JPH1081029A - 感熱プリント方法及び感熱プリンタ - Google Patents

感熱プリント方法及び感熱プリンタ

Info

Publication number
JPH1081029A
JPH1081029A JP8282332A JP28233296A JPH1081029A JP H1081029 A JPH1081029 A JP H1081029A JP 8282332 A JP8282332 A JP 8282332A JP 28233296 A JP28233296 A JP 28233296A JP H1081029 A JPH1081029 A JP H1081029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal
recording paper
color
thermal head
thermosensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8282332A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉藤  均
Tomoyoshi Nishimura
友良 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8282332A priority Critical patent/JPH1081029A/ja
Priority to US08/763,116 priority patent/US6037961A/en
Priority to CN96114326A priority patent/CN1084260C/zh
Priority to TW085116072A priority patent/TW403702B/zh
Publication of JPH1081029A publication Critical patent/JPH1081029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/38Preheating, i.e. heating to a temperature insufficient to cause printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00214Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0024Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using conduction means, e.g. by using a heated platen

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの熱で感熱記録紙の表面にダ
メージを与えることなく高速度でプリントする。 【解決手段】 サーマルヘッド15の上流で近接した位
置にプレート状のヒータ20が配置されている。搬送路
12をカラー感熱記録紙1が搬送される間に、サーマル
ヘッド15の加熱によってイエロー感熱発色層が発色さ
れ、イエロー画像が熱記録される。イエロー感熱発色層
がイエロー用光定着器21で光定着され、搬送ローラ1
1のニップ位置に後端部1b付近が達した後、カラー感
熱記録紙1が元の位置に戻され、次にマゼンタ画像の熱
記録とマゼンタ感熱発色層の光定着が行なわれる。この
後、再びカラー感熱記録紙1が元の位置に戻され、シア
ン感熱発色層が発色しない範囲でヒータ20による予熱
が開始される。予熱された記録エリアが記録位置に達す
ると、サーマルヘッド15は、予熱分だけ小さい熱エネ
ルギーでシアン感熱発色層を発色させ、シアン画像を熱
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録紙をサー
マルヘッドで加熱して画像を発色記録する感熱プリント
方法及び感熱プリンタに関し、更に詳しくは、感熱記録
紙の表面にダメージを与えることなく高速度でプリント
できる感熱プリント方法及び感熱プリンタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】多数の発熱素子をライン状に配列したサ
ーマルヘッドと感熱記録紙とを相対移動しながら、サー
マルヘッドで感熱記録紙を直接に加熱して発色記録する
感熱プリンタが知られている。例えば、カラー感熱プリ
ンタでは、支持体上に、シアン感熱発色層,365nm
の紫外線に光定着性を有したマゼンタ感熱発色層,42
0nmの近紫外線に光定着性を有したイエロー感熱発色
層,保護層を順番に形成したカラー感熱記録紙が用いら
れ、3色面順次でフルカラー画像を記録する。これらの
感熱発色層は、深層ほど熱感度が低くなっている。ま
た、カラー感熱記録紙に与える熱エネルギーの大きさを
制御することで、各感熱発色層の発色濃度を変えること
ができる。
【0003】プリントに際しては、カラー感熱記録紙を
移動しながらサーマルヘッドで押圧・加熱して、最初に
熱感度が最も高いイエロー感熱発色層にイエロー画像を
1ラインずつ記録する。このイエロー画像の記録後に、
発光ピークが420nmの近紫外線をカラー感熱記録紙
に照射して光定着する。イエロー画像の定着後に、サー
マルヘッドでマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を1ラ
インずつ記録する。この記録後に、発光ピークが365
nmの紫外線を照射してマゼンタ画像を光定着する。最
後に、サーマルヘッドでシアン感熱発色層にシアン画像
を1ラインずつ記録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】感熱プリンタにおいて
もプリント速度の高速化が望まれている。例えばカラー
感熱記録紙の搬送速度が16mm/secの高速プリン
トを行い、かつ従来と同様の発色濃度を得るためには、
サーマルヘッドからの熱エネルギーを短時間にカラー感
熱記録紙に与える必要がある。特に、最深層で最も熱感
度が低い感熱発色層を高濃度域で発色させる場合には、
サーマルヘッドからカラー感熱記録紙に与えるべき熱エ
ネルギーが大きくなるので、サーマルヘッドが極めて高
温になる。このため、カラー感熱記録紙の表面に熱荒れ
が生じる。この熱荒れは、例えば、高温のサーマルヘッ
ドと接触した保護層に小さな気泡が生じることによって
発生する。この熱荒れが生じると、記録された画像の光
沢度が低下して画質が劣化する他、気泡が保護層を白濁
させて記録された画像の濃度を低下させてしまうという
問題があった。
【0005】また、カラー感熱記録紙を高温にした時に
は、支持体と最下層の感熱発色層との間に、この感熱発
色層から発生した水蒸気が溜まって、ブリスタと呼ばれ
る比較的大きな膨らみが生じることがある。このブリス
タが発生すると、記録された画像の濃度低下はもちろん
として、見栄えを悪くして品質を著しく低下させてしま
うことになる。なお、これらの問題を解決する際には、
例えば、無駄な電力の消費をしないで、確実に光沢度及
び濃度の低下を最小に抑えるといったように、効率的に
解決することが望ましい。
【0006】本発明は、サーマルヘッドの熱で感熱記録
紙の表面にダメージを与えず、また効率良く光沢度及び
濃度の低下を確実に抑え、高速度でプリントできる感熱
プリント方法及び感熱プリンタを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の感熱プリ
ント方法では、サーマルヘッドによる記録の前に、プレ
ヒート手段によって感熱記録紙が発色しない範囲で感熱
記録紙を予熱することにより、サーマルヘッドによる記
録時の熱エネルギーを小さくしたものである。
【0008】請求項2記載の感熱プリント方法では、感
