JP2006321147A - プリンタ及びプリンタの給紙方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録紙の斜行を矯正する。
【解決手段】フィードローラ対22により搬送された記録紙12の先端部が駆動ローラ24aとピンチローラ24bとの間に挿入されると、第1テンションローラ対24により斜行矯正処理が行われる。斜行矯正処理では、駆動ローラ24aとピンチローラ24bが記録紙12を狭持する際の狭持力が、印画時の強狭持力F1bに対して弱い弱狭持力F1aにセットされる。弱狭持力F1aは、この弱狭持力F1aによって記録紙12と駆動ローラ24aとの間に生じる摩擦抵抗が、駆動ローラ24aの回転力T1に対して若干小さくなるように設定されている。これにより、駆動ローラ24aが記録紙12を引き延ばすように空転し、記録紙12の斜行が矯正される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録紙を狭持して搬送する搬送ローラ対を印画ヘッドに対して上流側及び下流側に配置し、上流側搬送ローラ対と下流側搬送ローラ対との間の記録紙に張力を付与するように各搬送ローラ対を回転駆動させて前記印画ヘッドにより記録紙に印画を行うプリンタ及びこのようなプリンタの給紙方法に関するものである。
搬送ローラ対により記録紙を搬送しながら印画を行うプリンタが知られている。搬送ローラ対は、2つのローラが周面を対面させるように配置されたものであり、記録紙は、これら2つのローラ間に狭持された状態で搬送される。例えば、下記特許文献1に記載されているように、搬送ローラ対は、印画ヘッドを挟んで記録紙の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに配置される。
通常、下流側の搬送ローラ対は、上流側の搬送ローラ対よりも回転力が大きく設定されており、記録紙は張力が付与された状態で搬送される。また、各搬送ローラ対が記録紙を狭持する狭持力は、各搬送ローラ対の回転力に対して十分に大きく設定されており、搬送ローラ対の空転を抑え、記録紙に安定した張力が付与されるようにしている。
特開2000−263864号公報
ところで、記録紙は、先端部分が下流側の搬送ローラ対に狭持されるまで、上流側の搬送ローラ対によって押し出されるように搬送される。このため、この間の記録紙には張力が付与されず、たわみや斜行が生じてしまう。前述のように、下流側の搬送ローラ対は上流側の搬送ローラ対よりも回転力が大きく設定されているので、記録紙が斜行せずに単にたわんでいる場合は、記録紙の先端部分が下流側の搬送ローラ対によって狭持された後、記録紙が搬送方向に引き延ばされてたわみが矯正される。しかし、記録紙が斜行してしまった場合、従来の装置では、これを矯正することができなかった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、記録紙の斜行を矯正できるプリンタ及びこのようなプリンタの給紙方法を供給することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明のプリンタは、下流側搬送ローラ対の記録紙狭持力を、印画時に設定される強狭持力と、この強狭持力よりも弱い弱狭持力との間で切り替える狭持力切り替え手段と、印画前に、下流側搬送ローラ対の記録紙狭持力を弱狭持力に設定し、記録紙を狭持した状態で下流側搬送ローラ対を空転させることによって、記録紙の斜行を矯正する制御手段とを備えたことを特徴としている。
前記狭持力切り替え手段は、一端部が下流側の搬送ローラ対を構成する各ローラのうち少なくとも一方に接続されて、このローラを記録紙へ押し当てるように付勢する付勢バネと、付勢バネの他端部を移動自在に保持する保持手段とを備え、付勢バネの他端部の位置を変化させることによって、下流側の搬送ローラ対の狭持力を変化させることが好ましい。
また、下流側の搬送ローラ対を構成する各ローラのうち少なくとも一方のローラを、他方のローラから離した退避位置と、他方のローラとの間で記録紙を狭持する狭持位置との間で移動自在に保持する移動機構を備え、移動機構は、上流側の搬送ローラ対によって送り出された記録紙の先端部が前記下流側の搬送ローラ対に到達するまでの間、下流側の搬送ローラを退避位置にて保持することが好ましい。
