JPH06342731A - トロイダル巻線装置及び方法 - Google Patents

トロイダル巻線装置及び方法

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JPH06342731A
JPH06342731A JP15434993A JP15434993A JPH06342731A JP H06342731 A JPH06342731 A JP H06342731A JP 15434993 A JP15434993 A JP 15434993A JP 15434993 A JP15434993 A JP 15434993A JP H06342731 A JPH06342731 A JP H06342731A
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JP
Japan
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wire
tension
guide roller
ring
toroidal core
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JP15434993A
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Koji Machida
幸治 町田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トロイダルコア14に緊密に線材aを巻回で
き、しかも小径のガイドローラ13を使用しても線材a
の絶縁被覆の破壊が起こりにくくする。 【構成】 トロイダルコア14と交差するよう設けられ
た貯線リング11と巻線リング12とを備え、巻線リン
グ13はガイドローラ13を有する。貯線リング11に
巻き込まれた必要な長さの線材aが同リング11から引
き出されながら、ガイドローラ13にガイドされ、巻線
リング12が回転することによりトロイダルコア14に
巻回される。このとき、貯線リング11にバックテンシ
ョンモータ19からトルクが与えられ、トロイダルコア
14に巻回される線材aに張力が与えられる。前記のト
ルクはトルク制御部28で調整され、トロイダルコア1
4に巻回される線材aがトロイダルコア14の角部に接
する直前とその直後に同線材aに所定の張力を与え、そ
れ以外では線材aの張力が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロイダルコアに巻線
を行うのに用いられるトロイダル巻線装置と、その巻線
装置を使用してトロイダルコアに巻線をする方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、トロイダルコアに線材を
巻線する装置としては、トロイダルコアと交差するよう
に設けた回転する貯線リングと、この貯線リングに隣接
し、それと同一回転中心を有する巻線リングとを有する
トロイダル巻線装置が知られている(特公昭58−23
728号公報)。この装置では、貯線リングがバックテ
ンションモータで回転駆動され、巻線リングがワインド
モータで回転駆動される。貯線リングには予め、トロイ
ダルコアに巻回しようとする線材を所定の長さだけ巻き
込んでおく。巻線リングには、ガイドローラが備えられ
ており、貯線リングから引き出した線材をこのガイドロ
ーラでガイドしながら、巻線リングを回転し、線材をト
ロイダルコアに巻き込んでいく。
【0003】図6は、このトロイダル巻線装置で線材a
をトロイダルコア4に巻回していく状態を示しており、
手前の貯線リングは省略してある。ガイドローラ3を有
する巻線リング2は、矢印で示すように、図6において
反時針方向に回転し、その手前にある貯線リングから線
材aを引き出しながら、断面矩形のトロイダルコア4に
線材aを巻き込んでいく。このようにガイドローラ3が
回転する過程で、ガイドローラ13が図1において左側
に回り、トロイダルコア4に接近したとき、余分な線材
aは再度貯線リングに巻き込まれる。またこのとき、貯
線リングを回転させるバックテンションモータの駆動に
より、貯線リングに巻線リング2の回転と逆方向のトル
クが与えられ、線材aに張力が与えられる、これにより
線材aがトロイダルコア4に緊張状態で密に巻かれる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】このようなトロイ
