JP2000062228A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000062228A
JP2000062228A JP23097698A JP23097698A JP2000062228A JP 2000062228 A JP2000062228 A JP 2000062228A JP 23097698 A JP23097698 A JP 23097698A JP 23097698 A JP23097698 A JP 23097698A JP 2000062228 A JP2000062228 A JP 2000062228A
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roller
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recording
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capstan
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Hidesuke Mogi
秀介 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録エリアの熱変形や摩擦係数の変化に起因
する記録紙の不安定搬送や色レジずれを防止する。 【解決手段】 サーマルヘッドの前後に、搬送ローラ対
が配置されている。搬送ローラ対は、モータにより駆動
されるキャプスタンローラ22と、これに対向配置され
るピンチローラ23とからなる。ピンチローラ23は、
軸23aの両側に一対のローラ部23b,23cが形成
されている。これらのローラ部23b,23cは、記録
エリア18aの両側にある余白18b,18cをニップ
して、カラー感熱記録紙18を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャプスタンロー
ラとピンチローラとで記録紙を挟み込んで搬送しながら
サーマルヘッドで記録するサーマルプリンタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタ、例えばカラー感熱プ
リンタでは、カラー感熱記録紙が用いられ、三色面順次
でフルカラー画像を記録する。このカラー感熱記録紙
は、ベース上に、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色
層,イエロー感熱発色層が順次層設されており、最上層
となるイエロー感熱発色層の熱感度が最も高く、最下層
となるシアン感熱発色層の熱感度が最も低い。各感熱発
色層は、最上層から順番に記録されるが、マゼンタ感熱
発色層の記録の際に、イエロー感熱発色層内の未発色成
分が発色しないように、イエロー画像の記録後に420
nmの紫色可視光線を照射して光定着する。同様に、マ
ゼンタ感熱発色層の記録後に、365nmの紫外線を照
射してマゼンタ感熱発色層を光定着する。
【0003】カラー感熱プリンタには、カラー感熱記録
紙を外周に巻き付けるプラテンタイプと、キャプスタン
及びピンチローラからなる搬送ローラ対によってカラー
感熱記録紙を往復動させる搬送ローラタイプとがある。
この搬送ローラタイプは、径の大きなプラテンドラムが
不要であるため、小型化を図ることができるという利点
がある。
【0004】搬送ローラタイプとしては、例えば特開平
8−156299号に記載されているように、ゴム製の
プラテンローラの両側に、幅狭な金属製キャプスタンロ
ーラを配置した構成のものが知られている。このプラテ
ンローラと2個のキャプスタンローラとは直径が同じで
あり、金属製の回転軸にそれぞれ固定されている。ま
た、プラテンローラに対向してサーマルヘッドが押圧可
能に配置され、記録紙上の記録エリアに画像を記録す
る。このサーマルヘッドの両側に金属製のピンチローラ
が配置されている。これらのキャプスタンローラとピン
チローラとによって搬送ローラ対が構成され、記録エリ
アの両側にある余白をニップする。
【0005】パルスモータを介して回転軸を回転する
と、プラテンローラと2個のキャプスタンローラとが一
体に回転する。キャプスタンローラとピンチローラは、
記録紙をニップして搬送する。記録紙上の記録開始位置
がサーマルヘッドに到達すると、サーマルヘッドが移動
してプラテンローラとの間で記録紙を加圧する。
【0006】サーマルヘッドは、画像データに基づいた
信号で駆動され、記録紙の記録エリア内に画像を記録す
る。この記録中に、サーマルヘッドによって記録エリア
がプラテンローラに押し付けられるから、プラテンロー
ラも記録紙に搬送力を与える。カラー感熱記録紙では、
パルスモータの正転と逆転とを交互に行うことにより、
カラー感熱記録紙を3回往復動させ、3色面順次で記録
エリア内にフルカラー画像を記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサーマ
ルプリンタでは、記録エリアがサーマルヘッドで加熱さ
れることにより、伸縮が発生したり、あるいは両面の熱
膨張の違いから記録面側に膨張したカールが発生したり
する。また、サーマルヘッドで表面の保護層が軟化・溶
融するので、サーマルヘッドとの摩擦係数が変化する。
この熱的変形や摩擦係数の違いにより、プラテンローラ
とキャプスタンローラとが同径であっても、両者の搬送
量にずれが発生する。当然、加工精度の問題でプラテン
ローラとキャプスタンローラの径が異なっても両者の搬
送量にズレが生じる。このずれは、記録紙のよれや斜行
の原因となるから、安定した搬送を行うことができなく
なる。
【0008】また、プラテンローラは、記録紙の殆どを
ニップしているから、このプラテンローラがサーマルヘ
ッドによって変形されたり、あるいは前述した加工精度
の問題でキャプスタンローラよりも径が僅かに大きかっ
たりすると、プラテンローラの搬送力が優先することが
ある。この場合に、カラー感熱記録紙では、発色エネル
ギーが各感熱層毎に異なるため、熱変形量や摩擦係数が
感熱層毎に違っているので、パスルモータを同一ステッ
プ数で回転させた場合でも、搬送量は感熱層毎に違った
ものになる。この色毎の搬送量の違いにより、3色の画
像が一致しない色レジずれが発生することになる。
【0009】本発明は、記録紙を安定して搬送すること
ができ、また色レジずれを少なくすることができるサー
マルプリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、モータの駆動により回転
され、記録紙の幅よりも長く、且つ同一径の棒状をした
キャプスタンローラと、キャプスタンローラに対向配置
され、キャプステンローラとの間で記録紙をニップする
回転自在なピンチローラとから搬送ローラ対を構成し、
キャプスタンローラの外周の一部に記録紙を巻き付ける
とともに、記録紙の記録エリア外となる両側余白をニッ
プするようにしたものである。
【0011】請求項2記載の発明では、カラー感熱記録
紙を用い、記録エリア内に複数色の画像を順次熱記録
し、各色の画像の記録後に各感熱発色層に特有な光線を
照射して定着するサーマルプリンタに、請求項1記載の
搬送ローラ対を用いたものである。
【0012】請求項3記載の発明では、記録紙の両側余
白をニップする部分を大径としたピンチローラを用いた
ものである。請求項4記載の発明では、記録エリアをニ
ップするローラと、そのローラの両側に配置され、記録
紙の両側余白をそれぞれニップする一対のコロとからピ
ントローラを構成し、前記一対のコロを、ローラよもニ
ップ圧を大きくしたものである。
【0013】請求項5記載の発明では、記録紙の両側余
白をニップする部分に、記録紙との間で生じる摩擦力が
大きくなるようにコーティングを施したキャプスタンロ
ーラを用いたものである。請求項6記載の発明では、両
端で記録紙の両側余白をニップするように回転軸を湾曲
したピンチローラを用いたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の感熱記録タイプのカラー
サーマルプリンタの概略を示す図2において、サーマル
ヘッド15には、多数の発熱素子をライン状に配列した
発熱素子アレイ15aが設けられている。このサーマル
ヘッド15は、支持軸16を支点にして揺動自在であ
り、プラテンローラ17上のカラー感熱記録紙18を押
圧するプリント位置と、プラテンローラ17から離れた
退避位置との間で揺動する。
【0015】カラー感熱記録紙18は、周知のように、
支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イ
エロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となる
イエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネ
ルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱
発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシア
ンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、420n
mの近紫外線が照射されたときに、発色能力が消失す
る。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシア
ン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに
発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能
力が消失する。カラー感熱記録紙18に、例えばブラッ
ク感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
