JPH08174876A - カラーサーマルプリント方法 - Google Patents
カラーサーマルプリント方法Info
- Publication number
- JPH08174876A JPH08174876A JP31842694A JP31842694A JPH08174876A JP H08174876 A JPH08174876 A JP H08174876A JP 31842694 A JP31842694 A JP 31842694A JP 31842694 A JP31842694 A JP 31842694A JP H08174876 A JPH08174876 A JP H08174876A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal
- recording paper
- color
- recording
- heads
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルヘッドの記録紙への圧接及び退避に
よる負荷変動に起因する濃度ムラを防止する。 【構成】 カラー感熱記録紙が搬送されて各サーマルヘ
ッドの下に通過してから、各サーマルヘッドがカラー感
熱記録紙に圧接する熱記録位置に同時に移動される。そ
して、各サーマルヘッドによってカラー感熱記録紙にフ
ルカラー画像が記録される。全ての熱記録が終了した
後、各サーマルヘッドは同時にカラー感熱記録紙から離
れる退避位置に移動する。 【効果】 全てのサーマルヘッドが記録紙に圧接されて
から熱記録を行い、熱記録が終了してから全ての各サー
マルヘッドを記録紙から退避させるようにしたので、記
録紙の搬送には急激な負荷変動はなく、濃度ムラは発生
しない。
よる負荷変動に起因する濃度ムラを防止する。 【構成】 カラー感熱記録紙が搬送されて各サーマルヘ
ッドの下に通過してから、各サーマルヘッドがカラー感
熱記録紙に圧接する熱記録位置に同時に移動される。そ
して、各サーマルヘッドによってカラー感熱記録紙にフ
ルカラー画像が記録される。全ての熱記録が終了した
後、各サーマルヘッドは同時にカラー感熱記録紙から離
れる退避位置に移動する。 【効果】 全てのサーマルヘッドが記録紙に圧接されて
から熱記録を行い、熱記録が終了してから全ての各サー
マルヘッドを記録紙から退避させるようにしたので、記
録紙の搬送には急激な負荷変動はなく、濃度ムラは発生
しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーサーマルプリン
ト方法に関し、更に詳しくは、複数個のサーマルヘッド
を用い、長尺状の記録紙を一方へ搬送しながらフルカラ
ー画像を熱記録するカラーサーマルプリント方法に関す
るものである。
ト方法に関し、更に詳しくは、複数個のサーマルヘッド
を用い、長尺状の記録紙を一方へ搬送しながらフルカラ
ー画像を熱記録するカラーサーマルプリント方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリンタには、大別する
と感熱記録タイプと熱転写タイプとがあり、いずれも複
数の発熱素子がライン状に配列されたサーマルヘッドが
用いられている。感熱記録タイプでは、支持体上にイエ
ロー感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色
層が順次層設されたカラー感熱記録紙が用いられ、サー
マルヘッドで各感熱発色層に順次熱記録を行うことによ
り、フルカラーのプリントが得られる。また、熱転写タ
イプでは、イエロー,マゼンタ,シアンの3色のインク
エリアを交互に形成したカラーインクリボン又はシート
が用いられ、記録紙にインクリボンの各インク又は染料
を熱転写することによりフルカラーのプリントが得られ
る。
と感熱記録タイプと熱転写タイプとがあり、いずれも複
数の発熱素子がライン状に配列されたサーマルヘッドが
用いられている。感熱記録タイプでは、支持体上にイエ
ロー感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色
層が順次層設されたカラー感熱記録紙が用いられ、サー
マルヘッドで各感熱発色層に順次熱記録を行うことによ
り、フルカラーのプリントが得られる。また、熱転写タ
イプでは、イエロー,マゼンタ,シアンの3色のインク
エリアを交互に形成したカラーインクリボン又はシート
が用いられ、記録紙にインクリボンの各インク又は染料
を熱転写することによりフルカラーのプリントが得られ
る。
【0003】このようなカラーサーマルプリンタには、
1個のサーマルヘッドに記録紙を3回通して熱記録を行
う3パス1ヘッド方式や、3個のサーマルヘッドに記録
紙を1回通して行なう1パス3ヘッド方式等がある。1
パス3ヘッド方式は、3パス1ヘッド方式に比べ、サー
マルヘッドを3個用いることにより部品点数が増加する
が、記録紙を1回通過させるだけでよく、プリント時間
が短縮されるという利点がある。
1個のサーマルヘッドに記録紙を3回通して熱記録を行
う3パス1ヘッド方式や、3個のサーマルヘッドに記録
紙を1回通して行なう1パス3ヘッド方式等がある。1
パス3ヘッド方式は、3パス1ヘッド方式に比べ、サー
マルヘッドを3個用いることにより部品点数が増加する
が、記録紙を1回通過させるだけでよく、プリント時間
が短縮されるという利点がある。
【0004】カラーサーマルプリンタは、使用目的によ
って個人用と業務用とに分けることができる。個人用
は、8ミリビデオカメラやスチルビデオカメラで撮影し
た画像をプリントアウトする場合に主として用いられ
る。この個人用では、プリント速度が多少遅くとも、構
造が簡単で安価なことが要求される。他方、業務用は、
構造が複雑化しても、高速で画像を連続プリントするこ
とが要求される。そこで、個人用としては、3パス1ヘ
ッド方式が適当であり、業務用としては1パス3ヘッド
方式が適当である。
って個人用と業務用とに分けることができる。個人用
は、8ミリビデオカメラやスチルビデオカメラで撮影し
た画像をプリントアウトする場合に主として用いられ