ダル巻線装置において、線材aの各部は、トロイダルコ
ア4に巻き込まれるまでに、ガイドローラにより数回に
わたって繰り返し折り曲げられる。すなわち、ガイドロ
ーラ13が図6において右端の位置にあるとき、そのガ
イドローラ13に接し、曲げられている線材aのb点が
トロイダルコア4に巻き込まれるまでに、次のようにし
てガイドローラ13を繰り返し通り、その都度折り曲げ
られる。
【0005】まず、ガイドローラ3がその位置から反時
針方向に回り、トロイダルコア4に近づくと、b点はガ
イドローラ3よりトロイダルコア4と反対側に相対移動
し、貯線リングに巻き込まれる。続いて、ガイドローラ
13がトロイダルコア4の内側を通過し、その下方に回
り、トロイダルコア4から離れると、貯線リングから線
材aが引き出され、b点が再びガイドローラ3に接し、
b点がガイドローラにより折り曲げられる。次に、ガイ
ドローラ3が図6の右端に移動したところで、b点はト
ロイダルコア4へ巻かれた分の長さだけ最初の位置より
トロイダルコア4側に位置しているが、ガイドローラ3
がさらに上側に回ってトロイダルコア4に近づくと、再
びガイドローラ3側に相対移動し、同ローラ3に当って
折り曲げられる。以下、ガイドローラ3が回転し、線材
aをトロイダルコア4に巻き込んでいくに従い、線材a
のb点がガイドローラ3を何度か通り、その度に折り曲
げられる。
【0006】トロイダルコア4への1巻き分の線材aの
長さとガイドローラ3の回転半径等により異なるが、線
材aの各部は、それがトロイダルコア4に巻き込まれる
までに、通常5〜8回にわたり、繰り返し折り曲げられ
る。このように、線材aに張力を与えたまま、それが繰
り返し折り曲げれられると、線材aは次第に延びると共
に、線材aにクラックが発生する。特に、トロイダルコ
イルに使用される絶縁被覆電線の場合、絶縁被覆が破壊
されてしまう。
【0007】図7は、線材の絶縁被覆が破壊される時
の、線材が折り曲げられる回数と巻線時に線材に与える
張力との関係を示したグラフである。なお、この試験
は、使用線材が1UEWφ0.6、ガイドローラの径が
φ4.0、同ローラによる線材の曲げ速度が150mm
/secという条件で行われた。このグラフから明から
かなように、曲げ回数が多いほど小さな張力でも線材の
絶縁被覆が破壊されることが分かる。また、絶縁被覆が
破壊されるときの線材の延びは、何れも120%前後で
あり、曲げ回数が多いほど小さな張力でも線材が延びて
いることが分かる。
【0008】このような絶縁被覆の破壊は、ガイドロー
ラの径を大きくすれば、或る程度防げる。換言すると、
ガイドローラの径が小さくなればなる程、より一層絶縁
被覆の破壊が起こりやすくなる。しかし、今日の電子部
品の小形化に伴い、トロイダルコアも益々小形化されて
いる。このため、大きな径のガイドローラを使用する
と、同ローラがトロイダルコアを通すことができないた
め、ガイドローラも益々小径化されている。このため、
前述のような絶縁被覆の破壊がより一層深刻なものとな
っている。
【0009】本発明は、前記の課題に鑑み、トロイダル
コアに緊密に線材を巻回でき、しかも小径のガイドロー
ラを使用しても線材の絶縁被覆の破壊が起こりにくいト
ロイダル巻線装置とそれを使用した巻線方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記の目的を
達成するため、本発明で採用した第一の手段の要旨は、
トロイダルコア14と交差するよう回転自在に設けら
れ、トロイダルコア14に巻回する線材aを巻き込む貯
線リング11と、この貯線リング11と隣接して同一回
転中心の周りに回転し、貯線リング11から引き出され
た線材aをガイドするガイドローラ13と、このガイド
ローラ13を回転させる回転機構と、ガイドローラ13
の回転に同期して貯線リング11にトルクを与え、トロ
イダルコア14に巻回される線材aに張力を与える張力
付加機構とを有するトロイダル巻線装置において、ガイ
ドローラ13の位置により、張力付加機構の駆動を制御
し、線材aに当たられる張力を調整する張力制御機構を
備えることを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明で採用した第二の手段の要
旨は、トロイダルコア14と交差するよう回転自在に設
けられ、トロイダルコア14に巻回する線材aを巻き込
む貯線リング11と、この貯線リング11と隣接して同
一回転中心の周りに回転し、貯線リング11から引き出
された線材aをガイドするガイドローラ13と、このガ