熱記録紙を最高濃度で発色させるときの感熱記録紙の表
面温度をt1とし、感熱記録紙の表面が熱ダメージを受
ける感熱記録紙の表面温度をt2としたときに、サーマ
ルヘッドに達したときの感熱記録紙の表面温度が室温以
上であって、(t1−t2)から発色する直前の表面温
度までの範囲内となるように、前記プレヒート手段によ
って感熱記録紙を表面側から予熱するものである。
【0009】請求項3記載の感熱プリント方法では、カ
ラー感熱記録紙の少なくとも最下層の第3の感熱発色層
をサーマルヘッドで記録する直前に、プレヒート手段に
よって第3の感熱発色層が発色しない範囲でカラー感熱
記録紙を予熱することにより、サーマルヘッドで第3の
感熱発色層を記録する時の熱エネルギーを小さくしたも
のである。
【0010】請求項4記載の感熱プリント方法では、カ
ラー感熱記録紙の第3の感熱発色層を最高濃度で発色さ
せるときのカラー感熱記録紙の表面温度をt1とし、カ
ラー感熱記録紙の表面が熱ダメージを受けるカラー感熱
記録紙の表面温度をt2としたときに、サーマルヘッド
に達したときのカラー感熱記録紙の表面温度が室温以上
であって、(t1−t2)から第3の感熱発色層が発色
する直前の表面温度までの範囲内となるように、プレヒ
ート手段によってカラー感熱記録紙を表面側から予熱す
るものである。
【0011】請求項5記載の感熱プリンタでは、感熱記
録紙をサーマルヘッドと相対移動させる搬送路と、この
搬送路のサーマルヘッドより上流,かつ近接した位置に
設けられ、サーマルヘッドによる記録の前に感熱記録紙
が発色しない範囲で感熱記録紙を予熱するプレヒート手
段とを備え、サーマルヘッドによる記録時の熱エネルギ
ーを小さくしたものである。
【0012】請求項6記載の感熱プリンタでは、プレヒ
ート手段は、感熱記録紙を最高濃度で発色させるときの
感熱記録紙の表面温度をt1とし、感熱記録紙の表面が
熱ダメージを受ける感熱記録紙の表面温度をt2とした
ときに、サーマルヘッドに達したときの感熱記録紙の表
面温度が室温以上であって、(t1−t2)から発色す
る直前の表面温度までの範囲内となるように、感熱記録
紙を表面側から予熱するものである。
【0013】請求項7記載の感熱プリンタでは、発色す
る色が異なった少なくとも第1〜第3の感熱発色層が積
層され、最上層の第1の感熱発色層とその下の第2の感
熱発色層についてはそれぞれ特有な波長域の電磁波に光
定着性を有するとともに、下層の感熱発色層ほど熱感度
が低いカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙
とサーマルヘッドとを相対移動させる搬送路と、この搬
送路に設けられ、第1及び第2の感熱発色層を光定着す
る光定着器と、搬送路のサーマルヘッドより上流,かつ
近接した位置に設けられ、少なくとも最下層の第3の感
熱発色層をサーマルヘッドで記録する直前に、第3の感
熱発色層が発色しない範囲でカラー感熱記録紙を予熱す
るプレヒート手段とからなり、サーマルヘッドによる第
3の感熱発色層の記録時の熱エネルギーを小さくしたも
のである。
【0014】請求項8記載の感熱プリンタでは、プレヒ
ート手段は、第3の感熱発色層を最高濃度で発色させる
ときのカラー感熱記録紙の表面温度をt1とし、カラー
感熱記録紙の表面が熱ダメージを受けるカラー感熱記録
紙の表面温度をt2としたときに、サーマルヘッドに達
したときのカラー感熱記録紙の表面温度が室温以上であ
って、(t1−t2)から第3の感熱発色層が発色する
直前の表面温度までの範囲内となるように、カラー感熱
記録紙を表面側から予熱するものである。
【0015】請求項9記載の感熱プリンタでは、プレヒ
ート手段をプレート状のヒータとしたものであり、請求
項10記載の感熱プリンタでは、プレヒート手段を、内
部に発熱体を有し、感熱記録紙又はカラー感熱記録紙の
搬送に伴って回転されるヒートローラとしたものであ
る。さらに、請求項11記載の感熱プリンタでは、プレ
ヒート手段を、ライン状の発熱素子アレイを感熱記録紙
又はカラー感熱記録紙に圧接して加熱する予熱用サーマ
ルヘッドとしたものである。
【0016】
【作用】サーマルヘッドを発熱させて感熱記録紙または
カラー感熱記録紙の少なくとも第3の感熱発色層を発色
記録する際に、その記録の直前にプレヒート手段によっ
て感熱記録紙またはカラー感熱記録紙を予熱するから、
サーマルヘッドの発熱温度が予熱分だけ低くなり、感熱
記録紙またはカラー感熱記録紙の表面の熱荒れやブリス
タが生じない。また、感熱記録紙または第3の感熱発色
層を最高濃度で発色させるときの表面温度をt1、表面
が熱ダメージを受ける表面温度をt2としたときに、サ
ーマルヘッドに達したときの表面温度を室温以上で、
(t1−t2)から感熱記録紙または第3の感熱発色層
が発色する直前の表面温度までの範囲内となるようにカ
ラー感熱記録紙を表面側から予熱することにより、熱荒
れの発生が確実に防止され、サーマルヘッドに達したと
きの表面温度が(t1−t2)となるように予熱すれ
ば、電力の無駄のない効率的な予熱となる。
【0017】
【発明の実施の形態】カラー感熱記録紙の層構造の一例
を示す図2において、カラー感熱記録紙1は、支持体2
の上に、シアン感熱発色層3,365nmの電磁波(紫
外線)に光定着性を有するマゼンタ感熱発色層4,42
0nmの近紫外線に光定着性を有するイエロー感熱発色
層5,保護層6が順次層設されている。これらの各感熱
発色層3〜5は熱記録される順番に層設されているが、
例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する
場合には、イエロー感熱発色層5とマゼンタ感熱発色層
4とが入れ換えられる。なお、各感熱発色層3〜5の間
には、感熱発色層の熱感度を調整するための中間層が形
成されているが、図面では省略してある。
【0018】図3は、各感熱発色層3〜5の発色特性を
示すものである。各感熱発色層3〜5は、深層になるほ
ど発色するために大きな発色熱エネルギーが必要であ
り、このカラー感熱記録紙1では、イエロー感熱発色層
3の発色熱エネルギーが最も低く、シアン感熱発色層3
の発色熱エネルギーが最も高い。
【0019】また、イエローの画素を記録する場合に
は、イエロー用のバイアス熱エネルギーEbyに階調熱
エネルギーEgyを加えた熱エネルギーがカラー感熱記
録紙1に与えられる。このバイアス熱エネルギーEby
は、イエロー感熱発色層3が発色する直前の熱エネルギ
ーであり、階調熱エネルギーEgyは、記録すべき画素
の発色濃度すなわちイエローの階調レベルに応じて決め
られる。なお、マゼンタ,シアンについても同様である
ので、記号Ebm,Egm,Ebc,Egcを付してあ
る。
【0020】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示
す図1において、カラー感熱プリンタ10は、キャプス
タンローラ11a,ピンチローラ11bからなる搬送ロ
ーラ対11によって、シート状のカラー感熱記録紙1を
直線状に形成された搬送路12で往復搬送し、その間に
サーマルヘッド15でイエロー,マゼンタ,シアンの画
像を面順次に記録するようにしたものである。搬送路1
2の上流側(図1左側)には、給紙口12aが設けら
れ、ここには給紙ローラ対13が設けられている。カラ
ー感熱記録紙1は、給紙カセット(図示せず)から送り
出され、給紙ローラ対13でニップされて記録位置に向
かって搬送される。また、搬送路12の下流側(図1右
側)には、排紙口12bが設けられ、ここには排紙ロー
ラ対14が設けられている。また、排紙口12bの外に
は、排紙口12bから排出された記録済みのカラー感熱
記録紙1を集積するトレー(図示せず)が設けられてい
る。
【0021】搬送ローラ対11の上流側の近傍には、周
知のように多数の発熱素子が主走査方向(カラー感熱記
録紙の幅方向)にライン状に配列されたサーマルヘッド
