JP2875056B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2875056B2
JP2875056B2 JP3132188A JP13218891A JP2875056B2 JP 2875056 B2 JP2875056 B2 JP 2875056B2 JP 3132188 A JP3132188 A JP 3132188A JP 13218891 A JP13218891 A JP 13218891A JP 2875056 B2 JP2875056 B2 JP 2875056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置、詳細には例え
ばコンピュータ機器やワードプロセッサ等の出力装置と
して用いられる記録装置のうち、特に記録シートに数回
重ねて記録を行う多色(カラー)記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来カット紙を記録シートとして多色記
録を行う記録装置においては、ドラム状の回転体外周に
記録シートを固定して搬送し記録を行う方式と、プラテ
ンローラとピンチローラで記録シートをはさみ込みフリ
クションによって記録シートを往復搬送し記録を行う方
式が考案されている。特に後者の場合には、図12に示す
ように、記録シート50とプラテンローラ51の密着度を高
めるために、プラテンローラ51の記録部前後に各々1本
のピンチローラ52を設けこれをプラテンローラ51に圧接
し、回動自在に支持してプラテンローラ51の回転に従動
するように構成している。この場合ピンチローラ52a,
52bに圧接力を付与するために、レバー53を介してバネ
54で常に一定の圧力がかかるよう構成しており、この圧
力は記録シート50の幅や厚みに関わらず一定に設定して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではピンチローラ52を圧接する圧力が常に一定であ
る様に構成されているため以下のような欠点が存在し
た。 (1) 記録シート50の幅が変わった場合(例えばA4サイ
ズからB5サイズに変わった場合)、記録シート50の全
幅当たりにかかる圧力が変化してピンチローラ52にプラ
テンローラ51と接触する部分が生じ、この接触部により
ピンチローラ52が従動ローラとして機能せず、駆動ロー
ラとなってしまうため、記録シート50の搬送が不安定と
なり、重ね位置が一致しない所謂レジストレーションず
れを起こして記録品位が悪化する。 (2) 記録シート50の厚みが厚くなった場合、記録シート
50自身の剛性により、ピンチローラ52を押し退けようと
する反力が生じ、記録シート50の搬送力に変化を生じて
レジストレーションずれを起こしてしまう。 (3) 記録シート50の搬送に対する外乱(例えば紙粉がプ
ラテンに付着した場合の摩擦係数の変化、記録パターン
の差による記録シート50にかかる搬送力の変化など)が
発生した場合、これを補正する手段がないので記録シー
ト50の搬送に不安定を生じ、レジストレーションずれを
起こしてしまう。 (4) またプラテンローラ51の軸方向に圧力分布が存在す
ると搬送が不安定になるため、機器の組立に際しては調
整が必要であり、また経時変化などにより圧力が変化し
た場合には再調整などのメンテナンスが必要である。 本発明は従来の前記課題を解決するものであり、被記録
媒体の種類が変化し、或いはシート搬送に対する外乱が
発生しても、被記録媒体を安定して搬送し得る記録装置
を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明に係る代表的な手段は、回転可能な第一回転部材と前
記第一回転部材に押圧して従動回転し被記録媒体の搬送
方向に配置された二本の第二回転部材とを有する搬送手
段と、前記被記録媒体に記録を行うための記録手段と、
前記二つの第二回転部材夫々に取り付けられ、該第二回
転部材の前記第一回転部材に対する押圧力を独立して制
御可能な圧力調整機構部と、を有することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】前記手段にあっては、被記録媒体の種類が変化
し、或いは外乱が生じた場合には第二回転部材の前記第
一回転部材に対する押圧力を調整することにより、被記
録媒体を第一回転部材に密着させて安定して搬送するこ
とができる。また前記被記録媒体の斜行などを検知部で
検知し、その検知信号に応じて圧力調整機構部を駆動制
御することによって、被記録媒体の斜行などを自動的に
矯正することが可能となる。
【0006】
【実施例】次に前記手段を適用した一実施例を具体的に
説明する。 〔第一実施例〕図1及び図2は第一実施例に係るライン
型カラー熱転写記録装置の構成説明図であり、この装置
にあっては記録部にライン型の熱転写ヘッドをもち、複
数色材が塗布されたカラーインクリボンを装着して記録
を行うものである。
【0007】「機構部の説明(図1,図2参照)」図1
は実施例の熱転写記録装置の記録シート搬送機構部を拡
大した斜視図であり、図2は実施例の熱転写記録装置の