さらに、本発明のプリンタの給紙方法は、印画前に、下流側搬送ローラ対が記録紙を狭持する狭持力を印画時の狭持力に対して低下させ、記録紙を狭持した状態で下流側搬送ローラ対を空転させることによって、記録紙の斜行を矯正することを特徴としている。
本発明のプリンタ及びプリンタの給紙方法によれば、記録紙を狭持した状態で下流側搬送ローラ対を空転させるようにしたので、記録紙の斜行を矯正できる。
また、一端部が下流側の搬送ローラ対を構成する各ローラのうち少なくとも一方に接続されて、このローラを記録紙へ押し当てるように付勢する付勢バネの他端部の位置を変化させれば、簡単な構成により、下流側の搬送ローラ対の狭持力を変化させることができる。
さらに、下流側の搬送ローラ対の各ローラのうち少なくとも一方のローラを、他方のローラから離された退避位置と、他方のローラとの間で記録紙を狭持する狭持位置との間で移動自在に保持し、上流側の搬送ローラ対によって下流側に送り出された記録紙の先端部が下流側の搬送ローラ対に到達するまでの間、下流側の搬送ローラを退避位置にて保持することで、記録紙の先端部を下流側の搬送ローラ対の各ローラの間にスムーズに挿入できる。
図1に、本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す。カラー感熱プリンタ(以下、単にプリンタという)10では、記録媒体として長尺のカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)12が用いられる。この記録紙12は、巻芯にロール状に巻かれた記録紙ロール14の形態で用いられる。
記録紙12は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。
また、イエロー感熱発色層は、波長が約420nmの青紫色の光であるイエロー定着光が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、波長が約365nmの近紫外線であるマゼンタ定着光が照射されたときに発色能力が消失する。
プリンタ10の内部には、プリンタ10の各部を統括的に制御するシステムコントローラ16が設けられている。システムコントローラ16は、図示しない操作部から印画指示が入力されることで、接続された各部を駆動制御し、記録紙12に対して画像を印画する。
給紙ローラ18は、プリンタ10にセットされた記録紙ロール14の外周面に当接し、回転することで記録紙12の先端部分を引き出し、給紙を行う。ペーパーガイド20は、例えば、記録紙12の幅方向(主操作方向)の一方に配置される固定ガイドと、他方に配置される可動ガイドとから構成され、可動ガイドにより記録紙12を固定ガイドに押し当てる。これにより、記録紙12の幅方向の位置合わせや、斜行の補正が行われる。この後、記録紙12は搬送路へ送り出される。なお、ペーパーガイドとしては、単に入口側がテーパー形状に形成されたガイド面を有するものを用いることもできる。
記録紙12の搬送路上には上流側から順に、フィードローラ対22、第1、第2、第3のテンションローラ対24、26、28が設けられており、記録紙12は、これら各ローラ対により狭持され、下流側へ向けて搬送される。また、詳しくは後述するが、記録紙12は、搬送方向に張力が付与された状態で搬送される。
フィードローラ対22は、駆動ローラ22aと、ピンチローラ22bとから構成される。駆動ローラ22aはモータ35により回転駆動される。ピンチローラ22bはバネ36によって駆動ローラ22aへ押し当てられるように付勢されており、駆動ローラ22aの回転に従動して回転する。記録紙12は、これら駆動ローラ22aとピンチローラ22bとの間で狭持され、駆動ローラ22aの回転により搬送される。
バネ36としては、フィードローラ対22が記録紙12を狭持する際の狭持力が十分大きく、記録紙12をスリップさせることなく確実に狭持できるものが用いられる。また、駆動ローラ22aを駆動するモータ35としては、与えられた駆動パルスの個数に応じた量だけ回転するステッピングモータが用いられる。システムコントローラ16は、フィードローラ対22の下流に隣接して設けられた紙端検出センサ34により、記録紙12の先端を検出し、検出した記録紙12の先端位置に基づいて、モータ35に供給する駆動パルスの個数を制御し、記録紙12の搬送量を調節する。
