JP2941438B2 - ワイヤカット放電加工装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工装置

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JP2941438B2 JP41867590A JP41867590A JP2941438B2 JP 2941438 B2 JP2941438 B2 JP 2941438B2 JP 41867590 A JP41867590 A JP 41867590A JP 41867590 A JP41867590 A JP 41867590A JP 2941438 B2 JP2941438 B2 JP 2941438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤカット放電加工装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤカット放電加工装置は、ワイヤ電
極送り出し側に設けられたワイヤボビンから取り出され
たワイヤ電極を、加工領域に送給し、ここで使用された
ワイヤ電極がワイヤ電極引き取り側のワイヤ引張装置に
より引き取られる構成となっている。ここで、加工中に
おいてワイヤ電極に張力を負荷しておくため、ワイヤ電
極送り出し側には例えばトルクモータによって駆動され
るテンションローラが設けられており、このテンション
ローラとワイヤ引張装置とにより所要の張力を加工領域
にあるワイヤ電極に負荷していた。しかるに、このよう
な構成のワイヤカット放電加工装置においては、ワイヤ
ボビンに残存するワイヤ電極の量によってテンションロ
ーラの作動状態への影響が変化し、ワイヤ電極の張力が
変化するという問題点を有していた。このため、従来で
は、ワイヤボビンを取付けるシャフトにワイヤボビンを
逆転させるための逆転用モータを連結し、放電加工時に
は、この逆転用モータによってテンションローラとワイ
ヤボビンとの間にバックテンションを与え、テンション
ローラの表面でワイヤ電極が滑るのを抑えると共に、こ
の逆転用モータを利用してワイヤ電極の自動挿通動作時
に必要なワイヤ電極のき戻しを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ワイヤボビンを回転させているため、加工
の進行に伴ってワイヤボビンに巻回されているワイヤ電
極の量が減少してくると、ワイヤボビン上のワイヤ電極
の巻径が小さくなり、これによってバックテンションが
大きくなって加工領域におけるワイヤ電極の張力に影響
を与え、ひいては加工精度にも悪影響を与えるという問
題点を有している。本発明の目的は、したがって、ワイ
ヤボビン上のワイヤ電極の残存量が変化しても、加工領
域におけるワイヤ電極の張力に変化を与えるのを有効に
防止しうることができ、且つ必要に応じてワイヤ電極の
巻き戻しを行うことができるようにしたワイヤカット放
電加工装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の特徴は、ワイヤ電極送り出し側に、ワイヤボビ
ンから繰り出されたワイヤ電極に張力を負荷するための
第1ブレーキ装置と、該ワイヤボビンに巻回されている
ワイヤ電極にブレーキ作用を与える第2ブレーキ装置と
を設けて成るワイヤカット放電加工装置において、前記
第2ブレーキ装置が、前記ワイヤボビンに巻回されてい
るワイヤ電極に向けてばね付勢されている揺動アーム
と、該揺動アームに回転可能に取り付けられ前記ワイヤ
ボビンに巻回されているワイヤ電極に直接摩擦的に係合
する回転ブレーキ部材と、該回転ブレーキ部材に連結さ
れており前記ワイヤボビンを逆回転駆動させるよう該回
転ブレーキ部材を回転させるための回転駆動装置とを備
えて成る点にある。
【0005】
【作用】ワイヤ電極に向けてばね付勢されている揺動ア
ームに取り付けられた回転ブレーキ部材がワイヤボビン
に巻回されているワイヤ電極に直接ブレーキ作用を与え
ので、ワイヤボビン上のワイヤ電極の残存量に拘わら