機構部A全体の断面図である。図において、10は被記録
媒体である記録シートで、記録シートカートリッジ11に
収納されている。12は記録シート供給ローラで、記録シ
ート供給モータ60(図3参照)に連結されており、その
モータ60を回転駆動することにより、レジストレーショ
ンローラ9を通ってカートリッジ11により記録シート10
を第一回転部材となるプラテンローラ13に供給すること
ができる。プラテンローラ13には記録シート搬送用モー
タ65(図3参照)が連結されており、この記録シート搬
送用モータ65の回転により記録シート10は第二回転部材
となるピンチローラ14a, 14bによってプラテンローラ13
に圧接された状態で搬送される。ピンチローラ14a はピ
ンチローラアーム36a 、ピンチローラ14b はローラアー
ム36b に回動自在に支持されており、揺動するピンチロ
ーラアーム36a, 36bのもう一方の端部にはピンチローラ
バネ39を介してバネ39の長さを自在に変化させることの
できる圧力調整機構部となるピンチローラアクチュエー
タ37a, 37b, 38a, 38bが4か所にそれぞれ取りつけられ
ている。
【0008】こうしてプラテンローラ13が正方向(図
1、図2の矢印方向)に回転することにより、記録シー
ト10は排出通路16へと案内される。15a, 15bは記録シー
ト10の先端及び後端を検出するための位置センサであ
る。また40は記録シート10の斜行量を検出する検出部と
なる記録シート斜行センサである。
【0009】排出ローラ17には排出用ソレノイド18が連
結されており、このソレノイド18をオン・オフすること
により、排出用ローラ17を従動排出ローラ19に圧接、あ
るいは離反することができる。この排出用ローラ17には
排出用モータ61(図3参照)が連結されており、排出用
ローラ17を従動排出用ローラ19とが圧接している状態で
このモータ61を回転駆動することにより、排出通路16を
搬送されてきた記録シート10を排出用トレイ20に排出す
ることができる。
【0010】また、記録シート10はプラテンローラ13の
逆方向(矢印の反対方向)の回転により戻され、切り替
えレバー21によって戻り通路22に案内される。この動作
は、例えばカラー画像の記録時に、ある色の記録が終了
した後、次の色での重ね記録を行って減法混色によりカ
ラー画像を記録する時に行われる。
【0011】インクシート23はイエロー・マゼンタ・シ
アン・ブラックの各色が面順次に記録されており、供給
ロール24よりプラテンローラ13、インク色センサ25へ案
内されて巻き取りロール26に巻き取られる。巻き取りロ
ール26の回転軸にはインクシート搬送用モータ64(図3
参照)が連結されており、このモータ64の回転により巻
き取りロール26が回転駆動されてインクシート23が巻き
取られ、図2の矢印a方向にインクシート23を搬送する
ことができる。インクシート23、供給ロール24及び巻き
取りロール26はインクカートリッジ27内に収納されてお
り、このインクシートカートリッジ27は記録装置本体に
着脱可能に案内・支持されている。28はインクシート23
の種類を判別するためのセンサで、インクカートリッジ
27に設けられたマーク(図示せず)を検出して対応する
信号を出力する。このような構成によりセンサ28の信号
を基に、そのカートリッジ27に収納されているインクシ
ート23の種類を判別することができる。
【0012】29はライン型のサーマルヘッド(複数の発
熱素子29a を有している) で、シフトレバー30に固定さ
れている。このシフトレバー30はシフト軸31の回りに回
転自在に支持されると共に、シフトカム32と掛合するカ
ムローラ34を有している。これによりシフトカム32が反
時計周り方向に回転して、カムローラ34を押し下げるこ
とにより、サーマルヘッド29はプラテンローラ13に押圧
される(ヘッドダウン)。また、シフトカム32が時計周
り方向に回転して、カムローラ34が押し下げられなくな
るとバネ35の力によりサーマルヘッド29はプラテンロー
ラ13より離反される(ヘッドアップ)。
【0013】33はサーマルヘッド29の位置センサで、こ
のセンサ33からの信号によりシフトカム32の位置を検出
することができ、サーマルヘッド29がアップしているか
ダウンしているかを識別することができる。なお、この
シフトカム32はサーマルヘッド移動用モータ62(図3参
照)に連結されており、このモータ62を回転駆動するこ
とにより前述の説明のごとく、サーマルヘッド29をアッ
プしたり、ダウンさせたりすることができる。
【0014】「全体構成の説明(図3参照)」図3は実
施例の熱転写記録装置の全体構成を示すブロック図であ
り、Aは前述した機構部、Bは電気回路部分を示し、前
述した部分と同一部分は同じ番号で示し、それらの説明
は省略する。
【0015】203 はマイクロプロセッサなどのCPU
で、図6のフローチャートで示されたROM205 に記載
されている制御プログラムに従って各種制御信号を入出
力して装置全体を制御している。204 は外部機器である
ホストコンピュータ200 との間でインターフェイス制御
を行い、ホストコンピュータ200 よりの記録情報の受信
