JP3501574B2 - サーマルプリント方法及び装置 - Google Patents

サーマルプリント方法及び装置

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JP3501574B2
JP3501574B2 JP31924095A JP31924095A JP3501574B2 JP 3501574 B2 JP3501574 B2 JP 3501574B2 JP 31924095 A JP31924095 A JP 31924095A JP 31924095 A JP31924095 A JP 31924095A JP 3501574 B2 JP3501574 B2 JP 3501574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサーマルヘ
ッドを用いて、記録材料の1回通しでフルカラー画像等
を記録するサーマルプリント方法及び装置に関し、更に
詳しくは記録材料の搬送負荷変動に起因するスジ状の濃
度ムラ等の発生を防止するサーマルプリント方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリント方法、例えばカ
ラー感熱プリント方法では、加熱によって発色するカラ
ー感熱記録材料が用いられ、サーマルヘッドとカラー感
熱記録材料とを相対移動しながら、サーマルヘッドでカ
ラー感熱記録材料を押圧・加熱してフルカラー画像を記
録する。このカラー感熱記録材料は、少なくともシアン
感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層
がベース上に順次層設されている。各感熱発色層を選択
的に発色させるために、各感熱発色層は熱感度が異なっ
ており、最下層にあるシアン感熱発色層の熱感度が最も
低く、最上層にあるイエロー感熱発色層の熱感度が最も
高い。また、次の感熱発色層を記録する際に、その上に
ある記録済みの感熱発色層が再度記録されないように、
この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線を照射してこ
れらを定着する。
【0003】また、高速プリントを行うために、記録材
料の通路中に3個のサーマルヘッドを配置し、記録材料
を上流側から下流側へ1回通す間に、各サーマルヘッド
によるプリントステージでイエロー画像,マゼンタ画
像,シアン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成
する1パス3ヘッドタイプのサーマルプリント方法が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この1パス3ヘッドタ
イプのサーマルプリント方法では、例えば、各プリント
ステージのキャプスタンを駆動するパルスモータのパル
スレートを同一にして同じ速度で記録材料を送るように
している。このように同じ速度に設定しても、ロール状
の記録材料を用い連続プリントを行う場合、キャプスタ
ン径のばらつきやサーマルヘッドの挙動に基づいて、搬
送負荷が変動する。前記サーマルヘッドの挙動としては
記録材料がサーマルヘッドの発熱素子アレイに圧着又は
退避する機械的なものと、印画率が異なることによる発
熱素子アレイの発熱量の相違による熱的なものとがあ
る。熱的挙動は発熱素子アレイと記録材料との間の摩擦
係数を変動させるため、機械的挙動と同じように、搬送
負荷変動となって現れる。この搬送負荷変動によって、
各色の記録の際に記録材料の搬送速度が僅かずつ変化し
て、結果的に各色のプリントステージ間で記録材料が引
っ張られたり弛んだりする。記録材料が引っ張られる
と、スジ状の濃度むら,色むらや、色ずれ等が発生し、
印画品質を低下させてしまうという問題がある。また、
過度のたるみの発生はジャムの原因になる。
【0005】ところで、始めてのプリントが出てくるま
での時間を短縮するするためには、各サーマルヘッド間
の距離は短い方が好ましい。この場合には記録材料の剛
性のため記録材料は弛むことがなく次のプリントステー
ジに送られる。したがって、次のプリントステージで記
録材料がニップされて搬送されると、隣接するプリント
