JP3590701B2 - カラーサーマルプリント方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のサーマルヘッドを用いて、記録材料の1回通しでフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法及び装置に関し、更に詳しくは記録材料の搬送負荷変動に起因するスジ状の濃度ムラ等の発生を防止するカラーサーマルプリント方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラーサーマルプリント方法、例えばカラー感熱プリント方法では、加熱によって発色するカラー感熱記録材料が用いられ、サーマルヘッドとカラー感熱記録材料とを相対移動しながら、サーマルヘッドでカラー感熱記録材料を押圧・加熱してフルカラー画像を記録する。このカラー感熱記録材料は、少なくともシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層がベース上に順次層設されている。各感熱発色層を選択的に発色させるために、各感熱発色層は熱感度が異なっており、最下層にあるシアン感熱発色層の熱感度が最も低く、最上層にあるイエロー加熱発色層の熱感度が最も高い。また、次の感熱発色層を記録する際に、その上にある記録済みの感熱発色層が再度記録されないように、この記録済みの感熱発色層に特有な電磁線を照射して定着する。
【0003】
また、高速プリントを行うために、記録材料の通過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、記録材料を上流側から下流側へ1回通す間に、各サーマルヘッドによるプリントステージでイエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する1パス3ヘッドタイプのサーマルプリント方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この1パス3ヘッドタイプのサーマルプリント方法では、例えば、各プリントステージのキャプスタンを駆動するパルスモータのパルスレートを同一にして同じ速度で記録材料を送るようにしている。このように同じ速度に設定しても、ロール状の記録材料を用い連続プリントを行う場合、キャプスタン径のばらつきやサーマルヘッドの挙動に基づいて、搬送負荷が変動する。前記サーマルヘッドの挙動としては記録材料がサーマルヘッドの発熱素子アレイに圧着又は退避する機械的なものと、印画率が異なることによる発熱素子アレイの発熱量の相違による熱的なものとがある。熱的挙動は発熱素子アレイと記録材料との間の摩擦係数を変動させるため、機械的挙動と同じように、搬送負荷変動となって現れる。この搬送負荷変動によって、各色の記録の際に記録材料の搬送速度が僅かずつ変化して、結果的に各色のプリントステージ間で記録材料が引っ張られたり弛んだりする。記録材料が引っ張られると、スジ状の濃度むら,色むらや、色ずれ(レジストレーションエラー)等が発生し、印画品質を低下させてしまうという問題がある。また、過度のたるみの発生はジャムの原因になる。
【0005】
上記の搬送速度変動に伴う濃度むらや色ずれ等を抑える方法として、搬送速度の僅かな変動を検出して、これを無くすように各プリントステージにおける搬送速度を一定に制御することが考えられる。しかしながら、帯状の記録材料のように連続したものの搬送速度の僅かな変動を検出する場合には、レーザーを利用した変位計等の高精度なものを用いる必要がある。したがって、高価なシステムとなってしまうので、カラーサーマルプリンタにこのようなレーザー変位計等の高価なシステムを用いることは現実的ではない。
【0006】
また、プリントを高速で行うためには各サーマルヘッド間の距離は短い方が好ましいが、この場合には記録材料の剛性のため記録材料は弛むことがなく次のプリントステージに送られる。したがって、次のプリントステージで記録材料がニップされて搬送されると、隣接するプリントステージ間で記録材料はたるみの無い張った状態になる。この状態で各プリントステージでプリントが順に開始されると、上述したようにサーマルヘッドの挙動による搬送負荷変動の相互影響によって、スジ状の濃度むらや色ずれ等が発生し、プリント品質を低下させてしまうという問題がある。このような問題は感熱式のカラーサーマルプリンタの他に、昇華型や溶融型の転写式カラーサーマルプリンタでも発生する。
【0007】
本発明は、カラーサーマルプリンタにおける記録材料の搬送負荷変動に起因する濃度むらや色むら,色ずれ等の発生を簡単な構成で防止するようにしたカラーサーマルプリント方法及び装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のカラーサーマルプリント方法は、各プリントステージに記録材料の先端を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成し、このたるみを持たせた状態で各プリントステージで各色を記録し、記録材料の先端から記録開始位置までの余白部を搬送する際に前記たるみを所定量形成し、たるみを形成した後は、下流側プリントステージの搬送速度を上流側プリントステージの搬送速度と同じにするようにしたものである。また、請求項2記載のカラーサーマルプリント方法は、たるみが一定量に達した後は、下流側プリントステージのサーマルヘッドを各フルカラー画像の間の余白部が通過する際に、下流側プリントステージにおける記録材料搬送速度を上流側プリントステージにおける記録材料搬送速度と同じにするようにしたものである。
【0010】