イドローラ13を回転させる回転機構と、ガイドローラ
13の回転に同期して貯線リング11にトルクを与え、
トロイダルコア14に巻回される線材aに張力を与える
張力付加機構とを有するトロイダル巻線装置を用いて、
断面多角形のトロイダルコア14に線材aを巻回するト
ロイダル巻線方法において、ガイドローラ13によりガ
イドされ、トロイダルコア14に巻回される線材aが、
トロイダルコア14の角部に接する直前とその直後にの
み同線材aに所定の張力を与え、ガイドローラ13がそ
れ以外の位置にあるとき、線材aの張力を前記張力以下
に抑えることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明によるトロイダル巻線装置では、ガイド
ローラ13の位置により、張力付加機構の駆動を制御
し、線材aに当たられる張力を調整する張力制御機構を
備えているので、トロイダルコア14に巻回する線材a
には、必要な時のみ巻き付けに要する張力を与え、それ
以外は張力を抜くことができる。これにより、線材aを
トロイダルコア14に緊密に巻ける一方で、ガイドロー
ラ13で線材aを繰り返し折り曲げられる時に、強い張
力を線材aにかけずに済む。これにより、小さい径のガ
イドローラ13を使用した場合でも、線材aの絶縁被覆
等の破壊が起こりにくくなる。
【0013】次に、本発明によるトロイダル巻線方法で
は、前記のトロイダル巻線装置を用い、ガイドローラ1
3によりトロイダルコア14に巻回される線材aが、ト
ロイダルコア14の角部に接する直前とその直後にのみ
線材aに所定の張力を与え、ガイドローラ13がそれ以
外の位置にあるとき、線材a張力が抑えられるため、線
材aをトロイダルコア14に緊密に巻ける一方で、ガイ
ドローラ13で線材aを繰り返し折り曲げられる時に、
強い張力を線材aにかけずに済む。これにより、小さい
径のガイドローラ13を使用した場合でも、線材aの絶
縁被覆等の破壊が起こりにくくなる。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。図1(a)は、本発明の実施例によ
るトロイダル巻線装置の全体構成を示す概要図である。
線材aが巻回されるトロイダルコア14は、その中心軸
を垂直方向に向けてローラ21により支持され、次に説
明する巻線リング11の1回転毎に1巻ピッチ毎回転さ
れる。このトロイダルコア14と交差するように、中心
軸を水平に向けて貯線リング11と巻線リング12が備
えられており、これらのリング11、12は、トロイダ
ルコイル14と交差するように取り付けるために、複数
のセグメントを組み立てたものからなっている。
【0015】貯線リング11は、張力付加機構を兼ねる
回転機構により回転される。すなわち、貯線リング11
は、その内周側に接した複数の駆動ローラ15、15…
により支持され、自らの中心軸の周りに回転自在に支持
されている。これら駆動ローラ15、15…の回転軸に
はプーリ16、16…が各々取り付けられ、これらプー
リ16にはベルト17が巻き掛けされている。さらに1
つの駆動ローラ15の回転軸にはさらにもう一つのプー
リ18が取り付けられている。この駆動ローラ15を回
転するためのバックテンションモータ19が備えられ、
この回転軸に取り付けられたプーリ19aと前記プーリ
18との間にベルト20が巻き掛けされている。従っ
て、バックテンションモータ19の回転は、プーリ19
a、10及びベルト20を介して1つの駆動ローラ15
に伝達される。さらにこのバックテンションモータ19
の回転は、プーリ16、16…及びベルト17を介して
他の駆動ローラ15にも伝達される。これにより、バッ
クテンションモータ19の回転が貯線リング11に伝達
される。
【0016】巻線リング12は、貯線リング11側の側
面に線材aをガイドするためのガイドローラ13を有し
ている。また、この巻線リング12は、巻線を行うため
の回転機構により回転される。すなわち、巻線リング1
2は、その内周側に接した複数の駆動ローラ22、22
…により支持され、自らの中心軸の周りに回転自在に支
持されている。これら駆動ローラ22、22…の回転軸
にはプーリ23、23…が各々取り付けられ、これらプ
ーリ23にはベルト24が巻き掛けされている。さらに
1つの駆動ローラ22の回転軸にはさらにもう一つのプ
ーリ27が取り付けられている。この駆動ローラ22を
回転するためのワインドモータ25が備えられ、この回
転軸に取り付けられたプーリ25aと前記プーリ27と
の間にベルト26が巻き掛けされている。従って、ワイ