ステージ間で記録材料はたるみの無い張った状態にな
る。この状態で各プリントステージでプリントが順に開
始されると、前述したようにサーマルヘッドの挙動によ
る搬送負荷変動の相互影響によって、スジ状の濃度むら
や色むら,色ずれ等が発生し、プリント品質を低下させ
てしまうという問題がある。
【0006】このため、各プリントステージの間の記録
材料にたるみを持たせて、このたるみにより搬送負荷変
動等が隣のプリントステージに伝達されることのないよ
うにすることが考えられている。しかしながら、図4に
示すように、例えばイエロープリントステージ2の搬送
ローラ対3とマゼンタプリントステージ4のサーマルヘ
ッド5との間の記録材料6にたるみ7を形成しようとす
る場合、たるみ7は、P1,P2,P3の3か所で曲げ
られる。しかも、矢印で示すように曲げ方向が交互に変
化する。記録材料6が十分に薄く剛性の低いもの(例え
ば厚み0.05〜0.1mmの汎用紙)であって、たるみ
7を形成するスペースの長さL1が約200mm程度と十
分に長い場合には、このたるみによる曲げ変形からくる
反動は軽微であり、サーマルヘッド5の発熱素子アレイ
5aと記録材料6との接触状態等に悪影響を与えること
もない。
【0007】しかしながら、小型化や最初のプリントが
得られるまでの時間を短くしようとする場合には、上記
たるみを形成するスペースの長さL1を例えば50mm程
度に短くする必要がある。また、比較的良質のプリント
を行う場合には、0.15〜0.25mm程度の厚手の用
紙や、合成紙と呼ばれるプラスチックを一部に用いた剛
性の高い用紙を使用する必要がある。この場合にはたる
みを形成することによる搬送負荷変動の吸収という利点
よりも、たるみを形成するための曲げによる反動などに
よる弊害が大きくなる。したがって、本来、搬送負荷変
動を抑えるためにたるみ7を形成するのに、このたるみ
7による反動によって逆に負荷変動をサーマルヘッド5
に与えてしまい、濃度ムラの発生や、サーマルヘッド5
と記録材料6との安定した接触が得られなくなり、プリ
ント品質を劣化させてしまうという新たな問題が発生す
る。
【0008】本発明は、記録材料に無理な曲げ変形をお
こさせることなくたるみを形成して、記録材料の搬送負
荷変動に起因する濃度むらや色むら,色ずれ等の発生を
防止するようにしたサーマルプリント方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルプリント方法は、厚手または剛性
が高い記録材料の通路に沿って複数の搬送ローラ対及び
サーマルヘッドを配置し、記録材料が一方に移動する間
に、各サーマルヘッドを順次記録材料に圧接させて、記
録材料に画像を熱記録するサーマルプリント方法におい
て、前記記録材料の通路を円弧状に形成し、各サーマル
ヘッドの間であって下流側のサーマルヘッドの上流側の
記録材料にたるみを形成し、前記下流側のサーマルヘッ
ドに前記記録材料が接触する位置と、前記下流側のサー
マルヘッドに対し上流側の搬送ローラ対の記録材料挟持
位置とを結ぶ直線と、前記上流側の搬送ローラ対におけ
る記録材料搬送路に対する接線と、前記下流側のサーマ
ルヘッドに前記記録材料が接触する位置における記録材
料搬送路に対する接線とで囲まれた三角形エリア内にた
るみを保持した状態で熱記録することを特徴とする。
た、本発明のサーマルプリント装置は、厚手または剛性
が高い記録材料を用いて、特定の色を1ラインずつ記録
するサーマルヘッド,サーマルヘッドに前記記録材料を
圧接させるプラテン,サーマルヘッドに対し記録材料搬
送方向下流側に配置され各サーマルヘッドに記録材料を
搬送する搬送ローラ対を備えたプリントステージを複数
形成して、これらプリントステージに給紙機構から記録
材料を供給して順に各プリントステージを通過させ、記
録材料に各色を記録するサーマルプリント装置におい
て、前記給紙機構と複数のプリントステージとを円弧線
上に沿って配置して構成した記録材料搬送通路と、給紙
機構とこれに続くプリントステージのサーマルヘッドと
の間、隣合うプリントステージにおける上流側プリント
ステージの搬送ローラ対と下流側プリントステージのサ
ーマルヘッドとの間の記録材料にたるみを形成し、下流
側のサーマルヘッドに前記記録材料が接触する位置と、