る。この個人用では、プリント速度が多少遅くとも、構
造が簡単で安価なことが要求される。他方、業務用は、
構造が複雑化しても、高速で画像を連続プリントするこ
とが要求される。そこで、個人用としては、3パス1ヘ
ッド方式が適当であり、業務用としては1パス3ヘッド
方式が適当である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1パス
3ヘッド方式では、あるサーマルヘッドが記録中に、別
のサーマルヘッドが記録紙に圧接したり、あるいは記録
紙から離れたりするから、この別のサーマルヘッドの動
きによって、記録紙の搬送負荷が変化する。搬送負荷が
変化すると、この変化に応じてプラテンドラムの歪み、
回転軸の捻じれ等が増大又は減少する。また、記録紙の
搬送の動力源としてパルスモータを使用している場合に
は、ロータの脱調までに到らないが、ステップ送りした
後に正規の位置から僅かにずれて、磁力と搬送負荷とが
バランスした位置に停止する。これら搬送系の歪みの変
化量に応じて記録紙の搬送速度が一時的に変化するか
ら、濃度ムラ(黒スジ,白スジ)が発生してしまうとい
う問題があった。
3ヘッド方式では、あるサーマルヘッドが記録中に、別
のサーマルヘッドが記録紙に圧接したり、あるいは記録
紙から離れたりするから、この別のサーマルヘッドの動
きによって、記録紙の搬送負荷が変化する。搬送負荷が
変化すると、この変化に応じてプラテンドラムの歪み、
回転軸の捻じれ等が増大又は減少する。また、記録紙の
搬送の動力源としてパルスモータを使用している場合に
は、ロータの脱調までに到らないが、ステップ送りした
後に正規の位置から僅かにずれて、磁力と搬送負荷とが
バランスした位置に停止する。これら搬送系の歪みの変
化量に応じて記録紙の搬送速度が一時的に変化するか
ら、濃度ムラ(黒スジ,白スジ)が発生してしまうとい
う問題があった。
【0006】また、上記のような問題を解決するため
に、記録紙の搬送に影響を及ぼさないように、サーマル
ヘッドを緩やかに記録紙に圧接及び退避させるという提
案も種々なされているが、これらは複雑な機構や制御を
必要とするため、カラーサーマルプリンタのコストが高
くなってしまうという問題がある。
に、記録紙の搬送に影響を及ぼさないように、サーマル
ヘッドを緩やかに記録紙に圧接及び退避させるという提
案も種々なされているが、これらは複雑な機構や制御を
必要とするため、カラーサーマルプリンタのコストが高
くなってしまうという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、記録紙へのサーマルヘッドの圧接及び退避による
負荷変動に起因する濃度ムラの発生を防止し、安価に採
用できるカラーサーマルプリント方法を提供することを
目的とするものである。
ので、記録紙へのサーマルヘッドの圧接及び退避による
負荷変動に起因する濃度ムラの発生を防止し、安価に採
用できるカラーサーマルプリント方法を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカラーサーマルプリント方法は、
複数のサーマルヘッドの全てが記録紙に圧接してから熱
記録を開始し、熱記録の終了後に、各サーマルヘッドを
記録紙から同時に退避させるようにしたものである。
めに、請求項1記載のカラーサーマルプリント方法は、
複数のサーマルヘッドの全てが記録紙に圧接してから熱
記録を開始し、熱記録の終了後に、各サーマルヘッドを
記録紙から同時に退避させるようにしたものである。
【0009】また、請求項2記載のカラーサーマルプリ
ント方法は、記録紙の先端が搬送路の最下流側に配置さ
れたサーマルヘッドに到達したときに、各サーマルヘッ
ドを同時に記録紙に圧接するようにしたものである。
ント方法は、記録紙の先端が搬送路の最下流側に配置さ
れたサーマルヘッドに到達したときに、各サーマルヘッ
ドを同時に記録紙に圧接するようにしたものである。
【0010】また、請求項3記載のカラーサーマルプリ
ント方法は、記録紙の先端がそれぞれのサーマルヘッド
に到達したものから順に記録紙に圧接するようにしたも
のである。
ント方法は、記録紙の先端がそれぞれのサーマルヘッド
に到達したものから順に記録紙に圧接するようにしたも
のである。
【0011】
【作用】プリント開始が指示されると、記録紙は連続的
に搬送路に沿って搬送される。記録紙の先端が搬送路の
最下流側に配置されたサーマルヘッドに到達すると、搬
送路に沿って配置された複数のサーマルヘッドは、同時
に記録紙に圧接される。または、記録紙が到達したサー
マルヘッド毎に、記録紙に順番に圧接する。統べたのサ
ーマルヘッドの圧接後に、熱記録が開始されるので、サ
ーマルヘッドの記録紙への圧接による記録紙の搬送中の
負荷変動は無く、したがって濃度ムラは発生しない。各
サーマルヘッドは、記録紙から同時に退避されるから、
熱記録が終わったサーマルヘッドが退避することによる
負荷変動が無く、濃度ムラは発生しない。また、このよ
うなプリント方法は、従来のカラーサーマルプリンタの
構成をほとんど変えずに、サーマルヘッドの昇降部の制
御を変更するだけでよいので、安価に実施することがで
きる。
に搬送路に沿って搬送される。記録紙の先端が搬送路の
最下流側に配置されたサーマルヘッドに到達すると、搬
送路に沿って配置された複数のサーマルヘッドは、同時
に記録紙に圧接される。または、記録紙が到達したサー
マルヘッド毎に、記録紙に順番に圧接する。統べたのサ
ーマルヘッドの圧接後に、熱記録が開始されるので、サ
ーマルヘッドの記録紙への圧接による記録紙の搬送中の
負荷変動は無く、したがって濃度ムラは発生しない。各
サーマルヘッドは、記録紙から同時に退避されるから、
熱記録が終わったサーマルヘッドが退避することによる
負荷変動が無く、濃度ムラは発生しない。また、このよ
うなプリント方法は、従来のカラーサーマルプリンタの
構成をほとんど変えずに、サーマルヘッドの昇降部の制
御を変更するだけでよいので、安価に実施することがで
きる。
【0012】
【実施例】本発明を実施したカラー感熱プリンタの概略
を示す図2において、カラー感熱記録紙2を搬送するた