また、請求項3記載のカラーサーマルプリント方法は、各プリントステージの間の記録材料にたるみを持たせた状態で各色を記録し、このたるみ量をたるみ量センサで検出し、第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように、前記たるみ量センセのたるみ量検出信号に基づき速度制御したものである。また、請求項4記載のカラーサーマルプリント方法は、前記たるみの量をたるみ量センサで検出し、前記第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように前記たるみ量センサのたるみ量検出信号に基づき速度制御するようにしたものである。また、請求項5記載のカラーサーマルプリント方法は、第1及び第2のプリントステージの間、及び第2及び第3のプリントステージの間のたるみの量をたるみ量センサで検出し、第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように前記たるみ量センサのたるみ量検出信号に基づき速度制御したものである。また、請求項6記載のカラーサーマルプリント方法は、前記たるみ量センサをマイクロ変位計から構成し、マイクロ変位計は投光部及び受光部を備え、記録材料のたるみ部分とマイクロ変位計との距離相当値を検出するようにしたものである。
【0011】
また、請求項7記載のカラーサーマルプリント装置は、第1及び第2のプリントステージの間の記録材料のたるみ量を検出する第1のたるみ量センサと、第2及び第3のプリントステージの間の記録材料のたるみ量を検出する第2のたるみ量センサと、第2のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を基準搬送速度として一定にし、第1のたるみ量センサのたるみ量検出信号に基づきこのたるみ量が一定になるように第1のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を制御するとともに、第2のたるみ量センサのたるみ量検出信号に基づきこのたるみ量が一定になるように第3のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を制御するコントローラとを備えたものである。また、請求項8記載のカラーサーマルプリント装置では、前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成するように、前記コントローラを構成したものである。また、請求項9記載のカラーサーマルプリント装置では、各プリントステージに記録材料の先端を通過させる際に、下流側プリントステージで記録材料の先端をニップして所定時間経過した後に下流側プリントステージにおける記録材料の搬送を開始して、各プリントステージの間に所定量のたるみを形成するように、前記コントローラを構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、直線移動型のカラー感熱プリンタを示すものである。カラー感熱記録材料10の通過域(パス)に沿って、3個のプラテンローラ11,12,13が適切な間隔で回転自在に配置されている。各プラテンローラ11〜13には、イエロー用サーマルヘッド14,マゼンタ用サーマルヘッド15,シアン用サーマルヘッド16が対向して配置されており、これらによりパスに沿ってイエロープリントステージ17,マゼンタプリントステージ18,シアンプリントステージ19が形成される。各プラテンローラ11〜13は、ローラシフト機構20により各サーマルヘッド14〜16の発熱素子アレイ14a〜16aに圧着する圧着位置と、離れた退避位置とに選択的にセットされる。給紙機構21はロール状に巻き取られた記録材料10を引き出して、イエロープリントステージ17に記録材料10を送り出す。
【0013】
各プリントステージ17〜19には、記録材料の搬送部22,23,24と、各サーマルヘッド14〜16を駆動して記録材料10に各色画像を記録する記録部25,26,27とが設けられており、これらはシステムコントローラ28により制御される。また、イエロープリントステージ17とマゼンタプリントステージ18との間にはイエロー定着器29が、マゼンタプリントステージ18とシアンプリントステージ19との間にはマゼンタ定着器30がそれぞれ配置されている。各プリントステージ17〜19では各色の画像が1ラインずつ記録される。イエロー記録の後はイエロー定着器29によりイエロー感熱記録層が光定着される。また、マゼンタ記録の後はマゼンタ定着器30によりマゼンタ感熱記録層が光定着される。このように、イエロー,マゼンタ,シアンの各画像が同一記録エリアに記録され、フルカラー画像が得られる。このフルカラー画像は位置決めマークの検出信号に基づき各画像の間の余白部で図示しないカッタにより各コマ毎に切り離され、排出トレイに排出される。
【0014】
イエロー搬送部22は、イエロー用サーマルヘッド14に対し記録材料送り方向上流側に順に配置された補助ローラ対31,先端センサ32,マークセンサ33と、イエロー用サーマルヘッド14に対しその下流側に配置された搬送ローラ対34とから構成されている。各ローラ対31,34の下側ローラは駆動ローラ31a,34aとされており、パルスモータ35で回転されるようになっている。また、各ローラ対31,34の上側ローラ31b,34bはローラシフト機構36,37によってニップ位置とニップ解除位置との間で選択的にセットされるようになっている。また、補助ローラ対31のニップ圧力は搬送ローラ対34のニップ圧力よりも小さく設定されており、搬送ローラ対34による搬送が主となるようにされている。他のマゼンタ搬送部23,シアン搬送部24も同様に構成されており、同一構成部材には同一符号が付してある。
【0015】
各搬送部22〜24のパルスモータ35は各モータ制御部45,46,47により回転制御される。イエロー用モータ制御部45はモータコントローラとドライバとから構成されている。モータコントローラは標準パルスレートによる駆動パルス数を発生し、ドライバを介してパルスモータ35を定速回転する。マゼンタ用モータ制御部46は、図2に示すように、たるみ量コントローラ50,ドライバ52から構成されており、後に詳しく説明するように、記録材料10の先端が通過する際に所定長さのたるみ41を形成するように、パルスモータ35のパルスレートを標準のものよりも低く設定するとともに、所定長さのたるみ41が形成された後はパルスレートを標準のものに変更した後にたるみ量センサ43からの信号に基づきたるみ41を一定に保つようにパルスレートを変更する。シアン用モータ制御部47もマゼンタ用モータ制御部46と同じに構成されている。
【0016】