前記下流側のサーマルヘッドに対し上流側の搬送ローラ
対の記録材料挟持位置とを結ぶ直線と、前記上流側の搬
送ローラ対における記録材料搬送路に対する接線と、前
記下流側のサーマルヘッドに前記記録材料が接触する位
置における記録材料搬送路に対する接線とで囲まれた三
角形エリア内に前記たるみを保持するコントローラとを
備えたことを特徴とする。なお、前記記録材料をロール
状に巻き取った帯状記録材料とし、前記円弧状の通路の
曲率を、ロール状記録材料から引き出した帯状記録材料
の巻き癖による曲率に近似させることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すカラー感熱プリンタに
おいて、給紙機構8はロール状カラー感熱記録材料9か
ら帯状カラー感熱記録材料(以下単に記録材料という)
10を引き出して、これをイエロープリントステージ1
7に送りだす。記録材料10の通路(パス)は円弧状に
構成されており、この通路に沿って、3個のプラテンロ
ーラ11,12,13が適切な間隔で回転自在に配置さ
れている。円弧状パスの曲率は帯状記録材料10の巻き
癖によるカールの曲率に近似させているが、この曲率は
特にこれに限定されることなく、単に円弧形状に形成し
てもよい。各プラテンローラ11〜13には、イエロー
用サーマルヘッド14,マゼンタ用サーマルヘッド1
5,シアン用サーマルヘッド16が対向して配置されて
おり、これらにより円弧状パスに沿ってイエロープリン
トステージ17,マゼンタプリントステージ18,シア
ンプリントステージ19が形成される。
【0011】各プラテンローラ11〜13は、ローラシ
フト機構20により各サーマルヘッド14〜16の発熱
素子アレイ14a〜16aに圧着する圧着位置と、離れ
た退避位置とに選択的にセットされる。ローラシフト機
構20は、レバー21とソレノイド22とコイルバネ2
3とドライバ22aとから構成されている。そして、ソ
レノイド22がONの状態でコイルバネ23の付勢も加
わりプラテンローラ11〜13がサーマルヘッド14〜
16側に圧着される。また、ソレノイド22がOFFに
なると揺動レバー21が揺動され、プラテンローラ11
〜13が各サーマルヘッド14〜16から離れた退避位
置にセットされる。なお、ソレノイド22のON,OF
Fとプラテンローラ11〜13の圧着,退避との関係は
逆にしてもよく、この場合にはソレノイドがOFFでプ
ラテンローラが常時圧着状態になる。ローラシフト機構
20は、この他にカム機構やリンク機構等から構成して
もよく、この場合にもプラテンローラ11〜13を圧着
位置と退避位置とに選択的にセットする。
【0012】各プリントステージ17〜19には、イエ
ロー搬送ローラ対25,マゼンタ搬送ローラ対26,シ
アン搬送ローラ対27と、イエロー記録部28,マゼン
タ記録部29,シアン記録部30とが配置されている。
イエロー搬送ローラ対25は、イエロー用サーマルヘッ
ド14に対し記録材料10の搬送方向下流側に配置され
ており、下側のキャプスタン25aと上側のニップロー
ラ25bとから構成されている。キャプスタン25aは
イエロー用パルスモータ32で回転される。また、ニッ
プローラ25bはローラシフト機構33によってニップ
位置とニップ解除位置との間で選択的にセットされる。
ローラシフト機構33もローラシフト機構20と同じよ
うに構成されており、ニップローラ31bを圧着位置と
退避位置とに選択的にセットする。他のマゼンタ搬送ロ
ーラ対26,シアン搬送ローラ対27も同様に構成され
ており、パルスモータ34,35により回転される。ま
た、各搬送ローラ対26,27のニップローラはローラ
シフト機構33によりニップ位置とニップ解除位置に選
択的にセットされる。各パルスモータ32,34,35
はドライバ32a,34a,35aを介してシステムコ
ントローラ40により回転制御される。
【0013】各プリントステージ17〜19のプラテン
ローラ11〜13と搬送ローラ対31との間には、マー
クセンサ41,42,43が配置されている。各マーク
センサ41〜43は、記録材料10の裏面に所定ピッチ
で印刷された位置決めマークを検出し、これをシステム
コントローラ40に送る。また、マークセンサ41〜4
