に巻き付けられると、発生することがある。媒体の端は無視できない厚さを有することがあるので、ローラに最初に固定された媒体の端は、固定された端が巻かれていくと、剥離されていない媒体の一部に不連続さを生じさせる。この描かれている実施形態では、巻き取りローラ191が基材110から間隔を隔てられているので、イメージングされた領域214は影響を受けない。これは、端部分210が巻き取りローラ191の周囲に巻き付けられて、イメージングされた領域214の上には直接的に巻かれないからである。それゆえ、ドナー要素112の端部分210の端によって生じる厚さの変化は、基材110上に与えられたイメージにインパクトを与えない。本発明のいくつかの例示的な実施形態では、プリントスルー欠陥のような欠陥は優勢ではなく、巻き取りローラ191のような付加的なローラは使用されない。いくつかの例示的な実施形態では、媒体は、除去プロセスの間に媒体に巻かれるローラの周囲に自身を連続的に巻き付けることによって、除去される。
消費されたドナー要素112がひとたび基材110から剥離されて巻き取りローラ191にスプールされると、ステップ324にて、キャリッジ150が廃棄システム126に向かって動かされて、ドナー要素112を廃棄する。この例示的な実施形態では、巻き取りローラ回転アクチュエータ198は、ドナー要素112を巻き取りローラ191から巻き戻して、消費されたドナー要素112を廃棄システム126に廃棄するように制御される。ドナー要素114及び116のような付加的なドナー要素が、同様の方法で処理されることができる。
本発明の様々な実施形態が、様々なディスプレーのためのカラーフィルタの製造に関して記述されてきた。本発明のいくつかの例示的な実施形態では、ディスプレーはLCDディスプレーであることができる。本発明の他の例示的な実施形態では、ディスプレーは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレーであることができる。OLEDディスプレーは、異なる構成を含むことができる。例えば、LCDディスプレーと類似の様式で、異なるカラー構造が、白色OLED光源と共に使用されるカラーフィルタに形成されることができる。あるいは、ディスプレーにおける異なるカラー照明光源が、本発明の様々な実施形態において異なるOLED材料で形成されることができる。これらの実施形態では、OLEDに基づく照明光源それ自身が、必ずしも受動的なカラーフィルタを必要とせずに、色付きの光の発光を制御する。OLED材料は、適切な媒体に転写されることができる。OLED材料は、レーザ誘起熱転写技法で、レシーバ要素に転写されることができる。
本発明がディスプレー及び電子デバイスの製造における例示的なアプリケーションを使用して記述されてきたが、ここで記述された方法は、ラボ・オン・チップ(LOC)製造のための医用生体イメージングで使用されるものを含めて、他のアプリケーションに直接的に適用可能である。本発明は、医用、印刷、及び電子製造技術、あるいはウエブを使用する他の技術のような他の技術に対して、アプリケーションを有することができる。
ここまでの開示を参照して当業者には明らかなように、本発明の実行において、その思想及び範囲を逸脱することなく多くの変更及び改変が可能である。
10 基材、12 ドナー要素、12A 支持層、12B 転写層、14 レーザ、16 レーザビーム、102 装置、103 支持体、110 基材、112 ドナー要素、112A 支持層、112B 転写層、113 媒体ロール、114 ドナー要素、115 媒体ロール、116 ドナー要素、117 媒体ロール、118 回転軸、120 媒体サプライ、122 媒体フィードシステム、124 媒体装荷/剥離システム(媒体ローダ)、126 廃棄システム、130 露光システム、135 コントローラ、136 露光ヘッド、137 イメージデータ、138 挟みローラ、138A 挟みローラ、138B 挟みローラ、140 フレーム、141 ピボット、143 ピッキングローラ、144 吸引構造、145 先頭端部分、146 フィードガントリ、147 吸引構造、148 終端部分、149 カッター、150 キャリッジ、152 装荷ローラ、153 回転軸、154 吸引構造、156 アクチュエータ、157 第1の端
158 円筒状表面、159 第2の端、160 皺、162 トラップされた皺、164 第1の部分、166 第2の部分、168 第3の部分、169 接触領域、170 ドライブ、173 スペース、174 ガイド、185 イメージング支持体、187 ブリッジ支持体、188 スタンド、189A 吸引構造、189B 吸引構造、190 剥離ローラ、190A 回転軸、191 巻き取りローラ、191A 回転軸、193 剥離ローラカップリング、194 巻き取りローラカップリング、197 巻き取りローラ位置軸アクチュエータ、198 巻き取りローラ軸位置アクチュエータ、199 剥離ローラ位置軸アクチュエータ、200 吸引構造、210 端部分、212 非イメージング領域、214 イメージングされた領域、215 部分、300 方法、302 媒体ロールを選択する、304 ドナー要素を挟む、306 先頭端部分を装荷ローラに固定する、308 ドナー要素の一部を装荷ローラに巻き付ける、310 ドナー要素を挟むことを止める、312 張力を減らす、314 ドナー要素をウエブから分離する、316 ドナー要素の付加的な部分を円筒状表面に巻き付ける、318 ドナー要素を基材に装荷する、320 ドナー要素をイメージングする、322 ドナー要素を取り除く、324 ドナー要素を廃棄する、400 半径、402 経路、403 経路、404 媒体装填位置、405 経路、406 経路、408 経路、408A アウエー方向、408B ホーム方向、410 非均一の応力分布、414 媒体除去位置、418A 矢印、418B 矢印、418C 矢印、417 媒体装荷位置、450 共通軸

