JPS6356839A - テ−プ状体の停止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテープ状体の停止方法、特に一対のＩＪ−ル間
に巻装されたテープ状体を高速で搬送されている状態か
ら停止状態へと移行するための方法に関する。

〔従来の技術〕

下このＶＴＲを例にとって説明する。

第４図は一般的なＶＴＲの構成を示す図である。

図中１はカセット、２は供給リール、３は巻取リール、
４は磁気テープであり、磁気テープ４はカセット１内に
於いて、両リール２，３に巻装されている。

カセットｌ内に磁気テープ４が収納されている時、該テ
ープ４はカセットの開口１ａに露呈する様、カセット１
内のガイドピン１７ａ、１７ｂ間に張架されている。

この張架されている磁気テープ４（第４図に於いて、点
線にて示す）を移動ガイドポスト６．７，８．９にて、
開口部１ａより引き出し、回転ヘッドをその周面に具え
るシリンダ５に巻装することにより、該テープ４への記
録再生が可能な状態となる。この時、置本体に予め固定
された固定ガイドポスト１２，１３゜１４により決定さ
れる。

１５はローディングリングであり、不図示のガイド部材
に沿って回転可能に保持されており、該ローディングリ
ング１５上には移動ガイドポスト６．７゜８が植立され
ている。

また、図中１１はテープ４をテープバスに沿って搬送す
るためのキャプスタンであり、１０はキャプスタン１１
に対して圧着されるピンチローラである。

該ピンチローラ１０は移動ガイドポスト９と共に、回転
可能なレバー１６上に植立されているものとし、該レバ
ー１６は前述の開口部ｌａ内より図示の位置まで不図示
の機構により移行する。

−１−述の如きＶＴＲに於いてはテープを早送り、早巻
戻状態から停止状態にするにはリールを駆動するための
モータへの印加電圧を０とすることによって行っていた
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、リール駆動用モータへの印加電圧を０にして
も、モータ及びリールの慣性によりリールの回転はすぐ
には停止せず、テープを瞬時に停止させることはできな
かった。特にテープの終端検出に伴いテープを停止させ
る場合にはテープが一方のリールに完全に巻取られた状
態までリールの回転が続き、テープに対して大きな負荷
を与えてしまうことがあった。

本発明は上述の如き問題点に鑑み、テープ状体が高速で
搬送されている状態からテープ状体を瞬時に停止させる
ことのできるテープ状体の停止方法を提供することを目
的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる目的下に於いて、本発明によれば、一対のレール
間に巻装されたテープ状体を該テープ状体を高速で搬送
されている状態から停止状態へと移行する方法に於いて
、モータの回転方向に応じて前記一対のリールに択一的
に駆動力の伝達を行わしめる伝達機構を具え、前記テー
プ状体の停止命令に伴ない前記モータの回転方向を反転
させ、前記伝達機構により駆動力の伝達されていたリー
ルに対する駆動力の伝達経路を遮断するようにした。

〔作用〕

上述の方法によれば、テープ状体の高速搬送時に駆動さ
れているリールとモータの駆動力伝達経路が瞬時に切断
されるため、テープ状体を瞬時に停止させることが可能
となった。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例としてのＶＴＲのテープ駆動制
御部について説明する。尚、他の部分の構成は第４図と
同様と［ッ、説明は省略する。

第２図は本実施例のＶＴＲのテープ駆動制御部を説明す
るための図、第３図は第２図中のリール駆動機構の側面
図である。図中２１は巻取リール台、２２は巻取リール
台２１のギアに噛合するギア、２３は供給リール台、２
４は供給リール台２２のギアに噛合するギアである。

他方、２６は第４図中のキャプスタン１１を駆動するキ
ャプスタンモータ、２７はキャプスタンモータ２６の駆
動力を伝達するためのベルト、２５はキャプスタンモー
タ２６の回転方向に伴ないギア２２゜２４に対して択一
的に駆動力を伝達するギアユニットであり、該ギアユニ
ットはベルト２７により回転するギア２５ａ、該２５ａ
の回転軸を中心に回動可能なレバー２５ｂ、該レバー２
５ｂの回動端を中心に回転し、ギア２２．２４に対して
噛合可能なギア２５ｃとよりなる。