3は、記録材料10の先端も検出し、これをシステムコ
ントローラ40に送る。システムコントローラ40は、
マークセンサ41〜43からの出力信号の変動から、先
端かマークかを判別し、これら先端検出信号及びマーク
検出信号に基づき、各プリントステージ17〜19にお
ける搬送ローラ対25〜27のニップ制御と、サーマル
ヘッド14〜16の圧着制御と、プリント制御とを行
う。各サーマルヘッド14〜16は周知のように各記録
部28〜30で駆動され、記録材料10に対し1ライン
ずつ感熱記録を行う。
【0014】また、イエロー及びマゼンタプリントステ
ージ17,18の間にはイエロー定着器45が、マゼン
タ及びシアンプリントステージ18,19の間にはマゼ
ンタ定着器46が配置されている。イエロー定着器45
は420nmの近紫外線を記録材料10に照射してイエ
ロー感熱記録層を光定着する。また、マゼンタ定着器4
6は365nmの近紫外線を記録材料10に照射してマ
ゼンタ感熱記録層を光定着する。
【0015】シアンプリントステージ19の下流側には
排紙機構47が配置されている。排紙機構47は、カッ
タ48と排紙ローラ対49とを備えている。カッタ48
は図示しないマークセンサからの位置決めマークの検出
信号に基づき各画像の間の余白部で記録材料10を切断
する。排紙ローラ対49は、記録材料10を図示しない
排紙トレイに排出する。
【0016】システムコントローラ40は、先ず、各ロ
ーラシフト機構20,33によりプラテンローラ11〜
13を退避位置にセットするとともに、各搬送ローラ対
25〜27をニップ解除状態にする。次に、給紙機構8
を作動させてイエロープリントステージ17に給紙を開
始するとともに、イエロー用パルスモータ32を回転す
る。そして、マークセンサ41で先端を検出してから一
定時間経過した後にローラシフト機構33により搬送ロ
ーラ対25をニップ状態にする。この一定時間は記録材
料10の先端を検出してから記録材料10の先端が搬送
ローラ対25を通過するまでの時間であり、予めこれが
システムコントローラ40のROM44に記憶されてい
る。次に、ローラシフト機構20によりプラテンローラ
11を上昇させ記録材料10をサーマルヘッド14の各
発熱素子アレイ14aに圧着させる。また、マークセン
サ41からのマーク検出信号に基づき記録開始位置を特
定して、これに基づきサーマルヘッド14を駆動し所定
の位置にイエロー画像を1ラインずつ記録する。イエロ
ー記録の後はイエロー定着器42によりイエロー感熱記
録層を光定着する。
【0017】マゼンタプリントステージ18でも、同様
にして記録材料10の先端通過に伴い搬送ローラ対26
がニップされるとともに、サーマルヘッド15の発熱素
子アレイ15aに記録材料10が圧接される。また、マ
ーク検出信号に基づきイエロー画像に重ねるようにして
マゼンタ画像が1ラインずつ記録される。マゼンタ記録
の後はマゼンタ定着器46によりマゼンタ感熱記録層が
定着される。
【0018】シアンプリントステージ19でも、同様に
して搬送ローラ対27のニップ制御とサーマルヘッド1
6の記録材料10への圧着制御とが行われ、シアン画像
が1ラインずつ記録される。このようにして、イエロ
ー,マゼンタ,シアンの各画像が同一記録エリアに三色
順次記録され、フルカラー画像が得られる。このフルカ
ラー画像は排紙機構47で各コマ毎に切断され、排紙ト
レーに排出される。
【0019】各プリントステージ17〜19の間には、
記録材料10の先端を通過させる際に記録材料10に一
定範囲のたるみ50,51が形成される。例えば、イエ
ロー及びマゼンタプリントステージ17,18の間のた
るみ50は、マゼンタ搬送ローラ対26が記録材料10
の先端をニップしてから一定時間を経過した後にマゼン
タパルスモータ34を回転し、その搬送開始時期を遅ら
せることにより形成される。同様にしてたるみ51もシ
アン用搬送ローラ対27の搬送開始時期を遅らせること
により形成される。
【0020】また、各プリントステージ17〜19にお
ける記録材料10の搬送開始時期をずらしてたるみ5
0,51を形成する他に、最初のコマのプリントの際に
各プリントステージ17〜19における搬送速度Vy,
Vm,Vcに差を設ける(Vy>Vm>Vc)ことで、