めの搬送路に沿って、搬送ローラ対3,4,5,6がほ
ぼ均等な間隔を保って配置されている。この搬送路は、
直線の他に曲線であってもよい。カラー感熱記録紙2
は、ロール状に巻かれた記録紙ロール7から引き出され
て、搬送ローラ対3,4,5,6によって一定速度で図
中右方に搬送される。これらの搬送ローラ対3〜6は、
パルスモータによって回転され、熱記録が開始されるま
ではカラー感熱記録紙2を高速で搬送し、熱記録中は低
速で連続的に送られる。
を示す図2において、カラー感熱記録紙2を搬送するた
めの搬送路に沿って、搬送ローラ対3,4,5,6がほ
ぼ均等な間隔を保って配置されている。この搬送路は、
直線の他に曲線であってもよい。カラー感熱記録紙2
は、ロール状に巻かれた記録紙ロール7から引き出され
て、搬送ローラ対3,4,5,6によって一定速度で図
中右方に搬送される。これらの搬送ローラ対3〜6は、
パルスモータによって回転され、熱記録が開始されるま
ではカラー感熱記録紙2を高速で搬送し、熱記録中は低
速で連続的に送られる。
【0013】このカラー感熱記録紙2は、図3に示すよ
うに、支持体9の上にシアン感熱発色層10,マゼンタ
感熱発色層11,イエロー感熱発色層12,保護層13
が順次層設されている。これらの各感熱発色層10〜1
2は、熱記録される順番に層設されているが、例えばマ
ゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合に
は、イエロー感熱発色層12とマゼンタ感熱発色層11
とが入れ換えられる。これらの各感熱発色層10〜12
は、深層ほど発色熱エネルギーが高いため、サーマルヘ
ッドにより加えられる発色熱エネルギーを変えることに
より、3色の感熱発色層を選択的に発色させることがで
きる。
うに、支持体9の上にシアン感熱発色層10,マゼンタ
感熱発色層11,イエロー感熱発色層12,保護層13
が順次層設されている。これらの各感熱発色層10〜1
2は、熱記録される順番に層設されているが、例えばマ
ゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録する場合に
は、イエロー感熱発色層12とマゼンタ感熱発色層11
とが入れ換えられる。これらの各感熱発色層10〜12
は、深層ほど発色熱エネルギーが高いため、サーマルヘ
ッドにより加えられる発色熱エネルギーを変えることに
より、3色の感熱発色層を選択的に発色させることがで
きる。
【0014】搬送ローラ対3〜6の間には、プラテン軸
15a,16a,17aによって軸支された3個のプラ
テンローラ15,16,17が回転自在に配置されてい
る。カラー感熱記録紙2は、これらプラテンローラ15
〜17の上を搬送される。これらのプラテンローラ15
〜17は、回転フリー、あるいはパルスモータによって
回転させてもよい。
15a,16a,17aによって軸支された3個のプラ
テンローラ15,16,17が回転自在に配置されてい
る。カラー感熱記録紙2は、これらプラテンローラ15
〜17の上を搬送される。これらのプラテンローラ15
〜17は、回転フリー、あるいはパルスモータによって
回転させてもよい。
【0015】これらのプラテンローラ15〜17の上方
には、カラー感熱記録紙2の搬送方向の上流側からイエ
ロー用サーマルヘッド18,マゼンタ用サーマルヘッド
19,シアン用サーマルヘッド20が順に設けられてお
り、これらは縦型に構成されている。各サーマルヘッド
18〜20の下端には、多数の発熱素子をライン状に配
列した発熱素子アレイ18a,19a,20aが設けら
れている。これら発熱素子アレイ18a〜20aは、カ
ラー感熱記録紙2の搬送方向に直交する方向に長く形成
されている。また、各サーマルヘッド18〜20は、図
示するように、各発熱素子アレイ18a〜20aをカラ
ー感熱記録紙2に圧接させる熱記録位置と、上方に移動
してカラー感熱記録紙2から離れる退避位置との間で移
動自在とされており、この移動にはソレノイドやカム機
構等が用いられている。そして、これらの各サーマルヘ
ッド18〜20の熱記録位置と退避位置との間の移動
は、必ず同時に行われるように制御される。
には、カラー感熱記録紙2の搬送方向の上流側からイエ
ロー用サーマルヘッド18,マゼンタ用サーマルヘッド
19,シアン用サーマルヘッド20が順に設けられてお
り、これらは縦型に構成されている。各サーマルヘッド
18〜20の下端には、多数の発熱素子をライン状に配
列した発熱素子アレイ18a,19a,20aが設けら
れている。これら発熱素子アレイ18a〜20aは、カ
ラー感熱記録紙2の搬送方向に直交する方向に長く形成
されている。また、各サーマルヘッド18〜20は、図
示するように、各発熱素子アレイ18a〜20aをカラ
ー感熱記録紙2に圧接させる熱記録位置と、上方に移動
してカラー感熱記録紙2から離れる退避位置との間で移
動自在とされており、この移動にはソレノイドやカム機
構等が用いられている。そして、これらの各サーマルヘ
ッド18〜20の熱記録位置と退避位置との間の移動
は、必ず同時に行われるように制御される。
【0016】イエロー用サーマルヘッド18とマゼンタ
用サーマルヘッド19との間には、イエロー感熱発色層
12を光定着するイエロー用光定着器22が、マゼンタ
用サーマルヘッド19とシアン用サーマルヘッド20と
の間には、マゼンタ感熱発色層11を光定着するマゼン
タ用光定着器23が配設されている。イエロー用光定着
器22は、発光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫
外線ランプ22aとランプハウス22bとからなり、マ
ゼンタ用光定着器23は発光ピークが約365nmの紫
外線ランプ23aとランプハウス23bとから構成され
ている。
用サーマルヘッド19との間には、イエロー感熱発色層
12を光定着するイエロー用光定着器22が、マゼンタ
用サーマルヘッド19とシアン用サーマルヘッド20と
の間には、マゼンタ感熱発色層11を光定着するマゼン
タ用光定着器23が配設されている。イエロー用光定着
器22は、発光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫
