JPH0238272A

JPH0238272A - 張力制御装置

Info

Publication number: JPH0238272A
Application number: JP18557088A
Authority: JP
Inventors: Yuji Fujiwara; 祐治藤原
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1988-07-27
Filing date: 1988-07-27
Publication date: 1990-02-07
Anticipated expiration: 2010-01-18
Also published as: JPH072568B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、張力制御装置、例えば、電線、糸、紙、フ
ィルムなど被巻取物を一定張力をもって巻き取る場合の
上記張力を制御する張力制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来のこの鴇張力制御装置の大略構成を示す図
である。

図において、符号（１）は巻取りロール、（２）は巻取
りロール（１）により巻き取られる被巻取物（４）が巻
かれて保持されている回転部材である巻戻しロール、（
３）は巻戻しロール（２）に固定の回転部材軸である巻
戻しロール軸、（５）は巻戻しロール軸（３）に軸連結
されている非接触式電磁ブＶ−キである。

次に上記従来装置の動作について説明する。

上記従来の張力制御装置では、巻取りロール（１）を回
転させて巻取りロール（１）に端部を固定している被巻
取物（４）を巻き取ることにより、巻戻しロール（２）
は自動的に回転する。

ここで、被巻取物（４）Ｋ付加する張力は、この自動的
に回転する巻取しロール（２）の巻戻しロール軸（３）
へ軸連結している非接触式電磁ブレーキ（５）を励磁し
てブレーキをかけることによって加え、これを巻き終り
まで加えて所望の安定した張力制御をしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の張力制御装置は、上記のように構成されているの
で、被巻取物（４）が例えば線径１．６〜３．２鱈とい
う配線用遮断器の引外し用コイルに使用されるような比
較的太い線材の巻線の場合には、通常所定長さに切断し
直線状にした線材を巻線するが、このような場合とか、
あるいは硬い線材を巻線する場合には、線材特にその皮
膜を損傷させないため（特に引外し用コイルの場合）、
摩擦が生じないように張力を付加する必要があり、一方
、巻始めには線材にあるたるみのために所定の張力とは
ならず、従って、張力が十分にないと、第４図に示すよ
うに、線材（４）は巻芯である巷取りロール（１）に沿
いに（い。この状態で巻線し、後に所定の張力がかかつ
ても、巻取りロール（１）に沿っていない綴材（４）は
正しい巻き状態にはならず、従って、品質的にも低下し
、また、この段階を経て所定の張力に達するまでの間の
張力制御はできないという問題点を有していた。

一方、細い線材の場合には、同様に巻始めにおいては、
線材のたるみのために、所定の張力とはならず、緩かに
巻かれるが、このような状態で巻き込まれた後、所定の
張力がかかると、緩かに巻かれた部分の線材は、相互間
が滑ってきつく巻き締められる。この場合、線材相互間
の滑りによって、線材は損傷を受けるおそれがあり、従
って、所定張力に達するまでの間の張力制御はなし得な
いという問題点があった。

上記のような問題点を有することなく巻始めから所定の
張力を付加し得て正しく巻き始められる装置を得たいと
いう課題を従来装置は有していた。

この発明は、上記のような課題を解決するため罠なされ
たもので、巻始めから巻終りまで、所噴の安定した張力
制御ができる張力制御装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る張力制御装置は、被巻取物の巻取りによ
り駆動される回転部材の回転部材軸に出力側において呻
連結している非接触式１１ｆａｌｌクラツチと、この非
接触式電磁クラッチの入力端に軸連結し被巻取物を巻き
戻す方向に回転駆動されるクラッチ駆動軸に設置の非接
触式電磁ブレーキとを備えており、上記非接触式電磁ク
ラッチは上記被巻取物が所定張力を越えることによりス
リップするように調整可能に構成されているものである
。

〔作　用〕

この発明における張力制御装置は、クラッチ駆動軸が被
巻取物を巻き戻す方向に回転駆動し、非接触式電磁クラ
ッチは被巻取物の張力が所定張力を越えるとスリップす
るように調整可能に構成されているので、被接触物はそ
の先端を巻取りロールに固定した後、非接触式電磁クラ
ッチを駆動し。

て被巻取物を巻戻し７方向に引っ張り巻取りロールに沿
わせて巻き、スリップによって被巻取物にかかる張力が
所定圧力に到達したことを知り、その状態から巻取りを
開始する。

〔実施例〕

以下、この発明をその実施例を示す図に基づいて説明す
る。

なお、図中、符号（１）〜（４）で示すものは上記従来
装置ｉおいて同一符号で示したものと同−又は同等のも
のであり、（２）は回転部材である巻戻しロール、（３
）は回転部材軸である巻戻しロール軸である。

第１実施例を示す第１図において、符号（１１）は巻戻
しロール軸（３）に出力側において軸連結されている非
接触式電磁クラッチであって、クラッチの連結力がｖ！
４整可能であると共に、被巻取物（４）の所定張力を越
える回転力に対してはスリップするように調整可能に構
成されている。（１２）は非接触式電磁クラッチ（１１
）の入力側であって励磁されるクラッチ駆動軸、（１３
）はクラッチ駆動軸（１２）に軸連結されてクラッチ駆
動軸（１２）の回転を止めるための非接触式電磁ブレー
キであり、その入力側は上記非接触式電磁クラッチ（１
１）のクラッチ駆動軸（１２）を被巻取物（４）が巻き
戻される方向に回転する駆動源（１４）Ｋ軸連結してい
る。