たるみ量コントローラ50のアンプ56は、たるみ量センサ43からの距離検出信号を次のA/D変換器57に適した電圧レベルまで増幅する。A/D変換器57はこの増幅した信号をデジタル化した後、演算処理回路58に送る。演算処理回路58では、平均値操作と非直線性の補正を行った後に一定の換算を行い距離dmを算出し、このdmと基準たるみ量を示す基準値d1との大小の比較を行い、この比較結果に応じてたるみ量LSmを一定に保持するパルスレート設定値を算出して、これをプログラマブルインターバルタイマ59に送る。ブログラマブルインターバルタイマ59は、パルスレート設定値になるまで基準クロックをカウントアップし、設定値になったら出力値(パルスモータ駆動パルス)を反転する。反転したら、また「0」からカウントアップする。以下、これらを繰り返すことにより、デューティ比50%のパルスモータ駆動パルスを作成する。
【0017】
例えば、図2に示すように、たるみ41のたるみ量LSmが増加して、距離dmが基準値d1よりも小さい場合には、演算処理回路58は標準パルスレートよりもパルスレートを増やした設定値をプログラマブルインターバルタイマ59に出力する。これにより、マゼンタ搬送部23の搬送ローラ対34の搬送速度Vmが速くなるので、たるみ量LSmは少なくなり、一定範囲の基準たるみ量になる。また、たるみ量LSmが減少する場合には上記と逆の作用となり、搬送ローラ対34の搬送速度Vmが低くなるのでたるみ量LSmが増えて一定範囲の基準たるみ量にされる。
【0018】
図1に示すように、前記先端センサ32は記録材料10の先端を検出し、これをシステムコントローラ28に送る。マークセンサ33は、記録材料10の裏面に所定ピッチで印刷されたマークを検出し、これをシステムコントローラ28に送る。なお、マークは予め印刷する他に、内蔵させたマークプリンタで記録を開始する直前にプリントしてもよい。システムコントローラ28は、先端センサ32からの先端検出信号とイエロー搬送部22のパルスモータ35の駆動パルス数とに基づき記録材料10の先端位置をトラッキング(追跡)し、このトラッキング結果に基づき各ローラ対31,34を先端が通過したのち、各ローラ対31,34を順にニップ状態にする。また、システムコントローラ28は、マークセンサ33からのマーク検出信号とパルスモータ35の駆動パルス数とに基づき記録材料10の記録開始位置や、サーマルヘッドへの記録材料10の圧着開始位置を特定し、これに基づきイエロー記録部25及びローラシフト機構20を制御する。
【0019】
各プリントステージ17〜19の間には、記録材料10に一定量のたるみ41,42が形成される。たるみ41は、記録材料10の先端を各プリントステージ17〜19へ通過させる際に、上流側のイエロー搬送部22の搬送速度Vyよりも、下流側のマゼンタ搬送部23の搬送速度Vmを低く設定する(Vy>Vm)ことにより形成される。同様にして、たるみ42もマゼンタ搬送部23の搬送速度Vmよりもシアン搬送部24の搬送速度Vcを低く設定する(Vm>Vc)ことにより形成される。
【0020】
これらたるみ41,42のたるみ量LSm,LScは、たるみ量センサ43,44で測定される。たるみ量センサ43,44は各たるみ41,42の中央部の下方に配置されており、マイクロ変位計から構成されている。たるみ量センサ43,44はセンサ本体からたるみ41,42の中央部の最大たるみ部分までの距離dm,dcを測定することで、たるみ量LSm,LScの変動を検出する。図2に示すように、たるみ量センサ43からの距離データはマゼンタ用モータ制御部46のたるみ量コントローラ50に送られる。たるみ量コントローラ50は前述したように、たるみ量センサ43からの距離データに基づきたるみ量LSmを一定にするように、パルスモータ35のパルスレートを変更する。
【0021】
以下、本実施形態の作用を説明する。図3は、記録材料10の先端を送る際に、各プリントステージ17〜19間に一定量のたるみ41,42を形成する処理手順を示すフローチャートである。先ず、ローラシフト機構36,37が作動して各ローラ対31,34のニップを解除するとともに、各定着器29,30の紫外線ランプが点灯される。また、プラテンローラ11〜13のローラシフト機構が作動して、プラテンローラ11〜13をニップ解除位置にする。次に、給紙機構21が作動して、記録材料10の先端をイエロープリントステージ17側に送り出す。また、モータ制御部45によりイエロープリントステージ17のパルスモータ35が標準パルスレートで駆動され、各ローラ対31,34における駆動ローラ31a,34aが周速度(搬送速度)Vyで回転する。次に、先端センサ32の先端検出信号に基づき記録材料10の先端位置が特定され、記録材料10が各ローラ対31,34を通過した後に、各ローラ対31,34がニップ状態にされる。また、マークセンサ33からのマーク検出信号に基づきサーマルヘッドの圧着開始位置や記録開始位置等が特定され、イエロー画像が1ラインずつ感熱記録される。
【0022】
次に、マゼンタ搬送部23のパルスモータ35が前記標準パルスレートよりも低いパルスレートで駆動され、マゼンタ搬送部23の各ローラ対31,34における駆動ローラ31a,34aが周速度(搬送速度)Vm(Vm<Vy)で回転する。次に、先端センサ32の先端検出信号に基づき記録材料10が各ローラ対31,34を通過した後に、これらが順にニップ状態にされる。また、マークセンサ33からのマーク検出信号に基づき記録開始位置等が特定され、マゼンタ画像が1ラインずつ感熱記録される。同様にして、シアンプリントステージ19も周速度(搬送速度)Vc(Vc<Vm)で記録材料10が搬送され、シアン画像が感熱記録される。このようにして、フルカラー画像が記録され、このフルカラー画像はカッタにより各コマ毎に切り離され、排出トレイに排出される。
【0023】