外線ランプ22aとランプハウス22bとからなり、マ
ゼンタ用光定着器23は発光ピークが約365nmの紫
外線ランプ23aとランプハウス23bとから構成され
ている。
【0017】プラテンローラ17のカラー感熱記録紙2
の搬送方向の下流側には、フォトセンサ25が配置され
ている。このフォトセンサ25は、図4に示すように、
カラー感熱記録紙2が搬送路に沿って搬送されてきたと
きに、カラー感熱記録紙2の先端2aを検出するための
ものであり、この検出信号によって各サーマルヘッド1
8〜20が同時にカラー感熱記録紙2に圧接する熱記録
位置に移動され、またカラー感熱記録紙2の搬送が高速
からプリントに適した速度に切り換えられる。
の搬送方向の下流側には、フォトセンサ25が配置され
ている。このフォトセンサ25は、図4に示すように、
カラー感熱記録紙2が搬送路に沿って搬送されてきたと
きに、カラー感熱記録紙2の先端2aを検出するための
ものであり、この検出信号によって各サーマルヘッド1
8〜20が同時にカラー感熱記録紙2に圧接する熱記録
位置に移動され、またカラー感熱記録紙2の搬送が高速
からプリントに適した速度に切り換えられる。
【0018】カラー感熱記録紙2に各サーマルヘッド1
8〜20が圧接されると、まず始めにイエロー用サーマ
ルヘッド18によりイエロー感熱発色層12にイエロー
画像が熱記録され、続いてマゼンタ画像とシアン画像と
が、それぞれの感熱発色層11,10に熱記録される。
これにより、図6に示すように、カラー感熱記録紙2に
フルカラー画像27が形成される。また、複数枚のプリ
ントが指定されているときには、最初のフルカラー画像
27に対して一定の間隔を空けて、カラー感熱記録紙2
に、フルカラー画像28,29というように連続して熱
記録が行われる。熱記録が終了したカラー感熱記録紙2
は、図5に示すように、フォトセンサ25の下流側に配
置されているカッター30によって画像毎にカットされ
て、1枚のプリント31になる。
8〜20が圧接されると、まず始めにイエロー用サーマ
ルヘッド18によりイエロー感熱発色層12にイエロー
画像が熱記録され、続いてマゼンタ画像とシアン画像と
が、それぞれの感熱発色層11,10に熱記録される。
これにより、図6に示すように、カラー感熱記録紙2に
フルカラー画像27が形成される。また、複数枚のプリ
ントが指定されているときには、最初のフルカラー画像
27に対して一定の間隔を空けて、カラー感熱記録紙2
に、フルカラー画像28,29というように連続して熱
記録が行われる。熱記録が終了したカラー感熱記録紙2
は、図5に示すように、フォトセンサ25の下流側に配
置されているカッター30によって画像毎にカットされ
て、1枚のプリント31になる。
【0019】このように、カラー感熱記録紙2の先端が
フォトセンサ25で検出されてから、イエロー用サーマ
ルヘッド18による熱記録が開始されるので、カラー感
熱記録紙2の先端部分には、プリント31の長さの1〜
数枚分の、何も記録されない白紙部33が形成されてし
まう。そのため、カッター30は、最初のプリント31
を作成する際には、この白紙部33のカットと、プリン
ト31の後端側のカットを行う。
フォトセンサ25で検出されてから、イエロー用サーマ
ルヘッド18による熱記録が開始されるので、カラー感
熱記録紙2の先端部分には、プリント31の長さの1〜
数枚分の、何も記録されない白紙部33が形成されてし
まう。そのため、カッター30は、最初のプリント31
を作成する際には、この白紙部33のカットと、プリン
ト31の後端側のカットを行う。
【0020】次に、上記実施例の作用について、図1を
参照して説明する。例えばポストカードのように、同じ
ものを多数枚プリントするための連続プリントが指示さ
れると、搬送ローラ対3の回転が開始されて、記録紙ロ
ール7からカラー感熱記録紙2が引き出される。記録紙
ロール7から引き出されたカラー感熱記録紙2は、先端
2aがイエロー用サーマルヘッド18とプラテンローラ
15との間に向けて高速で搬送される。このように、カ
ラー感熱記録紙2は高速で搬送されるので、実際に熱記
録が行われるまでの時間が短縮される。また、このとき
には、各光定着器22,23も作動され、紫外線ランプ
22a,23aが点灯する。
参照して説明する。例えばポストカードのように、同じ
ものを多数枚プリントするための連続プリントが指示さ
れると、搬送ローラ対3の回転が開始されて、記録紙ロ
ール7からカラー感熱記録紙2が引き出される。記録紙
ロール7から引き出されたカラー感熱記録紙2は、先端
2aがイエロー用サーマルヘッド18とプラテンローラ
15との間に向けて高速で搬送される。このように、カ
ラー感熱記録紙2は高速で搬送されるので、実際に熱記
録が行われるまでの時間が短縮される。また、このとき
には、各光定着器22,23も作動され、紫外線ランプ
22a,23aが点灯する。
【0021】搬送ローラ対4,5,6も搬送ローラ対3
と同時に回転されるから、図4に示すように、カラー感
熱記録紙2がイエロー用サーマルヘッド18,マゼンタ
用サーマルヘッド19,シアン用サーマルヘッド20の
下方を順次通過される。そして、カラー感熱記録紙2の
先端2aがフォトセンサ25に検出されると、各搬送ロ
ーラ対3,4,5,6によるカラー感熱記録紙2の搬送
が、低速に切り換えられる。それとともに、更に、各サ
ーマルヘッド18〜20が、図2に示すように、ソレノ
イドやカム機構等によって同時に下降され、カラー感熱
記録紙2に各発熱素子アレイ18a〜20aが圧接され
る。
と同時に回転されるから、図4に示すように、カラー感
熱記録紙2がイエロー用サーマルヘッド18,マゼンタ
用サーマルヘッド19,シアン用サーマルヘッド20の
下方を順次通過される。そして、カラー感熱記録紙2の
先端2aがフォトセンサ25に検出されると、各搬送ロ
ーラ対3,4,5,6によるカラー感熱記録紙2の搬送
が、低速に切り換えられる。それとともに、更に、各サ
ーマルヘッド18〜20が、図2に示すように、ソレノ
イドやカム機構等によって同時に下降され、カラー感熱
記録紙2に各発熱素子アレイ18a〜20aが圧接され