及び、記録装置の状態をホストコンピュータ200 に送信
するなどの制御を実行するホスト・インターフェイス制
御部である。206 はCPU203 のワークエリアとして使
用されると共に、記録情報をライン単位で記憶している
ページメモリ207や、記録したライン数を係数するカウ
ンタCNTなどを備えたRAMである。201 は操作部及
び表示部を備えた操作パネルで、操作部よりオペレータ
により記録装置の諸条件が設定され、表示部には記録装
置の状態が表示される。
【0016】210 は記録シート供給制御部で、CPU20
3 の制御の基に、記録シート供給ローラ12やレジストレ
ーションローラ9を回転駆動する記録シート供給用モー
タ60の回転を制御している。211 は記録シート排出制御
部で、CPU203 の指示により排出用ローラ17の回転を
駆動する排出用モータ61や排出用ソレノイド18を駆動し
ている。212 はサーマルヘッド位置制御部で、CPU20
3 の指示によりサーマルヘッド駆動モータ62を回転駆動
して、サーマルヘッド29をアップ・ダウンすることがで
きる。213 はサーマルヘッドヒート制御部で、サーミス
タ39によりサーマルヘッド29の温度を検出し、CPU20
3 の指示によりサーマルヘッド29のヒート制御を行う。
【0017】214 は記録データ転送制御部で、CPU20
3 の制御の基に、RAM206 のページメモリ207 に記憶
されている1ライン分の記録データをサーマヘッド29に
転送する。215 はインクシート制御部で、インクシート
タイプセンサ28やインク色検出センサ25よりの信号を入
力してCPU203 に出力すると共に、CPU203 の制御
によりインクシート搬送用モータ64を回転駆動してイン
クシート23を搬送する。
【0018】202 は記録シート搬送制御部で、記録シー
ト位置センサ15a, 15bよりのセンサ信号を入力してCP
U203 に出力すると共に、CPU203 の制御により記録
シート搬送用モータ65を回転駆動してプラテンローラ13
を回転させ、記録シート10を順方向(排出方向)あるい
はその逆方向に搬送することができる。また、記録シー
ト搬送制御部202 はプラテンローラ13の近傍に設けられ
た記録シート斜行センサ40によって検出された記録シー
ト10の斜行量にしたがってこれを補正するための情報を
ピンチローラアクチュエータ37a, 37b,38a, 38bに出力
し記録シート10の斜行を補正することができる。また前
記記録シート搬送制御部202 は、操作パネルから入力さ
れた記録シートサイズや厚さの情報に従って、ピンチロ
ーラアクチュエータ37a,37b, 38a, 38bに信号を送りピ
ンチローラ14a, 14bとプラテンローラ13との圧接力を調
整し得るように構成している。
【0019】「インクシートの説明」図4は実施例の熱
転写記録装置で使用されるカラーインクシートの一例を
示す図である。カラーインクシート23a はダンダラ塗の
インクシートで、記録長以上の長さにわたって、イエロ
ー、マゼンダ、シアン、ブラック(黒)の熱溶融性イン
クがそれぞれ順次ベースフィルム上に塗布されている。
230 は4色毎に設けられたマーク、231 〜234 のそれぞ
れはインク色に対応して設けられたマーク(色コード)
である。これらマーク230 〜234 をインク色検出センサ
25によって検出することにより、記録されるインクシー
ト23a のインクの色を検出して識別することができる。
一方、このインクシート23がモノクロシートの場合、例
えば黒色のインクシートの場合は、カラーインクシート
の略全面にわたって透き間なくインク(黒色)が塗布さ
れたインクシートである。
【0020】「サーマルヘッドの説明」図5は実施例の
サーマルヘッド29の構成を示すブロック図である。図に
おいて、データ入力端子297 よりクロック(CLK)信
号に同期してシリアルで入力された記録データは、シフ
トレジスタ294 に格納される。こうして、1ライン分の
記録データがシフトレジスタ294 にセットされると、ラ
ッチ信号296 によりラッチ回路293 にラッチされる。次
に、ストローブ信号(STB)が入力されると、対応す
る記録データがハイレベル“1”であるAND回路292
の出力が、ストローブ信号がハイレベルの間ハイレベル
になる。これにより、対応するトランジスタ291 がその
時間オン状態になり、対応する発熱素子29a に共通電極
290 よりの電流が流されて発熱駆動される。
【0021】「動作説明(図1〜図6)」図6及び図7
は実施例熱転写記録装置における記録動作を示すフロー
チャートで、この処理を実行する制御プログラムはRO
M205 に記憶されている。尚、この実施例では記録シー
ト10の斜行をシート斜行センサ40で検知し、アクチュエ
ータ37a, 37b, 38a, 38bを駆動して斜行を矯正するよう
にしている。この処理は、ホストコンピュータ200 より
のデータを受信してページメモリ207 に少なくとも1ペ
ージ分の記録データが格納され、ホスト200 よりの記録
開始指示を入力することにより開始される。
【0022】まずステップS1で、記録シート供給用モ