15が設けられ、これと相対する位置には、プラテンロ
ーラ16が設けられている。そして、給紙ローラ対13
とサーマルヘッド15との間で、かつサーマルヘッド1
5の近傍には、シアン画像の記録が開始される前にカラ
ー感熱記録紙1を予熱するプレヒート手段として、内部
にニクロム線等の発熱体を組み込んだプレート状のヒー
タ20が設けられている。
【0022】搬送ローラ対11と排紙ローラ対14との
間には、イエロー用光定着器21,マゼンタ用光定着器
22が設けられている。このイエロー用光定着器21
は、発光ピークがほぼ420nmの近紫外線を放出する
棒状をした紫外線ランプ21aと、リフレクタ21bと
からなる。また、マゼンタ用光定着器22は、発光ピー
クがほぼ365nmの紫外線を放出する紫外線ランプ2
2aと、リフレクタ22bとからなる。
【0023】ヒータ20は、シアン感熱発色層3の記録
を開始する直前に駆動され、シアン感熱発色層3が発色
しない範囲の温度,例えばヒータ20の温度を100℃
〜140℃にして、カラー感熱記録紙1を支持体2側
(裏面側)から予熱する。なお、この予熱は、イエロー
感熱発色層5及びマゼンタ感熱発色層4の光定着後に行
われるため、これらの感熱発色層4,5がヒータ20の
予熱によって発色することはない。
【0024】サーマルヘッド15でシアン感熱発色層3
を記録する際には、既にヒータ20でカラー感熱記録紙
1が予熱してあるから、この予熱分だけ小さい熱エネル
ギーでシアン画像を発色記録することができる。これに
より、サーマルヘッド15の熱でカラー感熱記録紙1の
表面がダメージ(熱荒れ)を受ける程までサーマルヘッ
ド15が高温になることがない。なお、実際には、予熱
された記録エリアがサーマルヘッド15の記録位置に到
達するまでの間に、予熱エネルギーの一部が逃げるの
で、この分を加算した熱エネルギーをサーマルヘッド1
5からカラー感熱記録紙1に与える。
【0025】ヒータ20の温度を100℃,140℃と
して、それぞれ予熱を行なった各場合と、予熱を行なわ
なかった場合とについて、記録するシアン感熱発色層3
の発色濃度の変化によりカラー感熱記録紙1の表面の光
沢度がどのように変化するかを実験し、その結果を図4
のグラフで示す。なお、ヒータ20とカラー感熱記録紙
1との間隔は、10mmである。このグラフから明らか
なように、予熱を行なわなかった場合には、シアン感熱
発色層3の記録する発色濃度が上がるにつれて、カラー
感熱記録紙1の表面の光沢度が急速に低下しており、サ
ーマルヘッド15の熱でカラー感熱記録紙1の表面に熱
荒れが生じているのが分かる。
【0026】これに対して、100℃もしくは140℃
で予熱した場合には、シアン感熱発色層3の発色濃度が
上がっても光沢度の低下は緩やかで、特に140℃で予
熱した場合には光沢度の低下がきわめて少ないことが分
かる。すなわち、予熱を行うことにより、カラー感熱記
録紙1の保護層6内での気泡の発生量を少なくすること
ができ、カラー感熱記録紙1の表面に生じる熱荒れの度
合いを低く抑えることができる。また、保護層6内の気
泡の発生量が少なくなることにより、保護層6の白濁の
度合いが低くなるから、記録された画像の濃度低下を抑
えることができることが分かる。
【0027】このように構成されたカラー感熱プリンタ
の作用を図5を参照して説明する。給紙カセット内に
は、支持体2側(裏面側)を上にして多数のカラー感熱
記録紙1が収納されている。この給紙カセット内で一番
上にあるカラー感熱記録紙1が送り出され、その先端部
1aが給紙ローラ対13の間に差し込まれる。この給紙
ローラ対13によってカラー感熱記録紙1は給紙口12
aから記録位置(サーマルヘッド15)に向かって搬送
される。この搬送時には、ヒータ20は駆動されない。
【0028】この搬送により、カラー感熱記録紙1の先
端部1aが、サーマルヘッド15とプラテンローラ16
との間を通って、搬送ローラ対11に達しこれにニップ
されると、サーマルヘッド15がカラー感熱記録紙1の
表面に圧接される。これと同時に給紙ローラ対13は互
いに離れてカラー感熱記録紙1のニップを解除する。カ
ラー感熱記録紙1の記録エリアの先端がサーマルヘッド
15と対面する記録位置に到達すると、イエロー画像の
画像データに基づいてサーマルヘッド15の各発熱素子
が駆動され、イエロー感熱発色層5が発色する直前のバ
イアス熱エネルギーEbyとイエロー画像の各画素の階
調を表現するための階調熱エネルギーEgyとを合計し
た発色熱エネルギーがカラー感熱記録紙1に与えられ
る。これにより、カラー感熱記録紙1にイエロー画像が
1ラインずつ記録される。
【0029】また、イエロー画像の記録が開始される
と、イエロー用光定着器21の紫外線ランプ21aが点
灯される。イエロー画像が記録された記録エリアがイエ
ロー用光定着器21の上方に達すると、イエロー用光定
着器21からの近紫外線がカラー感熱記録紙1の記録エ
リアに照射され、イエロー感熱発色層5が光定着され
る。
【0030】カラー感熱記録紙1は、サーマルヘッド1
5によって記録エリアの後端まで記録された後、搬送ロ
ーラ対11によりさらに継続搬送され、全ての記録エリ
アにイエロー用光定着器21から近紫外線が照射され
る。カラー感熱記録紙1の後端部1b近傍が搬送ローラ
対11のニップ位置に到達すると、搬送ローラ対11の
回転方向が切り換えられ、カラー感熱記録紙1は、上流
に向けて搬送される。このときには、サーマルヘッド1
5はカラー感熱記録紙1から離れている。
【0031】カラー感熱記録紙1の先端部1a近傍が搬
送ローラ対11のニップ位置に到達すると、搬送ローラ
対11の回転方向が切り換えられる。記録エリアの先端
がサーマルヘッド15と対面する記録位置に到達する
と、サーマルヘッド15はカラー感熱記録紙1に圧接す
るとともに、サーマルヘッド15によってマゼンタ画像
の記録が開始される。これと同時に、イエロー用光定着
器21の紫外線ランプ21aは消灯されて代わりにマゼ
ンタ用光定着器22の紫外線ランプ22aが点灯され
る。マゼンタ画像が記録された記録エリアがマゼンタ用
光定着器22の上方に到達すると、これにマゼンタ用光
定着器22からの紫外線がカラー感熱記録紙1に照射さ
れ、マゼンタ感熱発色層4が光定着される。
【0032】マゼンタ画像の記録が終了した後、さらに
カラー感熱記録紙1は継続搬送され、記録エリア全域の
マゼンタ感熱発色層4が光定着される。この後、搬送ロ
ーラ対11が逆回転され、再び上流に向けてカラー感熱
記録紙1が戻される。このとき、サーマルヘッド15は
カラー感熱記録紙1から離れている。
【0033】カラー感熱記録紙1の先端部1a近傍が搬
送ローラ対11のニップ位置に到達すると、搬送ローラ
対11の回転方向が切り換えられ、下流に向けて搬送さ
れる。この搬送開始時には、記録エリアの先端がヒータ
20と対面する位置にあり、ヒータ20が駆動され、予
熱(プレヒート)が開始される。
【0034】ヒータ20によって予熱された記録エリア
の先端が記録位置に達すると、サーマルヘッド15は、
シアン画像を予熱なしで発色記録するために必要な熱エ
ネルギーから予熱エネルギーを差し引いた熱エネルギー
をカラー感熱記録紙1に与え、シアン画像の記録を開始
する。シアン画像の記録が進むにつれて、カラー感熱記
録紙1は排紙口12bに向かって搬送される。このとき
にも、マゼンタ用光定着器22の紫外線ランプ22aは
点灯されており、記録エリアの外側にあって今まで紫外
線が当たっていないカラー感熱記録紙1の後端部1bに
も紫外線が当てられ、漂白される。このように、全ての
記録,光定着が終了したカラー感熱記録紙1は、排紙口
12bを介して外のトレーに排出される。
【0035】以上のようにして、画像が記録されたカラ
ー感熱記録紙1は、表面の光沢度の低下が少なく、また
記録された画像の濃度低下も少ないカラー画像が記録さ
れている。また、予熱されている分だけカラー感熱記録