この駆動源（１４）は、例えば、クラッチ駆動軸（１２
）の一端と結合されるギヤＡ（１５）、ギヤＡ（１５）
と噛み合うギヤＢ　（ｉｎ、及び、ギヤＢ（１６）と結
合している電動機（１７）等で構成される。

次に上記実施例の動作について説明する。

上記のように構成されているこの発明の張力制御装置の
実施例において、巻取りロール（１）に被巻取物例えば
線材（４）の端部を固定し、非接触式電磁クラッチ（１
１）を励磁した状態すなわち結合した状態で、駆動源（
１４）を回転駆動すると、クラッチ駆動軸（１２）、非
接触式電磁クラッチ（１１）及び巻戻しロール軸（３）
を介して、巻戻しロール（２）は被巻取物（４）が巻き
戻される方向、すなわち、巻取りロール（１）に対して
逆方向に回転する方向へ回転する。従って、被巻取物（
４）の巻始めに先立って、任意に設定された張力を被巻
取物（４）Ｋ与えることができる。

このようにして、被巻取物（４）に張力を加え、張力が
所定の張力を越えると、非接触式電磁クラッチＣ１１）
はスリップを生ずる。従って、この時点において、被巻
取物（４）　Ｋは所定の張力が付与されている。

次いで、非接触式電磁ブレーキ（１３）を励磁してクラ
ッチ駆動軸（１２）の回転を止め、次いで、駆動源（１
４）を停止させると共Ｋ、クラッチ駆動軸（１２）、ひ
いては、巻戻しロール（２）の回転を止めて被巻取物（
４）の張力を維持する。

この状態から、巻取りロール（１）を巻取り方向へ回転
させることにより、巻始めから巻終わりまで所要の安定
した張力制御ができる。

なお、上記第１実施例では巻戻しロール（２）に被巻取
物（４）が巻かれている状態から巻き取る場合の張力制
御装置につト・て説明したが、被巻取物（４）を前もっ
て、所定長さに切断して直線状とし、これを巻線する場
合を、第２実施例を示す第２図によって説明する。

図において、符号（２１）は、その一部に切断されて直
線状にされている被巻取物（４ａ）の後端が固定される
ハンドリング部（２２）を備え、下部はスライド軸受（
２３）を介して固定の軌道レール（２４）上を自在に滑
動するように構成されており、かつ、上記第１実施例と
同様の張力制御装置を備えている移動部である。ただし
、第１実施例における巻戻しロール（２）の代りに、固
定のランクで２５）Ｋ噛み合っている回転部材であるピ
ニオン（２６）が、それに固定の回転部材軸であるピニ
オン軸（３ａ）を介して非接触式電磁クラッチ（１１）
に連結されている点においてのみ異なっている。

この実施例は、上記のように構成されているので、巻取
りロール（１）とハンドリング部（２２）とに被巻取物
（４ａ）の両端を固定した後、第１実施例と同様にして
駆動源（１４）を駆動させると、励磁され結合している
非接触式電磁クラッチ（１１）を介して、固定している
ラック（２５）Ｋ噛合いのピニオン（２６）は、図にお
いて矢印Ｐのように反時計方向に回転する。そのため、
ピニオン（２６）、すなわち、ピニオン（２６）が取り
付ゆられている移動部（２１）が矢印Ｑ方向に移動し、
従って、ノ・ンドリング部（２２）も同方向に移動して
、被巻取物（４ａ）に張力を付加する。

以後の動作は第１実施例と同様である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、回転部材軸に非接触
形電磁クラッチを軸連結し、そのクラッチ駆動軸に非接
触式電磁ブレーキを軸連結し、クラッチ駆動軸は被巻取
物を巻き戻す方向に回転駆動され、かつ、非接触式電磁
クラッチは被巻取物が所定張力を越えることによりスリ
ップするように調整可能に構成されているので、巻き始
めから巻き終りまで、所望の安定した張力制御が行ない
得る張力制御装置が得られる効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例による張力制御装置を示
す要部構成図、第２図はこの発明の第２実施例を示す要
部構成図、第３図は従来の張力制御装置を示す要部構成
図、第４図は硬質又は大形の被巻取物を従来装置により
巻いた場合の巻始め部の状態を示す説明図である。（１）・・巻取りロール、（２）嗜・回転部材（巻戻し
ロールχ（３）・・回転部材＠（巻戻し／ロール軸）、
（３ａ）・・回転部材軸（ピニオン１１４１）、（４）
（４ａ）・Φ被巻取物（線材、糸、紙、フィルム）、（
１１）・Φ非接触式電磁クラッチ、（１２）・・クラッ
チ駆動軸、（１３）・・非接触式電磁ブレーキ、（１４
）・・駆動源、（２１）・・移動部、（２２）・・ノ・
ンドリング部、（２５）・・ラック、（２６）・・回転
部材（ピニオン）。なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。７　、−’−：］代理人　　曾　我　道　照−−゛１第１図、−４第図、Ａ

Claims

【特許請求の範囲】

　被巻取物の巻取りにより駆動される回転部材の回転部
材軸に出力側において軸連結している非接触式電磁クラ
ッチと、該非接触式電磁クラッチの入力側に軸連結し被
巻取物を巻き戻す方向に回転駆動されるクラッチ駆動軸
に設置の非接触式電磁ブレーキとを備えており、上記非
接触式電磁クラッチは上記被巻取物が所定張力を越える
ことによりスリップするように調整可能に構成されてい
ることを特徴とする張力制御装置。