ず、第1ブレーキ装置と第2ブレーキ装置との間に所要
のバックテンションを与えることができる。また、回転
駆動装置を作動させて回転ブレーキ部材を回転させるこ
とにより、回転ブレーキ部材とワイヤ電極との間の摩擦
力でワイヤボビンを回転させ、これによりワイヤ電極の
巻き戻しを行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例につき詳細に説明する。
【0007】図1は本発明によるワイヤカット放電加工
装置の一実施例の概略構成図を示し、ワイヤカット放電
加工装置1において、ワイヤ電極送り出し側が符号Aで
示され、ワイヤ電極引き取り側が符号Bで示されてい
る。
【0008】ワイヤ電極送り出し側Aに設けられている
ワイヤボビン2に巻かれているワイヤ電極3は、円筒ロ
ーラ4、ガイド5を通ってワイヤ電極送り出しのための
テンションロ−ラ6に入り、一旦プ−リ7を通ってから
再びテンションロ−ラ6に入り、しかる後、送り出され
る。ここで、符号8はピンチローラを示し、ピンチロ−
ラ8によってワイヤ電極3がテンションロ−ラ6に押し
付けられている。
【0009】テンションローラ6から取り出されたワイ
ヤ電極3は、公知のワイヤ電極自動挿通システムによ
り、フエルト9及びプーリ10を通って上部ワイヤガイ
ド11及び、下部ワイヤガイドによって案内され、下ア
ームCに設けられたプ−リ13に送り、パイプ14を通
って吸引部15に吸引される。
【0010】吸引部15の出口側には、一対の送りロー
ラ16、16が設けられており、ワイヤ電極3はこの一
対の送りロ−ラ16、16により引き取られ、ワイヤボ
ックス17内に排出される。
【0011】一対の送りローラ16,16にはモータ1
8が連結されており、これにより、モータ18の回転に
より送りローラ16,16が駆動され、ワイヤ電極3を
ワイヤ電極送り出し側Aから引き取るワイヤ引張装置1
9が構成されている。
【0012】一方、テンションローラ6には、トルクモ
ータ20が連結されており、これにより、ワイヤ電極3
がワイヤ引張装置19に引張られる力に抗するブレーキ
力をワイヤ電極3に与えるための第1ブレーキ装置21
が構成されている。
【0013】この結果、加工領域にあるワイヤ電極3に
所要の張力を負荷することができる。
【0014】ワイヤボビン2に残存しているワイヤ電極
3の量が第1ブレーキ装置21のテンションローラ6の
作動に影響し、ひいては加工領域におけるワイヤ電極3
の張力を変化させるのを防止するため、本発明によるワ
イヤカット放電加工装置1には、第2ブレーキ装置30
が設けられている。
【0015】図2に詳細に示されている第2ブレーキ装
置30は、装置のフレーム31に固着された軸受装置3
2と、軸受装置32によって回転自在に支持されている
支持軸33と、支持軸33の外端部近くに支持軸33の
軸と直角の方向に延びるよう支持軸33に揺動自在に枢
支されているアーム部材34とを具えている。支持軸3
3の外端において支持軸33に固着されているローラ3
5とアーム部材34の先端部に回転自在に軸支されてい
るローラ36との間には、ゴムベルト37が張架されて
いる。
【0016】支持軸33のフレーム31とアーム部材3
4との間の部分には、コイルばね38が嵌め合されてお
り、コイルばね38の各端部がアーム部材34とフレー
ム31とに夫々係止され、これによりアーム部材34が
ワイヤボビン2に向けてばね付勢されている。この結
果、ゴムベルト37が、ワイヤボビン2に巻回されてい
るワイヤ電極3に適度のばね力で押圧されている。この
結果、ワイヤ電極3がワイヤボビン2から繰り出される
ときに生じるワイヤボビン2の回転を阻止するブレーキ
力がワイヤボビン2に付与される。なお、このブレーキ
力は、コイルばね38のばね力を適宜に調節することに
より所要の値とすることができる。
【0017】符号39で示されるのはモータであり、そ
の出力軸40はカップリング41によって支持軸33と
結合されており、モータ39を回転させることによりゴ
ムベルト37を回転させ、これによりワイヤボビン2に
所要の回転力を与えることができる。