図2に示すように、第1テンションローラ対24は、駆動ローラ24aと、ピンチローラ24bと、これらを制御する制御ユニット46とから構成される。駆動ローラ24aは、モータ48により回転駆動される。モータ48としては、印加電圧値に応じた大きさの回転力を発生させるDCモータが使用され、予め設定された電圧値にて駆動される。そして、モータ48の回転力が駆動ローラ24aの回転力T1となる。モータ48への印加電圧値は、回転力T1を十分大きくし、フィードローラ対22と第1テンションローラ対24との間において記録紙12に張力を付与できるように決定される。
他方、ピンチローラ24bは、回動式の狭持制御レバー50の一端部に取りつけられる。狭持制御レバー50の他端部には、モータ51によって駆動される偏芯カム52が連結され、偏芯カム52が軸52aを中心に回動することで、狭持制御レバー50が軸50aを中心に回動する。
そして、ピンチローラ24bは、この狭持制御レバー50の回動に伴って、図2に示すように、駆動ローラ24aから離れた退避位置と、図3、図4に示すように、駆動ローラ24aとの間で記録紙12を狭持する狭持位置との間で移動される。偏芯カム52を駆動するモータ51としては、与えられた駆動パルスの個数に応じた量だけ回転するステッピングモータが用いられ、ピンチローラ24bの位置は、モータ51に供給する駆動パルスの個数によって決定される。
また、ピンチローラ24bは、バネ56により駆動ローラ24aへ向けて付勢されている。バネ56は、ピンチローラ24bの回転軸と回動式の狭持力変更レバー60の一端部とを結ぶように設けられる。狭持力変更レバー60の他端部には、モータ61によって駆動される偏芯カム62が連結され、偏芯カム62が軸62aを中心に回動することで、狭持力変更レバー60が軸60aを中心に、図3に示す弱狭持力付与位置と、図4に示す強狭持力付与位置との間で回動する。偏芯カム62を駆動するモータ61としては、与えられた駆動パルスの個数に応じた量だけ回転するステッピングモータが用いられ、狭持力変更レバー60の位置は、モータ61へ供給する駆動パルスの個数によって決定される。
弱狭持力付与位置では、バネ56の復元力が弱いため、第1テンションローラ対24は弱狭持力F1aで記録紙12を狭持する。また、強狭持力付与位置では、バネ56の復元力が強いため、第1テンションローラ対24は強狭持力F1bで記録紙12を狭持する。バネ56、狭持力変更レバー60、偏芯カム62の仕様は、弱狭持力F1aにより記録紙12と駆動ローラ24aとの間に生じる摩擦抵抗が、駆動ローラ24aの回転力T1に対して若干小さく、かつ、強狭持力F1bにより記録紙12と駆動ローラ24aとの間に生じる摩擦抵抗が、駆動ローラ24aの回転力T1に対して十分に大きくなるように決定される。
制御ユニット46は、モータ48、51、61を駆動制御するモータドライバ(図示せず)を含んで構成される。そして、制御ユニット46は、モータ48への電圧印可のオンオフを行うことで駆動ローラ24aの回転のオンオフを切り替えるとともに、モータ51を制御することでピンチローラ24bの位置を制御する。また、制御ユニット46は、モータ61を制御することで第1テンションローラ対24の狭持力を弱狭持力F1aと強狭持力F1bとの間で切り替える。
制御ユニット46は、フィードローラ対22から送り出された記録紙12が駆動ローラ24aとピンチローラ24bとの間に挿入されるまでの間、図2に示すように、ピンチローラ24bを退避位置にセットした初期状態で待機する。記録紙12の先端部分が駆動ローラ24aとピンチローラ24bとの間に挿入されると、制御ユニット46は、記録紙12の斜行を矯正する斜行矯正処理を行う。
斜行矯正処理において、制御ユニット46は、図3に示すように、ピンチローラ24bを狭持位置にセットするとともに、第1テンションローラ対24の狭持力を弱狭持力F1aにセットして、駆動ローラ24aを回転させる。前述のように、狭持力F1aにより記録紙12と駆動ローラ24aとの間に生じる摩擦抵抗は、駆動ローラ24aの回転力T1に対して若干小さい。このため、駆動ローラ24aは、記録紙12を搬送方向に引き延ばすようにして空転する。そして、この空転により、記録紙12の搬送方向に加えられる張力が、記録紙12の幅方向で均一化され、記録紙12の斜行が矯正される。