る。
【0022】各サーマルヘッド18〜20がカラー感熱
記録紙2に圧接されてから、イエロー用サーマルヘッド
18の発熱素子アレイ18aは、イエロー感熱発色層1
2の熱感度に応じて発熱し、イエロー画像を1ラインず
つ熱記録する。この熱記録されたイエロー感熱発色層1
2がイエロー用光定着器22に達すると、紫外線ランプ
22aからほぼ420nm付近の近紫外線がカラー感熱
記録紙2に照射され、次のマゼンタ感熱発色層11の熱
記録時にイエロー感熱発色層12が発色しない程度に定
着される。
記録紙2に圧接されてから、イエロー用サーマルヘッド
18の発熱素子アレイ18aは、イエロー感熱発色層1
2の熱感度に応じて発熱し、イエロー画像を1ラインず
つ熱記録する。この熱記録されたイエロー感熱発色層1
2がイエロー用光定着器22に達すると、紫外線ランプ
22aからほぼ420nm付近の近紫外線がカラー感熱
記録紙2に照射され、次のマゼンタ感熱発色層11の熱
記録時にイエロー感熱発色層12が発色しない程度に定
着される。
【0023】カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端が
マゼンタ用サーマルヘッド19に到達すると、マゼンタ
用サーマルヘッド19の発熱素子アレイ19aは、マゼ
ンタ感熱発色層11の熱感度に応じて発熱し、マゼンタ
画像を1ラインずつ熱記録する。この熱記録されたマゼ
ンタ感熱発色層11がマゼンタ用光定着器23に達する
と、紫外線ランプ23aからはほぼ365nm付近の紫
外線がカラー感熱記録紙2に照射され、次のシアン感熱
発色層10の熱記録時にマゼンタ感熱発色層11が発色
しない程度に定着される。
マゼンタ用サーマルヘッド19に到達すると、マゼンタ
用サーマルヘッド19の発熱素子アレイ19aは、マゼ
ンタ感熱発色層11の熱感度に応じて発熱し、マゼンタ
画像を1ラインずつ熱記録する。この熱記録されたマゼ
ンタ感熱発色層11がマゼンタ用光定着器23に達する
と、紫外線ランプ23aからはほぼ365nm付近の紫
外線がカラー感熱記録紙2に照射され、次のシアン感熱
発色層10の熱記録時にマゼンタ感熱発色層11が発色
しない程度に定着される。
【0024】このように、マゼンタ用サーマルヘッド1
9は既にカラー感熱記録紙2に圧接されている状態から
熱記録を開始するので、カラー感熱記録紙2の搬送に急
激な負荷の変動を与えることはない。したがって搬送速
度が変動しないので、イエロー用サーマルヘッド18に
よる濃度ムラが発生することはない。
9は既にカラー感熱記録紙2に圧接されている状態から
熱記録を開始するので、カラー感熱記録紙2の搬送に急
激な負荷の変動を与えることはない。したがって搬送速
度が変動しないので、イエロー用サーマルヘッド18に
よる濃度ムラが発生することはない。
【0025】カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端が
シアン用サーマルヘッド20に到達すると、シアン用サ
ーマルヘッド20の発熱素子アレイ20aは、シアン感
熱発色層10の熱感度に応じて発熱し、シアン画像を1
ラインずつ熱記録する。このシアン感熱発色層10は、
発色熱エネルギーが通常の保管状態では発色しない値に
なっているので、シアン感熱発色層10に対しては光定
着性が与えられていない。また、シアン用サーマルヘッ
ド20も既にカラー感熱記録紙2に圧接されている状態
から熱記録を開始するので、カラー感熱記録紙2の搬送
に急激な負荷の変動を与えることはない。したがって搬
送速度が変動しないので、イエロー用サーマルヘッド1
8及びマゼンタ用サーマルヘッド19による濃度ムラが
発生することはない。また、シアン画像の熱記録が開始
されてから暫くすると、カッター30によってカラー感
熱記録紙2の白紙部33がカットされ、搬送ローラ対6
によって排出される。
シアン用サーマルヘッド20に到達すると、シアン用サ
ーマルヘッド20の発熱素子アレイ20aは、シアン感
熱発色層10の熱感度に応じて発熱し、シアン画像を1
ラインずつ熱記録する。このシアン感熱発色層10は、
発色熱エネルギーが通常の保管状態では発色しない値に
なっているので、シアン感熱発色層10に対しては光定
着性が与えられていない。また、シアン用サーマルヘッ
ド20も既にカラー感熱記録紙2に圧接されている状態
から熱記録を開始するので、カラー感熱記録紙2の搬送
に急激な負荷の変動を与えることはない。したがって搬
送速度が変動しないので、イエロー用サーマルヘッド1
8及びマゼンタ用サーマルヘッド19による濃度ムラが
発生することはない。また、シアン画像の熱記録が開始
されてから暫くすると、カッター30によってカラー感
熱記録紙2の白紙部33がカットされ、搬送ローラ対6
によって排出される。
【0026】イエロー用サーマルヘッド18は、マゼン
タ用サーマルヘッド19及びシアン用サーマルヘッド2
0の熱記録中に、第1番目の画像に対するイエロー画像
の記録が終了する。しかしながら、イエロー用サーマル
ヘッド18は退避位置には移動せずにカラー感熱記録紙
2への圧接を続け、一定の間隔を置いて第2番目の画像
に対するイエロー画像の熱記録を開始する。このよう
に、イエロー用サーマルヘッド18は、一つの画像の熱
記録が終了してもカラー感熱記録紙2から退避しないの
で、カラー感熱記録紙2の搬送に急激な負荷変動を与え
ることはなく、マゼンタ用サーマルヘッド19及びシア
ン用サーマルヘッド20による濃度ムラが発生すること
はない。
タ用サーマルヘッド19及びシアン用サーマルヘッド2
0の熱記録中に、第1番目の画像に対するイエロー画像
の記録が終了する。しかしながら、イエロー用サーマル
ヘッド18は退避位置には移動せずにカラー感熱記録紙
2への圧接を続け、一定の間隔を置いて第2番目の画像
に対するイエロー画像の熱記録を開始する。このよう
に、イエロー用サーマルヘッド18は、一つの画像の熱
記録が終了してもカラー感熱記録紙2から退避しないの
で、カラー感熱記録紙2の搬送に急激な負荷変動を与え
ることはなく、マゼンタ用サーマルヘッド19及びシア
ン用サーマルヘッド20による濃度ムラが発生すること
はない。
