JP2837783B2 - マグネットワイヤー巻回装置 - Google Patents

マグネットワイヤー巻回装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ、ソレノイド等
におけるコイル巻線を得るためのマグネットワイヤー巻
回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ、ソレノイドその他各種電気機器
におけるコイル巻線を得るためにマグネットワイヤー巻
回装置が用いられている。図12、図13は従来のマグ
ネットワイヤー巻回装置の例を示す。図12、図13に
おいて、主軸70は適宜の軸受によって軸線の回りに回
転自在に支持されるとともに軸線方向に移動可能に支持
されている。主軸70の先端には筒体74が取付けら
れ、主軸70と筒体74の間にはフライヤー73が取付
けられている。筒体74の外周は先端に向かって窄む方
向のテーパー面75となっており、筒体74の内部には
先端側が開放した穴76が形成されている。主軸70に
はマグネットワイヤー40のガイド孔72が形成されて
おり、ガイド孔72に通されたマグネットワイヤー40
はフライヤー73を経て筒体74の先端部に導かれるよ
うになっている。
【0003】図12、図13において、ワークがモータ
の電機子コア10とすると、上記筒体74の穴76には
電機子コア10に形成された複数の突極11の一つが迎
え入れられる。各突極11の先端部は周方向に広がった
傘部12となっており、上記穴76は上記傘部12を迎
え入れることができる大きさに形成されている。上記一
つの突極11に隣あう他の突極11と、巻線しようとす
るスロット以外のスロットはガイド80によってカバー
されている。上記のように筒体74の穴76に突極11
の一つを迎え入れた状態で主軸70とともに筒体74を
回転駆動すると、マグネットワイヤー40はガイド80
でガイドされかつ筒体74のテーパー面75を滑りなが
ら上記一つの突極11に巻回される。また、マグネット
ワイヤー40の巻回に同期して主軸70とともに筒体7
4を軸線方向に揺動させることにより突極11にマグネ
ットワイヤー40を整列しながら巻回すことができる。
【0004】上記従来例のような筒体74に代えてマグ
ネットワイヤーを挿通したノズルを用い、このノズルを
オープンスロット内で突極の回りに回転させ、この回転
に同期してノズルを前後に揺動させることにより整列し
ながら巻線を行うようにした巻回装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12、図13に示す
ような筒体を用いた巻回装置では、マグネットワイヤー
がガイドと筒体のテーパー面を滑りながら突極に巻回さ
れるため、高速で巻回したときに、ガイドと筒体の先端
部でマグネットワイヤーがばたつき、整列度が乱れやす
いという難点があり、また、筒体はその端面だけでマグ
ネットワイヤーを案内しているため、マグネットワイヤ
ーは自由に動くことができ、高速で巻回すと整列度が乱
れやすいという難点がある。さらに、マグネットワイヤ
ーをスロット間で引き回すときは筒体を突極から一旦引
き抜かなければならないため、巻線作業のタクトタイム
が増大し、生産能力が低下するという難点があり、ま
た、モータの場合は、筒体に突極を挿入するための空間
を確保する必要があって突極の幅を広げるのに限界があ
り、トルクの低下、コギングの増大など特性が低下する
難点がある。
【0006】一方、前述のノズルを用いた巻回装置で
は、オープンスロットにノズルが入るための空間が必要
なため、モータの場合は、突極の幅を広げるのに限界が
あり、トルクが低下し、コギングが増大するなど特性が
低下し、多極構造には適しないという難点がある。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、高速で巻線を行っても
マグネットワイヤーが乱れず、安定した整列巻が可能で
あり、また、巻線作業のタクトタイムが短く生産能力が
向上し、オープンスロットの小さいコアでも巻線を可能
にしたマグネットワイヤー巻回装置を提供することを目
的とする。
【0008】請求項1記載の発明は、コアの突極にマグ
ネットワイヤーを整列して巻回するマグネットワイヤー
巻回装置において、マグネットワイヤーをガイドするワ