紙1の温度が高くならないから、ブリスタの発生が抑え
られカラープリントの品質が向上している。
【0036】上記実施形態では、プレヒート手段とし
て、内部にニクロム線等の発熱体を組み込んだプレート
状のヒータを用いたが、この他、セラミックスヒータ,
半導体ヒータ等の遠赤外線ヒータやハロゲンランプを用
いてもよい。また、後述する実施形態のように、予熱用
サーマルヘッドで予熱を行ってもよい。
【0037】さらに、図6に示すように、中心部に発熱
体を組み込んだヒートローラ31でもよい。ヒートロー
ラ31は、アルミ製の円筒部材32の外周面に円筒状の
ゴムチューブ33を被せ、円筒部材32内に発熱体とし
てハロゲンランプ34を組み込んだものである。なお、
ヒートローラ31の径は例えば10mmとし、ゴムチュ
ーブ33の肉厚は2mm,円筒部材32の外径は6m
m,円筒部材32の肉厚は少なくとも1mmとする。
【0038】ハロゲンランプ34は、円筒部材32の内
壁面と非接触に設けられており、例えば搬送路12の脇
に設けられた支持部材(図示せず)に固定されている。
そして、カラー感熱記録紙1に従動して円筒部材32が
回転されるようになっている。また、ヒートローラ31
と対面する位置には、ヒートローラ31との間にカラー
感熱記録紙1を挟むローラ35が設けられている。この
ように構成されたカラー感熱プリンタ30の作用につい
ては、前記実施形態と同様であるから説明を省略する。
また、ハロゲンランプ34の代わりに、例えばニクロム
線や半導体ヒータ等を用いてもよい。
【0039】図1及び図6の各実施形態では、予熱をカ
ラー感熱記録紙の裏面側から行なったが、表面側(保護
層側)から、あるいは両面側から行なってもよい。ま
た、上記各実施形態は、カラー感熱記録紙を往復搬送し
て、1個のサーマルヘッドでカラー画像を記録する1ヘ
ッド3パス方式のカラー感熱プリンタであるが、色毎に
サーマルヘッドを設け、これらの3個のサーマルヘッド
にカラー感熱記録紙を1回通す間に、3色面順次の記録
と光定着を行う3ヘッド1パス方式であってもよい。こ
の場合には、プレヒート手段をマゼンタ用光定着器とシ
アン用サーマルヘッドとの間に設けるのはもちろんとし
て、シアン用サーマルヘッドに近い位置に設けるのが好
ましい。
【0040】図7は、確実かつ最大の効果を得るように
効率的に予熱を行う例を示すものである。なお、上記実
施形態と実質的に同じものには符号のみを付し、その説
明を省略する。また、カラー感熱プリンタは、1ヘッド
3パス方式であってもよいが、この例では、3ヘッド1
パス方式のカラー感熱プリンタの場合について説明す
る。
【0041】図7において、カラー感熱プリンタ40
は、記録紙ロール(図示省略)から引き出されたカラー
感熱記録紙41にカラー画像を記録する。カラー感熱記
録紙41は、複数の記録エリアに仮想的にエリア分けさ
れており、各記録エリアに3色面順次でカラー画像が記
録され、3色の画像の記録後に図示しないカッタによっ
て各記録エリア毎に切り分けられて、記録済シートとし
てカラー感熱プリンタ40より排紙される。
【0042】カラー感熱記録紙41は、図1のカラー感
熱記録紙1と同様に、支持体2の上にシアン感熱発色層
3,マゼンタ感熱発色層4,イエロー感熱発色層5,保
護層6が層設されており、下層の感熱発色層ほど熱感度
が低くなっているが、カラー感熱記録紙41をその表面
側から加熱して、その表面温度が約250度になったと
きに、シアン感熱発色層3が約150℃となってシアン
感熱発色層3が発色する直前の状態となるものが用いら
れている。また、支持体2としては、紙の両面に樹脂を
コートしたWP紙が用いられている。
【0043】記録紙ロールから引き出されたカラー感熱
記録紙41は、搬送路42の上流(図7右側)から下流
(図7左側)に向けて一定の速度、例えば16mm/s
ecで搬送される。搬送路42には、上流側からイエロ
ー記録部43,マゼンタ記録部44,シアン記録部50
が配されている。
【0044】マゼンタ記録部44は、搬送ローラ対4
5,プラテンドラム46,マゼンタ用サーマルヘッド4
7,マゼンタ用光定着器22等から構成されている。搬
送ローラ対45は、パルスモータ48で駆動され、カラ
ー感熱記録紙41を一定速度で搬送する。この搬送中
に、マゼンタ用サーマルヘッド47は、発熱素子アレイ
47aでカラー感熱記録紙41を加熱し、マゼンタ感熱
発色層4を発色させてマゼンタ画像を1ラインずつ記録
する。マゼンタ画像が記録されたカラー感熱記録紙41
は、マゼンタ用光定着器22で光定着されてから、搬送
ローラ対45により、シアン記録部50に搬送される。
【0045】イエロー記録部43は、マゼンタ記録部4
4と同様な構成となっており、イエロー用サーマルヘッ
ドでカラー感熱記録紙41を加熱し、イエロー感熱発色
層5を発色させてイエロー画像を1ラインずつ記録す
る。そして、イエロー画像の記録直後に、イエロー用光
定着器で420nmの近紫外線をカラー感熱記録紙41
に照射して、イエロー感熱発色層5を光定着する。
【0046】シアン記録部50は、プラテンドラム51
と、搬送ローラ対52と、プラテンドラム51に対向し
てそれぞれ設けられた予熱用サーマルヘッド53と、記
録用サーマルヘッド54とから構成されている。カラー
感熱記録紙41は、プラテンドラム51の外周を1/4
周するようにして掛けられており、パルスモータ55に
よって回転される搬送ローラ対52によって、カラー感
熱記録紙41がプラテンドラム51を通過する。
【0047】プレヒート手段としての予熱用サーマルヘ
ッド53は、多数の発熱素子がカラー感熱記録紙41の
幅方向(主走査方向)にライン状に配列された発熱素子
アレイ53aが形成されている。この予熱用サーマルヘ
ッド53は、記録用サーマルヘッド54の圧接位置より
も上流側で、発熱素子アレイ53aとプラテンドラム5
1との間でカラー感熱記録紙41を圧接するようにして
配されている。
【0048】シアン感熱発色層3を最高濃度で発色させ
るときのカラー感熱記録紙41の表面温度をt1とし、
カラー感熱記録紙41の表面が熱ダメージを受ける(気
泡が発生する)カラー感熱記録紙41の表面温度をt2
としたときに、記録用サーマルヘッド54に達したカラ
ー感熱記録紙41の表面温度Tsが室温以上であって、
温度(t1−t2)からシアン感熱発色層3が発色する
直前の表面温度t3までの範囲の一定の温度となるよう
に、予熱用サーマルヘッド53の発熱素子アレイ53a
は、カラー感熱記録紙41を表面(保護層6側)から加
熱する。
【0049】このカラー感熱記録紙41では、温度(t
1−t2)が50℃で、表面温度t3が250℃である
から、表面温度Tsが50℃以上250℃以下の範囲内
の一定の値となるように予熱する。なお、表面温度Ts
の上限は、シアン感熱発色層3が発色する直前の表面温
度t3であるが、予熱時にシアン感熱発色層3を発色さ
せないために、カラー感熱記録紙41の予熱時の表面温
度Tpが温度t3を越えないようにしてある。
【0050】なお、室温よりも温度(t1−t2)が低
くなる場合、すなわち,予熱をしなくてもカラー感熱記
録紙41の表面温度Tsが温度(t1−t2)よりも高
くなっている場合には、予熱をしなくてもよいが、予熱
を行った時と同様に記録用サーマルヘッド54からカラ
ー感熱記録紙41に与える熱エネルギーを小さくする必
要がある。
【0051】記録用サーマルヘッド54は、シアン感熱
発色層3を発色させてシアン画像を記録するためのもの
であり、発熱素子アレイ54aでシアン画像を1ライン
ずつ記録する。この1ラインは、複数の画素(ドット)
からなり、1個の画素は1個の発熱素子で記録される。
記録用サーマルヘッド54は、発熱素子アレイ54aを
プラテンドラム51上のカラー感熱記録紙41に圧接す
る。
【0052】記録用サーマルヘッド54でシアン感熱発
色層3を発色する際には、既に予熱用サーマルヘッド5