斜行矯正処理の後、制御ユニット46は、図4に示すように、第1テンションローラ対24の狭持力を強狭持力F1bにセットする。この狭持力F1bにより記録紙12と駆動ローラ24aとの間に生じる摩擦抵抗は、駆動ローラ24aの回転力T1に対して十分に大きいので、強狭持力F1bにセットすることで駆動ローラ24aの空転が停止される。そして、記録紙12は、フィードローラ対22と第1テンションローラ対24との間で張力が付与された状態で搬送される。制御ユニット46は、記録紙12の先端部分が第2テンションローラ対26に到達するまで、この状態での搬送を継続する。そして、記録紙12の先端部分が第2テンションローラ対26に到達すると、再び、初期状態へ移行して待機する。
第2テンションローラ対26は、第1テンションローラ対24と同様の構成をしており、駆動ローラ26aと、ピンチローラ26bと、これらを制御する制御ユニット76とから構成される(図1参照)。そして、制御ユニット76は、初期状態での待機後、記録紙12の先端部分が駆動ローラ26aとピンチローラ26bとの間に挿入されると、駆動ローラ26aを空転させて斜行矯正処理を行う。記録紙12の斜行を矯正した後、制御ユニット76は、駆動ローラ26aの空転を止め、張力を付与しながら記録紙12を搬送し、記録紙12の先端部分が第3テンションローラ対28に到達すると、再び、初期状態へ移行して待機する。
第3テンションローラ対28もまた、第1テンションローラ対24と同様の構成をしており、駆動ローラ28aと、ピンチローラ28bと、制御ユニット86とから構成される。そして、制御ユニット86は、初期状態での待機後、記録紙12の先端部分が駆動ローラ28aとピンチローラ28bとの間に挿入されることで、駆動ローラ28aを空転させて斜行矯正処理を行う。記録紙12の斜行を矯正した後、制御ユニット86は、駆動ローラ28aの空転を止め、張力を付与しながら記録紙12を搬送する。この後、記録紙12は、第3テンションローラ対28のさらに下流側に設けられたカッタ装置(図示せず)まで搬送され、カッタ装置により切断されてプリンタ10外へ排出される。
プリンタ10では、これら、第1、第2、第3、第4のテンションローラ対22、24、26、28による搬送中に、イエロー用サーマルヘッド92、マゼンダ用サーマルヘッド94、シアン用サーマルヘッド96による熱記録、並びに、イエロー用光定着器98、マゼンダ用光定着器100による光定着が行われる。
イエロー用サーマルヘッド92は、フィードローラ対22と第1テンションローラ対24との間に配置される。イエロー用サーマルヘッド92は、制御ユニット46による斜行矯正処理後、フィードローラ対22と第1テンションローラ対24との間で張力を付与されながら搬送される記録紙12のイエロー感熱発色層を加熱して、イエロー画像を熱記録する。
同様に、マゼンダ用サーマルヘッド94は、第1テンションローラ対24と第2テンションローラ対26との間に配置され、制御ユニット76による斜行矯正処理後、フィードローラ対22と第2テンションローラ対26との間で張力を付与されながら搬送される記録紙12のマゼンダ感熱発色層を加熱して、マゼンダ画像を熱記録する。また、シアン用サーマルヘッド96は、第2テンションローラ対26と第3テンションローラ対28との間に配置され、制御ユニット86による斜行矯正処理後、フィードローラ対22と第3テンションローラ対28との間で張力を付与されながら搬送される記録紙12のシアン感熱発色層を加熱して、シアン画像を熱記録する。
各サーマルヘッド92、94、96と対向する位置には、それぞれプラテンローラ102が設けられ、記録紙12を裏面から支持している。そして、画像の熱記録は、各サーマルヘッド92、94、96を、記録紙12に圧着させた状態で行われる。1つの記録エリアは、3つのサーマルヘッド92、94、96を通過して、各色の画像を面順次に記録されることによりフルカラー画像が記録される。
イエロー用光定着器98は、イエロー用サーマルヘッド92の下流側に配置される。イエロー用光定着器98は、イエロー定着光を照射するイエロー用定着ランプ104と、イエロー用定着ランプ104から放射されるイエロー定着光を、記録紙12へ向けて反射させるリフレクタ106とから構成され、イエロー画像を熱記録済みのイエロー感熱発色層に対してイエロー定着光を照射して光定着する。同様に、マセンダ用光定着器100は、マゼンダ用サーマルヘッド94の下流側に配置される。マゼンダ用光定着器100は、マゼンダ用定着ランプ108と、リフレクタ110とから構成され、マゼンダ感熱発色層を光定着する。