各プリントステージ17〜19の搬送速度差によって、各プリントステージ17,18の間、及び18,19の間にたるみ41,42が形成される。本実施形態では、1フレーム分の画像記録のための記録材料搬送量で基準たるみ量を示す距離d1になるように、各パルスレートが設定されている。したがって、図4に示すように、マゼンタプリントステージ18で1フレーム分のマゼンタ画像の記録が終了した後にたるみ41は所定のたるみ量を示す距離dm(=d1)になるため、たるみ量LSmが基準たるみ量を越えると、マゼンタ搬送部23のパルスモータ35が低パルスレートから標準パルスレートに変更され、マゼンタプリントステージ17における搬送速度VmがVyと同じにされる。また、同様にして一定量のたるみ42が形成された(dc=d1)後は、シアンプリントステージ18における搬送速度VcがVyと同じにされる。このように1フレーム分の記録を終了した直後に搬送速度を標準の速度に変更するため、印画に悪影響を与えることがない。なお、図4では1フレーム分のプリントが終了する前に所定のたるみ量となった場合に速度変更をすることのないように、1フレーム分のプリント処理が終わったか否かを判定し、1フレーム分のプリントが終了した後に確実に速度を変更するようにしている。なお、本実施形態では、記録材料の1フレーム分の送り量で基準たるみ量を形成するようにしたが、これに代えて複数個のフレーム分の送り量で基準たるみ量を形成してもよい。
【0024】
前記たるみ41,42を一定量に保持する制御は次のようにして行われる。図2に示すように、まず、たるみ量センサ43からの距離検出信号はアンプ56により次のA/D変換器57に適した電圧レベルまで増幅され、これがA/D変換器57でデジタル化された後、演算処理回路58に送られる。演算処理回路58では、平均値操作と非直線性の補正を行った後に一定の換算を行い、たるみ量LSmを基準たるみ量にするためのパルスレート設定データを求め、これをプログラマブルインターバルタイマ59にロード値として出力する。なお、たるみ量LSmを一定に維持するためのパルスレートの変更は、各記録フレームの間の余白部を送るときに行うことが好ましく、この場合には印画に悪影響を与えることが少ない。
【0025】
プログラマブルインターバルタイマ59はこのロード値に基づきモータ駆動パルスを、例えばカラー感熱記録材料10のたるみ量LSmが増加している場合には定常のパルスレートより増やして出力する。これにより、マゼンタプリントステージ18のキャプスタン34aで送られるカラー感熱記録材料10の単位時間当たりの搬送量が一時的に増えるので、たるみ量LSmは少なくなり、基準たるみ量になる。また、たるみ量LSmが減少する場合には上記と逆の作用となり、マゼンタプリントステージ18における記録材料搬送速度が下げられ、たるみ量LSmが増えて基準たるみ量にされる。ブログラマブルインターバルタイマ59は、パルスレート設定値になるまで基準クロックをカウントアップし、設定値になったら出力値(パルスモータ駆動パルス)を反転する。反転したら、また「0」からカウントアップする。以下、これらを繰り返すことにより、デューティ比50%のパルスモータ駆動パルスを作成する。また、マゼンタプリントステージ18とシアンプリントステージ19との間のたるみ42のたるみ量を一定に維持する処理も上記同様の作用になる。この場合には、基準とするイエロー搬送部22よりも2つ隣のシアン搬送部24では、第1のたるみ41のたるみ量の変動分と第2のたるみ42のたるみ量変動分とを加算し、この加算した変動分に基づきそのパルスレートを制御して、イエロー搬送部22と同じ搬送速度になるようにシアン搬送部の速度制御を行う。
【0026】
なお、上記実施形態では、記録材料10の先端を送る際に、各搬送部22〜24のパルスモータ35のパルスレートを変更して、各プリントステージ17〜19における記録材料搬送速度をVy>Vm>Vcになるようにして、これらの間の速度差で各プリントステージ間にたるみ41,42を形成するようにしたが、この他に、図5に示すように、下流側のプリントステージにおいて、下流側の搬送速度を一時的に「0」としてもよく、この場合には記録材料10の先端がマゼンタプリントステージ18の直前で停止され、マゼンタ搬送部22の記録材料10の搬送開始が遅らせられる。同様にしてマゼンタプリントステージ18,シアンプリントステージ19の間にもたるみ42が形成される。また、上記実施例では1フレーム分の記録を終了した後の余白部分の送りの際にパルスレートを変更するようにしたが、これは所定量のたわみが形成された時点でパルスレートを変更するようにしてもよい。
【0027】
また、上記実施形態では上流にあるイエロープリントステージ17の搬送部22を基準にして、他のマゼンタ及びシアンプリントステージ18,19の搬送部23,24の搬送速度を変化させるようにしたが、この他に、マゼンタプリントステージ18の搬送部23を基準にして、残りのイエロー及びシアン搬送部22,24の搬送速度を変化させてもよい。この場合には、たるみ量センサ43の出力は、イエロー用モータ制御回路45に接続され、イエロープリントステージ17においてパルスモータ35の速度制御を行い、第1のたるみ41が一定になるようにする。更には、シアンプリントステージ19の搬送部24を基準にして残りの搬送部22,23の搬送速度を変化させてもよい。
【0028】
次に、図6に示すように、イエロープリントステージ17と給紙機構62との間、及びシアンプリントステージ19と排紙機構63との間にも、たるみ64,65を設けた実施形態について説明する。各プリントステージ17〜19の構成は上記実施形態と同じに構成されており、同一部材には同一符号が付してある。
【0029】
給紙機構62は給紙ローラ対66を備えており、ロール状に巻き取られた記録材料10を引き出して、これをイエロープリントステージ17に送り出す。給紙ローラ対66の下側ローラは駆動ローラ66aとされており、パルスモータ67で回転されるようになっている。また、上側ローラ66bはローラシフト機構68によってニップ位置とニップ解除位置との間で選択的にセットされるようになっている。
【0030】
前記パルスモータ67は給紙用モータ制御部69により回転制御される。図7に示すように、給紙用モータ制御部69は、たるみ量コントローラ71とドライバ52とから構成されている。たるみ量コントローラ71は、図2に示すマゼンタ用モータ制御部46のたるみ量コントローラ50と同様に構成されており、同一部材には同一符号が付してある。たるみ量コントローラ71は、給紙機構62とイエロープリントステージ17との間に形成されるたるみ64をたるみ量センサ70で測定し、そのたるみ量信号に基づきパルスレートを変更して、たるみ量を一定範囲に保持する。たるみ64は、図8に示すように記録材料10の先端をイエロープリントステージ17に送る際に、イエロープリントステージ17の搬送開始を少し遅らせることにより形成される。また、搬送開始時期を遅らせる他に、図9,図10に示すように、給紙機構62の搬送速度Vsとイエロー搬送部22の搬送速度Vyとに速度差(Vs>Vy)を設けることで、たるみ64を形成してもよい。