ータ60を回転駆動して、給紙カセット11より記録シート
10を1枚取り出すか、あるいは手差しにより記録シート
10が挿入されるとこれを給紙ローラ12を回転駆動する。
これにより記録シート10の先端がレジストローラの位置
に到達する。この際、記録シート10は若干たるむ程度ま
で給紙ローラ12によってレジストローラ9に搬送される
ため、記録シート10自身の剛性により、記録シート10の
先端がレジストローラ9により揃えられる。次にステッ
プS2でレジストローラ9を回転し、ステップS3では
レジストローラ9の回転駆動量と位置センサ15b の情報
を基に、記録シート10がプラテンローラ13とピンチロー
ラ14a に挟持されて搬送される位置まで送られたかどう
かを判定し、プラテンローラ13とピンチローラ14a に挟
持される位置まで搬送されていない時はステップS2に
戻り、更にレジストローラ9を回転駆動する。この時切
り替えレバー21は記録シート10自身の剛性により移動さ
せられて記録シート10の進行の妨げにならないようにな
っている。
【0023】こうして、ステップS3で記録シート10の
先端がプラテンローラ13の位置に到達するとステップS
4に進み、サーマルヘッド移動用モータ62を駆動してサ
ーマルヘッド29をプラテンローラ13に押圧する(ヘッド
ダウン)。そしてステップS5でプラテンローラ13を正
方向(図2の矢印方向)に回転させ、サーマルヘッド29
及びインクシート23により記録シート10の搬送方向を規
制すると共に、記録シート10を搬送してプラテンローラ
13に捲回する。そしてステップS6で、位置センサ15a
により記録シート10の先端が検出されるまで、プラテン
ローラ13を矢印方向に回転させて、記録シート10を正方
向に搬送する。
【0024】ステップS7でラインカウンタCNTを
“0”にセットし、ステップS8で記録シート10とイン
クシート23の搬送を開始し、ページメモリ207 より記録
データを読み出して、1ライン分の画像データをサーマ
ルヘッド29にシリアルで転送する。次にステップS9
で、ラッチ回路293 に1ライン分のデータをラッチし、
ストローブ(STB)信号を出力して、サーマルヘッド
29に通電する(例えばt1時間) 。
【0025】次にステップS10において記録シート10が
斜行していないかどうかを判定する。このような機構の
記録装置で記録シート10を往復して複数回重ね記録を行
う場合には1回目に記録した位置の上に正確に重ね記録
を行わないと、色むらやにごりなどが生じ正確な色再現
を行う妨げになる。そこで本発明においては、記録シー
ト10の斜行を検出するために記録シート10の両サイドあ
るいは片サイドに記録シート斜行センサ40を設ける。記
録シート斜行センサ40は非接触型で、例えば透過型のフ
ォトセンサなどにより斜行量を透過光量の変化として読
み取ることができる。先ず1回目の記録時に記録シート
搬送制御部202 により副走査方向(記録シート10の搬送
方向) の送り量と同期して記録シート10の主走査方向
(記録シート10の搬送方向と直行する方向) の動きを監
視し、この値をRAM206 に書き込んでおく。2回目以
降の記録時にはこの1回目の値を参照しながら記録シー
ト斜行センサ40により得られた値と逐次比較し、異なっ
た値であった場合には記録シート10が斜行していると判
断する。斜行していると判断された場合には同時にどち
らの方向に斜行しているかも明らかになるので次のステ
ップS11によって斜行を補正する。
【0026】ここで前記斜行補正について具体的に説明
すると、プラテンローラ13は芯金の周りにゴム硬度40度
のシリコンゴムなどが捲かれているが、ピンチローラ14
a, 14bの表面はそれより遥かに硬度の高い剛体によりで
きたローラなので、両者を圧接した場合にはプラテンロ
ーラ13の表面の方が変形する。このゴムなどの変形して
押し出された部分をニップと呼ぶが、ニップの大小によ
って記録シート10の搬送量が変化することが知られてい
る。搬送量はピンチローラの両側に押しのけられたニッ
プの幅とニップの体積との比により変化するが、プラテ
ンローラ13とピンチローラ14a,14bの径を適当に設定す
ることにより適当な変化率を選択することができる。ま
た、ニップ量は両者の圧接力により決定されるため、圧
接力を変動させることにより搬送量を制御することがで
きる。ここではピンチローラ14a,14bの圧力をそれぞれ
左右独立に制御するために、圧接力を制御するピンチロ
ーラアクチュエータ37a, 37b, 38a, 38bを設けてある。
これらのアクチュエータは例えば連続的に長さが変位す
るロッドのような形態をしており、これによりピンチロ
ーラバネ39の長さを変化させて圧接圧力を制御する。
【0027】斜行の補正はピンチローラの左右の圧力バ
ランスを変化させることにより行う。斜行は記録シート
10の進行方向左右のどちらかの搬送量が他方よりも上回
っていることにより起こるので、これを補正する方向で
圧接力を制御することにより斜行を補正する。
【0028】また、ピンチローラ14a とピンチローラ14
b の間に搬送量の差を持たせることにより2本のピンチ