たるみ50,51を形成してもよい。
【0021】上記たるみ50,51のたるみ量は、各プ
リントステージ17〜19における搬送負荷変動によっ
て実際の記録材料送り量が変化し、これが累積されて一
定範囲外となることがないように、記録材料送り量の累
積変動量とプリント枚数との関係から決定する。すなわ
ち、送り量の変動によってたるみ量が消費されてしまい
各プリントステージ間で記録材料が張った状態になった
り、逆にたるみ量が増加してジャムが発生することのな
いように、たるみ量が一定範囲を越えることのない許容
プリント枚数を求めておく。そして、この許容プリント
枚数に達した時に、給紙機構8の図示しないカッタを作
動して現在プリント中の最終コマの余白部分で記録材料
10を切断して、この最終コマをプリントした後に一連
のプリントを一時的に終了する。続いてプリントを行う
場合には、新たに記録材料10の先端を各プリントステ
ージ17〜19に送って所定のたるみ50,51を形成
し、再度残りのコマ数をプリントする。
【0022】図2はたるみの形成エリアA1を拡大して
示すものである。たるみ形成エリアA1は、イエロー搬
送ローラ対25とマゼンタプリントステージ18のサー
マルヘッド15の発熱素子アレイ15aとを結ぶ直線S
1と、搬送ローラ対25における記録材料搬送路に対す
る接線S2と、発熱素子アレイ15aにおける記録材料
搬送路に対する接線S3とで囲まれた三角形エリアから
構成されており、このエリアA1内にたるみ50が位置
されるようにたるみ量が決定されている。図中の2点鎖
線LL1,LL2は、このエリアA1における記録材料
10のたるみ形状の一例を示している。
【0023】図3は、ロール状記録材料60から引き出
した帯状記録材料61の巻き癖が強い場合のカラー感熱
プリンタの一例を示すものである。この場合にも、帯状
記録材料61の巻き癖による曲率とほぼ同じ曲率でパス
が形成されている。帯状記録材料61の巻き癖は、巻き
芯62近くのものが最も曲率が大きく、外周に近づくに
したがい小さくなるので、中間部分における曲率を用い
ることが好ましいが、巻き癖による曲率変動はそれほど
大きくないので、巻き芯近くや最外周近くの曲率を用い
てもよい。ロール状記録材料60から引き出された帯状
記録材料61は、円弧状のパスを介して給紙機構63,
イエロープリントステージ64,マゼンタプリントステ
ージ65,シアンプリントステージ66,排紙機構67
に順次送られる。これらロール状記録材料60,給紙機
構63,各プリントステージ64〜66,排紙機構67
は約60°ピッチで円弧状のパスに沿って配置されてい
る。なお、図1と同一構成部材には同一符号が付してあ
る。
【0024】給紙機構63は、給紙ローラ対70とカッ
タ71とマークセンサ72とから構成されている。給紙
ローラ対70はキャプスタン70aとニップローラ70
bとから構成されており、キャプスタン70aは図示し
ない給紙用パルスモータにより回転される。ニップロー
ラ70bはローラシフト機構20により記録材料61の
先端通過時にはニップが解除されるようになっている。
マークセンサ72は記録材料の裏面に予め印刷された位
置決めマークを検出する。なお、予め印刷する他に、給
紙ローラ対70の近くでその上流側に図示しないマーカ
ーを設けておき、画面サイズに応じて位置決めマークを
記録するようにしてもよい。マーカーとしては、インク
を塗布するタイプや感熱記録するタイプ、小孔や切欠き
を形成するタイプ等を適宜用いることができる。インク
を塗布するタイプを用いる場合には、記録材料61の側
端面にマークを付与すると位置決めマークが目立つこと
がない。また、位置決めマークは排紙機構67で各コマ
毎に切断する際に切り落とすようにしてもよい。カッタ
71は、予め入力されたプリント枚数に達したときに、
マークセンサ72のマーク検出信号に基づき各コマの余
白部分で記録材料61を切断する。
【0025】イエロープリントステージ64はプラテン
ローラ75とサーマルヘッド76とマークセンサ77と
から構成されている。プラテンローラ75はローラシフ
ト機構20によりサーマルヘッド76の各発熱素子アレ
イ76aに記録材料10を圧接する位置と、離れた退避
位置との間で変位するようにされている。そして、記録