【0031】
たるみを一定範囲に保持する制御は、上記マゼンタ用モータ制御部46と同様であるが、マゼンタ用モータ制御部46ではマゼンタプリントステージ18の下流側にあるたるみ41のたるみ量が一定になるように保持しているのに対し、給紙用モータ制御部69のたるみ量コントローラ71は給紙機構62の下流側にあるたるみ64のたるみ量を制御するため、制御方向が逆になっている点で異なっている。例えば、図7に示すように、たるみ64のたるみ量LSsが増加して、距離dsが基準値d1よりも小さい場合には、演算処理回路58は標準パルスレートよりもパルスレートを減らした設定値をプログラマブルインターバルタイマ59に出力する。これにより、給紙ローラ対66の搬送速度Vsが低くなるので、たるみ量LSsは少なくなり、一定範囲の基準たるみ量になる。また、たるみ量LSsが減少する場合には上記と逆の作用となり、給紙ローラ対66の搬送速度Vsが高くなるのでたるみ量LSsが増えて一定範囲の基準たるみ量にされる。
【0032】
排紙機構63は、搬送部73と、漂白器74と、カッタ75と、排紙トレイ76とから構成されている。搬送部73は他の搬送部22,23,24と同様に、2対の搬送ローラ対31,33と、これら搬送ローラ対31,33を回転するモータ35とから構成されており、同一構成部材には同一符号が付してある。漂白器74は、マゼンタ定着器30と同じに構成されており、365nmの近紫外線を記録材料10に照射して漂白する。カッタ75は搬送ローラ対31,34の間に配置されており、位置決めマークの検出信号に基づき各画像の間の余白部で記録材料10を各コマ毎に切り離す。シアンプリントステージ19と排紙機構63との間の記録材料10のたるみ65は、排紙用モータ制御部77によって一定範囲に保持される。排紙用モータ制御部77は、他のマゼンタ用モータ制御部46,シアン用モータ制御部47と同じに構成されている。
【0033】
図8に、たるみ64,41,42,65の形成のための処理手順をフローチャートにして示す。なお、下流側の搬送開始時期を遅らせてたるみを形成する他に、図9に示すように、下流側の記録材料搬送速度を上流側のものよりも遅くする(Vs>Vy>Vm>Vc>Vd)ことで、記録材料10の先端部がこれらを通過する際に、所定量のたるみを形成するようにしてもよい。この場合に、図10に示すように、所定量のたるみを形成した後は、このたるみの上流側と下流側の記録材料搬送速度を同じにした後に、上記のようなたるみ量を一定にする制御を行う。なお、たるみを一定範囲に維持するための記録材料搬送速度Vs,Vm,Vc,Vdの変更が印画に悪影響を与えることがないように、記録材料搬送速度の変更は印画期間外の余白部を送る際に行う。
【0034】
上記実施形態では、図11(A)に示すように、イエロープリントステージ17の搬送部22を一定パルスレートによる一定速度送りにし、他のプリントステージ18,19や給紙機構62,排紙機構63をたるみ量に応じてこれらたるみを一定範囲内に維持するようにパルスレートを変更したが、この他に、同図(B)に示すように、マゼンタプリントステージ18を一定パルスレートによる基準送りとし、他のプリントステージ17,19や給紙機構62、排紙機構63のパルスレートを変更して、たるみ量を一定範囲内に維持してもよい。また、同図(C)に示すように、シアンプリントステージ19を基準にしてもよい。さらには、図示は省略したが、給紙機構62や排紙機構63を基準にしてもよい。
【0035】
次に、上記実施形態のようにたるみ量を一定範囲内に維持する代わりに、たるみ量を一定に保持するように各搬送部の搬送速度を制御して、記録材料の実質的な搬送速度が同じになるようにした実施形態について説明する。この場合には、図12に示すように、マゼンタ搬送部23のモータ制御部81は、マゼンタプリントステージ18のパルスモータ35を標準パルスレートで一定に回転させる。また、他のイエロー搬送部22のモータ制御部80及びシアン搬送部24のモータ制御部82は、たるみ量検出信号に基づきイエロープリントステージ17及びシアンプリントステージ19の各パルスモータ35のパルスレートを標準パルスレートから僅かに変更して、各たるみ41,42が常に一定になるように制御する。
【0036】
図13に示すように、イエロー用モータ制御部80は、たるみ量コントローラ83,ドライバ84を備えている。たるみ量コントローラ83は、イエロープリントステージ17のパルスモータ35のパルスレートを変えることによりイエロープリントステージ17におけるカラー感熱記録材料10の搬送速度を僅かに変化させ、イエロープリントステージ17とマゼンタプリントステージ18との間のたるみ41のたるみ量LSyを一定に維持する制御を行う。たるみ量コントローラ83は図7に示すものと同様に構成されているが、図7のものはたるみ量を一定範囲に保持してあればよいのに対し、本実施形態では、たるみ量が常に一定したたるみ量になるように、たるみ量を一定に維持する精度を上げている点で異なっている。この精度を上げる処理は、たるみ量の検出とこれによるパルスレートの変更処理のサイクルを短くすることにより行う。
【0037】
これにより、例えばカラー感熱記録材料10のたるみ量LSyが増加している場合(距離dyが減る場合)には、イエロー搬送部22のパルスモータ35のパルスレートが低くされるため、たるみ量LSyは少なくなり、基準たるみ量になる。また、たるみ量LSyが減少する場合には上記と逆の作用となり、イエロー搬送部22のパルスモータ35のパルスレートが高くされるため、たるみ量LSyが増えて一定の基準たるみ量にされる。
【0038】
図14のフローチャートは、イエロー搬送部22における処理手順を示したものである。各パルスモータ35は、先ず標準パルスレートで回転され、これにより記録材料10が一定速度で送られ、各プリントステージ17〜19で順にプリントが開始される。また、プリントの前には、所定のたるみ量LSyを有するたるみ41が形成される。プリント中は、距離dyが検出され、これが基準値d1になるように、イエロー搬送部21のパルスモータ35のパルスレートが変更される。