【0027】次に、マゼンタ用サーマルヘッド19は、
第1番目の画像に対するマゼンタ画像の熱記録が終了す
る。このマゼンタ用サーマルヘッド19は、イエロー用
サーマルヘッド18と同様にカラー感熱記録紙2からは
退避せず、第2番目の画像のためのマゼンタ画像の熱記
録を行う。この場合にも、急激な負荷変動がないので、
イエロー用サーマルヘッド18及びシアン用サーマルヘ
ッド20による縞状の濃度ムラが発生することはない。
第1番目の画像に対するマゼンタ画像の熱記録が終了す
る。このマゼンタ用サーマルヘッド19は、イエロー用
サーマルヘッド18と同様にカラー感熱記録紙2からは
退避せず、第2番目の画像のためのマゼンタ画像の熱記
録を行う。この場合にも、急激な負荷変動がないので、
イエロー用サーマルヘッド18及びシアン用サーマルヘ
ッド20による縞状の濃度ムラが発生することはない。
【0028】次に、シアン用サーマルヘッド20による
第1番目の画像の熱記録が終了するが、シアン用サーマ
ルヘッド20も、イエロー用サーマルヘッド18及びマ
ゼンタ用サーマルヘッド19と同様に、カラー感熱記録
紙2に圧接したままである。また、シアン画像の熱記録
が終了してフルカラー画像27が完成すると、図5に示
すように、カラー感熱記録紙2はカッター30によって
カットされて、個別のプリント31となり、搬送ローラ
対6により排紙トレイ等に排出される。
第1番目の画像の熱記録が終了するが、シアン用サーマ
ルヘッド20も、イエロー用サーマルヘッド18及びマ
ゼンタ用サーマルヘッド19と同様に、カラー感熱記録
紙2に圧接したままである。また、シアン画像の熱記録
が終了してフルカラー画像27が完成すると、図5に示
すように、カラー感熱記録紙2はカッター30によって
カットされて、個別のプリント31となり、搬送ローラ
対6により排紙トレイ等に排出される。
【0029】以後、最初に指定された枚数分のプリント
が終了するまで、各サーマルヘッド18〜20による熱
記録と、カッター30によるカット及びプリントの排出
とが繰り返される。この場合に、イエロー用サーマルヘ
ッド18は一番先に熱記録が終了するが、負荷変動を発
生させないように、シアン用サーマルヘッド20の記録
が終了するまでカラー感熱記録紙2に圧接したままにな
っている。各サーマルヘッド18〜20は、ソレノイド
やカム機構等によって同時にカラー感熱記録紙2から離
れる退避位置に移動される。
が終了するまで、各サーマルヘッド18〜20による熱
記録と、カッター30によるカット及びプリントの排出
とが繰り返される。この場合に、イエロー用サーマルヘ
ッド18は一番先に熱記録が終了するが、負荷変動を発
生させないように、シアン用サーマルヘッド20の記録
が終了するまでカラー感熱記録紙2に圧接したままにな
っている。各サーマルヘッド18〜20は、ソレノイド
やカム機構等によって同時にカラー感熱記録紙2から離
れる退避位置に移動される。
【0030】なお、カラー感熱記録紙2は比較的高価で
あるため、白紙部33が形成されるのはコスト的に見て
無駄である。これを解決するために、図7に示すよう
に、カラー感熱記録紙2の先端2aに、普通紙や再生紙
等で形成されたリーダー部35を貼着してもよい。これ
により、高価なカラー感熱記録紙2を有効に使用するこ
とができる。また、業務用であるから、1ロール分を1
回で使い切ることが多いから、途中の無駄の発生割合は
比較的に少ない。
あるため、白紙部33が形成されるのはコスト的に見て
無駄である。これを解決するために、図7に示すよう
に、カラー感熱記録紙2の先端2aに、普通紙や再生紙
等で形成されたリーダー部35を貼着してもよい。これ
により、高価なカラー感熱記録紙2を有効に使用するこ
とができる。また、業務用であるから、1ロール分を1
回で使い切ることが多いから、途中の無駄の発生割合は
比較的に少ない。
【0031】また、上記実施例では、カラー感熱記録紙
2が各サーマルヘッド18〜20の下方に達してから、
一斉に各サーマルヘッド18〜20を熱記録位置に移動
させるようにしたが、図8(A),(B),(C)に示
すように、各プラテンローラ15,16,17の下流側
にそれぞれフォトセンサ37,38,39を配置し、こ
れらのフォトセンサ37〜39がそれぞれカラー感熱記
録紙2の先端2aを検出したときに、順次各サーマルヘ
ッド18〜20を熱記録位置に移動するようにしてもよ
い。この実施例の場合でも、全てのサーマルヘッド18
〜20が圧接してから熱記録が開始される。
2が各サーマルヘッド18〜20の下方に達してから、
一斉に各サーマルヘッド18〜20を熱記録位置に移動
させるようにしたが、図8(A),(B),(C)に示
すように、各プラテンローラ15,16,17の下流側
にそれぞれフォトセンサ37,38,39を配置し、こ
れらのフォトセンサ37〜39がそれぞれカラー感熱記
録紙2の先端2aを検出したときに、順次各サーマルヘ
ッド18〜20を熱記録位置に移動するようにしてもよ
い。この実施例の場合でも、全てのサーマルヘッド18
〜20が圧接してから熱記録が開始される。
【0032】上記実施例では感熱記録タイプのカラーサ
ーマルラインプリンタについて説明したが、本発明はイ
ンクシートを用いる熱転写タイプのカラーサーマルプリ
ンタにも適用することができる。また、記録紙の搬送路
が緩やかな曲線状や、Uターン形状とされたカラーサー
マルプリンタにも用いることができる。更に、大きなプ
ラテンドラムを用い、この外周に複数のサーマルヘッド
を配置し、プラテンドラムの1回転でフルカラー画像を
熱記録するカラーサーマルラインプリンタにも本発明を
適用することができる。
ーマルラインプリンタについて説明したが、本発明はイ
ンクシートを用いる熱転写タイプのカラーサーマルプリ
ンタにも適用することができる。また、記録紙の搬送路
が緩やかな曲線状や、Uターン形状とされたカラーサー
マルプリンタにも用いることができる。更に、大きなプ
ラテンドラムを用い、この外周に複数のサーマルヘッド
を配置し、プラテンドラムの1回転でフルカラー画像を
熱記録するカラーサーマルラインプリンタにも本発明を
