JP2004291449A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Hidesuke Mogi
秀介 茂木
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】レジずれの発生を抑える。
【解決手段】サーマルプリンタ起動時に、シフト機構25を介してプラテンローラ21をサーマルヘッド20の発熱素子アレイ23に圧接する。次いで、電磁クラッチ53を介してプラテンローラ21と搬送モータ16を接続する。この状態で、発熱素子アレイ23を発熱させて、搬送モータ16を逆転させる。プラテンローラ21と発熱素子アレイ23とが摺接することにより、プラテンローラ21の周面温度が均一になり、プラテンローラ21の変形や、カラー感熱記録紙10の送り量の変動が抑えられる。レジずれの発生が抑えられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーマルプリンタに関し、更に詳しくは、サーマルプリンタ起動時にプラテンローラを予熱する機構を設けたサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーマルプリンタには、カラー感熱記録紙の記録面にサーマルヘッドの発熱素子を押し当て、カラー感熱記録紙のイエロー,マゼンタ,シアンの各感熱発色層を発色させて画像を記録する感熱式カラーサーマルプリンタがある。また、このカラーサーマルプリンタのなかには、1個のサーマルヘッドに対してカラー感熱記録紙を3回往復通過させて熱記録を行う3パス方式や、複数個のサーマルヘッドに対して記録紙を1回通過させて熱記録を行なう1パス方式等がある。
【0003】
カラーサーマルプリンタにおいて、各色の印画位置が合わない状態で印画が行われると、カラーレジストレーションのずれ(以下、レジずれと省略する)が発生する。このレジずれは、記録紙の搬送系の誤差や、カラーサーマルプリンタが設置されている環境温度、搬送系の温度及びサーマルヘッドの温度などの各種温度依存に起因して発生し、記録品質を悪化させる。
【0004】
そのため、従来のカラーサーマルプリンタでは、各色毎にレジずれの補正を行い印画位置を合わせている。このレジずれの補正は、上述のレジずれ要因を考慮して計算により求められていた。各機器固有の誤差は、プリンタ製造時の検査工程にて調整が行われていた。また、可変器の操作によって、各色印画開始位置の設定やインクシートテンションの調整・設定変更などを行なうことで、レジずれを調整するようにした熱転写プリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。更に、サーマルヘッドに温度制御手段を設けることにより、サーマルヘッドの温度を安定させ、サーマルヘッドの温度の変動により生じるレジずれを抑え、記録画質を向上させた熱転写プリンタも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−234917号公報
【特許文献2】
特開平9−123488号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の補正は、サーマルプリンタの連続運転を行い、サーマルプリンタの搬送系の温度が安定している時にのみ効果がある。連続運転を充分に行っていない状態では、高温のサーマルヘッドに対向する位置に配置されているプラテンローラの周面の温度分布に偏りが生じるため、プラテンローラの周面形状が僅かに変形する。その結果、カラー感熱記録紙の送り量が変化してレジずれが発生する。また、プラテンローラの周面温度が不均一であれば、そのプラテンローラに摺接するカラー感熱記録紙の温度分布も不均一になるため、カラー感熱記録紙と搬送系との摩擦力が変動する。その結果、カラー感熱記録紙の送り量が変化してレジずれが発生する。
【0007】
これに対して、電源投入時にまず予備印刷を繰り返し行い、プラテンローラの周面温度を均一にしてから印刷を開始する方法が考えられるが、電源投入時に、毎回予備印刷を行っていては、余計なコストと時間とがかかるので、実用的ではない。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、簡単な構成でレジずれの発生を抑えるようにしたサーマルプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、プラテンローラで支持された記録材料に対しサーマルヘッドにより画像を記録するサーマルプリンタにおいて、前記プラテンローラを回転駆動する回転駆動手段と、前記サーマルヘッドによる画像の記録前に、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとを当接させ、前記サーマルヘッドを加熱した状態で前期回転駆動手段によりプラテンローラを回転させてプラテンローラの周面温度を均一化する制御手段とを備えている。なお、前記サーマルヘッドの加熱を、サーマルヘッドの発熱素子アレイまたはサーマルヘッドに設けたヒータにより行うことが好ましい。
【0010】