Claims (48)

  1. 照射誘起熱転写プロセスにてドナー要素を使用する方法であって、前記ドナー要素が支持層及び転写層を備えており、
    前記ドナー要素を巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラを設けるステップと、
    前記ドナー要素の第1の端を前記ローラに固定するステップと、
    張力を前記媒体に印加しながら前記ドナー要素の第1の部分を前記円筒状表面に巻き付け、前記ドナー要素の前記第1の部分と前記円筒状表面との間に接触領域を確立するステップと、
    前記印加された張力を減らして、前記ドナー要素の前記第1の部分と前記円筒状表面との間の前記接触領域を変えるステップと、
    前記ドナー要素の前記第1の部分と前記円筒状表面との間の前記接触領域が変えられた後に、前記ドナー要素の付加的な部分を前記円筒状表面に巻き付けるステップと、
    前記ドナー要素を前記ローラから基材に転写するステップと、
    前記ドナー要素を照射に対してイメージ状に露光し、前記転写層の一部分を前記ドナー要素から前記基材に転写するステップと、
    を包含する、方法。
  2. 前記ドナー要素の前記付加的な部分を前記円筒状表面に巻き付ける前に、前記ドナー要素の第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻すステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記印加された張力を減らしながら前記ドナー要素の第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻すステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ローラを前記ローラの回転軸の周囲に回転させて、前記ドナー要素の第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻し、前記印加された張力を減らすステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ドナー要素の前記第1の部分の一部分を前記円筒状表面から分離しながら前記ローラの回転軸を並進するステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ドナー要素の前記第1の部分の一部分を前記円筒状表面から分離しながら前記ローラの前記回転軸を並進するステップを包含する、請求項4に記載の方法。
  7. 前記ドナー要素の前記付加的な部分を前記円筒状表面上に巻き付けながら前記接触領域のサイズを増すステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ドナー要素の前記付加的な部分が前記ドナー要素の前記第2の部分を含む、請求項2に記載の方法。
  9. 前記ドナー要素の前記付加的な部分が前記ドナー要素の前記第2の部分よりもサイズが大きい、請求項8に記載の方法。
  10. 少なくとも一つの挟み手段を操作して、前記ドナー要素の前記第1の部分を前記円筒状表面上に巻き付けながら前記ドナー要素を挟むステップと、前記少なくとも一つの挟み手段を操作して、前記印加された張力の低減に先立って前記ドナー要素を挟むことを止めるステップと、を包含する、請求項1に記載の方法。
  11. 少なくとも一つの挟み手段を操作して、前記ドナー要素の前記第1の部分を前記円筒状表面上に巻き付けながら前記ドナー要素を挟むステップと、前記少なくとも一つの挟み手段を操作して、前記ドナー要素の前記第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻しながら前記ドナー要素を挟むことを止めるステップと、を包含する、請求項2に記載の方法。
  12. 前記ドナー要素がドナー要素ロール上にアセンブリされており、前記ドナー要素を前記ドナー要素ロールと前記ローラとの間に延在させるステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ドナー要素を選択的に挟むように適合された少なくとも一つの挟み手段を設けるステップを包含しており、前記少なくとも一つの挟み手段が、前記ドナー要素ロールと前記ローラとの間の位置で前記ドナー要素を挟むように位置されている、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ドナー要素ロール上にアセンブリされた前記ドナー要素から前記ドナー要素の一部分を分離するステップを包含する、請求項12に記載の方法。