材料61の先端がサーマルヘッド76を通過する際には
プラテンローラ75が退避位置にされ、記録材料61の
先端が通過した後は記録材料61をサーマルヘッド76
の発熱素子アレイ76aに圧着させる。また、プラテン
ローラ75はパルスモータで回転駆動される。そして、
マークセンサ77のマーク検出信号に基づき記録開始位
置が特定され、これに基づきイエロー画像が1ラインず
つ感熱記録される。
【0026】他のマゼンタ及びシアンプリントステージ
65,66もイエロープリントステージ64と同じよう
に、プラテンローラ78,79,サーマルヘッド80,
81、マークセンサ82,83を備えており、プラテン
駆動方式によりマーク検出信号に基づき各色の記録が行
われる。また、イエロープリントステージ64とマゼン
タプリントステージ65との間にはイエロー定着器45
が配置されており、イエロー感熱発色層を定着する。ま
た、マゼンタプリントステージ65とシアンプリントス
テージ66との間にはマゼンタ定着器46が配置されて
おり、マゼンタ感熱発色層を定着する。
【0027】排紙機構67は、カッタ85とマークセン
サ86と排紙ローラ対87とから構成されている。排紙
ローラ対87は、キャプスタン87aとニップローラ8
7bとから構成されている。キャプスタン87aは図示
しないパルスモータにより回転駆動される。また、ニッ
プローラ対87bはローラシフト機構20により記録材
料61の先端が通過する際にニップ解除状態にされ、先
端が通過した後は記録材料61をニップする。カッタ8
5はマークセンサ86のマーク検出信号に基づき切断位
置を特定して、各コマ毎に切り離す。切り離された各コ
マ毎の記録材料61aはトレー90に排出される。トレ
ー90には記録材料61の後端の端切れ91を受けとめ
る端切れトレー92が並べて形成されており、端切れ9
1が生じた場合にはこの端切れトレー91に排出され
る。
【0028】このように記録材料61の巻き癖とほぼ同
じ曲率で円弧状のパスを形成するから、記録材料61の
送り抵抗が少なくなり、しかも記録材料61の幅方向で
の蛇行も少なくするので、記録材料61を安定させた状
態で送ることができる。また、給紙ローラ対70とイエ
ロープリントステージ64のサーマルヘッド76との
間、イエローサーマルヘッド76とマゼンタサーマルヘ
ッド80との間、マゼンタサーマルヘッド80とシアン
サーマルヘッド81との間、シアンサーマルヘッド81
と排紙ローラ対87との間の記録材料61にたるみ9
5,96,97,98が上記実施形態と同じように形成
される。なお、図中の二点鎖線LL3は最大たるみ量を
示し、二点鎖線LL4は最小たるみ量を示している。
【0029】図3に示す実施形態ではプラテン駆動方式
としたが、この他に図1に示すようにサーマルヘッド1
4〜16の下流側に配置した搬送ローラ対25〜27に
よるキャプスタン駆動方式で記録材料61を送るように
してもよい。また、上記実施形態では、パルスモータ
(ステッピングモータ)32,34,35を用いたが、
他の速度制御が容易なモータを用いてもよい。
【0030】上記実施形態では、縦型配置のサーマルヘ
ッド14〜16,76,80,81を用いたが、この他
に記録材料の搬送方向に沿って配置した横型配置のサー
マルヘッドを用いてもよい。また、上記実施形態ではカ
ラー感熱プリンタについて説明したが、この他に図示は
省略したが、イエロー,マゼンタ,シアンの各カラーイ
ンクリボンを用いた昇華型の熱転写プリンタに本発明を
実施してもよい。この場合には、サーマルヘッドの各発
熱素子アレイと記録材料との間にカラーインクリボンを
介在させて、各インクリボンからのインクを記録材料に
熱転写する。また、昇華型の代わりに面積階調方式の熱
溶融型としてもよい。
【0031】上記実施形態では、イエロー,マゼンタ,
シアンの各プリントステージを順に形成してフルカラー
画像を記録するようにしたが、この他に、裏面に対し印
字を行う印字プリントステージを追加して設けてもよ
い。この場合には、一方の面にカラー感熱記録層を形成
し、他方の面にモノクロ感熱記録層を形成した記録材料
録を用いる。そして、一方の面にフルカラー画像を他方
の面に宛て名等の印字を記録する。これによりポストカ
ード等の両面印刷を記録材料の1回の移動で行うことが