3でカラー感熱記録紙41を予熱してあるから、この予
熱分だけ小さい熱エネルギーを与える。もちろん、上記
実施形態と同様に、予熱用サーマルヘッド53で予熱し
たカラー感熱記録紙41が記録用サーマルヘッド54に
到達するまでに、予熱された熱の一部が放熱されるか
ら、記録用サーマルヘッド54は、この放熱分だけ余分
に熱エネルギーを与える。
【0053】すなわち、予熱なしにシアン画像を記録す
る時のカラー感熱記録紙41の表面温度から予熱された
カラー感熱記録紙41の表面温度Tsを差し引いた発熱
温度をカラー感熱記録紙41に与える。これにより、保
護層6内に気泡が発生したり、支持体2とシアン感熱発
色層3との間にブリスタが発生するほど、記録用サーマ
ルヘッド54が高温になることが防止される。
【0054】次に、上記構成の作用について説明する。
カラー感熱記録紙41は、記録紙ロールから引き出さ
れ、イエロー記録部43,マゼンタ記録部44でイエロ
ー画像の記録,イエロー感熱発色層5の光定着,マゼン
タ画像の記録,マゼンタ感熱発色層6の光定着が行われ
てから、シアン記録部50に送られる。
【0055】シアン記録部50では、プラテンドラム5
1に掛けられたカラー感熱記録紙41に予熱用サーマル
ヘッド53及び記録用サーマルヘッド54の各発熱素子
アレイ53a,54aが圧接された状態になっている。
また、搬送ローラ対52が回転することにより、カラー
感熱記録紙41は下流に向けて一定速度で搬送されてい
る。
【0056】記録エリアの先端が予熱サーマルヘッド5
3の位置に到達すると、予熱用サーマルヘッド53が駆
動され予熱が開始される。発熱素子アレイ53aの各発
熱素子は、所定の大きさの電流で通電されて発熱し、こ
の発熱でカラー感熱記録紙41を予熱する。これによ
り、カラー感熱記録紙41が表面温度Tpに予熱される
が、この時にシアン感熱発色3が発色することはない。
この予熱は、記録エリアの後端が予熱用サーマルヘッド
53を通過するまで行われる。
【0057】予熱されたカラー感熱記録紙41の部分
は、搬送ローラ対52の回転により、プラテンドラム5
1を従動回転させながら、記録用サーマルヘッド54に
向けて搬送される。そして、予熱された記録エリアの先
端が記録位置に達すると、記録用サーマルヘッド54
は、シアン画像の第1ライン目の記録を開始する。発熱
素子アレイ54aの各発熱素子は、予熱なしにシアンの
画素を記録する時の温度から記録用サーマルヘッド54
に達した時の表面温度Tsを差し引いた発熱温度に発熱
され、この発熱による熱エネルギーがカラー感熱記録紙
41に与えられる。これにより、カラー感熱記録紙41
は、第1ライン目の画素毎に発色すべき濃度に応じた発
色熱エネルギーが与えられ、シアン感熱発色層3が発色
して第1ライン目が記録される。
【0058】例えば、シアンを最高濃度で発色させる場
合には、記録用サーマルヘッド54の発熱素子の発熱温
度を(t1−Ts)にする。表面温度Tsは、温度(t
1−t2)以上とされているから、記録用サーマルヘッ
ド54の発熱素子の発熱温度(t1−Ts)は、カラー
感熱記録紙41の表面が熱ダメージを受ける温度t2よ
りも大きくなることはない。したがって、この発熱素子
と接触しているカラー感熱記録紙41の表面、すなわち
保護層6の表面が温度t2よりも大きくなることはな
く、保護層6内に気泡が発生することがない。また、予
熱なしの場合に比べて、カラー感熱記録紙41が高温に
ならないからブリスタの発生が抑えられる。
【0059】第1ライン目の記録後、第2ライン目以降
を同様にして順次に記録する。そして、3色の画像が記
録されたカラー感熱記録紙41は、搬送ローラ対52よ
り下流に向けてさらに搬送され、この後、カッタによっ
て各記録エリア毎に切り分けられて、記録済シートとし
てカラー感熱プリンタより排紙される。
【0060】図8は、記録用サーマルヘッド54の位置
における予熱済のカラー感熱記録紙41の表面温度Ts
と、シアン感熱発色層3を最高濃度で発色させた時に得
られる実際のシアン濃度と,保護層2内の気泡の発生量
との関係を示すものである。また、図9は、記録用サー
マルヘッド54で、シアン感熱発色層3を同一濃度(濃
度1.68)で発色させる際に、表面温度Tsと、予熱
用及び記録用サーマルヘッド53,54の消費電力と、
カラー感熱記録紙41の表面の光沢度との関係を示すも
のである。なお、図8,図9のいずれもカラー感熱記録
紙41の搬送速度は16mm/sec,予熱用サーマル
ヘッド53と記録用サーマルヘッド54との間の距離は
22mm,室温は20℃である。
【0061】これらに示されるように、記録用サーマル
ヘッド54の位置における表面温度Tsが高くなるほ
ど、気泡の発生量が減少して、シアン濃度が増大するこ
とがわかる。また、気泡の減少にともない、光沢度も増
大している。そして、表面温度が約50℃以上となる
と、気泡の発生がなくなり、シアンの発色濃度が一定に
なる。また、気泡の発生がなくなることにより、その光
沢度が一定になっている。すなわち、予熱なしにシアン
を最高濃度で記録する時の温度t1は、カラー感熱記録
紙41の表面が熱ダメージを受ける表面温度t2よりも
約50度高いことを示している。したがって、表面温度
Tsが50℃(=t1−t2)以上となるように予熱を
行えば、気泡の発生を抑えることができ、発色濃度の低
下を確実に防止できる。
【0062】また、図9に示されるように、表面温度T
sを高くするほど予熱用サーマルヘッド53の消費電力
が高くなるが、記録用サーマルヘッド54の消費電力は
少なくなる。しかし、予熱後の搬送中に放熱でカラー感
熱記録紙41が温度低下するから、予熱なしの記録用サ
ーマルヘッド54の消費電力よりも、予熱を行った時の
予熱用サーマルヘッド53と記録用サーマルヘッド54
の消費電力の合計の方が大きくなる。したがって、表面
温度Tsを温度(t1−t2)、すなわち、この例では
約50℃とすれば、最も少ない消費電力で光沢度及び濃
度の改善効果が最大となり最も効率が良い予熱であるこ
とがわかる。
【0063】上記実施形態では、1個のプラテンドラム
に記録用サーマルヘッドと予熱用サーマルヘッドのそれ
ぞれを対向させて配したが、図10に示すように、記録
用サーマルヘッド54と予熱用サーマルヘッド53との
それぞれについて、プラテンローラ60,61を設けて
もよい。なお、上記実施形態と同じものには、同じ符号
を付してある。
【0064】また、上記実施形態では、予熱用サーマル
ヘッドに多数の発熱素子を設けているが、カラー感熱記
録紙の幅方向に長い1個の発熱素子で予熱を行ってもよ
く、記録用サーマルヘッドに記録用発熱素子アレイと予
熱用発熱素子アレイとを並設してもよい。また、図1,
図6の例のように、プレート状のヒータやヒートローラ
を用いて予熱を行ってもよい。さらに、予熱をカラー感
熱記録紙の裏面側や両面側から行なってもよい。この場
合には、シアン感熱発色層を最高濃度で発色させる時の
カラー感熱記録紙の表面温度、カラー感熱記録紙の表面
が熱ダメージを受ける温度等を考慮し、シアン感熱発色
層を最高濃度で発色させる際に、気泡の発生がなくなる
ようにして、最低の温度で予熱しておけば、最も効率の
良い予熱となる。
【0065】上記各実施形態では、最下層がシアン感熱
発色層であるから、シアン画像の記録前に予熱を行って
いるが、感熱発色層の積層の順番を変えた場合には、最
下層の感熱発色層を記録する前に予熱を行えばよい。さ
らに、上記各実施形態では、予熱は、シアン画像の記録
直前のみに行なったが、イエロー画像及びマゼンタ画像
の各記録直前に行なってもよい。この場合には、各感熱
発色層が発色しない範囲で予熱するのは勿論である。
【0066】また、上各記実施形態は、カラー感熱プリ
ンタであるが、本発明は、モノクロ感熱プリンタにも利
用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サーマ