【0016】サーマルヘッド15の下流側に、カラー感
熱記録紙18を搬送する搬送ローラ対20が配置されて
いる。この搬送ローラ対20は、パルスモータ21によ
って回転されるキャプスタンローラ22と、このキャプ
スタンローラ22の上方で回転自在とされたピンチロー
ラ23とを備えている。これらのキャプスタンローラ2
2、ピンチローラ23とは金属で作られている。
【0017】キャプスタンローラ22の中心とピンチロ
ーラ23の中心とは、カラー感熱記録紙18の搬送方向
において距離Lだけずれている。この中心のずれによ
り、カラー感熱記録紙18は、角度θだけキャプスタン
ローラ22に巻き付くもので、スリップを起こすことの
ない強い搬送力が得られる。
【0018】搬送ローラ対20は、給紙側からカラー感
熱記録紙18が給送され、キャプスタンローラ22とピ
ンチローラ23との間にカラー感熱記録紙18の先端が
入り込むことでニップする。そして、パルスモータ21
の正逆転駆動により、キャプスタンローラ22が正逆転
方向に回転し、カラー感熱記録紙18を給紙側から排紙
側へ向けて搬送する順方向と、排紙側から給紙側へ向け
て搬送する逆方向とに交互に搬送する。
【0019】搬送ローラ対20の順方向の下流側には、
光定着器35が配置されている。この光定着器35は、
発光ピークが420nmの近紫外線を発生するイエロー
用紫外線ランプ36と、発光ピークが365nmの紫外
線を発生するマゼンタ用紫外線ランプ37と、これらの
背後を覆うリフレクタ38とから構成されている。
【0020】図1に示すように、キャプスタンローラ2
2は、軸部22aとローラ部22bとで構成されてい
る。軸部22aは、両端が図示していない軸受け部に回
転自在に支持されている。ローラ部22bは、外周が軸
部22aよりも大径となっており、カラー感熱記録紙1
8の幅よりも長い。これらの軸部22a、ローラ部22
bは、一体に作られている。
【0021】ピンチローラ23は、軸部23aと、これ
と一体のローラ部23b,23cとで構成されている。
ローラ部23b,23cは、それぞれ同径であり、軸部
23aの両端に設けられている。ローラ部23b,23
cは、カラー感熱記録紙18の記録エリア18aの両側
にある余白18b,18cをニップする。
【0022】軸部23aは、ガイド溝に嵌合しており、
ピンチローラ23がキャプスタンローラ22に近接する
近接位置と、離れる退避位置との間で移動自在となって
いる。通常は、付勢部材、例えばバネ30、31によっ
て押されて近接位置にセットされている。この近接位置
では、ピンチローラ23のローラ部23b,23cとキ
ャプスタンローラ22のローラ部22bとの間の隙間が
カラー感熱記録紙18の厚みよりも少し狭くなってい
る。
【0023】次に上記実施形態の作用について説明す
る。プリントキー(図示せず)を操作すると、まず給紙
工程が開始される。カラー感熱記録紙18は、給紙カセ
ット(図示せず)から送り出されてサーマルヘッド15
に向けて搬送される。この給送中には、サーマルヘッド
15がプラテンローラ17から離れた退避位置に移動さ
れている。また、給紙工程と同時に、パルスモータ21
が駆動され、キャプスタンローラ22を回動させる。こ
のキャプスタンローラ22は、カラー感熱記録紙18を
順方向に向けて送る方向に回転される。
【0024】給紙されたカラー感熱記録紙18は、サー
マルヘッド15とプラテンローラ17との間を通過し
て、ピンチローラ23とキャプスタンローラ22との間
の隙間に向けて搬送される。そして、カラー感熱記録紙
18の先端がピンチローラ23とキャプスタンローラ2
2との間の隙間に挿入されると、くわえ込まれる。
【0025】ローラ部23b,23cとキャプスタンロ
ーラ22のローラ部22bとの間の隙間は、カラー感熱
記録紙18の厚みよりも狭いので、カラー感熱記録紙1
8の先端がこれらの隙間に入り込むと、カラー感熱記録
紙18の厚みによりピンチローラ23が付勢部材30,
31の付勢に抗して退避位置に向けて僅かに逃げる。そ
して、バネ30,31の付勢によってピンチローラ23
がキャプスタンローラ22との間でカラー感熱記録紙1
8をニップする。このニップは、カラー感熱記録紙18
の記録エリア18aの両側にある余白18b,18cで
行われる。
【0026】カラー感熱記録紙18は、キャプスタンロ
ーラ22の回転により搬送される。このとき、ピンチロ
ーラ23は、カラー感熱記録紙18の搬送に従動して回
転する。そして、カラー感熱記録紙18の先端が位置セ
ンサー35により検出されると、給紙工程が終了し、パ
ルスモータ21がいったん停止される。
【0027】サーマルヘッド15がプリント位置へ移動
すると、再びパルスモータ21が駆動され、キャプスタ
ンローラ22とピンチローラ23とで両側余白18b,
18cを挟み込んだカラー感熱記録紙18を順方向に向
けて搬送する。
【0028】この搬送中に、サーマルヘッド15がカラ
ー感熱記録紙18に圧接し、そして、各発熱素子がイエ