イヤーガイドを有し、このワイヤーガイドの先端部には
マグネットワイヤーの位置を規制するフック部が設けら
れていて、上記ワイヤーガイドは筒体の一部を切り取っ
た形であって、かつ、板状部を有し、上記ワイヤーガイ
ドまたはコアが相対的に回転することにより、上記コア
の突極にマグネットワイヤーを巻回することを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ワイヤーガイドが、円錐形の軌跡を描いて
コアの突極の周囲を回転することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、ワイヤーガイドが、板材を、巻線
対象の一部を覆う形に形成したものであることを特徴と
する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
発明において、マグネットワイヤーを巻回すべき突極の
先端に押し当たる押圧部材を有する押圧機構を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の発明において、ワイヤーガイドが、フック部から離
間した位置にガイド部を有し、フック部とガイド部との
間でマグネットワイヤーが露出していることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】ワイヤーガイドはコアの回りに回転駆動され
る。ワイヤーガイドの先端部のフック部はマグネットワ
イヤーの位置を規制しつつマグネットワイヤーをガイド
し、ワイヤーガイドの回転駆動に伴ってマグネットワイ
ヤーを送り出しながらコアにマグネットワイヤーを巻回
す。マグネットワイヤーの巻回部分の周辺にはワイヤー
ガイドが入ることができる僅かな空間があれば足りる。
【0014】
【実施例】以下、本発明にかかるマグネットワイヤーの
巻回装置の実施例について図面を参照しながら説明す
る。図1において、軸受15によって回転自在に支持さ
れた主軸16にはスプライン溝17が形成されている。
主軸16の外周には外軸14が嵌められている。外軸1
4の一端部には内向きの突部27が形成され、この突部
27が上記スプライン溝17に嵌まることにより、外軸
14はスプライン溝17の範囲内で主軸16に対し軸方
向に移動可能であり、かつ、主軸16と一体的に回転可
能となっている。外軸14の外周には一対の軸受26を
介して円筒状のハウジング25が嵌められ、ハウジング
25に対して外軸14が相対回転自在に支持されてい
る。
【0015】上記ハウジング25は一端部が鍔状になっ
ており、この鍔状の部分には、後述のフライヤーを回転
駆動するためのモータ21が取付けられ、また、ボール
ねじ23が螺入されるナット24が取付けられている。
ボールねじ23は主軸16と平行に伸びていて、モータ
22によって回転駆動される。上記フライヤー回転駆動
用のモータ21の出力軸にはプーリ20が取付けられ、
上記外軸14に設けられたプーリ18と上記プーリ20
にまたがってベルト19が掛けられ、モータ21の回転
力が外軸14に伝達されるようになっている。
【0016】外軸14の他端部(図1において左端部)
から突出した主軸16の他端部にはフライヤー28が遊
嵌され、フライヤー28は外軸14の他端に止めねじに
よって固着されている。従って、フライヤー28は外軸
14と一体に回転しかつ軸線方向に移動することができ
る。主軸の他端にはさらにステーガイド29が取付けら
れ、ステーガイド29とフライヤー28の一部とによっ
てステー30が取付けられている。ステー30の先端部
にはワイヤーガイド31が取付けられている。ステー3
0およびワイヤーガイド31は主軸16の方向に対し斜
めに取付けられている。ワイヤーガイド31は、図2、
図3に示すように、円筒の一部を斜めに切り取った形の
板状の部材で、マグネットワイヤー40を軸線方向にガ
イドするガイド溝39(ガイド部)を有するとともに、
先端部にマグネットワイヤー40の位置を規制する丸孔
状のフック部35が形成されている。つまり、ガイド溝
39から離間した位置にフック部35が設けられてい
て、ガイド溝39とフック部35との間で、マグネット
ワイヤー40が露出されるようになっている。ワイヤー
ガイド31は、平板状の板材を加工して、巻線対象の一