ルヘッドによる熱記録の前にプレヒート手段によって感
熱記録紙が発色しない範囲で感熱記録紙を予熱するよう
にしたから、高速度でプリントする場合にも、サーマル
ヘッドで感熱記録紙に与える熱エネルギーを低く抑える
ことができる。したがって、サーマルヘッドの発熱温度
を低くすることができるから、サーマルヘッドの発熱温
度が感熱記録紙の表面ににダメージを与えるほど高温に
ならないので、気泡やブリスタの発生を抑えることがで
き、表面の光沢度及び記録された画像の濃度の低下を防
止できる。これにより、見栄えのよいフルカラー画像を
短時間で得ることができる。
【0068】また、感熱記録紙として、下層の感熱発色
層ほど熱感度が低いカラー感熱記録紙を用いた場合に
は、少なくとも最下層の第3の感熱発色層をサーマルヘ
ッドで記録する直前に、プレヒート手段によって第3の
感熱発色層が発色しない範囲でカラー感熱記録紙を予熱
することにより、表面の光沢度及び記録された画像の濃
度の低下を防止できる。
【0069】さらに、感熱記録紙、又はカラー感熱記録
紙の第3の感熱発色層を最高濃度で発色させるときの表
面温度をt1、表面が熱ダメージを受ける表面温度をt
2としたときに、サーマルヘッドに達したときの感熱記
録紙、又はカラー感熱記録紙の表面温度が室温以上であ
って、(t1−t2)から感熱記録紙または第3の感熱
発色層が発色する直前の表面温度までの範囲内となるよ
うに、予熱することにより、気泡やブリスタの発生を確
実に抑えることができ、表面の光沢度及び濃度の低下を
防止することができる。
【0070】また、プレヒート手段として、プレート状
のヒータ、内部に発熱体を有し、感熱記録紙の搬送に伴
って回転されるヒートローラ、予熱用サーマルヘッドを
用いると、簡単な構成で上記効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を
示す概略図である。
【図2】カラー感熱記録紙の層構造の一例を示す説明図
である。
【図3】カラー感熱記録紙の発色特性を示すグラフであ
る。
【図4】カラー感熱記録紙の表面の光沢度とシアン感熱
発色層の発色濃度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の感熱記録方法を示すフローチャートで
ある。
【図6】プレヒート手段としてヒートローラを用いたカ
ラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図7】効率を考慮して予熱するカラー感熱プリンタを
示す概略図である。
【図8】記録直前のカラー感熱記録紙の表面温度と、シ
アン濃度と、気泡の発生量との関係を示すグラフであ
る。
【図9】記録直前のカラー感熱記録紙の表面温度と、カ
ラー感熱記録紙の表面の光沢度と、各サーマルヘッドの
消費電力との関係を示すグラフである。
【図10】予熱用サーマルヘッドと記録用サーマルヘッ
ドのそれぞれにプラテンローラを設けた例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 カラー感熱記録紙 2 支持体 3〜5 感熱発色層 6 保護層 10,30 カラー感熱プリンタ 12,42 搬送路 15 サーマルヘッド 16 プラテンローラ 20 ヒータ 21 イエロー用光定着器 22 マゼンタ用光定着器 31 ヒートローラ 40 カラー感熱プリンタ 41 カラー感熱記録紙 50 シアン記録部 53 予熱用サーマルヘッド 54 記録用サーマルヘッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱記録紙とサーマルヘッドとを相対移
    動させながら、サーマルヘッドで感熱記録紙を加熱して
    画像を発色記録する感熱プリント方法において、 サーマルヘッドによる記録の前に、プレヒート手段によ
    って感熱記録紙が発色しない範囲で感熱記録紙を予熱す
    ることにより、サーマルヘッドによる記録時の熱エネル
    ギーを小さくしたことを特徴とする感熱プリント方法。
  2. 【請求項2】 前記感熱記録紙を最高濃度で発色させる
    ときの感熱記録紙の表面温度をt1とし、感熱記録紙の
    表面が熱ダメージを受ける感熱記録紙の表面温度をt2
    としたときに、サーマルヘッドに達したときの感熱記録
    紙の表面温度が室温以上であって、(t1−t2)から
    発色する直前の表面温度までの範囲内となるように、前
    記プレヒート手段によって感熱記録紙を表面側から予熱
    することを特徴とする請求項1記載の感熱プリント方
    法。
  3. 【請求項3】 発色する色が異なった少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が積層され、最上層の第1の感熱発色
    層とその下の第2の感熱発色層についてはそれぞれ特有
    な波長域の電磁波に光定着性を有するとともに、下層の
    感熱発色層ほど熱感度が低いカラー感熱記録紙を用い、
    このカラー感熱記録紙とサーマルヘッドとを相対的に移
    動させながら、最上層の第1の感熱発色層から順番にサ
    ーマルヘッドによる記録と光定着を行って、カラー感熱
    記録紙にカラー画像を発色記録する感熱プリント方法に
    おいて、 少なくとも最下層の第3の感熱発色層を前記サーマルヘ
    ッドで記録する直前に、プレヒート手段によって第3の
    感熱発色層が発色しない範囲でカラー感熱記録紙を予熱
    することにより、サーマルヘッドで第3の感熱発色層を
    記録する時の熱エネルギーを小さくしたことを特徴とす
    る感熱プリント方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の感熱発色層を最高濃度で発色
    させるときのカラー感熱記録紙の表面温度をt1とし、
    カラー感熱記録紙の表面が熱ダメージを受けるカラー感
    熱記録紙の表面温度をt2としたときに、サーマルヘッ
    ドに達したときのカラー感熱記録紙の表面温度が室温以
    上であって、(t1−t2)から第3の感熱発色層が発
    色する直前の表面温度までの範囲内となるように、前記
    プレヒート手段によってカラー感熱記録紙を表面側から
    予熱することを特徴とする請求項3記載の感熱プリント
    方法。
  5. 【請求項5】 感熱記録紙をサーマルヘッドと相対移動
    させる搬送路と、この搬送路のサーマルヘッドより上
    流,かつ近接した位置に設けられ、サーマルヘッドによ
    る記録の前に感熱記録紙が発色しない範囲で感熱記録紙
    を予熱するプレヒート手段とを備え、サーマルヘッドに
    よる記録時の熱エネルギーを小さくしたことを特徴とす
    る感熱プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記プレヒート手段は、感熱記録紙を最
    高濃度で発色させるときの感熱記録紙の表面温度をt1
    とし、感熱記録紙の表面が熱ダメージを受ける感熱記録
    紙の表面温度をt2としたときに、サーマルヘッドに達
    したときの感熱記録紙の表面温度が室温以上であって、
    (t1−t2)から発色する直前の表面温度までの範囲
    内となるように、感熱記録紙を表面側から予熱すること
    を特徴とする請求項5記載の感熱プリンタ。
  7. 【請求項7】 発色する色が異なった少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が積層され、最上層の第1の感熱発色
    層とその下の第2の感熱発色層についてはそれぞれ特有
    な波長域の電磁波に光定着性を有するとともに、下層の
    感熱発色層ほど熱感度が低いカラー感熱記録紙を用い、