ンドモータ25の回転は、プーリ25a、10及びベル
ト26を介して1つの駆動ローラ22に伝達される。さ
らにこのワインドモータ25の回転は、プーリ23、2
3…及びベルト24を介して他の駆動ローラ22にも伝
達される。これにより、ワインドモータ25の回転が巻
線リング12に伝達される。
【0017】このトロイダル巻線装置において、テンシ
ョンモータ19のトルクを制御し、線材aの張力を調整
する張力制御機構のブロック図が図1(b)に示されて
いる。すなわち、巻線リング12を回転させるワインド
モータ25の回転を検知することにより、巻線リング1
2のガイドローラ13の角度を知るためのロータリエン
コーダ等の角度検知部29を備えている。さらに、この
角度検知部29により出力される巻線リング12のガイ
ドローラ13の角度により、テンションモータ19のト
ルクを制御するトルク制御部28が備えられ、このトル
ク制御部28から出力される駆動信号がアンプ33を通
してテンションモータ19に与えられ、テンションモー
ダ19の回転とそのトルクが制御される。
【0018】次に、このトロイダル巻線装置により、ト
ロイダルコア14へ線材aを巻線する方法について説明
する。まず図1に示すように、貯線リング11と巻線リ
ング12とをトロイダルコア14と交差するようセット
する。この状態で、予め貯線リング11に必要な長さの
線材aを巻き込んでおく。
【0019】次に、貯線リング11から線材aの一端側
を引き出し、この一端寄りの部分をトロイダルコア14
の巻き始めの位置に固定しておき、それより貯線リング
11側にある部分をガイドローラ13に掛ける。この状
態で、ワインドモータ25を駆動し、貯線リング12を
図2に矢印で示す方向に回転させる。このとき、図1
(b)で示すバックテンションモータ19を制御する制
御機構により、バックテンションモータ19の動作を制
御し、線材aに張力が加えられるように貯線リング12
に逆方向のトルク或は制動力を与える。これにより、線
材aは張力を与えられながら、貯線リング11から引き
出され、トロイダルコア14に巻回されていく。トロイ
ダルコア14は、巻線リング12の1回転毎にローラ2
1により1巻ピッチ毎回転される。
【0020】こうして線材aに与えられるバックテンシ
ョンは、巻線リング12のガイローラ13の位置で異な
る。すなわち、巻線aがトロイダルコア14に巻回され
ていく過程で、巻線aがトロイダルコア14の或る角部
に接する直前から接した直後までの間に線材aに必要な
張力を与え、それ以外は、貯線リング11に与えるトル
ク或は制動力を抑制し、線材aの張力を弱める。例え
ば、図3に示すように、線材aがトロイダルコア14の
角部に当たる直前の5°からその直後の20°の範囲で
線材aに必要な張力を与え、それ以外の区間では、線材
aの張力を弱める。
【0021】次に、図4と図5に示された本発明の実施
例について説明すると、この実施例における張力制御機
構では、ワインドモータの回転によってガイドローラ1
3の角度を検知してバックテンションモータ19を制御
するのではなく、ガイドローラ13が通過する所に配置
されたリミットスイッチ30、31により、ガイドロー
ラ13の位置を検知し、バックテンションモータ19の
制御を行うものである。すなわち、図4に示すように、
ガイドローラ13によりガイドされた線材aがトロイダ
ルコア14の角部に接する直前と直後にガイドローラ1
3が通過する位置に各々張力付加開始用のリミットスイ
ッチ30と張力付加解除用のリミットスイッチ31を設
けている。そして、図5に示すように、これらのスイッ
チ30、31の開閉により、シーケンサ32でバックテ
ンションモータ19の駆動を制御する。線材aに所定の
張力を付加する区間と張力を抑制する区間は、図3によ
り説明した前記実施例と同様である。
【0022】なお、前述の実施例では、断面矩形のトロ
イダルコアに線材を巻回したが、トロイダルコアの断面
は、三角形や五角形以上の多角形であっても、同様にし
て本発明を適用することができることは明かである。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ト
ロイダルコア14に巻回する線材aの張力を適宜調整す
ることにより、トロイダルコア14に緊密に線材aを巻
回でき、しかも小径のガイドローラ13を使用しても、
線材aの絶縁被覆の破壊が起こりにくいトロイダル巻線
装置とそれを使用した巻線方法を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるトロイダル巻線装置の全