【0039】
シアン搬送部24のモータ制御部82も、イエロー搬送部22のモータ制御部80と同様に構成されており、たるみ42のたるみ量LScをたるみ量センサ44で検出し、この検出信号に基づきシアン搬送部24のパルスモータ35のパルスレートを制御して、マゼンタ搬送部23とシアン搬送部24との実際の記録材料送り速度を同じにする制御を行う。たるみを一定範囲に保持する制御は、イエロー用モータ制御部46と同様であるが、制御方向が逆になっている点で異なっている。図15にシアン用モータ制御部82における処理手順を示す。
【0040】
このように、中央にあるマゼンタプリントステージ18の搬送部23のパルスモータ35を基準となる標準パルスレートで一定に回転させておき、隣接するイエロープリントステージ17及びシアンプリントステージ19の各パルスモータ35をこれらプリントステージ17〜19の間に形成されるたるみ41,42のたるみ量LSy,LScを一定に維持するようにそのパルスレートを変更することにより、各プリントステージ17,19における実際の記録材料搬送速度をマゼンタプリントステージ18のものを基準にして常に一定にすることができる。
【0041】
例えば、イエロー及びマゼンタプリントステージ17,18の間で、マゼンタ搬送部23に対するイエロー搬送部22の実際の搬送速度が僅かに低ければ、たるみ41のたるみ量LSyは減り、これに伴い、イエロー搬送部22の搬送速度が僅かに上げられてたるみ量が一定になるようにされる。これにより、イエロー及びマゼンタプリントステージ17,18における実際の搬送速度をほぼ一定にすることができる。逆にマゼンタ搬送部23に対するイエロー搬送部22の搬送速度が僅かに高ければ、たるみ41のたるみ量LSyは増え、これに伴いイエロー搬送部22の搬送速度が僅かに下げられてたるみ量が一定になるようにされる。このようにたるみ量LSyを一定に保持するようにイエロー搬送部22の搬送速度が制御されることで、イエロー及びマゼンタ搬送部22,23の実際の搬送速度をほぼ同じにすることができる。同様にして、マゼンタ及びシアンプリントステージ18,19間の搬送速度が同じになるように制御される。したがって、各プリントステージ17〜19における実際の記録材料搬送量をほぼ一定にすることができるから、色ずれのないフルカラープリントを行うことができる。
【0042】
なお、上記各実施形態ではパルスモータ(ステッピングモータ)35を用いたが、他の速度制御が容易なモータを用いてもよい。例えばDCモータを用いた場合には印加電圧を変えることにより速度制御を行う。
【0043】
また、上記各実施形態では、マイクロ変位計を用いてたるみ量の変動を検出するようにしたが、この他に、記録材料10に軽く接触するガイドローラをアームやスライダ等に取り付けて、アームやスライダの変位に基づいてたるみ量を検出してもよい。変位量の検出はマイクロスイッチ等の機械式のものの他に、光電スイッチやポテンショメータ等を用いてもよい。また、上記各実施形態では各プリントステージ17〜19のパルスモータ35を記録材料10の先端通過に合わせて順次回転するようにしたが、これらは前述した所定のパルスレートで一斉に回転するようにしてもよい。また、上記実施例ではフリーループによるたるみとしたが、この他にダンサーローラ等を用いてループを形成してもよい。
【0044】
また、上記実施形態では、3個の搬送ローラ対34を用いた3キャプスタン方式を採用したが、この他に、各プラテンローラを駆動して記録材料を送るプラテン駆動方式に本発明を実施してもよい。また、上記実施形態では、カラー感熱プリンタについて説明したが、この他に図示は省略したが、イエロー,マゼンタ,シアンの各カラーインクリボンを用いた昇華型の熱転写プリンタに本発明を実施してもよい。この場合には、サーマルヘッドの各発熱素子アレイと記録材料との間にカラーインクリボンを介在させて、各インクリボンからのインクを記録材料に熱転写する。また、昇華型の代わりに面積階調方式の熱溶融型としてもよい。更には、カラーサーマルプリンタに代えて、モノクロサーマルプリンタやカラー又はモノクロのインクジェットプリンタに対し本発明を実施してもよく、この場合にもキャプスタン径のばらつきに基づく搬送負荷の変動を抑えることができる。また、上記実施形態では、帯状の記録材料に対して本発明を実施したが、この他に複数のプリントステージにまたがった状態で感熱記録されるカットシートタイプの記録材料に本発明を実施してもよい。
【0045】
上記実施形態では、搬送ローラ対34の他にサーマルヘッド14〜16の上流側で補助ローラ対31を設けたが、これは省略してもよくこの場合には先端センサ32,マークセンサ33をサーマルヘッド14〜16の下流側に配置するとよい。また、補助ローラ対31を搬送ローラ対34と同期させて回転させたが、これはフリーにしてもよい。
【0046】
上記実施形態では、先端センサ32とマークセンサ33とを設けたが、この他にマークセンサ33によって記録材料10の先端通過を検出するようにしてもよい。また、上記実施形態では、サーマルヘッド14〜16の記録材料10への圧着は記録材料10の先端が通過した後に行い、所定のプリント枚数が終了するまでは常時圧着状態にしたが、この他に、各プリントを行う毎に圧着及び退避を繰返し行うようにしてもよい。この場合にも、圧着及び退避による搬送負荷変動をたるみ41,42で吸収することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、各プリントステージに記録材料の先端を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成し、このたるみを持たせた状態で各プリントステージで各色を記録したから、たるみによって各サーマルヘッドの挙動が隣のプリントステージへと伝達されることがなくなり、サーマルヘッドの挙動に起因するスジ状の濃度むらや色むらの発生を簡単な構成で防止することができる。しかも、記録材料の先端部に各色の画像を記録する際にも、速度差によってたるみが形成されるため、記録材料の先端部への記録においても、サーマルヘッドの挙動に起因するスジ状の濃度むら,色むらや色ずれの発生を抑えることができる。したがって、記録材料の先端部に対してもスジ状の濃度むらや色ずれ等のないフルカラー画像を熱記録することができるようになる。