    このカラー感熱記録紙とサーマルヘッドとを相対移動さ
    せる搬送路と、この搬送路に設けられ、第1及び第2の
    感熱発色層を光定着する光定着器と、搬送路のサーマル
    ヘッドより上流,かつ近接した位置に設けられ、少なく
    とも最下層の第3の感熱発色層をサーマルヘッドで記録
    する直前に、第3の感熱発色層が発色しない範囲でカラ
    ー感熱記録紙を予熱するプレヒート手段とからなり、サ
    ーマルヘッドによる第3の感熱発色層の記録時の熱エネ
    ルギーを小さくしたことを特徴とする感熱プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記プレヒート手段は、第3の感熱発色
    層を最高濃度で発色させるときのカラー感熱記録紙の表
    面温度をt1とし、カラー感熱記録紙の表面が熱ダメー
    ジを受けるカラー感熱記録紙の表面温度をt2としたと
    きに、サーマルヘッドに達したときのカラー感熱記録紙
    の表面温度が室温以上であって、(t1−t2)から第
    3の感熱発色層が発色する直前の表面温度までの範囲内
    となるように、カラー感熱記録紙を表面側から予熱する
    ことを特徴とする請求項7記載の感熱プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記プレヒート手段は、プレート状のヒ
    ータであることを特徴とする請求項5ないし8のいずれ
    か1項に記載の感熱プリンタ。
  10. 【請求項10】 前記プレヒート手段は、内部に発熱体
    を有し、感熱記録紙又はカラー感熱記録紙の搬送に伴っ
    て回転されるヒートローラであることを特徴とする請求
    項5ないし8のいずれか1項に記載の感熱プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記プレヒート手段は、ライン状の発
    熱素子アレイを感熱記録紙又はカラー感熱記録紙に圧接
    して加熱する予熱用サーマルヘッドであることを特徴と
    する請求項5ないし8のいずれか1項に記載の感熱プリ
    ンタ。
JP8282332A 1995-12-12 1996-10-24 感熱プリント方法及び感熱プリンタ Pending JPH1081029A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282332A JPH1081029A (ja) 1995-12-12 1996-10-24 感熱プリント方法及び感熱プリンタ
US08/763,116 US6037961A (en) 1995-12-12 1996-12-10 Thermal printing method and thermal printer
CN96114326A CN1084260C (zh) 1995-12-12 1996-12-12 热敏打印方法和热敏打印机
TW085116072A TW403702B (en) 1995-12-12 1996-12-26 Thermal printing method and thermal printer

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-323311 1995-12-12
JP32331195 1995-12-12
JP8-187554 1996-07-17
JP18755496 1996-07-17
JP8282332A JPH1081029A (ja) 1995-12-12 1996-10-24 感熱プリント方法及び感熱プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1081029A true JPH1081029A (ja) 1998-03-31

Family

ID=27325913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8282332A Pending JPH1081029A (ja) 1995-12-12 1996-10-24 感熱プリント方法及び感熱プリンタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6037961A (ja)
JP (1) JPH1081029A (ja)
CN (1) CN1084260C (ja)
TW (1) TW403702B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6458445B1 (en) 1998-12-01 2002-10-01 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Quartz glass jig having large irregularities on the surface and method for producing the same
KR100767556B1 (ko) * 1999-02-05 2007-10-16 소니 가부시끼 가이샤 데이터 송신방법, 데이터송신 시스템 및 데이터 수신방법과 수신단말장치
JP2008537913A (ja) * 2005-04-06 2008-10-02 ズィンク イメージング エルエルシー 多色赤外画像化法、およびそれに用いるための赤外画像化部材
JP2014162070A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Nisca Corp 転写装置及び転写方法
JP2017094547A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 東芝テック株式会社 プリンタ
JP2020011519A (ja) * 2019-10-10 2020-01-23 東芝テック株式会社 プリンタ

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0860287B1 (en) 1997-02-05 2001-07-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Direct thermal printer, direct thermal printing method and conveyor for recording material
JPH11348337A (ja) * 1998-06-12 1999-12-21 Fuji Photo Film Co Ltd サーマルプリント方法
JP2001047649A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Fuji Photo Film Co Ltd カラー感熱発色プリント方法及び装置
US6464250B1 (en) * 2000-07-05 2002-10-15 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Inflatable curtain with slidable tether
US6543946B2 (en) * 2001-07-06 2003-04-08 Alps Electric Co., Ltd. Combination printer
JP4269672B2 (ja) * 2002-12-12 2009-05-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットプリンタ
EP1431045A1 (en) * 2002-12-17 2004-06-23 Agfa-Gevaert A modeling method for taking into account thermal head and ambient temperature.