また、本発明では、プラテンローラで支持された記録材料に対しサーマルヘッドにより画像を記録するサーマルプリンタにおいて、前記プラテンローラを加熱するヒータと、前記プラテンローラを回転駆動する回転駆動手段と、前記サーマルヘッドによる画像の記録前に、前記ヒータを発熱させた状態で前記回転駆動手段によりプラテンローラを回転させてプラテンローラの周面温度を均一化する制御手段とを備えている。
【0011】
更に、複数のサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタにおいては、各サーマルヘッド毎にプラテンローラの予熱を行うことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施したカラーサーマルプリンタの構成を示す概略図である。このカラーサーマルプリンタでは、記録材料として長尺のカラー感熱記録紙10が用いられる。カラー感熱記録紙10は、ロール状に巻かれた記録紙ロール11の形態でカラーサーマルプリンタにセットされる。記録紙ロール11は、外周に当接された給紙ローラ12によって回転され、カラー感熱記録紙10を図中右方の送出し方向(A方向)と、図中左方の巻戻し方向(B方向)とに搬送する。
【0013】
周知のように、カラー感熱記録紙10は、支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。
【0014】
記録紙ロール11のA方向の下流には、カラー感熱記録紙10を挟み込んで搬送する搬送ローラ対15が配置されている。この搬送ローラ対15は、搬送モータ16によって回転駆動されるキャプスタンローラ15aと、このキャプスタンローラ15aに圧接するピンチローラ15bとからなり、カラー感熱記録紙10をA方向とB方向とに往復搬送する。搬送ローラ対15は図示しないシフト機構によって、カラー感熱記録紙10をニップする。
【0015】
搬送ローラ対15のA方向の上流側には、サーマルヘッド20とプラテンローラ21とがカラー感熱記録紙10の搬送経路を挟むように配置されている。サーマルヘッド20には、発熱素子アレイ23が形成されている。この発熱素子アレイ23は、カラー感熱記録紙10の幅方向の全域に印画を行なうために、カラー感熱記録紙10の幅寸法より長く設けられている。
【0016】
プラテンローラ21は、発熱素子アレイ23に対面する位置で搬送経路の上方に配置されている。このプラテンローラ21は、発熱素子アレイ23に圧接させる印画位置と、発熱素子アレイ23から離れさせる退避位置との間で移動自在とされており、この移動はカムやバネ,ソレノイド等からなるシフト機構25によって行なわれる。
【0017】
電磁クラッチ53は、プラテンローラ21の回転軸に設けられている。この電磁クラッチ53は搬送モータ16からプラテンローラ21への回転駆動の伝達を制御するものであり、印画時には、電磁クラッチ53を切って搬送モータ16から独立させたフリー状態にしてプラテンローラ21を従動回転させる。また、プラテンローラ21予熱時には、電磁クラッチ53を連結してプラテンローラ21に搬送モータ16からの回転駆動を伝達させる。
【0018】
サーマルヘッド20は、搬送ローラ対15によってA方向に搬送されるカラー感熱記録紙10に圧接し、発熱素子アレイ23の各発熱素子を発熱させて各感熱発色層を発色させる。プラテンローラ21は、カラー感熱記録紙10の搬送に応じて従動回転して、カラー感熱記録紙10と発熱素子アレイ23との摺接を補助する。
【0019】
搬送ローラ対15のA方向の下流側で搬送経路の上方には、給紙時にカラー感熱記録紙10の先端を検出する先端検出センサ26が配置されている。この先端検出センサ26には、例えば、カラー感熱記録紙10の先端に検査光を照射する投光部と、カラー感熱記録紙10に反射した検査光を受光する受光部とを備えた反射型フォトインタラプタが用いられている。
【0020】
搬送ローラ対15のA方向の下流側で搬送経路の下方には、光定着器28が配置されている。この光定着器28は、イエロー用定着ランプ29と、マゼンタ用定着ランプ30と、リフレクタ31とからなる。イエロー用定着ランプ29は、発光ピークが420nmの近紫外線を放射して、カラー感熱記録紙10のイエロー感熱発色層を定着する。マゼンタ用定着ランプ30は365nmの紫外線を放出してマゼンタ感熱発色層を定着する。
【0021】
光定着器28のA方向の下流側には、長尺のカラー感熱記録紙10を記録エリアごとに切断するカッタ33が設けられている。カッタ33の下流側には、切断されたシート状のカラー感熱記録紙10を排出する排紙口34が配置されている。
【0022】
図2は、カラーサーマルプリンタの電気構成を示すブロック図である。システムコントローラ36は、カラーサーマルプリンタ全体の動作を統括制御する。このシステムコントローラ36には、シフト機構25、電磁クラッチ53及び搬送モータドライバ50や、ランプドライバ51、ヘッドドライバ48及び操作パネル37が接続されている。操作パネル37からの入力信号により、システムコントローラ36は、シフト機構25、搬送モータドライバ50及びランプドライバ51や、ヘッドドライバ48に駆動制御信号を送り、プラテンローラ21、搬送モータ16及び定着ランプ29, 30や、サーマルヘッド20の駆動制御を行う。