部を覆う形に形成する。
【0017】上記主軸16の他端部にはさらに押圧機構
32の介在のもとに押圧部材33が設けられている。図
示の例では、ワークがモータの電機子コア10である。
電機子コア10は放射状に伸びた複数の突極11を有
し、各突極11の先端部は周方向に広がった傘部12と
なっている。電機子コア10の一つの突極11の傘部1
2には押圧機構32の押圧力によって押圧部材33が押
しつけられ、ワイヤー巻回装置に対する電機子コア10
の相対的な位置決めがなされている。押圧機構32は、
主軸16に対するスラスト軸受とラジアル軸受を有して
いて、押圧機構32は不動のまま主軸16の回転を許容
するようになっている。
【0018】次に、上記マグネットワイヤー巻回装置の
動作について説明する。主軸16には軸線方向に形成さ
れた孔37にマグネットワイヤー40を通し、主軸16
および外軸14の周面の開口から引き出したマグネット
ワイヤー40をフライヤー28のガイドローラ38に掛
け、さらに、ワイヤーガイド31のガイド溝39に通し
たあと、このマグネットワイヤー40をガイド溝39と
フック部35との間で露出させてからフック部35に通
す。上記のように電機子コア10の一つの突極11の傘
部12に押圧部材33が押しつけられ、ワイヤー巻回装
置に対する電機子コア10の相対的な位置決めがなされ
た状態では、ワイヤーガイド31が突極11と突極11
との間のオープンスロット34内に侵入している。
【0019】そこで、マグネットワイヤー40の先端部
を電機子コア10の適宜の位置に固定した状態でモータ
21を駆動すると、回転力がプーリ20、ベルト19、
プーリ18を経て外軸14に伝達され、さらに突部27
とスプライン溝17との嵌まりあいによって主軸16に
伝達される。主軸16および外軸14とともにフライヤ
ー28とワイヤーガイド31も回転駆動される。ワイヤ
ーガイド31は円錐形の軌跡を描きながら電機子コア1
0の突極11の周囲、すなわち、オープンスロット34
内で回転するため、ワイヤーガイド31のフック部35
から引き出されたマグネットワイヤー40は突極11に
巻回される。しかも、ワイヤーガイド31は、隣接する
電機子コア10の突極11との接触を回避しつつ、突極
11の最深部まで入り込んで巻線動作を行うことができ
る。モータ21の回転に同期してモータ22も駆動され
る。モータ22の駆動によりボールねじ23が回転駆動
される。ボールねじ23の回転によりナット24が軸線
方向に移動させられ、ナット24を一体に有するハウジ
ング25も軸線方向に移動させられる。ハウジング25
は軸線方向への移動に関しては外軸14と一体であるた
め、外軸14も軸線方向に移動し、これに伴ってフライ
ヤー28、ワイヤーガイド31も軸線方向に揺動し、マ
グネットワイヤー40が突極11に整列されながら巻回
される。1回の巻回数に対するワイヤーガイド31の揺
動量はマグネットワイヤー40の外径によって決められ
る。
【0020】こうして一つの突極11にマグネットワイ
ヤー40が所定回数巻回されたあとは、図4に示すよう
に電機子コア10の真上にワイヤーガイド31が位置し
た状態で回転を止め、次にコア10をその軸線を中心に
回転させて位置決めし、前述の動作を行わせて次の突極
11にマグネットワイヤー40を巻回す。
【0021】以上説明した実施例によれば、巻回装置の
先端部にマグネットワイヤー40をガイドするワイヤー
ガイド31を設け、ワイヤーガイド31の先端部にマグ
ネットワイヤー40の位置を規制するフック部35を設
けたため、突極11の近傍でもフック部35によりマグ
ネットワイヤー40をガイドすることができるし、マグ
ネットワイヤー40の位置決めを自由に行うことがで
き、もって、マグネットワイヤー40を高速で巻回して
もばたつきが少なく、マグネットワイヤー40を安定し
て整列巻きすることができる。また、別途にマグネット
ワイヤー40をガイドする部材を設ける必要がないこと
から、マグネットワイヤー40がばたつく要因が減り、
この点からもマグネットワイヤー40を安定して整列巻
きすることができるとともに、マグネットワイヤーのピ
ンホール等のダメージが少なくなり、品質が向上する。
また、ワイヤーガイド31は、突極を取り囲む筒体では
ないため、スロット間におけるマグネットワイヤー40
の引き回しが容易であり、タクトタイムが短縮されて生
