JPH072568B2 - 張力制御装置 - Google Patents

張力制御装置

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JPH072568B2
JPH072568B2 JP63185570A JP18557088A JPH072568B2 JP H072568 B2 JPH072568 B2 JP H072568B2 JP 63185570 A JP63185570 A JP 63185570A JP 18557088 A JP18557088 A JP 18557088A JP H072568 B2 JPH072568 B2 JP H072568B2
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wound
tension
winding
tension control
roll
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祐治 藤原
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、張力制御装置、例えば、電線、糸、紙、フ
イルムなど被巻取物を一定張力をもつて巻き取る場合の
上記張力を制御する張力制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のこの種張力制御装置の大略構成を示す図
である。
図において、符号(1)は巻取りロール、(2)は巻取
りロール(1)により巻き取られる被巻取物(4)が巻
かれて保持されている回転部材である巻戻しロール、
(3)は巻戻しロール(2)に固定の回転部材軸である
巻戻しロール軸、(5)は巻戻しロール軸(3)に軸連
結されている非接触式電磁ブレーキである。
次に上記従来装置の動作について説明する。
上記従来の張力制御装置では、巻取りロール(1)を回
転させて巻取りロール(1)に端部を固定している被巻
取物(4)を巻き取ることにより、巻戻しロール(2)
は自動的に回転する。
ここで、被巻取物(4)に付加する張力は、この自動的
に回転する巻戻しロール(2)の巻戻しロール軸(3)
へ軸連結している非接触式電磁ブレーキ(5)を励磁し
てブレーキをかけることによつて加え、これを巻き終り
まで加えて所望の安定した張力制御をしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の張力制御装置は、上記のように構成されているの
で、被巻取物(4)が例えば線径1.6〜3.2mmという配線
用遮断器の引外し用コイルに使用されるような比較的太
い線材の巻線の場合には、通常所定長さに切断し直線状
にした線材を巻線するが、このような場合とか、あるい
は硬い線材を巻線する場合には、線材特にその皮膜を損
傷させないため(特に引外し用コイルの場合)、摩擦が
生じないように張力を付加する必要があり、一方、巻始
めには線材にあるたるみのために所定の張力とはなら
ず、従つて、張力が十分にないと、第4図に示すよう
に、線材(4)は巻芯である巻取りロール(1)に沿い
にくい。この状態で巻線し、後に所定の張力がかかつて
も、巻取りロール(1)に沿つていない線材(4)は正
しい巻き状態にならず、従つて、品質的にも低下し、ま
た、この段階を経て所定の張力に達するまでの間の張力
制御はできないという問題点を有していた。
一方、細い線材の場合には、同様に巻始めにおいては、
線材のたるみのために、所定の張力とはならず、緩かに
巻かれるが、このような状態で巻き込まれた後、所定の
張力がかかると、緩かに巻かれた部分の線材は、相互間
が滑つてきつく巻き締められる。この場合、線材相互間
の滑りによつて、線材は損傷を受けるおそれがあり、従
つて、所定張力に達するまでの間の張力制御はなし得な
いという問題点があつた。
上記のような問題点を有することなく巻始めから所定の
張力を付加し得て正しく巻き始められる装置を得たいと
いう課題を従来装置は有していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、巻始めから巻終りまで、所望の安定した張力
制御ができる張力制御装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る張力制御装置は、被巻取物の巻取りによ
り駆動される回転部材の回転部材軸に出力側において軸
連結され、被巻取物が所定張力を越えることによりスリ
ップするように構成されている非接触式電磁クラッチ
と、非接触式電磁クラッチの入力側に軸連結され被巻取
物を巻き戻す方向に回転駆動されるクラッチ駆動軸に設
置され、クラッチ駆動軸の回転を止める非接触式電磁ブ
レーキとを備えているものである。
〔作 用〕
この発明における張力制御装置は、クラツチ駆動軸が被
巻取物を巻き戻す方向に回転駆動し、非接触式電磁クラ
ツチは被巻取物の張力が所定張力を越えるとスリツプす
るように調整可能に構成されているので、被接触物はそ
の先端を巻取りロールに固定した後、非接触式電磁クラ
ツチを駆動して被巻取物を巻戻し方向に引つ張り巻取り
ロールに沿わせて巻き、スリツプによつて被巻取物にか
かる張力が所定圧力に到達したことを知り、その状態か
ら巻取りを開始する。
〔実施例〕
以下、この発明をその実施例を示す図に基づいて説明す
る。
なお、図中、符号(1)〜(4)で示すものは上記従来
装置において同一符号で示したものと同一又は同等のも
のであり、(2)は回転部材である巻戻しロール、
(3)は回転部材軸である巻戻しロール軸である。
第1実施例を示す第1図において、符号(11)は巻戻し
ロール軸(3)に出力側において軸連結されている非接
触式電磁クラツチであつて、クラツチの連結力が調整可
能であると共に、被巻取物(4)の所定張力を越える回
転力に対してはスリツプするように調整可能に構成され
ている。(12)は非接触式電磁クラツチ(11)の入力側
であつて励磁されるクラツチ駆動軸、(13)はクラツチ
駆動軸(12)に軸連結されてクラツチ駆動軸(12)の回
転を止めるための非接触式電磁ブレーキであり、その入