できる。印字プリントステージはサーマルプリント方式
の他にインクジェット方式等を用いてもよい。また、フ
ルカラー画像に代えてモノクロの中間調画像を記録して
もよく、この場合には、中間調画像を記録する第1のプ
リントステージと、宛て名等の印字を行う第2のプリン
トステージとからプリンタを構成する。
【0032】上記実施形態ではある一定量のたるみを最
初に形成して、これが維持される範囲内のプリント許容
枚数を決定し、これを越えたプリントの場合に、給紙側
で記録材料をプリント許容枚数内の最終コマの余白部分
で切断して一連のプリントを一時的に終了し、この後に
再度新たにたるみを形成して再度プリントを行うように
したが、この他に、たるみ量センサでたるみを一定範囲
に維持するようにしてもよい。例えば、マイクロ変位計
からなるたるみ量センサを用いて、たるみ部分とセンサ
との距離に基づきたるみ量を検出し、このたるみ量が一
定になるように、各搬送ローラ対25〜27のパルスモ
ータ32,34,35のパルスレートを変更する。この
場合には、例えばマゼンタ搬送ローラ対26のパルスモ
ータ34を標準のパルスレートで固定して一定速度で搬
送させ、他のイエロー及びシアン搬送ローラ対25,2
7のパルスモータ32,35をたるみ量に応じてそのパ
ルスレートを変更する。なお、マゼンタ搬送ローラ対2
6を基準にする他に、イエロー又はシアン搬送ローラ対
25,26を基準にしてたるみ量を一定に保持する制御
を行ってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、各サーマルヘッドの間
であって下流側のサーマルヘッドの上流側の記録材料に
たるみを形成し、このたるみを維持した状態で熱記録す
るから、各プリントステージでサーマルヘッドの挙動に
より搬送負荷変動が発生しても、この搬送負荷変動がた
るみによって吸収され隣接するプリントステージに伝達
されることがないので、濃度ムラや色ムラ、色ずれ等の
発生を抑えることができる。しかも、記録材料の通路を
円弧状に形成したから、たるみを形成する場合に自然な
状態でたるみを形成することができる。したがって、従
来のように3点で曲げてたるみを形成する場合に比べて
曲げ変形による反動が少なく、この反動によってサーマ
ルヘッドに与える負荷変動を小さくすることができる。
このため、たるみ形成スペースの長さを従来のものに比
べて短くすることができるので小型化が図れる。また、
記録材料として剛性のあるものも用いることができるよ
うになるので、比較的厚みのある記録材料を用いた高画
質プリントを行うことができる。
【0034】 下流側のサーマルヘッドに前記記録材料
が接触する位置と、前記下流側のサーマルヘッドに対し
上流側の搬送ローラ対の記録材料挟持位置とを結ぶ直線
と、前記上流側の搬送ローラ対における記録材料搬送路
に対する接線と、前記下流側のサーマルヘッドに前記記
録材料が接触する位置における記録材料搬送路に対する
接線とで囲まれた三角形エリア内に記録材料を位置させ
て前記たるみを形成したから、図4に示すたるみのよう
に3点で曲げられしかも曲率が交互に変わるたるみとな
ることがなく、ほぼ単一円弧状のたるみになるので、た
るみによる曲げ変形からくる反動をより一層少なくする
ことができる。したがって、予め離型紙に接着層でカラ
ー感熱記録材料を貼り合わせたシール用複合記録材料等
も用いることかできるようになる。
【0035】また、円弧状の記録材料通路の曲率を、ロ
ール状記録材料から引き出した帯状記録材料の巻き癖に
よる曲率に近似させたから、通路内において記録材料に
無理な曲げ変形が生じることもなく、記録材料の詰まり
等が発生しにくくなる。また、定着ランプにより紫外線
を照射して光定着するカラー感熱プリンタにおいては、
湾曲した記録材料の内側に定着ランプを配置することに
より、ランプに記録材料を均一に近づけることができ、
ランプからの紫外線を有効に記録材料に照射させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す概
略図である。
【図2】たるみ形成エリアを示す概略図である。
【図3】他のカラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図4】プリントステージの間に形成したたるみの一例