GB0315148D0 (en) * 2003-06-27 2003-08-06 Esselte Nv Tape printing apparatus and tape cassette
CN100448681C (zh) * 2003-07-10 2009-01-07 精工电子有限公司 热敏粘合纸的向前传送和裁切方法及其印刷机
JP4575000B2 (ja) * 2004-02-26 2010-11-04 セイコーインスツル株式会社 熱活性化装置およびプリンタ装置
CN101495319A (zh) * 2005-04-06 2009-07-29 津克成像有限责任公司 多色热成像方法及用于该方法中的热成像构件
TWI291412B (en) * 2006-08-17 2007-12-21 Hi Touch Imaging Tech Co Ltd Method for controlling printing of a printer
CN104163045B (zh) * 2014-07-23 2017-03-01 浙江工业大学 热敏或热转印打印机的打印装置
FR3028209B1 (fr) * 2014-11-12 2018-05-11 Michel Ricardo Migdal Procede d'impression sans encre destine a etre utilise principalement sur du papier standart
US10953664B2 (en) 2018-07-13 2021-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method, and storage medium
CN110949016B (zh) * 2019-11-28 2021-07-06 东莞市图创智能制造有限公司 Uv油墨打印控制方法及uv喷墨打印机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02538A (ja) * 1988-01-18 1990-01-05 Toshiba Corp 感熱プリンタ
JPH0288253A (ja) * 1988-09-26 1990-03-28 Mutoh Ind Ltd 熱転写プリンタ
US5216438A (en) * 1990-10-20 1993-06-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Direct color thermal printing method for optically and thermally recording a full-color image on a thermosensitive recording medium
JPH04220360A (ja) * 1990-12-20 1992-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd サーマルヘッド
JPH05261954A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルヘッド用基板及びその製造方法
JP3197137B2 (ja) * 1994-02-08 2001-08-13 富士写真フイルム株式会社 カラー感熱記録方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6458445B1 (en) 1998-12-01 2002-10-01 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Quartz glass jig having large irregularities on the surface and method for producing the same
KR100767556B1 (ko) * 1999-02-05 2007-10-16 소니 가부시끼 가이샤 데이터 송신방법, 데이터송신 시스템 및 데이터 수신방법과 수신단말장치
JP2008537913A (ja) * 2005-04-06 2008-10-02 ズィンク イメージング エルエルシー 多色赤外画像化法、およびそれに用いるための赤外画像化部材
JP2008538332A (ja) * 2005-04-06 2008-10-23 ズィンク イメージング エルエルシー 多色赤外線画像化方法およびサーマルプリンター
JP2011207231A (ja) * 2005-04-06 2011-10-20 Zink Imaging Llc 多色赤外線画像化方法およびサーマルプリンター
JP2014162070A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Nisca Corp 転写装置及び転写方法
JP2017094547A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 東芝テック株式会社 プリンタ
JP2020011519A (ja) * 2019-10-10 2020-01-23 東芝テック株式会社 プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1084260C (zh) 2002-05-08
TW403702B (en) 2000-09-01
CN1156668A (zh) 1997-08-13
US6037961A (en) 2000-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1081029A (ja) 感熱プリント方法及び感熱プリンタ
JPH08174876A (ja) カラーサーマルプリント方法
JP2005007701A (ja) 感熱プリンタ
JP3606675B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP3462281B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP2004291449A (ja) サーマルプリンタ
JPH10291332A (ja) カラー感熱発色プリント方法及び装置並びに平滑化処理装置
JP2004009327A (ja) サーマルプリンタ
JP2003341117A (ja) サーマルプリンタ
JPH04220360A (ja) サーマルヘッド
JP3471172B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JPH11348336A (ja) サーマルプリンタ
JP2000071495A (ja) カラー感熱プリント方法及びプリンタ
JP3369012B2 (ja) カラー感熱プリント方法
JP3320167B2 (ja) サーマルプリンタの紙送り装置
JP3179945B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH10278325A (ja) カラー感熱プリンタ及びカラー感熱プリント方法
JP2000062228A (ja) サーマルプリンタ
JP2004322537A (ja) カラー感熱プリント方法
JP2006167980A (ja) カラー感熱プリンタ
JPH11147323A (ja) カラー感熱プリンタ
JPH11245432A (ja) カラー感熱発色プリント方法及び装置
JP2000177160A (ja) 感熱プリンタ
JP2001219588A (ja) サーマルプリンタ
JP2002283602A (ja) サーマルヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005