産能力が向上する。さらに、ノズルを用いた巻回装置の
ようにマグネットワイヤー40の全周をガイドするもの
ではないため、オープンスロットの小さいコアでも巻線
が可能であり、モータ等の特性を向上させることができ
る。
【0022】なお、フック部35は、マグネットワイヤ
ー40を突極11の根本から巻回すことができるように
ワイヤーガイド31のできるだけ先端部に設ける。ま
た、上記実施例では、ワイヤーガイド31は円筒状の部
材を斜めにカットした形にして先端の厚さを薄くかつ全
体の強度を大きくしているが、このような形のものに限
られるものではなく、単純な板状のものでもよい。さら
に、ワイヤーガイドおよびフライヤーを固定とし、ワー
ク側を回転させ、この回転に同期してワイヤーガイドを
揺動させるようにしてもよい。
【0023】次に、ワイヤーガイドの各種変形例につい
て説明する。図5、図6に示す例は、ワイヤーガイド4
2に、主軸41の軸線方向の孔43に挿通されたマグネ
ットワイヤー40を軸線方向に導く中心孔44と、マグ
ネットワイヤー40を一旦表側に導く斜めの孔45(ガ
イド部)と、表側に導かれたマグネットワイヤー40を
先端部でさらに裏側に導くためのフック部46とを設け
たものである。ワイヤーガイド42の先端部分は薄くな
っていて板状に形成されている。フック部46はマグネ
ットワイヤー40の位置を規制するためのもので、ワイ
ヤーガイド42の先端部両側に形成され、その形状は、
ワイヤーガイド42の先端部両側の一部を切り欠いた形
になっている。コアに対するマグネットワイヤー40の
巻回方向に応じて両側のフック部46の何れか一つを使
い分ける。
【0024】図7に示す例は、ワイヤーガイド47をブ
ロック状の基端部とその他の薄い板状の部分とで構成
し、上記基端部にはマグネットワイヤー40のガイド孔
48(ガイド部)を長手方向に形成し、薄い板状の部分
の先端部の両側に切り欠き状のフック部50を設けたも
のである。ワイヤーガイド47を突極11の回りに回転
させると、マグネットワイヤー40はガイド孔48でガ
イドされ、フック部50で位置規制されながら突極11
に巻回される。図8に示す例は、図7に示す例の発展形
で、ガイド孔48とフック部50との間でマグネットワ
イヤー40をガイドするためのガイド溝52をワイヤー
ガイド51の長手方向に形成したものである。この場合
は、ガイド孔48とガイド溝52との両方が、ガイド部
を形成していることになる。
【0025】図9に示す例は、図7に示す例における切
り欠き状のフック部50に代えて長孔状のフック部57
を形成したワイヤーガイド55の例である。フック部5
7はワイヤーガイド55の幅方向に長く形成されてい
る。図10に示す例は、図9に示す例の発展形で、ガイ
ド孔48とフック部57との間でマグネットワイヤー4
0をガイドするためのガイド溝59をワイヤーガイド5
8の長手方向に形成したものである。この場合は、ガイ
ド孔48とガイド溝59との両方が、ガイド部を形成し
ていることになる。
【0026】図11に示す例は、板状のワイヤーガイド
61の先端から切り込み62を形成し、この切り込み6
2に続きワイヤーガイド61を幅方向に切り込んでフッ
ク部63を形成したものである。フック部63には切り
込み62からマグネットワイヤー40が挿入され位置規
制される。従って、この場合には、ガイド部が形成され
ていないことになる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、先端部に、マグネット
ワイヤーをガイドするワイヤーガイドを設け、ワイヤー
ガイドの先端部に、マグネットワイヤーの位置を規制す
るフック部を設けたため、コアの近傍でもフック部によ
りマグネットワイヤーをガイドすることができるので、
マグネットワイヤーの位置決めを自由に行うことがで
き、もって、マグネットワイヤーを高速で巻回してもば
たつきが少なく、マグネットワイヤーを安定して整列巻
きすることができる。また、別途にマグネットワイヤー
をガイドする部材を設ける必要がないことから、マグネ
ットワイヤーがばたつく要因が減り、この点からもマグ
ネットワイヤーを安定して整列巻きすることができると
ともに、マグネットワイヤーのピンホール等のダメージ
が少なくなり、品質が向上する。ワイヤーガイドは板状