ローラ間の記録シート10のたるみを防止することができ
る。すなわち正方向(図1の矢印方向)に記録シート10
を搬送する時上流側になるピンチローラ14a の搬送量を
小さくし、下流側になるピンチローラ14b の搬送量を大
きくすればピンチローラ間のたるみを取ることができ
る。また、逆方向(図1の矢印方向)に記録シート10を
搬送する時は逆にピンチローラ14a の搬送量を大きく
し、ピンチローラ14b の搬送量を小さくすることにより
たるみを取ることができる。上述の斜行補正と、たるみ
取り補正を併用することによって安定した記録シート10
の搬送を行う。
【0029】次にステップS12で、ラインカウンタCN
Tを+1し、ステップS13でこのカウンタCNTの値
が、所定値(n)以上になったかを見る。この所定値n
は、規約シート位置センサ15b により記録シート10の後
端を検知してそれまでに記録したライン数とこれから記
録可能なライン数とから決めてもよいし、あらかじめ記
録シート10の長さがわかっている場合には操作部・表示
部201 の記録シートサイズ選択の結果より、あるいはホ
スト200 により送られた記録シートサイズの結果よりn
を定めてもよい。
【0030】所定値に達して1ページ分の記録が終了し
たことが検知されたらステップS14に進む。S14では直
ちにインクシート搬送用モータ64と記録シート搬送用モ
ータ65を停止して記録シート10とインクシート23の搬送
を停止させる。そしてステップS15でサーマルヘッド29
をヘッドアップさせてサーマルヘッド29のプラテンロー
ラ13への押圧力を解除する。次にステップS16で4色分
の画像記録が終了したかを調べ、終了していなければス
テップS17に進み、位置センサ15a が記録シート10の前
端を検知してからさらに少し長い距離だけ記録シート10
を戻してからステップS4に戻る。
【0031】これはプラテンローラ13と記録シート10と
の滑り等を考慮して、記録シート10を記録された1ペー
ジ分の長さよりも少し長い距離だけ戻し、その後、再び
排出方向に記録シート10を搬送して記録シート位置セン
サ15a により、記録シート10の頭出しを正確に行うため
である。なお、この記録シート10の逆方向への搬送時に
は、記録シート10は切り替えレバー21により戻り通路22
に案内される。
【0032】このようにして、イエロー、マゼンタ、シ
アン、及び黒色の4色での記録が終了するとステップS
18に進み、プラテンローラ13を矢印方向に回転させて記
録済の記録シート10を排出方向に搬送する。ステップS
19ではソレノイド18を解除して排出用ローラ17を従動ロ
ーラ19に圧接させる。そして、ステップS20で排出用ロ
ーラ17を回転駆動して、記録シート10を排出トレイ20に
排出する。排出が終了したところでステップS21により
定ステップ数の駆動を終えた排出用ローラ17を停止し、
ステップS22によりソレノイド18の励磁を行い排出用ロ
ーラ17と従動ローラ19の圧接を解除する。ここまでの動
作で記録動作が終了する。
【0033】以上の構成のように、ピンチローラの圧力
を2本別々、かつ左右独立に制御できるように記録シー
ト搬送機構を構成することにより、記録シートの搬送に
対する外乱が発生し記録シートの搬送に不安定が生じた
場合、レジストレーションずれを防止でき、良好な記録
品位を保つことができる効果がある。また機器の組立に
際しての調整や、経時変化などによる記録シートの搬送
不安定の再調整などメインテナンスが不必要になる効果
がある。
【0034】〔第二実施例〕前述した第一実施例では記
録シート10の斜行をシート斜行センサ40で検知し、該セ
ンサ40の信号に応じてアクチュエータを駆動することに
よって記録シート10の斜行を矯正する例を示したが、第
二実施例として記録シート10のサイズや厚さ等、シート
種類に応じてて前記プラテンローラ13に対するピンチロ
ーラ14a, 14bの圧接力を調整する実施例について図8及
び図9のフローチャートを参照して説明する。
【0035】ステップS 101からS 103までは前述した
第一実施例と同様であり、ステップS 104において、記
録シート幅や厚さを入力する。前記記録装置では記録シ
ート10を正確に搬送できなくなる原因はプラテンローラ
13とピンチローラ14a, 14bの間に挟持された記録シート
10にかかる力のアンバランスによることが多い。通常、
記録シート10の幅がプラテンローラ13の幅よりもやや狭
い場合には、プラテンローラ13とピンチローラ14a, 14b
は図10(a)に示すように完全に離れており、ピンチロ
ーラ14a, 14bは記録シート10との摩擦力により従動回転
するのみである。
【0036】しかし、記録シート10の幅がプラテンロー
ラ13の長さに比較してかなり狭くなった場合には、プラ
テンローラ13表面のゴム等でできた柔軟な層の記録シー
ト10に接する部分が大きく変形し、図10(b)に示すよ
うにプラテンローラ13の両端部とピンチローラ14a,14b
が直接接してしまう。そのためピンチローラ14a, 14bが
駆動されたのと同様な状態になり、記録シート10は表裏
両面から僅かに異なった速度で駆動されることになり、