該ギアユニット２５はキャプスタンモータ２６が図中六
方向に回転しているときにはレバー２５１′）を巻取り
リール側に振り、ギア２５２１をギア２２に転接し、そ
の駆動力を巻取リール台２１に伝達する。他方キャプス
タンモータ２６が図中Ｂ方向に回転している時には同様
に供給リール台２３に駆動力を伝達する。

２８はキャプスタンモータ２６への印加電圧を制御する
モータ制御回路、２９はシステムコントローラ、３０は
周知のテープ終端検出器、３１．３２は夫々リール台２
１．２３を制御するためのブレーキ、３５はマニュアル
で操作される操作部である。テープ終端検出器３０は周
知の如く受光素子と発光素子とを用いてテープ端の透明
部分を検出するもので、ここでは詳しい説明は省略する
。

第１図は第２図のテープ駆動制御部の動作を説明するた
めのタイミングチャートであり、以下、第１図を用いて
テープが高速で搬送されていた時のテープ終端検出に伴
なう動作を説明する。

今、キャプスタンモータ２６に駆動電圧Ｖが印加され、
モータ２６が第２図に於けるＡ方向に回転し、巻取リー
ル台２１を高速で回転させてテープを高速搬送している
とする。この時、操作部３５よりテープの停止が命令さ
れるかもしくは終端検出器３０によりテープ終端が検出
され（第１図１＋で示すタイミング）ると、システムコ
ントローラ２９はモータ制御回路２８をしてモータ２６
に駆動電圧−Ｖを印加する。これに伴なってモータ２６
は第２図中Ｂで示す方向に回転し、ギア２５ｃはギア２
２から離間しギア２４側に移動を開始する。

従って、リール台２１とモータ２６とは瞬時にして動力
の伝達が遮断された状態となるため、モータ２６及びそ
の駆動力伝達機構の慣性により巻取りリール台２１が引
き続き回転することはな（、リール台２１に予めかけら
れている負荷により瞬時に停止する。また、ギア２５ｃ
がギア２２から離間し、ギア２４に転接されるまでの間
、両リール台２１．　、２３は共にモータ２６による駆
動力が伝達されないので両リール台２１，２３とも、こ
の間に停止することになる。

上述の様に本実施例のＶＴＲに於いては、テープ停止命
令に伴ないテープを高速走行状態から停止状態とする際
、瞬時にテープを停止することができ、特に終端検出時
に於いてはテープがリールに完全に巻取られた状態とな
りテープに大きな負荷が生じることはない。

尚、上記説明に於いて、モータ２６はキャプスタンモー
タを兼用しているとしたが、テープを高速で搬送してい
る際ピンチローラはキャプスタンから離間しており、キ
ャプスタンによるテープ搬送が行われていないのは言う
までもない。また、モータ２６はリール専用モータとす
ることも可能である。

また、上記説明では巻取リール側にテープが巻取られて
終端に達した場合についても説明したが、供給リール側
にテープが巻取られて終端に達した場合も同様にモータ
２６を制御することにより、同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上、説明した様に本発明によれば、テープ状体が高速
で搬送されている状態からテープ状体の停止命令に伴な
いテープ状体を停止状態とする場合に於いて、テープ状
体を瞬時に停止させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのＶＴＲのテープ駆動
制御部の動作を説明するためのタイミングチャート、 第２図は本発明の一実施例としてのＶＴＲのテープ駆動
制御部を示す図、 第３図は第２図に於けるリール駆動機構の側面図、アユ
ニット、２６はモータ、２８はモータ制御回路。 ２９はシステムコントローラ、３０は終端検出器。 ３１．３２はブレーキ、３５は操作部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対のリール間に巻装されたテープ状体を高速で搬送さ
   れている状態から停止状態へと移行する方法であって、
   モータの回転方向に応じて前記一対のリールに択一的に
   駆動力の伝達を行わしめる伝達機構を具え、前記テープ
   状体の停止命令に伴ない前記モータの回転方向を反転さ
   せ、前記伝達機構により駆動力の伝達されていたリール
   に対する駆動力の伝達経路を遮断するテープ状体の停止
   方法。