【0018】第2ブレーキ装置30は、このように、摩
擦部材として働くゴムベルト37を担持するアーム部材
34が、図3に示されるように、支持軸33を軸として
揺動しうる構成であるから、ワイヤボビン2に巻回され
ているワイヤ電極の巻径が変化しても、そのワイヤ電極
に常に所要のブレーキ力を与えることが可能である。
【0019】この構成によれば、テンションローラ6に
よってワイヤ電極3がワイヤボビン2から取り出される
場合、ワイヤボビン2に巻回されているワイヤ電極に第
2ブレーキ装置30のゴムベルト37がコイルばね38
のばね力に応じた力で直接摩擦的に係止され、これによ
りワイヤ電極3に対して直接ブレーキ力が与えられる。
このブレーキ力はワイヤ電極の巻径が変化しても一定に
保持されるので、ワイヤボビン2におけるワイヤ電極の
残存量の変化に拘わらず、ワイヤボビン2とテンション
ローラ6との間に生じるバックテンションを一定に保つ
ことができ、加工領域におけるワイヤ電極3の張力を略
一定に維持することができ、良好な放電加工を行うこと
ができる。
【0020】また、この構成によれば、ワイヤ電極3の
自動挿通時にモータ39の回転によりワイヤボビンを回
動させ、ワイヤ電極3をワイヤボビン2に巻き戻すこと
ができるものである。
【0021】第2ブレーキ装置30の構成は、上述した
一実施例に示された構成に限定されるものではない。例
えば、図4及び図5に示されるように、ローラ36の両
側端にゴムローラ51、52を固着し、回転ブレーキ部
材であるゴムベルト37に代えて、これらのゴムローラ
51、52を回転ブレーキ部材としてワイヤボビン2に
巻回されているワイヤ電極3に押圧する構成でもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、ワイヤボ
ビンに巻回されているワイヤ電極に直接ブレーキカを与
えることができるため、ワイヤボビンにおけるワイヤ電
極の残存量が変化しても、加工領域におけるワイヤ電極
の張力に悪影響を与えることがないので、精度の高い放
電加工を行うことができる。また、第2ブレーキ装置
は、ワイヤ電極に直接摩擦的に係合してブレーキ作用を
果たす回転ブレーキ部材を回転駆動させるための回転駆
動装置を備えている。したがって、ワイヤ電極が切れて
自動挿通装置を作動させなければならない等の場合に、
必要に応じて回転駆動装置を作動させ、ワイヤ電極の巻
き戻しをいつでも簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】図1の第2ブレーキ装置を一部断面して示す拡
大詳細図。
【図3】図2の第2ブレーキ装置の作動を説明するため
の説明図。
【図4】第2ブレーキ装置の他の実施例を示す図。
【図5】図4に示す第2ブレーキ装置の作動を説明する
ための説明図。
【符号の説明】
1 ワイヤカット放電加工装置 2 ワイヤボビン 3 ワイヤ電極 6 テンションローラ 16 送りローラ 19 ワイヤ引張装置 21 第1ブレーキ装置 30 第2ブレーキ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極送り出し側に、ワイヤボビ
    ら繰り出されたワイヤ電極に張力を負荷するための第
    1ブレーキ装置と、該ワイヤボビンに巻回されているワ
    イヤ電極にブレーキ作用を与える第2ブレーキ装置とを
    設けて成るワイヤカット放電加工装置において、前記第
    2ブレーキ装置が、前記ワイヤボビンに巻回されている
    ワイヤ電極に向けてばね付勢されている揺動アームと、
    該揺動アームに回転可能に取り付けられ前記ワイヤボビ
    ンに巻回されているワイヤ電極に直接摩擦的に係合する
    回転ブレーキ部材と、該回転ブレーキ部材に連結されて
    おり前記ワイヤボビンを逆回転駆動させるよう該回転ブ
    レーキ部材を回転させるための回転駆動装置とを備えて
    成ることを特徴とするワイヤカット放電加工装置。
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