で、突極を取り囲む筒体ではないため、スロット間にお
けるマグネットワイヤーの引き回しが容易であり、タク
トタイムが短縮されて生産能力が向上する。さらに、ワ
イヤーガイドが円錐形の軌跡を描いて突極の周囲を回避
することにより、ワイヤーガイドが、隣接する電機子コ
アの突極との接触を回避しつつ、突極の最深部まで入り
込んで巻線動作を行うことができる。さらに、ノズルを
用いた巻回装置のようにマグネットワイヤーの全周をガ
イドするものではないため、オープンスロットの小さい
コアでも巻線が可能であり、モータ等の特性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるマグネットワイヤー巻回装置の
実施例を示す一部断面正面図。
【図2】同上実施例中のワイヤーガイドを示す斜視図。
【図3】同上ワイヤーガイドの一部分を示す平面図。
【図4】上記実施例の異なる作動態様を示す要部の平面
断面図。
【図5】本発明に適用可能なワイヤーガイドの変形例を
示す正面断面図。
【図6】同上ワイヤーガイドの一部分を示す平面図。
【図7】本発明に適用可能なワイヤーガイドの別の変形
例を示す斜視図。
【図8】本発明に適用可能なワイヤーガイドのさらに別
の変形例を示す斜視図。
【図9】本発明に適用可能なワイヤーガイドのさらに別
の変形例を示す斜視図。
【図10】本発明に適用可能なワイヤーガイドのさらに
別の変形例を示す斜視図。
【図11】本発明に適用可能なワイヤーガイドのさらに
別の変形例を示す斜視図。
【図12】従来のマグネットワイヤー巻回装置の例を示
す平面断面図。
【図13】同上従来例の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
10 コア 31 ワイヤーガイド 35 フック部 40 マグネットワイヤー 42,47,51,55,58,61 ワイヤーガイド 46,50,57,63 フック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−26346(JP,A) 特開 昭60−128848(JP,A) 特開 昭60−113638(JP,A) 特開 昭63−59752(JP,A) 特開 平6−54493(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 15/095

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの突極にマグネットワイヤーを整列
    して巻回するマグネットワイヤー巻回装置において、 マグネットワイヤーをガイドするワイヤーガイドを有
    し、このワイヤーガイドの先端部にはマグネットワイヤ
    ーの位置を規制するフック部が設けられていて、上記ワ
    イヤーガイドは筒体の一部を切り取った形であって、か
    つ、板状部を有し、上記ワイヤーガイドまたはコアが相
    対的に回転することにより、上記コアの突極にマグネッ
    トワイヤーを巻回することを特徴とするマグネットワイ
    ヤー巻回装置。
  2. 【請求項2】 ワイヤーガイドは、円錐形の軌跡を描い
    てコアの突極の周囲を回転することを特徴とする請求項
    1記載のマグネットワイヤー巻回装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤーガイドは、板材を、巻線対象の
    一部を覆う形に形成したものである請求項1または2記
    載のマグネットワイヤー巻回装置。
  4. 【請求項4】 マグネットワイヤーを巻回すべき突極の
    先端に押し当たる押圧部材を有する押圧機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマグ
    ネットワイヤー巻回装置。
  5. 【請求項5】 ワイヤーガイドは、フック部から離間し
    た位置にガイド部を有し、フック部とガイド部との間で
    マグネットワイヤーが露出していることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のマグネットワイヤー巻
    回装置。
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