体構成を示す概略斜視図とそのバックテンションモータ
の動作制御系を示すブロック図である。
【図2】同実施例によるトロイダル巻線装置による巻線
動作を示すトロイダルコアと巻線リングとの一部縦断側
面図である。
【図3】本発明の実施例によるトロイダル巻線方法によ
る巻線動作において、線材の所定の張力を与える区間を
示す要部側面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるトロイダル巻線装置
による巻線動作を示すトロイダルコアと巻線リングとの
一部縦断側面図である。
【図5】同実施例によるトロイダル巻線装置のバックテ
ンションモータの動作制御系を示すブロック図である。
【図6】従来例のトロイダル巻線装置による巻線動作を
示すトロイダルコアと巻線リングとの一部縦断側面図で
ある。
【図7】線材の絶縁被覆が破壊される時の、線材が折り
曲げられる回数と巻線時に線材に与える張力との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
11 貯線リング 12 巻線リング 13 ガイドローラ 14 トロイダルコア 19 バックテンションモータ 25 ワインドモータ a 線材

Claims (2)

    【整理番号】 0050166−01 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダルコア(14)と交差するよう
    回転自在に設けられ、トロイダルコア(14)に巻回す
    る線材(a)を巻き込む貯線リング(11)と、この貯
    線リング(11)と隣接して同一回転中心の周りに回転
    し、貯線リング(11)から引き出された線材(a)を
    ガイドするガイドローラ(13)と、このガイドローラ
    (13)を回転させる回転機構と、ガイドローラ(1
    3)の回転に同期して貯線リング(11)にトルクを与
    え、トロイダルコア(14)に巻回される線材(a)に
    張力を与える張力付加機構とを有するトロイダル巻線装
    置において、ガイドローラ(13)の位置により、張力
    付加機構の駆動を制御し、線材(a)に当たられる張力
    を調整する張力制御機構を備えることを特徴とするトロ
    イダル巻線装置。
  2. 【請求項2】 トロイダルコア(14)と交差するよう
    回転自在に設けられ、トロイダルコア(14)に巻回す
    る線材(a)を巻き込む貯線リング(11)と、この貯
    線リング(11)と隣接して同一回転中心の周りに回転
    し、貯線リング(11)から引き出された線材(a)を
    ガイドするガイドローラ(13)と、このガイドローラ
    (13)を回転させる回転機構と、ガイドローラ(1
    3)の回転に同期して貯線リング(11)にトルクを与
    え、トロイダルコア(14)に巻回される線材(a)に
    張力を与える張力付加機構とを有するトロイダル巻線装
    置を用いて、断面多角形のトロイダルコア(14)に線
    材(a)を巻回するトロイダル巻線方法において、ガイ
    ドローラ(13)によりガイドされ、トロイダルコア
    (14)に巻回される線材(a)が、トロイダルコア
    (14)の角部に接する直前とその直後にのみ同線材
    (a)に所定の張力を与え、ガイドローラ(13)がそ
    れ以外の位置にあるとき、線材(a)の張力を前記張力
    以下に抑えることを特徴とするトロイダル巻線方法。
JP15434993A 1993-05-31 1993-05-31 トロイダル巻線装置及び方法 Withdrawn JPH06342731A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2812758A1 (fr) * 2000-08-01 2002-02-08 Claude Chanet Dispositif pour le controle de la tension du fil sur une machine a bobiner un tore
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CN114334435A (zh) * 2022-03-14 2022-04-12 海鸿电气有限公司 一种线圈绕制工艺

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