  15. 前記ドナー要素の前記分離された部分が、自身にオーバーラップすることなく前記ローラの表面に巻き付くようなサイズにされている、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ドナー要素を前記ローラから前記基材に転写するステップが、前記ローラと前記基材との間の相対的な動きを確立するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記ドナー要素を前記ローラから前記基材に転写するステップが、前記ローラの回転軸を前記基材に対して動かすステップを含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記ドナー要素を前記ローラから前記基材に転写するステップが、前記基材上で前記ローラを転がすステップを含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記ドナー要素の前記付加的な部分が前記円筒状表面に巻き付けられた後に、キャリッジを操作して、ある経路に沿って前記ローラを運搬するステップを包含する、請求項1に記載の方法。
  20. 前記ドナー要素の前記第1の部分が前記円筒状表面上に巻き付けられると、前記支持層が前記円筒状表面に隣接して配置される、請求項1に記載の方法。
  21. 前記支持層の厚さが2ミリインチ又はそれ以下である、請求項1に記載の方法。
  22. 前記支持層の厚さが1ミリインチ又はそれ以下である、請求項1に記載の方法。
  23. ローラに媒体を装荷する方法であって、
    前記媒体を巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラを設けるステップと、
    前記媒体を選択的に挟むように適合された少なくとも一つの挟み手段を設けるステップと、
    前記少なくとも一つの挟み手段を操作して前記媒体を挟みながら、前記媒体の第1の端を前記ローラに固定するステップと、
    前記少なくとも一つの挟み手段を操作して前記媒体を挟みながら、前記媒体の第1の部分を前記円筒状表面に巻き付けるステップと、
    前記少なくとも一つの挟み手段を操作して前記媒体を挟みながら、前記媒体の第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻すステップと、
    前記媒体の前記第2の部分が前記円筒状表面から巻き戻された後に、前記媒体の第3の部分を前記円筒状表面に巻き付けるステップと、
    を包含しており、前記媒体の前記第3の部分が少なくとも前記媒体の前記第2の部分を備える、方法。
  24. 前記媒体の前記第2の部分が前記表面から巻き戻された後に、前記媒体の前記第3の部分を前記円筒状表面に巻き付けながら前記媒体を挟まないように前記少なくとも一つの挟み手段を操作するステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記媒体の前記第3の部分が前記第2の部分の媒体よりも大きいサイズを有している、請求項24に記載の方法。
  26. 前記媒体が媒体ロール上にアセンブリされており、前記媒体を前記媒体ロールと前記ローラとの間に延在させるステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  27. 前記少なくとも一つの挟み手段が、前記媒体ロールと前記ローラとの間の位置で前記媒体を選択的に挟むように位置されている、請求項26に記載の方法。
  28. 前記媒体ロール上にアセンブリされた前記媒体から前記媒体の一部分を分離するステップを包含する、請求項26に記載の方法。
  29. 前記媒体の前記一部分が、自身にオーバーラップすることなく前記ローラの前記表面に巻き付くようなサイズにされている、請求項28に記載の方法。
  30. 前記媒体の前記第1の部分及び前記媒体の前記第3の部分の少なくとも一方を前記円筒状表面上に巻き付けながら前記ローラを前記ローラの回転軸の周囲で回転させるステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  31. 前記媒体の前記第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻しながら前記ローラを前記回転軸の周囲に回転させるステップを包含する、請求項30に記載の方法。
  32. 前記媒体の前記第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻しながら前記ローラの前記回転軸を並進するステップを包含する、請求項31に記載の方法。
  33. 前記媒体の前記第1の部分を前記円筒状表面上に巻き付けながら前記媒体へ張力を印加するステップと、前記媒体の前記第2の部分を前記円筒状表面から巻き戻しながら前記印加された張力を減らすステップと、を包含する、請求項23に記載の方法。