【0048】
また、本発明によれば、記録材料の先端から記録開始位置までの余白部を搬送する際にたるみを所定量形成し、たるみを形成した後は、下流側プリントステージの搬送速度を上流側プリントステージの搬送速度と同じにしたから、各色のプリント中に記録材料の搬送速度が変更されることがなく、これによる濃度むらや色ずれなどの影響を無くすことができる。
【0049】
本発明によれば、たるみが一定量に達した後は、下流側プリントステージのサーマルヘッドを1フレーム分の画像の間の余白部が通過する期間に、下流側プリントステージにおける記録材料搬送速度を上流側プリントステージにおける記録材料搬送速度と同じにしたから、画像記録中に搬送速度の変更が行われることがなく、これに起因する濃度むらや色ずれなどの発生も無くすことができる。
【0050】
本発明によれば、各プリントステージに記録材料の先端を通過させる際に、下流側プリントステージで記録材料の先端をニップした後に所定時間経過した後に記録材料の搬送を開始して、各プリントステージの間に所定量のたるみを形成したから、各プリントステージにおける記録材料搬送速度を変更することがないので、色ずれなどの発生がなく、しかも制御が簡単になる。
【0051】
本発明によれば、給紙機構とプリントステージとの間や、プリントステージと排紙機構との間の各記録材料にたるみを形成したから、このたるみによって給紙機構や排紙機構における搬送負荷変動が吸収されて他のプリントステージにこれらが伝達されることがなくなる。これにより、搬送負荷変動に起因するスジ状の濃度むら,色むら,色ずれ等の発生を抑えることができる。請求項7または8記載の発明によれば、各プリントステージの間の記録材料にもたるみを形成したから、サーマルヘッドの挙動に起因する搬送負荷変動が他のプリントステージに伝達されることがなくなり、搬送負荷変動に起因するスジ状の濃度むら,色むら,色ずれ等の発生を抑えることができる。
【0052】
本発明によれば、第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、各プリントステージ間のたるみ量をたるみ量センサで検出したから、レーザーによる変位計等を用いた高価な速度検出システムを用いることなく、第2のプリントステージを基準にして他のプリントステージにおける僅かな速度変動を簡単な構成で高精度に測定することができる。すなわち、速度変動が発生するとこれがたるみになって現れ、しかも僅かな速度変動がたるみ量の大きな変動となって現れるので、速度変動量を直接に測定するよりも測定が容易になる。しかも、高価な速度検出システムを用いる必要がなく、安価なマイクロ変位計等を用いて僅かな速度変動を検出することができるようになる。
【0053】
また、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように速度制御したから、第2のプリントステージの実際の搬送速度に他のプリントステージの実際の搬送速度を合わせることができるため、キャプスタン径のばらつきや、搬送負荷の変動等の予め予測が不可能なものに起因する搬送速度の変動を抑えて、各プリントステージにおける実際の搬送速度をほぼ一定にすることができる。これにより、搬送速度の変動に起因する色むらを無くすことができる。各プリントステージの間の記録材料にたるみを持たせた状態で各色を記録したから、各プリントステージにおけるサーマルヘッドの挙動が他の隣接するプリントステージに記録材料を介して伝達されることがなくなり、サーマルヘッドの挙動に基づく濃度むら,色むら,色ずれ等の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図2】同カラー感熱プリンタのイエロープリントステージとマゼンタ用モータ制御部とを示す概略図である。
【図3】同カラー感熱プリンタにおけるたるみの形成手順を示すフローチャートである。
【図4】所定量のたるみを形成した後の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】下流側の記録材料搬送部の搬送開始を遅らせてたるみを形成する他の実施形態を示すフローチャートである。
【図6】給紙機構及び排紙機構を設けたカラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図7】給紙用モータ制御部とイエロープリントステージとを示す概略図である。
【図8】下流側の記録材料搬送部の搬送開始を遅らせて各たるみを形成する手順を示すフローチャートである。
【図9】上流側と下流側との記録材料の搬送速度差により各たるみを形成する他の実施形態を示すフローチャートである。
【図10】所定量のたるみを形成した後の給紙機構の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】(A)はイエロー搬送部を基準にしてたるみを形成するための概略図、(B)はマゼンタ搬送部を基準にしてたるみを形成するための概略図、(C)はシアン搬送部を基準にしてたるみを形成するための概略図である。
【図12】たるみ量の変化を検出して各プリントステージの搬送速度が同じになるようにした他の実施形態におけるカラー感熱プリンタを示す概略図である。
【図13】同カラー感熱プリンタのイエロープリントステージとイエロー用モータ制御部とを示す概略図である。
【図14】イエロープリントステージにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図15】シアンプリントステージにおける処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録材料
11〜13 プラテンローラ
14〜16 サーマルヘッド
17〜19 プリントステージ
21,62 給紙機構
22〜24 搬送部
25〜27 記録部
31 補助ローラ対
34 搬送ローラ対
41,42,64,65 たるみ