ロー画像データに応じた熱エネルギーを発生し、カラー
感熱記録紙18上の記録エリア内にイエロー画像を1ラ
インずつ熱記録する。また、この熱記録中には、光定着
器35のイエロー用紫外線ランプ36が点灯し、熱記録
済みのイエロー感熱発色層を光定着していく。
【0029】イエロー画像の熱記録が終了すると、サー
マルヘッド15が退避位置に移動する。また、パルスモ
ータ21は、いったん停止してから逆回転する。これに
より、キャプスタンローラ22は反時計方向に回転し、
カラー感熱記録紙18は逆方向に向けて搬送される。
【0030】カラー感熱記録紙18の先端側が位置セン
サで検出されると、パルスモータ21が停止される。そ
して、サーマルヘッド15がプリント位置に移動し、ま
たパルスモータ21が正転方向に回転する。これによ
り、カラー感熱記録紙18は再び順方向に安定して搬送
され、この搬送中にサーマルヘッド15によるマゼンタ
画像の熱記録と、マゼンタ用紫外線ランプ37によるマ
ゼンタ感熱発色層の光定着とが行われる。
【0031】マゼンタ画像の熱記録が終了すると、サー
マルヘッド15が退避位置に移動する。また、パルスモ
ータ21は、いったん停止してから逆回転する。これに
より、キャプスタンローラ22は反時計方向に回転し、
カラー感熱記録紙18は逆方向に向けて搬送される。
【0032】カラー感熱記録紙18の戻しが終了する
と、パースモータ21が停止する。そして、サーマルヘ
ッド15がプリント位置に移動し、パルスモータ21が
正転方向に回転する。これにより、カラー感熱記録紙1
8は再び順方向に安定して搬送され、この搬送中にサー
マルヘッド15によるシアン画像の熱記録が行われる。
なお、シアン感熱発色層は通常の保管状態では発色しな
い熱感度を有しているので、光定着は行わない。
【0033】シアン画像の熱記録が終了すると、記録エ
リア18a内には、3色面順次によってフルカラー画像
が形成される。シアン画像の記録後に、キャプスタンロ
ーラ22は、更に回転を続け、カラー感熱記録紙18を
排紙トレイ(図示せず)に向けて排紙する。この排紙中
にもマゼンタ用紫外線ランプ37が点灯して、カラー感
熱記録紙18を漂白する。カラー感熱記録紙18の排紙
が終了すると、パルスモータ21が停止し、マゼンタ用
紫外線ランプ37が消灯する。
【0034】このように、カラー感熱記録紙18に3面
順次記録がなされると、記録エリア18aの記録面側が
熱膨張により凸になるカールが発生するが、ピンチロー
ラ23とキャプスタンローラ22とでその記録エリア1
8a以外の両側余白18b,18cだけをニップしてい
るから、カールによるカラー感熱記録紙18の設定送り
量と実際の送り量との間にずれが発生しない。したがっ
て、送り量が色によって変化しないので、色ずれが発生
することがない。
【0035】図3に示す例では、ピンチローラ40の回
転軸40aを中央が凸となるように湾曲させ、棒状のロ
ーラ部40bの両端でカラー感熱記録紙18の余白18
b,18cをニップする構成にしたものである。
【0036】また、図4に示すピンチローラ43は、そ
のローラ部44の両端を中央よりも大径にした大径部4
4a,44bとしたもので、これらの大径部44a,4
4bがカラー感熱記録紙18の両側余白18b,18c
をニップする。
【0037】図5に示す例のピンチローラ46は、ロー
ラ47と2つのコロ48,49とで構成されている。ロ
ーラ47は、カラー感熱記録紙18の記録エリア18a
内を平坦に押圧するものであり、弱い付勢手段50によ
り近接位置に向けて付勢されている。2つのコロ48,
49は、ローラ47を挟んだ両側にそれぞれ設けられて
おり、カラー感熱記録紙18の両側余白18b,18c
をニップする。これらのコロ48,49は、前記ローラ
47を付勢する付勢手段50よりも付勢力の大きい付勢
手段51,52によって近接位置に向けて付勢されてい
る。したがって、カラー感熱記録紙18の搬送は、キャ
プスタンローラ22とコロ48,49とによって行われ
る。
【0038】図6に示す例では、ピンチローラ54とキ
ャプスタンローラ55として、鉄等の金属材料で軸部5
4a,55aとローラ部54b,55bとが一体に作ら
れている。カラー感熱記録紙18の両側余白18b,1
8cをニップするために、ローラ部55bの両端には、
両側余白18b,18c内に対応する範囲55c,55
dにコーティングが施されている。このコーティングし
た範囲55c,55dは、ローラ部55bの他の部分と
比較して、カラー感熱記録紙18との間に生じる摩擦力
が大きいため、この部分によってカラー感熱記録紙18
の搬送が行われる。コーティング材料としては、砥粒や
セラミック等が好適である。
【0039】上記各実施形態では、感熱記録タイプのサ
ーマルプリンタを例に説明したが、本発明はインクリボ
ンやインクシートを使用する熱転写タイプにも適用する
ことができる。また、カラーサーマルプリンタの他にモ
ノクロサーマルプリンタに適用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送ローラ対で記録紙の両側余白をニップして記録紙を