即ち、記録シート10の搬送速度はプラテンローラ13のニ
ップ量に関わるため、記録シート10に接している部分の
ニップ量と、その他の部分のニップ量が異なるために、
不安定な搬送状態となる。このような状態になるのを防
ぐために、プラテンローラ13の長さに比較して幅の狭い
記録シートを使用するときには、ピンチローラ14a, 14b
の圧力を減じてプラテンローラ13とピンチローラ14a, 1
4bとの接触を防ぐように設定する。
【0037】また記録シート10の厚さが厚かったり、剛
性の強い場合には、記録シート10の反力によりピンチロ
ーラ14a, 14bが押し戻され、プラテンローラ13による保
持力が弱くなり、不安定な搬送状態になる。そこで、そ
の場合にはピンチローラ14a,14bの圧力を大きくしてシ
ート搬送を安定させるように設定する。前記の如きピン
チローラ14a, 14bの圧接圧力に関するデータは、記録シ
ート10の種類(例えば、記録シートサイズ、或いは薄紙
か厚紙か等)に応じてROM 206上のLOOK UP TABLE
(LUT)に記憶されている。
【0038】従って、前記ステップS 104で得られた情
報に基づき、ステップS 105で記録シート搬送制御部 2
02がROM 206のLUTを参照してピンチローラアクチ
ュエータ37a, 37b, 38a, 38bに信号を送り、プラテンロ
ーラ13に対するピンチローラ14a, 14bの圧接圧力を記録
シート種類に対応した最適圧力に制御する。こうしてス
テップS 105でピンチローラの圧接圧力制御が終わった
ら、ステップS 106以降へ進み、記録ヘッド29をヘッド
ダウンして記録を行う。この記録動作は前述した第一実
施例と略同様であるため、説明を省略する。
【0039】〔他の実施例〕前述した第一実施例におい
ては、ピンチローラ14a, 14bとプラテンローラ13の圧力
制御手段をバネを介して制御したが、本発明はこれには
拘束されず、他にも例えば図11に示すようにカム 300等
を用いて直接ピンチローラアーム36a, 36bを押して圧力
を制御する様にしてもよい。
【0040】また前述した第一実施例においては、ピン
チローラの制御を計4か所で行ったが、本発明はこれに
は拘束されず、アクチュエータ37a と37b 、38a と38b
をそれぞれ共通化して制御し(機構上1本のバネで圧力
を加える様な構造にしてもよい)、プラテンローラ13の
左右方向の圧力バランスのみ制御する様にしてもよく、
この場合ピンチローラ間のたるみの制御はできなくなる
が、斜行の制御に関しては実施例と同様の効果が得られ
る。
【0041】また前述した第一実施例においては、4色
のインクリボンを持ったカラー記録装置として構成され
ているがこれには拘束されず、イエロー・マゼンタ・シ
アンの3色のインクリボンを用いてカラー記録装置とし
ても良いことは言うまでもない。
【0042】更に前述した第一実施例においては記録シ
ート10の斜行量検知に被接触式センサを用いているがこ
れには拘束されず、接触式の変位計などを用いて斜行量
を検知する様にしてもよい。更に前述した第二実施例で
は記録シート10の厚さやサイズ等を操作パネルから入力
するようにしたが、センサを用いて給送された記録シー
ト10の幅や厚さを検知し、その情報に応じて自動的にア
クチュエータを駆動するようにしても良い。この場合、
記録シートの幅の検知センサには非接触式のフォトセン
サを幅方向に数個設けて判別するようにすれば良いし、
記録シートの厚さ検知には接触式の変位計を用いて判別
するようにすれば良い。
【0043】更に前述した第一実施例においては、記録
方式に熱転写方式を用いているが本発明はこれには何ら
拘束されず、他の記録方式、例えば通電転写方式、電子
写真方式、インクジェット方式、インパクト方式などあ
らゆる方式に適用できる。特にインクジェット記録方式
は、微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液
路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部に
ある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備え、該エネルギー発生手段によっ
て液路から吐出用液滴を吐出して記録するものであり、
装置の小型化に適している。
【0044】前記インクジェット記録方式のエネルギー
発生手段としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させ
るインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、
記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液
体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができ
るために高解像度の記録をすることが可能である。その
中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた
記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且つ最近の
半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しい
IC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用出
来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価なことか
ら有利である。
【0045】また記録手段としてインクジェット記録方
式を用いる場合には、記録信号に応じて電気熱変換体に
通電し、前記電気熱変換体による膜沸騰を越える加熱に
よって生ずる気泡の成長により、インクを吐出口より吐
出して記録を行うように構成すると更に好ましい。その
代表的な構成や原理については、例えば米国特許第 472
3129号明細書、同第 4740796号明細書に開示されている
基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は
所謂オンデマンド型、コンティニュアス型の何れにも適
用可能であるが、特にオンデマンド型の場合には、液体
(インク)が保持されているシートや液路に対応して配
置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて
核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つ
の駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱
エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸
騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応
した液体内の気泡を形成出来るので有効である。この気
泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体を吐出さ
せて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行わ
れるので、特に優れた液体の吐出が達成出来、より好ま
しい。
【0046】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0047】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。また複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対
応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づ
いた構成としても本発明の効果は有効である。即ち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明に
よれば記録を確実に効率良く行うことが出来るようにな
るからである。
【0048】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
て、その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個
の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0049】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。また本発明の記録装置の構成と
して設けられる、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明をの効果を一層安定出来
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱変換タイプ或い
はこれとは別の加熱素子或いはこれらの組合せによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0050】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0051】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載され
るような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固
形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対
向するような形態としても良い。上述した各インクに対
して最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0052】更に、前述した記録装置の形態としては、
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末のして用
いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、