【0023】
次に、図3のフローチャートを参照して、上記実施形態の作用について説明する。カラーサーマルプリンタの電源がONされると、システムコントローラ36は最初にプラテンローラの予熱処理を開始する。
【0024】
プラテンローラの予熱処理では、まずシフト機構25がオンにされプラテンローラ21をサーマルヘッド20の発熱素子アレイ23に圧接させる。次に、電磁クラッチ53がオンされた後に、搬送モータ16が逆転される。この逆転により給紙ローラ12は時計方向に回転するため、記録紙ロール11からカラー感熱記録紙10が搬送経路に送られてくることはない。また、電磁クラッチ53のオンにより搬送モータ16の回転駆動がプラテンローラ21に伝達され、プラテンローラ21が回転する。次に、サーマルヘッド20の発熱素子アレイ23がプラテンローラ21の予熱に適する温度に加熱される。このようにして、発熱素子アレイ23を、プラテンローラ21へ圧接した状態で回転させることにより、プラテンローラ21の周面温度を均一に上昇させることができる。
【0025】
このプラテンローラ21の予熱処理は例えば10秒ほど行われた後に、サーマルヘッド20の発熱素子アレイ23の加熱停止、搬送モータ16の逆転停止及び電磁クラッチ53のオフや、シフト機構25のオフが行われて終了する。この後、印画処理に移行する。
【0026】
印画処理では、まず、プリント指示を受けたシステムコントローラ36が、モータドライバを制御して搬送モータ16を正転させる。図1に示すように搬送モータ16が正転すると、給紙ローラ12は図中反時計方向に回転される。これにより記録紙ロール11は図中時計方向に回転して、カラー感熱紙10が搬送経路に向けて給紙される。
【0027】
カラー感熱記録紙10の先端が搬送ローラ対15のキャプスタンローラ15aとピンチローラ15bとの間を通過して先端検出センサ26に到達すると、先端検出センサ26が検出信号をシステムコントローラ36に入力する。先端検出センサ26の検出信号を受けたシステムコントローラ36は、モータドライバ50に搬送モータ16の回転を停止させるとともに、搬送ローラ対15によってカラー感熱記録紙10をニップさせ、シフト機構25によってプラテンローラ21を印画位置に移動させる。
【0028】
サーマルヘッド20はA方向に搬送中のカラー感熱記録紙10に圧接して発熱し、イエロー感熱層にイエロー画像を印画する。プラテンローラ29は、カラー感熱記録紙10を上方から圧接してサーマルヘッド20との接触状態を安定化させる。印画が完了すると、システムコントローラ36はプラテンローラ21を待避位置に移動させる。そして、搬送モータ16を回転させて印画エリア後端縁が光定着器28に対面するまでカラー感熱記録紙10を搬送した後に、搬送モータ16の回転を停止させる。次いで、搬送モータ16を逆転させてカラー感熱記録紙10をB方向に搬送し、これと同時にイエロー用定着ランプを29を点灯させ、イエロー感熱発色層の定着を行う。その後、上述したイエロー画像の印画及び定着と同様に、マゼンタ画像の印画及び定着とシアン画像の印画とが行われる。
【0029】
シアン画像の印画が完了すると、カラー感熱記録紙10は更にA方向に向けて搬送され、カッタ33によって所定の位置で切り離され、排紙口34から排出される。
【0030】
その後、システムコントローラ36は、搬送モータ16を回転させ、カラー感熱記録紙10の先端をホームポジション、つまり搬送ローラ対15がニップする位置までカラー感熱記録紙10を搬送して、次の印画処理待機状態になる。そして、一定時間を経過しても次の入力がない場合には搬送モータ16を逆転させて、カラー感熱記録紙10を記録紙ロール11に巻き戻した後に、電源をオフにする。
【0031】
なお、上記実施形態では、サーマルプリンタ起動時に、サーマルヘッド23を用いて、プラテンローラ21の周面の温度分布が均一になるように一定時間加熱するようにしたが、このような温度分布均一化処理は、プリンタの起動時に限られず、連続プリントを行っているときの各画像のプリントの区切り部分で、適宜行うようにしてもよい。この場合にも、連続処理によりプラテンローラ21の周面の温度分布が不均一になったときに、これを均一にすることができ、これに起因するレジずれが抑えることができる。
【0032】
また、上記実施形態では、サーマルヘッド20の発熱素子アレイ23を発熱させてプラテンローラ21の予熱を行ったが、図4(A)に示すように、サーマルヘッド60とヒートシンク61との間にシートヒータ62を設け、発熱素子アレイ60a及びシートヒータ62の両方、あるいは、シートヒータ62だけを用いてプラテンローラ21を均一に加熱してもよい。また、図4(B)に示すように、ヒートシンク65の一部にヒータ66を設けたサーマルヘッド67を用いて、発熱素子アレイ67a及びヒータ66の両方、あるいは、ヒータ66だけを用いてプラテンローラ21を均一に加熱してもよい。更に、図4(C)に示すように、シフト機構70を備えたヒートローラ71を設け、プラテンローラ21の予熱時にシフト機構70をオンにして、ヒートローラ71をプラテンローラ21に圧接する。次に、ヒートローラ71を発熱させてプラテンローラ21を均一に加熱してもよい。