適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーサ
ーマルプリント方法は、複数のサーマルヘッドが全て記
録紙に圧接してから熱記録を開始し、熱記録が終了して
から各サーマルヘッドを同時に記録紙から退避させるよ
うにしたので、記録紙の搬送には急激な負荷変動はな
く、熱記録中のサーマルヘッドによる濃度ムラは発生し
ない。また、従来のカラーサーマルプリンタの構成をほ
とんど変えずに、制御内容を僅かに変更するだけで行え
るので、低コストに実施することができる。
ーマルプリント方法は、複数のサーマルヘッドが全て記
録紙に圧接してから熱記録を開始し、熱記録が終了して
から各サーマルヘッドを同時に記録紙から退避させるよ
うにしたので、記録紙の搬送には急激な負荷変動はな
く、熱記録中のサーマルヘッドによる濃度ムラは発生し
ない。また、従来のカラーサーマルプリンタの構成をほ
とんど変えずに、制御内容を僅かに変更するだけで行え
るので、低コストに実施することができる。
【図1】本発明のカラーサーマルプリント方法の動作順
序を説明するフローチャートである。
序を説明するフローチャートである。
【図2】熱記録中のカラー感熱プリンタの概略図であ
る。
る。
【図3】カラー感熱記録紙の層構造を示す説明図であ
る。
る。
【図4】カラー感熱記録紙搬送中のカラー感熱プリンタ
の概略図である。
の概略図である。
【図5】熱記録終了後のカラー感熱プリンタの概略図で
ある。
ある。
【図6】フルカラー画像が熱記録されたカラー感熱記録
紙の説明図である。
紙の説明図である。
【図7】先端にリーダー部を貼着したカラー感熱記録紙
の説明図である。
の説明図である。
【図8】別の実施例のカラー感熱プリンタの概略図であ
る。
る。
2 カラー感熱記録紙 18 イエロー用サーマルヘッド 19 マゼンタ用サーマルヘッド 20 シアン用サーマルヘッド 25 フォトセンサ
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【作用】プリント開始が指示されると、記録紙は連続的
に搬送路に沿って搬送される。記録紙の先端が搬送路の
最下流側に配置されたサーマルヘッドに到達すると、搬
送路に沿って配置された複数のサーマルヘッドは、同時
に記録紙に圧接される。または、記録紙が到達したサー
マルヘッド毎に、記録紙に順番に圧接する。全てのサー
マルヘッドの圧接後に、熱記録が開始されるので、サー
マルヘッドの記録紙への圧接による記録紙の搬送中の負
荷変動は無く、したがって濃度ムラは発生しない。各サ
ーマルヘッドは、記録紙から同時に退避されるから、熱
記録が終わったサーマルヘッドが退避することによる負
荷変動が無く、濃度ムラは発生しない。また、このよう
なプリント方法は、従来のカラーサーマルプリンタの構
成をほとんど変えずに、サーマルヘッドの昇降部の制御
を変更するだけでよいので、安価に実施することができ
る。
に搬送路に沿って搬送される。記録紙の先端が搬送路の
最下流側に配置されたサーマルヘッドに到達すると、搬
送路に沿って配置された複数のサーマルヘッドは、同時
に記録紙に圧接される。または、記録紙が到達したサー
マルヘッド毎に、記録紙に順番に圧接する。全てのサー
マルヘッドの圧接後に、熱記録が開始されるので、サー
マルヘッドの記録紙への圧接による記録紙の搬送中の負
荷変動は無く、したがって濃度ムラは発生しない。各サ
ーマルヘッドは、記録紙から同時に退避されるから、熱
記録が終わったサーマルヘッドが退避することによる負
荷変動が無く、濃度ムラは発生しない。また、このよう
なプリント方法は、従来のカラーサーマルプリンタの構
成をほとんど変えずに、サーマルヘッドの昇降部の制御
を変更するだけでよいので、安価に実施することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺状の記録紙の搬送路に沿って複数の
サーマルヘッドを配置し、記録紙が搬送路に沿って移動
する間に、各サーマルヘッドでフルカラー画像を熱記録
するカラーサーマルプリント方法において、 前記各サーマルヘッドの全てが記録紙に圧接してから熱
記録を開始し、熱記録の終了後に、各サーマルヘッドを
記録紙から同時に退避させることを特徴とするカラーサ
ーマルプリント方法。 - 【請求項2】 前記各サーマルヘッドは、記録紙の先端
が搬送路の最下流側に配置されたサーマルヘッドに到達
したときに、同時に記録紙に圧接されることを特徴とす
る請求項1記載のカラーサーマルプリント方法。 - 【請求項3】 前記各サーマルヘッドは、記録紙の先端
がそれぞれのサーマルヘッドに到達したときに、順次記
録紙に圧接されることを特徴とする請求項1記載のカラ
ーサーマルプリント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31842694A JPH08174876A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | カラーサーマルプリント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31842694A JPH08174876A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | カラーサーマルプリント方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174876A true JPH08174876A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18099024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31842694A Pending JPH08174876A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | カラーサーマルプリント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08174876A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6583804B2 (en) | 2000-03-03 | 2003-06-24 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Color thermal printer |