以下、上記構成による本発明の作用について説明する。図5に示すように、印画指示が入力されると、フィードローラ対22から第1テンションローラ対24へ向け記録紙12が搬送される。このとき、第1テンションローラ対24は、ピンチローラ24bが退避位置にセットされた初期状態で待機しており、記録紙12の先端部が第1テンションローラ対24の各ローラ24a、24b間にスムーズに挿入される。そして、第1テンションローラ対24は、記録紙12の先端部が各ローラ24a、24b間に挿入されると斜行矯正処理を行う。
図6に示すように、斜行矯正処理では、ピンチローラ24bが狭持位置へセットされるとともに、第1テンションローラ対24の狭持力が弱狭持力F1aにセットされることで、駆動ローラ24aが空転される。そして、この空転が所定時間継続され、記録紙12の斜行が矯正される。
斜行が矯正された後、ピンチローラ24bは狭持位置のまま、第1テンションローラ対24の狭持力が強狭持力F1bにセットされる。これにより、駆動ローラ24aの空転が停止され、フィードローラ対22と第1テンションローラ対24との間において張力が付与された状態で、記録紙12が搬送される。そして、この搬送の間にイエロー画像の熱記録と光定着が行われる。熱記録と光定着が完了し、記録紙12が第2テンションローラ対26へ到達すると、第1テンションローラ対24は、再び初期状態へと移行して待機する。
以下、第1テンションローラ対24の場合と同様に、第2テンションローラ対26により斜行矯正処理が行われる。そして、フィードローラ対22と第2テンションローラ対26との間において張力が付与された状態で記録紙12が搬送され、この間にマゼンダ画像の熱記録と光定着が行われる。さらに、この後、第3テンションローラ対28により斜行矯正処理が行われ、フィードローラ対22と第3テンションローラ対28により記録紙12が搬送され、この間にシアン画像の熱記録が行われる。
このように、各色の画像が面順次に記録されることにより記録紙12にフルカラー画像が記録される。そして、記録紙12の記録済み部分が排紙部によりカットされて排紙される。プリンタ10は、各色の画像の印画前に、各サーマルヘッドの下流側に設けられたテンションローラ対により、それぞれ斜行矯正処理を行うようにした。このため、各色の画像の印画位置がずれるレジストレーションずれが発生してしまうといったことがなく、高品位の画像を印画することができる。
なお、本発明は、印画ヘッドの上流側及び下流側に搬送ローラ対を設け、印画ヘッドの下流側の搬送ローラ対を空転させることで記録紙の斜行を矯正すればよいので、具体的な構成は上記実施形態に限定されず適宜変更してよい。例えば、搬送ローラ対を構成するローラの表面に、エッチング処理や、転造処理や、プレス処理などを施すことによって突起を形成してもよい。この場合、記録紙に張力を付与する際にはスリップを防止できるとともに、斜行矯正処理を行う際には記録紙が適度にスリップできるように突起の形状や配列パターンを決定する。
また、上記実施形態では、搬送ローラ対を構成する2つのローラのうち一方を回転させ、他方をこの回転に従動させる例で説明をしたが、搬送ローラ対を構成する2つのローラを両方とも回転させてもよい。さらに、搬送ローラ対を構成する2つのローラのうち一方に接続したバネの長さを変化させることで記録紙の狭持力を調節する例で説明したが、2つのローラの両方にバネを接続し、これら2つのバネの長さを変化させることで記録紙の狭持力を調節するといったことも考えられる。
なお、上記実施形態では3つのサーマルヘッドと4つの搬送ローラ対を用い、フルカラー画像を印画する感熱プリンタを例に説明をしたが、1つの印画ヘッドと2つの搬送ローラ対を用い、モノクロ画像を印画する感熱プリンタに本発明を適用してもよい。さらに、3つのサーマルヘッドを設け、片道1回の搬送によりフルカラー画像を印画する感熱プリンタを例に説明をしたが、例えば、サーマルヘッドを1つのみ設け、記録紙を複数回往復搬送することによってフルカラー画像を記録する感熱プリンタに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、感熱記録紙に対して画像を熱記録する感熱プリンタを例に説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、インクジェットプリンタや、レーザプリンタ、熱転写プリンタなどの各種プリンタに適用することができる。