【0033】
上記実施形態は、プラテンローラ21の外部に設置されたシートヒータ62、ヒータ66及びヒートローラ71等の発熱部材を用いて、プラテンローラ21を加熱したが、図示は省略したが、プラテンローラ21の内部に発熱部材を設け、プラテンローラを均一に加熱してもよい。また、発熱部材はプラテンローラ21に接触して回転するヒートローラ71の他に、プラテンローラ21に近接して配置した発熱部材の放射熱によってプラテンローラ21を均一に加熱してもよい。
【0034】
上記実施形態は、搬送モータ16と電磁クラッチ53とを用いて、プラテンローラ21を回転させるようにしたが、搬送モータ16とは別個のモータを用いて、プラテンローラ21を回転させることで、プラテンローラ21の予熱を行ってもよい。
【0035】
上記実施形態は、プラテンローラ21の予熱作業時間をタイマーで制御したが、プラテンローラ21の回転数をカウントしておき、プラテンローラ21が所定の回転数に達したら予熱処理を終了してもよい。
【0036】
上記実施形態は、長尺のカラー感熱記録紙を使用する場合を例にとって説明したが、この他に、カット紙を使用するサーマルプリンタに実施してもよい。
【0037】
本実施形態のカラーサーマルプリンタは、1個のサーマルヘッドに対してカラー感熱記録紙を3回往復動させて熱記録を行う3パス方式のカラーサーマルプリンタを例に説明したが、複数個のサーマルヘッドに対してカラー感熱記録紙を1回通過させて行う1パス方式のカラーサーマルプリンタにも適用してよい。この場合のプラテンローラの均一予熱処理は、各サーマルヘッド毎に設けた発熱部材等により行う。このような1パス方式の場合には、プラテンローラの周面の温度分布の不均一性による送り量の変動や、このプラテンローラに接する記録紙の温度分布の不均一性による記録エリア長さの変動を抑えることができ、より一層レジずれの発生が抑えられる。
【0038】
本実施形態では、感熱式のカラーサーマルプリンタを例に説明したが、熱転写型、昇華型のカラーサーマルプリンタなどにも実施することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明のサーマルプリンタによれば、サーマルプリンタ起動時にプラテンローラの周面を均一に予熱するため、プラテンローラ周面の温度分布の偏りに起因して発生するプラテンローラの周面形状の僅かな変形と、カラー感熱記録紙と搬送系間との摩擦力の変動とが抑えられ、その結果として、レジずれの発生が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラーサーマルプリンタの構成を示す概略図である。
【図2】同カラーサーマルプリンタの電気構成を示すブロック図である。
【図3】同カラーサーマルプリンタの予熱処理及びプリント処理を示すフローチャートである。
【図4】他の実施形態におけるプリントヘッド部を示す概略図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録紙
16 搬送モータ
20 サーマルヘッド
21 プラテンローラ
23 発熱素子アレイ
53 電磁クラッチ

Claims (3)

  1. プラテンローラで支持された記録材料に対しサーマルヘッドにより画像を記録するサーマルプリンタにおいて、
    前記プラテンローラを回転駆動する回転駆動手段と、
    前記サーマルヘッドによる画像の記録前に、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとを当接させ、前記サーマルヘッドを加熱した状態で前期回転駆動手段によりプラテンローラを回転させてプラテンローラの周面温度を均一化する制御手段とを有することを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記サーマルヘッドの加熱を、サーマルヘッドの発熱素子アレイまたはサーマルヘッドに設けたヒータにより行うことを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. プラテンローラで支持された記録材料に対しサーマルヘッドにより画像を記録するサーマルプリンタにおいて、
    前記プラテンローラを加熱するヒータと、
    前記プラテンローラを回転駆動する回転駆動手段と、
    前記サーマルヘッドによる画像の記録前に、前記ヒータを発熱させた状態で前記回転駆動手段によりプラテンローラを回転させてプラテンローラの周面温度を均一化する制御手段とを有することを特徴とするサーマルプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212997A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Dainippon Printing Co Ltd 多色熱転写プリンタ
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