搬送するから、カールや熱伸縮等の熱変形及び摩擦係数
の変動による斜行やよれを防止して記録紙を安定して搬
送することができる。また、色によって記録紙の熱変形
や摩擦係数が違っても、これの影響を受けることがない
ので、色レジずれの発生を少なくすることができる。
【0041】さらに、キャプスタンローラは、棒状に連
続しているので、全体を同径に加工することが容易とな
る。したがって、左右の径の違いによる記録紙の斜行を
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンチローラとキャプスタンロータと
を示した斜視図である。
【図2】カラー感熱プリンタの概略を示す説明図であ
る。
【図3】ピンチローラの回転軸を湾曲した別の例を示す
説明図である。
【図4】ピンチローラの両端を大径にした他の例を示す
説明図である。
【図5】ピンチローラをローラと一対のコロとで構成し
た他の例を示す説明図である。
【図6】キャプスタンローラの両端をコーティングした
他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
18 カラー感熱記録紙 20 搬送ローラ対 22,54 キャプスタンローラ 22a,40a,54a 軸部 22b,40b,54b ローラ部 23,44,55 ピンチローラ 23a 軸部 23b,23c ローラ部 48,49 コロ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラ対で記録紙をニップして往復
    動させるとともに、、この記録紙が複数回搬送される間
    に、サーマルヘッドで記録エリア内に複数色の画像を順
    次熱記録するサーマルプリンタにおいて、 前記搬送ローラ対は、モータの駆動により回転され、記
    録紙の幅よりも長く、且つ同一径の棒状をしたキャプス
    タンローラと、前記キャプスタンローラに対向配置さ
    れ、キャプステンローラとの間で記録紙をニップする回
    転自在なピンチローラとから構成されており、キャプス
    タンローラの外周の一部に記録紙を巻き付けるととも
    に、記録紙の記録エリア外となる両側余白をニップする
    ことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 複数色の感熱発色層を有するカラー感熱
    記録紙を搬送ローラ対でニップしてカラー感熱記録紙が
    複数回搬送される間に、記録エリア内に複数色の画像を
    順次熱記録し、各色の画像の記録後に各感熱発色層に特
    有な光線を照射して定着するサーマルプリンタにおい
    て、 前記搬送ローラ対は、モータの駆動により回転され、記
    録紙の幅よりも長く、且つ同一径の棒状をしたキャプス
    タンローラと、前記キャプスタンローラに対向配置さ
    れ、キャプステンローラとの間で、記録紙をニップする
    回転自在なピンチローラとから構成されており、キャプ
    スタンローラの外周の一部にカラー感熱記録紙を巻き付
    けるとともに、記録紙の記録エリア外となる両側余白を
    ニップすることを特徴とするサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ピンチローラは、記録紙の両側余白
    をニップする部分が大径となっていることを特徴とする
    請求項1又は2記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ピンチローラは、記録エリアをニッ
    プするローラと、そのローラの両側に配置され、記録紙
    の両側余白をそれぞれニップする一対のコロとから構成
    されており、前記一対のコロは、ローラよもニップ圧が
    大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記キャプスタンローラは、記録紙の両
    側余白をニップする部分に、記録紙との間で生じる摩擦
    力が大きくなるようにコーティングが施されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記ピンチローラは、その両端で記録紙
    の両側余白をニップするように回転軸が湾曲しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリン
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005132561A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Canon Inc プリンタ装置およびプリンタの制御方法

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