EP1586456A1 (en) | 2004-03-19 | 2005-10-19 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer and printing method |
JP2005288991A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | プリンタ |
US7315316B2 (en) | 2004-03-25 | 2008-01-01 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer |
US7315317B2 (en) | 2004-03-26 | 2008-01-01 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer |
JP2013203045A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Nec Embedded Products Ltd | プリンタ、プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31842694A patent/JPH08174876A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6583804B2 (en) | 2000-03-03 | 2003-06-24 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Color thermal printer |
EP1586456A1 (en) | 2004-03-19 | 2005-10-19 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer and printing method |
US7362345B2 (en) | 2004-03-19 | 2008-04-22 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer and printing method |
US7315316B2 (en) | 2004-03-25 | 2008-01-01 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer |
US7315317B2 (en) | 2004-03-26 | 2008-01-01 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Printer |
JP2005288991A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | プリンタ |
JP2013203045A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Nec Embedded Products Ltd | プリンタ、プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001246769A (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JPH10202964A (ja) | カラーサーマルプリント方法及びプリンタ | |
JPH08174876A (ja) | カラーサーマルプリント方法 | |
JP2004291450A (ja) | カラープリンタ及びその記録材料搬送方法 | |
JPH09267500A (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JP3369340B2 (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JP2889772B2 (ja) | サーマルプリント方法 | |
JP2005219454A (ja) | プリント方法及びプリンタ | |
JPH0655749A (ja) | 熱転写記録装置 | |
JP3527336B2 (ja) | プリンタ | |
EP1223040B1 (en) | Thermal printer | |
JPH09156142A (ja) | サーマルプリント方法及び装置 | |
JP3369012B2 (ja) | カラー感熱プリント方法 | |
JP3462281B2 (ja) | カラー感熱プリント方法 | |
JPS60190369A (ja) | 転写式カラ−プリンタ | |
JP2942664B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JP3590697B2 (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JP3724778B2 (ja) | カラー感熱プリンタ | |
JPH10291332A (ja) | カラー感熱発色プリント方法及び装置並びに平滑化処理装置 | |
JP3179945B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JPH08174875A (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JP3781360B2 (ja) | カラーサーマルプリンタ | |
JP3501574B2 (ja) | サーマルプリント方法及び装置 | |
JP2000062228A (ja) | サーマルプリンタ | |
JPH0569566A (ja) | 多色感熱記録装置 |