を示す概略図である。
【符号の説明】
8,63 給紙機構 9,60 ロール状カラー感熱記録材料 10,61 帯状カラー感熱記録材料 11〜13,75,78,79 プラテンローラ 14〜16,76,80,81 サーマルヘッド 17〜19,64〜66 プリントステージ 25〜27 搬送ローラ対 28〜30 記録部 47,67 排紙機構 50,51,95〜98 たるみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 11/42 B41J 11/66 B41J 15/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚手または剛性が高い記録材料の通路に
    沿って複数の搬送ローラ対及びサーマルヘッドを配置
    し、記録材料が一方に移動する間に、各サーマルヘッド
    を順次記録材料に圧接させて、記録材料に画像を熱記録
    するサーマルプリント方法において、 前記記録材料の通路を円弧状に形成し、各サーマルヘッ
    ドの間であって下流側のサーマルヘッドの上流側の記録
    材料にたるみを形成し、前記下流側のサーマルヘッドに前記記録材料が接触する
    位置と、前記下流側のサーマルヘッドに対し上流側の搬
    送ローラ対の記録材料挟持位置とを結ぶ直線と、前記上
    流側の搬送ローラ対における記録材料搬送路に対する接
    線と、前記下流側のサーマルヘッドに前記記録材料が接
    触する位置における記録材料搬送路に対する接線とで囲
    まれた三角形エリア内にたるみを保持し た状態で熱記録
    することを特徴とするサーマルプリント方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルプリント方法に
    おいて、 前記記録材料をロール状に巻き取った帯状記録材料と
    し、前記円弧状の通路の曲率を、ロール状記録材料から
    引き出した帯状記録材料の巻き癖による曲率に近似させ
    たことを特徴とするサーマルプリント方法。
  3. 【請求項3】 厚手または剛性が高い記録材料を用い
    て、特定の色を1ラインずつ記録するサーマルヘッド,
    サーマルヘッドに前記記録材料を圧接させるプラテン,
    サーマルヘッドに対し記録材料搬送方向下流側に配置さ
    れ各サーマルヘッドに記録材料を搬送する搬送ローラ対
    を備えたプリントステージを複数形成して、これらプリ
    ントステージに給紙機構から記録材料を供給して順に各
    プリントステージを通過させ、記録材料に各色を記録す
    るサーマルプリント装置において、 前記給紙機構と複数のプリントステージとを円弧線上に
    沿って配置して構成した記録材料搬送通路と、 給紙機構とこれに続くプリントステージのサーマルヘッ
    ドとの間、隣合うプリントステージにおける上流側プリ
    ントステージの搬送ローラ対と下流側プリントステージ
    のサーマルヘッドとの間の記録材料にたるみを形成し、下流側のサーマルヘッドに前記記録材料が接触する位置
    と、前記下流側のサーマルヘッドに対し上流側の搬送ロ
    ーラ対の記録材料挟持位置とを結ぶ直線と、前記上流側
    の搬送ローラ対における記録材料搬送路に対する接線
    と、前記下流側のサーマルヘッドに前記記録材料が接触
    する位置における記録材料搬送路に対する接線とで囲ま
    れた三角形エリア内に前記たるみを 保持するコントロー
    ラとを備えたことを特徴とするサーマルプリント装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサーマルプリント装置に
    おいて、 前記記録材料をロール状に巻き取った帯状記録材料と
    し、前記記録材料搬送通路の曲率を、ロール状記録材料
    から引き出した帯状記録材料の巻き癖による曲率に近似
    させたことを特徴とするサーマルプリント装置。
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