プリンタの構成図である。 初期状態のテンションローラ対を表す説明図である。 斜行矯正処理中のテンションローラ対を表す説明図である。 記録紙を搬送中のテンションローラ対の構成を表す説明図である。 搬送手順を示すフローチャートである。 斜行矯正処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 カラー感熱プリンタ
12 記録紙
14 記録紙ロール
16 システムコントローラ
22 フィードローラ対
24 第1テンションローラ対
26 第2テンションローラ対
28 第3テンションローラ対
22a フィードローラ
22b 従動ローラ
24a、26a、28a テンションローラ
24b、26b、28b ピンチローラ
35、48、51、61 モータ
36 モータドライバ
46、76、86 制御ユニット
50 狭持制御アーム
60 狭持力変更レバー
52、62 偏芯カム
36、56 バネ
92 イエロー用サーマルヘッド
94 マゼンダ用サーマルヘッド
96 シアン用サーマルヘッド
98 イエロー用光定着器
100 マゼンダ用光定着器

Claims (4)

  1. 記録紙を狭持して搬送する搬送ローラ対を印画ヘッドに対して上流側及び下流側に配置し、上流側搬送ローラ対と下流側搬送ローラ対との間の記録紙に張力を付与するように各搬送ローラ対を回転駆動させて前記印画ヘッドにより記録紙に印画を行うプリンタにおいて、
    下流側搬送ローラ対の記録紙狭持力を、前記印画時に設定される強狭持力と、この強狭持力よりも弱い弱狭持力との間で切り替える狭持力切り替え手段と、
    前記印画前に、下流側搬送ローラ対の記録紙狭持力を弱狭持力に設定し、記録紙を狭持した状態で下流側搬送ローラ対を空転させることによって、記録紙の斜行を矯正する制御手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記狭持力切り替え手段は、一端部が前記下流側の搬送ローラ対を構成する各ローラのうち少なくとも一方に接続されて、このローラを前記記録紙へ押し当てるように付勢する付勢バネと、前記付勢バネの他端部を移動自在に保持する保持手段とを備え、前記付勢バネの他端部の位置を変化させることによって、前記下流側の搬送ローラ対の狭持力を変化させることを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  3. 前記下流側の搬送ローラ対を構成する各ローラのうち少なくとも一方のローラを、他方のローラから離した退避位置と、他方のローラとの間で前記記録紙を狭持する狭持位置との間で移動自在に保持する移動機構を備え、
    前記移動機構は、前記上流側の搬送ローラ対によって送り出された前記記録紙の先端部が前記下流側の搬送ローラ対に到達するまでの間、前記下流側の搬送ローラを前記退避位置にて保持することを特徴とする請求項2または3記載のプリンタ。
  4. 記録紙を狭持して搬送する搬送ローラ対を印画ヘッドに対して上流側及び下流側に配置し、上流側搬送ローラ対と下流側搬送ローラ対との間の記録紙に張力を付与するように各搬送ローラ対を回転駆動させて前記印画ヘッドにより記録紙に印画を行うプリンタの給紙方法において、
    前記印画前に、下流側搬送ローラ対が記録紙を狭持する狭持力を印画時の狭持力に対して低下させ、記録紙を狭持した状態で下流側搬送ローラ対を空転させることによって、記録紙の斜行を矯正することを特徴とするプリンタの給紙方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253838A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンター
JP2011005653A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンター
JP2014148391A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Ricoh Co Ltd 連続被記録媒体搬送装置、画像形成装置、連続被記録媒体搬送制御方法及び連続被記録媒体搬送制御プログラム

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