  34. 前記媒体の付加的な部分を前記円筒状表面上に巻き付ける前に、前記円筒状表面に巻き付けられた前記媒体の一部分に印加された張力を減らすステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  35. 前記円筒状表面は前記円筒状表面の形状に合致している前記媒体の一部分によって接触されており、前記媒体の付加的な部分が前記円筒状表面上に巻き付けられる前に前記媒体の前記一部分を前記円筒状表面から分離するステップを包含し、前記媒体の前記一部分が前記円筒状表面から分離されるときに前記媒体の前記一部分が引き続いてその合致された形状を維持する、請求項23に記載の方法。
  36. 前記ローラを前記ローラの回転軸の周囲で回転させて、前記印加された張力を減らすステップを包含する、請求項34に記載の方法。
  37. 前記ローラの前記回転軸を並進させて、前記媒体の前記一部分と前記円筒状表面との間に空気を導入するステップを包含する、請求項36に記載の方法。
  38. 前記媒体の前記第3の部分が前記円筒状表面に巻き付けられた後に、前記ローラをある経路に沿って運搬するステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  39. 前記媒体を露光プロセスにてイメージングするステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  40. 前記媒体が支持層と転写層とを備えるドナー要素であり、前記転写層の一部分を前記ドナー要素から基材にイメージ状に転写するステップを包含する、請求項23に記載の方法。
  41. 前記支持層が、2ミリインチ又はそれ以下の厚さを有している、請求項40に記載の方法。
  42. 前記支持層が、1ミリインチ又はそれ以下の厚さを有している、請求項40に記載の方法。
  43. 熱転写プロセスにてドナー要素を使用するための装置であって、前記ドナー要素が支持層及び転写層を備えており、前記装置が、
    支持体と、
    前記ドナー要素がアセンブリされる媒体ロールと、
    前記ドナー媒体を巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラと、
    前記支持体の上に移動可能に搭載され、前記ローラをある経路に沿って運搬するように操作可能なキャリッジと、
    コントローラであって、
    張力を前記ドナー要素に印加して前記ドナー要素の第1の部分と前記円筒状表面との間に接触領域を確立しながら、前記ローラを回転させて、前記ドナー要素の前記第1の部分を前記円筒状表面に巻き付け、
    前記印加された張力を減らしながら前記ローラを回転させて、前記ドナー要素の前記第1の部分と前記円筒状表面との間の前記接触領域を変え、
    前記ドナー要素の前記第1の部分と前記円筒状表面との間の前記接触領域が変えられた後に、前記ローラを回転させて、前記ドナー要素の付加的な部分を前記円筒状表面に巻き付け、
    前記ドナー要素の前記第1の部分及び前記ドナー要素の付加的な部分を前記円筒状表面から基材に転写しながら、前記ローラを前記経路に沿って動かすように前記キャリッジを操作する、ようにプログラムされたコントローラと、
    を備える、装置。
  44. 前記コントローラが、前記印加された張力を減らしながら前記ローラを並進させるようにプログラムされている、請求項43に記載の装置。
  45. 前記媒体ロールと前記ローラとの間の位置で前記ドナー要素を選択的に挟むように適合された少なくとも一つの挟み手段を備えている、請求項43に記載の装置。
  46. 前記媒体ロールと前記ローラとの間の位置で前記ドナー要素を分離するように適合されたカッターを備えている、請求項43に記載の装置。
  47. 前記ドナー要素をイメージ状に露光して前記転写層の一部分を前記基材に転写するように適合された露光ヘッドを備えている、請求項43に記載の装置。
  48. 媒体をローラに装荷する方法であって、
    前記媒体を巻き付けるように適合された円筒状表面を備える回転可能なローラを設けるステップと、
    前記媒体の第1の端を前記ローラに固定するステップと、
    張力を前記第1の部分に印加して前記第1の部分を前記円筒状表面に接触させながら、前記媒体の一部分を前記円筒状表面の形状に合致させるステップと、
    前記印加された張力を減らして前記媒体の前記一部分を前記円筒状表面から分離させるステップであって、前記媒体の前記一部分が前記円筒状表面から分離されるときに前記媒体の前記一部分が引き続いてその合致された形状を維持する、ステップと、
    前記媒体の前記一部分が前記円筒状表面から分離された後に、前記媒体の付加的な部分を前記円筒状表面の形状に合致させるステップと、
    前記媒体の前記付加的な部分が前記円筒状表面の形状に合致された後に、前記ローラをある経路に沿って運搬するステップと、
    を包含する、方法。
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