更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をと
るもの等であっても良い。
【0053】
【発明の効果】本発明は前述した如く、第二回転部材の
前記第一回転部材に対する押圧力を独立に変化させるよ
うに構成したことにより、これらのニップにおける搬送
量を制御することができるこれにより二つの第二回転
部材の間において記録シートのたるみを取ることがで
き、第一回転部材に密着させつつ搬送することが可能に
なり、すなわち搬送精度を向上させることができる。被
記録媒体の搬送に対する外乱が発生し被記録媒体の搬送
に不安定が生ずるような場合であっても、レジストレー
ションずれを防止でき、良好な記録品位を保つことがで
きる。更に機器の組み立てに際しての調整や、経時変化
などによる被記録媒体の搬送不安定の再調整などメンテ
ナンスが不必要になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る記録装置の記録シー
ト搬送機構の構造を示す斜視図である。
【図2】第一実施例に係る記録装置の機構部の構造を示
す断面図である。
【図3】記録装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】記録装置に使用するインクシートの詳細図であ
る。
【図5】記録装置に使用するサーマルヘッドのブロック
図である。
【図6】記録装置の動作を表わすフローチャートであ
る。
【図7】記録装置の動作を表すフローチャートである。
【図8】他の実施例に係る記録装置の動作を表すフロー
チャートである。
【図9】他の実施例に係る記録装置の動作を表すフロー
チャートである。
【図10】(a)はシートサイズが大きい場合のプラテン
ローラとピンチローラとの位置説明図、(b)はシート
サイズが小さい場合のプラテンローラとピンチローラと
の位置説明図である。
【図11】カムによりピンチローラとプラテンローラとの
圧接圧力を変化させる実施例の説明図である。
【図12】従来例の記録シート搬送機構の構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
10…記録シート 13…プラテンローラ 14a, 14b…ピンチローラ 15…記録シート位置
センサ 36a, 36b…ピンチローラアーム 37a, 37b, 38a, 38b…ピンチローラアクチュエータ 39…ピンチローラバネ 40…記録シート斜行
センサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な第一回転部材と、前記第一回
    転部材に押圧して従動回転し被記録媒体の搬送方向前後
    に配置された二本の第二回転部材とを有する搬送手段
    と、 前記被記録媒体に記録を行うための記録手段と、 前記二つの第二回転部材夫々に取り付けられ、該第二回
    転部材の前記第一回転部材に対する押圧力を独立して制
    御可能な圧力調整機構部と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力調整機構部は、被記録媒体の幅
    が狭くなるに従って第二回転部材の第一回転部材に対す
    押圧力を小さくすることを特徴とした請求項1記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力調整機構部は、被記録媒体の剛
    性が高くなるにしたがって、前記第二回転部材の第一回
    転部材に対する押圧力を大きくすることを特徴とした請
    求項1又は2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記二本の第二回転部材の夫々には前記
    被記録媒体の搬送方向左右に少なくとも二つの前記圧力
    調整機構部を設け、 前記圧力調整機構部の駆動を制御する圧力制御部と、 搬送される被記録媒体の移動量を検知する検知部と、 を有し、 前記検知部の情報により前記圧力制御部が前記圧力調整
    機構部の駆動を前記被記録媒体の搬送方向左右にて独立
    制御するよう構成したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    てインクを吐出して記録を行うインクジエット記録方式
    であることを特徴とした請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出して記録を行うインク
    ジェット記録方式であることを特徴とした請求項5記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    て電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体による膜沸
    騰を超える加熱によって生ずる気泡の成長により、イン
    クを吐出口より吐出して記録を行うインクジェット記録
    方式であることを特徴とした請求項6記載の記録装置。
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