43,44,70,78 たるみ量センサ
45〜47,69,77,80〜82 モータ制御部
Claims (9)
- 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法において、
前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成し、このたるみを持たせた状態で各プリントステージで各色を記録し、
記録材料の先端から記録開始位置までの余白部を搬送する際に前記たるみを所定量形成し、たるみを形成した後は、下流側プリントステージの搬送速度を上流側プリントステージの搬送速度と同じにすることを特徴とするカラーサーマルプリント方法。 - 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法において、
前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成し、このたるみを持たせた状態で各プリントステージで各色を記録し、
前記たるみが一定量に達した後は、下流側プリントステージのサーマルヘッドを前記各フルカラー画像の間の余白部が通過する期間に、下流側プリントステージにおける記録材料搬送速度を上流側プリントステージにおける記録材料搬送速度と同じにすることを特徴とするカラーサーマルプリント方法。 - 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法において、
前記各プリントステージの間の記録材料にたるみを持たせた状態で各色を記録し、このたるみ量をたるみ量センサで検出し、前記第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように前記たるみ量センサのたるみ量検出信号に基づき速度制御することを特徴とするカラーサーマルプリント方法。 - 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法において、
前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステー ジの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成し、このたるみを持たせた状態で各プリントステージで各色を記録し、
前記たるみの量をたるみ量センサで検出し、前記第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように前記たるみ量センサのたるみ量検出信号に基づき速度制御することを特徴とするカラーサーマルプリント方法。 - 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント方法において、
前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、前記第1及び第2のプリントステージの間、第2及び第3のプリントステージの間の各記録材料に、たるみを形成し、これらのたるみを一定範囲に維持した状態で各プリントステージで各色を記録し、
前記第1及び第2のプリントステージの間、及び第2及び第3のプリントステージの間のたるみの量をたるみ量センサで検出し、前記第2のプリントステージの記録材料搬送部を基準搬送速度で送るとともに、他の2つのプリントステージの記録材料搬送部を、第2のプリントステージとの間のたるみ量が一定になるように前記たるみ量センサのたるみ量検出信号に基づき速度制御することを特徴とするカラーサーマルプリント方法。 - 請求項3ないし5いずれか1つ記載のカラーサーマルプリント方法において、前記たるみ量センサをマイクロ変位計から構成し、マイクロ変位計は投光部及び受光部を備え、記録材料のたるみ部分とマイクロ変位計との距離相当値を検出することを特徴とするカラーサーマルプリント方法。
- 記録材料の通過域に沿って、特定の色を1ラインずつ記録する第1から第3の少なくとも3個のサーマルヘッドと,各サーマルヘッドが圧接される少なくとも3個のプラテンと,各サーマルヘッドに記録材料を搬送する記録材料搬送部とを上流側から順に配置して、第1から第3の少なくとも3つのプリントステージを順に構成し、各記録材料搬送部により記録材料が上流側から下流側へ送られる際に、上流側にある第1サーマルヘッドから順番に記録材料に圧接させてから通電を開始し、順に各色を記録して1回の移動で記録材料にフルカラー画像を記録するカラーサーマルプリント装置において、
前記第1及び第2のプリントステージの間の記録材料のたるみ量を検出する第1のたるみ量センサと、
前記第2及び第3のプリントステージの間の記録材料のたるみ量を検出する第2のたるみ量センサと、
前記第2のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を基準搬送速度として一定にし、第1のたるみ量センサのたるみ量検出信号に基づきこのたるみ量が一定になるように第1のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を制御するとともに、第2のたるみ量センサのたるみ量検出信号に基づきこのたるみ量が一定になるように第3のプリントステージにおける記録材料搬送部の搬送速度を制御するコントローラとを備えたことを特徴とするカラーサーマルプリント装置。 - 請求項7記載のカラーサーマルプリント装置において、前記コントローラは、前記各プリントステージに記録材料の先端部を通過させる際に、上流側プリントステージの搬送速度よりも下流側プリントステージの搬送速度を低くして、各プリントステージの間にたるみを形成することを特徴とするカラーサーマルプリント装置。
- 請求項7記載のカラーサーマルプリント装置において、前記コントローラは、前記各プリントステージに記録材料の先端を通過させる際に、下流側プリントステージで記録材料の先端をニップして所定時間経過した後に下流側プリントステージにおける記録材料の搬送を開始して、各プリントステージの間に所定量のたるみを形成することを特徴とするカラーサーマルプリント装置。
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