力側は上記非接触式電磁クラツチ(11)のクラツチ駆動
軸(12)を被巻取物(4)が巻き戻される方向に回転す
る駆動源(14)に軸連結している。この駆動源(14)
は、例えば、クラツチ駆動軸(12)の一端と結合される
ギヤA(15)、ギヤA(15)と噛み合うギヤB(16)、
及び、ギヤB(16)と結合している電動機(17)等で構
成される。
次に上記実施例の動作について説明する。
上記のように構成されているこの発明の張力制御装置の
実施例において、巻取りロール(1)に被巻取物例えば
線材(4)の端部を固定し、非接触式電磁クラツチ(1
1)を励磁した状態すなわち結合した状態で、駆動源(1
4)を回転駆動すると、クラツチ駆動軸(12)、非接触
式電磁クラツチ(11)及び巻戻しロール軸(3)を介し
て、巻戻しロール(2)は被巻取物(4)が巻き戻され
る方向、すなわち、巻取りロール(1)に対して逆方向
に回転する方向へ回転する。従つて、被巻取物(4)の
巻始めに先立つて、任意に設定された張力を被巻取物
(4)に与えることができる。
このようにして、被巻取物(4)に張力を加え、張力が
所定の張力を越えると、非接触式電磁クラツチ(11)は
スリツプを生ずる。従つて、この時点において、被巻取
物(4)には所定の張力が付与されている。
次いで、非接触式電磁ブレーキ(13)を励磁してクラツ
チ駆動軸(12)の回転を止め、次いで、駆動源(14)を
停止させると共に、クラツチ駆動軸(12)、ひいては、
巻戻しロール(2)の回転を止めて被巻取物(4)の張
力を維持する。
この状態から、巻取ロール(1)を巻取り方向へ回転さ
せることにより、巻始めから巻終わりまで所要の安定し
た張力制御ができる。
なお、上記第1実施例では巻戻しロール(2)に被巻取
物(4)が巻かれている状態から巻き取る場合の張力制
御装置について説明したが、被巻取物(4)を前もつ
て、所定長さに切断して直線状とし、これを巻線する場
合を、第2実施例を示す第2図によつて説明する。
図において、符号(21)は、その一部に切断されて直線
状にされている被巻取物(4a)の後端が固定されるハン
ドリング部(22)を備え、下部はスライド軸受(23)を
介して固定の軌道レール(24)上を自在に滑動するよう
に構成されており、かつ、上記第1実施例と同様の張力
制御装置を備えている移動部である。ただし、第1実施
例における巻戻しロール(2)の代りに、固定のラツク
(25)に噛み合つている回転部材であるピニオン(26)
が、それに固定の回転部材軸であるピニオン軸(3a)を
介して非接触式電磁クラツチ(11)に連結されている点
においてのみ異なつている。
この実施例は、上記のように構成されているので、巻取
りロール(1)とハンドリング部(22)とに被巻取物
(4a)の両端を固定した後、第1実施例と同様にして駆
動源(14)を駆動させると、励磁され結合している非接
触式電磁クラツチ(11)を介して、固定しているラツク
(25)に噛合いのピニオン(26)は、図において矢印P
のように反時計方向に回転する。そのため、ピニオン
(26)、すなわち、ピニオン(26)が取り付けられてい
る移動部(21)が矢印Q方向に移動し、従つて、ハンド
リング部(22)も同方向に移動して、被巻取物(4a)に
張力を付加する。
以後の動作は第1実施例と同様である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、回転部材軸に非接触
式電磁クラツチを軸連結し、そのクラツチ駆動軸に非接
触式電磁ブレーキを軸連結し、クラツチ駆動軸は被巻取
物を巻き戻す方向に回転駆動され、かつ、非接触式電磁
クラツチは被巻取物が所定張力を越えることによりスリ
ツプするように調整可能に構成されているので、非接触
式電磁クラッチを励磁した状態で、被巻取物が巻き戻さ
れる方向にクラッチ駆動軸を回転させることにより、被
巻取物の巻き始めに先立って、設定された張力を被巻取
物に与えることができ、この後非接触式電磁ブレーキを
励磁してクラッチ駆動軸の回転を止めて、被巻取物の巻
取りを行うことにより、非接触式電磁クラッチのみで張
力制御を行うことができ、例えば巻取り途中に励磁電圧
を変化させて張力を変化させることもでき、巻き始めか
ら巻き終りまで、所望の安定した張力制御が行ない得る
張力制御装置が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例による張力制御装置を示
す要部構成図、第2図はこの発明の第2実施例を示す要
部構成図、第3図は従来の張力制御装置を示す要部構成
図、第4図は硬質又は大形の被巻取物を従来装置により
巻いた場合の巻始め部の状態を示す説明図である。 (1)……巻取りロール、(2)……回転部材(巻戻し
ロール)、(3)……回転部材軸(巻戻しロール軸)、
(3a)……回転部材軸(ピニオン軸)、(4)(4a)…
…被巻取物(線材、糸、紙、フイルム)、(11)……非
接触式電磁クラツチ、(12)……クラツチ駆動軸、(1
3)……非接触式電磁ブレーキ、(14)……駆動源、(2
1)……移動部、(22)……ハンドリング部、(25)…
…ラツク、(26)……回転部材(ピニオン)。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被巻取物の巻取りにより駆動される回転部
    材の回転部材軸に出力側において軸連結され、上記被巻
    取物が所定張力を越えることによりスリップするように
    構成されている非接触式電磁クラッチと、 該非接触式電磁クラッチの入力側に軸連結され上記被巻
    取物を巻き戻す方向に回転駆動されるクラッチ駆動軸に
    設置され、上記クラッチ駆動軸の回転を止める非接触式
    電磁ブレーキと を備えていることを特徴とする張力制御装置。
JP63185570A 1988-07-27 1988-07-27 張力制御装置 Expired - Fee Related JPH072568B2 (ja)

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